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2005.05.18

これがホントのカン違い

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あたしは、テッキリ、「宮藤宮九郎」だと思ってたんだけど、たくさんの人から指摘を受けて、「官九郎」だってことを知った。それで、慌ててオトトイの日記とか、もっと前の日記とかを訂正した。他のことはともかく、人の名前を間違えるのだけは失礼だからね。教えてくださった皆さん、どうもありがとう。

あたしは、変換ミスがヤタラと多くて、いつも日記をアップしてから、読み直して初めてミスに気づいて、アセッて直すことが多いんだけど、今回の場合は、変換ミスとかじゃなくて、完全に「宮藤宮九郎」だと思い込んでた。あたしは、ワザと、名字と名前に同じ字を使った芸名にして、覚えてもらいやすいようにしてるんだと思ってたのだ。だから、わざわざ「みやくろう」って入力して、変換してた。だから、オヤジギャグになっちゃうけど、これがホントの「カン違い」ってヤツだ(笑)

だけど、色んなとこで目にする名前だから、あたしだけが勘違いしてたなら、もっと早いうちに気づくはずだ。それで、間違ったほうの「宮藤宮九郎」で検索してみたら、出て来ること、出て来ること。何百件もの「宮藤宮九郎」がヒットして、そのうちのいくつかを見てみたら、ちゃんとした出版社やマスコミのサイトから、個人のブログに至るまで、数え切れないほどの人たちが、「宮九郎」だと思い込んでて、間違った表記をしてた。中には、宮藤官九郎のファンなのに、間違えてる人もいたほどだ。

ファンでも間違えてる人がいるんだから、あたし以外にも、「宮九郎」だと思い込んでる人は、まだまだいっぱいいるだろう。だから、もうちょっと分かりやすい名前にして欲しいと思う。だいたい、「宮藤」だって、知らない人は「みやふじ」だと思うだろうし、「くどう」なら、普通は「工藤」って書くのが一般的だ。だから、読み間違いも書き間違いも起さないためにも、これからは、いっそのこと、「ニャホニャホタマクロー」にしたらいいと思う今日この頃、皆さん、「官九郎」だって知ってましたか?(笑)


‥‥そんなワケで、人の名前に限らず、固有名詞ってのは、読めなかったり、書けなかったりするものが多い。あたしの住んでる世田谷区にも、難しい地名がたくさんあって、地元の人たちには当たり前の地名だけど、他から来た人にはなかなか読めない。等々力(とどろき)とか、九品仏(くほんぶつ)とか、知らない人には絶対に読めないと思う。

でも、こう言う特殊なものは、読めなくて当然だし、知らなければ、堂々と誰かに聞くことができる。困るのは、誰にでも読める漢字なのに、思ってたのとは別の読み方をするパターンだ。千葉県の館山に、「坂田」って言う海水浴場があるんだけど、これは、「さかた」じゃなくて、「ばんだ」って読む。こんなの、教えてくれなきゃ、100人が100人とも、「さかた」って読むだろう。

これと同じで、東京に住んでる人なら、「江東区」が「こうとうく」だって誰でも知ってるけど、他府県から来た人は、ほとんどの人が、誰かに教えられるまでは、「えとうく」だと思ってる。「台東区」だって、東京の人なら「たいとうく」って読めるけど、他から来た人は、「だいとうく」だと思ってる人も多いはずだ。

「葛飾区」は、寅さんの映画で有名になったから、他府県の人でも、「かつしかく」って聞けば知ってる人も多いと思うけど、漢字で書いてみろって言われたら、正しく書ける人はメッタにいないだろう。東京に住んでたって、葛飾区以外に住んでる人は、書けない人も多い。あたしは、東京で生まれてから、ずっと、30年以上も東京で暮らしてるけど、「葛飾区」は書けない(笑)

それ以前に、あたしは、東京生まれの東京育ちなのに、東京23区をぜんぶ言うことができない。渋谷区、目黒区、品川区、港区って言う、ようするに、城南地区は分かるんだけど、江戸川区だとか北区だとかの下町のほうは、あんまり良く分からない。それに、名前を聞いても、どんなふうに並んでるのかは、ぜんぜん分からない。自分の住んでる東京23区だって、このアリサマだから、東京都下のナントカ市になると、まったく分からない。志村けんの「東村山音頭」のオカゲで、東村山市って言うのがあるのは知ったし、あとは、青梅市とか、立川市とか、このくらいは知ってるけど、あとは、名前を聞けば、「ああ、そんなのもあったな」って程度で、いったい、いくつくらい「市」があるのかも分からない。

だって、都下に住んでる人たちは、都心に出て来ることが多いと思うけど、都心に住んでる人が、都下に行くことなんてほとんどないから、覚えるチャンスもないのだ。「西東京市」に至っては、いつ出来た市なんだか知らないけど、あたしがこの市の存在を知ったのは、去年の終わりころだと思う。そして、名前だけは知ったけど、未だに、どこにあるんだか分からない。

だいたい、東京って、ワケの分かんないことが多過ぎる。遊園地の「豊島園」があるのは、豊島区じゃなくて練馬区だし、「目黒駅」があるのは、目黒区じゃなくて品川区だし、「品川駅」があるのは、品川区じゃなくて港区だし、正直言って、ワケ分かんない。こんなこと、東京に住んでる人でも、知らない人はたくさんいるはずだ。だって、「目黒駅」は目黒区にあると思うのが普通だし、「品川駅」は品川区にあると思うのが普通だから、わざわざ調べたりしないからだ。あたしだって、つい、こないだまで、知らなかった。「タモリ倶楽部」で、「GPSを使って東京にタモリの地上絵を描こう」って企画があって、その時に出て来たどっかの教授みたいな人が、目黒駅と品川駅のことを言ってて、それで初めて知ったのだ。

住所の問題だけじゃなくて、表記にしても、ワケの分かんないことがある。「墨田区」を流れてるのは、「墨田川」じゃなくて「隅田川」だし、あたしの住んでるとこだって、目の前を流れてるのは「多摩川」なのに、住所は「玉川」だ。こう言うのって、どっちかに統一すればいいのに、何でわざわざ、同じ読みなのに、別の表記にするんだろう? そのメリットが明確なら、こっちも納得できるんだけど、住民たちを混乱させる以外の目的が見当たらないのだ。

‥‥そんなワケで、「宮藤官九郎」も、あたしだけが間違ってたんならトモカク、何百人もの人たちが間違えてるってことは、もしかしたら、「宮」と「官」って言う良く似た漢字を使って、ワザと混乱させようとしてるのかも知れない。そして、あたしみたいに、間違えて書いた人のことを見ては、「よしよし、作戦通りだな‥‥」なんて思いながら、喜んでるのかも知れない。そうじゃなかったら、こんなに間違えやすい芸名にするメリットが見当たらない。だから、もう十分に楽しんだと思うから、そろそろ、本気で、「ニャホニャホタマクロー」にして欲しいと思う今日この頃なのだ(笑)

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