サイゴ・デ・ショウネ
キワモノ的なコスプレバンド、「サイコ・ル・シェイム」のボーカルのDAISHI(本名、梶永大士、29才)が、覚醒剤でパクられた。コイツがスピードやLSDやマリファナや合成麻薬に手を出してるってウワサは、1年半くらい前から聞いてて、オマケに、コイツがスピードを買ってた相手が、横浜の芸能人御用達の売人グループで、去年の秋に大麻樹脂の所持で逮捕された、キムタクの専属美容師の川畑タケルや、窪塚洋介の友達ともつながりがあるって言われてる相手なので、パクられるのは時間の問題だと思ってた。ちなみに、あたしの手元にあるリストには、有名な若手の歌舞伎役者や、売出し中の新進ファッションデザイナーなどの名前も、この売人グループの顧客として、名前があがってる。
今回、梶永大士がパクられたのは、サイコ・ル・シェイムと仲の悪い、あるバンドのメンバーのチクリによるもので、神奈川県警の薬物銃器対策課は、2ヶ月くらい前から、梶永の覚醒剤使用を内定して、ずっと捜査を続けていた。そして、梶永が横浜の売人と接触したため、買った覚醒剤を使用した頃合いを見計らって任意同行して、尿検査をした。検査の結果、もちろん、覚醒剤の陽性反応が出たので、その場で逮捕された。
梶永は、注射器は使わずに、覚醒剤の結晶を熱して、その煙をガラスパイプで吸引する方法を取っていたため、腕などには注射痕が無い。それで、取調べでは、覚醒剤の使用を否定しているけど、いくら注射痕が無くても、尿検査で陽性反応が出ちゃったんだから、もう、言い逃れはできない。
かつて、尾崎豊は、お弁当に入ってる、魚の形をしたお醤油入れに、水に溶かした覚醒剤が入って売られている、通称「金魚」を買いまくってて、尾崎の場合は、コーヒーに入れて飲んだり、直接に飲んだりして、経口投与して摂取してた。だから、胃の中で吸収されて、それが血液へと入って行くために、飲んでから効いて来るまでに、ある程度の時間が掛かった。そのため、中毒になると、効いて来るまでの時間が待っていられなくなり、その間にも、もっと飲んでしまい、気づいた時には致死量を超えてしまう今日この頃、皆さん、覚醒剤をやるようなミュージシャンを神格化するなんて、アホ丸出しだと思いませんか?(笑)
‥‥そんなワケで、梶永の場合は、覚醒剤を煙にして吸引する方法を取っていたので、肺の中の血管からすぐに吸収されるため、ソッコー性がある。だから、1回に0.2g程度の少量で効くし、少量で効くと言うことは、繰り返して使用するために、中毒になりやすいのだ。事実、梶永の覚醒剤の使用量は、去年の暮くらいから急に増えて、無くなると買いに行く、無くなると買いに行くってパターンを繰り返していた。
それにしても、あれだけハデにやってた上に、サーフィン仲間であり●●仲間でもある川畑タケルが逮捕されて、それでも、事務所のものすごい力に守られて、パクられないどころか、任意同行すらされなかったキムタクとは大違いで、梶永大士の場合は、現物を持ってなくて、ただの「使用」だけで引っぱられちゃうなんて、同じ芸能人でも、長者番付に載るトップアイドルと、ファンにまで手を出すような三流キワモノバンドとの差が、ハッキリと現れちゃった。
まあ、どう考えても、初犯の「使用」じゃ実刑なんかアリエナイザーだし、どんなに重くても、「懲役1年6月、執行猶予3年」てトコだと思うけど、芸能人の場合は、ここから先が大きく分かれるところだ。ようするに、心を入れ替えて、田舎にでも帰って、真面目に働くようになればいいんだけど、一度スポットライトを浴びた人間は、そうそう一般人には戻れない。だけど、麻薬関係でパクられれば、簡単に復帰なんかできるワケなくて、仕事にアブれ、生活が荒れて、お酒に溺れるようになり、周りから借金を繰り返し、だんだんに友達も離れて行き、最後には、また、覚醒剤に手を出してしまう。そして、執行猶予中の再犯だから、情状酌量の余地はまったく無く、清水健太郎や田代まさしのように、あたしたちの税金で生活できる別荘へと旅立って行くのだ。
サイコ・ル・シェイムって、デビューした時だけ、その異様なコスプレだけが話題になったけど、所詮は音楽なんか二の次のキワモノバンドだったから、そのあとは予想通りの低空飛行で、起死回生を賭けてリリースした米米クラブの「浪漫飛行」のカヴァーも、まったく売れなかった。長いこと名前を聞かないから、もう解散したのかな?って思ってた人も、たくさんいただろうし、こんなバンドの存在なんか、完全に忘れてた人のほうが多いと思う。そして、そんなバンドの名前を久しぶりに聞いたのが、「覚醒剤で逮捕」ってニュースなんだから、ホントに皮肉なもんだ。
現在、梶永大士は、横浜の港北署に留置されていて、厳しい取調べを受けている。6月2日に逮捕されたから、今月の24日までの約3週間をかけて、じっくりと、仲間や売人などのルートを調べて行くことになる。もちろん、よほどの余罪が出ない限り、刑事勾留2日と検事拘留10日×2の、合計22日で出て来られるはずだけど、保釈金は200万円前後になるだろうから、誰かが、このお金を用意しなければ、何ヶ月も先の裁判の日まで、ずっと拘置所で過ごすことになる。
‥‥そんなワケで、事務所には、とっくにアイソをつかされちゃっただろうし、周りの友達や仲間は、梶永のことよりも、自分に火の粉が降りかからないように、今ごろ必死で、部屋中に丁寧に掃除機をかけたり、愛用のパイプを目黒川に捨てに行ったり、髪の毛を検査されないように床屋さんへボウズにしに行ったりと忙しいだろうし、もはや、頼れるのは、田舎の親くらいだろう‥‥なんて思う今日この頃なのだ(笑)
| 固定リンク