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2005.02.01

品川寒気団来襲!

おとといの日本テレビの「メレンゲの気持ち」に、あたしの大っ嫌いな品川庄司が出てた。あたしは、品川の顔を見ると、仲のいいスタイリストが、某局のメーク室でセクハラされた時のことを思い出しちゃって、すごくイヤな気持ちになる。それだけじゃなく、あたしも、すごく不愉快なことを言われたし、とにかく、何でそんなにイバルのか分からないほどイバッてるし、あれほどテレビの顔と楽屋の顔が違う人間も珍しくて、とにかく、スタッフにはメチャクチャ評判が悪いのが、品川庄司の品川、坊主頭のほうだ。

でも、そのまま「メレンゲの気持ち」を見てたら、何度も見させられて飽きちゃってるんだけど、例のMAXネタをやってくれた。品川が、ノートパソコンでネタを書いてる時に、隣りにいる庄司が、ネタも考えずに、後輩と、MAXの「ギミギミシェイク」のサビの部分の振り付けについて、右手の指先が内側を向くか外側を向くかって言う、どうでもいいことを熱心に話し合ってて、すごくムカついた、って言うアレだ。品川庄司が嫌いで、あいつらがテレビに出てると、すぐにチャンネルを替えちゃうあたしでも、もう3~4回は見てるネタだから、普通の人はもっと見てるだろう。

若手の芸人が、同じネタをやってても、漫才やコントのネタだったらガマンできる。何度か見たことのあるネタで、オチが分かってても、若手だからネタの本数が少ないんだろうって思って、ある程度はやさしい目で見てあげられる。ヒロシのネタだって、「ついにお母さんがノーブラで暮らし始めたとです‥‥」って言うのとか、「ボクと待ち合わせする女の人は、必ず約束の日になると風邪をひくとです‥‥」って言うのとか、他にも色々、もう飽きるほど見させられてるけど、芸のネタだって分かってるから、面白くはないけど、不愉快にもならない今日この頃、皆さん、同じネタは何回までOKですか?(笑)


‥‥そんなワケで、品川庄司のこのMAXネタは、漫才じゃなくて、トークのネタなのだ。MCとのナニゲないトークの流れの中で、「最近あった面白い話」的な感じで話し始めて、MCや他のゲストたちの反応を見ながら、話を進めて行く。ようするに、「ごきげんよう」のサイコロトークみたいなもんだ。だから、1回だけだったら面白い。だけど、品川庄司は、どこかで少しでもウケると、同じ話をあちこちの番組でするから、こっちはウンザリして来る。

今回のMAXネタは、お気に入りみたいで、特にあちこちで話してる。あたしでさえ3~4回も見てるんだから、「メレンゲの気持ち」のMCの久本雅美や、レギュラーの原口あきまさやモンキッキーだって、このネタを他局の番組で何度も見てるはずだ。それなのに、初めて聞くようなリアクションで、大げさに驚いたり笑ったりツッコんだりしてるから、そう言う周りのワザとらしい反応も、あたしの鳥肌を加速させる。

それでも、MAXに関するネタだし、「ギミシェ」のジャケ写がワイプで入ったりするから、こっちはガマンして見てるのだ。そしたら、ゆうべのフジテレビの「堂本兄弟」にも品川庄司が出てて、もしや?って思って見てたら、予想通りに、同じネタが始まった。おととい、「メレンゲの気持ち」で見たばかりだったので、あたしは、細かいセリフや動きまでハッキリ覚えてたんだけど、まるで録画を見てるように、何から何まで同じで、湯冷めしちゃうほど寒くなった。

ワガママ女王のYOUが、1年ちょっと前に、「女の子がヴォーカルで、あとのメンバー全員が男ってバンドだと、そのヴォーカルの女の子って、必ずギターの男と付き合って、次にベースの男と付き合って、最後にドラムの男と付き合って、人間関係がドロドロになっちゃって、結局、バンドは解散しちゃうんだよね」ってネタをあちこちのバラエティーで話してたけど、その時も、まるで台本があるみたいに、どの番組で見ても一字一句同じだったので、あたしは、全身に鳥肌が立つほど寒かったことを覚えてる。

確かに、初めて聞いた時は、それなりに面白かったんだけど、同じネタをあちこちのチャンネルでやられると、2回目、3回目と、回数が増すごとに、どんどん寒くなって行く。それでも、毎回、話し方が少し変わったりすればいいんだけど、すらすらと台本通りに話してるから、磯野貴理子のネタトークと同じで、見てるほうはシラケるだけなのだ。

シブがき隊の落ちこぼれ、フックンが、昔、早見優と松本伊代と石川秀美の3人と、シブがき隊とで、そのうちの誰かのマンションに行って乱交パーティーをした時の話をあちこちの番組でしてるけど、これも同じで、面白いのは1回目だけ。2回目、3回目になると、もうウンザリして来る。

‥‥なんて言いつつ、このYOUの話も、フックンの話も、ずっと前にこの日記に書いたネタなので、昔からこの日記を読んでくれてる人は、「この話、前にも読んだよ!」って感じで、ちょっと寒くなったと思う。

そう! その寒くなる感覚が、あたしが品川庄司を見るたびに感じる感覚なのだ! これは、つまらないオヤジギャグを聞かされた時の寒さとは違って、もっとゾッとするような、鳥肌が立つような、見てる者を不愉快にさせる感覚なのだ。

恥かしいことを恥かしいって気づかずにやってる人を見ると、こっちは失笑する。たとえば、出川哲郎が、ネタが滑って笑われてるのに、自分ではネタがウケたんだと勘違いして、自分の腕をポンポンと叩きながら、笑いの腕がいいってことをアピールする時とかだ。でも、これは許せる。こっちが失笑するってことは、恥をかいてるのは向こうで、こっちはそれを見てバカにしてるワケだから、別に何の問題もない。

だけど、恥かしいことを恥かしいって気づかずに、その上、それを得意満面でやってる人は、もっとタチの悪いパターンなのだ。そう言うのを見ると、失笑するレベルも超えちゃって、見てるあたしのほうが恥かしくなって来る。そして、寒気が襲って来て、鳥肌が立つ。これが、恐怖の「品川寒気団」なのだ。

この「品川寒気団」は、松浦亜弥がホッペをふくらませたり、泣きマネをしたりしてるのを見た時にも起こる。浜崎あでゅみの話し方を聞いてても起こる。真矢みきの大げさなミュージカル仕立てみたいなセリフまわしや演技を見てても起こる。つまり、本人は可愛いと思ったり上手いと思ったりしてやってるんだろうけど、それがまったくの見当ハズレな上に、自分を可愛く見せようとか上手く見せようとか言う根性や計算が丸見えだから、見せられてるこっちのほうが恥かしくなって来るのだ。

‥‥そんなワケで、品川庄司や松浦亜弥や浜崎あでゅみや真矢みきの寒さのせいで、ニポンには何年ぶりかの大型の寒気団が押し寄せて来て、四国や九州にまで雪を降らせそうな今日この頃、ここはひとつ、鳥肌実の演説でも聞いて、少しは温まらないとダメかも知れない(笑)

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