テレキャス大好き!
あたしは、風邪くらいなら、いつもは自力で治すんだけど、今回は、あまりにも苦しかったから、思いきって病院に行って来た。それで、お医者さまに、「できるだけ安くて、できるだけ良く効く注射をお願いします!」って言ったら、こっちはマジメに言ってるのに、ギャグだと思われたみたいで、意に反して、すごくウケちゃった。でも、何とか、想定の範囲内‥‥じゃなくて、所持金の範囲内で、風邪の注射と栄養剤の注射を打ってもらえたので、熱も下がったし、フラフラするのも治まった‥‥って言いたいとこなんだけど、病院から帰って来ても、立ちくらみは続いてた。それで、良く考えてみたら、昨日、メロンパンを1個食べただけで、今日は朝から何も食べてなかった。
それで、すぐにエネルギーになるものを食べようと思って、きのこと鮭のクリームパスタを作った。作ったって言っても、100円ショップで買って来た、500gで100円のパスタを茹でて、100円ショップで買って来た、ママーの「ミルクたっぷり、きのこと鮭のクリーム」っ言うレトルトソースを温めて、上にかけただけだ。でも、お腹がパンパンで動けなくなるくらい、大きいお皿に山盛り食べて、昨日と今日の2日ぶんのエネルギーを充填したら、まるで、ボロボロにやられて倒れたままだった悟空が、センズを食べたみたいに、一気に元気になった。
だけど、栄養補給するのがリトル遅かったみたいで、洗濯物をたたんでたら、何かの拍子に、右手の人差し指の爪にヒビが入っちゃった。もうちょっと早く、きのこと鮭のクリームパスタを食べてたら、「ミルクたっぷり」って言ってるくらいだから、カルシウムが強化されて、爪にヒビが入らなかったのに‥‥。
あたしは、仕方なく、ちょうど良い長さに揃ってた爪を全部切って、ついでに、補給したカルシウムが爪に行き届くように、両手をパーにしたまま、腕をブンブンと振り回してみた。こうすれば、なんとなく、遠心力で、両手の先のほうまでカルシウムが行きそうな気がした今日この頃、皆さん、カルシウムは足りてますか?(笑)
‥‥そんなワケで、今、OAしてる、「vodafone」のCMで、木村カエラが、「アサコにおはようメール、エミから買ったよメール、ユリに来てメール、ママにおねだりメール、パパに激励メール、エミにギャグメール、アサコから笑えるメール。」って言いながら、日常の色んなシーンで、メールをしてる。ちなみに、CMで流れてる曲は、3月30日にリリースされる、木村カエラの新曲、「リルラ・リルハ」で、さらに、ちなみに、「リルラ・リルハ」ってのは、「リアルライフ・リアルハート」の略語だ。
そのCMの中で、木村カエラが、赤いテレキャスターをヒザに乗せながらメールをしてるシーンが出て来る。そう言えば、木村カエラの去年のデビュー曲、「Level 42」のジャケ写も、確か、赤いテレキャスを持ってる写真だったから、もしかすると、木村カエラって、赤いテレキャスを弾きながら歌ってるのかな? 歌ってるとこを見たことがないけど、もしも、そうだとしたら、CMに出て来るテレキャスは、私物ってことになる。
なんでこんなことが気になるのかって言うと、木村カエルって名前にして、緑のテレキャスにすればいいのに‥‥なんて思ったからじゃなくて、あたしは、ふだんは爪を伸ばしてるから、ギターやピアノが弾けない。それで、爪を折ったりして、短くした時にだけ、弾けることになる。ギターを弾くために爪を切ろうとは思わないから、今回みたいに、何かのアクシデントで爪を切らざるをえなかった時にだけ、ギターを弾いたりする。もちろん、爪を切っても、ピアノは無いから弾けないけど、ギターは持ってるから、ここぞとばかりに、アンプにつないで、近所迷惑にならない程度に、デカい音を出してストレスを発散する。そうすると、爪が折れたショックから立ち直れる。爪が折れたショックから立ち直るのに、爪が折れたことを利用するなんて、あたしって、地球にやさしいホンキートンク・リサイクル・ウイメンだ(笑)
‥‥そんなワケで、ストーンズのキース・リチャーズが、ヘッドの弦に火のついたタバコをはさんで弾くことでもオナジミのテレキャスだけど、あたしのギターもテレキャスで、前にも書いたけど、色は黒だ。それで、もちろん、すごく気に入ってるし、大好きなUB40のアリ・キャンベルが黒いテレキャスを使ってるから、どうしても同じのが欲しくて‥‥って言っても、アリのはサウスポー用だから向きは逆になっちゃうけど、わざわざギター工房に持ち込んで、黒くペイントしてもらった。だから、気に入ってるに決まってるんだけど、木村カエラの赤いテレキャスを見たら、何だか女の子らしくて、すごく可愛いなって思って、やたらと気になり出したってワケだ。
ギターって、自分の体の大きさに合ってないとカッコ悪いから、女の子の場合は、使えるギターが限られちゃう。アコースティックギターなら、ヤイコみたいに、大きなギターを抱えててもサマになるんだけど、エレキギターの場合は、女の子がデカいギターを抱えてると、カッコ悪い。それから、ギブソンのレスポールみたいに、大きさはそんなに大きくなくても、重たくて、長時間、提げてられないものもある。たまに、ヘビメタバンドとかで、フライングVを弾いてる女の子がいるけど、あんなにデカくて、あんなに重たくて、あんなに音の悪いギターなんか、良くもまあ弾いてるもんだと関心しちゃう。まあ、ヘビメタなんか、雑音か騒音みたいな音楽だから、音が出りゃ何でもいいんだろうけど(笑)
だから、そう言うヘビメタみたいな特殊な人種は抜かすとして、マトモな音楽をやってるバンドの女の子が使うギターとしては、大きさと重さの2点から考えれば、必然的に、フェンダーならテレキャス、ギブソンならSGってことになる。ギブソンのSGって言えば、「Honey Bee」のYURIAちゃんが使ってることでもオナジミだけど、あの安っぽくて雑な音を聞くと、たぶんノーマルなんだと思う。せめて、フロントのピックアップだけでも取り替えればいいのに‥‥って、余計なお世話だと思うけど、いつも思ってる。
テレキャスは、「フェンダー・ラジオ・サービス」って会社の創立者、レオ・フェンダーが、1950年に作ったギターなんだけど、最初は、ラジオにちなんだ名前で、「ブロードキャスター」って言う名前だった。でも、この名前は、すでに、別のメーカーのドラムかなんかの名前になってて、裁判で訴えられちゃって、別の名前に変えなくちゃならなくなった。それで、レオ・フェンダーは、「ニッポン放送がダメなら、フジテレビにしよう!」‥‥じゃなくて、「ラジオから取った名前がダメなら、テレビから取った名前にしよう!」ってことで、「テレキャスター」って名前に変えたそうだ。
テレキャスは、長い歴史のあるギターなので、細かいことを言い出すとものすごく複雑になっちゃうけど、簡単に言えば、ヴィンテージ物はUSフェンダー製、現行物はジャパンフェンダー製とメキシコフェンダー製で、その他には、個人のギター職人や小さなギター工房などで作られてるカスタム物や、三流メーカーが作ってるバッタモンがある。また、ヴィンテージで値段が高くても、USフェンダー製の1970年代のものは、全体的に音が悪くて、日本製やメキシコ製のほうが良かったりもする。だから、ホントに楽器として使うのなら、改造しないと使い物にならない。一番高いのが、他のギターや楽器と同じように、オリジナルのヴィンテージ物で、だいたいの相場で言うと、1950年代のオリジナルで、コンディションのいい物だったら、100万円から150万円くらいで取り引きされている。
もちろん、そんなバカげた値段で買うようなヤツラは、ギタープレイヤーじゃなくてギターコレクターだから、買われたギターは、絶対に弾いてはもらえない。楽器って、音を出してナンボの物なのに、ホントにかわいそうな話だ。宝の持ち腐れとは、まさしく、このことだろう。中には、部屋の温度や湿度まで一定にして、法外な値段で買い集めたギターを並べ立てて、ひとりでニンマリしてる変質者みたいなのもいるけど、そう言うヤツラのコレクションルームに、泥酔させたリッチー・ブラックモアを乱入させて、全部のギターを次から次にメチャクチャに弾かせてみたい(笑)
あたしのテレキャスは、USフェンダー製の1970年代のものなので、オリジナルで大切にしてれば、たぶん、20万円から30万円の間くらいで売れたんだけど、色を塗り替えたり、フロントのピックアップをシングルコイルからハムバッキングに交換しちゃったりしてるから、ヴィンテージとしての価値はゼロで、10万円くらいの価値しかないと思う。
ちなみに、あたしのテレキャスのピックアップは、大阪の某カスタムギター工房で作られてる、知る人ぞ知るハムバッキングを使ってるから、出力も十分だ。マネする人が増えるとイヤだから、絶対にどこのか教えないけど、それにしても、世界中のピックアップの中で、USフェンダーのテレキャスと一番相性のいいピックアップが、ニポンの大阪で手作りされてるなんて、吉本新喜劇の面々でも知らないだろう(笑)
‥‥そんなワケで、ギター工房に、色の塗り替えを頼んだ時に、何度も何度も、「ホントに塗っちゃっていいの?」って聞かれたけど、ギターは弾くためのものだから、カッコ良くなって、音が良くなれば、それでOKだ。どうせ、もともとは、アメリカにギターを買いに行くお友達に頼んで、すごく安く掘り出して来てもらったもので、ヒトケタで買ったんだし。
そのお友達は、アメリカの田舎の骨董屋さんを回って、ヴィンテージ物のギターを買い集めたり、ヨーロッパの解体屋さんを回って、古いポンコツのオートバイを買って来たりして、それをキレイにレストアして、信じられないくらい高い値段で、ニポンで売っている。おおまかに言うと、1万円から3万円くらいで、10台くらいオートバイを買って、船便でニポンに送り、1台に10万円くらいかけてレストアして、80万円とか100万円とかで売っている。それでも、1年以上先まで予約でいっぱいで、ぜんぜん追いつかないそうだ。
その点、ヴィンテージギターは、何もしないでそのまま売れるし、車検や名義変更みたいなメンドクサイ手続きもいらないし、航空便で送れるから、儲けは遥かに少ないけど、手間やリスクは激減するそうだ。だいたい、5万円で買って来たギターが、ニポンでは、最低で15万円以上になるらしい。それで、あたしの場合は、そのままの値段で譲ってもらったってワケだ。
‥‥そんなワケで、久しぶりにテレキャスを弾いてみたら、またバンドをやりたくなっちゃったんだけど、昔のバンドの写真で、ナース服で熱唱してる自分自身を見た瞬間に、やや‥‥って言うか、そうとう引き気味になった今日この頃なのだ! なのだったら、なのなのだ!(笑)
★今日も最後まで読んでくれてありがとう!
★ついでにコレをクリックしてくれると嬉しいです♪→人気blogランキング
| 固定リンク