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2005.02.06

顔面てじな~にゃ♪

あたしは、自慢じゃないけど、クチビルの色が悪いので、リップグロスだけってことは、まず無い。きちんとペンシルで輪郭をとって、ベージュ系のリップに、クリアのグロスってパターンが多い。他の色のリップの時でも、グロスはほとんどクリアしか使わない。グロスは1日に何度も塗り直すから、ちょっと前のオーブのハニーデューのクリアみたいな、ようするに、チョロイので十分だと思ってる。でも、ハニーデューみたいなチューブタイプって、はみ出したり、つけすぎちゃって垂れて来たりするから、もう少し硬めのほうがいい。

で、遅ればせながら、チマタで大評判のオーブのデュアルグロスを使ってみた。クリア派のあたしが、色のついたグロスを使うのは珍しいんだけど、このシリーズはリップカラーとの相性がいいみたいで、悪くない。それに、チップが板状になってるので、すごく塗りやすいし、硬さがちょうど良くて、塗りすぎても垂れて来ない。クチビルの縦ジワがぜんぶ消えて、プックリプルプルのクチビルになる。あたしが持ってるのは、52番のピーチだけど、ボルドー系のカラーにブルーのラメが入った55番の番カシスが人気があるみたいだ。

リップグロスって、お化粧の最後の最後の最後に使うから、あたしの場合は、リップグロスのあとは、タバコをくわえて火をつける。そして、火のついたタバコを灰皿に置く。それから、髪を梳かして、灰皿のタバコを人差し指と中指ではさんで取り、一服して、また灰皿に置いた‥‥つもりだった。それなのに、置いたはずのタバコが、手品みたいに、人差し指の下側に張りついて、戻って来ちゃった!

最初の一服でフィルターにグロスがついてて、その部分を指ではさんじゃったから、グロスが接着剤の役割になって、人差し指にくっついたのだ。文章で読むと大したことはないけど、あたしはアセッた。だって、あたしは、タバコを完全に置いたつもりになってて、それで、何も考えずにサッと手を戻したワケで、それなのに、火のついたタバコがくっついて来たもんだから、予想外の出来事に、一瞬、理解不能状態になっちゃったのだ。

あんまり驚いたので、思わず、目の前のドレッサーの鏡に向かって、「てじな~にゃ♪」って言っちゃった今日この頃、皆さん、この「てじな~にゃ♪」の部分だけは、ネタっぽいと思いませんか?(笑)


‥‥そんなワケで、ホントのところは、サスガに「てじな~にゃ♪」とは言ってないけど、ジャンケンのチョキみたいにした指の、上の人差し指の下側に火のついたタバコが貼りついてるのは、限りなく手品っぽかった。やっぱり、硬めのグロスの威力はスゴイもんだ。それで、あたしは考えた。

最初に、タバコを箱ごと相手に渡して、タネもシカケも無いってことを確認してもらって、好きなのを1本だけ選んでもらう。そして、そのタバコを受け取り、口にくわえて火をつける。クチビルには、硬めの透明なグロスをタップリと塗っておく。そして、一度、灰皿に置き、立ちのぼる煙の上で両手を泳がせるみたいにして、「ハァ~!」とか「ホォ~!」とか、それらしい声を出してから、人差し指と中指でフィルターをはさみ、もう一服する。そして、ゆっくりと煙を吐きながら、その煙の中で、タバコをはさんでる指を開くと、人差し指の下側にタバコが貼りついてるってワケだ。

それから、逆の手でタバコを取り、手のひらにフィルターをくっつけて、手の甲を相手に見せるように縦にして、火の部分が手の上にピョコンと出てるようにする。そうすると、手は開いてるのにタバコは落ちないって言う、不思議な感じになりそうだ。

なぜか知らないけど、最近は手品ブームなので、お酒はぬるめの燗でいい、肴はあぶったイカでいい、グロスは硬めのほうがいいってワケで、硬めのグロスを使ってれば、いつでも手品ができるのだ。

でも、最初に書いたように、リップグロスは、お化粧の一番最後に塗るものだから、グロスに到達するまでには、長い長い道のりがある。あたしの場合、たとえば今日のメークだったら、洗顔や化粧水、美容液などのケアから、下地やファンデなどのベースは毎日同じだけど、下地は、ランコムのフォトジェニック ピュア コンフォート ベース、コンシーラーは、ヘレナ ルビンスタインのマジック コンシーラーの01番とアユーラのゼロクリアカラーズのイエロー、ファンデは、ランコムのフォトジェニック コンフォートの203番、フェイスパウダーは、ランコムのプードル マジョール エクセランス ルースパウダー、チークは、ケサランパサランのフェイスカラーの151番、アイラインは、サナの舞妓はんのアイライナーの漆黒、マスカラ下地は、テスティモのトリートメントマスカラベース、マスカラはランコムのフレクステンシルで、その上にドラマティカルのトップコート、アイカラーは、シャネルのキャトル オンブルのゴールドとスティール、あと、Cゾーンにパナッシュのオフホワイトを使って、アイブロウは、シュウ ウエムラのハードフォーミュラ ハード9のシールブラウンと100円ショップで買ったブラウン、リップライナーは、クラランスのリップ ディファイナーの09番、リップは、トランスパランの003番‥‥と、ここまで終わって、やっと、リップグロスの出番になるワケだ‥‥って言うか、ホントは、あと何色かパウダーを使ってるけど、あんまり厚化粧だと思われたくないので、これでも少なめに書いてるのだ。

お肌のコンディションによって多少は変わるけど、これだけの作業をするのに、急いで45分、気合いを入れると1時間半、平均で1時間前後ってとこだ。でも、あたしの場合、前髪で眉が隠れるから、時間が無い時は、眉無しで車を発信させて、信号待ちのたびに少しずつ眉を描くってパターンが多い。でも、それならいいんだけど、年に何回かは、ホントに時間ギリギリで、ベースだけの能面みたいに真っ白な顔で運転して、信号待ちのたびに、少しずつ顔を作って行き、現場に到着した時に顔が完成ってこともある(笑)

‥‥そんなワケで、よくよく考えてみると、人差し指にタバコがくっつくことなんかよりも、たった1時間で別人のような顔に変身しちゃうあたしのほうが、よっぽど手品のような気がするので、毎朝、メークが終わったら、鏡を見ながら「てじな~にゃ♪」って言ってみようかと思う今日この頃なのだ(笑)

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