エマールな日々
だいたひかるのネタで、「プロゴルファーの宮里藍が、シーサーに見える。」って言うのがあるけど、ドラクエばっかりやってるあたし的には、宮里藍の笑った顔が、ばくだん岩に見える今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?(笑)
‥‥そんなワケで、今日は、ちょっと早く帰ってこれたので、午後からお洗濯をした‥‥って言うか、クリーニングをした。この前、ホームクリーニングのエマールの詰め替え用を買って来たので、デリケートなおしゃれ着のお洗濯をした。以前は、ヤバそうな生地のものは、ナンでもカンでもクリーニング屋さんに出してたけど、あまりにもお金が掛かるので、自分で洗えるものは、できるだけ自分で洗うことにしたのだ。
しばらく前に、使ってたエマールが無くなり、洗うお洋服もそんなに溜まってなかったし、何よりもお水が冷たいから、しばらくガマンしてた。洗うお洋服って言っても、別に、汚れたり汗をかいたりしたワケじゃなくて、一度か二度着たら洗うって言うだけなので、後回しにしてたのだ。
‥‥そんなワケで、意を決してクリーニングすることにしたんだけど、今回は、一着だけヤッカイなものがあった。それは、この冬に3回ほど着たニットのワンピなんだけど、まず、色が濃いグリーンだってことと、次に、七分袖だってことと、さらに、取り外しのできない肩パッドがついてるってことと、その上、これが一番重要なんだけど、ケッコー値段が高くて、すごく大切にしてるってことだ。これだけの難題を網羅してる上に、あたしは、今まで、ブラウスとかスカートとかはエマールしたことがあるんだけど、ワンピなんて大物は、初体験なのだ。
初体験‥‥この、甘く切ない言葉の響き、胸の奥がキュンとするような‥‥なんて言ってる余裕もなく、絶対に失敗は許されないから、まずは花王のホームページにアクセスして、エマールのコーナーで十分に勉強した。エマールのコーナーには、洗えるものと洗えないものの表が載ってて、簡単に洗えるのが、「綿、ポリエステル、ナイロン、アクリル」、洗えるけど注意が必要なのが、「ウール、麻、ポリウレタン、ダウン」、洗えないのが、「絹、レーヨン、キュプラ、アセテート、皮革、毛皮」って書いてあったけど、毛皮を洗うやつなんかいるワケがない。でも、一応は書いておかないと、最近のナントカ法のおかげで、「説明に、毛皮を洗ってはいけません、って書いてなかったから、毛皮を洗ったら、ボロボロになったぞ! 弁償しろ!」とか言うアメリカ人みたいなニポン人が出て来そうだから、そう言うタチの悪いヤツラに対する防衛手段として、わざわざ書いてるんだと思う。電子レンジの取り扱い説明書に、「洗った猫や犬を乾かすために使用しないこと」なんてアホなことが書いてあるのも、タチの悪いヤツラに対する、メーカーの防衛手段に他ならない。
でも、もしかしたら、メーカーにインネンをつけて小遣い銭をせびろうとするタチの悪いヤツラだけじゃなくて、ホントに頭が悪くて、こう言う常識が分からない人たちもいるのかも知れない。最近の、安倍なつみだの、あびる優だのの非常識さを見てると、そんな気がして来る。
今、FM TOKYO を聞きながら、この日記を書いてるんだけど、桑田佳佑の番組をやってて、リスナーに電話でクイズを出して、正解するとミニギターをプレゼントするって言う企画をやってる。でも、桑田佳佑のお誕生日を記念しての企画みたいで、クイズってのは表向きで、誰でも絶対に分かるような4択問題だ。たとえば、「私、桑田佳佑が、将来やってみたいと思うお店は何でしょうか? 1番、駄菓子屋さん、2番、ホストクラブ、3番、巨乳タレント事務所、4番、金融業ほのぼのレイプ。」って言う問題に対して、電話に出た女性は、こう言った。「え~? ヒントくださ~い!」
それに対して、桑田佳佑は、「ヒントは、正解は1番です。」って言った。そしたら、その女性は、「1番!」って答えた。次は、もっとヒドかった。「私、桑田佳佑が、車の運転をしながら、良くすることは何でしょうか? 1番、大声で歌を歌う、2番、週刊誌の袋とじを開ける、3番、手鏡を磨く、4番、マバタキをしないで警察に踏み込まれて逮捕される。」、この問題に対して、電話に出た男性は、こう言った。「う~ん? ヒントくださ~い!」
サスガに、2問も続けて正解をそのまま教えるワケに行かないから、桑田佳佑は、こう言った。「あのねえ、車の運転をしてるんだから、手はハンドルを持ってるから、袋とじは開けられないし、手鏡は磨けないし、車の中に警察が踏み込んで来ることなんか、メッタにないよね?」、まあ、これでも正解を言ってるのと同じだけど、それなのに、ここまで言ってるのに、その男性は、しばらく、「う~ん?」って唸ってて、なかなか答えられない。そして、桑田佳佑にうながされて、ようやく、「1番!」って答えた。
これらの問題を聞けば、番組の企画として、あえて誰にでも答えられる簡単なクイズにしてるって言うだけじゃなくて、もともと、2番から4番までの答はウケを狙ってるネタだってことくらい、小学生でも分かると思うんだけど、世の中は、そうじゃないみたいだ。だから、こう言う人たちは、ちゃんと説明書に書いてないと、毛皮のコートをエマールで洗ったり、猫を電子レンジで乾かそうとしちゃう人たちなのかも知れない。そう考えると、世の中って怖い。
‥‥そんなワケで、「洗えるけど注意が必要」なウールのワンピなので、どう注意するのかを調べたら、「強い水流やもみ洗い、高い水温だと縮みやすい」って書いてあった。でも、あたしは、洗濯ネットに入れて洗濯機で回すなんてアラワザなんか考えてなくて、最初から、手でそっと押し洗いをするつもりだった。だから、注意する点は、水温だけってことだ。
だけど、この「高い水温」ってのが、いったい何度以上を指すのかが分からない。カップ麺を作る時は、80度だってぬるいし、お風呂なら、50度でも熱くて入れない。その水温が高いか低いかは、何に利用するかによって、大きく変わってしまうのだ。だから、30度だって、「高い水温」てことになる場合もあるだろう。ちゃんと何度なんだか書いておいてくれればいいのに、これじゃあぜんぜん分からない。でも、もしかしたら、お洗濯の時の「高い水温」ってのが何度くらいなのかは一般常識で、こんなことも知らないあたしも、ヤバイ部類の人間なのかも知れない‥‥なんて、リトル弱気になって来る(笑)
でも、今日は、りっちゃんのお誕生日だし、小さいきっこたちにも励まされたあたしは、とにかくがんばって洗うことにした。そして、「高い水温」が分からないので、絶対に失敗したくないから、お水で洗うことにした。まずは、裾の目立たない部分で色落ちテストをして、大丈夫だったから、お洗濯に取り掛かった。バスルームにタライを用意して、お水に対して規定量のエマールを入れて、手でかき混ぜた。これが、冷たいの何のって、冷たいんだけど、簡単に畳んだワンピを入れて、両手で静かに沈めた。これが、また、冷たいの何のって、冷たいんだけど、ガマンしながら何度も押してから、15分ほど浸けておく。そして、時間が来たので、お水を取り替えながら、泡が出なくなるまで、5回くらいすすいだんだけど、これが、また、冷たいの何のって、冷たいんだけど、最後に洗濯機で脱水した。そして、型が崩れないように、太めのハンガーに掛けて、陰干しした。
‥‥そんなワケで、ちゃんと乾くまでは、まだ成功したかどうかは分からないけど、とにかく、あたしは、大きな仕事をやりとげた満足感に包まれながら、冷たくなった両手を湯沸かし器のお湯で温めた。でも、湯沸かし器の水温を「高い水温」にしたら、そうとう熱すぎちゃった今日この頃なのだ(笑)
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