2015.05.26

アベノミクスとどんどん短くなるトイレットペーパー

スーパーや量販店で売られてる12個入りのトイレットペーパーは、ほとんどの種類にシングルとダブルがあって、値段が同じで好きなほうを選べるようになってる。で、あたしの場合、若いころには「値段が同じならダブルのほうが高級そう」という理由から、あまり深く考えずにダブルのほうを選んで買ってた。

だけど、何年か前のブログにも書いたけど、ある時、あたしは「シングルのほうがお得だ」ということに気づいたのだ。シングルの1ロールが「60m」なら、ダブルは「30m×2」なので、実際の長さは変わらない。だけど、あたしのトイレットペーパーの使い方に問題があったのだ。

みんながみんな同じような使い方をしてるとは思わないけど、少なくともあたしの場合は、「必要最小限+アルファ」のトイレットペーパーを引き出して使ってる。ペーパーホルダーからペーパーを10cm幅くらいに折り畳みながら引き出して来て、「これで拭けるな」と思ったとこから、あと1折り、余計に引き出す。

これは、自分の「必要最小限」の目安に誤差が生じてた場合に、拭いた瞬間、ペーパーの真ん中に穴が開いて指が汚れちゃうのがイヤだからだ。そのための「保険」のようなもの、それが、この「あと1折り」なんだけど、これは、ペーパーがダブルでもシングルでも「あと1折り」なので、ダブルでは2倍の長さになってしまう。

そして、「小」の場合は基本的に拭くのは1回だけど、「大」の場合は2回とか3回とか拭くから、この「あと1折り」も2倍、3倍になる。10cm幅だとしたら、シングルの「あと1折り」は行って帰っての20cmだけど、ダブルの「あと1折り」は2倍の40cmだ。それで3回拭けば、シングルは60cmでダブルは120cm、これが毎日のことなんだから、その差はどんどん広がって行く。

実際、あたしが「シングルのほうがお得だ」と気づいたのは、東京でひとり暮らしをしてた時、いつもはダブルを使ってたのに、間違えてシングルを買ってきちゃったからだ。ひとり暮らしだから、基本的におトイレを使うのはあたしだけなので、だいたい何日くらいで1個のペーパーがなくなるのかっていうザックリした感覚があった。だけど、シングルを使ってみたら、ヤタラと長持ちしたのだ。

それで、あたしは、自分のペーパーの使い方を客観的に観察してみたり、自分なりにいろいろと考えてみて、この、指を汚さないための保険的な「あと1折り」の差に気づいたのだ。それなら、ダブルの場合は「あと1折り」じゃなくて「あと半折り」にすればいいじゃないか、という指摘もあるだろうけど、あたしはペーパーホルダーから右手で引き出して左手に巻きつけるようにペーパーを取って行くので、左手の親指以外の4本指の上と下を行って帰っての「1、2」が1セットなのだ。左手の上だけの「1」でペーパーを切っちゃうと、切れ目の位置がいつもと逆になり、すぐに右手に持ちかえて拭く、という一連の流れがギクシャクしちゃう今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、この事実に気づいたあたしは、それ以来、ずっとシングルのトイレットペーパーを買い続けて来たワケだけど、ここ数年は、母さんと一緒に暮らしてるので、トイレットペーパーの使用量も約2倍になった。だから、おトイレのツッパリ棚の上に乗せてある12個入りのトイレットペーパーの減り方は、ひとり暮らしの時よりは遥かに早くなったけど、それでも、視点を変えて考えてみれば、ダブルからシングルに変更したことによる「節約ぶん」も約2倍になったということになる。これはこれで素晴らしいことだ。

それなのに、嗚呼それなのに、それなのに‥‥って、久しぶりに五七五の俳句調で嘆いちゃうけど、1年ちょい前ぐらいのこと、去年の1月から3月に掛けてだったかな?ナニゲにそれまでよりもトイレットペーパーの減り方が早くなったのだ。ものすごくザックリした感覚なんだけど、それまでは12個入りのペーパーを買って来ると、母さんとあたしの2人で使って、1カ月以上は持ってた。それが、12個入りが1カ月持たなくなったのだ。

それまでは、多くても1カ月に1回、買いに行けば良かった。それが、去年の1月には、月の頭に買って来た12個入りが、月末の25日くらいには最後の1個になっちゃって、また買いに行かなきゃならなくなった。つまり、月に2回も買うことになったのだ。

あたしが買ってるトイレットペーパーは、量販スーパーに並んでる中で一番安いもので、いつもは260円くらいのものだ。これが、毎週、決まった曜日になると、別のコーナーに山積みになって、168円とか188円とかのセールになるので、あたしは、この時に買うようにしてる。


‥‥そんなワケで、いつもと同じトイレットペーパーを買って来て使ってるのに、急に減り方が早くなった。それも、1カ月だけなら「その月はたまたまおトイレを多く使ったんだろう」ってことで終わる話だけど、こんなことが3カ月も続いたのだ。1月の月末に買って来た12個は、2月の中旬すぎになくなり、2月の中旬に買って来た12個は、3月の第1週くらいまでしか持たなかった。

そこで、遅ればせながら登場したのが、頭脳は子どもでもベッドでは大人、Fカップのセクシーダイナマイト、迷探偵キッコナンだ。あたしに呼び出されたキッコナンは、すぐにおトイレに行き、ツッパリ棚の上の12個入りの袋をよく観察してから、ドヤ顔でこう言った。


「このトイレットペーパー、60mじゃなくて55mよ!」

「ええっ!」


驚いて袋を見ると、たしかに「55m×12ロール」と明記されてた。見慣れたデザインの袋だったので、あたしは3カ月間もぜんぜん気づかなかった。ようするに、このトイレットペーパーは、それまでずっと1ロールが60mだったのに、あたしの知らないうちに55mに変更されてて、それが「減りの早さ」につながってたのだ。

こうした「安さが売り」の日用品は、値上げをしたら売り上げが一気に落ちる。そのため、値段は据え置きのまま内容量を減らすという「実質値上げ」に踏み切るケースが多い。1ロールにつき5m短くなったワケだけど、それが12個なんだから短くなったのは合計で60m、つまり、1ロールぶんが丸ごと消えたことになる。それまでの60mだったとしたら、12個入りが11個入りに減ったことになる。

だけど、個数を減らしたら「実質値上げ」がバレバレだから、1ロールから5mずつ、合計で1ロールぶんを短くするというコソクな手段を取ったということだ。もちろん、あたしは製紙会社を責めてるワケじゃない。こんなことまでしないと利益が出なくなった製紙会社だって、あたしたち消費者と同じ「アベノミクスの被害者」なのだ。


‥‥そんなワケで、スーパーにお買い物に行くと、それほど値上がりしてる商品は見当たらない。いつも買ってる食料品を見ても、大半が以前と同じ値段だ。だけど、実際には、そのほとんどが「値段を据え置きにしたまま内容量を減らす」という「実質値上げ」に踏み切っている。

大手メーカーの90円の板チョコは、値段はそのままだけど内容量が55gから50gへと「約10%減」になった。あたしの大好物の海苔の佃煮の瓶詰なんて、185gだったのが145gへと「約20%減」だ。生活必需品の食用油も、以前は1500mlだったボトルが1350mlへと「10%減」になった。

他にも、スライスチーズは8枚入り(144g)が7枚入り(126g)になったし、170mlだったドレッシングは150mlになったし、袋入りのウインナーやハムなんかも軒並み内容量が減った。一例を挙げると、「シャウエッセン」は138gから127gになったけど、大手メーカーのすべてが多くの人気商品の内容量を減らしたので、それこそ「スーパーに並んでるものは大半が実質値上げされている」と思ったほうが早い。

レトルト食品や冷凍食品やチルド食品も、軒並み内容利用が減らされてる。たとえば、今まで203gだったピザ「石窯工房マルゲリータ」は185gに減らされたけど、多くの消費者は気づかずに買って、気づかずに食べてるだろう。消費者が気にするのは「内容量」よりも「値段」なのだ。いつものスーパーでいつも買ってたお気に入りのピザが、いつもの「265円」から「295円」に値上げされていたら消費者はすぐに気づくけど、値段が「265円」のままで内容量が「18g」減らされてても、消費者の多くは気づかない。


だけど、そんな中で、よほどノンキな人じゃない限り、商品を手にした多くの消費者が「あれ?」って思うのが、各メーカーの「カレー」や「シチュー」の固形のルーだ。カレーのルーって、普通は大きい箱と小さい箱があって、たいていの人は大きい箱のほうを買うと思うんだけど、あれって以前は「200g」だったんだよね。だから、手に持てば、それなりの重さがあった。

だけど、ここ1年半で、大手メーカーのほとんどのカレールーは、「200g」が「160g」になり、「160g」が「140g」になった。つまり、2段階に「実質値上げ」されたのだ。だけど、箱は昔のままだから、商品によっては手に持つと中身がカラカラと動くものまである。商品によっては、ルーの入ってる内容器の外形を変えずに、ルーの量だけを減らすという小技を使ってるけど、それでも商品を手に持つと、あまりの軽さに「あれ?」って思っちゃう。

ま、いちいち挙げてたら何万文字になるか分からないほど、ありとあらゆる食品や日用品の「実質値上げ」が続いてるワケだけど、これは皆さんご存知の通り、安倍政権の経済政策の失敗によるものだ。本来なら、まず景気が良くなり、労働者の賃金が上がり、消費が拡大し、その結果として株価が上がるワケだけど、やることなすことアベコベの安倍政権は、とにかくカネをジャンジャン刷って世の中にバラ撒いて、国民から預かってる年金基金をジャンジャン株に突っ込んで、まずは株価を上げる‥‥っていう本末転倒な大バカ経済政策を進めちゃったもんだから、それによって円安が進行して食料品や日用品の値上げラッシュに歯止めが掛からなくなっちゃった。

だけど、各メーカーだって生き残らなくちゃならないから、右へ倣えで「値段を据え置きにしたまま内容量を減らす」という「実質値上げ」に踏み切ったワケだ。もちろん、各メーカーはちゃんとプレスリリースを流してから「実質値上げ」をしてるワケだから、法的には何の問題もないけど、プレスリリースなんて見たことがない一般の消費者にしてみれば、まるで詐欺みたいなやり方だと思う。


‥‥そんなワケで、我が家で愛用してる12個入りのシングルのトイレットペーパーは、去年の1月に1ロールが60mから55mに減らされて「実質値上げ」されたワケだけど、それでも我が家では、できる範囲で節約して、なんとか1カ月を12個で持たせるようにがんばって来た。それなのに、2カ月ほど前から、3週間くらいで12個がなくなっちゃうようになったのだ。それであたしは「もしや?」と思って袋を見てみたら、ナナナナナント!ナナナナナント!ナナナナナント!‥‥って3連発で叫んじゃうけど、「50m×12ロール」と書いてあったのだ!おいおいおいおいおーーーーい!!いくら何でも、ふ・ざ・け・ん・なーーーー!!このまま安倍政権の大バカ経済政策が続いたら、そのうちトイレットペーパーは1ロール10mくらいにされちゃって、1カ月に100ロールくらいないと安心しておトイレにも行けないメチャクチャな世の中にされそうな気がした今日この頃なのだ!


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2015.05.20

ポツダム宣言を読んだことがない安倍晋三首相

今日5月20日、今国会で初めての党首討論が行なわれた。自民党の総裁である安倍晋三首相と討論したのは、民主党の岡田克也代表、維新の党の松野頼久代表、日本共産党の志位和夫委員長の3人だ。だけど、マスコミの大半は、野党第1党である民主党の岡田代表との討論や、今回がデビュー戦となる維新の党の松野代表の討論について軽く触れただけで、毎度のことながら「安倍首相は論戦を繰り広げ安保法制への強い決意を示した」なんていう結びのチョーチン記事を連発してた。

でも、今日の党首討論をちゃんと見てた人たちの多くは、共産党の志位委員長との討論の中で飛び出た、安倍首相のトンデモ発言に驚愕しただろう。だって、仮にも日本の現在の総理大臣である安倍首相が、まるでそれが当たり前であるかのような顔をして、「ポツダム宣言は、ちゃんとは読んでいない」という意味の答弁をしたからだ。誤解があるといけないので、志位委員長と安倍首相との答弁の問題の箇所を、以下、文字起こししてみた。ちょっと長いけど、読んでみてほしい。


志位和夫委員長 「(前略)日本の戦争が、間違った戦争か、正しい戦争が、その善悪の判断を聞いたのですが、まったくお答えがありませんでした。この問題は70年前に歴史が決着をつけています。戦後の日本は、1945年8月、ポツダム宣言を受諾して始まりました。ポツダム宣言では、日本の戦争についての認識を2つの項目で明らかにしています。1つは第6項で、「日本国国民を欺瞞し、これをして、世界征服の挙に出づるの過誤を犯さしめたる者の権力および勢力を永久に取り除く」と述べています。日本の戦争について、世界征服のための戦争だったと明瞭に判定しています。日本がドイツと組んで、アジアとヨーロッパで世界征服の戦争へ乗り出したことへの厳しい批判です。今ひとつポツダム宣言は、第8項で、「カイロ宣言の条項は履行されるべく」と述べています。カイロ宣言とは、1943年、米・英・中の3国によって発せられた、対日戦争の目的を述べた宣言ですが、そこでは「3大同盟国は日本国の侵略を制止し罰するため今日の戦争を行なっている」と、日本の戦争について「侵略」と明瞭に規定するとともに、日本が暴力と強欲によって奪った地域の返還を求めています。こうしてポツダム宣言は、日本の戦争について、第6項と第8項の2つの項で、「間違った戦争」だという認識を明確に示しています。総理にお尋ねします。総理はポツダム宣言のこの認識をお認めにならないのですか?端的にお答えください」

安倍晋三首相 「ま、この、ポツダム宣言をですね、我々は受諾をし、そして敗戦となったわけでございます。そして今、え~、私もつまびらかに承知をしているわけではございませんが、ポツダム宣言の中にあった連合国側の理解、たとえば日本が世界征服をたくらんでいたと言うこと等も、今ご紹介になられました。私は、まだ、その部分をつまびらかに読んでおりませんので、承知はしておりませんから、今ここで直ちに、それに対して論評することは差し控えたいと思いますが、いずれにせよですね、いずれにせよ、まさに、先の大戦の痛切な反省によって今日の歩みがあるわけありまして、我々はそのことは忘れてはならないと、このように思っております」


実際の答弁の映像は以下なので、最初からちゃんと見て欲しいけど、メンドクサイヤ人な人は「2分30秒ごろ」から再生すれば問題の箇所を見ることができる。



‥‥そんなワケで、今日は「いかがお過ごしですか?」は省略して先へ進むけど、まずは「ポツダム宣言」だ。公平性を重んじて、あえて日本の外務省が訳した原文をリンクするけど、これを見れば分かるように、ぜんぶで13項目しかない上に、それぞれの項目は数行でとても短い。分かりやすい現代文に訳したものなら、5分もあれば子どもでも読める。


「ポツダム宣言」(外務省訳 原文)
http://home.c07.itscom.net/sampei/potsdam/potsdam.html


だけど安倍首相は、「私は、まだ、その部分をつまびらかに読んでおりませんので、承知はしておりませんから、今ここで直ちに、それに対して論評することは差し控えたいと思いますが」と答弁した。この答弁だけを聞けば、「全体は読んでいるが、その部分だけは詳しくは読んでいない」という意味に受け取れるが、ぜんぶで13項目しかない上に、それぞれの項目は数行しかないものなのに、果たして、こんな説明が通用するだろうか?

たとえば、ぜんぶで何百項目もある上に、それぞれの項目が何百文字も何千文字もあるような分厚い書類なら、このような説明でも理解はできる。だけど、各項がたった数行しかなく、全文でもレポート用紙1枚に十分に収まるものなのに、この13項目のうち2項目をちゃんとは読んでいないと言う。それも、日本にとって最も重要な2項目をだ。

ようするに安倍首相は、「ポツダム宣言なんか一度もマトモに読んだことがない」ってことになる。どう考えたって、このトンチンカンな答弁からは、そのようにしか受け取れられない。そして、もしもそうだとしたら、これほど脱力しちゃう話はない。だって安倍首相は、これまでに数えきれないほど「戦後レジームからの脱却」というフレーズを連呼して来たからだ。

「戦後レジーム」とは「ポツダム宣言」のことなのに、「ポツダム宣言」を読んだことのない人が「戦後レジームからの脱却」というフレーズを連呼って、これ、何かのギャグのつもりなの?‥‥ってなワケで、安倍首相の歴史認識のトンチンカンぶりは全国民の知るところだけど、この「ポツダム宣言」については、マジでシャレにならない発言を過去にも炸裂させてる。

それは、2005年の小泉政権下でのことだ。当時、小泉内閣の閣僚でもなく、何の役職も背負ってなかった安倍晋三議員は、そのぶん口が軽かったのか、オピニオン誌『Voice』(PHP)の2005年7月号での「日中は「政冷経熱」で丁度よい(これからの日中関係を考える)」と題した葛西敬之氏との対談の中で、次のように発言しているのだ。


安倍晋三議員 「ポツダム宣言というのは、アメリカが原子爆弾を2発も落として日本に大変な惨状を与えたあと、『どうだ』とばかりに叩き付けてきたものです。そんなものを持ち出して、あたかも自分自身が戦勝国であるかのような態度で日本の総理を責めあげる」


おいおいおいおいおーーーーい!これマジで言ってんの?中学生でも普通に知ってるように、「ポツダム宣言」が日本に提示されたのは1945年7月26日で、日本が受諾しなかったから11日後の8月6日に広島に原爆を投下され、8月9日に長崎に原爆を投下されたんだよ。そして、2発の原爆でボロボロにされた日本は、とうとう8月15日に「ポツダム宣言」を受諾して降伏したんだよ。何で「ポツダム宣言」の提示が原爆投下よりも後なんだよ?

もしかして安倍首相って、「ポツダム宣言」を読んでないだけじゃなくて、「ポツダム宣言」がいつ提示されたのかも知らないの?‥‥っていうか、もしかしたら安倍家には、あたしたちが使った一般的な歴史の教科書とは違う「オリジナルの教科書」があって、それを使って勉強でもしてたの?「ポツダム宣言が提示された1945年7月26日に受諾していれば広島の悲劇も長崎の悲劇も起こらなかった」という当時の日本政府に対する批判を回避して、戦争を美化するために、安倍家のオリジナルの歴史の教科書には「原爆投下の後にポツダム宣言が提示された」って嘘が書いてあるの?


‥‥そんなワケで、さすがのあたしも、これほど「戦後レジームの脱却」と連呼して来た安倍首相が、まさか「ポツダム宣言」を読んだことがなかったとは思ってなかったので、今日の答弁を見て、開いた口からエクトプラズムが飛び出して幽体離脱しちゃいそうになった。でも、今日の答弁や過去のトンデモ発言を見る限り、安倍首相が「ポツダム宣言」を読んだことがなく、詳しい内容などほとんど知らないであろうことは紛れもない事実であり、そうだとすれば、「改憲」を連呼する安倍首相が「日本国憲法」をマトモに読んだことがない‥‥という恐ろしい可能性まで浮上して来ちゃった今日この頃なのだ。


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2015.05.13

エア馬券でヒヒ~ン!

あたしは競馬が大好きだけど、1日に1000円から2000円くらいの少ない予算で楽しんでるので、いつも最初にやることが「どのレースを買うか」という選択だ。競馬の馬券は最低額が100円なので、予算が1000円なら10点しか買えない。だから、好きな馬の出るレース、大きなレース、大荒れしそうで高配当が期待できるレースなど、1日に1レースから3レースくらいを選んで馬券を買ってる。

つまり、1日に行なわれるレースの大半は「馬券を買ってないレース」なんだけど、それでも競馬が好きだから、PCでJRAのサイトの出馬表を見ながら、ラジコでラジオNIKKEIの第1と第2で東西の競馬中継を聴いてる。そして、各レースを脳内でザックリと予想して、「買わなくて正解!」とか「あ~買ってたら当たってたのに~!」とか思って楽しんでる。ようするに「エア馬券」だ(笑)

ま、これはこれで楽しいんだけど、最近、もっと楽しいものを発見しちゃった。『hihin(ヒヒン)』という競馬予想コミュニティなんだけど、実際に開催されてる全レースを予想することができて、実際と同じように、単勝、複勝、枠連、ワイド、馬連、馬単、3連複、3連単の馬券を買うことができる‥‥って言うか、もちろん「エア馬券」だから、正確には「買った気分になって楽しむことができる」ってワケだ。


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もちろん、これは「みんなで予想しあって楽しむ」という、あくまでもお遊びの「競馬予想コミュニティ」だから、実際のお金のやりとりはいっさいない。予想がハズレても1円も払う必要がないし、的中しても配当金はもらえない‥‥って言うか、実際にお金のやりとりなんかしたら法に触れちゃうし(笑)

でも、このサイトで実際のレースを予想して「エア馬券」を買うと、的中した時には自分の予想に「的中」のマークがついて、馬単なら馬単、3連単なら3連単、実際の配当金が正確に表示されるから、あたしが脳内で楽しんでたザックリした「エア馬券」よりも、何倍もリアルに「お金を使わない競馬」を楽しむことができる。


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もちろん、ホントに買うワケじゃないから、実際の馬券は少ない予算内で四苦八苦して点数を絞って買ってるあたしでも、このサイトなら1レース1万円まで、最大で100点まで買うことができる。馬券の買い方も、「通常」の他に「ながし」「フォーメーション」「ボックス」など、これまた実際の馬券と同じように買えるので、「これから競馬を始めてみたい」って人の練習用にも向いてると思う。

ツイッターとも連動してるので、ツイッターのアカウントを持ってる人なら、メンドクサイヤ人な登録手続きなどなく、ツイッターから簡単にログインできる。ツイッターからログインすれば、自分のツイッターのアイコンが『hihin』にも表示されるし、自分の予想をツイートに反映させることもできるし、的中した時には親切に「的中しました」のツイートが送られてくる今日この頃、皆さん、いかがお過ごしヒヒ~ン?(笑)


‥‥そんなワケで、この『hihin』という競馬予想コミュニティは、登録するのも無料、予想するのも無料、すべて無料で1円もお金の掛からないサイトだから、あたしは安心して楽しんでる。それどころか、1円もお金の掛からないサイトなのに、賞金や賞品がもらえる特別企画なんかも開催されてる。


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たとえば、今なら「予想神 春の陣」と銘打った東京のG1予想の3番勝負が開催されてる。5月17日の「ヴィクトリアマイル」、24日の「オークス」、31日の「日本ダービー」を予想して、収支のトータルや1点の獲得賞金などを競い合い、優勝者には賞金3万円とhihinのオリジナルTシャツ、各賞にも賞金1万円とhihinのオリジナルTシャツがプレゼントされる。

もちろん、参加費も無料、予想も無料なので、ノーリスクで賞金や賞品を狙うことができる。条件は「ツイッターアカウントを持っていること」と「20歳以上」という2点だけで、他には何も必要ない。この「20歳以上」というのは、TBSラジオ『爆笑問題の日曜サンデー』の「競馬小僧」のコーナーなんかと同じで、競馬を使った企画で賞金や賞品があるからだ。

だから、この「予想神 春の陣」のように賞金や賞品がある企画以外は、通常の予想を始め、すべてのコンテンツを年齢に関係なく誰でも無料で楽しむことができる。最近スタートした企画だと、シンガーソングライターでグラビアアイドルの藤田恵名(えな)ちゃんが、「競馬初心者」の持つ強運で100万円を目指す「コロガシ女」が面白そうだ。第1回目の5月10日の「新潟大賞典」はハズレちゃったけど、恵名ちゃんは7月7日がお誕生日なので、パチンコなら「確変」だから、近いうちに大穴を的中させるかもしれない。


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他にも、YOU TUBEで「うまっぷる」という競馬予想チャンネルを運営してる競馬好きOL、ことりさんと連動した「ことりとおうま」というコンテンツもある。ま、これは、ことりさんのYOU TUBEの動画の最新のものを紹介してるだけなんだけど、YOU TUBEにアクセスしなくてもことりさんの最新の予想が見られるので便利だ。


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『hihin』は、まだ若いサイトだから、これからもっとコンテンツが充実して行くと思うけど、あたしは今でもタップリと楽しませてもらってる。それに、何よりも実際に馬券を買う時の参考になる。自分1人で予想して馬券を買ってると、どうしても自分の好きな馬や好きなジョッキーをヒイキしちゃうし、視野が狭くなって買い方がワンパターンになって来る。でも、『hihin』でいろんな人の予想に目を通してると、1つのレースを多角的に見ることができるようになる。

あたしは、「hihin公式プロ」のアキラさんを始め、的中率の高い参加者の予想を参考にしてるんだけど、こんなあたしの予想を参考にしてくれてる人もいる。こないだの「新潟大賞典」では、あたしは5番人気のダコールに二重丸をつけて、「ダコールの仕上がりの素晴らしさを見て「そろそろ重賞を獲らせたい」という中竹師の本気度が伝わってきました。ここは強気の馬単で行きます。」とコメントした。そして、ダコールからの馬単の「エア馬券」を10点買った。


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そしたら、あたしの予想通りにダコールが勝ったんだけど、残念ながらあたしは2着のナカヤマナイトをハズシちゃった。2着は11番人気までの10点を買ってたんだけど、ナカヤマナイトは13番人気だったのだ。もしも買ってたら馬単は6万6000円の高配当だった。実際の馬券でも、あたしはダコールから5点買ってたんだけど、2着に選んだのは6番人気から10番人気までの5頭で、まさかナカヤマナイトが来るとは思わなかった。

でも、このあたしのコメントを参考にして実際に馬券を買ったkoujiさんという人から、「万馬券ゲットしました!」というお礼のメッセージをいただいた。koujiさんによると、あたしの予想の通りに買ったつもりが、指が滑ってナカヤマナイトの4番にもチェックを入れちゃったそうだ。あたしの予想は、ダコールの6番から、1、2、3、5、7、9、11、13、14、15番への10点だったので、つい「4番」もチェックしちゃったみたいだ。


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‥‥そんなワケで、あたしのツイッターをフォローしてる人ならご存知のように、あたしは競馬に関するツイートをする時、「明日の天皇賞は当然ゴールドシップから行くに決まってるヒヒ~ン!」ってふうに、必ず語尾に「ヒヒ~ン!」をつけるようにしてる。だから、競馬予想コミュニティ『hihin』には、勝手に親近感を感じてる。あたしのように「エア馬券」を楽しむもヨシ、実際の馬券購入の参考にするもヨシ、20歳以上の人なら「予想神 春の陣」などの企画で賞金や賞品を狙うもヨシ、これから競馬を始めてみたいと思ってる人なら練習するのにもヨシ、楽しみ方はいろいろなので、興味を持った人は、ぜひアクセスしてみてほしい今日この頃なのだ♪


■みんなの競馬予想コミュニティ『hihin』
https://hihin.jp/


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2015.05.05

「日ハムが勝つと競馬で負ける」の法則

あたしの競馬は、1週間に2500円までっていう上限で楽しんでたんだけど、今年になってからなかなか勝てないので、少し縮小してた。3場所開催の時は、少なくとも3場所のメインレースだけは買ってたんだけど、これも「3連単」ならぬ「3連敗」がメジロマックイーンだったので、たとえGⅢでもGⅡでも「これは!」と思ったレースしか買わないことにした。

だから、1日に1レースしか買わなかったり、それも300円とかだから、なかなか当たらない。買うレース数が極端に少なくなったんだから、当然、的中率も低くなったワケで、これは仕方ないことなんだけど、それにしても当たらない。以前は、ハズレはハズレでもカスッてたり、5→1と買ってた馬単が1→5の逆目だったりと、ナニゲに「惜しい」って感じだったのに、ここんとこはカスリもしない。

たとえば、4月5日(日)のこと、中山メインのGⅢ「ダービー卿チャレンジトロフィー」で、あたしは、ブレイズアトレイルとアーデントという2頭の芦毛の馬連とワイドを買ったんだけど、ブレイズアトレイルは5着、アーデントは8着、カスリもしなかった。阪神のGⅡ「大阪杯」に至っては、最終追い切りで1番人気のキズナよりも時計が良かったキングズオブザサンに期待して、この馬から上位4頭への馬単を買ってたんだけど、キングズオブザサンは、ナナナナナント!14頭中ビリだった!

でも、この日、競馬と並行して行なわれてた「オリックス×日ハム」のデイゲームは、中田翔が満塁ホームランを打ち、先発の武田勝も5回2失点で今季初勝を上げ、投打のかみ合った日ハムが5連勝を決めた。だから、あたしは、競馬には負けたけど、ご贔屓の日ハムが勝ったことで、気分よく月曜日を迎えることができた今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、競馬は4月から「春のGⅠラッシュ」が始まるので、この翌週の12日は阪神でGⅠ「桜花賞」が開催された。GⅠということもあり、あたしは、6番人気のキャットコインと2番人気のココロノアイから馬連で手広く買ってたんだけど、勝ったのは5番人気、7番人気、8番人気の3頭で、あたしの選んだ2頭は7位と10位、これまたカスリもしなかった。

一方、「ソフトバンク×日ハム」のデイゲームは、先発の大谷翔平が7回無失点、中島卓也のタイムリーによる1点を守り切って、開幕から3勝目をあげた。だから、またまた競馬が当たらなかったあたしだけど、日ハムが勝ったこと、それも、大好きな大谷翔平が3勝目をあげたことで、これまた気分よく月曜日を迎えることができた。

そして、次の19日、今度は中山でGⅠ「皐月賞」が開催されるんだけど、あたし的には前日の18日(土)のJ・GⅠ「中山グランドジャンプ」が楽しみだった。大好きなクロフネ産駒の芦毛、アップトゥデイトが出るからだ。アップトゥデイトは4番人気で単勝12倍なので、この馬から上位馬への馬単を買っても高配当は望めない。そこで、あたしは、思い切って1~3番人気をすべて切って、この馬から5、6、7番人気への馬連で勝負することに決めた。

障害レースは、人気馬が落馬することもあるので、ハンデ戦と同様に荒れることも多い。そしたら、結果はビンゴ!15頭中5頭が落馬するという波乱の展開になり、見事にアップトゥデイトが逃げ切って、2着に5番人気のソンブレロが入り、あたしは久しぶりに予想が的中した。馬連なのに4640円も付いた。


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だけど、あたしがビックリしたのは、久しぶりに競馬が当たったことよりも、久しぶりに日ハムが負けたことだった。この日の「楽天×日ハム」は、日ハムが1回に先制点を取り、レアードのソロホームランによる追加点もあったのに、それ以上に点を取られて「4-2」で負けちゃったのだ。


‥‥そんなワケで、ここまで来ると、ナニゲに「日ハムが勝つとあたしが競馬で負ける、あたしが競馬で勝つと日ハムが負ける」というフレーバーが漂い始めてきちゃったワケだけど、まだ、確定したワケじゃない。次の日にはGⅠ「皐月賞」がある‥‥ってなワケで、今回の「皐月賞」であたしが選んだのは、大逃げに期待したスピリッツミノルと芦毛の実力馬ダノンプラチナだった。

だけど、スピリッツミノルは周囲を塞がれて前へ行けずに9着に沈み、ダノンプラチナに至っては11着と大敗した。一方、この日の「楽天×日ハム」は、先発の大谷翔平が9回無失点の4勝目をあげた。

そして、1週間後の26日(日)は、京都のGⅡ「読売マイラーズカップ」で、あたしが選んだ2番人気のフルーキーは5着に敗れたけど、「日ハム×オリックス」は、中田翔のタイムリーで1回から先制し、先発の大谷翔平は足が釣って5回で降板したけど、それでも今期5勝目をあげた。

なんですか?これは!日ハムが勝つと、あたしが競馬で負ける!‥‥つーか、あたしが競馬で負けると、日ハムが勝つ!その上、高い確率で大谷翔平が勝ち星をあげる!日ハムが勝つのは嬉しいし、大谷翔平が勝つのも嬉しいけど、そのためにあたしが競馬で負けなきゃなんないなんて!


‥‥そんなワケで、愛する日ハムのためとは言え、お財布にやさしくないハタ迷惑なジンクスが確立されつつ、「春のGⅠラッシュ」も佳境を迎え、5月3日(日)、京都のGⅠ「春の天皇賞」がやって来た。このレースは、あたしは最愛のゴールドシップから買うことに決めてたから、特に悩むことはなかった。ただ、ゴールドシップ自体が2番人気だったから、この馬からの馬単で、1番人気のキズナや3番人気のアドマイヤデウス、4番人気のサウンズオブアースなど、単勝オッズが1ケタの馬へ買っても意味がない。それで、あたしは、上位馬はすべて切って、単勝オッズが2ケタになる5番人気から9番人気までの5頭を2着にした馬単5点で勝負することにした。

だけど、今回のゴールドシップには、ちょっと不安な材料があった。もともとが「きかん坊」の馬なのに、水曜日の美浦での追い切りのあと、横山典弘騎手を乗せたまま大暴れしたと言うのだ。もしかして「ゴキゲンナナメ」だったりすると、最後の直線で本気を出してくれない。

それで、あたしは、この日の「ロッテ×日ハム」の中継をチェキしてみた。そしたら、ちょうど4回が終わったとこだったんだけど、ロッテは初回から得点を積み重ねてて、すでに「4-0」だった。そして、続く5回の表に中島卓也のヒットと西川遥輝のタイムリースリーベースで1点、田中賢介の内野ゴロで1点と、何とか2点を返したけど、その裏にまた1点を返された。


「これって、日ハムの負けパターンじゃん」


そう感じたあたしは、ここで、これまでの不思議なジンクスを検証してみることにした。これまで続いて来たジンクス、つまり、「日ハムが勝つとあたしが競馬で負ける、あたしが競馬で負けると日ハムが勝つ」というジンクスが本物なら、もしもこのまま日ハムが負けると仮定した場合は、あたしは競馬で勝つことになる。ようするに、すでに買ってる5点の馬単のうち、どれが1点が的中するということになる。

それなら、それに乗っからなきゃもったいない。せっかくくのチャンスなんだから、大きく儲けよう。そう考えたあたしは、自分の買った5点の馬単の2着馬をチェキし直した。5番人気のラストインパクトは、言ってもディープ産駒だから、やっぱり距離の不安がある。6番人気のウインバリアシオンは、前々走まではパッとしない‥‥なんて考えてたら、あたしには前走のGⅢ「ダイヤモンドステークス」をサックリと買ってる7番人気のフェイムゲームに目が止まった。

ステイヤーとしての経験値も高いし、スタミナのある馬だからヘタしたらゴールドシップを差し切る可能性だってある。そこで、あたしは、1番のゴールドシップと14番のフェイムゲームを固定して、3連複を買ってみることにした。そして、7番人気のフェイムゲームが突っ込んで来れば、上位馬の大半は馬群に沈み、代わりにブービー馬が釣られて上がって来ると思ったので、フェイムゲームよりも下位の馬、8、9、10、11、12、13番人気の6頭を組み合わせた。


‥‥そんなワケで、ファンファーレとともに第151回の「春の天皇賞」が始まったワケだけど、ゴールドシップがなかなかゲートに入らない。後ろ向きにゲートに近づけてみたり、いろいろとやってるんだけど、どうしても大人しくゲートに入ってくれない。もしかして、また「ゴキゲンナナメ」なのかな?‥‥なんて不安が脳裏をよぎりつつも、なんとかゲートに収まり、レースが始まってみれば、まるで去年の「宝塚記念」のリプレイ映像のような落ち着いた展開。

最後尾の外側ののんびり走るゴールドシップには、前を走る馬たちなんていつでもゴボウ抜きできるという自信が満ち溢れてる。そして、中盤には軽い足取りでスイスイと順位を上げ、完全に全馬を射程距離にとらえた。4角を回って大外3番手、ゴールドシップにとってのベストポジションだ。

そして、各馬が一気に加速する中、次元の違う末脚で先頭に立ったゴールドシップ。そこに鬼の末脚で突っ込んで来たのがフェイムゲームだった。3着は必至に残ったカレンミロティック。2番人気、7番人気、10番人気という組み合わせて、あたしの馬単も3連複も見事に的中した。「1→14」の馬単は8480円、「1-2-14」の3連複は5万7160円、久しぶりの‥‥って言うか、今年初の万馬券だ。


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‥‥そんなワケで、この後、「ロッテ×日ハム」は、8回裏にデスパイネがトドメのツーランを放ち、日ハムは「7-2」で負けた。あたしは競馬に勝ち、日ハムは負けたってワケだ。だから、今のとこ、この不思議なジンクスは継続してるし、今週末の「NHKマイルカップ」、翌週の「ヴィクトリアマイル」、その次の「オークス」、その次の「日本ダービー」と、5月のGⅠラッシュは続いて行く。あたし的には、現役馬の中で一番好きなホエールキャプチャが出る予定だった「ヴィクトリアマイル」が開催される5月17日だけは、日ハムに負けてもらって、ホエールキャプチャに有終の美を飾って欲しいと思ってたけど、残念ながらホエールキャプチャは、左前脚に不安が出たため、「ヴィクトリアマイル」を回避して引退することになった。だから、日ハムは、もう何にも遠慮せずに、ジャンジャン勝ち進んで欲しいと思う今日この頃なのだ♪


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2015.04.20

2015年、焼売の旅

昭和40年代後半に生まれたあたしは、生まれた時にはPCも携帯電話もなかったから、何か調べたいことがあると、学校や地域の図書館に行き、いろんな本を調べたり、親や先生などの「人生の先輩」に聞くしかなかった。たとえば、分からない漢字が1文字、分からない英単語が1つあるだけでも、いちいち辞書を引いて調べるしかなかった。

でも、今の平成生まれの若い人たちは、生まれた時から身の周りにPCがあるし、インターネットに接続できる携帯電話があったから、たいていのことならワンタッチで調べることができた。漢字なんか書けなくても、ひらがなで入力すれば自動的に漢字に変換できる。英語どころか、フランス語だってアラビア語だって、グーグル先生が一瞬で自動翻訳してくれる。あたしの時代とは雲泥の差だ。

だけど、こういうのって、ホントに利点だけなんだろうか。「便利」を手に入れたことによって、何かを失ってるんじゃないだろうか。たとえば、いつでもポケットやバッグからスマホを取り出してピピピッと指でなぞるだけで、何でも出てくると思ってる安心感から、自然と「暗記する」という努力をおこたることになり、結果、暗記力が低下してるんじゃないだろうか。

あたしの若いころは、自分の自宅の電話番号はもちろんのこと、仲のいいお友達や頻繁に連絡する仕事先などの電話番号は、すべて暗記していた。いつも肌身離さずに持ち歩いていた電話帳にもシッカリと書いていたけど、たいていの電話番号は暗記していた。でも、今の若い人たちの中には、仲のいいお友達や自分の職場の電話番号だけでなく、自分のスマホの電話番号すら暗記していない人もいる。

ようするに、自分のスマホに登録さえしていれば、誰にでもワンタッチで電話することができるから、相手の電話番号を暗記する必要がないワケだ。つーか、あたしだって暗記したくてしてたワケじゃない。あたしの時代にはワンタッチで電話できる機能なんてなかったから、毎回、数字のボタンを1つずつ押して電話を掛けるしか方法がなくて、そんなことを何度も繰り返してるうちに、自然と覚えちゃっただけだ。

だけど、今の若い人たちの中には、誰かに電話番号を聞かれると、「ちょっと待って」と言って、自分のスマホの「所有者情報」をひらき、そこに表示された11ケタの番号を読み上げる人がいる。自分のスマホが水没してデータがパーになると、真っ青になってオロオロする人もいる。信じられないことだけど、今はこんな人がたくさんいるのだ。今どきの若い人たちにしてみれば当たり前のことなのかもしれないけど、PCも携帯電話もなかった時代に生まれたあたしにしてみれば、何で自分の電話番号や自分の職場の電話番号も覚えていないのか理解できない今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは別に、便利になった今の世の中を否定してるワケじゃないし、それどころか、今の若い人たちとは違って「不便だった時代」を体験して来たぶん、今の若い人たちよりも今の便利な世の中に感謝している。ただし、頭から「便利」を受け入れているワケじゃなくて、常に一抹の不安を抱きながら、その上で、「便利」を受け入れているのだ。

何日か前のこと、あたしは、ふと思った。「シューマイ」って、蒸して作るのに、何で「焼売」って書くんだろうって。「チャーシュー」の場合なら、最初から最後まで茹でるだけの作り方もあるけど、最初にタコ糸で縛った豚肉のカタマリをフライパンとかで焼き、それから煮るっていう作り方もあるから、漢字で「叉焼」って書くのは不思議じゃないし、日本語で「焼き豚」って言うのも納得できる。でも、「シューマイ」の場合は、「焼く」なんて過程はいっさいない。生のシューマイを油で揚げる「揚げシューマイ」はあるけど、フライパンや網で焼くシューマイなんて聞いたことがない。

それなのに、ああそれなのに、それなのに‥‥って、久しぶりに五七五の俳句調で嘆いちゃうけど、何で蒸して作ってるのに「焼売」なんだ!‥‥ってなワケで、せっかく世の中が便利になったんだから、あたしはすぐにPCを起動させてインターネットで調べてみた。そしたら、すぐにこんな文章がヒットした。


「中国語の『焼』という漢字は『強く加熱する』という意味なので、日本語とは意味が違って『煮る』や『蒸す』なども『焼』という漢字で表記することがあります」


ほほう、つまり、日本では「手紙」と言えば「レター」のことだけど、中国で「手紙」と言うと「トイレットペーパー」のことになる‥‥ってのと同じで、日本と中国とで、同じ漢字でも意味が違うってことなのね。あ~スッキリした!‥‥って、たいていの人は、ここで納得しちゃうだろう。中には、次の日に学校や職場へ行った時、お友達や同僚に向かって「シューマイって蒸して作るのに、何で『焼売』って書くか知ってる?」なんて、ドヤ顔で話し始める人もいるハズだ。

だけど、あたしは、インターネットの恐さを知っている。大学生の多くがレポートや卒論を書く時に参考にしたり丸写ししているという、あのウィキペディアだって、事実誤認や悪意のあるデマが数多く書き込まれていて、数年前の調査によると「ウィキペディアの内容の信頼度は約60%」と言われているのだ。事実、あたし自身も、これまでにウィキペディアに書き込まれていた嘘やデマを数えきれないほど見つけている。


‥‥そんなワケで、あたしは、「焼売」について、さらにインターネットで調べてみた。そしたら、今度はこんな記述が見つかった。


「中国から日本に伝来した『シューマイ』は、中国南部では日本と同じく『焼売』と表記しているが、中国北部では『焼麦』と表記している」


それで、あたしは、次に「焼麦」という表記で検索してみた。そしたら、佐賀県のJR九州の「鳥栖駅」を発祥とする中央軒の「焼麦弁当」という駅弁がヒットした。あたしは東京生まれ東京育ちなので、シューマイと言えば横浜の崎陽軒だけど、西日本では中央軒こそがシューマイの代表で、駅弁業界では「東の崎陽軒、西の中央軒」と呼ばれているそうだ。そして、中央軒の「焼麦弁当」は、現在も売られている人気の駅弁で、製造元のサイトを見てみたら、「焼麦」についてのウンチクがたくさん紹介されていた。その一部を引用して紹介させてもらう。


「中国では、焼(shao)は火が燃えることを意味し、麦(mai)は文字どおり麦で、小麦粉の意に通じます。つまり焼麦(shaomai)とは麦の粉で包んで加熱したものという意味です。日本でもすっかり定着したシウマイは、中国でもほぼ全国的に食される人気のメニューのひとつです。特に広東地方では、飲茶にかかせない点心の代表格として親しまれ、ひと□で食べられる小ぶりで薄い皮のものが良いとされています。中央軒の焼麦は、長崎在住の中国人に教えを乞い、この東風のあっさりとした味を基本に中央軒独自のものに仕上げました。中央軒は、明治25年鳥栖駅開設とともに駅売り弁当で創業。それ以後、鉄道の発展とともに歩み今日に至っています。」
http://www.tosucci.or.jp/kigyou/chuohken/syaomai-pac.htm


‥‥そんなワケで、ここまでに分かったことを整理してみると、「シューマイ」はもともと「小麦粉の皮で包んだものを加熱した」という意味から「焼麦」と表記されていて、それが地域によっては「焼売」と表記されるようになり、日本には両方の表記が伝わって来た‥‥ってことになる。でも、これで納得するのは、まだ早い。せっかくここまで調べたんだから、もっと徹底的に調べなきゃ気が済まない。30年前だったら、こんなことのために何度も図書館に通うのなんてマッピラゴメンだけど、今は自宅に居ながらにして、PCのエンターキーをポンと叩くだけで調べられるのだ。

で、さらにディープに調べてみたら、ナナナナナント!ここまでの流れが怪しくなってくるような資料が見つかってしまった!それは、1998年に刊行された『中国料理辞典(下)技術・文化篇』 (同朋舎)によるもので、そこには、こう書かれていたのだ!


【シュウマイ/焼売/乾蒸/焼賣】
シュウマイは地方によっては「焼麦(シャオマイ)」とも書き、病害を受けてまっ黒になった麦の穂を伝染を防ぐために焼いた、その形に似ているところからついた名称。


オーマイガー!タイトルのとこに「焼売」と書いてあって、本文のほうに「地方によっては焼麦とも書き」って書いてあるってことは、あたしの導き出した「もともと焼麦と表記していたものが地域によっては焼売と表記されるようになった」っていう仮説が根底からくつがえっちゃったじゃん!つーか、ちゃんと「蒸」という漢字を使った「乾蒸」なんていう第三の表記まで登場しちゃったし、それどころか、「つまり焼麦(shaomai)とは麦の粉で包んで加熱したものという意味です」っていう、日本の老舗である中央軒さんの説まで否定されちゃったじゃん!

この『中国料理辞典(下)技術・文化篇』の記述がホントであれば、「シューマイ」を「焼売」とか「焼麦」とか表記する時の「焼」という漢字は、「強く加熱する」という調理方法から生まれたものではなく、病害の麦の穂を実際に火で「焼いた」という事実から生まれたものだということになる。そして、それを裏付けているのが、「乾蒸」という新たな表記なのだ。最初に書いたように、「煮る」ことも「蒸す」こともすべて「焼」という漢字で表記するのなら、この「蒸」という漢字を使った表記は存在理由を失ってしまうからだ。


‥‥そんなワケで、ここまで来たら、もはや後戻りはできない。さらにディープに調べ尽くして、真実を見つけるしかない。あたしは、意地になって調べ続けた。もちろん、こんなアホなことができるのも、インターネットという現代の便利な道具があるからで、調べる手段が図書館しかなかったら、あたしはとっくに放り出して、「これでおシューマイ!」なんてオヤジギャグでお茶を濁していただろう。

で、意地になったあたしは、これまでのように信頼度の高いソースだけでなく、個人のブログや掲示板などまでクマなくチェキしてみた。そしたら、10年以上前に運営を休止した「おしえてねドットコム!」という個人サイトのログの中に、シューマイの発祥についての質問と、それに対する回答が見つかった。その回答者は、シューマイの起源を調べるために、実際に横浜の崎陽軒に電話をして質問してみたらしい。


「シューマイの事はやっぱり「崎陽軒」に聞いてみました。その回答です。 ご質問の件ですが、以前当社の中国料理人曽総料理長にこのような事を聞いたことがあります。『昔、中国では料理をした後の材料の残りを(例えば野菜の切れ端とか、肉の残りとか、とにかく何でも)棄ててしまうのはもったいないので、細かくして丸めて焼いたのがシューマイの起源なんだよ。』その後、料理をいっぺんに大量に調理するには、大きな蒸し鍋で蒸し上げるのが一番早いので、現在のようになったようです。これが正解という確信はないですが、私は「なるほど、だから焼売と書いてシューマイか」となっとくさせる説明だと思いました。 ご参考程度に、、、。
http://homepage2.nifty.com/osiete/s544.htm


またまた新説が登場しちゃった。この説によれば、シューマイの「焼」という漢字は、実際に焼いて調理していたことが起源で、それが時代とともに量産するようになり、調理方法が「焼く」から「蒸す」に変わった‥‥ってことになる。そしたら、「中国では『煮る』にしても『蒸す』にしても強く加熱することを『焼』と表記する」という説も消えちゃうし、「病害の麦の穂を焼いた形に似ているから」という説も消えちゃう。

ここまでの複数の説のうち、あたし的に最も信憑性が高いと感じているのは、「病害の麦の穂を焼いた形に似ているから」という説だ。何故なら、その原典が中国料理について解説している専門書であり、「乾蒸」という第三の表記の存在とも合致するからだ。だけど、60年も前の昭和31年から「焼麦」を作って販売してきた中央軒の説も間違いだとは思えないし、さらには、実際に横浜の崎陽軒で調理を担当していた中国人の総料理長の説明にも重みとバックボーンを感じる。


‥‥そんなワケで、あたしは、他にも山のようなソースに当たってみたんだけど、残念ながら「これが真実だ」という結論を探し出すことはできなかった。鼻息を荒くして「意地になった」なんて言った手前、この結果は自分でも情けないんだけど、こうしたものには、たいてい複数の説があり、その中に「有力な説」と「怪しい説」はあっても、なかなか「これが真実だ」という結論には至らないことがほとんどだ。だけど、せっかく手に入れたインターネットという便利な道具を使って、ここまで徹底的に調べてみれば、最初にヒットした情報だけを鵜呑みにして翌日に誰かにドヤ顔で話すことが、どれほど危険で恥ずかしいことなのか、それだけは分かってもらえたと思う今日この頃なのだ。


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