オッス!オラ悟空だ!
前にも書いたけど、あたしは、ひとつのテレビドラマを毎週ちゃんと見ることはできないし、録画しても、見るヒマがない。それ以前に、ニポンのドラマのストーリーのくだらなさ、脚本のひどさ、演出の稚拙さ、俳優のセリフや演技のヘタクソさなどの理由から、ヨホドのことがない限り、ドラマを見ない。それで、その「ヨホドのこと」って言うのは、「好きな女優が出る」ってことで、好きな人が出るのなら、その人を見るためだけにドラマを見る。
好きな人を見ることだけが目的だから、その人が出て来ないシーンではチャンネルを替えるし、録画したVを見てる時は、早送りする。だから、たとえ毎週見てたとしても、ストーリーはぜんぜん分からない。でも、あたしにとって興味があるのは、好きな人のファッションやヘアメークだけなので、ストーリーや共演者はどうでもいいことなのだ。
あたしが好きな女優は、流動的に変わって行くけど、基本的には深田恭子ちゃん、ビミョ~なとこで矢田亜希子って感じで、なんで深田恭子には「ちゃん」がついてるのに、矢田亜希子は呼び捨てなのかって言うと、好きなほうをヒイキしてるからだ(笑)
矢田亜希子は、どんな役をやらせてもワンパターンなので、見てて飽きて来る。これは、役柄ってことじゃなくて、ファッションやヘアメークがワンパターンって意味だ。ドラマの中での矢田亜希子のファッションって、品があって落ち着いてるのに若々しくて、すごくあたしの好きな路線なので、配色とか組み合わせとかを良く参考にしてる。そのため、あたしの視点は、それぞれのドラマのストーリーを重視して見てる人たちとは違って、矢田亜希子のファッションばかりをチェキしてる。
だからこそ分かるんだけど、矢田亜希子って‥‥って言うか、演出家とかスタイリストの責任なんだけど、まったく別のドラマのまったく別の役なのに、そっくり同じファッションの時も何度もあったし、いつでも、何パターンかのファッションをローテーションしてるだけなのだ‥‥なんて思う今日この頃、皆さん、季節の変わり目だから着る物に悩んでますか?(笑)
‥‥そんなワケで、どのドラマを見ても同じファッションの矢田亜希子よりも、女子高の制服だったり、お嬢様ファッションだったり、女子大生ファッションだったり、パンクファッションだったり、ロリータファッションだったりと、ドラマのたびに楽しませてくれる深田恭子ちゃんのほうが、ファッションウォッチャー的には、かなりツボなワケだ。もちろん、そんなことはアトヅケの理由で、何よりも深キョンの顔が好きだし、あのハチキレそうなパンパンの体がたまらないんだけど。
そんな深キョンだけど、4年くらい前に、「ファイティングガール」って言うドラマがあった。覚えてる人もいると思うけど、深キョンが金髪にしてて、自分で作ったTシャツとかを売ったりするドラマだ。韓国から来た留学生役のユンソナと、ケンカしたり仲直りしたりしながら、友情を築いて行くって感じのストーリーだったと思うけど、あたしのことだから、ちゃんとしたストーリーは分からない。唯一、覚えてるのは、深キョンの父親役が、萩原健一だったので、撮影が大変だっただろうな‥‥ってことだけだ(笑)
あたしは、最初、深キョンだけをチェキするつもりで、このドラマを見始めた。でも、このドラマで、あたしは初めてユンソナを見て、一度で好きになっちゃった。すごくあたしの好きなタイプの顔立ちだし、時代遅れのワンレンが、ミョ~に似合ってて、あたしの琴線に響きまくった。だから、それからは、深キョンとユンソナの2人をチェキするために、あたしにしては、ソートー濃厚に見てた記憶がある。オープニングかエンディングか忘れちゃったけど、2人がギターを持って、テーマ曲に合わせて演奏してるみたいに踊るのがカッコ良くて、あたしは、テレビの前でハレホレしてた。
‥‥あれ? それは、深キョンが高尾山に住んでる女子大生役で、お父さんが地井武夫のやつだっけ? え~と‥‥「ハコイリムスメ!」だ! 正直、色々と混ざっっちゃてて、細かいことは分からん!(笑)
ユンソナは、今でこそ、あんなふうになっちゃったけど、あのころは、ホントに可愛かった。あのまま、女優一本でやってれば、今ごろはすごくステキになってただろうに、ホントにもったいない。今のユンソナは、酔ったナンチャンの度重なるセクハラに耐え切れずに台湾に帰っちゃった、ビビアン・スーの代役みたいな位置づけだから、もう、どんなシリアスなドラマに出ても、バラエティーでの印象が頭から離れない。つまり、スマップのメンバーが出るドラマと同じで、バカバカしくて見てられないってことだ。
賛否両論があると思うけど、あたしは、可愛かったころのユンソナって、ドラゴンボールのブルマに似てるって思ってた。もちろん、性格とかじゃなくて、顔がだ。でも、今は、性格もブルマみたいになっちゃったから、昔ファンだった人たちは、みんな引いちゃっただろう。まあ、まだギリギリでセーフティーゾーンだけど、このまま加速してって、マルシアとかカイヤとかのジャンルに入っちゃったら、もう完全に閉店って感じだろう。
‥‥そんなワケで、顔がブルマっぽいだけじゃなくて、性格までブルマみたいに過激になったユンソナだから、ドラゴンボールを実写版でやるとしたら、ブルマ役は、ぜひ、ユンソナにやってもらいたい。バラエティーで性格を露出しすぎたため、マトモなドラマには出られそうもないけど、ドラゴンボールの実写版なら、日曜日の朝の戦隊モノみたいになるか、良くても「少林サッカー」みたいにギャグっぽい感じになるだろうから、何の違和感もなく見ることができると思う。
そうなると、主役の孫悟空だけど、これは、やっぱり、ある程度はホントに強くないとリアリティーに欠けちゃうから、子供のころの悟空は、K-1の山本キッド、大人になってからの悟空は、永井大か、ケインコスギかな? あ、ケインは、ニポン語がアグネスチャンよりもヘタクソだから、セリフ的にNGだな‥‥。
‥‥そうだ! アニメと同じように、アフレコにすればいいんだ!
実写版でも、俳優たちには演技だけをさせて、声は、アニメと同じ声優陣にアフレコさせれば、違和感なく見ることができそうだ。ケインが口をパクパクしてて、野沢雅子が、「オッス! オラ悟空だ!」ってアフレコすれば、なかなか面白いかも知れない。そうすれば、俳優の声やしゃべり方は視野に入れずに、顔が似てるってだけでキャスティングできる。
たとえば、他の役どころとしては、まず、クリリンは、えなりかずきしか考えられない。それから、プーアルは上島竜兵だ。この2人のキャスティングは、動かないだろう。あとは、ミスターサタンはルー大柴、ヤムチャは押尾学か保坂尚輝、牛魔王は石塚英彦か武蔵丸、べジータは、世界一性格の悪いプロレスラー、鈴木みのるだな。それから、亀仙人は、所ジョージにおじいさんのメークをすれば、バッチリだ(笑)
このあたりはパッと思いつくんだけど、天津飯とか、ピッコロとかは、なかなか思いつかない。でも、パパイヤ鈴木とか、ペナルティーのワッキーとか、安田大サーカスのヒロとかは、完全に鳥山明のキャラそのものだから、その他の役で使えそうだ。
‥‥なんてことを書いて来たけど、ドラゴンボールの実写版て、すでに台湾で作られているのだ。たぶん、ちゃんとライセンスを取って作ったんじゃなくて、アニメのドラゴンボールをパクっただけなんだと思う。でも、「新七龍珠」って言うタイトルの映画なんだけど、画面には堂々と、「DRAGON BALL」って英語のタイトルが出る。主役の少年は、悟空とソックリのオレンジ色の衣装だし、ドラゴンレーダーを持ってドラゴンボールを探すブルマみたいな女の子も出て来るし、7つボールを集めるとシェンロンが出て来る。
まあ、ここまでは、ありがちなストーリーなので、たまたま似てしまったってイイワケも通用するかも知れないけど、絶対に言い逃れできないのが、亀仙人だ。ハゲててヤセてるおじいさんが、アロハシャツを着て、大きなサングラスを掛けて、背中に亀の甲羅を背負って出て来て、手のひらからカメハメ波を発射する。その上、セクシーなお姉さんの胸に顔を埋めて、「ぱふぱふ」までしてもらう。これをパクリって言わなかったら、何をパクリって言うのだ?ってほどのパクリっぷりだ(笑)
でも、こんな台湾の三流映画じゃなくて、ちゃんとライセンスを取った本格的なドラゴンボールの実写版が、ハリウッドで制作されると言う。だけど、どんなにお金をかけて、CGをガンガン使って制作しても、白人の俳優をキャスティングして、英語でセリフをしゃべられたら、ぜんぜんイメージが違っちゃうと思う。青い目の少年が出て来て、「Hello! My name is Gokuu!」なんて言われても、まるで別の作品としか思えない。やっぱり、セリフだけでも、ニポン語で、「オッス! オラ悟空だ!」って言ってもらわないと‥‥。
だから、ハリウッドで制作するのはいいとしても、白人の俳優をキャスティングするのもいいとしても、原作に対するリスペクトの心が少しでもあるのなら、声だけは、アニメのドラゴンボールの声優陣に、ニポン語でアフレコさせるべきだろう。そして、英語の字幕をつけるべきだろう。
‥‥そんなワケで、「ドラえもん」の声優陣も総入れ替えになるし、「サザエさん」のワカメちゃんの声優も替わるそうだけど、長年、聞いてきた声が変わるのって、ある意味、顔が変わるのよりも違和感があるから、新しい声に馴染むのに、しばらく時間が掛かりそうだ。ドラゴンボールは、子供だった悟空が急に大人になった時にはアセッたけど、それでも、声が変わらなかったから、それほど違和感なく受け入れることができたのだ。でも、そのあと、悟空が結婚して、悟飯と悟天が生まれたら、全員同じ声にしちゃうもんだから、親子3人での会話の時なんか、野沢雅子がパペットマペットよりも大変そうだと思っちゃった今日この頃なのだ(笑)
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