2014.12.17

明治浪漫の世界へ

もう1年くらい前か、はたまた10ヶ月くらい前か、その辺はハッキリしないんだけど、とにかく、今年の4月より前に、あたしは「BOOK OFF」の100円コーナーで文庫本を6冊ほど買って来た。何で「今年の4月より前」かって言うと、裏に貼ってある値段のシールが「108円」じゃなくて「105円」だからだ。たぶん、車を借りて母さんと病院に行った時に、帰りに「BOOK OFF」に寄ったんだと思うけど、母さんとあたしがそれぞれ自分の読みたい本を3~4冊ずつ選んで、それぞれが読み終わったら交換して読むっていう、いつものパターンだ。

で、その時にあたしが選んだのが、宇江佐真理さんの『涙堂 琴女癸酉日記』と『卵のふわふわ 八丁堀喰い物草紙・江戸前でもなし』と『おぅねぇすてぃ』だった。それで、『涙堂』と『卵のふわふわ』は続けて読んだんだけど、さすがに時代小説を2冊続けて読むと、次は現代小説が読みたくなっちゃうから、『おぅねぇすてぃ』は後に取っておいて、母さんが読み終わった小説を読んだり、他の小説を読み直ししたりしてた。

そしたら、自分の選んだ3冊を読み終えた母さんが、あたしの選んだ3冊も順番に読み、あたしより先に『おぅねぇすてぃ』も読んじゃった。そして、「これ、すごく面白かったわよ」って教えてくれた。まあ、宇江佐真理さんの作品なんだから、面白くないワケはないけど、この作品だけはカラーが違ってたから、あたしは、どんな感じなのか想像もできなかった。

宇江佐真理さんは時代小説の作家で、代表作の『髪結い伊三次捕物余話』のシリーズや映画化もされた『雷桜』、あたしの大好きな『深川にゃんにゃん横丁』を始め、ほとんどの作品の舞台が江戸時代だ。だけど、この『おぅねぇすてぃ』は明治時代の初期が舞台なので、あたしは「いったい、どんなふうに描かれてるんだろう?」って思って、読むのを楽しみにしてた。

それなら早く読めばいいのに‥‥って思われちゃうけど、短編のオムニバスだったり、同じ登場人物でも1話完結の短編が何作か収められてる小説なら、軽い気持ちで読み始めることができる。最初の1話を読んで「ちょっと今の気分とは違うな」って感じたら、2話以降は取っておいて、その時の気分の小説を読み直すことができる。だけど、この『おぅねぇすてぃ』は、何章かには分かれてるけど、1冊が1本の長編小説なので、読み始めたら最後まで一気に読みたい。だから、あたしは、読むのを楽しみにしつつも、「明治時代の気分に浸りたい」って感じになるまで、大事に取っておいた今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、宇江佐真理さんの『おぅねぇすてぃ』を買って来てからずいぶん月日が過ぎちゃったけど、12月7日のこと、ぼんやりと「そう言えば、今日って与謝野晶子さんのお誕生日だったよな‥‥」って思って、何度も読んでる与謝野晶子さん歌集『みだれ髪』を読み直したら、自然と「明治時代の気分」になっちゃった。それも、『みだれ髪』は、当時は不倫関係だった与謝野鉄幹への思いを歌った作品がマウンテンだから、「明治時代の気分」の上に「道ならぬ恋」の気分にもなっちゃった。

で、あたしは、「そうだ!今だ!」って思った。そう、『おぅねぇすてぃ』を読むのは「今だ!」ってことだ。『おぅねぇすてぃ』は読まずに取っておいたけど、買う時に、裏表紙に書いてあるアラスジ的な紹介文を読んでから選んでたから、これが「明治時代の道ならぬ恋」のお話だってことだけは知ってたのだ。ちなみに、文庫本の裏には、こんなふうに書いてある。


「英語通詞(つうじ)を目指し函館の商社で働く雨竜千吉(うりゅうせんきち)。彼には思う人がいた。米国人貿易商の妻となっていた幼馴染みのお順(じゅん)である。御一新(ごいっしん)の荒波で別々の人生を強いられた二人は、東京・築地の外人居留地で偶然再会する。「正直に生きる――」大火で逝った遊女・小鶴(こつる)の言葉に胸を打たれた千吉は、お順との結婚を決意する。しかし、米国人の夫は離縁にある条件をつけた‥‥。」


「英語通詞」というのは「通訳」のことで、「御一新」というのは「明治維新」のことだ。文明開化で「これからは英語が必要になる」と考えた青年が主人公で、恋愛を軸にした作品だけど、時代背景が現代とは違うから、いろんな面で面白そうだ。妻がいた与謝野鉄幹を愛してしまった晶子とは逆に、こちらは人妻となっていた幼馴染みのお順を愛してしまった千吉。晶子が鉄幹と出会ったのは明治30年ころなので、明治時代の初期が舞台の『おぅねぇすてぃ』とはずいぶん背景が違うけど、それでも、現代を生きるあたしから見れば、どちらも「明治浪漫」の世界なのだ。


‥‥そんなワケで、あたしは、与謝野晶子さんのお誕生日、12月7日の夜から、宇江佐真理さんの『おぅねぇすてぃ』を読み始めた。そして、5日後の12日に読み終わった。さっき、あたしは、「長編小説は読み始めたら最後まで一気に読みたい」って書いたけど、あたしの「一気」というのは、その日のうちに一気に読んじゃうことじゃなくて、毎日、少しずつ、じっくりと楽しみながら読むことだ。途中で他の本に浮気したりしないで、その本だけを読む。だけど、あまりにも早く読み終わっちゃうのはつまらないから、毎日50ページくらいずつ、キリのいいとこまで読んで、続きは次の日の楽しみにする。途中で他の本は絶対に読まないから、栞のはさんであるページをひらいた瞬間に、小説の中の世界に戻ることができる。そして、だいたい5日から1週間くらいかけて楽しむ。

『おぅねぇすてぃ』は、もちろん創作された架空のお話だけど、宇江佐真理さんが得意とする「実際に起こった歴史上の出来事や実際にいた歴史上の人物をしっかりと調べた上で適材適所に登場させる」という技が随所に光ってたから、すごく面白かっただけじゃなく、すごく勉強にもなった。そして、思いっきり「明治浪漫」の世界に浸っちゃったあたしは、次も同じ時代背景の小説を続けて読みたくなったんだけど、あたしが持ってる時代小説は、どれも江戸時代のものばかりだった。

それで、次に読む本のことは後で考えることにして、何となくネットにつないで、何となく「GyaO」を見てみたら、松田龍平さんが主演の『長州ファイブ』っていう2006年に公開された映画が配信されてた。解説を見てみたら、「攘夷(じょうい)の嵐が吹き荒れる幕末期に幕府の禁を破ってイギリスへ命がけの密航を果たし、後に近代日本の幕開けに大きな足跡を残した長州藩の5人の若者、『長州ファイブ』と呼ばれる、伊藤博文、井上馨、井上勝、遠藤謹助、山尾庸三の激動の運命を描く歴史ドラマ」って書かれてた。

「おおっ!」、あたしは思わず声を上げた。だって、さっきまで読んでた『おぅねぇすてぃ』は、主人公の千吉の他にも英語を勉強してる仲間が何人もいて、イギリスへ留学する者も出てくるし、千吉もアメリカへ留学するからだ。もちろん、この『長州ファイブ』のような「密航」じゃなくて、ちゃんと許可を得た正式な留学だけど、千吉たちが留学することができたのは、『長州ファイブ』の活躍があったからだろう。


‥‥そんなワケで、あたしは、晩酌の用意をして、さっそくこの映画を観てみた。だって、この『長州ファイブ』は、この日、12月12日に配信された映画だったからだ。与謝野晶子さんのお誕生日の12月7日に『みだれ髪』を読み、その流れで宇江佐真理さんの『おぅねぇすてぃ』を読み始め、ちょうど読み終わった12月12日に『長州ファイブ』が配信されたんだから、これは絶対に「運命」だ!それも、明治30年代の『みだれ髪』の世界から、明治初期の『おぅねぇすてぃ』の世界へさかのぼり、さらに幕末の『長州ファイブ』にさかのぼるなんて、あまりにも出来杉くん的な流れだろう。

で、観てみた感想としては、とっても面白かった。たぶん、耳の不自由な人のためだと思うけど、登場人物のセリフだけじゃなくて、「足音が聞こえる」とかの音の説明までが字幕で流れるので、最初はちょっと戸惑ったけど、それにもすぐ慣れて、じっくりと楽しむことができた。主演の松田龍平さんはもちろんのこと、山下徹大さん、北村有起哉さん、前田倫良さん、三浦アキフミさん、5人がそれぞれ素晴らしかったし、他の役者陣もとっても良かった。何よりもストーリーが面白かったし、実際にあった出来事を元に作られた作品だと思うと、さらに楽しむことができた。

これは、宇江佐真理さんの「実際に起こった歴史上の出来事や実際にいた歴史上の人物をしっかりと調べた上で適材適所に登場させる」という技にも繋がってて、『おぅねぇすてぃ』を読み終わった後だったから、相乗効果でさらに楽しめた。あたしとは逆に、まず初めに『長州ファイブ』を観て、その流れて『おぅねぇすてぃ』を読み、そして最後に『みだれ髪』の世界を堪能するっていう、時系列にそった楽しみ方もできると思う。与謝野晶子さんの短歌は、空想の世界を詠んでるんじゃなくて、実際に自分が体験したこと、実際に自分が感じた思いを詠んでるから、この流れを仕上げるにはピッタリのリアリティーがあるからだ。


‥‥そんなワケで、この映画『長州ファイブ』は、年明けの1月11日まで無料配信してるし、2時間弱という、お酒を飲みながら楽しむにはちょうどいい長さの作品なので、ぜひ、年末年始にでも観てほしい。そして、その流れで、宇江佐真理さんの『おぅねぇすてぃ』と与謝野晶子さんの『みだれ髪』も読んで、「明治浪漫」の世界を楽しんでほしいと思う今日この頃なのだ♪


■映画『長州ファイブ』(2015年1月11日まで無料配信)
http://gyao.yahoo.co.jp/player/00620/v07097/v0696700000000533919/


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2014.12.15

今年は「ふたご座流星群」の当たり年!

昨日12月14日は、歴史的には「赤穂浪士の討ち入りの日」で、社会的には「衆議院議員選挙」の投開票日で、中央競馬的にはGⅠ「阪神ジュベナイルフィリーズ」の開催日で、天文マニア的には「ふたご座流星群」がピークを迎える日だった。だけど、この「赤穂浪士の討ち入りの日」ってのは、正確には「旧暦の12月14日」なので、現在の新暦に直すと来年の1月30日にあたる。そして、「衆議院議員選挙」は、あたしはトックに不在者投票を済ませてたし、競馬のGⅠ「阪神ジュベナイルフィリーズ」は、今年は特に応援してる馬が出なかったので、あたし的には中山メイン「カペラステークス」のタールタンを応援してた。だから、昨日のあたしにとって最も比重が重かったのは、そう、「三大流星群」のひとつ、「ふたご座流星群」だったのだ。

そして、「衆議院議員選」は予想通りのバカバカしい結果となり、「カペラステークス」はとんでもない馬の大逃げでタールタンは5着に沈み、あたしの気分も沈み、日も沈み、いよいよ「ふたご座流星群」のピークが訪れた。詳しく言うと、今年のピークは「14日の21時ころ」なので、ホントはトットと支度をして観に行きたかったんだけど、夜の8時ころからコタツで「ありあわせ鍋」をつつきながら晩酌を始めちゃったので、なかなか重い腰が上がらない。

で、とりあえずコタツの上のノートPCで、ウェザーニュースの全国7元中継を観ながら晩酌を続けてたら、これがまた、飛ぶ!飛ぶ!飛ぶ!バシさんは相変わらずノリノリだし、あいりんちゃんは相変わらず美人だし、マドモアゼル・アイリーンは相変わらず立ち位置があやふやだし、全体の流れはいつもの通りなんだけど、いつもと違ったのは、とにかく流星が飛ぶ!飛ぶ!飛ぶ!あまりにも飛ぶもんだから、途中で「小さいのはカウントしない」なんていう特別ルールまでできちゃったくらいで、それでも、全国7カ所すべてで流星ゴールが決まった。いそやんさんなんて、試合開始してカメラを中継場所にスイッチングした瞬間に火球クラスの流星が流れ、その直後にも流れ、最終的にはゴールするたびにお花をつけるボードがいっぱいになっちゃった今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、ゆうべの激しい試合の様子はコチラで観られるけど、あたしは温かいコタツで晩酌しつつも、外のことが気になって仕方がなかった。だって、今がピークの時間帯で、全国各地でピュンピュン飛んでる上に、あたしのいる場所もお天気が最高の状態だからだ。「今、この瞬間にも流星が飛んでるかも?」って思うと、のんびりと晩酌なんてしてられない。だけど、いい感じにホロ酔いだし、外の寒さを想像すると、この天国のようなコタツから出たくない。

で、そんな優柔不断なあたしが考えたのが、とにかく晩酌をしながらウェザーニュースの中継番組を最後まで観て、それから実際に「ふたご座流星群」を観に行く‥‥って作戦だった。中継は23時までなので、それから外に観に行っても、多少はピークを過ぎてるけど、明け方まで一晩中、流星は観られる。だけど、お酒を飲んでるから、原チャリで見晴らしのいい場所まで行くことはできない。そこで、あたしは、歩いて10分弱で行ける、裏山の途中の視界がひらけてる「プチ展望台」に行くことにした。

小型の魔法瓶にブラックコーヒーを淹れて、使い捨てカイロを背中とお腹に貼って、モコモコに着膨れて、座布団の代わりにするタオルケットを持って、懐中電灯を持って、使わないと思うけど念のために愛用の双眼鏡も持って、23時20分にお家を出発!大きくカーブした緩やかな坂を上って行くと、カーブが短い直線になったとこのガードレールの外側に車2台ぶんくらいのスペースがあって、イス代わりになる岩が1つ転がってる。ここが「プチ展望台」だ。

正面が南で、左手の東から右手の西まで、180度以上も視界がひらけてるし、背後の山の傾斜も緩やかなので、真上を向けば、ほぼ全天を見渡すことができる。ただし、この岩に腰掛けてるとお尻が冷たくなって痛くなるので、今回のタオルケットのように、座布団代わりのものが必要だ。


‥‥そんなワケで、「プチ展望台」に到着したあたしは、まずは大好きなオリオン座を確認した。正面の少し左手、東南の方角の高い空にあった‥‥と思った瞬間、オリオン座の左側から三ッ星に向かって、大きくて明るい流星が真横にツツーッて流れた!けっこう長くて、三ッ星の幅くらいは流れた!急いでケータイで時間を見ると、23時30分ちょうどだった。

「こりゃあサイサキがいい!」ってワケで、あたしは、さっそくタオルケットを畳んで岩の上に置き、そこに腰掛け、美しい冬の星空を見上げた。おおいぬ座のシリウスも、ずいぶん高く上ってて、こいぬ座もきれいに観えるし、「冬の大三角」がバッチリと観える‥‥つーか、2等星も1等星に見えちゃうくらい星がキレイすぎるので、どれが「冬の大三角」なのか、一瞬じゃ分からないほどだった。

だから、もっと上を見上げると、もちろん「冬のダイアモンド」もキレイに観えた‥‥なんて思ってたら、オリオン座の右側をさっきよりも大きくて明るい流星が、あたしの北から南の地平線に向かって流れた。ケータイを見ると23時32分、ここに到着してまだ2分なのに、もう大きなのが2つも観られた。あたしの脳裏には、さっきまで観てたウェザーニュースの7元中継の様子が思い出された。

こいぬ座の東には、ふたご座も観えたので、「ふたご座流星群」の放射点のふたご座を中心に眺めようと思ってたんだけど、この2つの流星で、あたしはオリオン座を中心に眺める作戦にした。そしたら今度は、またオリオン座の右側を北から南へ、思わず「うわっ!」って声を出しちゃったほどの火球が飛んだ。もはや、流星と言うよりも隕石みたいな派手さで、現われた瞬間は火球の周囲がドーム状に明るくなったほどだ。こんなの、初めて観た!

ケータイを見たら、23時35分だった。わずか5分間で、大きな流星が2つ、火球が1つ、これは凄い!あたしはコーフンして、メモ帳に書く手がプルプルと震えちゃった。とりあえず、いつものように、流星の時間とだいたいの位置、大きさや長さなどをメモしてたんだけど、小型の懐中電灯をつけて、メモ帳に書いて、書き終わったら懐中電灯を消す‥‥っていう数十秒間、下を向いてる間に、大きなのが流れて見逃しちゃったらと思うと、タダでさえ焦り気味になっちゃうのに、到着したトタンに大きなのが3連発で流れたもんだから、コーフンまで加わっちゃったのだ(笑)


‥‥そんなワケで、このまま文章で書いてると、長くなっちゃう上に、読んでる人はそれほど面白くもないと思うので、あたしが23時30分から0時30分までの1時間の観測で確認した「大きな流星」だけを、メモ蝶に書いたまま、ご紹介する。


2004年12月14日「ふたご座流星群」

23時30分、オリオンの左から三ッ星に向かって、「大、長」
32分、オリオンの右、北から南へ、「大、長」
35分、オリオンの右、北から南へ、「火球」
38分、オリオンの右上、北西から南東へ、「大、長」
40分、オリオンの右、30度くらい離れた場所を北から南へ、「大、長」
47分、オリオンの左上、北西から南東へ、「大」
56分、オリオンの右、北から南へ、「大、長」
58分、オリオンの左上、北西から南東へ、「大」
0時1分、オリオンの右下、北から南へ、「火球」
2分、オリオンの右、30度くらい離れた場所を北から南へ、「大、超長」
7分、オリオンの左上、ベテルギウスに向かって、「大」
11分、冬の大三角の真ん中を上から下へ、「大、長」
13分、オリオンの右、地平線に近いあたりを北から南へ、「大」
18分、オリオンの右、北から南へ、「大、長」
21分、オリオンの中、三ッ星の下からリゲルに向かって、「大」
23分、冬の大三角のプロキオン寄りを上から下へ、「大」
27分、オリオンの右、30度くらい離れた場所を北から南へ、「大、長」
29分、オリオンのずっと右上のほぼ天頂を北から南へ、「大、超長」


これが、1時間で観られた「大きな流星」で、合計18個なんだけど、小さなものまで入れると、この倍以上は観てると思う。だけど、小さなものはいっさいカウントしてない。とにかく、こんなチャンスはメッタにないから、あたしは大きな流星をできる限り見逃したくなくて、小さな流星まで全部をメモ帳に書くことよりも、その時間、夜空を見上げてることを選択したのだ。だから、こんなにたくさん観られたんだと思う。もしも、小さな流星までメモしてたら、メモを書いてる間に、あたしの頭上を大きなのが飛んでたと思う。

もちろん、これでも、18回はメモを書いてる。大きな流星を観て、ケータイで時間を確認して、懐中電灯をつけて、メモを書いて、懐中電灯を消して、また夜空を見上げるまでに、どんなに急いでも30秒くらいは掛かってるから、「×18回」で、1時間のうち最低でも9分間は夜空を見上げてないことになる。だから、たぶん、3個とか5個とかは見逃してると思う。

だけど、こんなに大きな流星を、こんなにたくさん観られたのは久しぶりだし、これまでの人生で最大と言える「火球」も観られたし、あたしは大満足だった。それに、大きくて長い流星が多かったから、何度も「廃炉!廃炉!廃炉!」とか、「万馬券!万馬券!万馬券!」とか、願い事を言うことができた(笑)

ホントは、あと1時間くらい観ていたかったんだけど、お恥ずかしい話、さんざん晩酌をした上に、あまりにも寒くて、オシッコがしたくなっちゃったのだ。誰もいない真っ暗な場所だけど、サスガに外でお尻を出してオシッコするなんて、あたしにはできない。それで、ちょうど1時間だったこともあり、ここで終わりにして、小走りでお家に帰った。いや、オシッコをガマンしながら急いだので、「小走り」というよりは「欽ちゃん走り」に近かったと思う(笑)


‥‥そんなワケで、「ふたご座流星群」が観られるのは、別に14日の夜だけってワケじゃない。「ふたご座流星群」は、毎年、12月5日ころからポツポツと観られるようになり、ジョジョに奇妙に数が増えて行き、14日にピークを迎え、15日からはジョジョに奇妙に数が減って行き、20日ころまで観ることができる。だから、昨日14日に観られなかった人は、1年後まで待たなくても、今夜、観ることができるし、今夜のお天気が悪ければ、明日の夜に観ることができる。夜の8時ころは東の空が放射点だけど、深夜なれば放射点が天頂に上るから、あたしみたく、頭上から南へ流れる流星を楽しむことができる。今年は「当たり年」なので、防寒対策だけシッカリとして、あたしのメモを参考にして、ぜひ、皆さんも楽しんでほしいと思う今日この頃なのだ♪


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2014.12.08

ブロック機能とミュート機能

あたしのツイッターのフォロワー数が、昨日で12万人を超えた。もう今は、フォロワー数とか特には気にしてなかったんだけど、しばらく前に見た時に11万何千人とかだったから、漠然と「10万人を超えてからはあんまり増えないな」なんて思ってた。そしたら、昨日、知らない人から「記念すべき12万人目のフォロワーになりました!」っていうツイートが来てて、そのあとに別の人から「12万人目を取られた!」っていうツイートも来てて、フォロワー数を見てみたら「120003人」になってた。

もちろんあたしは、あたしのことをフォローしてくれてる人たち全員に感謝してるけど、この12万人の人たちが、全員、あたしのツイートをちゃんと読んでくれてるワケじゃないってことも知ってるし、あたしに好意を持ってくれてる人たちばかりじゃないってことも知ってる。中には、嫌がらせのために、あたしの全ツイートを拾って、それをどこかの糞サイトに公開する目的で、捨てアカウントにカギをかけてあたしをフォローしてる人もいるだろうし、逆に、ただ単にフォロー数を増やす目的で、あたしのツイートなんか読む気もないのにフォローしてる人もいるだろう。まさに十人十色、千差万別だ。

この12万人が、24時間ツイッターをチェキしてるワケはないし、あたしのことをリストに分けて、あたしの全ツイートをチェキしてるワケもない。あたしがツイッターにアクセスした時に、あたしのフォローしてる人たちのツイートが、あたしのTL(タイムライン)上を流れてるのをチョコっと確認するのと同様に、あたしのことをフォローしてる人たちの大半は、自分がツイッターにアクセスした時に、たまたま自分のTLに流れてきた何人かのツイートにサッと目を通してるだけだろう。

だけど、あたしをフォローしてる人たちが、あたしのツイートを読もうが読むまいが、あたしとしては何も言えない。あたしをフォローするのもしないのも自由だし、フォローした相手のツイートを読むのも読まないのも自由だからだ。あたしとしては、あたしに直接的に何らかの被害がない限り、フォロワーに対して個々に対応することはない。つーか、どこの誰だか分からない人たち12万人に対して、何のアクションもない段階で、個々に対応することなんて物理的に不可能だ。

だからあたしは、基本的には「来る者は拒まず、去る者は追わず」で対応してる。あたしをフォローしたい人は勝手にフォローすればいいし、あたしのツイートを見たくない人はあたしをブロックすればいい。それがツイッターの基本ルールだと思ってる。そして、「来る者」の中で、明らかに嫌がらせ目的でイチャモンをつけて来る人とか、言葉づかいは丁寧でも病的にネチネチと揚げ足取りを繰り返して来るような「絶対に関わり合いになりたくない人」だけを、あたしはツイッターの「ブロック機能」で排除して来た今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしがフォローしてるのは、昨日の時点で380人ちょいだけど、すべて大好きな人たちばかりだ。嫌いな人なんて1人もいない。だけど、世の中には、あたしの理解を超えた人もいるワケで、わざわざ自分の嫌いな人のことをフォローして、その人のツイートを毎日のようにチェキして、いちいち揚げ足取りや嫌がらせのリプライをすることを生き甲斐にしてるような人もいる。自分の嫌いな人とは「できる限り関わり合いになりたくない」と思うのが普通だと思うんだけど、よっぽどヒマなのか、よっぽど精神的に歪んでるのか、世の中には「紙一重」の人もいるようだ。

そういう人たちの中には、あまりにも粘着質で、相手からブロックされると、わざわざ新しいツイッターのアカウントを作って、またその相手をフォローして、同じように嫌がらせを続けて来る人もいる。あたし自身、そういう人からの被害にあったことがあるんだけど、完全にイっちゃってる内容の嫌がらせツイートが、一度に何十も連続で送られて来て、あたしのリプライのTLが、その人からの狂ったツイートで埋め尽くされちゃう。その人のせいで、あたしの読みたい知り合いからのリプライが読めなくなっちゃう。

これは、完全に物理的な被害だから、あたしはその人のことをブロックする。そうすると、1日か2日して、別のアカウントから、また同じ内容の嫌がらせのツイートが連続して送られて来て、あたしのリプライのTLは、また嫌がらせで埋め尽くされる。もう、完全に病気だ。こういうことをする人に共通するのは、「アイコンが登録初期のタマゴのまま」で「フォロワー数が10人以下」という点。どうせすぐにあたしにブロックされるって分かってるから、わざわざアイコンに画像を登録したり、フォロワーを増やしたりって手間を省いてるんだと思う。

ホントに気持ち悪いし迷惑なんだけど、あまりにも度を超した「殺人予告」でもされない限り、あたしは基本的にメンドクサイヤ人だから、ツイッターの運営事務局に通報したり、警視庁のサイバー犯罪課に相談したりはしない。そして、ツイッターのブロック機能だけで対応して来た。だけど、嫌がらせをする相手をブロックすれば、あたしがブロックしたことが相手に伝わるワケで、相手がこうした病的な人なら、あたしに嫌がらせをするために、また新しいアカウントを作り、同じことを繰り返す。完全にイタチゴッコだった。


‥‥そんなワケで、こうした幼稚な嫌がらせで迷惑してるのは、あたしだけじゃなくて大勢いるんだから、ツイッターもそろそろ、なんか考えてくれないかな~なんて思ってたら、まるで「痒いところに届く孫の手」みたいに、ツイッターは「ミュート機能」ってのを追加してくれた。これは、「ブロック機能」と違って、相手に知られない。粘着質に嫌がらせをして来る相手のホームに行って、あの歯車みたいなマークをクリックすると、今までの「ブロックする」とか「スパム報告する」とかの中に「ミュートする」って項目が追加されてる。で、それをクリックすれば、その相手には知られずに、その相手のあたしに対するツイートやリプライは、いっさいあたしのTLに表示されなくなるのだ。

つまり、相手は、今まで通りに、あたしに対して嫌がらせのツイートやリプライを送り続けてて、それをあたしが読んでると思い込んでるワケだ。毎日、時間とカロリーを消費して、あたしを不愉快にさせるためのツイートやリプライをセッセと何通も送り続けてて、それを目にしたあたしが気分を悪くしてると思い込んで、どこかでニヤニヤと悦に入ってるワケだ。だけど、そのすべてのツイートとリプライは、「ミュート機能」によって選別されてて、あたしのTLには、いっさい流れない。あたしの目には、いっさい入らない。

こんなに気分のいいことってある?サクッとブロックして明確に「NO!」を突きつけるよりも、このミュートを使って、半永久的に何の意味もない自慰行為をさせといたほうが、こういう病的なヤカラにはちょうどいい。ネット上でしか知らない相手に粘着質な嫌がらせを繰り返して、ストレス発散したり自己満足してるような残念な人たちには、ヘタに警告などせずに、何年でも何十年でもずっと飽きるまで、絶対に叶わない片思いをさせといたほうが面白い。


‥‥そんなワケで、ツイッター上で、あたしのように、一部の人からの嫌がらせを受けて迷惑してる人は、脊髄反射的に「ブロック機能」を使うよりも、この「ミュート機能」を使って放置プレイすることをオススメする。また、別に嫌がらせを受けてなくても「この人のツイートは内容が不愉快だから読みたくないな」って人がいれば、この「ミュート機能」で、相手に気づかれずに、自分の目に触れなくすることができる。「ついっぷる」などの一部のツイッターアプリからは操作できないケースもあるので、一度、本家のツイッターのサイトのアクセスして、そこから相手のホームへ行き、右上にある歯車みたいなマークをクリックすれば、その中に「ミュートする」って項目があるから、あとは、それをクリックするだけで、相手に知られずに、ずっと鬱陶しかった嫌がらせから一瞬で解放されちゃう今日この頃なのだ♪


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2014.12.02

ホントの意味での「美しい国」とは?

数日前、ラジコでナニゲに文化放送を聴いてたら、お馴染みの沖縄の「冬瓜ダイエット」の女性社長が出てて、「沖縄では今でも冷房をつけてるんですよ~」なんて言ってた。その一方で、同じ日の同じ文化放送の別の番組では、北国のリスナーからの「今朝は氷点下です」なんてメールが紹介されてて、改めて日本は「縦に長い国」だと思ったりしつつ、ついでに「ラジコ・プレミアム」のオカゲで全国ネットじゃないラジオ番組にも遠くのリスナーからメールが届くようになったなあ‥‥なんて感慨にふけってたワケだけど、沖縄などの一部の暖かい地域を除けば、そろそろ全国的に暖房が必要になってくる季節が到来したってワケだ。

日本には、コタツからエアコンまでいろんな暖房器具があるけど、その中でも、やっぱりメインはストーブだろう。あたしは、現在はコタツをメインにしてるけど、どうしても寒くて耐えられない時には、石油ストーブを使うようにしてる‥‥ってなワケで、そんなストーブにも、いろんな種類がある。サスガに、一般の家庭で石炭や薪のストーブを使ってる人は極端なマイノリティーだと思うので、あくまでも「一般的」ということで言うと、日本で使われてるストーブは、石油ストーブ、石油ファンヒーター、ガスストーブ、電気ストーブの4種類に大別される。

で、この中で、火災の原因になることが多いストーブ、火災危険度の高いストーブって、どれだと思う?たぶん、大半の人は「石油ストーブ」って答えるハズだし、あたしも、そう思ってた。ちなみに、今年1月に東京都が実施した「都内在住の成人」を対象にしたアンケートでも、約80%もの人が「石油ストーブ」を最も危険だと思うと回答してる。以下、「ガスストーブ」が約8%、「石油ファンヒーター」が約6%、「電気ストーブ」が約4%だった。これって、何のデータも持たない人だったら、多くの人に共通した感覚だと思う。「ストーブが原因で火災が発生した」と聞けば、すぐに「石油ストーブ」を連想してしまう。

でも、現実は正反対なのだ。このアンケートを行なった東京都の場合、東京消防庁のデータから過去5年間(2009~2013年)の住宅火災で「ストーブが原因」とされるものを抽出すると、驚いたことに、4件のうち3件、全体の約73%を占めているのが「電気ストーブ」だったのだ。以下、「石油ストーブ」が約19%、「ガスストーブ」が約8%と続いていた。つまり、一般的には「一番安全」だと思われてた「電気ストーブ」が、実は「一番危険」だった今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、このデータには驚いた人も多いと思うけど、頭脳は子どもでもベッドでは大人、迷探偵キッコナンがヒサビサに登場して謎解きしちゃうと、このデータには、1つのトリックがある。それは、「それぞれのストーブの総数が不明」って点だ。たとえば、1000世帯のうち、石油ストーブ、石油ファンヒーター、ガスストーブ、電気ストーブを使ってる家がそれぞれ250世帯ずつだったとして、それでも電気ストーブが原因の火災が突出していれば、それこそ「電気ストーブは危険」ってことになる。だけど、このデータには、それぞれのストーブの総数は書かれてない。

で、ここからが迷探偵キッコナンの独壇場なんだけど、キッコナンの調査によると、東京都は47都道府県の中で最も「ひとり暮らし世帯」、つまり、「単身世帯」の多い地域だそうだ。東京都の単身世帯の割合を年代別に見てみると、20歳代は30.4%で全国1位、30歳代は18.5%で全国1位、40歳代は12.5%で全国1位、50歳代は12.1%で全国1位、60歳代は17.4%で全国1位‥‥って、ここまですべての世代が全国1位なのだ。そして、続く70歳代が28.1%で、鹿児島、大阪に次いで全国3位、80歳代が29.6%で、大阪に次いで全国2位‥‥ってなってる。

もちろん、単身世帯でも石油ストーブや石油ファンヒーターを使ってる人もいるだろうし、4人世帯でもコタツと電気ストーブで生活してる家庭もあるだろう。だけど、これまた一般的に考えた場合、やはり、単身世帯の多くは、ストーブを使うなら「電気ストーブ」が多いと思う。それに、東京のアパートとかの集合住宅は、最初から「石油ストーブ禁止」のとこも多い。だから、迷探偵キッコナンの導き出した答えは、「もともと東京は電気ストーブを使っている単身世帯が多かったのだ」ということだ。

さらに補足すれば、先ほどの東京都のストーブによる「火災危険度」のアンケートによると、「ストーブの近くに物を置く場合、ストーブからどれくらい物を離しているか」という設問で、「1メートル未満」との回答は、「石油ストーブ」が30%だったのに対して、「電気ストーブ」は63%だったのだ。つまり、3人に2人は電気ストーブの1メートル未満に物を置いてることになる。あたし自身、今は危険だからやらなくなったけど、その昔、ストーブの近くに洗濯物を吊るして乾かす時とかは、「石油ストーブ」だったら十分すぎるくらいの距離を取ったけど、「電気ストーブ」だったら1メートルくらいの場所に吊るしてた記憶がある。


‥‥そんなワケで、キッコナンの「もともと東京は電気ストーブを使っている単身世帯が多かったのだ」って推測は当たってると思うし、電気ストーブの総数の多さが東京の「ストーブ火災」の原因のダントツの1位になってる理由だとは思う。だけど、それだけじゃなくて、こうした「電気ストーブは近くに物を置いてもそれほど危険じゃない」という「安全神話」‥‥って言うか、勝手な「思い込み」こそが、東京の「ストーブ火災」の4件のうち3件、73%も「電気ストーブ」が占めてる最大の理由だと思う。実際、東京消防庁の調査によると、東京都の電気ストーブによる火災では、最初に燃えた物として、「洗濯物」と「布団」が双璧をなしてる。

「洗濯物」は、かつてのあたしと同じように、お天気が悪くて部屋干しするしかなくて、どうせならストーブの近くに干したほうが早く乾くと思ったワケだけど、ここで、何十人か何百人かに1人くらいが、「電気ストーブだから、これくらい近くても大丈夫だよな?」って、目測を誤っちゃって、その上、そのまま近所のコンビニに肉マンを買いに行っちゃったりするワケだ。そして、肉マンを買って帰って来て、運よく無事だった人は、寒いアパートの一室で、お布団にくるまって肉マンを食べてから、電気ストーブをお布団に近づけて、そのまま寝ちゃう‥‥ってワケだ。


‥‥そんなワケで、現在、日本では、年間に約5万件の火災が発生してるんだけど、このうち、「失火」によるものが約3万2000件で約65%、「放火」によるものが約1万1000件で約22%、「天災」や「自然発火」によるものが約1000件で約2%、「原因不明」のものが約6000件で約11%だ。そして、「失火」の原因で最も多いのが「コンロ」で約22%、次が「タバコ」で12%、3番目が「ストーブ」で8%、以下、「タコ足配線などのショート」と「火遊び」がそれぞれ約4%、あとは「焚き火」「マッチやライター」「家電」「風呂釜」「ロウソク」などが、それぞれ約1~2%で、30%以上は「失火と思われるが原因は不明」となってる。

住宅密集地や集合住宅だと、いくら自分が気をつけてても、隣りが出火したらどうしようもないし、放火に至っては防ぎようがない。「火の用心!」って言いながら夜回りでもすれば、ある程度は防げるだろうけど、今の世の中、都会じゃそれも難しい。だけど、自分が火事を出さないようにすることだけは、誰にでもできる。日常生活の中で、ちょっとした注意をするだけで、火事のリスクを大きく減らすことができる。そして、実際に、多くの日本人が、この「ちょっとした注意」を行なってると思う。

それは、日本の家屋は「木と紙の家」と呼ばれるように、昔から燃えやすかったからだ。江戸時代には「火事と喧嘩は江戸の華」なんて言われてたけど、あたしは、日本人って、DNAに「火事の恐さ」を刻んでる民族だと思ってる。それは、他国の火災発生率と比較すれば分かる。

人口1万人あたりの年間の火災発生件数を見ると、日本は約5件、つまり、人口10万人の街では1年間に約50件の火災が発生してることになる。で、これだけ聞くと、すごく火事が起こってるみたいに感じるかも知れないけど、イギリスの場合は、人口1万人あたり100件以上なのだ。実に、日本の20倍以上も火事が起こってる。イギリスの人口は日本の約半分だけど、年間の火災発生件数は10倍以上なのだ。

他にも、アメリカの場合なら、人口1万人あたり約75件、カナダは約25件、スウェーデンは約35件、こうして比較してみると、日本の「人口1万人あたり約5件」というのは、ものすごく少ないということが分かると思う。もちろん、それぞれの国によって、住宅事情やインフラなどの違いもあるから、こうして発生件数だけを単純に比較するのは正確じゃない部分もあると思うけど、ここまで大きな差が表われてるのは、やはり、日本人が火事に対して他国の人たちよりも神経質になってる証拠だと思う。

ちなみに、「失火」による火災の原因を見ると、イギリスも日本と同じで「コンロ」などの調理器具からの出火の件数が突出してて、ストーブなどの「暖房器具」や「タバコ」や「電気配線」などが続いてる。逆に、アメリカの場合は、ストーブなどの「暖房器具」が突出してて、「調理器具」や「電気配線」がそれに続いてる。これは、アメリカの場合、日本のようにガスコンロが使える家庭が少なくて、多くの家庭が電気コンロを使っていることとかも理由の1つだと思う。


‥‥そんなワケで、いくら他の国と比べて火災の件数が少ないと言っても、毎年、年末のこの時期になると、火事のニュースが頻繁に聞かれるようになる。話をクルリンパと戻すと、日本での火事の原因の1つになってるのが単身世帯の電気ストーブだけど、この火事で逃げ遅れて亡くなってる人の多くが、65歳以上の高齢者なのだ。現在、全国の65歳以上の高齢者の約16%、約500万人が単身世帯だと言われてるけど、今の日本は少子高齢化の道を猫マッシグラだから、このまま進むと、20年後には750~800万人の高齢者が単身世帯になると予測されてる。だから、あたしは、安倍首相が世界各国を遊説して回って2年間で100兆円以上もバラ撒く余裕があるのなら、その前に、単身世帯の高齢者たちが何の心配もなく生活できる公営住宅を造ってほしいと思ってる。だって、高齢者が安心して余生を過ごせてこそ、ホントの意味での「美しい国」だと思ってる今日この頃だからなのだ。


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2014.11.26

千鳥格子な日々

11月22日にお誕生日を迎えて、あたしもまた1つ年を重ねちゃったワケだけど、毎年、この時期、つまり、自分のお誕生日くらいになると、着るものが秋冬物に変わる。暦の上では、8月8日ごろの立秋を過ぎたら秋なんだけど、今の新暦では、8月は真夏だ。そして、9月になっても暑い日が続くし、ヘタしたら10月になっても夏日があったりする。

もちろん、10月になれば肌寒い日もあるから、サスガに真夏と同じカッコはしてられないけど、それでも、完全に秋冬物に衣替えするというよりも、夏物の上に薄手のカーデを羽織ったりするくらいでちょうどいい。急に冷え込んだりしたら、温かいインナーを1枚プラスすればいいし、羽織りものとインナーとで調節できる。だから、ここ数年の秋の衣替えは、あたしは11月に入ってからやってる。

で、秋冬物に衣替えすると、あたしの場合、ドッと千鳥格子の柄が多くなる。あたしは昔から千鳥格子が大好きなので、セーターもスカートもブルゾンもコートも千鳥格子のものが多くて、流行に関係なく愛用してる。千鳥格子ってプリントもあるし、薄手の春夏物もあるけど、基本的にはウールの織物だから、必然的に秋冬物が多くなっちゃう今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


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‥‥そんなワケで、今さら千鳥格子の説明は必要ないと思うけど、念のために、あたしのスカートスーツの生地を写メしてアップしといた。ちなみに、これは、シャネルタイプのショート丈のノーカラーのスーツで、スカートは膝丈のタイトだ。もちろん、ポイントは「シャネルの」じゃなくて「シャネルタイプの」ってとこだ(笑)

ま、そんなことは置いといて、とにかく、あたしは千鳥格子が好きなんだけど、好きだからこそコダワリがある。それは、千鳥格子の大きさだ。千鳥格子は、基本的には「黒×白」で、あたしは好きだから「こげ茶×白」とか「紺×白」とか「紫×ベージュ」とかも持ってるけど、やっぱり「黒×白」が一番好きで、数も多い。ただし、あまりにも小さすぎる柄とあまりにも大きすぎる柄はNGなのだ。小さすぎる柄は遠目に見ると単なるグレーに見えちゃうし、大きすぎる柄には千鳥格子の持つクラシカルでエレガントな雰囲気がないからだ。

でも、ちょうどいい大きさの千鳥格子なら、どんなものにも合わせられる。たとえば、さっきのシャネルタイプのスーツなら、上下をそろえて着るだけじゃなくて、ボトムスを黒のタイトスカートにすると落ち着きが出るし、モノトーンだから赤やグリーンなどのハッキリした色モノにも合わせられるし、デニムパンツを合わせればカジュアルに着られる。逆に、ボトムスだけ千鳥格子のタイトスカートにして、トップスをいろいろと組み合わせることもできる。


‥‥そんなワケで、あたしの大好きな千鳥格子だけど、これは、もちろん日本での呼び方で、本場のイギリスでは「ハウンド・トゥ―ス」と呼ばれてる。「ハウンド」は「猟犬」、「トゥース」は「歯」、つまり、「猟犬の牙」って意味だ。他にも「ドッグ・トゥース」とも呼ばれてるけど、ようするに、あのギザギザの模様が「犬の歯」みたいに見えるってワケだ。日本だと、たくさんの鳥が連なって飛んでるみたいに見えることから「千鳥格子」と呼んでるけど、洋の東西でずいぶん感覚が違うんだね。

他には、たとえば日本の「杉綾織(すぎあやおり)」、あの、V字に細かい線が並んでる柄だけど、あれを西洋では「ヘリンボーン」と呼んでる。日本でも、今は「杉綾織」と言うよりも「ヘリンボーン」と言ったほうが伝わるかもしれないけど、これって、直訳すると「ニシンの骨」だ。そう言われてみれば、見るからにニシンの骨みたいな柄だけど、そこを杉の葉にたとえるとこが日本ならではの美意識ってワケで、いくら似てても「猟犬の牙」だの「ニシンの骨」だのと言わないとこが美しい。

で、さっき「本場のイギリスでは」って書いたけど、この千鳥格子が生まれたのは、イギリスなのだ‥‥って言うか、正確に言えば、スコットランドだ。スコットランドと言えば、バグパイプの人とかが着てるスカート状の民族衣装のキルトとか、ベイ・シティ・ローラーズの衣装とかでお馴染みのタータン・チェックが有名だけど、あたしの好きな千鳥格子、つまり、ハウンド・トゥ―スも、このタータン・チェックと同じルーツなのだ。

まだ、スコットランドがイングランドと敵対してた16世紀ごろ、スコットランの高地のハイランド地方に住むケルト系の人たちは、血縁関係を重要視する「クランシップ(氏族制度)」を取り入れてた。普通の「ファミリー(一族)」だけじゃなくて、同じ血縁同士を「クラン(氏族)」として団結してたのだ。日本でも田舎の村とかに行くと、20戸のうち15戸に同じ名字の表札が掛かってたりすることがあるけど、同じ名字の家の人たちは1つの「ファミリー」になるワケで、隣りの村や、その隣りの村の、名字は違っても共通の祖先を持つ大きなグループが「クラン」になる。

で、このハイランド地方の人たちが、自分たちの「クラン」や「ファミリー」を識別するために、タータン・チェックを使ってたのだ。たとえば、ハイランド地方に住むAというクランは赤を基調としたタータン、Bというクランは緑を基調としたタータンの服やストールを身に付ける。そして、Aのクランの中でも、aというファミリーは赤の基調に黄色のタータン、bというファミリーは赤の基調に白のタータン、cというファミリーは赤の基調に黒のタータン‥‥というように区別してた。もちろん、クランはAとBの2つだけじゃないから、色の違いだけじゃなくて、チェックの幅や配列などのデザインにも、それぞれのクラン独自の違いがあった。

そして、同じクランやファミリーでも、TPOによって‥‥って、ものすごく久しぶりに「TPO」なんて言葉を使っちゃったけど、TPOによって複数のタータンを使い分けてた。ふだんは基本的なタータンだけど、正装する場合はドレス・タータン、喪に服す場合はモーニング・タータン、狩猟に行く場合はハンティング・タータン‥‥ってふうに使い分けてた。国も時代も違う今のあたしたちだって、友人の結婚式や親族お葬式、会社の面接や休日のゴルフなど、それぞれ目的に合った服装をして行くのは当然のことだけど、当時のスコットランドのハイランド地方の人たちは、これと同じことをタータンでやってたワケだ。

ただし、身分によって使える色の数が決められてた。王族は7色も使えるけど、普通の貴族は5色まで、一族の長は3色、農民は1色ってふうになってた。だから、農民は苦労したと思う。だって、1色しか使えないとなると、チェックの幅や間隔の違いだけで変化を出さないとダメだからだ‥‥ってなワケで、もともとは、日本で言えば「家紋」みたいな感じで使われてたのが、このタータン・チェックだったのだ。

ちなみに、タータン・チェックの「タータン」というのは、フランスの古語で「麻とウールの織物」という意味の「テリターナ(teritana)」が語源だとされてる。だから、これは「猟犬の牙」みたいに見た目から付けられた呼び名じゃないんだけど、スコットランドの高地であるハイランド地方の人たちがタータン・チェックを識別のために使ってたのに対して、平地であるローランド地方の人たちが使い始めたのが「猟犬の牙」、そう、あたしの好きな千鳥格子、ハウンド・トゥースだったのだ。

当時は、もちろん、今みたいに科学的な繊維や染料なんてなかったから、麻やウールなどの糸を、植物などを原料にした自然の染料で染めて、それを機織機でパタパタと織って、それぞれのクランやファミリーのタータン・チェックやハウンド・トゥースを作ってたワケだ。もう、想像しただけでも気が遠くなりそうな大変な作業だ。


‥‥そんなワケで、今でこそ世界中の人たちが、タータン・チェックのシャツでもハウンド・トゥースのスカートでも自由に着てるけど、もともとは身に付けていい人といけない人が決まってたワケだ。日本でも、その昔は、貴族の位によって身に付けていい色が決められてて、紫は最も位の高い人しか身に付けることが許されなかった。これは、タータン・チェックやハウンド・トゥースも同じで、紫は王族しか使うことが許されなかった。

日本でもスコットランドでも、自然の染料しかなかった時代だから、紫草(むらさき)の根の「紫根(しこん)」とか、紫の液を出す「紫貝」など、染料に貴重な原料を必要とする色である紫は、一番偉い人にしか許されなかったのだ。だから、「紫×ベージュ」の千鳥格子のセーターを着てるあたしなんて、時代が数百年ほど前だったとしたら、日本的にもスコットランド的にもアウトだったワケだ(笑)

ちなみに、「紫根」は、染料としてだけじゃなくて、漢方薬としても貴重なもので、殺菌作用があるため、傷を治したり炎症を抑えたりするのに使われてた。そのため、江戸時代になると、病人は「紫根」で染めた紫の鉢巻を頭に巻く「病鉢巻(やまいはちまき)」という習慣が生まれた。あたしは、ずっと前に「サクラ大戦」の神崎すみれちゃんを主役にした「スミレ大戦」というパロディーを書いてたけど、あのブログの中で、この「紫根」や「病鉢巻」について詳しく取り上げてるので、興味のある人はコチラをどうぞ♪


‥‥そんなワケで、あたしの好きな千鳥格子に話をクルリンパと戻すけど、もともとはスコットランドのローランド地方の人たちの「家紋」的な柄だった千鳥格子が、いつごろ日本に伝わって来たのか?‥‥って言うと、戦国時代から安土桃山時代にかけての1500年代に活躍した茶人の千利休も、茶器を入れる袋、仕覆(しふく)の中に、千鳥格子の柄のものも愛用してた。つまり、スコットランドで「家紋」的に使われてた時代に、すでに世界に広まりつつあって、こんな極東の島国にも伝わって来てたのだ。

ちなみに、利休が愛用してた仕覆は、東南アジアで織られたものが日本に渡って来たと言われてて、驚いたことに現存してる。でも、この仕覆の柄は、「千鳥格子」じゃなくて「利休間道(りきゅうかんとう)」と呼ばれてる。「間道」というのは格子のことで、他の格子柄も「ナントカ間道」と呼ばれてるんだけど、利休の名が付くぐらいだから、当時は、利休くらいしか持っていない珍しいものだったんだろう。

現存する実物は、サスガに500年も経ってるから、もともとは「紺×白」の千鳥格子だったものが、紺の部分が変色してしまい、白の部分が黄ばんでしまい、全体的に萌黄色っぽくなっている。でも、それがまた風合いになってて、より「侘び」と「寂び」を感じさせてくれる。興味のある人は、「利休間道」で画像検索すれば、実物やレプリカを見ることができると思う。


‥‥そんなワケで、歴史あるドッグ・トゥースやタータン・チェックと同じくらいに日本でお馴染みなのがギンガム・チェックだけど、他にも、マドラス・チェック、ブロック・チェック、バスケット・チェック、グレン・チェック、タッタ・ソール、ウインド・ペーン‥‥って、チェックの種類はたくさんある。そして、あたしの好きな千鳥格子、ハウンド・トゥースに似てるのが、シェパード・チェックとガンクラブ・チェックだ。

シェパード・チェックのシェパードは「牧羊犬」のことで、スコットランドの羊飼いが使ってた柄なので、この名前で呼ばれてる。「シェパード・トゥース」なら「牧羊犬の牙」だけど、ここは普通に「シェパード・チェック」なので、柄が犬の歯に似てるということじゃなくて、単に「羊飼いが使ってたチェック」という意味だろう。日本名は「小弁慶」と呼ばれてる柄で、中にはハウンド・トゥースと見分けが難しいくらい似てるものもある。

そして、ガンクラブ・チェックは、イギリスの狩猟クラブが使ってた柄で、これは、柄としてはハウンド・トゥースと同じだ。ただし、色が3色使いになってる。ハウンド・トゥースは「黒×白」に代表される2色だけど、ガンクラブ・チェックは、このハウンド・トゥースの黒に当たる部分が、黒と赤とか、赤と緑とかの2色の交互模様になってる。だから、ザックリ言えば「派手なハウンド・トゥース」って感じで、日本名は「二重弁慶格子」だ。


‥‥そんなワケで、古今東西、いろんなチェックがあり、それぞれに発祥や歴史があるワケだけど、やっぱりあたしは「黒×白」のベーシックな千鳥格子が大好きなので、今年の冬も、この柄を取り入れたファッションを楽しもうと思ってる。たとえば、千鳥格子のウールの膝丈のタイトスカートで、スカートの裾が10センチくらい見える短めの丈の真っ赤なAラインのコートを着て、スカートと同じ千鳥格子のマフラーを巻いて、レッドソールの黒のエナメルのルブタンのピンヒール‥‥って、これはあたしのココイチの冬のパターンなんだけど、クリスマスシーズンを外さないと、街を歩いてるとサンタさんのコスプレの店員さんとかとナニゲにかぶっちゃう今日この頃なのだ♪(笑)


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