深夜のトウモロコシパーティー
今日、すごく久しぶりに、吉祥寺のスタジオでお仕事があったので、入りは午後からだったんだけど、1時間ちょっと早く行って、スタジオに荷物を置かせてもらってから、吉祥寺をブラブラした。久しぶりに行っても、何にも変わってなくて、ヤタラと落ち着いた気分になって、下北沢と同じような、自分の家に帰って来たような感じになる。それで、しばらく色んなお店を覗いたりしてから、サンドイッチとコーヒーでお昼を済ませて、それからスタジオに入った。今日のお仕事は、某料理研究家の新刊料理本の表紙とカットの撮影だったんだけど、バックはあとから合成するから、撮影はブルーバックで、すごくラクチンだった。
時間通りにサクッと終ったので、みんなで軽く食事に行こうってことになったんだけど、あたしは、もうじき発売になるMAXの新曲、「ニライカナイ」に合わせて、「島んちゅ食堂ニライカナイ」に行きたかったので、みんなを説き伏せた。まあ、みんなって言っても、半分は帰っちゃったから、あたしと、料理の先生と、マネージャーと、アシスタントの4人だったんだけど、それで、あたしは、大好物のタコスチャーハンを食べることにした。でも、タコスってメキシコの食べ物だし、チャーハンって中国の食べ物だし、その2つが、なぜ、なぜ、なにゆえに、沖縄の食べ物になったんだろう?‥‥なんてことは置いといて、とにかく美味しかったからいいや(笑)
やっぱり、お米を食べるとパワーが出るね。ここんとこ、100円マックと3個で200円のカップ麺が続いてたから、久しぶりにお米を食べたら、体中にエネルギーが満ちあふれて、目はブルーになり、髪は金髪になって逆立った、スーパーサイヤ小さいきっこたちが続々と登場しちゃって、カメハメ波は撃ちまくっちゃうし、元気マンマンになった。
それで、その先生に、「タコスってメキシコの食べ物で、チャーハンって中国の食べ物なのに、何でタコスチャーハンは沖縄の食べ物なんですか?」って聞いてみた。そしたら、「さあ?沖縄だからじゃない?」って言う、どう受け取っていいのか分からない素晴らしいお答えをいただいてしまった今日この頃、皆さん、タコスチャーハンは食べたことありますか?(笑)
‥‥そんなワケで、これじゃあラチが明かないので、モグタンとお姉さんに頼んで、「クルクルバビンチョパペッピポ〜ヒヤヒヤドキンチョのモ〜グタン!」ってな感じで、「タコスチャーハンのはじめて」でも調べに行ってもらいたい‥‥なんて思いつつ、あたしは、重たい荷物を抱えて、井の頭線で渋谷まで戻り、渋谷で新玉川線に乗り換えて帰って来たんだけど、この、渋谷での乗り換えが、地上2階っぽい場所から降りてって、道路を渡って、今度は地下2階か3階っぽいとこまで降りるから、とにかく大変で、せっかく食べたタコスチャーハンのパワーも、帰り道で使い果たしちゃったような気がする。もちろん、荷物を持ってなかったら何でもないんだけど、今日の荷物はバッグ2つで10キロくらいあったから、堂本剛じゃなくても、正直しんどい(笑)
それで、お昼にはサンドイッチを食べたし、夜にはタコスチャーハンを食べたのに、必要以上のカロリーを消費しちゃったみたいで、夜中になったら、またお腹が空いて来た。でも、カップ麺は食べたくないし、どうしようかなって思ってたら、新聞紙の包みを発見した。
「そうだ!じゅんこがくれたトウモロコシがあったんだ!」
ちょっと前に、じゅんこがトウモロコシを3本くれて、母さんもあたしも大好物なので、一緒に食べようと思ってたのだ。それで、3本あるから、今、1本食べても、母さんと食べるぶんは大丈夫だってことで、さっそく、茹でることにした。お鍋にお水を入れて、火にかけてから、トウモロコシの皮を剥くと、これがまた、素晴らしいトウモロコシで、大きいし、一粒一粒がツヤツヤだし、ナマでも食べられそうなくらい美味しそうだった。
それで、お湯が沸いたら、お塩を入れて、トウモロコシが大きくてお鍋に入らなかったので、半分に切って、お鍋に入れた。トウモロコシは浮いちゃうので、お箸で押さえて沈めておかないと、ちゃんと茹だらない。それで、お箸で押さえたり、回転させてみたりしつつ、5分くらいしたら、全体的に火が通った。あたしは、トウモロコシの茹で加減は、アルデンテが好きなので、ちょっとだけ早めにお鍋から出すようにしてる。こうすれば、このまま食べても美味しいし、このあと、お醤油を塗りながら網で焼けば、お祭りの夜店気分も満喫できるのだ。
‥‥そんなワケで、じゅんこのトウモロコシはすごく美味しかったんだけど、トウモロコシを食べるのが久しぶりだったので、そのぶん、さらに美味しく感じた。だけど、そう言えば、トウモロコシの原産地ってメキシコで、タコスに使うトルティーヤも、トウモロコシの粉で出来てる。身の周りのお菓子とかでも、ポップコーン、とんがりコーン、キャラメルコーンとか、あと、歯に詰まるからあたしは好んで食べないんだけど、カールもトウモロコシが原料だ。アイスのジャイアントコーンもそうだし、コーンフレークスもある。だから、ふだん、あんまり意識しないで、色んなトウモロコシの加工品を食べてるんだと思った。
それでも、茹でたトウモロコシを食べて、「久しぶりだぁ〜!」って感じるのは、加工したものとは味がぜんぜん違うからだ。味だけじゃなくて、食感から何からすべて違うけど、一番の違いは、やっぱり味だ。茹でたトウモロコシって、あんなに甘くて美味しいのに、コーンフレークスとかになっちゃうと、甘いとか甘くないとか言う以前に、ほとんど何の味もしない。それで、そのままじゃ食べられないから、牛乳をかけたりして、他の味をつけて食べる。でも、これって、調べてみたら、甘くて美味しいトウモロコシを原料にしてるんじゃなくて、もともと加工用に栽培されてる品種で、茹でて食べても美味しくないものなんだそうだ。だから、コーンスターチとかコーンフレークスの原料になってるトウモロコシは、そのままの形で店頭に並ぶことのない品種なのだ。
‥‥そんなワケで、茹でて食べたら甘くて美味しいトウモロコシを原料にして、コーンフレークスを作れば、何もかけずに、そのままポリポリと食べても、甘くて美味しいのが出来るんじゃないだろうか?‥‥なんてことを考えながら、じゅんこのトウモロコシを食べてたら、最近、半月型の目になって来たクチボソが、水槽の中から睨んでた。それで、真夜中だったけど、トウモロコシを一粒だけ、ちょっと潰してから水槽に入れてみたら、すごいイキオイでトウモロコシに突進して、他のクチボソやメダカたちも集まって来て、水槽の中では、深夜のトウモロコシパーティーが始まっちゃった今日この頃なのだ(笑)
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