愛のない地球博
あたしは、ふだんお家で飲むソフトドリンクは、コーヒーとカルピスが多い。他にも、緑茶、梅昆布茶、ローズヒップティーを飲むけど、やっぱり、コーヒーは特別に良く飲む。逆に、ほとんど飲まないのが、炭酸系のジュース類だ。だから、コーラは、1年に1回か2回、忘れかけたころに飲むくらいだ。でも、コーラの味は大好きなので、ガリガリ君はコーラ味が一番好きだし、チュッパチャプスもコーラ味はトップ3に入る。ただ、本物のコーラは、炭酸が強すぎて、お腹がいっぱいになっちゃうので、メッタに飲まない。それよりは、ドクターペッパーのほうが好きだ。特に、缶とかペットボトルに描いてある女の子のイラストがセクシーでステキなので、コーラよりは多く飲む。でも、ドクターペッパーも炭酸がきついので、基本的には、ホットにして飲む。ホッにしたドクターペッパーに、レモンスライスを1枚浮かべると、すっごく美味しい。それでも、ドクターペッパーを飲むのも、1年に5~6回ほどなので、毎日何杯も飲んでるコーヒーとは、比べものにならない。
あたしが飲んでるコーヒーは、ブレンディーのインスタントがほとんどで、ホットでもアイスでも、お砂糖を入れないでミルクだけ入れる。ブレンディーは、冷たいお水にもそのまま溶けるので、アイスを作る時も便利だし、何よりも美味しい。ブレンディーには、グリーンのラベルの普通のブレンドと、赤っぽい茶色のラベルのモカブレンドがあるんだけど、モカブレンドのほうは、一度買って飲んでみたら、悲しくなるくらいにマズかったので、どんなに安くなってても、コンリンザイ買わないつもりだ。
とにかく、ホットでもアイスでも、普通のブレンディーに、スジャータみたいなミルクを2個入れるのが、あたしの一番好きなコーヒーだ。だから、スジャータでも、他のメーカーのでも、あのちっこいコーヒーミルクだけは、いつでも欠かさないように気を使ってる。あのミルクって、常温でも何ヶ月も持つから、安くなってるのを見つけたら、少しまとめて買っておくようにしてる今日この頃、皆さん、コーヒーにミルクは入れる派ですか?(笑)
‥‥そんなワケで、あたしが、コーヒーミルクを買うか買わないかを判断する目安は、パチンコ玉と同じで、1個4円を基本にしてる。だから、40個入りのスジャータが200円だったら買わないけど、「+10個セール」で、50個入りになってれば、とりあえず買い置きが無くなりそうな時だったら、1袋だけ買う。さらに、スーパーもセールで、その50個入りのスジャータが160円とかになってたら、買い置きがあっても無くても、3袋くらいは買っちゃう。
でも、気をつけなくちゃならないのは、たまに、やたらと安いのがあって、ウホウホと喜んで飛びつくと、1個の内容量が少なかったりすることがある。あのちっこいミルクって、あたしが使ってる5mlの他に、3mlのもあるから、個数だけじゃなくて、1個の内容量も、ちゃんとチェキしなくちゃならないのだ。「3ml×20」とか、「5ml×40」とか表示してあるから、もしも買い間違えた場合は、すごく懐かしい言葉だけど、「自己責任」ってことになる。
‥‥そんなワケで、そろそろ買い置きのミルクが無くなりそうだったので、昨日、お仕事の帰りにスーパーに寄ったんだけど、50個入りのスジャータが200円で、高くもなく安くもなくって感じだったから、とりあえず1袋だけ買って来た。その時は、値段しか見ないでカゴに入れたんだけど、お家に帰って来てから良く見たら、ナナナナナント! 「愛・地球博」に協賛してたみたいで、袋に、キッコロとモリゾーの絵が描いてあった。それだけなら、別に大騒ぎするようなことじゃないんだけど、ナナナナナント! 1個1個のミルクに、ぜんぶキッコロとモリゾーの絵が描いてあった。それでも、そんなには大騒ぎするようなことじゃないんだけど、もっと良く見てみたら、ナナナナナント! 1個1個のミルクの絵が、みんな違う!
正確には、50個ぜんぶが違うはずもなく、何種類かの絵が混ざって入ってるんだけど、それぞれの絵の上に、「わらう」「ねむる」「すわる」「おどろく」「かんがえる」って、キッコロとモリゾーのポーズの説明がしてあって、中には、手をつないだキッコロとモリゾーが去って行く絵の「歩く後ろ姿」なんて言うマニアックなのもあって、あたしのテンションは一気に高まった。
それで、とりあえず、あたしは、グラスにミネラルウォーターを入れて、ブレンディーを溶かして、「しがみつく」と「にこにこ」のスジャータを入れて、アイスコーヒーを作った。そして、それを飲みながら、「わらう」と「にこにこ」との極めてビミョ~な差を見比べたりしながら、「愛・地球博」へと思いを馳せた。何しろ、心の中だけとは言え、あたしが一生懸命にキッコロを応援してるのに、「愛・地球博」ったら、商売根性丸出しの、あまりにもエゲツナイ運営のせいで、当初の予想の半分にも満たない来場者数だとか。
その一番の原因は、何と言っても、「会場内への飲食物の持ち込みが禁止」だろう。何しろ、お弁当やお菓子どころか、ペットボトル1本すら持ち込むことができないのだ。それでも、会場内に、コンビニとかがあるのならいいけど、中にあるのは、まるで歌舞伎町の暴力バーのような、ボッタクリ店ばかりなのだ。驚くなかれ、普通の売店で売ってるコーラやジュース類が、市価の5倍の1本600円! 子供を3人連れた夫婦がコーラを飲んだら、それだけで3000円だ。 ある外国のパビリオンでは、ミネラルウォーターも1本600円!
飲み物ですらこんなアリサマだから、食べ物に至っては、イノシシ社長でも「想定の範囲外!」って言いそうな値段だ。焼きとうもろこしやフランクフルトは1本800円、ソース焼きそばは900円、串焼きが1本1000円だ。これらは、普通の遊園地とかの売店で売ってるものと変わらない内容で、この値段の半額でも高いと感じるほどお粗末なものだ。その上、ちゃんとした食事をしようと思ったら、ファーストフードのハンバーガーセットが1000円、一番安いお店のおそばでも1000円、一番安いお弁当が3000円もする。もちろん、これは最低のもので、これが売り切れになったら、もっと高いお弁当しか食べられなくなる。そして、この3000円のお弁当だって、お店の半分以上の席は予約で埋まっていて、飛び込みで行っても、席が空くまでには数時間待ちだと言う。売店の数も、入場者数に対して極端に少なくて、混雑する時間になると、1杯600円のコーラを買うために、1本800円のフランクフルトを買うために、長蛇の列の最後尾につき、1時間も並ばなくちゃならないそうだ。入場者数が、予想の半分以下だって言ってる状況でコレなんだから、予想通りの入場者数になったら、さらに倍の時間は並ばなくちゃならないんだろう。
渋滞の中、がんばって運転して来たおとうさんと、朝早くから一生懸命にお弁当を作ったお母さんと、キッコロとモリゾーに会えることをずっと楽しみにしてた女の子は、「愛・地球博」の会場入り口で、厳しい警備員から、全員の持ち物を検査される。そして、お弁当は、すべて開けて中を調べられた上で、今この場で食べるか、それとも捨てるかを聞かれ、どちらかを選択しないと、前売りの入場券を持っていても、中に入ることはできない。仕方なく、せっかく作って来たお弁当を捨て、お茶やジュースも捨て、やっと中に入る。係員の説明では、「飲み物も食べ物も中で売ってますから。」ってことだったのに、1杯600円のコーラを買うために、1時間も並ばなくちゃならない。確かに、説明の通り、中で売ってることは売ってるけど、これって、誰がどう考えても、自分のサイトへ誘導してナンでもカンでも売りつけようとするライブドア方式じゃん!
そう言えば、この前、ジャスミンとウメコの写真を見るために、仕方なくライブドアの会員に登録したら、やたらと押し売りのメールが届くようになったんだけど、いったい何を売りつけようとしてるのか、一通だけ中を見てみたら、これがビックル一気飲みだった。なんと、イノシシ社長の書いた本が、ズラーッと並んでて、まるで、新興宗教の洗脳メールかと思った。さらには、大学受験のための英単語の本なんかもあったけど、あんな、英語もしゃべれないヤツが書いた英単語の本なんか、どこのバカが買うんだろう?
それよりも、あの、元スチュワーデスパブでキャバクラ嬢をやってたってウワサの、バツイチで子持ちの乙部綾子とか言う口の利き方も知らないバカ女と、同じバツイチで子持ち同士、「一方的に離婚しても慰謝料を払わなくて済む方法」っ本でも出せば、少しは売れるんじゃないの?‥‥おっと、今日はイノシシ社長のことは関係なくて、同じ守銭奴でも、名古屋のほうの守銭奴の話を書いてるんだった。
そうそう、あたしの先輩が、「愛・地球博」に行って来たんだけど、それが大変だったそうだ。あたしは、ダンナさんのほうと知り合いなんだけど、奥さんと小学生の子供2人を連れて、一泊で行って来たら、なんと、20万円以上も掛かったそうだ。まさか、こんなにお金が掛かるとは思わず、余裕をもって15万円ほど用意して行ったのに、ぜんぜん足りなくなって、途中で銀行へ走ったそうだ。20万円って言ったら、格安ツアーなら、親子4人でハワイに1週間行って来られるのに‥‥。たかが、国内の博覧会を一泊で見に行っただけで20万円だなんて、まるで、ライブドアの詐欺まがいのネットオークションに引っかかって、バカアイドルのぬいぐるみを30万円で買わされるのと同じような気がする‥‥あ! またライブドアに戻っちゃった(笑)
‥‥そんなワケで、愛のカケラも感じない「愛・地球博」は、手作りのお弁当だけじゃなく、コンビニで買って来たお弁当も、パンやおにぎりも、すべて持ち込めない。飲み物も、ビン、缶、ペットボトルと、すべて持ち込めない。これらは、ぜんぶ、入り口で捨てるか、その場で食べるかしないと、会場には入れない。こう言う異常な持ち込み規制は、大阪万博や昨年の浜名湖花博などでもやってなくて、過去の国内の国際博では初めてのことなのだ。だから、いくら表向きは、「衛生上の問題」だの「テロ防止」だのと言ってても、業者と癒着した守銭奴の匂いがプンプンして来る。そして、この「衛生上の問題」ってセリフが、イノシシ社長の「ITと既存メディアとの融合」ってセリフと同じように、やたらと薄っぺらく聞こえて来る今日この頃、あたしは、どんなにキッコロを応援したくても、サスガに、1時間も並んで1杯600円のコーラを買うほど、お人好しにはなれない。
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