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2005.04.15

アリュールな日々

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しばらく前に、あたしの必需品のひとつ、シャネルのアリュールが無くなった。普通のボトルも、ミニサイズのやつも、ぜんぶ使い果たしちゃって、仕方ないから、今は他のフレグランスを使ってる。ケッコー色々と持ってるから、ランコムのミラクのソーマジックとか、トレゾアとか、ふだんは使わないものを順番に使ったりしてる。だけど、アリュールは、あたしの香りの代名詞みたいなもんなので、他の香りだと、どうしても落ち着かない。

あたしは、アリュールの他には、唯一、サンローランのベビードールが好きなんだけど、サスガに、三十路の女がお仕事に行くのに、ベビードールはつけて行けない。もうちょっと暖かくなって、露出の多いフリフリ系でも着るようになれば、それなりに似合うんだけど、今は、まだキチンとしたスタイルが多いから、ちょっとキビシイ。それで、仕方なくランコムを使ってて、ちゃんとファッションには合ってるんだけど、やっぱり、自分の香りじゃないから、どうしても落ち着かない。

だけど、今月も生活がキビシーから、サスガにアリュールは買えない。あたしがいつも買うお店は、自由が丘にあるんだけど、50mlので5500円くらいで、どこよりも安いとは思うんだけど、それでも、あたしにとっては高いのだ。いくらキビシーとは言っても、そんなに困ってるワケじゃなくて、そのくらいの余裕はあるんだけど、今月は、母さんのお誕生日があって、その上、母の日もある。それで、担当のお医者さまから、やっと旅行の許可が出たから、一大イベントとして、温泉に連れて行ってあげることにした。母さんと一泊で温泉に行くなんて、もう8年ぶりくらいだから、いい旅館にしたいし、美味しいものも食べさせてあげたいし、だから、あたしは、できる限り節約をしてる今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは、自分の香りを失って、はや1ヶ月が過ぎようとしてる。あたしは、基本的に、毎日、アリュールを使ってて、たまに、ファッションや気分に合わせて別の香りを使って、そして、また、アリュールに戻るって言うのなら落ち着くんだけど、戻るべき香りが無くなっちゃうのは、すごく心細いのだ。

これって、何だか、お金が無くて、お米が買えない時に似てる。お家に帰ればお米がある、ご飯があるって思えば、朝とお昼とでメロンパン1個だったりしても、安心してられるし、メロンパンも美味しく食べられる。だけど、お米が無くて、お家に帰って来ても金ちゃんラーメンしかないと思うと、1週間くらいなら何でもないけど、2週間、3週間と続くと、金ちゃんラーメンに飽きるのは当然として、お昼のメロンパンも美味しくなくなって来るし、それよりも何よりも、精神的に不安になって来る。

これと同じで、アリュール以外の色んな香りを楽しめるのも、いつでもアリュールに戻れるって言う安心感があるからであって、そのアリュールが無くなっちゃったら、最初の1週間くらいはいいんだけど、それを過ぎると、だんだん不安になって来るのだ。

アリュールって、つける人を選ぶ香水‥‥って言うか、つける人によって、少しずつ香りが変化して来る。つまり、その人の体臭と溶け合って、ひとりひとり別の香りを生み出すのだ。体臭って言っても、欧米人と比べると、ニポン人は無臭みたいなもんだけど、それでも、人間の嗅覚じゃ感じないほどの僅かな体臭とブレンドされて、オリジナルの香りに変化する。あたしは、人並みか、人並み以上にキレイ好きで、体臭なんか絶対にゼロだと思ってるけど、人間の何百倍もの嗅覚を持ってる犬や猫なら、あたしの匂いを嗅ぎ分けることができる。つまり、どんなに体臭がないと思ってる人でも、人間である限り、絶対に人それぞれの匂いを持ってるワケで、その僅かな匂いに反応して変化するのが、アリュールなのだ。

他のフレグランスは、誰かがつけてる香りが気に入れば、その人に何をつけてるのかを聞いて、同じものを買って来てつければ、自分も同じ香りになる。だけど、アリュールの場合は、仮に誰かがあたしの香りを気に入ったとしても、その人がアリュールをつけると、イメージの違った香りになる。そして、人によっては、自分の好んだ香りにならない場合もある。それが、「つける人を選ぶ香水」っ言われてる所以なのだ。だから、愛用してる人が多いワリには、他人と香りがカブらないから、それも魅力のひとつになる。

それから、アリュールって、つけてる長さによっても、香りが変化して来る。つけてる長さって言うのは、トップノート、ミドルノート、ラストノートって意味じゃなくて、愛用してる年月って意味だ。つまり、同じ人が毎日つけてると、1週間、1ヶ月、3ヶ月って感じで、だんだんに馴染みながら、変化して来る。そして、季節によっても、微妙に変化する。サスガ、天才調香師、香りのアーティスト、ジャック・ポルジュの最高傑作だけのことはある。そして、そんな高貴な香りに選ばれたあたしって、何てビューティホー&ワンダホー♪(笑)

ちなみに、あたしの他に、アリュールの香りに選ばれたニポン人女性は、松嶋菜々子、長谷川京子、常盤貴子、持田真樹、愛内里菜、坂下千里子などなど、それなりの美女ばかりだ。猫も杓子も誰でも似合うフレグランスじゃなくて、やっぱり、「つける人を選ぶ香り」が似合うって言うのは、とっても嬉しいことだ。さらに、ちなみに、「猫も杓子も」って言うのは、もともとは、「禰子も釈子も」だった。禰子(ねこ)って言うのは、神道の信者のことで、釈子(しゃくし)って言うのは、仏教徒のことだ。つまり、「神様の弟子も、お釈迦様の弟子も、誰でもみんな」って言う意味だったのだ。それが、いつの間にか、猫と杓子に変わっちゃったんだけど、意味としては同じだから、まあ、OKってことにしておこう‥‥とか何とか言いつつも、そのカンジンのアリュールが買えないんじゃ、あたしってば、ぜんぜんOKじゃないじゃん(笑)

‥‥そんなワケで、あたしは、ゆうべ、ネットで安いとこはないか、ちょっと調べてみた。だけど、どこも似たようなもので、6000円から8000円くらい、その上、送料や手数料まで掛かるから、これなら、自由が丘に買いに行ったほうがぜんぜん安い。やっぱり、母さんと温泉に行くまでは、ガマンするしかない‥‥なんて思いつつ、フレグランスのページを閉じようと思ったんだけど、そのページの中に、コスメだのファッションだの、あたしの琴線に響きまくるコーナーが色々とあって、さらに、「今だけ70%OFF!」だの「今だけ送料無料!」だの、もう、琴線どころか、バルトリン氏腺にまで響きそうなセリフが書いてあったので、あたしは、無意識のうちに、ファッションをクリックしちゃった。

そして、春、夏物のワンピを色々と見てたら、玲奈ちゃんのブランド、「NAKEDNESS IS FREEDOM」の欲しかったけど高くて買えなかったワンピにすごく似てるのがあった。玲奈ちゃんのブランドのは、2万円以上もしたから、ハナっから無理だったけど、この、ネットで見つけたワンピは、ナナナナナント! 2900円だった!

全体的なデザインは、すごく似てて、黒のシフォン系で、裾がハデなフレアになってて、とにかく可愛い。そして、何と言っても素晴らしいのは、フロントにシルバーのスパンコールで、デカいドクロのマークがついてるのだ。それも、ドクロの頭だけじゃなくて、頭蓋骨の下に、2本の骨がバッテンになってて、海賊の旗みたいなのだ。もう、チョーパンク!

‥‥そんなワケで、あたしは、夜中の3時過ぎに、パソコンの画面とニラメッコしながら、1時間以上も悩んだあげくに、ついに、買っちゃった。だって、あたしのサイズが残ってたんだもん‥‥。これで、また、アリュールを買う日が遠のいちゃったけど、今は、何よりも、このワンピが届く日が待ち遠しい今日この頃なのだ(笑)


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