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2005.04.06

恋に落ちると何故バカになる?

あたしの平日の楽しみのひとつ、NHKの「お昼ですよ!ふれあいホール」のバニラムードの出演が、4月から、毎週、月曜日と水曜日の2日間だけになっちゃった。どんな理由なのか、ヴィジョンファクトリーの担当に聞いてみたら、NHK側の理由じゃなくて、バニラ側の理由だってことが分かった。ようするに、毎日、生出演してると、他の活動がなかなかできないから、出演日を減らして、そのぶん他の活動をして行きたいって言う、とっても前向きな理由だったのだ。それなら、ファンも納得の決断だろう。

そして、バニラがお休みする火曜日、木曜日は、「オルモット」って言う男性のインストグループが出るって言うので、どんなのか見てみようと思って、今日の放送を録画しておいた。それで、今、見たんだけど、ギター、ベース、キーボードのトリオで、一瞬、韓流スターかと思うようなサエないビジュアルで、全員、ブスッとしたまま不機嫌そうに演奏してて、それでいて、大して巧いワケでもなく、正直、見る価値も聴く価値も無し。これなら、そこらのシロートバンドを日替わりで出したほうが、まだマシだろう。

そんなことはともかくとして、今日の放送では、ものすごいことが起こった。今週は、色んなマジシャンが出るんだけど、今日は、ミスターマリックの日だった。それで、ゲストがAKINAだったんだけど、回転する丸いテーブルの上に4つの使い捨てコップが置いてあって、マリックが後ろを向いてる間に、その中のどれかにAKINAの私物のケータイを入れて、4つ全部に大きな紙コップをかぶせて、どれにケータイが入ってるのか分からなくした。そして、マリックが振り向き、さらに、そのテーブルを回転させて、AKINA本人も、どれに自分のケータイが入ってるのか分からなくした。

それで、マリックは、ケータイが入ってないと思う紙コップを1つずつ、金属バットで思いきり打って行った。1個目の紙コップが遠くへ飛び、中から透明の使い捨てコップがポロリ。成功だ。そして、2個目も成功した。テーブルの上の紙コップは、あと2個になり、このうちのどちらかに、AKINAのケータイが入っているワケだ。

そして、ハラハラした表情をしつつも、マリックの実力を信用しきっていたAKINAの目の前で、思い切りバットを振ったマリック。そのとたん、何か硬い物に当たったようなイヤな音がして、数メール先にドサッと落ちた紙コップの中からは、なんと、AKINAのケータイが出て来たのだ!

その瞬間、ステージ上の全員がフリーズし、客席がザワザワし始めた。まっ青な顔のマリックは、急いでケータイを拾いに行き、何とかこの失敗をゴマかそうと、トッサに出たセリフが、これだ。

「ね、私が言った通り、こっちに入ってたでしょ?」

どっかぁ~~~ん! あたしは、お尻からジェット噴射をして、15mほど飛び上がった! そして、マリックは、「壊れないように、ちゃんと軽めに叩いたからね!」って言いながら、そのケータイをAKINAに渡したんだけど、AKINAは引きつった笑顔でそれを受け取り、いつまでも手でこすっていた。そして、全員がフリーズしたまま、番組はエンディングへ。

AKINAと言えば、MAXのFCイベントをプライベートで観に来てたし、去年の秋に、MAXがアメリカのアニメフェスティバルに出演した時にも一緒に出演したし、MAXの妹みたいな存在なのに、そのAKINAの大切なケータイを金属バットで一二塁間へ流し打ちするとは、許せん! マリック!‥‥なんて思ってる今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?(笑)


‥‥そんなワケで、あたしは、朝の5時まで起きてて、それから4時間だけ寝て、そのあと、病院に行って来たんだけど、何で朝まで起きてたのかって言うと、深夜映画を観てたのだ。ゆうべ‥‥って言うか、今朝って言ったほうが良さそうな時間なんだけど、深夜の2時20分から明け方まで、日本テレビでやってた、「WHY DO FOOLS FALL IN LOVE」って言う映画を観てた。

ホントは、2時40分から、ニポン中のモータースポーツファンをコケにしまくってるフジテレビで、フォーミュラー・ニッポンの開幕戦を見るつもりだったんだけど、平日の深夜2時40分からなんて言う、とても視聴者の立場なんか考えてるとは思えないファッキンな時間帯なので、眠くて眠くて、放送が始まるまでに寝ちゃいそうだったから、色んなチャンネルをちょこちょこと回してた。そしたら、日テレで面白そうな映画が始まったので、レースが始まるまでの20分だけ、観てみることにした。でも、観始めてみたら、予想してたよりもさらに面白くて、どうしても最後まで観たくなっちゃって、結局、あたしは、レースのほうは録画して、映画のほうを観ることにした。それで、あたしは、おお急ぎで、ニポン酒ときゅうりのキューちゃんとイカの塩辛を取って来て、映画鑑賞体勢に入った。

この映画は、1950年代に活躍したドゥーワップの天才シンガー、フランキー・ライモンの物語で、事実に基づいて作られてる。ようするに、レイ・チャールズの伝記映画、「Ray」みたいなもんなんだけど、あたしは、レイ・チャールズは知ってるけど、フランキー・ライモンのことはほとんど知らなかったので、すごく興味深かった。

フランキー・ライモンのことをカイつまんで説明すると、13才の時に、同世代の仲間たちと、フランキー・ライモン&ティーンエイジャーズって言うドゥーワップグループとしてデビューして、デビュー曲の「WHY DO FOOLS FALL IN LOVE(邦題、恋は曲者)」が大ヒットして、一躍、大スターになる。そして、1956年には、1年間に6曲もチャートインさせるほどの人気グループになったけど、1957年にソロになってからは売れなくなり、ドラッグに手を出すようになり、25才の若さで、ヘロイン中毒で死亡‥‥って言う、ものすごい駆け足の人生を送ったスターだ。フランキーは、この短い間に、3人の女性と結婚をしていたんだけど、フランキーの死後20年以上も経ってから、フランキーの遺産(ヒット曲の印税)を巡って、この3人の奥さんが法廷で争う。この映画のストーリーは、その法廷闘争をベースに、回想シーンを本線にして進んで行くんだけど、とにかくすごく良く出来ていた。

フランキーを演じてるのは、実際のフランキーと同じく、背の低い黒人俳優、ラレンツ・テートで、3人の奥さんは、ハル・ベリー、レラ・ローション、ビビカ・A・フォックスが演じてる。でも、恥ずかしながら、あたしは、この中で知ってたのは、ハル・ベリーだけだった。ハル・ベリーと言えば、2001年の「チョコレート」で、黒人としては初めてのアカデミー主演女優賞に輝いたのもツカノマ、2004年の「キャット・ウーマン」で、アカデミー賞の前夜に発表する裏アカデミー賞、「ラジー賞」の最低主演女優賞を受賞しちゃったことで有名だ。何よりも恥ずかしいラジー賞は、受賞者が来ないことでオナジミなのに、ハル・ベリーは、ちゃんと出席して、「ハリウッドで一番欲しくないトロフィー」を壇上で受け取って、泣きマネまでして、「このShit(クソ)を私にキャスティングしてくれたワーナーブラザーズに感謝したい!」ってコメントして、会場を沸かせた。あの受賞シーンを見て、ハル・ベリーのファンになった人も多いはずだ。

そんな、ハル・ベリーが、フランキーの3人の奥さんのうちの1人を演じてるんだけど、これが、もう、サイコーにキレイだったし可愛いかった。裁判でのシーンは、1980年代って設定だから、年齢もファッションも、今どきの黒人のオバサンのちょっとハデなタイプって感じだったんだけど、回想シーンでは、年齢設定も若いし、ファッションもヘアメークもフィフティーズで、パラシュートスカートに気を使ってソファーに浅めに腰掛けるとことか、すっごく良かった。サスガ、ボンドガールに選ばれただけのことはある。もちろん、ハル・ベリーがステキなだけじゃなくて、彼女の背景にある家具や食器のひとつひとつ、お店の中のインテリアなど、すべてがステキだった。街を走る車も、後ろがロケットみたいになってるデカいアメ車ばっかりで、タクシーでさえもカッコイイ。

この時代って、ちょうどあたしの母さんの少女時代で、ニポンで言うと、弘田三枝子とか、ザ・ピーナッツとか、山本リンダとか、平山みきとかの時代だと思う。あたしの母さんは、平山みきの「真夏の出来事」って歌が好きで、あたしが小さいころ、「カッレの~車に乗って~」って、良く口ずさんでた。あたしは、それを良く覚えてたから、高校生になってバンドを組んだ時に、この曲をパンクっぽくアレンジして、カヴァーした思い出がある。

ばんばひろふみが、平山みきのことを好きで好きでどうしても結婚したくて、そのために芸能界入りしたって話は有名だけど、それで、念願かなって結婚できたのに、しばらくしたら飽きちゃって、あちこちに愛人を作り始めて、結局は離婚した。これって、フランキー・ライモンに似てると思う。フランキーも、その時はその女性のことを心から愛してるのに、結婚してしばらくすると、飽きて来るのか何なのか、他の女性のとこに行って、そっちとも結婚しちゃう。そんなことをしながら、3人の奥さんのところを行ったり来たりしつつ、致死量を超えたヘロインを食っちゃって、人生に、ジ・エンド。

映画の中では、俳優が演じてるから、背は低くても、それなりにチャーミングに見えたフランキーなので、女性にはモテモテだったって言う逸話にもうなづけた。だけど、映画の一番最後に流れた、本物のフランキーが歌ってるモノクロのフィルムを見たら、あまりにブ男で、特に、鼻の広がり具合なんか、ばんばひろふみといい勝負で、まるでシーサーみたいだった。だから、あたしは、何でこんな男がモテモテだったのか、まったく理解できなかった。

だって、ブ男で、背も低いってだけじゃなくて、さらに、ドラッグばっか食らってて、女グセが悪くて、唯一の長所って言ったら、歌の才能があったってことだけなのだ。だから、歌手としてのフランキーのファンになるのなら分かるけど、恋人になったり結婚したりなんて、トーテー考えられる相手じゃないはずだ。それなのに、3人もの女性が奥さんになったってことは、彼の唯一の魅力である歌声が、その他のすべての短所をも打ち消しちゃうほど、当時の女性たちには、ステキに聴こえたのだろうか? それとも、この映画のタイトルであり、フランキーの大ヒット曲のタイトルでもある「WHY DO FOOLS FALL IN LOVE」の通り、恋に落ちるのはバカだけなんだろうか? あたしは、「バカが恋に落ちる」んじゃなくて、「恋に落ちるとバカになる」んだと思うんだけど‥‥。

‥‥そんなワケで、顔が悪くても、背が低くても、たったひとつだけ、誰よりも素晴らしい歌声と言う魅力を持っていたために、女性たちにモテモテだったフランキー・ライモンと比べると、顔が悪くて、背も低い上に、たったひとつだけの魅力であるはずのマジックまで失敗しちゃったミスターマリックは、もはや、ハンドパワーどころか、ハンドタオルで顔を拭いて出直して来たほうがいいと思う今日この頃なのだ(笑)


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