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2005.07.26

撃ちまくりトゥナイト

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次から次へと不祥事を起こしてくれて、ギャラリーを飽きさせない神奈川県警だけど、今度は、緑署の副署長、阿部稔(49)が、JR上溝駅前にとめてあったチャリを盗んで、警ら中の相模原署の警察官に捕まると言う、あまりにもプリティーなことをやらかしてくれた。神奈川県警の緑署と言えば、過去にも、巡査部長が万引きで捕まったりと、下っ端よりも、部長クラスの犯罪でオナジミの腐り切った警察署だけど、今度は、副署長の窃盗か‥‥。このまま行くと、次は、署長が何かやらかしてくれるのかな?

とは言え、駅前のチャリを盗んだくらいじゃ、わざわざ「きっこの日記」で取り上げるほどの事件でもない。だけど、今回の事件は、捕まった副署長が、何度も何度も逃亡を繰り返したって言うので、その様子を想像したあたしは、あまりにもおかしくて、笑いが止まらなくなっちゃったので、ちょっとだけ書くことにした。その逃亡の様子ってのは、毎日新聞によると、「警戒中の相模原署員が『警察です』と声を掛けると、副署長は走って南へ約130メートル逃げた。署員に取り押さえられ現場に戻ったが、また東へ約40メートル逃走。再び現場へ戻されたが、署員が応援を要請するすきに、さらに南へ60メートル逃走し取り押さえられた。」とのこと。これ、想像すると、笑えない?(笑)

新聞によると、神奈川県警の緑署では、22日の夕方に、JR十日市場駅前で「交通安全キャンペーン」を行なったそうだ。そして、この副署長は、キャンペーンが終わったあと、参加者との懇親会に出席して、ビールや水割りを飲んで、ホロ酔い気分で帰路についた。それで、自宅のある上溝駅で電車を降りたんだけど、自宅までの500mを歩くのがカッタルかったから、駅前のチャリを盗んで帰ろうとして、捕まったそうだ。てことは、今回が初めてじゃなくて、今までに何度も何度もチャリを盗んでた窃盗常習犯だってことが明白な今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、南へ130m逃げて連れ戻され、東へ40m逃げて連れ戻され、またまた南へ60m逃げて連れ戻されたんなら、合計で460m、普通に歩いてたら、もう自宅に着いてるじゃん(笑)‥‥なんてツッコミも入れつつ、このアホなオヤジは、「約500メートル離れた自宅まで足代わりにしようとした。深く反省している。」ってコメントを間接的に発表した。だけど、捕まった時点での交番での取り調べには、最初は「以前盗まれた自分の自転車だと思った」って大嘘をついて、その嘘がバレたら、今度は、盗もうとしたことを認めつつも、「明日返す予定だった」って、まるで、小学生みたいなイイワケをしたそうだ。49才にもなって、警察署の副署長をやってて、奥さんや子供もいるだろうに、あまりにも情けないバカオヤジだ。

それにしても、この副署長も情けないけど、こんなオヤジに3回も逃げられちゃう相模原署の警察官も、情けないったりゃありゃしない。これが、もしも、殺人でも犯して逃亡中の凶悪犯で、さらに、若くて足が速かったら、完全に逃げられてるワケで、これが原因で、第二、第三の被害者が出てたかも知れないのだ。警察官は、何のために、腰にピストルをぶら提げてんだ! 犯人が逃げたんなら、撃て!撃て!撃て!撃って撃って撃ちまくれ! アメリカやイギリスの警官みたいに、事件と関係無い人間でも、逃げる者はみんな片っ端から撃ち殺せ!‥‥なんて言ってると、「ニポンの制服警官が持ってるのはピストルじゃないぞ!」って、死角からのマニアックなツッコミを入れられそうだから、一応、書いとくけど、「ピストル」ってのは、ニポンのヤクザに大人気の「トカレフ」に代表されるような、セミオートマチックの拳銃のことを指す言葉なのだ。そして、ニポンの制服警官が使ってる「ニューナンブ38口径」とかの回転弾倉タイプのものは、「リボルバー」って呼ぶ。つまり、「拳銃」イコール「ピストル」じゃなくて、「拳銃」ってのは、「ピストル」と「リボルバー」の総称になる。「拳銃」は、正しく訳すと、「ハンドガン」なのだ。

‥‥そんなワケで、「天才バカボン」に出て来る、目ん玉つながりのオマワリさんは、やたらと「ピストル」を撃ちまくってるんじゃなくて、正しくは、やたらと「リボルバー」を撃ちまくってるってワケだ。だけど、警察官が使ってるニューナンブは、弾が5発までしか装填できないのに、あのオマワリさんは、5発どころか、まるでマシンガンのように、何十発も撃ちまくってる。それは、なんでだろう? 特別に改造してあるリボルバーなんだろうか?‥‥その答えは、「マンガだから」、なんてのもはさみつつ、まるで、この「天才バカボン」に出て来そうなほどアホな副署長、阿部稔は、23日付で退職願を提出したそうだ。だけど、この前の盗撮警察官と同じで、辞めれば済むって思ってんだろうか? 辞めたところで、どうせ高額の退職金をもらって、天下り先を斡旋してもらって、この先ものうのうと暮らしてくことは見えてるんだから、こんなゴマカシはやめて欲しい。緑署側も、少しでも責任を感じてるのなら、退職願なんか絶対に受理しないで、懲戒免職にすべきなのだ!なのだったら、なのなのだ!(笑)

あたしは、ガンマニアじゃないから、拳銃のことはほとんど知らなくて、知ってるのって言えば、ルパン三世の使ってるのが「ワルサーP38」だってことと、ダーティーハリーが使ってるのが「S&Wの44マグナム」だってことくらいだ。ちなみに、ワルサーP38はセミオートマだから「ピストル」で、44マグナムは大型の「リボルバー」だ。さらに、ちなみに、「ワルサー」のことを「ワルター」って言うのがマニアだそうで、これは、車の「ジャガー」のことを「ジャグワー」って言う人たちと同じような人種だと思う。

そう言えば、千葉真一の演じた濃すぎるキャラが、原作のマンガとはカケ離れてて、ニポン中を爆笑のウズに巻き込んでくれた「ドーベルマン刑事(デカ)」も、ダーティーハリーと同じ44マグナムを使ってた。そして、これまた、ニポン中を爆笑のウズに巻き込んでくれた「がきデカ」のこまわり君は、パンツの中に、皮をかぶった水鉄砲を携帯してた(笑)‥‥なんてことを言いつつも、このあたりのことは、世代が違うので、あたし的にはちょっと苦しい。わざわざ情報を集めて、ウケるために書いてるだけで、ホントのとこは、あんまり良く分からない。正直、あたしが子供のころの愛読マンガは、「りぼん」だし、読み始めたころに、ちょうど「ときめきトゥナイト」の連載が始まった時だったから、次の号が出るまで、何度も何度も読み返してた。今みたいに、サーッとネームだけ読んで終わりって言うザツな読み方じゃなくて、1コマ、1コマ、すごく大切に読んでたし、真似して絵も描いたりした。だから、「ちびまる子ちゃん」で、お姉ちゃんと「りぼん」を取り合うようなシーンが出て来ると、すごく懐かしくなる。

‥‥そんなワケで、今だったら、お父さんがドラキュラで、お母さんが狼女だなんて、何でこんなもんに夢中になってたのか不思議だけど、子供のころのあたしは、やっぱり純粋だったんだな〜って思う。今、深夜アニメで、美内すずえの「ガラスの仮面」をやってるけど、あたしが、ヘアメークになりたいって思うようになったのは、「ガラスの仮面」の単行本を読んで演劇に興味を持ったことが出発点だ。演劇に興味は持ったけど、あたしは、とても自分が舞台に立つなんてオソレオオイことは考えられなくて、それでも、演劇に関係した職業につきたくて、それで、照明とか、PAとか、衣装とか、色んなことを調べたりしてるうちに、舞台メークに辿りついたのだ。そして、最終的には、ミュージカルのメークをやりたくて、NYに勉強に行って、舞台メークの学校に通いながら、舞台関係のバイトをしながら、キャリアを積んで行こうって思ってた。まあ、色んなことがあって、結局、その夢は叶わなかったけど、夜中に「ガラスの仮面」を見てると、当時のことを色々と思い出しちゃって、ちょっぴりセンチメンタルジャーニーな松本伊代になっちゃう今日この頃なのだ(笑)

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