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2005.06.16

湯けむりキッコ

51d9e9500f4f6e3c40150f42da0f9ab0 「マンデーつまったスケジュール〜イライラしているチューズデー〜ウェンズデーのんびりしたいけど〜まだまだ遠いわ日曜日〜ラリルレリ〜ラリルレリ〜ラリルレリリ〜ラリルレリ〜ラリルレリ〜ラリルレリル〜」ってなワケで、ジッタリンジンの「にちようび」を口ずさみながら、井上和香直伝のギクシャクロボでスキップをしてみても、実際のところ、あたしは、日曜日が待ち遠しいんじゃなくて、日曜日が一番忙しい。何でかって言うと、月並みだけど、今月は「ジューンブライド」なので、他の月よりもブライダルのお仕事が多いからだ。とは言っても、ブッキングしてるのは、ほとんど日曜日だけなので、日数は先月とあんまり変わらない。ただ、1日に2本のカケモチが多いので、本数にすると倍近くになるのだ。本数が倍になれば、当然、打ち合わせやメークリハの回数も倍になるワケで、他の日も忙しくなって来る。だから、「マンデーつまったスケジュール〜イライラしているチューズデー〜ウェンズデーのんびりできなくて〜一番たいへん日曜日〜ハレホレホ〜ハレホレホ〜ハレホレホホ〜ハレホレホ〜ハレホレホ〜ハレホレホレ〜」って感じなのだ(笑)

 

だけど、今日は早めに打ち合わせが終わって、ホントは、そのあと一件だけ用事があったんだけど、それは明日でもいいので、久しぶりに、パチンコに行って来た。あたしは、パチンコに行った日は、すべて、この日記に書いてるから、前回、いつ行ったのか調べてみたら、5月25日に「大海物語」でチョイ勝ちしてて、その前は、5月4日に「ドロンジョにおまかせ」と「フィーバーネオパワフル」で、ケッコー勝ってた。だいたい、1ヶ月に1〜2回のペースで行ってるけど、今年になってからは、負け知らずだ。やっぱり、連チャンで行くと、どうしても勝てない日もあるので、このくらいのペースがいいみたいだ。

 

もちろん、遠くのパチンコ屋さんにセット打法をやりに行く時は、店員さんや地回りにバレなれけば100%勝てるから、何度行っても構わないんだけど、地元とかテリトリー内のお店で打つ時は、セット打法がバレて出入り禁止になると困るので、データは取ってるけど、ちゃんと普通に打つことにしてる。だから、絶対に100%勝てるとは言いきれない今日この頃、皆さん、勝ってますか?(笑)

 

 

‥‥そんなワケで、今日は、地元のパチンコ屋さんじゃなくて、芸能人に良く会う、某テレビ局の近くのパチンコ屋さんへ行った。もちろん、わざわざ行ったワケじゃなくて、たまたま、その近くの事務所で打ち合わせをしてたからだ。お店に入ったのは午後1時半ころなんだけど、このパチンコ屋さんにしちゃワリと空いてたので、一度もやったことのない台を打ってみようと思って、店内をジグザグに見て回った。そしたら、一度やってみたかった三共の「湯けむり紀行」があったので、温泉気分も味わいたいし、ちょっとだけ打ってみることにした。

 

この「湯けむり紀行」は、2年くらい前に流行った「夏祭り」のシリーズ機なんだけど、シリーズ機って言っても、アクションも内容もぜんぜん違う。じゃあ、何がシリーズなのかって言うと、登場する「花菱(はなびし)一家」が同じなのだ。「花菱」って言うのは、前の「夏祭り」が、花火をモチーフにした機種だったから、「花火師の花菱さん」ってことなんだと思うけど、お父さんの花菱アチャオ、お母さんの彩夏、息子のテンカ、娘のもえちゃん、飼い猫のにゃ七(にゃしち)って言うファミリーだ。もちろん、お父さんの花菱アチャオって言うのは、何十年も前の漫才師で喜劇俳優の花菱アチャコをもじったもので、あたしも、名前くらいしか知らないけど、横山エンタツって人とコンビを組んで、一世を風靡した人気者で、当時の吉本興業のトップスターだったそうだ。

 

‥‥そんなワケで、あたしは、1万円を千円札10枚に両替して、台を選び始めたんだけど、そしたら、後ろから声をかけられた。振り向くと、すぐ近くのテレビ局に出入りしてる放送作家だった。この人は、このパチンコ屋さんをホームにしてるので、あたしは、どの台がいいか聞いてみた。そしたら、電子手帳を取り出して、ピコピコと操作して、「湯けむりだったら、この台とこの台がコンスタントに出てるけど、三共の機械は爆発力があるから、ここ2日ほど、あんまり出てないこの台が面白いかもよ」って言って、アドバイスしてくれた。それで、あたしは、その「面白いかもよ」って言う台を打ってみることにした。

 

数字は、1から8までしかなくて、それぞれが、温泉まんじゅうだとか、オケと手拭いだとか、宿のゲタだとか、温泉に関係した絵柄になってて、盤のデザインも、浴衣を着たもえちゃんや、温泉宿の看板など、いい雰囲気だ。それから、液晶画面の背景は、春は、桜が満開の美しい風景、夏は、大展望風呂から望む富士山の夜景、秋は、紅葉に彩られた山々、冬は、一面の雪景色で、これが、ワリと長いストロークで繰り返される。

 

そして、一番面白いのは、スタートのチャッカーが2つあることだ。普通のCR機って、真ん中に1つしかないから、左側に落とすように弱めに玉を打つ。だけど、この台は、強めに打った玉の何発かに1発が、上部のトンネルに入って、液晶の右側にある「開運の湯」って言う三段式のワープゾーンへ進み、一番下まで落ちれば、専用のチャッカーに入る。だから、弱めに打って真ん中のチャッカーだけを狙うよりも、中くらいの強さで打って、玉を左右に散らすようにすると、真ん中のチャッカーに10回入賞する間に、右にも1〜2個入賞する。

 

リーチ予告は、液晶画面の左右から障子が出て来るんだけど、第1段階は、右側からちょこっと障子だけが出る。でも、これだけじゃ、ほとんどリーチに発展しない。そして、第2段階は、この障子の後ろから、にゃ七が顔を出すんだけど、にゃ七の持ってるウチワの色によって、この先の発展の確率が変わって来る。そして、第3段階まで発展すると、左側の障子も出て来て、息子のテンカが顔を出す。ここまで発展すれば、絶対にリーチは掛かる。さらに、もえちゃんが出てくれば、スーパーリーチに発展して、「湯もみリーチ」「卓球リーチ」「露天風呂リーチ」などへと進んで行く。他にも、色んなリーチがある上に、温泉街にある懐かしいゲーム屋さんに行って、スマートボールをしたり、ツボから出て来るタコやイカをピコピコハンマーで叩いたり、射的をしたりするリーチもある。

 

‥‥そんなワケで、あたしは、あまりの面白さに、どんどん千円札をつぎ込み、気がついた時には、10枚の千円札が、あと2枚になっていた。そこで、やっとこさ、卓球リーチで、ノーマル数字が揃った。再抽選は、間欠泉の前で、テンカともえちゃんがジャンプするんだけど、これで確変に昇格した。フィーバーがスタートすると、温泉旅館の宴会場で、花菱ファミリーがカラオケを歌うんだけど、ここで、ジッタリンジンの「にちようび」を歌うってワケだ。歌に合わせて、画面の下に、カラオケみたいに歌詞が出て来るから、パチンコ屋さんの中で声を出して歌うワケには行かないけど、頭の中でコッソリと歌う。ジッタリンジンの「にちようび」は、あたしが高校生の時に、初めてバンドを組んだころに流行ってた曲だから、とっても懐かしい。それに、沖縄のリズムだから、踊り出したくなって来る。

 

この「湯けむり紀行」が、「夏祭り」のシリーズ機だって言うのは、登場する花菱ファミリーが同じってだけじゃなくて、この歌にもミソがある。「夏祭り」は、フィーバーすると、タイトル通り、ジッタリンジンの「夏祭り」が流れた。つまり、ジッタリンジンつながりってワケだ。でも、「夏祭り」の時は、ほとんどの人はジッタリンジンを知らなくて、ホワイトベリーの歌だと思ってたのだ。

 

まあ、そんなことは、分かる人だけ分かってりゃいいことなんだけど、あたしとしては、三共でパチンコ台の開発をしてる人の中に、ジッタリンジンを好きな人がいるってことが、ナニゲに嬉しい。そして、ゴキゲンな「にちようび」のリズムに合わせて、確変は次々と続いて行き、たまにノーマルになっちゃっても、最後のチャンスで、左右の障子のどっちかをセレクトすると、確変に昇格するか、時短になっちゃうかって言うのがあって、勘の冴えてたあたしは、必ず確変を引いた。そして、気がついたら、12連チャンしてた。

 

ここで、やめようかどうしようか、ちょっと考えたんだけど、放送作家の人の言葉、「三共の機械は爆発力があるから‥‥」を思い出したので、もう少し打ってみることにした。そしたら、1箱ぶん飲まれちゃったけど、時短の100回のあと、150回くらい回したとこで、確変を引いた。それで、3回か4回、続いたとこで、突然、リアルな黄色いのれんの映像が現れて、のれんをめくるとのれん、のれんをめくるとのれんってふうに進んで行って、最後に、「大温泉モード」って言う文字が出た。そしたら、背景が、温泉街の夜景に変わって、空には花火が上がり始めた。画面右上の「確変中」って文字は、「大温泉モード中」に変わり、良く分からないけど、何だかスゴイコトになったっぽい。

 

それで、分からないまま打ち続けてたら、すぐにノーマルが揃ったんだけど、再抽選の「間欠泉チャンス」で、確変に昇格した。そして、次もノーマルだったのに、確変に昇格した。だから、あたしは、この「大温泉モード」ってのは、100%確変を約束されたステージなんだと思った。そして、大当たりのたびに、画面の左下の停留玉のマークのちょっと上に、ダイコンだのチョウチンだのの小さな絵が並んで行く。そのマークが4個並んだ時、つまり、大温泉モードに突入してから4回大当たりしたとこで、さっきと同じ黄色いのれんの映像になって、今度は、最後に、「継続」って言う文字が出た。

 

だから、あたしは、大温泉モードは4回までで、そのあと、継続するか終わるかが決まるんだと思った。そして、5回目の大当たりが終わったら、今までのマークよりも、ひと回り大きい、アヒル隊長のマークが出た。でも、次の6回目は、大温泉モード中なのにも関わらずに、ノーマルだった。それで、再抽選もダメで、そこで終っちゃった。だから、「大温泉モード中は100%確変になる」ってワケでもなさそうだし、何のメリットがあるんだか分からなくなった。

 

でも、時短で、ツボから出て来るタコの頭を叩くゲームになって、ミゴトにタコをやっつけたら、また確変になった。そしたら、すぐに、黄色いのれんの映像が出て、またまた大温泉モードになったんだけど、さっきの小さいマークがまだ生きてて、小さい4つのマークと、5個目にちょっと大きいアヒル隊長、そして、その次もその次も小さいマークが続いて行き、10個目のマークがアヒル隊長と同じに、ひと回り大きい、将棋の王将だった。

 

結局、大温泉モードで、11回大当たりしたとこで、連チャンは止まった。1回の大当たりで、ドル箱の9分目くらいなんだけど、あたしは、ぜんぶスリキリまで玉を入れてから箱を交換してたから、簡単に言えば、10回の大当たりで10箱じゃなくて、9箱になる。それで、この時点で数えてみたら、足元に22箱と、手元に1箱だった。これだけでも、軽く10万円は超えてるけど、あたしは、何だか、まだまだイケそうな気がしたので、もうちょっと打ってみることにした。そしたら、手元の1箱が無くなりかけたところで、ノーマルが揃って、再抽選で確変に昇格した。それからは、トントン拍子につながって行き、最終的には、あと6箱を追加することができた。全部で28箱、大当たりの回数は32回だった。何年ぶりかの5万発オーバーで、換金したら、16万円近くになった。それで、支払い期限を過ぎてた光熱費やケータイ代を払って、母さんと一緒に食べようと思って、お寿司を二人前買って帰ったんだけど、それでも、13万円以上も浮いてるから、今月は、家賃の心配もしなくて良くなった。

 

‥‥そんなワケで、「湯けむり紀行」のオカゲで、思わぬ副収入が入っちゃったし、このパチンコに登場する温泉旅館の若い仲居さんが、ナニゲに、あたしと同じヘアスタイルをしてて、何だか他人とは思えないので、これからは、この台のことを「湯けむり紀行」じゃなくて、「湯けむりキッコ」って呼ぼうと思う。それにしても、いくら好きなジッタリンジンの「にちようび」でも、サスガに、30回以上も聴かされたので、何時間も経った今でも、まだ頭の中で鳴り続けてて、このまま行くと、嫌いになっちゃいそうな今日この頃なのだ(笑)

 

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