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2005.05.08

乙葉の産卵

osansyouo2
スポーツ紙っぽく言えば、かつてから熱愛がウワサされていた藤井隆と乙葉が、やっとこさ結婚の発表をしたワケだけど、乙葉の本名は「吉田和代」だから、結婚したら「藤井和代」になるワケで、どうもどっちもパッとしない。もともと、すべての仕事をテキトーにやってた感のある乙葉は、「ごきげんよう」では、小堺と関根のラジオにゲスト出演した時のことを「私はラジオは50%の力でやってますから」と平然と言い放ち、「笑っていいとも!」では、タモリや他のレギュラーメンバーから、「乙葉の言葉には心がない」「まるで女高田純次だな」などと責められていた。

その上、「マシューズベストヒットTV」では、乙葉のトークに対して、マシュー南が、「乙葉ちゃんのテキトーなコメントが満載でーす」って言ったほどだから、あの「やる気のなさ」は、万人の知るところだろう‥‥って言うか、「やる気のなさ」と「ユルさ」を売り物にしてるんだと思うけど、口元もバストもユルユルだから、このまま芸能界にいて自然消滅して行くよりは、トットと結婚したほうが、何倍も幸せになれるだろう。

そんなことよりも、あたしが意外だったのは、藤井隆の女性の趣味だ。あれほどのアイドルマニアなんだから、乙葉はタダの遊びで、結婚する相手はもっと可愛い子だと思ってたのに、いったい何があったんだろう? そして、もうひとつの謎は、藤井と乙葉が結婚するとしたら、発表は「今年の夏ごろ」って言われてたのに、予想よりも2ヶ月も早い発表。この2点の謎を総合して考えれば、答えは誰の目にも明らかだろう。そう、「デキちゃった結婚」だ。

去年の今ごろ、乙葉のお父さんが亡くなった時に、親身になって励ましてあげた藤井隆。そこから、2人の交際がスタートしたワケだけど、その結果が「デキちゃった結婚」とは‥‥。同じセックスでも、橘慶太と松浦亜弥のセックスや、小栗旬と矢口真里のセックスと違って、藤井隆と乙葉のセックスには、生命の神秘って言うか、宇宙の真理って言うか、なぜか神聖なものを感じる今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?(笑)


‥‥そんなワケで、あたしの予想、「デキちゃった結婚」が、当たってるか、外れてるか、それとも、ホントは「デキちゃった結婚」なのに隠し通すか、それは、9日の月曜日に、2人揃って記者会見をするまでのお楽しみってことなんだけど、こんなことよりも、あたしのお楽しみだった、フリーザーの中のチョコQは、期待通りの「オイカワ」と、もうひとつは「ミシシッピアカミミガメ」だった。

オイカワは、婚姻色と非繁殖期があるんだけど、あたしのは、まるで、藤井隆と乙葉の「デキちゃった結婚」を予感させるような、ミゴトな婚姻色だった。それから、ミシシッピアカミミガメも、通常色個体と黒化個体の2種類があるんだけど、あたしのは、珍しいほうの黒化個体だった。あとは、オイカワの非繁殖期と、ツシマヤマネコの子供が欲しいけど、しばらくはガマンしようと思う。

あたしが、藤井隆と乙葉のセックスに、なぜか神聖なものを感じたのは、もしも「デキちゃった結婚」だった場合、たとえ、それが、結果論だったとしても、妊娠の責任をとって結婚し、安心して子供が生まれて来られる状況を作ると言う行為に、動物の営みをオーバーラップさせたからだ。快楽のためだけに、きちんと避妊をしてからセックスをする松浦亜弥や矢口真里の周到さとは違って、快楽のためであっても、避妊をせずにセックスをして、結果として妊娠した場合には、ちゃんと結婚する。これは、種族保存のためだけにセックスをする人間以外の動物たちと、何ら変わりないのだ。

5月2日の夜に、NHKの総合の「地球・ふしぎ大自然」で、「巨体になって生き残れ!中国山地・オオサンショウウオ」って言う番組を放送したんだけど、オオサンショウウオマニアのあたしとしては、シッカリと録画しておいた。それで、ゆうべ、真夜中に、焼酎をチビチビと飲みながら見たんだけど、それが、すごく良くできた番組で、あたしは、久しぶりに感動した。

オオサンショウウオは、3000万年以上も姿を変えずに生きて来た、文字通り、「生きた化石」と呼ばれる世界最大の両生類で、大きなものだと、体長が140cm以上にもなる。それで、あたしは今まで、ただ単に大きいだけだと思ってたんだけど、これには、深い意味があったのだ。

産卵時期になると、まず、オスのオオサンショウウオが川の上流を目指して、人間の作った堰(せき)などにも負けず、必死にさかのぼって行く。そして、最上流の浅瀬の岩の下の穴など、メスの産卵に適した場所を探して、いい場所が見つかると、自分の体をフタにして、その場所をキープする。最上流の浅瀬には、大型の魚など、卵や孵化した子供の天敵が少ないからだそうだ。そして、しばらくすると、今度はメスがさかのぼって来て、一番いい場所をキープしてるオスのところに行き、その穴の中で産卵する。

メスは、一度に約500個の卵を産むんだけど、オスは、その間、穴の入り口を自分の大きな頭でふさぎ、他のオスや外敵の侵入を阻止している。そして、メスの産卵が終わると、サッと穴の中に入り、卵に精子をかけるんだけど、この時に、体が小さくて、いい場所をキープできなかったオスたちが、ドサクサに紛れて何匹も乱入して来て、我も我もと精子をかけまくる。だから、たくさんの卵は、どれがどのオスの精子で受精したのか、まったく分からなくなる。

産卵したメスは、自分の役目が終わったワケだから、トットと下流へ帰って行く。ドサクサに紛れて乱入して来た他のオスたちも、気づかれないようにスーッといなくなる。あとに残ったのは、誰の精子がかかったのか分からないたくさんの卵と、一番体の大きいオスだけだ。そして、このオスは、卵が孵化するまでの約2ヶ月間、ずっと卵を守っているのだ。孵化が近づくと、大きな体で卵を揺らして、孵化をうながしたりしながら、誰の子か分からない卵をずっと守り続ける。

すべての卵が孵ると、やっとオスは下流へと戻って行くんだけど、500匹の子供の中で、5cm程度にまで成長できるのは、たった1匹ほどで、残りはすべて、魚やカメなどに食べられてしまうそうだ。そして、生き残った1匹は、外敵から食べられないように、長い時間をかけて、自分の体をどんどん大きくして行くのだ。

オオサンショウウオの寿命は、100年だって言われてる。つまり、500匹のうち、499匹は、生まれてすぐに食べられてしまい、生き残ったたった1匹が、みんなの代表として、100年も生きるようなものなのだ。その100年の間に、メスだったら何度も産卵して、オスだったら何度も産卵場所を確保して、卵を守り続ける。そして、こう言った営みが、3000万年以上も続いて来たのだ。そう考えてみると、オオサンショウウオって、種族保存のためだけに生きているようなもんだし、煎じ詰めて言えば、これは、人間以外のすべての生物に言えることだろう。

‥‥そんなワケで、芸能界の上流まで上りきっていない藤井隆は、乙葉が安心して産卵できる場所を確保したとは言いがたいけど、サスガに、他のオスの精子で受精したワケじゃないだろうから、何とかがんばって子育てをして行って欲しいと思う今日この頃なのだ(笑)

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