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2005.03.03

Marikoちゃんの双眼鏡

金融庁が、時間外の株取引についての改正案を国会に提出して、今国会中に早急に通すことになった。その内容は、時間外であっても、ある一定割合以上の株を買う場合には、TOB(株式公開買付)と同じに、価格や数を公表しないといけない、と言うものだ。これは、もちろん、今回のライブドアのような会社が二度と出て来ないようにするためだけど、それにしても、いつもなら、何をやらせてものんびりしてるお役所なのに、このソッコーぶりは何だろう?

最低でも、今回のニッポン放送とライブドアの裁判の行方を見守り、その結論が出てから動き出すのが普通だろう。それに、すぐにこの法案が通ったところで、今さらライブドアの行なった取引を違法にはできないんだから、急ぐ必要なんかない。それなのに、金融庁のこのアセリ具合を見ると、これは、暗に、裁判所に対する金融庁の意思表示、言葉を変えれば、圧力ってことになる。ようするに、金融庁としては、今回のライブドアのやり方に対して、「現時点では違法ではないが、すぐにでも法改正を必要とするほど、極めて好ましくないやり方だ」って言ってるワケだ。そして、この金融庁の意思表示が、裁判に大きな影響を与えることは、誰の目にも明らかだろう。だいたい、金融庁にしたって、裁判に影響を与えようとする意図がなければ、こんなに急ぐはずがない。

水面下で動き回る政界、財界の越後屋たちと、ベッタリと癒着してるお代官様は、いったいどんな判決を下すだろう‥‥なんて、結果が分かってることをアレコレ言ってもつまらない。ただひとつ言えることは、現実の世界では、8時45分になっても、黄門様は現れないってことだけだ‥‥なんて思ってる今日この頃、皆さん、いつまで経っても里見浩太郎の黄門様って違和感を感じませんか?(笑)


‥‥そんなワケで、今回のハタ迷惑な騒動の主役、ピンクのセーターを着たイノシシ男のおかげで、一番得をしてるのが、何と言ってもNHKだろう。あれほど吊し上げられていたNHKなのに、国民の興味は、すでに、NHK→あびる優→ピンクのイノシシと、完全によそを向いてしまった。たとえば、ボクシングで言えば、相手の猛ラッシュに合い、ずっとガードして耐えてたのが、1ヶ月前のNHKで、今は、相手が打ち疲れて、手数が少なくなったって状況だ。

つまり、NHKにしてみれば、今が反撃のチャンスなのだ。ここで、今こそ、国民の信頼を回復するような攻撃を繰り広げて、日本テレビのあびる問題や、フジテレビのライブドア問題で、民放に嫌気が差し始めてる国民に、「やっぱりテレビはNHK♪」って再洗脳するチャンスなのだ。

そんなあたしの思いが通じたのか、それとも、あたしが毎日送り続けてたミニテポドンが効いたのか、NHKの「ふれあいホール」の中でのバニラムードの演奏する時間帯が、エンディングから、元の番組中盤に戻り、曲の最後までちゃんと見れるようになった。これは、一見、素晴らしいことだけど、よく考えると元に戻っただけだから、それほど喜ぶべきことじゃないかも知れない。だけど、視聴者からの声を平然と改ざんして放送してたエビジョンイル時代に比べると、少しは良くなって来た兆候とも言える。

「ふれあいホール」は、番組自体はぜんぜん面白くないので、毎日見てるのは、そのほとんどがバニラのファンだけだ。ようするに、番組には何も期待してなくて、大好きなバニラが見られればそれでいい、って言う、あたしみたいな視聴者だけで成り立ってる番組なのだ。だって、お昼って、若い人なら「笑っていいとも!」、おばさんなら「おもいッきりテレビ」、どっちつかずの人は「とってもインサイト」か「ワイド・スクランブル」を見るのが普通だろう。

だから、きっと、バニラの演奏をエンディングにしたことに対して、あたし以外にも、たくさんのバニラファンから苦情が届いたんだと思う。そして、今までのエビジョンイル体制だったら、まったく無視されたであろう視聴者からの声も、今や大切なお客様の声として、一応は目を通したり、対応したりしてくれるようになったんだと思う。

‥‥そんなワケで、今日の放送は、あたしみたいな Marikoちゃんマニアには、たまらない内容だった。毎日のクイズコーナーの解答者3人のうち、2人はレギュラーやゲストなんだけど、残りの1人は、バニラのメンバーが日替わりでつとめる。それが、今日はMarikoちゃんの番だった。それも、今日のレギュラーは、松本明子とカンニングの竹山って言う、まったく花のない2人なので、まるでMarikoちゃんのほうがメインのゲストみたいな感じだった。

それに、立ち位置も、Marikoちゃんが一番手前だったし、オマケに、クイズに正解したのも、Marikoちゃんだけだった。そのクイズって言うのが、ゲストの稲川淳二がコレクションしてるものは何でしょう?って言う問題で、ヒントとして、そのものの部分拡大写真が出された。何かの管の入り口のとこみたいな写真とか、黄色い大人のオモチャみたいな写真で、あたしにはぜんぜん分からなかった。

松本明子は、「ぼう遠鏡」(望の字が書けなくて、ずっと悩んでて、結局ひらがなで書いた)、竹山は、「水道管」、そして、Marikoちゃんは、「双眼鏡」って、フリップに書いた。そしたら、正解は、「双眼鏡」だった。正解したもんだから、Marikoちゃんはアップでたくさんしゃべったし、この前、双眼鏡が懸賞で当たったあたしとしては、まさに直球ド真ん中のネタで、Marikoちゃんが笑顔で持ってるフリップの「双眼鏡」って文字が、まるで、双眼鏡が当たったあたしのことを祝福してくれてるように感じた。

さらには、演奏の時間帯が番組の真ん中に戻り、エンディングでは、前みたいに4人並ぶようになったので、そこで何かやろうって考えたみたいで、エンディングの曲に合わせて、4人が変な振り付けを始めた。きっと、ちゃんと練習してなかったんだと思うけど、4人の動きがバラバラで、YuiちゃんとMarikoちゃんの手の向きが左右反対で、顔を見合わせて笑ったり、みんなでギクシャクしてて、すごく可愛かった。やっぱり、新メンバーの名前がWakaちゃんだから、ギクシャクしちゃうのは仕方ないだろう(笑)

‥‥そんなワケで、あたしは、今日の「ふれあいホール」も、バニラの演奏の部分だけを1本のVに編集したんだけど、それとは別は、番組全部を永久保存版として、残しておくことにした。ホントは、DVDにまとめたいんだけど、イマイチ使い方が分からないので、とりあえずはVのまま取っておこうと思う今日この頃、きっと、何日かしたら、コロッと忘れて、上から別の番組を重ね録りしちゃって、あとから「ぬわぁ~~~!」ってなりそうな予感がマンマンなのだ!なのだったら、なのなのだ!(笑)

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