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2005.06.05

Hi Hi Puffy Ami Yumi

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あたしは、最初からサッカーには興味が無いから、もともと、どーでもいいことなんだけど、今夜のバーレーンとのサッカーの試合に、いったい、どのくらいの人たちが注目してるかって言う世論調査をラジオでやってた。何千人かに聞いたそうだけど、それによると、「夜中まで起きてて、テレビを見るつもり」って答えた人が、全体の55%だった。だけど、そのうち、「どんなことがあっても絶対に見る」って言う熱心なファンは15%だけで、残りは、「起きてられたら見るけど、眠くなったら寝る」とか、「ヒマつぶしに見る」とか、「他に楽しいことがないから、仕方なくサッカーでも見るか」とか、そんな人たちばかりだった。やっぱり、原始的で単純なスポーツは、見ててもあんまり面白くないから、一時の熱狂的なニワカファンはほとんど消えちゃって、昔からサッカーが好きなホントのファンだけに淘汰されつつあるみたいだ。

まあ、サッカーって言うスポーツを面白いと感じるかどうかは、人それぞれの感性の問題だから、サッカーが好きな人がたくさんいても、あたしには関係ない。あたしが面白いと思ってるモータースポーツやメジャーリーグだって、興味のない人はいっぱいいるし、ひとりひとりが、自分の好きなスポーツを観戦して、勝手に楽しめばいいだけのことだ。だから、サッカーが嫌いなあたしは、サッカーのことには余計な口出しをしないのが一番いいと思う。

だけど、Jリーグとかなら何も問題はないんだけど、あたしが、ひとつだけ言いたいのは、今夜のバーレーン戦とかの「ワールドカップ」だけは、絶対に許せないってことだ。だって、ニポン人を何百人も拉致してるような犯罪国家、北朝鮮が、平然と試合に出て来れるような大会って、いったい何なの? 何で、大会の運営者たちは、こんな犯罪国家の出場を認めるの? 挙句の果てに、北朝鮮のヤツラをニポンに招いて、立派なホテルや食事まで用意してやるなんて、ニポンって、どこまでお人好しなんだろう‥‥って思う今日この頃、皆さん、ニポンとバーレーンの試合は見ましたか?(笑)

‥‥そんなワケで、ニポンから拉致されて行った人たちは、どんなに帰りたくても、どんなに肉親に会いたくても、何ひとつ叶わないままに、監禁されて、スパイの手先にされたりして、一生を台無しにされてる。殺された人たちだって、数え切れないほどいるだろう。それなのに、そんなふざけた国のヤツラが、平然とニポンにやって来て、平然とサッカーをして、平然と帰って行くなんて、こんな不条理なスポーツ、あたしには絶対に理解できない。そして、そんなスポーツに熱狂してる人たちの神経も、あたしには‥‥おっと、サッカーのことには、余計な口出しをしないんだった(笑)

とにかく、あたしの好きなモータースポーツやメジャーリーグの世界には、北朝鮮の選手なんか、ひとりもいない。それは、極めて当然のことで、あんな気が狂った犯罪国家の人間なんかを受け入れたら、もはや、スポーツじゃなくなっちゃうからだ。だけど、そんな非常識なことを当たり前のようにやってるのが、サッカーのワールドカップって言う、まったくもって不可解な世界なのだ。だから、あたしにとっては、ワールドカップって、何よりも、どーでもいいことなのだ。

‥‥そんなワケで、サッカーのワールドカップと同じくらい、どーでもいいことなのに、連日、テレビや新聞を賑わしてることって、何だかいっぱいある‥‥って言うか、どーでもいいことなのに、テレビや新聞が過剰に取り上げて、勝手に大騒ぎしてるだけなんだけど‥‥。だいたひかるふうに紹介してみると、こんな感じだ。


どーでもいいですよ♪

‥‥花田兄弟の確執。

どーでもいいですよ♪

‥‥ピアノマンの身元。

どーでもいいですよ♪

‥‥ジャイアンツの連敗脱出。

どーでもいいですよ♪

‥‥郵政民営化。

どーでもいいですよ♪

‥‥フィリピンのニポン兵のガセネタ。


‥‥そんなワケで、これらのどーでもいいこととは違って、あたしにとって、ものすごく大切なことは、PUFFYちゃんが、今夜のTBSの「NEWS23」に生出演するってことだった。その前の時間帯の「タイガー&ドラゴン」が、3週間ぶりにようやく見れたのに、期待に反してぜんぜん面白くなかったので、今夜のあたしのワクドキは、PUFFYちゃんだけになった。ちなみに、「ワクドキ」って言うのは、オーカタのご想像通り、「ワクワクドキドキ」の略で、PUFFYの由美ちゃんが使う言葉なので、リトル真似してみた。

あたしは、由美ちゃんが好きなので、由美ちゃんを見るだけなら、「堂本兄弟」でもいいんだけど、今回の「NEWS23」は、特別だった。それは、あたしの大好きな「Hi Hi Puffy Ami Yumi」のテーマ曲、「Hi Hi」をナマで歌うって言う情報をTBSの知り合いから教えてもらってたので、絶対に録画するつもりでいたからだ。

「Hi Hi Puffy Ami Yumi」って言うのは、アメリカで最大のアニメ専門チャンネル、「カートゥーンネットワーク」で、去年の11月からスタートしたアニメだ。人気ロックスターのアミとユミ、ようするに、PUFFYの2人が主人公で、色んなトラブルに巻き込まれるって言う、子供向けのドタバタコメディーなんだけど、とにかく、とっても可愛い。アニメの途中に、PUFFYちゃんの実写が入ったり、中途半端な漢字が出て来たり、日の丸が出て来たり、セリフは吹き替えで、基本的にはすべて英語なんだけど、突然、ニポン語で叫んだりもする。

2003年の12月17日の日記、「パパパパパフィー」に詳しく書いてあるけど、PUFFYちゃんは、アメリカの人気アニメ、「ティーン・タイタンズ」の主題歌「Teen Titans Them」を歌って、アメリカのチャートで6位に入った。それで、この主題歌にPUFFYちゃんを起用したプロデューサー、サム・レジスターが、今度はPUFFYちゃん自身を主人公にしたアニメを作ってみようってことになったのだ。

そしたら、これが、去年の11月の初回放送で、このチャンネルの開局以来最高の視聴率を記録しちゃって、大ヒットしたのだ。それからと言うもの、PUFFYちゃんは、新聞や音楽雑誌などをはじめ、色んな媒体で取り上げられ始めた。NYやLAなどの大都市では、街に大きなPUFFYちゃんの看板が掛かり、地下鉄にはポスターが貼られ、ボディーに大きなポスターステッカーを貼ったバスが走り、今では、アメリカで一番有名なニポン人になってしまった。なにしろ、ニポンの総理大臣の名前を知らない人でも、「Puffy Ami Yumi」の名前と顔は、ちゃんと知ってるのだ。

「NEWS23」でも、ちょっとだけ紹介してたけど、PUFFYちゃんは、アメリカの「Paper」って言う有名なカルチャー誌で、表紙になった上に、5ページにも渡って特集された。あたしは、細かい記事をぜんぶ読んでみたけど、なかなか読み応えがあって、興味深い記事だった。コミケなど分析から、ニポンのアニメカルチャーの現状を解説していて、そして、PUFFYちゃんのデビューしてからの活動も詳しく解説していて、その2つのものが合体して、アメリカで「PUFFYちゃんのアニメ」となって、大ヒットしたって言うような流れで書かれていた。ホントは、もっとメチャクチャに細かくて、詳しくて、マニアックなんだけど、あまりにも長いので、簡単にはまとめられない。読んでみたい人は、「きっこの音楽日記」に、全文を貼っておいたので、どうぞ。

さて、この「Hi Hi Puffy Ami Yumi」ってアニメは、15分くらいの短いストーリーが何本も連続してて、2時間くらいの長時間の放送だ。アニメの中で、ライブのシーンになると、実写のライブシーンも流れて、歌もそのつど変わるので、すごく楽しい。ニポンでは、4月から、スカパーで放送が始まったらしいけど、あたしはスカパーには入ってないので、ニポンの放送がどんな感じなのかは、まだ分からない。

そして、PUFFYちゃんは、アニメの大ヒットをバックボーンにして、4月22日から5月2日まで、西海岸での7ヶ所のツアーを成功させて、ニポンに帰って来た。帰って来てからも、PV撮りをしたり、先日、渋谷AXで行なわれたニューロティカのライブにゲスト出演したりと、ケッコー働いてる。

‥‥そんなワケで、今日の「NEWS23」をワクドキで見たら、やっぱり、トークのヘタクソさにかけてはニポンイチの番組だけあって、あまりにもトンチンカンだった。まず、筑紫哲也が、「どうして、こんなにアメリカで人気が出たんですかね?」って質問して、由美ちゃんが、「それが、何でこんなに人気が出たのか、自分たちも分からないんですよ」って答えたのに、それからしばらくして、今度は、草野満代が、「アメリカで人気が出たのは、何か特別なことをしたんですか?」って質問した。それで、また、由美ちゃんが、「アメリカでも、日本と同じことをしてるだけだから、何で売れたのか、自分たちも分からないんですよ」って答えた。そしたら、ずっと黙ってた佐古忠彦が、ようやく口を開いた。「あの〜こんなにアメリカで売れたのは、どうしてなんですか?」

お前ら、3人揃って1人ぶんの脳みそも無いのかぁ〜!

でも、生ライブのほうは、「アジアの純真」と、あたしの欲しかった「Hi Hi」をやってくれて、バッチリ録画できた。「Hi Hi」は、アニメのオープニングのVは持ってるんだけど、ナマで観るのは初めてだから、すごく嬉しかった。やっぱり、ドラムスもギターも、グリーンデイみたいでカッコ良かったし、由美ちゃんも亜美ちゃんも可愛くて、期待通りだった。ちなみに、「アジアの純真」は、アメリカだと、「True Asia」って言うタイトルになってて、他にも、「これが私の生きる道」は「That´s The Way Is It」、「海へと」は「Into The Beach」ってふうに、お子様用のタイトルになってるんだけど、中身は、ニポン語のオリジナルだ。

‥‥そんなワケで、由美ちゃんも亜美ちゃんも三十路になり、あたし的には親近感も増して来たので、キヨハラのベッドから飛び降りたつもりで、ここはひとつ、スカパーにでも入ってみるか‥‥なんてことは無理だから、ここはひとつ、スカパーに入ってるお友達に、録画を頼んでみるか‥‥なんて思ってる今日この頃なのだ(笑)

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