五目寿司の夜
ご存知の通り、あたしは、ヤマザキパンが大好きで、ヤマザキのパンなら何でもぜんぶ好きなんだけど、特に好きなのが、カレーパン、ゴマチーズパン、コッペパンのジャム&マーガリンの3種類だ。ホントは、もっと好きなのもあるんだけど、基本的には100円以上のパンは買わないことにしてるので、あくまでもこれは、100円以下のパンの中で好きな種類ってことになる。他にも、名前はミニでも実際にはデカい、往年の名作、ミニスナックゴールドが好きだ。あの、ぐるぐる渦巻きで平べったいフリスビーみたいなデニッシュに、お砂糖の白いシマシマがついてるやつ。あれは、大きいし甘いから、お腹がペコペコでも、1個でお腹がいっぱいになる。それから、忘れちゃいけないメロンパンは、普通のと、手作り風と、チョコチップ入りの3種類があるけど、あたしは、手作り風メロンが好きだ。あと、ナイススティックの普通の味のも嫌いじゃないけど、値段のワリに量が少ないのと、バタークリームがちょっとシツコイので、他のパンが売り切れで、どうしようもない時に買う。それでも、天下のヤマザキパンだから、イトーパンやパスコや神戸屋のパンなんかと比べたら、月とスッポン、メーク後とスッピンって感じで、格段に美味しい。
でも、こんなにヤマザキのパンが好きなのに、今は、「ココキッコ黄金伝説」の「3000円で10日生活」の真っ最中なので、100円以下のパンもガマンしてる状態だ。だけど、何でもない時だったら、ヤマザキのパンが食べられなくてもガマンできるんだけど、今は、ヤマザキパンのファンにとって、1年で一番大切な時季なのだ。そう、世界三大祭りのひとつ、「ヤマザキ春のパン祭り」の期間中なのだ。
100円までの菓子パンには、0.5点、100円以上の菓子パンには、1点、食パンとかフランスパンには、値段に応じて、1.5点から2.5点までのシールがついてて、それを台紙に貼って行って、25点集めると、イタリア製の白いお皿がもらえるのだ。お皿は、毎年違うデザインで、ちょっと深さのあるやつだったり、オーバル型のだったりと、色々だ。今年は、特に素晴らしくて、大きなモーニングプレートがもらえる。
オマケに、去年までのシールは、紙っぽくて、パンの袋からうまく剥がせないことが多くて、途中でちぎれたり、やっと剥がせたと思ったら、もう接着力がなくなってて、台紙に貼るためにわざわざノリをつけたりと、すごくメンドクサかった。それで、ヤマザキの消費者窓口に、何度もミニテポドンを発射しておいた。そしたら、ついに、今年から、ビニールっぽいシールになって、ラクに剥がせるし、そのまま台紙に貼れるし、すごく便利になった。たとえば、出先でパンを食べて、剥がしたシールをケータイの裏とかに貼っておいて、お家に帰って来てから台紙に貼り直しても、そのままキレイに貼れるし、角がめくれたりもしないのだ。
「ヤマザキ春のパン祭り」の期間は、2月の半ばから4月の終わりまでで、あたしは、今のところ、7.5点しか集まってない。だから、あと、17.5点も足りなくて、100円以下のパンなら、あと35個も食べなくちゃならない。でも、120円とか130円のパンなら、倍の点数なので、半分の数でいいことになる。だから、日々の生活のことを考えると100円以下のパン、点数のことを考えると100円以上のパンってことになり、毎年、しめきり近くになると、アセって高いパンを食べることになる今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?(笑)
‥‥そんなワケで、今日は、「ヤマザキ春のパン祭り」って言う以前に、「ひな祭り」なので、晩ご飯は何かゴチソウを作って、母さんと一緒に食べようと思って、朝から色々と考えてた。でも、予算がぜんぜんないので、できる限りお金をかけないで、できる限りゴチソウっぽいものってことで、結局、五目寿司を作ることにした。五目寿司なら、お米もあるし、チクワもあるし、海苔もあるし、調味料類もあるから、チクワを1モクとすれば、あと4モク調達すれば、何とか5モクになる。それで、お仕事の帰りに、スーパーへ寄った。
カニなんか入れたらサイコーなんだけど、カニどころかエビも無理な状況なので、あたしは、動物性蛋白質は後回しにして、まずはお野菜を見ることにした。とにかく、シイタケとニンジンは必要なので、ホントは干しシイタケのほうが美味しいんだけど、干しシイタケは高いから、普通のシイタケが8個入ってて100円のパックと、3本で100円のニンジンをカゴに入れた。タマゴは、10個で88円のお買い得パックがあったんだけど、なんか体に悪そうな感じがしたから、6個で148円の、ちょっといいのにした。それから、油揚げが3枚で70円だったので、迷わずカゴに入れた。
そして、最後に、メインのお魚売り場に行った。あたしだけで食べるなら、これだけでも十分だし、100円のカニカマボコでも買えば言うことないんだけど、母さんと一緒に食べるから、やっぱり何かメインのものを入れたい。それで、色々と見てたら、シャケの切り身が100円だった。シャケの半身をスライスしたのが、大きなトレイにドカーンと並んでて、ひと切れがワリと大きい。その中でも、一番シッポに近い部分は、サービスで特に大きく切ってあるので、他の身の倍くらいの大きさがある。それで、あたしは、その部分をビニールに入れて、カゴに入れた。これで、ぜんぶで500円以内で済んだ。でも、帰りに冷凍食品のコーナーを覗いたら、ちょうど半額セールをやってたので、サトイモとインゲンも買った。半額なので、2つ合わせて280円、ぜんぶで800円くらいになっちゃったけど、母さんに喜んで欲しいから、明日から節約することにして、今日は良しとした。
‥‥そんなわけで、あたしは、お家に帰ってから、さっそく五目寿司を作り始めた。まず、ご飯を3合、少なめのお水で硬めに炊く。炊けるまでの間に、シャケを焼きながら、薄く切ったシイタケとニンジンを甘辛く煮て、煮えたらお皿に取り出して、今度は薄く切ったチクワと油揚げを煮る。シャケが焼けたら、身をほぐして冷ましておき、ガスがひとつ空くので、今度はフライパンで薄い卵焼きを焼いて、焼けたら冷まして、細く切って、錦糸玉子、略してキン玉を作る(笑)
お酢を1/3カップに、お砂糖を大さじ3杯、お塩を小さじ半分入れて、寿司酢を作っておき、ご飯が炊けたら、炊飯ジャーのお釜を外して、ウチワであおぎながら切るように混ぜて行く。ちなみに、今回はシャケの塩分があるから、お塩は小さじ半分だけど、しょっぱくない具を使う時は、小さじ1杯から1杯半くらい入れる。それから、まだ寿司飯が少し温かいうちに、糸切りにしたショウガを混ぜておくと、サッパリとした味になる。
出来た寿司飯に、バランスを考えながら具を混ぜて行き、最後に、白ゴマを混ぜて、お皿に色合い良く盛ったら、サッと湯通しした冷凍のインゲンをテキトーに切ったのと、キン玉(笑)を散らして、仕上げに焼き海苔をハサミで切りながらパラパラとふりかけ、真ん中に紅ショウガをチョコンと置けば、「きっこ特製、ひな祭りシャケ五目寿司」の出来上がり♪
ついでに、片手鍋に半分くらいお水を入れて、小口切りしたニンジンを茹でて、8割くらい火が通ったとこで、冷凍のサトイモをドバッと入れて、再度、沸騰したら、お砂糖、お醤油、ダシの素、みりん、タカノツメを入れて、細火で煮る。完全に火が通ったら、火を止めて、上に冷凍のインゲンを乗せて、フタをして放っておく。五分くらいしたら、深鉢に盛る。
2人分の五目寿司にラップをして、サトイモもラップして、バスケットに入れる。あたしのバスケットは、深さがあるので、まず、五目寿司を1皿入れて、その両サイドに、五目寿司よりも高さのある空き缶を置いて、その上に小型のトレイを乗せると、2段にできる。ようするに、岡持ちみたいな感じだ。それで、チャリの荷台に乗せて、ゴムのロープでとめて、母さんのとこまで5分。
‥‥そんなワケで、母さんのとこに行ったら、あたしのお雛様を出しててくれた。小さいガラスのケースに入ったやつなんだけど、母さんと一緒に見るのは10年ぶりか、それ以上なので、何だかすごく懐かしくて、胸がジーンとした。一緒に五目寿司を食べて、くだらないおしゃべりをしてたんだけど、母さんが、あたしの小さいころのアルバムを出して来るから、ますますおしゃべりに拍車が掛かっちゃった今日この頃、母さんのとこは、あたしがコタツとストーブをプレゼントしたから温かいんだけど、今、自分のお部屋に戻って来たら、何も暖房がなくて、寒さが身にしみる。オマケに、今夜は雪になるらしい。でも、外にいる猫たちに比べれば、屋根もあるし、電気毛布もあるし、それに、何より、今夜は大好きな母さんの笑顔を見れたから、とっても温かい♪
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