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2005.03.29

工作の時間です

女性の場合、どこかに出かける時に、お財布やケータイとともに、絶対に必要なものが、化粧ポーチだ。だけど、大きいバッグの時はいいんだけど、これからの季節、軽いファッションに合わせて、小さなバッグを持って出ることが多くなるので、パンパンに膨らんだ化粧ポーチは、バッグに入らなくなる。それで、小型で薄手のポーチに、半日の化粧直しに必要な最低限のモノだけを入れて、バッグに詰め込むことになる。でも、必要最低限って言っても、ファンデだパウダーだリップだグロスだアイカラーだチークだペンシルだブラシだナンだカンだと、結局はすごい量になっちゃって、せっかくの薄手のポーチなのに、ファスナーが閉まらないほどパンパンになっちゃう。

中には、ちょっとした外出でも、マスカラやまつげくるんまで持って行く子までいるから、結局は、いつもの大きなポーチに入れ直すことになって、春のファッションに似合わないデカいバッグを持って出ることになる。つまり、使う可能性は低くても、念のために持ってないと不安なものまで入れちゃうからだ。これは、オンナノサガなので、仕方ないことなんだけど、1日のお出かけならともかく、たった2~3時間のお出かけにまで、パンパンに膨らんだフル装備のポーチを持って行くのは、やっぱり、ちょっと考えものだ。

何よりも困るのは、出先の化粧室で、鏡の前に何から何まで広げちゃって、自分の部屋みたいな感覚で独占してる子たちだ。いくら「化粧室」って名前でも、それは、自分の家みたいにお化粧していいってことじゃなくて、基本的にはトイレであり、お手洗いであり、WCであり、便所であり、雪隠であり、公共の場所なのだ。まあ、満員電車の中や、道端でも平気でお化粧できるような感覚の子たちに比べれば、「化粧室」って名前がついてる場所でやってくれるだけでも素晴らしいことだけど、それにしても、パンパンに膨らんだポーチを逆さにして、粉だらけの汚らしい化粧品をガラガラと鏡の前に広げて、他の人たちのことなどまったく考えずに夢中でお化粧して、やっと終わったと思ったら、またポーチに詰め込んで、鏡の前を粉だらけにしたまま、ナニゴトも無かったかのように、待ってる男のとこに戻って行く。せめて、その粉だらけにしたとこを拭いてけよ!‥‥って思う今日この頃、皆さん、ファミレスのトイレの鏡の前を粉だらけにしてませんか?(笑)


‥‥そんなワケで、何が一番の問題なのかって言うと、それはマギレも無く、個人個人の良識だ。でも、そんなことは、誰にもどうすることもできないし、粗雑な人間は、自分が粗雑だってことに気づかないまま、粗雑な一生を送ればいいと思う。だけど、粗雑じゃないのに、いつもキレイにしていたいって言う女の子らしい気持ちから、つい、たくさんの化粧品を持ち歩いちゃって、いつでもどこでもお店を広げちゃう子たちがいる。そう言う子たちに対しては、あたしは味方だ。だから、お店を広げなくても、パパッとお化粧直しができるための、「きっこ家の食卓」の裏ワザをひとつ、紹介する。

すべてのコスメを詰め込んだポーチが、なんでパンパンになっちゃうのかって言うと、ひとつひとつのものが、それぞれ別々のケースに入ってるからだ。だから、アレやコレやとお店を広げることにもなっちゃうし、たった1本のペンシルを探すために、ポーチの中身をぜんぶ出さなきゃならなくなる。こう言った状況を回避する裏ワザが、オリジナルパレットの製作なのだ。

方法は色々とあるけど、今回は、あたしが自分用に利用してるオリジナルパレットを紹介する。ベースにしてるのは、100円ショップで売ってる缶のケースだ。9cm×9cmの正方形で、深さが1.5cmの、フタが片側にパカッと開く缶ケース、箱から出したタバコが入るやつだ。アレを1個買って来る。そして、中に、自分が一番良く使うアイカラーやチークなどのレフィルを並べて、専用のパレットを作るのだ。

アイカラーなどのコスメって、ゲームで言えば、プレステとドラクエを一緒に買うようなもんで、2回目からは、ソフトだけを買えばいいワケなのに、ほとんどの人は、またゲーム機ごと買っちゃう。もちろん、一体化してて、使い捨てのコスメも多いけど、ちゃんとしたメーカーの人気のあるものは、たいてい、レフィルがある。値段だって、ケースごと買うのの半額くらいだから、たとえば、3500円のチークを買うのなら、2000円でレフィルだけを買ったほうがいいし、1500円のカラーを1色買うのなら、750円のレフィルを2色買ったほうがいい。

あたしは、100円の缶ケースに、ブラウン系のアイカラーの濃淡2色と、パール入りのハイライト1色と、チーク1色を奥の2/3に並べて、手前の空いた場所に、チップ、ペンシル、小型のブラシ、紅筆を入れてる。レフィルは、動かないように、裏側を両面テープで貼りつけて、フタの裏側には、いらなくなったコンパクトから外した鏡を接着剤で貼りつけている。接着剤は、2液混合タイプを使うと、シッカリとつく。そして、小型のジッパーつきのビニール袋に、あぶらとり紙や綿棒や試供品の化粧水などを入れて、レフィルの上に置いてからフタを閉める。あたしは、この他に、薄くて小さいプラスティックのケースに、リップグロスを入れて、一緒に入れている。

もっと細かいことを言うと、レフィルとペンシルの間には、間仕切りも作ってある。厚紙とかでもいいんだけど、あたしは、透明の塩化ビニール板をL字型に折って、ペンシル側の底に両面テープで貼りつけて、L字型のもう一方の面が間仕切りになるようにしてる。それから、フタの隙間から、外に粉がもれることを極力避けるために、ケースを開けた時のフチに、メンディングテープを貼って、フタとの隙間ができないようにしてる。

まあ、この辺は、自分で使いながら、何か気づいたたびに、色々と使いやすいように改良して行けばいいと思う。それから、大事なことは、このパレットをポーチに仕舞う時は、必ず、チョウツガイのあるほうが下になるように仕舞うようにする。そうすれば、ポーチを入れたバッグを肩にかけたまま、激しく欽ちゃん走りをしても、万が一、カラーの粉が散ることがあっても、チップやブラシのほうには掛からないのだ。

とにかく、このオリジナルパレットさえ作っておけば、ちょっとしたお出かけなら、あとは、ファンデのコンパクトとリップ1本あれば済むようになる。それに、出先の化粧室などで、バラバラとお店を広げなくても済むし、場合によっては、化粧室の鏡の前が混雑してても、個室の中でパパッと化粧直しをすることもできる。それより何より、一番の魅力は、「あ!アレを忘れた!」ってことがなくなり、「これさえ持ってれば何とかなる」って言う、安心感が得られることだ。中身を入れ替えながら、自分にとって一番便利になるように、色々と工夫して使っていると、だんだん愛着がわいて来る。プリクラを貼ったり、ラメラメペンで何か描いたりすると、だんだん可愛くなって来る。

ちなみに、あたしは、メインで使ってるのは、ラスタカラーの缶ケースなんだけど、おととい食べた、寿がきやの「名古屋名物みそ煮込みうどん 八丁味噌 名古屋コーチンエキス使用 生タイプ」のフタに、キッコロとモリゾーの小さい絵が描いてあったから、キッコロを切り取って、缶のフタに貼ってみた。そしたら、人手が悪くて大失敗に終わりそうな「愛・地球博」に、リトル貢献できそうな気がして来た(笑)

‥‥そんなワケで、あたしの場合は、短くなったペンシルや試供品でもらったミニグロスなどは、もっぱら、このパレットに入れるために溜めてるし、各メーカーのカラーとかも、色を見るだけじゃなくて、レフィルの形状や大きさを見るようにしてる。そして、「おおっ!このサイズなら、ちょうどタテに3つ入る!」とか、「このカラーをヨコに2つ並べると、その上にあのチークがピッタリ収まる!」とか、日々、色んな大きさのケースに、色んなメーカーのレフィルを並べて、寸分たがわずにピタリと収まった時には、ジグソーパズルが完成した時よりも感動しちゃう今日この頃なのだ。


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