釣りでも批難をあびる優
ここんとこ、リトル忙しくて、録画したVがタマリマ・クリスティーになっちゃってたので、少しでも片付けようと思い、手始めに、昨日の日本テレビの「ぐるぐるナインティナイン」と、今日のテレビ東京の「ザ・フィッシング」と「釣りロマンを求めて」を連続で見た。「ぐるナイ」は、岡村がキモくてたまんないので、普段は見ないんだけど、今回は「芸能人海釣りバトル」だったので、釣りウォッチャーのあたしとしては、要チェキだったのだ。「ぐるナイ」の釣りバトルは、凍った湖に穴を開けて釣るワカサギ大会も、河口湖でのバス釣り大会も、今回みたいな海釣り大会も、すべて、カンジンの釣りは二の次で、くだらないバカ騒ぎがメインなんだけど、それは、ゴールデンのバラエティー番組なんだから当然だし、バカ騒ぎをしなくちゃ、釣りに興味のない人は見ないだろう。だから、同じ日テレの同じバラエティー番組でも、「ガキの使い」のバス釣り大会になると、深夜枠ってことで、みんな、ワリと真面目に釣りをしてる。
それで、録画しておいたVを巻き戻して、さっそく見始めてみたら、最初のゲスト紹介のとこで、すでに、あたしは、ビックルを飲むことになった。なんと、ゲストの1人が、あびる優だったのだ! ちょっと前にも、深夜のクイズ番組に、あびる優が出てたけど、視聴率が2%前後のつまんない番組だから、あたしは放っといた。だけど、金曜日のゴールデンともなれば、話は別だ。いくら、日テレの番組が原因で大問題を引き起こしたとは言え、すべての責任はあびる優自身にあるワケだし、謹慎中の飲酒騒動については、未だ、何の謝罪も弁明も無いままだ。それなのに、良くも平然とゴールデンの番組に出て来られるもんだ。オマケに、復帰してから、しばらくは、バラエティーに出ても大人しくしてたけど、今回の釣りバトルでは、もうホトボリが冷めたとでも思ったのか、他のゲストがしゃべってる横や後ろから、「優はぁ〜!」「優はぁ〜!」って割り込んで来る始末。いいかげん、イライラして来た今日この頃、皆さん、あびる優を海に突き落としてもいいですか?(笑)
‥‥そんなワケで、あたしは、本音を言うと、あびる優がテレビに出ることに関しては、別にどうでもいいと思ってる。ただ、あびる優が出ると、他の出演者たちが、全員、あびる優に気を使ってるのが見え見えになり、番組全体が変な空気になる。その空気感が、見てて、ヒシヒシと伝わって来るから、耐えられなくなるのだ。
もちろん、出演者全員が、事前にディレクターから、「あびる優の例の件については、絶対に触れないように」って厳重に指示されてるワケだけど、もともと、人の弱みにつけ込んだり、人の裏ネタをバラシて笑いを取ったりしてるような芸人たちが勢ぞろいしてる番組で、あびる優の件だけに触れないようにするってのは至難のワザで、そのために、他の出演者の他の裏ネタにも、触れにくい空気になる。そして、結局、いつもはペラペラとまくしたてる芸人の口数が少なくなり、何でも笑いのネタにしちゃうような芸人が静かになる。それで、その妙な空気を何とかしようと、いつもは毒舌ばかりの芸人が、当たり障りのないようなことを言い出したりするから、さらに妙な雰囲気が出来上がるのだ。
バラエティー番組ってのは、出演者たちの楽しんでる様子が、視聴者にも伝わって来てナンボの世界であって、たった1人の犯罪者を起用したために、全員がそいつに気を使って、番組全体の雰囲気が壊れちゃったら、本末転倒なのだ。ようするに、現在の状況でのあびる優を番組に起用するってのは、芸人殺し、番組潰しになるワケで、あびる優がテレビに出ても、他の出演者や番組自体に迷惑をかけなくなるのは、少なくとも、数々の犯罪行為に対して、きちんと謝罪をして、きちんと刑事罰を受けて、最低でも2〜3年くらいは謹慎して、それからだろう。
さて、釣りバトルのほうは、ナイナイの矢部と石川亜沙美チーム、ナイナイの岡村と雨上がりの蛍原チーム、あびる優と劇団ひとりチーム、アンタッチャブルチーム、安田大サーカスチームの5チームに分かれて、第1ステージの五目釣り、第2ステージのシロギス釣り、第3ステージのムツ釣りを戦い、すべての魚の合計数で勝敗を競った。そして、優勝したのは、ナイナイの矢部と石川亜沙美チームだった。
面白かったのは、みんなが釣りをしてる船に、もう一艘の船が近づいて来て、それが、雨上がりの宮迫が経営する海上コンビニの「ミヤスク」って言う設定で、パンやミカンなどを2000円とか5000円で売りつけるって言うシーンの時だった。海の上で、二艘の船が平行に並び、ミヤスクの宮迫が色んな食べ物や飲み物を見せつけると、釣りバトルの参加者たちは、いっせいに、「食べ物よこせ〜!」「飲み物よこせ〜!」って感じで、口々に騒ぎだした。もちろん、台本通りの進行なんだろうけど、あびる優も、ここぞとばかりに、「よこせ〜!」「よこせ〜!」って大声を張り上げていた。そこで、宮迫が、「バカヤロ〜!お前ら、こっちも商売でやっとるんじゃ〜!金も払わずに飲み物や食べ物が手に入ると思っとんのかぁ〜!」って、拡声器を使って怒鳴り返した。その瞬間、あびる優の顔が真っ青になり、急に黙っちゃった。そりゃそうだよな、お金も払わずに、ダンボールごと、飲み物や食べ物を盗み出してたんだから(笑)
もちろん、その宮迫のセリフと、急に静かになったあびる優の雰囲気から、何人かが、「ヤバッ!」って感じになっちゃって、その後は、中途半端にグダグダと崩れて行った。編集で、ある程度はツジツマを合わせたんだけど、宮迫のセリフの部分は、進行上、カットするワケに行かないから、それにともなって、あびる優が宮迫のセリフにハッとして落ち込むシーンもちゃんとOAされてたのは、予想外の収穫だった。出演者全員が映ってるシーンだし、あびる優は後ろのほうにいるから、そんなに目立たないと思ったのかも知れないけど、あたしは絶対に見逃さない(笑)
そして、そこから先の釣りのシーンでは、あびる優のそれまでのハシャギっぷりは、完全に消えてしまった。それまでは、10センチくらいの小魚を釣っただけでキャーキャーと騒いだり、それどころか、他のチームの人が釣るたびに、わざわざ覗きに行ったりして、少しでもカメラに映ろうと必死だったクセに、この宮迫事件のあとになると、大きな魚を2匹同時に釣ったりしても、抑え気味に喜んだだけだった。さらには、スタッフの1人が、水深100メートルもある海にブレスレットを落としちゃったのに、それをあびる優が、魚と一緒に釣り上げると言う、ホントに奇跡みたいなことが起こったのに、ビックリして大騒ぎする周りの人たちとは対照的に、釣り上げた本人のあびる優は、終始、大人しくしてたのだ。よほど、宮迫の、「バカヤロ〜!お前ら、こっちも商売でやっとるんじゃ〜!金も払わずに飲み物や食べ物が手に入ると思っとんのかぁ〜!」ってセリフが胸に突き刺さったんだろう。
‥‥そんなワケで、続いての「ザ・フィッシング」は、いつもは、水野裕子ちゃんが最初の5分くらいに出て、あとはオッサンとかが釣りをするんだけど、今回は、30分ずっと水野裕子ちゃんが出るスペシャルだったので、あたしはワクドキだった。あたしは、基本的には、「釣りロマンを求めて」の児島玲子ちゃんが大大大好きなので、水野裕子ちゃんに対しては、ただ、「釣り番組に出てるから好き」ってだけで、別に何とも思ってなかった。でも、ずっと見続けてたら、何にでもチャレンジして、どんどん釣りの腕を上げてく裕子ちゃんに、すごく好感を持つようになって、今では、熊田曜子と同じ程度の応援をするようになったのだ。
熊田曜子にしたって、顔は昭和の匂いがプンプンだし、ウエストのくびれ以外には何の魅力も無い子だから、ぜんぜん興味なんか無かったんだけど、MAXのファンだってことを知ったので、とたんに応援することにしただけだ。もちろん、応援って言っても、特別に何かするワケじゃなくて、テレビで見かけた時には、好意的に見てあげるって言うだけだけど。
さて、今回の「ザ・フィッシング」は、「水野裕子のリバースケッチ・淀川」と題して、淀川を旅するって企画だった。琵琶湖には、約120の川が流れ込んでるんだけど、琵琶湖から流れ出てる川は、たった1つ、淀川だけなのだ。琵琶湖から流れ出てる部分は、「瀬田川」って言って、京都に入ると「宇治川」って名前に代わり、大阪に入ると「淀川 」になり、そして、海へと流れ出る。この、全長75キロを琵琶湖から海まで、裕子ちゃんが旅するワケだ。途中で、アユ釣りをしたり、アユ尽くし料理を堪能したり、シジミ漁を体験したり、鵜飼の練習を見たり、タナゴ釣りをしたり、自然観察をしたり、すごく楽しそうだった。
裕子ちゃんの日記には、今回のロケについて、「(前略)環境の問題は難しいですが、人の愛情で川を変えていくこともできると思うし、守っていくこともできると思います。魚のためにも一つ一つ気をつけていろいろやっていきたいですし、何よりも一つの川の中にたくさんの生き物がいて、営みがあることを改めて実感することができました。これからはただ漠然と釣りをするだけでなく、釣りと釣りができる環境に感謝しながら、海や他の川の流れも見つめてみたいと思います。」って、100点満点の感想が書いてあった。これで、あたしの中での裕子ちゃんのポイントは大きく上昇し、個人的にお友達になりたいタレントのレベルにまで達してしまった。
続いての「釣りロマンを求めて」は、今回はジミな「ヘラブナ釣り」だったし、大好きな児島玲子ちゃんも出なかったんだけど、釣りをした場所が、この前、母さんと旅行に行った箱根の芦ノ湖だったので、そう言った意味では、楽しく見ることができた。
‥‥そんなワケで、30分の番組をたった3本かたづけただけじゃ、録画したVの山はぜんぜん減らないんだけど、とにかく、根気良くチョコチョコと見て行くしかないので、とりあえず、このあとは、ちょっと大物の「秀峰!日本の名山・味と人情ふれあいの旅」って言う、テレビ東京の2時間スペシャルをかたづけようと思う今日この頃なのだ(笑)
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