ダジャレブーム
ライブドアのイノシシ社長って、東大を売り物にしてて、「おしゃれカンケイ」では「ボクが家庭教師をすれば、東大なんか誰でも簡単に合格できますよ」って豪語してたほどの人だから、あたしは、当然、英語なんかペラペラだと思ってた。それなのに、この前、外国のプレスを集めて記者会見した時に、「ボクは英語が得意じゃないので、日本語で(会見を)やります」って言ったのを見て、あたしは、ビックルのスーパーサイズ、500ml入りのビッギーを一気飲みしつつ、「せめて、そのセリフだけでも英語で話せよ!」って思って呆れ返った。高卒のあたしでも英語くらいしゃべれるのに、東大の、それも文系なのに、英語もしゃべれないなんて、もしかして、バカ?(笑)
そんなイノシシ社長も、時間外取引でニッポン放送株を大量取得する前に、ニッポン放送の大株主、約50社に対して、持っているすべての株を「市場外で売って欲しい」って言う内容の文書を送っていた事実が発覚しちゃった。さらには、これらの約50社に対して、「3月のニッポン放送のTOBに応募しないように」との文書まで送りつけ、北朝鮮並みの卑劣な妨害工作を行なっていた事実までが明らかになった。これによって、ライブドアは、証券取引法違反の可能性が濃厚になり、これが立件されれば、ニッポン放送の買収どころか、社長以下、今回の件に関係した幹部全員が逮捕と言う、三流週刊誌や三流ブログにとっては、願ってもいない話題を提供してくれることになる。
そう言えば、長井秀和が、「盗作ばかりしてたなっちが、謝罪の記者会見で、一生懸命に謝ってたけど、あのセリフは、本当に自分で考えた言葉なのか?」ってネタの次に、「堀江社長が買収できるのは、せいぜい2ちゃんねるがいいとこだ。パソコンヲタクには、それが精一杯。8チャンネルなんか、無理無理。」ってネタをやってたけど、あたしには、東大を卒業したのに英語もしゃべれないような人には、2ちゃんねるの買収も無理だと思う。だって、イノシシ社長って、口を開けば、「IT、IT」って騒いでるけど、ライブドアなんか、ネットの世界でも三流じゃん‥‥なんて思ってる今日この頃、皆さん、そろそろこの話題にも飽きましたか?(笑)
‥‥そんなワケで、あたしは、別にサザンオールスターズが好きなワケでもなく、桑田佳祐にも興味はないんだけど、お風呂に入る時にラジオをつけたら、またまた、TOKYO FMの桑田佳祐の番組をやってたので、お湯に浸かりながら、ボケーッと聴いていた。そしたら、今週の企画は、「ダジャレ選手権」みたいのだったんだけど、ラジオだし、時間が深夜ワクってこともあり、テレビじゃ言えないようなダジャレもたくさん発表してて、なかなか楽しかった。
桑田佳祐は、ショッパナから、「ホリエモンにIT(会いてぇ)」とか、「堤さん、取調べでは包み隠さず話しましょう」とか、時事ネタを連発して、別に大笑いにはホド遠いんだけど、あたしは、深夜、ひとりで、お湯に浸かりながら聴いてるって言う特殊な状況下だったので、ちょっとおかしかった。ただ、残念なのは、リスナーから送られて来たダジャレを読み上げるコーナーで、「里谷多英がナントカカントカ」って言うネタで桑田佳祐が大笑いしてたんだけど、あたしは、ちょうど髪を洗ってて、何て言ったのか聞き取れなかった。それで、あたしは、そのあと、またお湯に浸かりながら、どんなダジャレだったのか、自分なりに考えてみた。でも、なかなか浮かんで来なくて、やっと思いついたのが、「里谷多英が男の股間にモーグル」ってのだけだった(笑)
ダジャレって、ようするにオヤジギャグだから、長い年月、若い世代から嫌われて来た。でも、最近は、子供たちを中心にして、ダジャレがブームになりつつある。そのキッカケになったのが、テレビ朝日で、日曜日の朝、マジレンジャーの前にやってる「怪傑ゾロリ」って言うアニメなのだ。あたしは、戦隊モノを見るついでに見てるだけなので、あんまり詳しくないけど、少なくとも10回くらいは見てる。キツネかオオカミみたいなのが怪傑ゾロリで、イノシシの子分を2匹連れて旅をしてて、色んな敵とダジャレ合戦をするって言うアニメだ。ゾロリは、目のとこだけ黒いマスクをしてて、黒い帽子とマント姿で、当然、「怪傑ゾロ」のパロディーだってことは大人には分かるけど、子供にはきっと分からないだろう。
幼稚園から小学校低学年くらいまでを対象とした感じで、それこそ、「フトンがふっ飛んだ」ってレベルのオヤジギャグを連発する。ここで重要なのは、このアニメが、こう言ったオヤジギャグを面白いものとして扱ってるんじゃなくて、寒いものとして扱ってるって点だ。つまり、敵と戦う時に、順番にダジャレを言って行き、そのオヤジギャグが寒ければ寒いほど、相手に与えるダメージが大きくて、先に凍えて動けなくなったほうが負けってことになるのだ。
だから、こう言う内容のアニメが、子供たちのダジャレブームの火付け役になってるから、子供たちも、ホントに面白いダジャレを考えたり、言ったりするんじゃなくて、できるだけくだらなくて、相手を寒くさせるようなものを考える。そして、寒ければ寒いほどレベルが上ってことになる。つまり、本来のダジャレとは一線を画した位置づけなので、別のジャンルって考えたほうがいいかも知れない。とりあえず言えることは、あたしが死ぬまでには絶対に来ることはないと思ってた、和田勉や原田大二郎の時代が、とうとう来ちゃったって言うことだ。
‥‥そんなワケで、和田勉は、セクハラ裁判で忙しくて、ダジャレどころじゃないかも知れないけど、原田大二郎なら、ヒマそうだし、どことなく怪傑ゾロリにキャラも似てるから、怪傑ゾロリと同じ衣装を着て、子分のイノシシの代わりにライブドアの社長でも引き連れて、全国の小学校を回ったらいいんじゃないかと思う今日この頃、イノシシ社長も、小学校からやり直せば、英語でアイサツくらいはできるようになるかも知れないし(笑)
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