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2005.07.04

沖縄ユーロビートの時代到来

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ゆうべのNHKの「ポップジャム」で、MAXが新曲の「ニライカナイ」をテレビ初披露するので、全国5万人のMAXファンは、深夜0時には録画の準備を済ませて、テレビの前に正座して、0時15分の番組スタートを待っていただろう。あたしはと言えば、11時ころに新しいVをセットして、焼酎のロックを飲みながら、静かに時を待った。

愛するMAXに、愛する玲奈ちゃんに会う前には、お酒で身を清めて、精神統一をして、世の中のすべての不純なことを忘れて、まっさらな気持ちになって、純粋に鑑賞したい。そのためには、最低でも1時間前から準備しなくちゃならない。

他人の詩や曲を平気でパクリ、何の臆面もなくオリジナルとして発表するようなクズどもがデカイ顔をしているニポンのポップスの世界では、本物のアーティストは肩身の狭い思いをしなくちゃならない。先日のエイベックスの株主向けのライブでも、恥ずかしげも無く登場したのは、エイベックスを代表する盗作3人組だった。でも、会場を埋め尽くした観客が、音楽よりもお金が好きなヤツラなんだから、本物の音楽なんか聴かせる必要も無いし、逆に、今をトキメク盗作ミュージックの数々でも聴かせといてやったほうが、話のタネにもなるだろう。

まあ、あたしから見れば、盗作アーティストのCDなんかをありがたがって買うのは、ネットで偽物のブランド品を騙されて買ってるヤツラと同じレベルなので、本物を見る目も、本物を聴く耳も持たない鈍感なヤツラだと思う。それ以前に、パクリ曲をリリースするってことは、ファンをバカにしてるってことなのに、それでもお金を払ってCDを買うってことは、ファンはバカにされてることに喜びでも感じてるんだろうから、もはや、あたしがトヤカク言うことじゃない。だから、あたしは、これからも、そう言ったヤツラを「バカだな‥‥」って思いながら、暖かく見守って行きたいと思う今日この頃、皆さん、浜崎あゆみ、鈴木亜美、大塚愛はお好きですか?(笑)


‥‥そんなワケで、何年か前に、代々木体育館で行われたエイベックス主催のライブに、もちろん、MAXだけを鑑賞するために行ったあたしは、その前に出たhitomiとかもそれなりに楽しんだりしつつ、MAXの登場を待っていた。そして、最後から2番目に、ようやくMAXが登場して、それまでの出演者の倍以上のワクでのメドレーに、あたしは、最前列でハレホレと熱狂した。でも、MAXの出番が終わると、時間がずいぶん押してたみたいで、あたしをふくんだ最前列の一角のMAXファンの「アンコール」は完全に無視され、大トリの浜崎あでゅみが、ウエディングドレスかと思うようなアホみたいなドレスで、仰々しく登場した。その瞬間、ガックリ来たあたしは、人ゴミを掻き分けて、会場を後にした。

なんて昔話をしてるうちに、「ポップジャム」が始まった。とりあえず、あたしは、頭から録画を始めたんだけど、くだらないお笑い芸人がダラダラとつまんないトークをしてるので、途中で録画を止めて、巻き戻した。それで、MAXの部分だけ録画することにして、出番を待ちつつ、焼酎で身を清めていた‥‥って言うか、ただ、飲んでいた。それで、内Pのノープランが終わり、そろそろだろうと思って録画をスタートさせたら、ちょうどMAXが登場した。

玲奈ちゃんはマスタードイエロー、りっちゃんは赤、アキはアズキベージュ、ナナさんは淡いグリーンに赤系の衣装で、和のテイストを基調にしてるため、どれも微妙な色づかいで、すごくステキだった。4人それぞれのキャラと衣装がピッタンコで、特に玲奈ちゃんは、超ミニ丈からの美しすぎるオミアシがたまんないし、やや硬い体の動きをフォローする衣装のデザインのオカゲで、やわらかくて女性的な動きに見える。りっちゃんの髪も、落ち着いた色になってて、4人そろっての和風テイストは素晴らしい。まさに、ビューティホー&ワンダホーとはこのことだ。

当然、玲奈ちゃんのソロから入るんだけど、今回は、玲奈ちゃんのソロに、ナナさんがやわらかくフォローを入れてて、2人の声の絡み合い具合がすごくイイ。そして、2人で歌う出だしの「憶えてますか〜巡り逢えた〜日の〜微笑むティダ〜」ってとこまでは、三線(さんしん)とかをフューチャーした沖縄チックなスローメロディーなんだけど、このあとから、タリラリタリラリタリラリラ〜ンって言う、懐かしいユーロが絡んで来て、カチャーシーの踊りを取り入れたダンスが始まった。あ、ちなみに、「ティダ」ってのは、沖縄の言葉で「太陽」のことね。インド人の「チャダ」と間違えないように(笑)


「ニライカナイ」

憶えてますか 巡り逢えた日の 微笑むティダ

遠い夢 あの日に 描いたニライカナイ
あなたのそばで眠るように 風・舞・空・永遠 生まれ変わる
愛しい人 南風にそっと 包まれながら
過ぎてく日々が きらきら光る そうあなたとなら

願いは穏やかに強く 夢・咲・愛・永遠 心にティダ
愛しい人 南風にそっと 包まれながら
過ぎてく日々が きらきら光る そうあなたとなら


‥‥そんなワケで、玲奈ちゃんのバツグンのスマイルと言い、ちょいテレのりっちゃんと言い、会場を意識しつつのアキと言い、逆転のランナーを背負ってる時の桑田のようなナナさんの落ち着きと言い、相変わらずのMAXの素晴らしさもサルコトながら、何よりも今回は楽曲がサイコーなので、あたし的にはホントに嬉しい。正直なところ、新生MAXになってから、出す曲、出す曲、イマイチで、それなのに与えられた曲を一生懸命に歌うMAXが、いじらしいのと痛々しいのとで、あたしは複雑な気分だった。

でも、今回の「ニライカナイ」は、すごくいい曲なので、心から周りに薦められる。とにかく、あまりにもいい曲だし、ダンスも可愛くて覚えやすいので、あたしは、10回くらい巻き戻して見てたら、もう、玲奈ちゃんのパートが踊れるようになった。あたしの大好きな「やなわらばー」にも、「ニライカナイ」って言う同じタイトルの歌があるけど、向こうはのんびりした沖縄の歌で、MAXのほうは沖縄ユーロのダンスミュージックだから、それぞれに良さがある。

‥‥そんなワケで、7月6日リリースのMAXの「ニライカナイ」は、CWの「Someday」の他に、あの名曲のニューバージョン、「TORA TORA TORA 2005」までが収録されていて、それぞれのカラオケもついた6曲入りと言うオオバンブルマイで、たったの1200円だ。正しくは、CDが1143円で、コイズミにむしり取られる税金が57円なんだけど、今年、今までにリリースされたすべてのニポンのポップスの中で、完全にナンバーワンの素晴らしさなので、今までMAXに興味の無かった人たちも、TSUTAYAで借りるんじゃなくて、ぜひ、お金を払って買って欲しいと思う今日この頃なのだ。

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