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2005.08.31

釣りバカきっこ危機一髪

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あたしは、映画の「釣りバカ日誌」が好きだし、テレビの釣り番組を見るのも好きだし、釣りのゲームをするのも好きだし、マンガの「釣りキチ三平」も好きなんだけど、実際の魚釣りは、数えるほどしかしたことがない。やっぱり、周りに魚釣りを趣味にしてる人がいないからなんだけど、せっかく多摩川の近くに住んでるんだから、魚釣りができたら楽しいだろうなって思う。多摩川は、海に近い下流のほうはハゼやスズキが釣れるし、うんと上流の奥多摩のほうはヤマメやイワナが釣れるみたいだけど、あたしが住んでる中流は、コイとかアユとかブラックバスを釣ってる人が多い。コイ釣りのおじさんは、1人で5本も6本も釣竿を並べて釣っている。大きなリールがついた長い釣り竿で、先のほうに鈴がついてて、コイがエサを食べると鈴が鳴るようになってる。それで、おじさんは、寝っころがってスポーツ新聞を読んだり、お昼寝をしたりしてて、鈴がリンリンと鳴り出すと、ガバッと起き上がってリールを巻く。釣れるコイは、だいたい50〜60cmくらいだけど、たまに1m以上の大物も釣れる。あたしは、仲良くしてるおじさんがいて、リールを巻かせてもらったことがあるんだけど、ものすごい力で引っぱられて、最後まで巻くことができなかった。その時のコイは、60cmくらいだった。

アユ釣りは、中流と上流で解禁日が違うんだけど、あたしの住んでるあたりは、6月1日が解禁日だ。アユ釣りのおじさんたちの中にも、仲良くしてる人がいて、たまにアユをくれたりする。だけど、アユ釣りは、川の中まで入って行って釣るから、あたしにはできない。だから、おじさんが釣ってるとこを見物させてもらってる。アユの釣り方は「友釣り」って言って、アユの縄張り意識を利用した方法だ。釣り針をつけたオトリのアユを泳がせると、自分の縄張りにヨソモノが入って来たと思って、そこにいたアユが体当たりして来る。それで、釣り針に引っ掛かるってスンポーだ。もともと、その場所を縄張りにしてたアユのところに、ぜんぜん関係無いヨソモノのアユを送り込んで戦わせるなんて、まるで、コイズミの「刺客作戦」みたいで、あんまりいい気持ちはしない今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?(笑)


‥‥そんなワケで、テレビのキャスターやコメンテーターのほとんどは、「刺客」のこと「しきゃく」って言ってるけど、どうしても耳になじまない。もちろん、「しきゃく」でも正しいんだけど、「子連れ狼」の大五郎だって「ちゃんの仕事はシカクぞな」って言ってんだから、できることなら「しかく」って言って欲しい。ちなみに、テレビ版「子連れ狼」の初代の大五郎を演じた元新潟県白根市議、西川和孝(当時32才)は、強盗殺人で無期懲役の実刑判決を受けて刑務所に入ってるし、映画版「子連れ狼」で大五郎を演じた富川晶宏(当時35才)は、軍事ヲタクが高じちゃって、ピストルを密輸してネット販売してて、銃刀法違反で逮捕された。

なんてダッフンもしつつ、話は進んで行くんだけど、今日、午前中に打ち合わせが1本あって、お昼過ぎに帰って来たら、駐車場にジジとペペロンチーノがいた。それで、順番にダッコして鼻と鼻をくっつけたり、肉球プニプニをしたりしてから、ブラッシングをしてた。そしたら、マンションの1階に住んでる小学4年生の航平(こうへい)がやって来た。それで、一緒に猫と遊んでたら、今度は、航平のお母さんがやって来た。お母さんは、「航ちゃん、これから買い物に行くけど、一緒に行く?」って聞いたんだけど、航平は、「行かないよ。お姉ちゃんと遊んでるから。」って答えやがった! あたしに何も聞かないで!(笑)

で、航平のお母さんは自転車でお買い物に行ったワケで‥‥あたしは航平とその場に残されたワケで‥‥富良野の夏は短いワケで‥‥。あたしとしては、今日は早く帰って来れたからお洗濯しようと思ってたんだけど、航平と遊ぶことになっちゃったので、「何して遊ぶ?」って聞いてみた。でも、あたしは、航平に聞きつつも、いつもみたいに、航平の部屋でゲームの相手をすればいいんだろうってタカをくくってた。そしたら、航平ったら、「釣りがしたい!」なんて言い出した。だから、あたしは、「じゃあ、ブラックバス釣りのゲーム持ってるから、一緒にやろうか?」って言ったんだけど、「ゲームじゃなくて、ホントの釣りがしたい!」って言う。

だけど、航平もあたしも魚釣りの道具を持ってないから、多摩川に釣りに行くことはできない。それで、「お姉ちゃんも釣り竿を持ってないから、魚釣りには行けないよ。」って言ったら、「わんぱく太郎に行こうよ!」って言い出した。「わんぱく太郎」ってのは、地元の「ねこたま」って言うアミューズメントパークの中にある釣り堀のことだ。それで、あたしは、「そっか!その手があったね!」って思いつつ、「そっか!その手があったね!」って答えた(笑)

あたしは、航平のお母さんのケータイに電話して、釣り堀に連れて行く許可をもらった。そして、魚釣りが好きなのに、実際にはほとんど魚釣りをしたことのないあたしは、思わぬ展開から、魚釣りに行くことになったのだ。「ねこたま」の中には、猫と遊べる「ねこたま」と、犬と遊べる「いぬたま」と、フェレットがいる「たまいたち」があって、釣り堀の「わんぱく太郎」は「たまいたち」と同じ場所にある。それで、マンションから歩いて5分もかからないんだけど、あたしは、ここ3年くらいは行ってなかった。なんか、地元にあって、いつでも行けると思うと、あんがい行かないもんだ。

‥‥そんなワケで、あたしは、3年くらい前までは、「わんぱく太郎」に時々息抜きに行ってたんだけど、最近は、その存在すら忘れかけてた。「わんぱく太郎」は、釣り堀って言っても、屋外だし、木のベンチに腰掛けてのんびりできるし、とにかく、エサが水面についた瞬間にお魚がパクッて飛びついて来るから、いくらでも釣れる。だから、釣りの上手な人には物足りないかも知れないけど、あたしとか、ちっちゃい子供とかには、すごく楽しめる釣り堀だ‥‥って言うのは、3年前のあたしの感想だ。

だけど、今日行ってみたら、なかなか釣れないのだ。エサが水面につくと、何匹かのコイとか金魚とかが集まって来るんだけど、エサを突っつくだけで、パクッとは食べてくれない。それで、エサが沈んで行って、今度はウキがピクピク動くんだけど、釣り竿を持ち上げると、エサだけが取れてるのだ。でも、航平は上手で、釣り始めて2〜3分で、20cmくらいのコイを釣り上げた。そのあとも、同じくらいの大きさのコイや、10cmくらいの金魚を釣り上げて、そのたびに、あたしに自慢する。結局、釣り始めてから10分で、航平は5匹、あたしは0匹‥‥。

じっとウキを見てると、右のほうからアブラゼミ、左のほうからミンミンゼミ、正面のほうからツクツクボウシの声が聞こえて来て、「ああ、色んなセミがいるんだな‥‥」なんてボーッとしてると、突然、ウキがピクピクッと動いて、あわてて釣り竿を持ち上げると、エサだけが無くなってる。それで、エサをつけて投げ込み、また、ボーッとウキを見る。この繰り返しだ。そして、こんなことを何十回も繰り返してたら、ピクピクッと動いたウキが、真横にスーッと消えて行った。それで、反射的に釣り竿を持ち上げたら、ブルブルとお魚の引きが伝わって来て、あたしは、「やったーっ!」って思った。だけど、何だかすごく大きなコイで、釣り竿はグングン引っぱられるし、右へ行ったり左へ行ったり逃げまわるし、無理に引いたら糸が切れちゃいそうな感じだった。それで、すごく慎重にやり取りをして、コイの動きが静かになった時に、「えいっ!」って引っぱった。そしたら、コイはあたしの足元に飛んで来て、手を押さえようとしたら、ものすごく大暴れしちゃって、なかなか捕まえることができなかった。

やっとのことでコイを捕まえて、ビクに入れたんだけど、大きさは35cm以上もある大物だった。多摩川だったら小さなコイだけど、この釣り堀だと最大サイズだ。それで、何とかコツが分かって来たあたしは、40分間で、4匹釣ることができた。この大物の他は、20cmくらいのコイを2匹と、10cmくらいの金魚を1匹だった。何で「40分」なのかって言うと、ホントは30分で500円なんだけど、空いてる時は、5分か10分、サービスしてくれるからだ。それで、あたしは4匹だったけど、航平は18匹も釣ってて、あたしの完敗だった。聞いたら、航平は、ふだんでも毎月1回は釣りに来てるし、夏休み中には何度も来てて、今日で6回目だって言ってた。それじゃあ、かなうワケがない。

結局、3年くらい前までよりもお客さんが増えて来たからなのか、夏休みで毎日子供たちが来てたからなのか、お魚たちが学習しちゃって、釣り針についたエサを見抜くようになったのかも知れない。だけど、前みたいにどんどん釣れるよりも、なかなか釣れないほうが面白いってことに気づいたのは、あたし的には大発見だった。じっとウキを見てると、ピクピクしてる時はお魚が突っついてるだけで、スーッと消えた時がエサをくわえた時だとか、ウキの動きでお魚の動きが少しだけ分かるようになった。ここはひとつ、チョコチョコと「わんぱく太郎」に通って、本格的にやってみようかな?‥‥なんて思ってたら、「お姉ちゃん、ガリガリ君は?」って言う航平の声がした。そう、あたしは、釣り勝負で負けたら、ガリガリ君をおごってあげるって約束してたのだ。

‥‥そんなワケで、帰り道を遠回りして、コンビニに寄ったら、「Wグレープ」って言う新しいガリガリ君が出てたので、それを2本買って、食べながら帰って来た。サスガに、1人でガリガリ君を食べながら駅前は歩けないけど、子供を連れてると恥ずかしくなくなる。こんな時、子供って便利なアイテムだ。あたしの年だと、小学生の子供がいてもおかしくないし、だいたいからして、航平のお母さんとあたしは、年がちょっとしか違わない。だから、航平から見ると、あたしは「ママと同年代」であって、完全に「オバサン」なのだ。だから、「お姉ちゃん」って呼ばせるために、今までずいぶんガリガリ君をおごってやった(笑)‥‥なんてことも言いつつ、31日の「釣りバカ日誌13 ハマちゃん危機一髪」を楽しみにしてる今日この頃なのだ。

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2005.08.30

ガソリン税は理不尽税

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今日、お仕事の帰りに、いつもの100円ショップにキャットフードを買いに寄ったら、お店が潰れてた。100円ショップって言っても、商店街にある小さなお店とかじゃなくて、幹線道路に面した巨大店で、大きなビルの1階と2階をフルスペースで使っていて、大きな駐車場もあった。いつでも駐車場に入る車が列になってて、お店の中は混雑してて、すごく人気のあった店舗だ。商品の数がハンパじゃなくて、本のコーナーだけでも、町の小さな本屋さんくらいあったし、衣料品はショーツやキャミソールまであったし、コスメコーナーも5坪くらいあって、ものすごい品揃えだった。とにかく、食品から日用品から何から何まで揃ってた上に、ひとつのものが1種類だけじゃなくて、何種類もあって、選べるようになってたのが嬉しかった。たとえば、電池だったら、同じサイズの電池が、マクセル、東芝、富士通、ソニー、無印って並んでた。単3なら、メーカー品が4本入りで、無印が8本入り、あと、アルカリ電池だと2本入りだった。あたしの場合は、「まつげくるん」を毎日使ってるので、単3のアルカリ電池は必需品だから、いつもここで買ってたのだ。結局、お店は潰れたのか、撤退したのかは分からなかったけど、とにかく店内はモヌケのカラになってて、「閉店のお知らせ」って紙が、ガラスの自動ドアに貼ってあっただけだった。

仕方ないので、あたしは、そのまま帰ろうとしたんだけど、ガソリンがあと少しになってたので、ついでにガソリンを入れてくことにした。ちょうど、この100円ショップからの帰り道に、いつものガソリンスタンドがあるからだ。大きな幹線道路なので、朝と夕方は渋滞してるから、あたしは普段は裏道しか使わない。だから、100円ショップに来たついでに、ガソリンを入れることが多い。別に、あたしは、このガソリンスタンドって決めてるワケじゃなくて、提携カードを使ってるから、同じカンバンのガソリンスタンドならどこでもいいんだけど、地元のエリアだと、ここの店員さんが一番親切だから、いつもここを使ってる‥‥って言うか、使ってた。何で「使ってた」って過去形に言い直したのかって言うと、ギャグみたいな話なんだけど、久しぶりに寄ってみたら、なんと、このガソリンスタンドまでが潰れてた今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?(笑)


‥‥そんなワケで、あたしは、ガソリンはハイオクを入れてるんだけど、これには2つの理由がある。1つは、エンジンが改造されてるから、レギュラーガソリンだとノッキングを起こしちゃって、ちゃんと走らないからだ。そして、もう1つは、あたしが入れてるのは「環境ハイオク」って言うやつで、サルファーフリーになってるからだ。サルファーってのは硫黄のことで、硫黄の含有量を10ppm以下にして、環境のことを考えたのが、サルファーフリーガソリンなのだ。だけど、あたしの車は、タコ足とマフラーをステンレスのスポーツタイプに換えてて、触媒も外してたから、このハイオクだと、排気が抜けすぎててトルクが出なかった。それで、ショップのメカニックのお兄さんに相談したら、解体屋さんで、排気管の口径に合わせた他の車の触媒を探して来てくれて、加工して作ってくれた。それで、触媒をつけて、吸気のセッティングをしてくれて、環境ハイオクで走れるようにしてくれた。

よくよく考えると、ハイオクを入れてるのに2つの理由があるって言っても、もともとレギュラーガソリンだと走らないワケだから、ホントの理由は1つだけで、環境がどうたらってのは、オマケの理由だ。だけど、ニポンの環境を破壊し続けてる収賄オバサンなんかが環境大臣をやってるんだから、これからは、国民ひとりひとりが少しでも環境のことを考えてかないと、マジで恋する5秒前‥‥じゃなくて、マジでヤバイことになるだろう。だから、あたしも、触媒をつけることにしたのだ。まあ、触媒を外してストレート管で走ってた時でも、2000ccクラスのディーゼル車の半分以下しか環境を汚してなかったんだけど、それでも、ちょっとでもクリーンなほうがいいし‥‥。だから、自分の体脂肪を管理することもできずに、地球温暖化の原因のひとつになってるイノシシ社長にも、体に触媒をつけることを義務づけたらどうだろう。あいつの吐く息って、絶対に硫黄酸化物が大量に含まれてるだろうから、たぶん、旧式の大型トラックと同じくらい大気汚染をしてるはずだ。

なんてことも言ってみつつ、結局、いつものガソリンスタンドが潰れてて、あたしは、ガソリンを入れることができなかった。つまり、アホらしい納税をしなくて済んだ、とも言える。何しろ、ガソリンの税金ほどデタラメなものはないからだ。たった1つの商品に、5種類もの税金を掛け、原価を倍の値段にしてるのなんて、ガソリンくらいだからだ。その上、ガソリンてのは、燃料なんだから、どんなに不当な税金を掛けられても、買わなかったら車が動かない。遊びで車に乗ってる人たちはいいけど、お仕事で乗ってる人たちは、たまったもんじゃない。

原油が、ニポンにタンカーで運ばれて来ると、まず、原油関税と原油税が掛かる‥‥あっ!「ニポンにタンカー」って、ナニゲに「ニッポンレンタカー」に似てる!‥‥なんてことは置いといて、とにかく、原油を輸入した時点で、2種類の税金が掛けられる。そして、その原油からガソリンを精製すると、今度は、揮発油税と地方道路税が掛けられる。この2つを足したものが、通称、ガソリン税って言われてるニポンイチの悪税で、この中の地方道路税ってのが、日本道路公団の守銭奴ブタどもが好き放題に使いまくってるお金の一部なのだ。

ここまでの税金の合計が、ガソリン1リットル当たり、約56円だ。そして、あたしが何よりも理解できないのは、ガソリンを給油すると、ガソリン代だけじゃなくて、この約56円って言う税金にも、消費税が掛かるってことだ。東京だと、今、レギュラーガソリンは、1リットル130円くらいだ。つまり、ガソリン代が74円で、税金が56円ってことになる。消費税ってのは、「商品の値段に掛ける税金」なんだから、ガソリン代の74円だけに対して掛けるべきであって、56円の税金を足した130円に掛けたら、税金にも消費税を掛けることになる。税金に消費税を掛けるってことは、所得税や住民税を支払う時にも、消費税5%を掛けられるのと同じことで、こんな不条理なことを誰が納得できるんだろう? だけど、現実には、1989年に消費税が導入されて以来、17年間も、こんなにおかしなことが続いてるワケだ。だから、現在では、56円の税金にも5%の消費税が掛かってて、ガソリン1リットル当たりの税金は、約59円になっているのだ。

たった3円弱の差って思うかも知れないけど、10リットル入れれば30円、50リットル入れれば150円もの納得の行かない税金が、ニポン中で巻き上げ続けられてるってワケだ。ニポンの年間のガソリン消費量は、約5000万キロリットルだから、毎年、1500億円もの不当な消費税を取られてるってことになる。ただでさえ、1リットル当たり56円ものふざけた税金をむしり取られてるのに、その上、不当な税金まで上乗せされてるなんて、ふざけるのもタイガイにしろ!

さて、ここで、こんなにもニポンのガソリンが高いのはナゼなのかって言う、根本的な問題点についてチョロっと書く。もともと、ガソリン税ってのは、今の半分の1リットル当たり28円だったのだ。それが、1974年のオイルショックの時に、財源不足を補うために、政府は「2年間の暫定措置として増税する」って言って、ガソリン税を2倍にしたのだ。だけど、2年経っても、ガソリン税は元の28円には戻らなかった。それどころか、それから30年以上もずっと増税されたままで、自民党は、元に戻す気なんかサラサラない。あくまでも「2年間の暫定措置」ってセリフで国民をシブシブ納得させての増税だったのに、そのまま30年以上も増税し続けてるのって、国民を騙したってことなんだろうか?

でも、これは、何の問題も無いことなのだ。それは、「租税特別措置法」って言う、自民党が国民を騙すために作られたファッキンな法律によって、約束を破ったことにはならないからだ。この「租税特別措置法」ってのは、簡単に言えば、色んな税金に対する「特例」を認めるって法律で、基本的には、国民のために制定されたような形になってる。たとえば、景気対策として「2兆円減税」とかをする場合に、「1年間の暫定措置として所得税と地方税を減税する」なんてのは、この法律を使ってるワケだ。これによって、サラリーマンたちはボーナスが増えて、車を買ったり、ローンで家を買ったりして、景気が良くなる。

そして、この法律は、こう言った「良いほうの使われ方」をした場合には、きちんと約束通りに、「1年間の暫定期間」が終れば、スパッと打ち切られる。だけど、増税と言う「悪いほうの使われ方」をした場合には、最初に決めた暫定期間が過ぎても、見直し、見直し、見直しって、2〜3年ごとに延長して行き、結局、一度引き上げた税金は永久に増税されたままなのだ。これは、ガソリン税だけじゃなく、軽油取引税しかり、自動車重量税しかり、自動車取得税しかり、すべて最初は「しばらくの間だけ暫定的に」って言って増税したのに、結局は何十年もそのままで、いつの間にか、「巻き上げて当たり前の税金」になっちゃってる。

ようするに、自民党は、一度引き上げた税金を元に戻すつもりなんかハナッからないワケだ。ただ、普通に「増税します」って言うと国民の反発もあるし、参院で否決される恐れもあるから、この「租税特別措置法」を悪用して、「今は緊急事態なので2年間だけ増税します」とか言って、国民を騙し、参院を納得させ、増税案を可決させるのだ。そして、一度可決されちゃえば、あとは約束の2年が経ったら、「まだ景気は回復していないから見直しをします」って言って、延長、延長ってやってくワケだ。これが、自民党のやり方で、こんなデタラメなやり方を正当化するために作られた悪法が、「租税特別措置法」なのだ。

そして、この「租税特別措置法」って言う、政治家にとって都合のいい悪法が、コイズミの税制改革の基盤にあるワケだ。コイズミが、バカな国民たちを騙して、自分の支持率を上げるために、「私が総理大臣の間は増税はしない!」って叫んだのは、「租税特別措置法」ありきのタワゴトだったのだ。コイズミは、この悪法を利用したからこそ、早急に財源を確保しなくちゃならない問題が山積みでも、それらの財源のための増税は、自分の辞職後に先延ばしして、ずっと涼しい顔をして来られたのだ。そして、このまま自民党の独裁が続けば、コイズミがこの4年間で作った300兆円もの借金や、ホッタラカシにしてた年金問題による莫大な財源など、気が遠くなるような天文学的な税金が、コイズミの辞職後に、国民ひとりひとりに重くのしかかって来るのだ。

‥‥そんなワケで、ガソリンの話に戻ると、原油価格は常に変動してるけど、ブッシュとコイズミのせいで高騰が続いてる最近の価格だと、8月27日付けで、1バレル約66ドルだ。1バレルは159リットルだから、1ドル120円で計算すると、1リットル当たり約50円ってことになる。つまり、50円の原価のものに、59円もの税金が掛けられてるってワケだ。50円+59円=109円ってことで、売値の130円から引くと、その差額は、たった21円。この21円の中に、精製に掛かる費用やタンクローリーでの運搬費用から、ガソリンスタンドの従業員のお給料まで、すべてが含まれてるのだ。こんなメチャクチャな現状を考えれば、ガソリンスタンドが潰れちゃうのも、うなづけるだろう。そして、今回の選挙で、独裁者コイズミを退陣させられなければ、消費税は段階的に15%以上にまで引き上げて行くってんだから、ガソリン税に掛かる不当な税金も3倍になるワケで、1リットル当たり約10円が上乗せになり、もはや、ガソリンスタンドなんて業種は成り立たなくなるだろう。タダでガソリンを入れてるコイズミには、こんな庶民の気持ちなんて、100万年経っても分かんないと思う今日この頃なのだ。

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2005.08.29

ルーシーの溜め息

lucy 8月12日の玲奈ちゃんの書き込み‥‥

 

こんにちわぁ〜!!!レレコです♪
皆この間のマシュー見てくれたんだね(≧▽≦)-☆
ママとか友達と喋るとバリバリうちなぁ〜んちゅ〜になっちゃうから恥ずかしかったわ!!!
ひとみも興奮して放送終了後に電話が掛かって来たしヾ(=^▽^=)ノ
自分の声があまりにも低かったのがショックだったみたい!!!
ウケるでしょうぅ〜(ノ∀≦。)ノ-ッ笑

 

 

‥‥によって、一躍、MAXファンのハートをワシヅカミにしちゃった玲奈ちゃんのママ、ひとみのパワーに押され気味な今週末は、27日の土曜日が北谷(ちゃたん)でのストリートライブ、28日の日曜日がコザでのオリオンビアフェスタでのミニライブと、沖縄を満喫してるMAX様御一行。だからって、韓国へ行くよりもお金の掛かる沖縄は、そうそう行けるもんじゃ焼きだけど、心のやさしい玲奈ちゃんは、行けないファンのために、26日の金曜日付けで、沖縄からこんなメッセージを書き込んでくれた。

 

 

暑いx2!!!!!!!!沖縄はまだまだ夏真っ盛りだからね♪♪♪
明日、急遽決まった北谷でのミニLiveと日曜日の-ORION BEER FEST-でのLiveも盛り上がるよぉ〜o(^-^o)(o^-^)o本当楽しみだわぁ〜(^O^)/
沖縄に来れない皆の為に、いっぱい写真を撮って「レエナの部屋」で紹介するからね(^_-)-☆待っててちょ♪
日曜日のLIVE後はサザンスターをいっぱい飲むぞぉ〜〜〜( ^^)Y☆Y(^^ )って、そちらも楽しみなレレコさんでした♪

 

 

う〜ん、なんて素晴らしい人間性なんだろう。思わず、「レエナの部屋」に入り浸って、「サザンスターのおかわりをシルブプレ♪」って言いたくなっちゃう今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?(笑)

 

 

‥‥そんなワケで、MAXファン以外には通じないマクラでスタートした今日の日記だけど、ここからは通常路線に戻るとして、マニアックなMAXから、世界的アイドル歌謡曲バンド、ビートルズの話題にしてみようと思う‥‥とは言っても、あたしはビートルズは聴かないので、ホントに一般的なレベルの知識しかなくて、詳しいファンの人から見たら、間違ってる部分もあるかも知れない。じゃあ、何でビートルズなんだ!って言うと、最近、小学生の間で、カブトムシとかクワガタムシを戦わせる「ムシキング」って言うゲームが流行ってるらしいので、その流れから、ビートルズにしてみた。

 

で、あたしが知ってるビートルズ関連のことと言えば、「イエローサブマリン」って言うアニメ映画だ。アニメって言っても、大人向けのアニメで、LSDみたいな幻覚性の麻薬をやった時のイメージで作られてて、その時代で言うところの「サイケデリック」って世界だ。それで、この映画は、もちろん全編にビートルズの曲が使われてるんだけど、その中に、「Lucy in the Sky with Diamonds」って曲がある。これは、「サージェント・ペッパーズなんたらかんたら」って言う有名なアルバムに収められてる有名な曲で、最近だと、ラルクアンシェルのハイドがカヴァーしたりもしてるみたいだ。聴いたことないけど。

 

それで、どんな歌なのかって言うと、映画の内容と同じで、LSDをやった時に見る幻覚をそのまま歌にしたみたいな感じで、「マーマレードの空」だの「黄色と緑のセロファンの花」だの「新聞紙でできたタクシー」だの「万華鏡の目をした女の子」だのと、ブッ飛んだ歌詞がたくさん出て来る。ジョン・レノンが歌詞を書いてポール・マッカートニーが曲をつけるって言う、「レノン-マッカートニー」って言うオナジミのクレジットなんだけど、ジョンの息子のジュリアンが、まだちっちゃかった時で、何だかサイケな絵を描いて、その絵に「Lucy in the Sky with Diamonds」ってタイトルをつけたそうだ。それで、その絵のタイトルを拝借して、その絵から受けたイメージで、ジョンが歌詞を書いたって言われてる。そして、この「Lucy in the Sky with Diamonds」ってタイトルの頭文字を取ると「LSD」ってなることと、歌詞の内容がブッ飛んでることから、「LSDで幻覚を見てる時の歌」って言う解釈をされている。

 

ちなみに、「不思議の国のアリス」の原作者、ルイス・キャロルは、LSDにどっぷりとハマッてた麻薬中毒者で、「不思議の国のアリス」に出て来る奇妙なシーンの数々は、常用してたLSDによる幻覚をヒントにして書かれたって言われてる。一応、ルイス・キャロルの名誉のために書いとくけど、その時代にはLSDは取り締まりの対象になってなくて、合法的な嗜好品だったそうだ‥‥って、あたしは思い込んでたんだけど、親切な読者から、「LSDが作られたのはルイス・キャロルの没後で、キャロルがLSDの常用者だったと言うのはデマ」と言う指摘があったので、これってガセビア?

 

とにかく、合成麻薬の中ではダントツの幻覚や幻聴が現れるLSDは、あまりにも危険な麻薬で、覚醒剤やヘロイン、コカインみたいに、そのものの摂取のしすぎで死亡することは無いけど、幻覚によって死ぬことが多々ある。たとえば、自分の背中から大きな翼が生えて来て、空を飛ぼうと思って、マンションの9階から窪塚洋介しちゃったり、自分の腕の中に無数のウジムシがうごめいてる幻覚に襲われて、そのウジムシを取り除こうとして、ナイフで自分の腕を切り刻んじゃったりと、なかなかハード・デイズ・ナイトって感じだ。鏡で自分の顔を見てると、まったくの別人に変わったりもする。パッとボブ・サップになったり、パッと叶恭子になったり、パッとミッキーマウスになったりする。夜空を見上げれば、ピンクの月やムラサキの月がいくつも浮かんでるし、テレビを見れば、貞子みたいにテレビの中の人が這い出して来る。ぬいぐるみや貯金箱など、動くはずのないものが動き出し、しゃべり出す。温度とかも分からなくなるから、火をつけながらお風呂に入ったりすると、60度になっても70度になっても分からなくて、全身ヤケドして死んじゃったりする。これが、LSDだ。

 

‥‥そんなワケで、LSDの幻覚を思わせるビートルズの「Lucy in the Sky with Diamonds」だけど、最近では、スウェーデンから、「Lucy in the Space with Diamonds」って言うサイケデリックなグループまで出て来たりして、このグループにしても、「Sky」を「Space」に変えてるけど、「LSD」って言う頭文字は変わらないように、うまいことネーミングしてる。

 

さて、ここで、話は大きく車線変更するけど、今から約30年前の1974年のこと、場所は、アフリカのエチオピア、ハダールにおいて、アメリカとフランスとエチオピアの考古学の合同研究チームが、発掘作業をしていた。そして、今まで発掘された古代人類の骨の中で、もっとも完全に近い形の人骨を発見した。これは、約320万年前のもので、学名を「アウストラロピテクス・アファレンシス」って言う人類の祖先だ。正確には、今の人類の直接の祖先じゃなくて、同じ祖先を持ちつつも、途中で枝分かれして滅びちゃった種族らしいんだけど、それにしても、それまでは頭蓋骨だけとか、アゴの骨だけとか、そんな感じでしか出土されてなかったから、全身の約40%にあたる52個もの骨が見つかったのは大発見で、ここから全身を復元することができたのだ。

 

そして、この素晴らしい価値のある骨が発見された時に、キャンプ地のラジカセから流れてたのが、ビートルズの「Lucy in the Sky with Diamonds」なのだ。博士たちは、あまりの大発見に狂喜乱舞して、この人骨が女性だったこともあり、その場で「ルーシー」と名づけた。つまり、320万年前の古代人類に、ビートルズの曲名から名前をつけたってワケだ。

 

今、全世界にいる人類は、すべて「ホモ・サピエンス」で、黒人も白人も黄色人種も、みんな同じ仲間だ。でも、これは、たくさんいた古代人類の中のたった1種類の生き残りってことで、滅びて行った人類は、何十種類もある。ナントカピテクスだの、ナントカエレクトゥスだの言っても、専門家以外は分かんないし、あたしだって本を見ながら書いてるワケだから、そのあたりはぜんぶ省くけど、約500〜600万年前に、人類の祖先と言われてる「前人類」が、アフリカで誕生した。そして、約200万年をかけて、5つ以上の種類に枝分かれして行ったんだけど、それぞれの種類の中に、さらに5つくらいの細かい枝分かれがあったから、この時点で、前人類は20種類以上もいたことになる。そして、ルーシーは、この中の1種類にあたるってワケだ。

 

それから、滅びた種族もあれば、別の形へと進化した種族もありつつ、枝分かれや全滅を繰り返しながら、「ピテカントロプス」でオナジミの「原人」へと進化して行く。そして、約200万年前に、今の人類に近い姿の「ホモ族」が誕生するんだけど、この時点では、ホモ族の中には8つの種類があって、それぞれ別々の場所で別々の暮らしをしてた。それで、そのうちの7つの種族は滅びちゃうんだけど、「ホモ・ハイデルベルゲンシス」って言う種族だけが生き残り、それが「ホモ・ネアンデルターレンシス」と「ホモ・サピエンス」とに枝分かれして、「ホモ・ネアンデルターレンシス」のほうは滅びて、「ホモ・サピエンス」のほうだけが生き残った。これが、今の人類だ。

 

「ルーシー」って名づけられたのは、まだ見かけはチンパンジーに近い姿の「前人類」で、身長は1m〜1.2m、体重は20〜25kg、全身が毛に覆われていて、手と足の長さが同じくらいで、二足歩行はできるけど、両手を地面につけながら歩くような感じで、サルの歩き方に近い。脳の大きさは約400立方cmしかないけど、体の大きさとの比率や、脳の構造から考えると、そうとう知能が高かったそうだ。その上、320万年も前の骨だけでこんなことまで分かるの?って感心しちゃったけど、年令は約20才で、湖で水浴びか何かをしてる時に、溺れて死んだそうだ。

 

‥‥そんなワケで、500万年前に誕生した人類の祖先は、たくさんの種族に枝分かれしながら、長い年月をかけて淘汰されて行き、その中でたった1種類だけ生き残ったのが、今の人類、ホモ・サピエンスなのだ。それなのに、同じホモ・サピエンス同士が、くだらない宗教の違いや石油の利権を巡って殺し合いを続けてる。ニポンにしたって、同じホモ・サピエンスの同じモンゴリアン同士なのに、隣国と敵対関係を続けてる。さらには、同じホモ・サピエンスの同じモンゴリアンの同じニポン人同士なのに、こんな小さな島国の中で、くだらない意地の張り合いのために、国民の気持ちを無視した茶番劇のような選挙で無意味な争いをしてる。こんなバカらしい現実を見てると、人類は進化したんじゃなくて、500万年もかけて退化したんじゃないのかって思えて来る。アメリカのクリーブランド博物館に展示されているルーシーの骨格標本が、この320万年後の荒れ果てた世界の様子を見て、溜め息をついてるような気がする今日この頃なのだ。

 

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2005.08.28

いっぱい泣いて、いっぱい笑って

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今夜は、9時から「猫の恩返し」があるから、すごく楽しみにしてた。オマケに、あたしは、この映画を観ると泣きまくるので、ドライアイもラクになるし、一石二鳥で言うこと無しだ。それで、今日は、ずっと自宅でお仕事してたので、早めに切り上げて、夜の7時ころからオツマミを作り始めた。もちろん、オツマミを作るのに2時間も掛かるワケはなく、早めに作っておいて、あとは映画が始まるまで、ゆっくりとお風呂に入るって作戦だ。

とにかく、浦安鉄筋家族よりも恐ろしい台風一家‥‥じゃなくて、台風一過のオカゲで、今日の東京は35度の猛暑になって、自宅でお仕事をしてたあたしは、まるで温室の中にいるみたいだった。窓を全開にしても、風はぜんぜん入って来なくて、入って来たのはアブラゼミだけだった。ジージージージーと鳴きながらお部屋の中を飛び回るアブラゼミは、まるで若槻千夏のようで、暑苦しさが倍増した。オマケに、子供のころは昆虫がオヤツ代わりだったと言って、アブラゼミのカラアゲを美味しそうにカリカリと食べてた若槻千夏を思い出しちゃって、暑苦しい上に気持ち悪くなった。アブラゼミを食べ終わったあとに、歯の隙間からセミの脚を1本飛び出させたまま、ニカッと笑って「ごちそうさまぁ〜!」って言った若槻千夏の笑顔は、今でもあたしのトラウマになってる。

なんてことも言いつつ、あたし的には、月末なもんで、お金はいつも以上に無いんだけど、サイワイにも食材は色んなイタダキモノがあるので、ワリと充実してる冷蔵庫&フリーザーって感じで、組み合わせ次第、アイデア次第で、オカズもオツマミも色々と作れる。だから、今日はお昼にキャベツとチクワ入りの金ちゃんラーメンを食べただけだったので、「猫の恩返し」を観ながら食べるのは、オツマミって言うだけじゃなく、ゴハンとしてのウエイトもザ・バンドってことにして、いっぱい作ってパクパク食べることにした今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、夜になって少し涼しくなって来て、食欲も出て来たし、若槻千夏の幻影にも悩まされることもなくなったので、あたしは、オツマミ作りを開始した。でも、いくら涼しくなったとはイエ〜〜〜イ!‥‥じゃなくて、いくら涼しくなったとは言え、両隣りのお部屋の人たちはエアコンをつけてるような気温だから、キッチンで火を使ってると、じわじわと汗が出て来る。だから、トットと作ってサッサとお風呂に入ろうと思った。

まず、フリーザーからサーモンの切り身を出して、レンジで解凍しながら、ジャガイモの皮むきをした。ジャガイモは、固めの食感を楽しみたいから、2cm角のスティック状に切って、下茹でしないでフライパンで炒める。解凍したサーモンは4cm角くらいの食べやすい大きさにスライスして、軽く塩コショウをしておく。ジャガイモをフライパンの片側に寄せて、空いたスペースにオリーブオイルを足して、そこに小麦粉をはたいたサーモンを並べて焼く。サーモンを裏返したら、バターを1カケ入れて、ニンニク1粒をスライスして入れて、ガーリックバターの香りがサーモンにもジャガイモにも行き渡るようにフライパンを回して行く。お箸とかで掻き回すと、サーモンが崩れちゃうので、できるだけフライパンだけの動きで混ぜ合わせて行く。最後に味見をしながら塩コショウを足して、お皿に盛りつけてからパセリをパラパラと振りかければ出来上がり。パセリは、小分けしてフリーザーで凍らせてあるから、手で揉むだけですぐに使える。

続いては、これが一番暑くてつらかったんだけど、焼きナスを作った。作ったって言っても、ただ網でナスを焼くだけなんだけど、丸ごとのナスを網に乗せて、焦がさないように、つきっきりで回転させてなきゃなんないし、ワリと時間が掛かるから、すごく暑かった。中くらいのナスを2本焼いて、焼きあがったらすぐに冷たいお水に入れて、お水の中で皮を剥いて行く。そして、ヘタの部分を残したまま、タテ4つに切って、お皿に乗せて、ラップをして冷蔵庫で冷やしておく。これで、食べる時にショウガ醤油をかける。

あとは、輪切りにしたキュウリとカニカマをマヨネーズとラー油で和えたのと、オクラを刻んでオカカとお醤油をかけたのと、冷ヤッコの上にオカカとミョウガをたっぷり乗せたのを作って、ぜんぶ冷蔵庫に入れた。良く考えると、どれも素材を切っただけで、とてもお料理とは言えないんだけど、とにかく、サーモンと焼きナスを作っただけで、あたしの体力はMAXだったので、もう火は使いたくなかったし、とにかく暑くなって来たので、冷たいものを食べたかったのだ。

‥‥そんなワケで、30分ほどですべての準備が終わったので、あたしはお風呂に入った。「猫の恩返し」に向けて気分を落ち着かせるために、クールバスクリンを入れて、ゆっくりとお湯に浸かった。サスガに、1時間半もお風呂に入ってると、最初に洗った髪は乾き始めてるから、お風呂から出てからがちょっとラクになる。お風呂上りに、パパッとお肌のお手入れをして、テーブルにオツマミを並べて、映画が始まる5分前に、バッチリ準備完了!‥‥で、テレビをつけてみたら、ちゃんとキレイに映ってたので、あたしはホッとした。実は、昨日の台風で、マンションの屋上の共同アンテナの向きがおかしくなったみたいで、テレビの映りが少し悪くなってたのだ。それで、管理人さんには伝えておいたんだけど、すぐに直してくれたみたいだ。

映画は、最初にジブリのオマケ映像みたいなのを流してたので、あたしは、フリーザーでキンキンに冷やしておいた「その他の雑酒」をゴクゴクと飲みながら、食べるほうのウエイトをザ・バンドしながら、のんびりと観てた。サーモンが思ったよりも美味しく出来てて、冷めててもガーリックバターの香りが良く出てて、すごくお酒に合った。そして、やっと「猫の恩返し」が始まった。

余談だけど、あたしは、フジテレビの「あいのり」の主題歌になってた I WISHの「明日への扉」を聴くたびに、「猫の恩返し」の主題歌、つじあやのの「風になる」を思い出す。この映画は2002年の公開で、I WISHの「明日への扉」は2003年のリリースだから、I WISHのほうがパクッたことになるけど、ここまでソックリだと、もはや「替え歌」と言ったほうがいいだろう。まあ、盗作が騒がれる前に、I WISHはトットと解散しちゃったから、もうツッコム人もいないと思うけど、最近は、大塚愛やオレンジレンジをはじめとして、「盗作」って言う意識すら持たずに、平然と他人の楽曲とソックリのものを自作としてリリースする恥知らずがたくさんいるので、頭蓋骨をパカッと開けて、脳みそのシワの数を数えてみたくなる。だって、何十曲もリリースしたうちの1曲が、たまたま誰かの曲に似てたって言うんなら、それは偶然かも知れないけど、大塚愛やオレンジレンジみたいに、出す曲、出す曲、すべてが誰かの曲にソックリだと、もはや確信犯としか思えないからだ。

‥‥そんなワケで、「猫の恩返し」が始まったワケだけど、あたしは、最初のとこの、ハルが猫の王子様を助けるシーンで、1回目の大泣きをすることが分かってたので、もう、焼酎のロックを用意してた。それも、何度もキッチンへ作りに行くのがイヤだったので、家中で一番大きな花瓶みたいなグラスに、巨大な氷を入れて、焼酎をドボドボと入れて、片手じゃ重くて持てないような焼酎のロックを用意してた。それで、それをチビチビと飲みながら映画鑑賞をしようと思ってたんだけど、何度か飲んだら、もう重たくて持つのが無理になって来たので、結局、目の前にドカンと置いて、ストローでチューチュー飲む作戦にした。誰かに見られたら恥ずかしい光景だけど、こんなことができるのも、ひとり暮らしのキラクなとこだ。それに、少し氷が溶けて来たら、ストローで掻き回すこともできるし、なかなか便利な作戦だ。

それで、あたしは、最初から泣く気で観始めたもんだから、要所要所で大泣きしたり、笑うポイントでは大笑いしたりしながら、「猫の恩返し」を楽しんだ。「猫の恩返し」は、「耳をすませば」の姉妹作品だけど、あたしは、「耳をすませば」の重さや青臭さが苦手だ。ああ言う感覚って、誰でもが通過して来る感覚だってことは理解できるけど、あんなふうに描かれると、重くて重くて息苦しくなって来る。それに比べて、「猫の恩返し」のハルの明るさ、アッケラカンとした性格は、観る者の心を救ってくれる。それに、色んなとこに散りばめられてる小さなギャグが、ホントに良く猫を観察、研究して作られてるから、「そうそう!」「あるある!」って感じで大笑いできる。これほど、涙と笑いのバランスが良く作られてるアニメ映画は珍しい。

「ドラえもん」に代表されるような劇場用のアニメは、通常のテレビ放送とは一線を画すために、ものすごく感動するように作られてる。「クレヨンしんちゃん」にしても「ちびまる子ちゃん」にしても、劇場用になると、ギャグも満載だけど、それを超えた感動がある。だけど、最近では、「感動」にマヒしてる観客のレベルに合わせてるのか、どんどんエスカレートして来ちゃって、まるで「感動」の押し売りをされてるみたいで、あたしは、ちょっと食傷気味だった。

‥‥そんなワケで、「猫の恩返し」の場合は、感動の押し売りをしないで、あくまでも「楽しませる」ってことを前提に作られてるアニメ映画だから、構えずに観ることができた。だからこそ、いっぱい泣いてドライアイがラクになったし、いっぱい笑ってストレスを発散できたし、心からリラックスして楽しむことができた。すぐに、感動だの芸術性だのって言う身分不相応な高みを目指そうとする昨今の映画や音楽だけど、映画や音楽は「娯楽」なんだから、監督が覚醒剤をやらなきゃ制作できないような「空中庭園」みたいな映画ばかりじゃなくて、「猫の恩返し」や「釣りバカ日誌」みたいに、もっとエンターテインメントの王道を行く作品が増えてくれたらなって思う今日この頃なのだ。

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2005.08.27

次の一手

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24日、映画監督の豊田利晃(36)が、覚醒剤所持の現行犯で、警視庁組織犯罪対策5課に逮捕された。豊田利晃は、1969年、大阪生まれ。小学生の時から高校卒業まで、将棋奨励会に所属していて、一時はプロ棋士を目指していた異色の映画監督だ。1991年、将棋の経験を生かして、阪本順治監督の映画「王手」の脚本を手がけたことがデビューのきっかけで、その後、同監督の「ビリケン」の脚本なども手がけながら経験を積み、1998年、映画「ポルノスター」で監督としてデビューした。ちなみに、この映画は、渋谷を舞台に、とてもカタギには見えない千原ジュニアが、次々にヤクザを刺し殺しまくると言う、「覚醒剤でもやってんじゃねえのか?」って感じの映画だ。

豊田利晃は、この映画で、その年の日本映画監督協会新人賞を受賞して、将来が約束された。そして、2001年の「アンチェイン」、2002年の「青い春」、2003年の「ナインソウルズ」と、一部のマニアにだけ支持されるようなタイプの映画を発表し続けるかたわら、ゲームソフト「鬼武者2」や「アミノサプリ」などのCMなどを手がけたりと、活動の幅を広げて行った。特に、ミュージシャンとのつながりは深く、豊田利晃の初期の作品から音楽を担当し続けている「dip」のヤマジカズヒデとは、仕事だけでなく、プライベートでも深い交流がある。

だから、あたしは、今回の豊田利晃の逮捕を知った時に、まずヤマジカズヒデがパクられて、そのイモヅルで豊田利晃がガサ入れを食らったんだと思った。そうじゃなければ、「アジアン・カンフー・ジェネレーション」のほうのスジかな?‥‥とか、とにかく、真っ先に想像したのは、ミュージシャン関係だった。でも、チョロっと裏を取ってみたら、とんでもないスジからの逮捕だってことが分かった今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、今年の10月に、豊田利晃の監督作品、「空中庭園」が公開になる‥‥予定だった。今、この日記を書いてる時点では、公開中止になるんだか、公開延期になるんだか、それとも、シカトしてナニゴトも無かったかのように平然と公開しちゃうんだか分からないけど、「空中庭園」のオフィシャルホームページを見ても、何も告知されてないので、どうしようか考え中なんだろう。

で、あたしがチョロっと調べてみたところ、今回の逮捕は、「同じ時期に公開されるライバル映画の関係者によるリーク」ってことが分かった。もともと、豊田利晃本人には、覚醒剤の噂は無かった。ただ、豊田利晃と深く関わってる周りのミュージシャンたちの中に、そう言った噂のある人物が何人もいて、数年前から麻取(マトリ)のリストには名前が挙がってた。でも、リスト上のランクが一番下だったので、積極的には動いてなかった。

だけど、今回は、麻取じゃなくて、警視庁へのダイレクトのリークだった上に、ものすごく手の込んだやり方だった。なんと、ライバル映画の関係者は、豊田利晃を潰して「空中庭園」を公開中止に追い込むために、私立探偵を雇って、豊田利晃の身辺調査をしたのだ。そして、豊田利晃が覚醒剤を常用してるって事実を掴んだワケだけど、ここから先がスゴイのだ。

たとえば、せっかくガサ入れしても、覚醒剤をちょうど使い終わっちゃって所持してなかったり、持ってたとしても、0.1gとか0.2gとかの微量だったら、たいした罪にはならない。それで、リークする側は、罪ができるだけ重くなるように、ずっと探偵に尾行を続けさせて、豊田利晃が売人から覚醒剤を買ったことを確認してから、ソッコーで警視庁に通報したのだ。そうすれば、ガッツリと持ってるから、罪が重くなる。法律的には、0.1gでも2gでも変わらないんだけど、検察官や裁判官の心証は大きく違って来るので、判決が大きく違って来るのだ。

‥‥そんなワケで、24日のお昼すぎに、東京都狛江市和泉本町にある豊田利晃の「事務所を兼ねた自宅」に踏み込んだ警視庁組織犯罪対策5課の刑事は、本人に捜査令状を見せ、「覚醒剤を所持しているのなら、自分から出せ。出さなければ、これから室内の捜査を開始する。」と告げた。

そうしたところ、豊田利晃はカンネンしたのか、「分かりました。」と言って、ベッドの脇に置いてあった小型のバッグを差し出した。そして、このバッグの中から、5つのパケ(ビニールの小袋)に小分けされた粉末状の覚醒剤らしきものを発見し、その場で鑑定が行なわれ、覚醒剤であることが確認されたため、「覚醒剤所持」の現行犯で逮捕となった。押収量は、合計で約3.9gだった。

ちなみに、この事務所を兼ねた自宅は、以前は自宅として使ってたけど、1年ほど前に都内のマンションに引越したため、現在は事務所として使っていたそうだ。逮捕された時も、奥さんと2人の子供は都内のマンションのほうにいたので、子供たちは、お父さんが警察に逮捕される瞬間を見なくて済んだのだ。

さて、豊田利晃は、昨日の逮捕後の尿検査でも、陽性反応がシッカリと出たので、「覚醒剤使用」でも追起訴できるけど、組織犯罪対策5課としては、所持量が多かったことから、まずは入手ルートの解明を主軸にしつつ、麻取のリストに名前が挙がってるミュージシャンたちとのつながりでイモヅル逮捕に持ってくつもりなので、「覚醒剤使用」での追起訴は、拘留期限を延長するための手段として、9月9日まで取っておくだろう。そして、それまでの間に、地検に3回は呼ばれるから、地検との兼ね合いを見つつ、サクサクッと仲間を逮捕して行き、四谷署や愛宕署あたりに分散させてブチ込んでおくだろう。

‥‥そんなワケで、「アジアン・カンフー・ジェネレーション」のPVでは、その映像センスをイカンナク発揮した豊田利晃。今月の3日には、「新宿URGA」で、ヤマジカズヒデ率いる新バンド「Pharmacy」とのコラボ企画、「LIVE CINEMA」を大成功させた豊田利晃。そして、10月に公開予定だった最新作、「空中庭園」は、直木賞作家の角田光代が原作で、久しぶりのキョンキョンの主演と言うダブル話題作であり、4月からの半年にも及ぶマスコミ試写と言う、異例の宣伝活動をしていた豊田利晃。まさに、寝る時間も無いほどの忙しさで、覚醒剤でもやらなきゃ起きてられなかったのかも知れないけど、今回の逮捕劇での一番の被害者は、この映画に社運を賭けていた配給元の「アスミック・エース」だろう。とにかく、自分の人生の一手先も読めなかったくらいのアホなんだから、プロ棋士を目指すことを断念したのだけは正解だったと思う今日この頃なのだ(笑)

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2005.08.26

小さいきっこセピアの日記

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欲しいバッグが買えないとか、欲しい靴が買えないとか、そう言った高い水準の問題じゃなくて、もっともっと低い水準の問題として、お米が買えないとか、電気が止められそうだとか、月末の引き落としがヤバイとか、挙句の果てには、ワイヤーの突き出たブラを捨てないで自分で修理して使ってるとかってのは、ようするに、お金が無いことが原因だから、お金さえあればすぐに解決する問題で、別に大したことじゃない‥‥って言うか、現実的には大したことなんだけど、たとえば、ロト6で3等か4等が当たればソッコーで解決するワケだし、最悪の場合でも、パチンコに行けば何とかなる。だけど、いくらお金があっても、すぐには解決しない問題もあって、今、あたしが抱えてる問題の中で、1番つらいのが、ドライアイだ。こればっかりは、いくらお金があっても、すぐには治らない。そして、2番目が腰痛で、3番目がお肌の調子が悪いことで、4番目が脚のムクミで、5番目が手足の冷えとシビレだ。これらは、ぜんぶ、たとえお金があっても、コンビニで電気代を払えばOK!ってみたいに、瞬間的には解決しない。もちろん、いっぱいお金があって、働く必要がなくて、ずっと寝てられたら、ジョジョも奇妙に思うほど‥‥じゃなくて、ジョジョに回復して行くだろう。だから、間接的には、お金があれば解決できる問題なんだけど、直接的な解決方法としては、休養や睡眠が必要ってワケだ。あたしの場合は、慢性的な睡眠不足で、平均的な睡眠時間は、たぶん5〜6時間だと思う。それも、連続して6時間ならいいんだけど、明け方からお仕事に行く時間まで4時間寝て、それからお仕事に行って、帰って来てから2時間ほど仮眠して、それから明け方まで、お家の用事をしたり、録画したVを見たり、自分のお仕事のことをしたり、内職をしたり、日記を書いたりしてるから、なかなか疲れがとれない。もちろん、毎日毎日こんな感じじゃなくて、お仕事が午後からの日で、他に用事が無ければ、明け方からお昼近くまで、7〜8時間も熟睡できる日もあるし、あまりにも疲れてる時には、お仕事から帰って来てからの仮眠が、2時間で起きるつもりだったのに、そのまま翌朝まで10時間以上も爆睡しちゃうこともある今日この頃、皆さん、たっぷりと睡眠をとってますか?


‥‥そんなワケで、久しぶりに息継ぎしないで、一気にマクラを書いてみたんだけど、あたしは、今んとこ月に2回くらいは10時間以上も爆睡しちゃう日があって、そのオカゲで何とか体がもってるんだと思う。だけど、なんせ基本が「分割睡眠」なもんで、色んな疲れが少しずつ蓄積されてって、特に、目の疲れがとれない。だから、すべての元凶は「睡眠不足」ってワケで、言い換えれば「寝不足」ってワケで、カタカナで書くと「ネブソク」ってワケで、逆にすると「クソブネ」ってワケだ(笑)‥‥なんてくだらない文章を深夜に書いてんだから、「じゃあ寝ろよ!」って言われそうだけど、やっとお仕事のリストが出来上がって、今、プリントしてるとこで、枚数が多いから時間が掛かる。それで、その間に、この日記を書いてるってワケだ。だから、「今日はいつも以上に『ワケだ』が多いな〜」って思っても、ドライアイをシバシバさせながら、ほとんど何も考えずに無責任に打ってるだけなので、あんまり深く考えないで欲しい。

あたしの日記の題材は、朝、お仕事に行く時に、車の運転をしながら決めることが多い。それで、何について書くのかを決めたら、お仕事の待ち時間や休憩時間に、ケータイでちょこちょこと書いて、500文字くらい書くたびに自分のパソコンへ送信しておく。それで、お家に帰ってから、何通か届いてるメールをつなぎ合わせたり、書き足したりして、ひとつにまとめて行く。もちろん、そんな日ばかりじゃなくて、書くことだけを決めておき、夜、パソコンで一気に書くこともあるし、今日みたいに、書くことを決めてなくて、打ちながら考えてくこともある。でも、どっちにしても、日記を書く時間は「1時間まで」って決めてるし、それ以上になっちゃうと生活に支障をきたしちゃうから、ものすごいスピードで打ってる。自慢じゃないけど‥‥って前置きした場合は、たいていが自慢話なんだけど、あたしの早打ちは、そこらのOLには負けないと思う。あたしとチャットしたことある人なら分かると思うけど、口でしゃべるスピードと同じスピードで打つことができるから、長文を打つことはぜんぜん苦にならない。ちなみに、今日の日記は、プリントしてるリストの原稿をチェンジしたり、そのつど色調整をしたり、ノートで書いてるこの日記のほうは、途中で少し書き直したり、立ち止まって考えたりしつつも、ここまでで15分くらいだ。だから、あと15分もあれば書き終わると思う。

‥‥そんなワケで、ここまで来ても、まだ何を書くかが決まらないので、皆さんもウスウスは気づいてると思うけど、今日はこのまま突っ走ろうと思う(笑)‥‥なんて言いつつも、今、テレビでやってる台風情報を聞いてたら、「八丈島の『そこどこ』では‥‥」って言ってて、「そこどこ」って何だろう?って思って、すぐにネットで調べてみたら、これが「底土港(そこどこう)」って言う港だってことが分かり、「これ、今日の日記のオチに使えないかな?」なんて考えたりもして、でも思いつかなくて、結局は突っ走ってるってワケだ。だから、ずいぶん前に書いたと思うけど、今日みたいに面白くない日は、「小さいきっこセピア」のメンバーが書いた日記だと思って、ガマンしてやって欲しい。

とは言いつつも、ここまで読んでくれた人たちのために、どこの週刊誌もまだ触れてない芸能ネタをひとつだけ書いておこうと思う。下ネタだし、想像しただけで気持ちが悪くなるので、ホントはあんまり書く気がしないんだけど、このまま終わっちゃったら、いくら「小さいきっこセピア」のメンバーが書いたことにしても、あまりにも申し訳ないからだ。で、どんなネタなのかって言うと、先日まで、某局の陸上競技の中継をやってた、ピアノマンと同じ性指向の男性タレントのニポンザル君(仮名)が、今年の3月頃、都内の小さな病院で、肛門の手術をしたそうだ。病名は「肛門裂傷」なんだけど、痔とかじゃなくて、何か大きな物をムリヤリに肛門に入れたことが原因らしい。実際の病院の名前など、もっと詳しい情報も色々とあるんだけど、サスガにここには書けないので、あとは勝手に想像してちゃぶだい。そして、これからそのタレントをテレビで見るたびに、何か大きな物をムリヤリに肛門に入れてる姿を想像してちゃぶだい。たとえ、それが、食事中でも(笑)

‥‥そんなワケで、世界のアスリートたちは、レーテンレーイチ秒でも速く走るために、血を吐くような努力をしてるワケで、ニポンのお猿さんは、レーテンレーイチミリでも太い物を肛門に入れるために、血を流す努力をしてるワケで‥‥なんて書いてたら、書き始めてからちょうど30分経ったので、ナニゲに中途半端だけど、この辺で終わりにしようと思う今日この頃なのだ(笑)

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2005.08.25

ブライダルなお仕事

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先週から4回に分けて撮影してたブライダルのヘアメークカタログのお仕事が、ようやく今日で終わった。あたしが担当したのは、全体の5分の1くらいなんだけど、それでも、モデルの半分が、撮影に慣れてない「限りなく一般人に近い読者モデル」だったので、リトル大変だった。ヘアメークカタログって言っても、ブライダルだから、バストアップのショットのためには、ウエディングドレスを着せなきゃならない。もちろん、それはあたしのお仕事じゃないけど、ドレスを着せるのにも時間が掛かる上に、ヘアの作り込みにも時間が掛かるから、ワンパターンの撮影に掛かる時間が長いのだ。さらに今回は、挙式からお色直しや、披露宴へのヘアアレンジを一連の流れで撮って行ったので、一番凝ったパターンは、3時間以上も掛かった。

今回のカタログは、ベーシックスタイルじゃなくて、各ヘアメークアーティストのオリジナルスタイルの紹介なので、アームの見せどころだし、カタログの用のスチールを自分の作品リストにも使えるので、気合の入り方が違った。実際のブライダルでは、ヘアメークはドレスに合わせるのが鉄則だし、何よりも新婦さんの顔立ちや好みで決めるから、あたしのオリジナルが使われることはそんなにない。だからって、ベーシックしか作れないようじゃ、プロとしてはやって行けない。特に、きちんと作り込んだ挙式用のヘアから、マリアベールやティアラを外して、パパッとアレンジして披露宴のヘアを作るためには、色んな裏ワザを持ってないと成り立たない。

最近は、ドレス1着で通すようなカジュアルな挙式が増えて来たので、ヘアもダウンスタイルが多くなって来たけど、あたしは、やっぱり、挙式ではアップスタイルを提唱‥‥って言うか、オススメしてる。それは、純白のウエディングドレスには、何と言っても「ウナジ」がポイントだからだ。それも、「直接ウナジ」じゃなくて、マリアベール越しの「間接ウナジ」には、女性が一生で一番輝く瞬間にふさわしい厳かな美しさを感じるからだ。さらに言えば、「ウナジ+鎖骨」の魅力こそが、花嫁を何倍にも美しくする。だから、あたしは、できるだけアップスタイルをオススメしてるし、ダウンスタイルを希望する新婦さんには、挙式でアップにして、披露宴でダウンにアレンジするプランを出してる今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、同業者にパクられるとイヤなので、あんまり詳しくは書かないけど、あたしのオリジナルのアップスタイルは、夜会巻をアレンジしたのと、高さの違うシニヨンを2つ作るのがメインで、他にも色んなバリエーションがある。それで、どれも、ほんのちょっとのアレンジで、ダウンスタイルに変化させられるのがポイントだ。たとえば、シニヨンを2つ作るデザインは、バックをナナメに取り分けて、センター寄りの高めと、逆側の低めにそれぞれシニヨンを作るんだけど、髪の量は6対4にして、高いほうを多くする。バングスが右流しの場合は左側のシニヨンを高くして、左流しの場合は右のシニヨンを高くする。

あとは、お花やヘアアクセのパターンが色々あるんだけど、そこは割愛して、ポイントとしては、センター寄りの高いシニヨンは毛先だけ解いて垂らして、低いほうのシニヨンはぜんぶ解いて、ねじりながらピンでとめて、後れ毛を引いて、アシンメトリーなダウンスタイルに変化させる。ボリュームや長さが足りない場合は、部分ウィッグやエクステを使う。そして、お花を変えて、メークを変えて、約10分って感じだ。これは、ブライダルオンリーのヘアメークなら、15分から20分は掛かるだろう。あたしの場合は、もらえるお仕事なら、何から何まで選ばずにやってるから、基本的なスピードが違うのだ。言うなれば、ヘアメーク界のバリチェロ‥‥って、それじゃ遅いじゃん!(笑)

じゃあ、ヘアメーク界のデラロサにしとこうかな?‥‥なんて思いつつ、おとといのトルコGPは、あまりにもクタクタに疲れてて、色んなマシンが次々にパンクする様子を見てるうちに、ソファーで寝ちゃって、録画もしてなかったので、日記に書くことができなかった。最近、ケッコー、あたしのF1日記を楽しみにしてるって言うメールをいただくので、一応、こんなイイワケも書いてみつつ先へ進むけど、あたしは、今回の撮影では、このシニヨンスタイルに力を入れてたので、リストアップされてるモデルの中から、アゴから首へかけてのラインが一番がきれいな子を選ばせてもらった。そして、髪の長さがちょっと足りなかったんだけど、部分ウィッグを使って作り込んで行った。

メークのバリエーションも撮りたかったので、カタログに必要なのは3パターンだけだったんだけど、無理を言って、あと2パターン撮らせてもらった。これで、結局、3時間以上も掛かっちゃったんだけど、これが今日のラストの撮影で、スタジオの時間も余裕があったので、みんな気持ち良く協力してくれて、ちょっとジーンと来た。シニヨンスタイルだけじゃなく、今回は、夜会巻をアレンジしたスタイルは、首の細くてきれいなモデルを使えたし、サイドから編み込んで行く可愛いスタイルは、丸顔で矢田亜希子に似た可愛いモデルだったし、お仕事的にもあたし的にも、すごく良かった。とにかく、いいスタッフが揃ってて、みんな、技術はもちろんのこと、プロ意識が高くて、いい緊張感を味わうことができたし、ホントに満足の行くお仕事ができた。

ここんとこ、通販カタログや、モデルをメインにしない企業パンフとかのお仕事が続いてたから、もちろん、どんなお仕事でも緊張して望むようにはしてるんだけど、勝手知ったるいつものメンバーでのお仕事だと、どうしても気がゆるむ。それに比べて、アーティストとしての意識が高い人たちとのお仕事は、それぞれが自分の役割を完璧にこなしながら、ひとつの作品を作り上げて行くって言う、言わば、チームとしての感覚が強くなるので、ほんの一瞬でも気を抜くことができないし、妥協もできない。だから、緊張感のレベルで言えば、「山ちゃん、サクッと片づけて早く飲みに行こうぜ!」なんて言う現場とは、雲泥の差だ。

‥‥そんなワケで、あたし的には、ホントに満足の行くお仕事ができたんだけど、たったひとつ気になるのは、他のヘアメークアーティストたちの作品をまだ見てないってことだ。今回、一緒に掲載される中に、あたしがすごく尊敬してる人もいるし、新進気鋭の人もいるし、人のデザインを平然とパク‥‥これは言わないでおくけど、とにかく、気になる人たちがいるので、別に争ってるワケじゃないけど、他の人たちの作品を見てみるまでは、あたしも、小さいきっこたちも、ちょっとソワソワしちゃってる今日この頃なのだ(笑)

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2005.08.24

嘘で塗り固めた男

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「ピアノマン」が、実は、記憶喪失のフリをして医者や病院の職員たちを騙してたってことが分かり、名前はアンドレアス・グラッスルだってことが分かり、20才のドイツ人だってことが分かり、ピアノは弾けないってことが分かり、オマケに、ゲイだってことまでが分かったそうだ。記憶喪失じゃないのに記憶喪失のフリをしてたなんて、お前は、我集院達也かっ!‥‥なんてことも言ってみつつ、このニュースも、ナニゲに怪しいと思う。だって、嘘をついてたとして、名前や年令や住所を言うのは当たり前だけど、何でわざわざ「ゲイ」だってことまで言うの?

精神がマトモなんだったら、自分のことが世界中に知れ渡ってるってことも認識してるだろうから、ここで、「実は記憶喪失は嘘でした。ボクは20才のドイツ人で、名前はアンドレアス・グラッスルです。」って言えば、それは世界中に伝わるってこともジュージュー承知してるワケで、それだけだって大変なことなのに、その上、「ボクはゲイです。」なんて言っちゃったら、世界中にカミングアウトすることになっちゃうワケで、そう言うことを面白おかしく取り上げる世界中のマスコミに、絶対にいじられまくっちゃうじゃん。だから、このニュース、何となくウサン臭く感じるんだけど、ホントのとこはどうなんだろう?

ついでだから、レッサーパンダの「風太くん」が、実は、レッサーパンダのぬいぐるみを着たアルバイトの人で、時給は850円だった‥‥なんてことにしてみたらどうだろう。「あんなに小さいのに人間が入れるかよ!」って三村にツッコミを入れられたら、「実は風太くんの身長は165cmで、うんと遠くのほうに立たせてたのだ。」って言っとけば、コイズミの嘘なんかに騙されるレベルのアホ国民なら、簡単に信じ込むだろう‥‥なんて思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、ピアノマンの芝居にもたくさんの人たちが騙されたワケだけど、もっと呆れた芝居でニポン国民を騙したのが、性犯罪の前科者、森前首相だ。8月6日の夜、握り潰した缶ビールの空缶と、ひからびたチーズのカケラを持って報道陣の前に現れて、いくらコイズミを説得してもダメだったってことを長々と語ってたけど、実は、アレはすべてコイズミと綿密な打ち合わせをした大芝居だったって言うのだ。

あたしは、わざわざ空缶やチーズまで持って出て来るなんて、なんだか不自然だなって思ったけど、きっと、コイズミのヒドサを国民に伝えるために持って出て来たんだろうってことで納得してた。だけど、アレがぜんぶコイズミとの打ち合わせ通りの芝居だったなんて、どこまで国民をバカにすれば気が済むんだろう? あの時の森の話だと、1時間半に渡って、解散を回避するようにコイズミを説得したのに、コイズミは聞く耳持たずで、「殺されてもいい!オレが総理大臣だ!」って言い放ったってことだった。そして、森は、「あいつは変人以上だよ。」って言ってたけど、このセリフも、コイズミが考えて森に言わせたってんだから、もうお話にならない。

ようするに、コイズミは、変態仲間の森を使って、8日の参院本会議の2日前に、自分の郵政民営化法案に賛成しなかったら、ホントに解散しちゃうぞってことをアピールして、反旗をひるがえしそうな自民党員たちに、脅しをかけたってワケだ。ホントに、どこまでコソクな腹黒野郎なんだろう。

だいたい、今度の選挙にしたって、コイズミは「郵政民営化に賛成か反対か」ってことにスリ替えちゃって、バカな国民たちを騙そうとしてるけど、造反議員って言われてる人たちって、全員、郵政民営化には大賛成の人たちじゃん。郵政民営化に反対してるんじゃなくて、コイズミが自分ひとりで考えたデタラメな郵政民営化の「法案」に反対してるだけで、郵政民営化そのものには賛成してるじゃん。

こんなこと、誰でも知ってるだろうから、あたしが書くまでもないんだけど、万が一、知らない人がいると困るので、一応書いとくけど、郵政公社ってのは、「窓口サービス」「郵便」「郵便貯金」「簡易保険」の4つの機能があって、何とか赤字を出さないでうまくやってる。それは、「窓口サービス」と「郵便」は赤字を出してるけど、「郵便貯金」と「簡易保険」が黒字だから、赤字のぶんを黒字のほうからホテンして、それで何とかなってるワケだ。だから、今のままの形で、郵政公社そのものを民営化するんなら、赤字を出さずにやって行けるだろう。

だけど、コイズミの考えた郵政民営化の法案てのは、郵政公社を4つに分割して、4つの会社を作るって考えだ。だから、「郵便貯金」と「簡易保険」の会社は儲かるけど、「窓口サービス」と「郵便」の会社は赤字になる。だけど、別々の会社になるワケだから、黒字の会社が赤字の会社にホテンすることはできない。そのため、赤字になる「窓口サービス」と「郵便」の会社は、自力で赤字を減らすしかなく、そのためには、1日の利用者が数人しかいないような過疎地の郵便局をどんどん閉鎖して行くしかないワケだ。コイズミに洗脳されてる刺客たちは、口をそろえて「田舎の郵便局も絶対に無くなりません!」って大嘘をついてるけど、コイズミ自身が、「そりゃあ、民間に運営を任せるんですから、利益の出ない郵便局が無くなるってことだってあるでしょうね。」ってハッキリと言ってんだよ。

つまり、造反議員って言われてる人たちは、「郵政民営化には大賛成だけど、この、過疎地の人たちを無視したコイズミの法案には反対」って言ってるワケで、その上、「4年間をかけて色々と意見を出し合い、一番良い方法を考えましょう」って約束してたのに、自分の在任中にどうしても法案を可決させて、自分が郵政民営化のヒーローとして歴史に名前を残したいコイズミは、党内の約束ごとを破り、たった2年で、こんなデタラメな法案をひとりで決めちゃって、これをゴリ押ししたってワケだ。だから、全員が郵政民営化に賛成してる自民党の中からも、良識を持ち合わせてる議員たちが、8日の参院本会議で反対票を投じたのだ。

だいたいからして、民主党だって、基本的には、郵政民営化には賛成してるんだよ。だけど、造反議員たちと同じで、過疎地の人たちや弱者ばかりに痛みを押しつける「コイズミ法案」に反対してるってだけで、十分に議論を尽くして、すべての国民が納得するような法案ができれば、大賛成するって言ってんだよ。だから、約束はあと2年もあるんだから、それまでしっかりと議論して、より良い郵政民営化の法案を作ろうって言ってるのに、コイズミは、そんな意見には耳を貸さず、自分ひとりで考えたデタラメ法案を押し通し、参院で否決されたら、ヒラキ直って解散しちゃったってワケじゃん。

ニポンって、一応は民主主義だったと思うんだけど、こんなデタラメが何でまかり通るの? コイズミって、大統領じゃなくて総理大臣でしょ? ブッシュにシッポを振ってばかりいるうちに、自分のことを大統領だと思い込んじゃったのかな?

コイズミの考えた法案が、衆院で可決されて、参院で可決されて、それならOK。だけど、参院で否決されたら、ブチ切れて解散。これじゃあ、議会制民主主義じゃないじゃん。だいたい、それだったら、何のための二院制なの?衆院が行き過ぎないように監視するのが参院なワケだし、参院で否決されたってことは、あたしたち国民の代表が、コイズミの法案に「NO!」って言ったワケでしょ? これは、あくまでも、郵政民営化に「NO!」って言ったんじゃなくて、郵政民営化には賛成だけど、コイズミの考えた法案には「NO!」って言ってるワケなんだから、普通なら、ここで、もう一度議論をして、もっといい法案を考えて、再審議するのが議会制民主主義なのに‥‥。だけど、コイズミがやったことは、「オレの法案に反対するヤツは、全員、反逆者だ!」ってワメキ出して、あとは、皆さん、ご存知の通りの支離滅裂で傍若無人な焼肉定食ってワケだ。

‥‥そんなワケで、自民党やナンミョーホーレン党だけじゃなくて、民主党だって郵政民営化には賛成してるんだから、誰もが納得するちゃんとした法案を提出すれば、過半数どころか、8割、9割の賛成が得られるワケで、何の問題も無く可決される。それなのに、いつもの通りの弱者にばかり負担をかけ、金持ちや大企業だけが得をするデタラメな法案なんかをムリヤリに通そうとするから、民主党はおろか、自民党の内部からも反対票を投じる議員が出て来たってだけの話なのに、コイズミって、何でここまでバカなことを繰り返すんだろう?

つまり、今回の選挙は、「郵政民営化に賛成か反対か」じゃなくて、「郵政民営化のコイズミ法案に賛成か反対か」ってことなのに、ハデなパフォーマンスで、オツムのネジのゆるい人たちを騙すことだけは二ポンイチのコイズミは、問題の論点をスリ替えて、「郵政民営化に賛成か反対か」って言う大嘘で、またまたバカ国民たちを騙そうとしてる‥‥って言うか、すでに騙されちゃってるバカ国民もいるみたいだ。

コイズミが今までにやって来たことは、2度に渡る「介護保険料引き上げ」を始めとして、「老人医療費の改悪」「雇用保険料の引き上げ」「医療費サラリーマン窓口3割負担」「雇用保険の失業給付削減」「発泡酒・ワイン増税」「たばこ税増税」「生活保護老齢加算廃止」「所得税配偶者特別控除見直し」「消費税の免税点制度適用上限の引き下げ」「消費税の簡易課税制度の適用上限の引き下げ」「生活保護生活扶助基準額引き下げ」「所得税公的年金等控除の縮小」「老年者控除の廃止」「雇用保険料引き上げ」「厚生年金・共済年金保険料引き上げ」「住民税配偶者特別控除見直し」「住民税公的年金等控除の縮小」「国民年金保険料引き上げ」‥‥まだまだ、これはホンの一部だ。これらすべては、お年寄りや障害者、病人や低賃金労働者など、社会的弱者の負担を増やすもので、その反面、累進課税の緩和や金融所得への減税を推進して、金持ちや大企業ばかりを優遇する「経済改悪」をやり続けて来た。

これを見れば分かるように、所詮、コイズミ改革なんてのは、口先だけのペテンで、ようするに、1万人の貧乏人から1000円ずつ巻き上げて、それを自分たち10人で100万円ずつ山分けするって言う政策なのだ。だから、コイズミが総理大臣になってから、生活苦による自殺者の数が戦後最大になっちゃって、この4年で10万人を突破したのだ。今でも、毎日、50人以上の人が、生活苦から自殺している。単純計算すれば、30分に1人ずつ自殺してることになる。これが、コイズミ改革が生み出した現実なのだ。

今も続いてる北朝鮮の拉致問題もホッタラカシにして、毎年、何兆円も無駄づかいしてる社会保険庁の問題もホッタラカシにして、あと数年で完全に財源が無くなる年金問題もホッタラカシにして、黒字運営でぜんぜん急ぐ必要のない郵政民営化のことしか考えてないコイズミは、モノゴトの優先順位がまったく分かってない大バカ野郎だ。挙句の果てに、その郵政民営化にしたって、コイズミの考えたデタラメな法案が通っちゃったら、民営化で大失敗したスウェーデンの二の舞になって、大企業が何百通ってまとめて送る郵便は今よりも安くなるけど、あたしたちが送る1通、2通の郵便の料金は、2倍から3倍になっちゃうのだ。

‥‥そんなワケで、「郵政民営化に賛成か反対か」なんて言うコイズミの大嘘に騙されてる国民は、9月11日までに、真実は、「独裁者コイズミの弱者いじめの法案に賛成なのか、それとも、より良い郵政民営化法案を生み出すために議論し直すことに賛成なのか」ってことだって気づいて欲しい。なんせ、あの人間のクズは、森まで利用して国民を騙すための大芝居までやる男なんだから‥‥なんて思う今日この頃なのだ。

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2005.08.21

線香花火

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今日は、地元の花火大会だった。「二子玉川の花火大会」って言えば、何年か前までは、とっても大きなイベントで、地元だけじゃなく、色んなとこからたくさんの人が見に来て、帰りの時間には、駅が大パニックになった。地元の商店街は、とにかく大モリアガリで、酒屋さんの前には、氷を浮かべた大きなケースに缶ビールが山のように冷やしてあり、焼き鳥屋さんの前には、焼いたそばからパックに入れた焼き鳥が積まれ、他の色んなお店も、お弁当やお菓子や色んなものをお店の前に並べて売っていた。

居酒屋さんの前では、中に入り切れない人達が、ビールケースや板を並べてテーブルやイスを作り、花火が始まる1時間も2時間も前から、みんなガンガン飲んでた。女の子2人で、浴衣で商店街を歩くと、魚屋のおじさん、八百屋さんのお兄さん、薬局の若社長、色んな人たちが「飲んでけよ!」って声を掛けてくれて、あっちで1杯、こっちで1杯なんて感じで、すごく楽しかった。中には、花火が始まるころには、ベロベロに酔っぱらって道端で寝ちゃう人もいて、とにかくすごいイベントだった。

だけど、コイズミが総理大臣になって、お金持ちや大企業だけを優遇し、中小企業や個人商店にばかり負担を押しつける弱者イジメの政策を始めてからは、高島屋がどんどん大きくなる反面、地元の商店街のケーキ屋さんが潰れ、衣料品店が潰れ、居酒屋さんが潰れ、うなぎ屋さんが潰れ、何とか生き残った商店も、花火大会などのレクリエーションにはお金を出せなくなって来た。そして、2万発だった花火は、半分の1万発になり、6000発になり、ついに今年は中止になった。

二子玉川の花火大会は、多摩川をはさんで、東京都側の世田谷区の花火大会と、神奈川県側の川崎市の花火大会が、別々の日にあった。だけど、何年か前からは、それぞれの規模が小さくなって来たために、合同でやるようになった。それなのに、今日の花火大会は、ついに世田谷区のほうが中止になっちゃったので、川崎市のほうだけで6000発揚げただけだった。だから、すごく寂しかったし、アッと言う間に終わっちゃった今日この頃、皆さん、この夏は花火を楽しみましたか?


‥‥そんなワケで、今日は、あたしのマンションの屋上で、母さんと一緒に花火を見た。花火大会は、一応、夜の7時から8時までの1時間てことになってるんだけど、実質的には、普通の花火大会みたいにバンバン打ち揚げてたら、30分もしないで終わっちゃう数の花火で、それを1時間掛けてやるワケだから、ドンと打ち揚げてパンとひらいたら、しばらくシーンとしてて、それから次のが、ドン、パン、シーン‥‥ドン、パン、シーン‥‥って感じだ。だから、すごく退屈だし、ウッカリしてると見逃しちゃう。最後だけは、他の花火大会と同じように、何発も連続でパンパンパンパンパンパーンってやったんだけど、それもイマイチ小規模で、「え?もう終わり?」って感じだった。母さんも、「ずいぶん寂しい花火大会になっちゃったね〜」って言ってた。

でも、あたしには、ちょっとした作戦があった。それは、花火大会が終わったら、母さんと線香花火をやろうと思って、コッソリと用意してたのだ。母さんは、線香花火が大好きで、あたしも大好きなんだけど、もう何年も、一緒にやったことはなかった。それで、一緒にやろうと思って、買っておいたのだ。あたしが、「母さん、これ、一緒にやろう!」って言って線香花火を出すと、母さんは、「あら、まあ!」って言って、喜んでくれた。そして、マンションの屋上の隅っこのほうの風が来ないとこで、2人でしゃがんで、線香花火に火をつけた。子供のころの線香花火は、すごく細かくてきれいな日本製だったけど、今のはザツな中国製で、あんまり情緒がない。だけど、母さんと2人で向かい合ってやってると、子供のころに戻ったような気持ちになって来る。

あたしが小学校5年生の時に、任天堂のファミコンが発売された。もちろん、子供には買えるような値段じゃなかったし、たとえ、お金を持ってたとしても、品不足で何ヶ月待ちとか、やっと入荷しても、欲しくないソフトとの抱き合わせ商法とかで、なかなか手に入らない状態だった。だけど、クラスでは何人かが買ってもらってて、ファミコンを持ってる子は、それだけで人気者だった。それで、6年生になったころには、クラスの3分の1くらいの子がファミコンを持ってるような状態になって、あたしの仲良しグループの中にも、持ってる子が2人もいた。

それで、学校が終わると、そのどっちかの子の家に遊びに行って、やらせてもらったりしてた。まだ、「スーパーマリオ」が出る前で、最初の「マリオブラザーズ」とかの時代で、あたしは、「ドンキーコングJR」と「テニス」が好きだった。それから、「スーパーマリオ」が発売になって、ものすごい大ブームになって、ファミコンを持ってる子の数もどんどん増えて来た。休み時間には、ファミコンを持ってる子たちは、「どこそこの階段でカメを踏んで無限アップする」とか、そんな話しをしてて、あたしは、すごくうらやましかった。

そして、6年生の2学期の半ばを過ぎたころ、母さんが、「きみこ、今年のお誕生日は、何か欲しいものはあるの?」って聞いて来た。あたしのお誕生日は11月なので、毎年、クリスマスと合体させて、母さんは、ちょっと値段の高いものを買ってくれてた。あたしにとっては、「お誕生日+クリスマス」ってのは、1年で1度だけ、自分のほうからリクエストしたものを買ってもらえる時だった。だけど、それまでは、リカちゃんとか、ネコのぬいぐるみとかを買ってもらってたので、子供ながらに、ソフトと合わせたら2万円以上もするファミコンなんか、とても欲しいなんて言い出せなかった。

それで、欲しいものがあるのに、言い出せないあたしの気持ちを見透かしたのか、母さんは、「何でも言っていいんだよ」って言ってくれた。それで、あたしは、「すごく高いんだけど、ファミコンとスーパーマリオが欲しいの。クラスの子はみんな持ってるの。」って言ってしまった。ホントは、クラスで持ってる子は半分以下なのに、あたしは、高いものをリクエストする心苦しさから、つい、変な嘘をついてしまった。でも、母さんは、「ファミコンとスーパーマリオだね?分かったよ。」って言ってくれた。あたしは、天にも昇るほど嬉しくて、お誕生日までは、まだ1ヶ月以上もあるのに、次の日には学校で、仲良しみんなに、「ファミコンを買ってもらえる」ってことをしゃべりまくった。次の日も、次の日も‥‥。

だから、お誕生日が近づいて来ると、お友達のほうから、「きーちゃん、もうじきだね!」なんて言ってくれて、あたしも、「うん!」なんて答えてた。だけど、あたしのお誕生日が近づいて来ると、母さんの様子がおかしくなって来て、何だか元気がない。「母さん、どうしたの?」って聞いても、「何でもないよ。」って言うんだけど、いつもより会話が少なくて、元気がない。

お誕生日の前の晩、あたしは、この家のどこかに、あたしのファミコンとスーパーマリオが隠してあって、あたしが寝てる間に、母さんがマクラモトに置いてくれるんだ‥‥明日の朝、目が覚めると、ファミコンとスーパーマリオが置いてあるんだ‥‥って思うと、コーフンしてなかなか眠れなかった。母さんが元気ないのは心配だったけど、嬉しい気持ちのほうが大きくて、遠足の前の晩よりもコーフンしてた。

‥‥だけど、次の朝、目が覚めたあたしが見たものは、フクロ状のラッピングにリボンが結んであるプレゼントで、手で持ってみたら軽くて、明らかにファミコンじゃないことは開けなくても分かった。あたしは、キツネにつままれたみたいな気分でリボンを解き、中を見た。中には、30cmくらいのスヌーピーのぬいぐるみと、手作りのカードが入ってた。カードを開くと、「きみこ、お誕生日おめでとう! 約束のものじゃなくて、ごめんね。来年は必ずプレゼントするから、本当にごめんね。」って書いてあった。

ふと気がつくと、台所からトントンと包丁の音が聞こえてたので、あたしは、そのプレゼントのフクロを持って台所へ行き、母さんに、すごくヒドイことを言ってしまった。そして、そのプレゼントを投げつけてしまった。この時の気持ちは、今でもうまく説明できないんだけど、あたしの頭の中は、ファミコンを買ってもらえなかった悲しみよりも、「クラスのお友達に何て言おう」ってことでいっぱいで、あたしはお布団にもぐって、大泣きした。

すぐに母さんが飛んで来て、お布団の上からあたしを抱きしめて、「ごめんね‥‥ごめんね‥‥」って謝るんだけど、あたしはおさまらなかった。自分で言うのもナンだけど、あたしは、何よりも母さんが好きで、母さんが大切で、この時まで、こんなワガママを言ったことはなかった。欲しいものがあっても、自分からは言わなかったし、クラスで流行ってて、みんなが持ってるものでも、欲しがったりしなかった。だけど、自分では分かってやってたつもりだったんだけど、ホントは、すごくガマンしてて、それがずっと溜まってて、今までのガマンがぜんぶまとめて爆発しちゃったみたいで、あたしは、ずっと泣き続けた。

でも、学校を休むワケには行かず、あたしは、母さんに諭されて、泣きはらした真っ赤な目で、学校に行った。下を向いたままトボトボと歩いて行くと、いつもの駐車場の角のとこに、仲良しの2人が待ってて、あたしを見つけるなり、「おはよう!きーちゃん、ファミコンは?」って聞いて来た。あたしは、何も言えずに、下を向いていた。そして、あたしの真っ赤な目を見て、2人は、「どうしたの?」って言った。

この日は、ホントに長い1日だった。あたしは、色んなお友達からファミコンのことを聞かれ、何も言えずに下を向いてるあたしに代わって、何となく状況を察してる2人のお友達が、「そのことには触れないように」って感じのことを伝えてくれてた。あたしは、ホントに、すぐにでも走って帰りたい気持ちで、「その場にいたたまれない」って言う感情を初めて経験した。

そのお友達2人は、あたしのことを心配して、いつもは駐車場の角のとこで別れるのに、この日は、あたしのお家の前までついて来てくれた。でも、あたしは、少しでも早くひとりになりたくて、せっかく送って来てくれたのに、ロクにお礼も言わずに、お家に飛び込んだ。母さんは、まだお仕事で、帰って来るのは、暗くなってからだ。あたしの勉強机の上には、スヌーピーとカードがきちんと置いてあった。そして、その横にメモがあって、「タナにカブキアゲがあるからね」って書いてあった。

ここで、あたしは初めて、母さんにヒドイことを言ってしまったこと、スヌーピーを投げつけてしまったことを後悔した。何だか、色んな感情がゴチャマゼになって、また、涙が止まらなくなった。さんざん泣いて、もう涙が出なくなるほど泣いて、泣くことに疲れ果てたら、少し気持ちが落ち着いて来た。そしたら、今度は、ムショウに母さんに会いたくなった。1分1秒でも早く母さんに会って、「ごめんなさい」って言いたかった。

でも、母さんは、いつもの時間になっても、帰って来なかった。あたしは、すごく心配になって、何度も何度も時計を見た。そして、あたしの不安が限界になりそうになった時、玄関が開く音がして、「ただいま〜!」って言う母さんの声が聞こえた。あたしは、玄関まで走って行き、母さんの胸に飛び込んで、泣きながら、何度も「ごめんなさい」って謝った。母さんは、何も言わずに抱きしめてくれて、頭を撫でてくれた。

そして、ちょっと遅い晩ご飯を食べるころには、昨日までと何も変わらない、母さんとあたしに戻ってた。ご飯を食べ終わって、あたしが食器を流しへ運び終わると、母さんが、「きみこ、これ、一緒にやろう!」って言って、バッグから線香花火を取り出した。あとから分かったんだけど、母さんは、線香花火を買うために、近くのお店に行ったんだけど、もう閉まってて、それで、遅い時間まで開いてるちょっと遠いお店まで行ったので、帰りが遅くなったそうだ。

線香花火って言っても、きれいな紙がコヨリみたいになってるヤツじゃなくて、細い竹の串みたいなのの先っぽに、マッチみたいに火薬がついてるヤツだ。でも、今の線香花火と違って、パチパチと弾ける火花がすごく細かくて、だんだんに柳みたいに変化してって、最後に丸いカタマリから、パチッ‥‥パチパチッ‥‥って余韻の火花が出る、昔の美しいヤツだ。母さんとあたしは、玄関の前にしゃがんで、季節はずれの線香花火に火をつけた。そして、いつものように、どっちが最後まで燃え続けるか、競争した。何度も、何度も、線香花火が無くなるまで‥‥。

‥‥そんなワケで、マンションの屋上の隅っこで、パチパチと燃え続けてた2つの線香花火の火は、その光の中に、懐かしくて、切なくて、鼻の奥がツンとするような思い出を浮かび上がらせてくれた。だけど、このことは、あたしが思い出しただけで、母さんには話してない。だから、母さんも思い出したのかも知れないし、忘れてるのかも知れない。ただ、線香花火が終わって、あたしのお部屋で一緒に晩ご飯を食べてた時に、母さんは、あたしのドレッサーの隣りの棚に置いてある、ずいぶんくたびれたスヌーピーのぬいぐるみをチラッと見たような気がする今日この頃なのだ‥‥。

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2005.08.20

恭子の頃

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深田恭子ちゃんが大好きなあたしとしては、深田恭子ちゃんが出てるなら、つまらなそうなドラマでも、たまに見たりする。でも、ちょっと前にやってた、テレビ朝日の「富豪刑事」は、一度も見れないまま終わっちゃった。で、今やってるTBSの「幸せになりたい!」は、何とか見ようと思って、録画をしてた。だけど、最初の第1話と、第3話か第4話のどっちかは録画できたんだけど、それ以外は録画もできなかったし、もちろん、放送を見る時間もなかった。

それで、ゆうべの放送をやっと見ることができたんだけど、サスガに、もう第6話だったから、ストーリーが‥‥って言うか、それぞれの出演者の立場とか状況とか関係とかが、まったく分からなかった。でも、あたしの場合は、ストーリーが分からなくても、可愛い深田恭子ちゃんが見られればそれでいいんだけど、今回のドラマは、なんだか変な服装で、ちっとも可愛くない。ジャスコの衣料品売り場で売ってそうな、アンガールズの大きいほうが着てそうなシャツを着てて、テレビ局のアシスタントプロデューサーの役だってのに、ぜんぜんオシャレじゃない。

それで、録画してあった第1話を見てみることにしたんだけど、そしたら、深田恭子ちゃんは女子高生って設定で、イキナリ、セーラー服で登場しちゃって、いくらなんでも、ちょっと無理がありすぎだった。「ビーバップハイスクール」で、フットボールアワーの変な顔のほうの人が高校生の役をやってるのに比べたら、多少はマシだけど、もう22才なのに、女子高生役は無いだろうって思った恭子‥‥じゃなくて、今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?(笑)


‥‥そんなワケで、あたしは、「幸せになりたい!」の第1話を見て、やっと理解できた。深田恭子ちゃんは、ものすごい貧乏な家の子で、お父さんがヤバイとこから借金したまま死んじゃって、お母さんは病気で、弟が2人いて、高校にも通えなくなり、それで、学校を辞めて、お父さんの残した借金を返済するためと、お母さんの入院費を作るためと、弟たちを食べさせるために、働くことになったのだ。だから、とてもオシャレなんかできる状況じゃなくて、変なファッションをしてたのだ。やっぱりドラマって、たいていは第1話で色んな説明をするから、とにかく第1話を見なかったら、何にも分かんないよね。

それで、同じVに、もう1話録画してあったので、それも続けて見てみたら、何とかストーリーが見えて来た。だけど、たった3話ぶんを見ただけなんだけど、細かい部分に、首を傾げるようなことが色々と出て来て、「ずいぶんいい加減に作られてるドラマだな〜」って感じた。

たとえば、これを言っちゃったら、このドラマの根本否定になっちゃうんだけど、お父さんが借金をして亡くなったのなら、家庭裁判所に「相続放棄」の手続きをすれば、遺族は1円も払う義務は無くなる。これは、該当者が亡くなった日から、3ヶ月以内に手続きをすればOKだ。だから、サラ金やヤミ金は、お金を貸してた相手の死亡を知った場合には、普通は、わざと3ヶ月間は遺族には請求しない。つまり、遺族に「相続放棄」の手続きをされないように、故人に借金があったことは知らせないのだ。そして、3ヶ月が過ぎてから、初めて、おっかない人たちが取り立てに行くのだ。

だけど、このドラマでは、自宅にも、お父さんのお葬式の場にも、ヤクザとチンピラの2人組の借金取りが来る。そして、お父さんと交わした借用書を深田恭子ちゃんに見せて、お香典をみんな持ってっちゃう。だから、お父さんが亡くなった時点で、借金があったことは分かってるワケだ。つまり、家裁で手続きできる時間は、タップリと3ヶ月間もあるのだ。それで、このお葬式の場には、先輩役の谷原章介がいて、一部始終を見てるワケだし、それから色々とあって、深田恭子ちゃんは、谷原章介の働くテレビ局へ行き、最終的にはドラマ班のプロデューサー役の松下由樹の下でアシスタントプロデューサーとして働くことになるんだけど、松下由樹も、深田恭子ちゃんの事情をすべて知ってる。

それなのに、谷原章介も松下由樹も、深田恭子ちゃんの事情を知りながら、借金返済のためのお仕事の世話はするけど、「相続放棄」のような、法律的なアドバイスはいっさいしない。仮に、「相続放棄」を知らなかったとしても、まずは法律的に何か助ける手段はないかって考えるのが普通だし、インターネットで調べれば、「相続放棄」って手段があることは、すぐに分かるはずだ。

だから、もしかしたら、あたしの見てない第2話とかに、この矛盾に対するフォローがあったのかも知れない。たとえば、誰かから「相続放棄」って方法があることを教えられたのにも関わらず、深田恭子ちゃんは、「あたしはそんなことはしたくありません!お父さんの借りたものは、あたしがちゃんと返します!」なんてシーンがあったのかも知れない。そしたら、あたしの言ってることはアホみたいになっちゃうけど、でも、それにしたって、17才(って設定)の女の子が、突然、何百万円もの借金の肩代わりをさせられて、法律的にそれを回避する手段があるのにも関わらず、あえて「私が返します!」なんてのも、ソートー無理のある話だ。

‥‥そんなワケで、根本否定はこれくらいにして、あとは細かい部分なんだけど、深田恭子ちゃんの家は、お父さんが借金を残して亡くなったから貧乏になったんじゃなくて、もともと貧乏だって設定だ。お父さんは、家族を残して蒸発しちゃってて、体の弱いお母さんのわずかなパート代だけで生活してた。川沿いにある崩れそうな狭い家で、築40〜50年って感じだ。破れたフスマにはシールとかが貼ってあって、丸くてボロボロのちゃぶ台は、星一徹がひっくり返したら、一発でバラバラになっちゃうような古さだ。

そして、深田恭子ちゃんは、3匹のメザシを焼き、お母さんと弟2人に1匹ずつ出して、自分はガマンする。それを見た上の弟が、「姉ちゃん、オレのを食べなよ。」って言うと、深田恭子ちゃんは、「あたしはいいの。タケシが食べな。」なんて言う。すると、弟は、「だって姉ちゃん、昨日も食べてないじゃん‥‥」って言う。その弟の言葉に、深田恭子ちゃんは、黙って微笑みながら、弟の頭を撫でてあげる。

他にも、お母さんが入院して、お米も無くなり、お金も無くなった時に、夜、下の弟が、お腹が空いたとダダをこねるシーンがある。困り果てた深田恭子ちゃんが、あちこち探すと、お父さんのお葬式の時の葬式まんじゅうが1個見つかる。そして、「これを食べな。」って言って、弟に渡す。弟の顔はパッと明るくなり、おまんじゅうにかぶりつきそうになるんだけど、そこで一瞬のマがあって、おまんじゅうを2つに割り、半分を深田恭子ちゃんに差し出す。何日も食べてなかった深田恭子ちゃんは、涙をこらえながら、「美味しいね‥‥美味しいね‥‥」って言いながら、2人で食べる‥‥って、ここまででも十分にキテるのに、さらに、フスマの向こうでは、上の弟が、空腹をこらえながら布団にもぐってて、2人の会話を聞いて、「あ、お姉ちゃんが食べてくれた」って思って、嬉しそうな顔をするって言う、トドメの一発までが繰り出される。

あたしの文章じゃ、あんまり伝わらないと思うし、この流れだけ読むと、アホみたいな感じもするかも知れないけど、何しろ、深田恭子ちゃんの演技力は天才的だから、恥ずかしながら、あたしは、このシーンで泣いた。何だか、自分の一番苦しかった時のこととかがオーバーラップしちゃったのと、深田恭子ちゃんがいじらしいのとで、涙が止まらなくなった。

それなのに、嗚呼それなのに、それなのに‥‥って、久しぶりに五七五調で嘆いちゃうけど、これほど貧乏で、これほど苦しい生活をしてるって言う設定なのに、上の弟が、ナナナナナント! 「デブ」なのだ! ドラマやマンガに出て来る貧乏な家の子にアリガチな、白いランニングシャツの汚れたのを着てて、いかにも「貧乏です」ってカッコをしてるのに、ポチャポチャと太ってて、ホッペなんかパンパンで、ぜんぜん貧乏に見えない。お腹が空いてる演技をしてても、「貧乏で食べ物がなくて、お腹が空いてる」って言うよりも、「何でもガツガツと食べるデブが、さっき食べたばかりなのに、またお腹が空いたってワガママを言ってる」ってふうにしか見えないのだ。

‥‥そんなワケで、色んな矛盾を乗り越えて、松下由樹の下で働くことになった深田恭子ちゃんは、ある日、松下由樹が担当するドラマの原作を決めるために、同じ作家の本を図書館に借りに行く。そして、山のように本を抱えて、松下由樹のマンションにやって来る。実際の現場なら、すべての本を書店で買って、領収書を制作に回すだけの話なんだけど、お金の掛からない「図書館で借りて来た」ってことで、「貧乏なのに一生懸命な女の子」ってのを表現したかったんだと思う。

だけど、いつも図書館を利用してるあたしから見たら、20冊以上もの本を「図書館で借りて来た」ってのは、あまりにも無理がある。図書館てのは、何冊でも借りられるワケじゃなくて、地域によって多少の違いはあると思うけど、あたしが利用してる世田谷区の図書館の場合なら、一度に借りられるのは5冊までだ。そして、世田谷区の中には15の図書館があるけど、すべて図書カードが共通してるので、あっちで5冊借りて、こっちでも5冊借りるってことはできない。つまり、今、借りてる5冊を返さない限り、次の5冊は借りられないのだ。

だから、20冊の本を借りるためには、管轄の違う4つ区で図書カードを作り、4つの区の図書館を回らなくちゃならない。だけど、図書カードを作るためには、その区の住民であることを証明するものが必要だから、実際にはこんなことはできないし、誰かから図書カードを借りたとしたって、所持金がほとんど無い深田恭子ちゃんが、バスや電車を使わずに4つの区の図書館を回ることなんてできない。

‥‥そんなワケで、このネタだけで、良くもここまで引っぱれたなって自分でも感心しちゃうけど、このドラマを見たオカゲで、図書館から借りたままになってた本のことを思い出したあたしは、とっくに読み終わってた本に挟んであるレシートみたいなのを見てみたら、なんと、返却日が今日だった! そして、あと数分で、日付けが変わっちゃう。もちろん、夜中だから図書館は閉まってるし、多少オーバーしても謝れば大丈夫だし、あたしが借りてたのは、他に誰も借りないような「森鴎外全集」なんだけど、自分の気持ちとして、どうしても今日中に返したかったので、ネグリジェの上にジャージを着て、真夜中にスクーターに乗って、図書館の夜間返却ポストまで返しに行って来た今日この頃なのだ(笑)

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2005.08.19

京大俳句事件

kyo-1 昭和12年(1937年)の7月7日の夜、中国、北京の郊外にある蘆溝橋(ろこうきょう)で、ニポンの駐屯軍第1部隊と、中国第29師団とが衝突した。いわゆる、「蘆溝橋事件」ってヤツだ。それで、一度は現地協定が成立して、事件は解決したかに見えたんだけど、その後のニポン軍のあまりにもヒドイ態度が原因で、全面戦争へと発展しちゃった。そして、日華事変、北支事変、支那事変って名前を変えながら、戦争はどんどんエスカレートして行き、ついに、昭和16年(1941年)の12月、太平洋戦争へと突入しちゃった。

 

「イチキューヨンイチ」って言えば、ブルースブラザーズのカタワレで、コカインのやりすぎで死んじゃったジョン・ベルーシが出てた映画、「1941」もあるし、プレステのソフトでも「大戦略1941」とかもあるし、MAXファンのあたし的には「TORA TORA TORA」ってワケで、どうしても「真珠湾攻撃」のイメージが強くて、ニポン対アメリカって感じが先行しちゃう。もうちょっと詳しく言うと、ニポン、ドイツ、イタリアの資本主義の洗脳チームと、アメリカ、イギリス、フランス、ソ連、中国の連合国チームとの戦争なんだけど、ニポンとしては、1941年よりもずっと前から、中国と戦争してたワケだ。

 

‥‥なんて書いたところで、戦争に関するあたしの知識なんて、中学の教科書で習った程度なので、戦争マニア、軍事マニア、自衛隊マニアの人たちの専門的な知識には、かなうワケがない。それに、最近の「反中ブーム」で、過去の戦争に興味を持って色々と勉強してる人も多いだろうから、平和主義者のあたしとしては、出るマクは無い。だから、戦争に関する難しいことは、ネット上にウヨウヨと氾濫してる無責任なニワカ専門家たちに任せとくとして、あたしは、あたしの視点から、戦時下のニポンについて書いてみようと思う今日この頃、皆さん、戦争はお好きですか?

 

 

‥‥そんなワケで、昭和初期のニポンは、完全な軍事国家で、天皇陛下は神様だし、国民の思想や言論は弾圧されてるし、ヘタなことを言ったらそれだけで逮捕されちゃうような、北朝鮮みたいなファッキンな国だった。オマケに、警察も、今みたいにワイロでどうにでもなるようなユルユルの警察じゃなくて、特別高等警察、略して「トッコー」って呼ばれた洗脳軍人みたいなのがいて、何も悪いことをしてなくても、「目つきが悪い」とか「態度が怪しい」って言うだけで一般市民を逮捕して、恐ろしい拷問を繰り返してた。ホントに、北朝鮮と同じだね。

 

もちろん、俳句の世界にも、今じゃ考えられないような言論弾圧が日常チャーハンで、ギャグかと思われるようなことが当たり前に行なわれてた。たとえば、俳句には季語が必要だけど、国が、使っていい季語と悪い季語を決めてて、使っちゃダメな季語で俳句を詠むと、それだけで逮捕されて拷問されたのだ。一例をあげると、冬の季語で「枯菊(かれぎく)」ってのがあるんだけど、これは、戦争中は使っちゃいけない季語だったのだ。その理由が、「菊」は天皇陛下を表わすから、その菊が枯れているとはケシカラン!ってことなんだって。アホか?

 

今から何年か前に、イスラム諸国に輸出してた三菱パジェロのタイヤのミゾのデザインが、偶然、アラビア文字の「アラー」って文字に似てたからって、イスラム教の人たちが、「神様の名前で地面を走るとはナニゴトだ!」って騒ぎ出して、結局、すべてのタイヤをタダで交換させられたって言うオレオレ詐欺みたいな出来事があったけど、アホらしさのレベルとしては、この「枯菊」も同じだろう。

 

咲いている花しか「美しい」と感じない鈍感なアングロサクソンと違って、ニポン人には、散りゆく花や枯れた花にも「美しさ」を見出す感性があるワケで、この、はかなさや切なさと表裏一体になった「美しさ」こそが、ニポン独特のワビやサビの心なのだ。だから、枯れた菊には、きれいに咲いている菊とは違った美しさがあるワケで、この感性こそが、ニポン人のニポン人たるユエンなのだ。それなのに、天皇陛下がどうのなんて言うくだらない理由で、ニポン固有の美意識を否定するなんて、こう言うデタラメを強要する国家こそが、ニポンを冒涜してる愚か者なのだ。「枯菊」の美しさも分かんないようなニブイ野郎が、ニポンや天皇陛下を語るな!

 

だけど、こんな当たり前の理屈も、戦時下って言う異常な状況だと、まったく通用しない。さらに、警察官や軍人になるようなヤツラなんか、もともと偏った思想に洗脳されてる単細胞生物ばかりだから、文学の「ブ」の字も分からない。そして、こう言ったヤツラってのは、自分の理解を超えたものに対しては、とてつもない恐怖を感じる。で、自分の理解を超えたものに対しては、とにかく何でもカタッパシから逮捕して、拷問して、反体制の危険分子に仕立て上げなきゃ安心できない小心者ばかりなのだ。

 

‥‥そんなワケで、昭和初期は、それまでの、五七五の定型に季語を入れた「伝統俳句」に対して、疑問を持つ俳人たちが出て来て、あえて季語を使わなかったり、抽象的な表現をする「新興俳句」が盛んになって来た時期だ。そして、意味の分かりやすい伝統俳句と比べると、新しい言い回しや実験的な表現を多用する新興俳句は、意味の分かりずらいものがたくさんあった。たとえれば、伝統俳句が写生画で、新興俳句が抽象画ってワケだ。実際に、例句をひいたほうが分かりやすいと思うので、伝統俳句の高濱虚子(きょし)の句と、新興俳句の富澤赤黄男(かきお)の句を並べてみる。

 

 

 遠山に日の当りたる枯野かな  虚子

 

 蝶墜ちて大音響の結氷期  赤黄男

 

 

虚子の句は、誰にでも意味が通じると思うけど、赤黄男の句は、良く分からないと思う。ようするに、見たものを見たままに写生した虚子の句は、誰にでも同じような景色が見えて来るけど、抽象的な表現を取り入れた赤黄男の句は、漠然としたイメージしか伝わって来ないし、読み手ひとりひとりの感覚によって、見えて来る景色が様々なのだ。

 

だから、高濱虚子を中心にして、分かりやすい伝統俳句を実践してた俳句結社、「ホトトギス」は良かったんだけど、難解な新興俳句を実践してた「京大俳句」は、警察に目をつけられちゃったのだ。別に、反体制的なことなんかぜんぜん書いてないし、ただ純粋に文芸としての俳句を熱心に勉強してただけなのに、難解な新興俳句の数々は、頭の悪い軍国主義者たちには、何か恐ろしい呪文のように感じられたのだろう。つまりは、オツムの足りないトッコーどもは、自分たちに理解できないものは、ナンでもカンでもカタッパシから、とりあえずビール‥‥じゃなくて、とりあえず弾圧ってノリになっちゃったのだ。

 

そして、昭和15年の2月15日に、トッコーのアホどもは、「京大俳句」の幹部の8人、京都の井上白文地、中村三山、宮崎戎人、中村春雄、辻祐三、神戸の平畑静塔、波止影夫、東京の仁智栄坊をいっせいに不当逮捕したのだ。これが、俳句史上、最大で最悪の言論弾圧事件、「京大俳句事件」の始まりだった。そして、第2次の検挙で、東京の石橋辰之助、杉村聖林子、三谷昭、渡辺白泉、大阪の和田辺水楼、淡路の堀内薫が不当逮捕され、第3次の検挙で、西東三鬼が不当逮捕され、第4次の検挙で、島田青峰、東京三(秋元不死男)、古家榧夫、藤田初巳、中台春嶺、小西兼尾、細谷源二、林三郎、平沢英一郎、栗林一石路、橋本夢道、横山林二、神代藤平が不当逮捕された。

 

この、洗脳警察によるデタラメな逮捕は、どんどんエスカレートして行き、第4次の検挙になるころには、もはや「京大俳句」のみならず、どこの俳句結社に所属していようとも、ちょっとでもおかしな俳句を詠んでいる俳人がいれば、すぐに「赤い俳人」と言うレッテルを貼り、カタッパシから逮捕したのだ。ここで、「洗脳警察」って言う言葉を見て、すぐに「頭脳警察」を思い浮かべちゃった人たちは、もしも今が昭和15年だったら、それだけの理由で逮捕されちゃっただろう(笑)

 

この、正気とは思えないトッコーどもの呆れ果てた魔女狩りによって、何の罪もない俳人たちが不当逮捕され、ノミやシラミだらけのブタ箱に1年も2年も留置され、連日、取調べと言う名の拷問を受け続けた。有名な秋元不死男は、当時は「東 京三」って俳号だったんだけど、たとえば、こんな句がある。

 

 

 冬空をふりかぶり鉄を打つ男  京三

 

 

この句に対して、トッコーのアホは、「鉄と言うのは資本主義のことで、プロレタリアがそれを叩き潰すと言う意味なんだろう?」ってナンクセをつけて、何日も何日も京三を詰問したのだ。こんなデタラメがまかり通るんなら、すべての俳句は、ぜんぶダメじゃん。たとえば、松尾芭蕉の「古池や蛙飛びこむ水の音」だって、「民衆たちを扇動して、資本主義と言う古い池に飛びこんで引っ掻きまわそうとするクーデターの句だ!」ってことになっちゃうし、正岡子規の「柿食へば鐘が鳴るなり法隆寺」だって、「赤い柿を食べれば鐘が鳴るって言うのは、共産主義バンザイの句だ!」ってことになっちゃう。

 

もっとヒドイのは、平沢英一郎、栗林一石路、橋本夢道たち、「自由律俳句」をやってた俳人たちだ。自由律俳句って言うのは、五七五で17音て言う俳句の定型にこだわらずに、たった4音でもいいし、30音でもいいし、自由な音律で詠む新興俳句のひとつだ。俳句に興味の無い人でも、種田山頭火や尾崎放哉の名前くらいは知ってるだろう。で、彼らの逮捕理由なんだけど、これがビックル飲みまくりで、なんと、「自由律俳句の『自由』とは、もっとも危険な思想である!」ってんだから、開いた口からエクトプラズムが出て来て幽体離脱しちゃった上に、つのだじろうが恐怖新聞と聖教新聞と報知新聞をマトメて配達に来ちゃうよ、まったく(笑)

 

俳句作品の内容は何も関係なくて、ただ単に、「自由」って名前がついた文芸をやってただけで逮捕されちゃうんなら、自由が丘に住んでるだけでも逮捕されちゃうし、自由形で泳いだだけでも逮捕されちゃうよ。こんなメチャクチャな理由で、何の罪も無い人たちを逮捕して、1年も2年も不潔なブタ箱に閉じ込めた上に、純粋な文芸活動を弾圧しただけでなく、人間としての尊厳を踏みにじり、人生をメチャクチャにするなんて、北朝鮮と同じって言うか、北朝鮮以下じゃん。

 

‥‥そんなワケで、最近のコイズミの狂気とも思える独裁っぷりや、完全にコイズミの「喜び組」になっちゃってる小池百合子環境破壊大臣の洗脳っぷりを見てると、昭和初期のファッキンな軍国主義を再現してるようで、セスジがゾッとする。ちなみに、何で「セスジ」ってカタカナで書いたのかって言うと、漢字で「背筋」って書くと、「ハイキン」って読む人がいそうだと思ったからだ‥‥なんて細かいとこにも気配りしつつ、何でも自由に発言できる今のニポンがある限り、「きっこの日記」は続いて行くし、もしも、人権擁護とは名ばかりの「言論弾圧法案」が施行されちゃって、ホントに昭和初期の軍国主義が再来しちゃったら、「きっこの日記」は「きっこのメルマガ」に移行して、もっと過激なことをすべて実名で書いて行こうと思う今日この頃なのだ(笑)

 

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2005.08.18

良いライオン悪いライオン

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今日、「マダガスカル」を観て来た。今日は、たまたま電車で打ち合わせに行ってて、青山のモデル事務所を出たのが夕方の6時すぎで、フィッターの子と一緒に渋谷まで戻ったんだけど、そこで突然、「今日は水曜日だ!」ってことに気づいた。渋谷東急は、毎週水曜日がレディースデーで、1000円で映画が観られるのだ。あちこちに打診すれば、たぶんどっかからタダ券がもらえたと思うんだけど、なかなか時間も取れないので、このチャンスに観ようと思って、フィッターの子に言ってみた。そしたら、その子も「マダガスカル」を観たかったって言うので、一緒に観ることにした。

それで、渋谷東急に行ってみたら、朝から夕方までがニポン語の吹き替え版で、最後の1回だけが字幕だってことが分かった。最後の1回ってのは、夜の7時からで、つまり、あたしたちが映画館に着いた時点で、これから始まる回だ。あたしは、吹き替え版も見てみたかったんだけど、吹き替え版は、どうせそのうちテレビでやりそうだから、字幕のほうがいいかってことになって、フィッターの子も字幕でいいよって言うので、観ることにした。とにかく、昨日来た女性も、明日来る女性も、今日来た男性も、みんな1800円だけど、今日来た女性だけは1000円なんだから、観るっきゃない。

映画館は、すごく混んでて、完全入れ替え制になってた。それで、あたしたちが着いた時には、すでに列ができてたんだけど、夜だし字幕の回なので、ほとんどがカップルか女性同士で、子供はいなかった。ここで、あたしは、ハッと気づいたんだけど、子供の多い映画って、ギャーギャー泣く子とか騒ぐ子がいるから、字幕の回で良かったって思った。それで、感想としては、すっっっっっごく良かった! ホントは色々と書きたいし、この「マダガスカル」の話だけで、タップリと1日ぶんの日記が書けちゃうんだけど、これから観る人もたくさんいるだろうから、書きたくても書くことができない今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?(笑)


‥‥そんなワケで、ネタバレにならない範囲で書くと、とにかくCGがすごくて、それぞれのキャラの動きや表情は当たり前として、すべての映像が、なめらかで美しくて、ビックル飲みマクリマクリスティーだった。もちろん、それだけじゃなくて、ストーリーも良かったし、笑えるツボも満載だし、最後はすごく感動したし、観終わったあとの満足感が素晴らしかった。子供だけじゃなく、大人も絶対に楽しめるから、お金と時間に余裕のある人は、ぜひ観たほうがいいと思う。

素晴らしい映画を鑑賞したあとに、現実の世界に目を向けると、なんだか、どの政党も、国民のことなんか完全に無視して、どいつもこいつも票のことしか考えてない茶番劇が繰り広げられてて、このギャップに呆れ返る。このドサクサに紛れて、鈴木宗男だの辻本清美だの中西一善だのの犯罪者までが平然とシャシャリ出て来ちゃったし、ワケの分かんない料理研究家のオバサンまで出て来ちゃって、「料理も政治も同じです!」なんてトンチンカンなこと言ってるし、挙句の果てには、自分の本の中で、「ちょっと頭のいい人は、やっぱり政治家なんか、やりたくないでしょう。損だから。面倒くさいし。少なくとも僕は絶対やらないな。だって政治家になるインセンティブがないじゃない。」って断言してるイノシシ社長までが、自民党から出馬‥‥いや、出豚しそうな話まで出て来た。

まあ、イノシシ社長が出豚したところで、あんな背脂チャッチャ系なんかに投票するバカはいないと思うし、だいたいからして、イノシシ社長を崇拝してる守銭奴予備軍てのは、イノシシ社長の書いた本を教科書にしてるような哀れな子羊どもなんだから、その中に書いてある「選挙にはほとんど行ったことがありません。面倒くさいからです。」って言うイノシシ社長の考えに賛同してるワケで、どうせ投票には行かないだろう。

それに、「小泉さんも人気はあるけど、やっぱ郵政に拘泥しすぎですよね。本当はFTAとか教育とか介護の問題とかが重要なんだけど。」って言ってるイノシシ社長が、郵政バカのコイズミの小間使いになることはアリエナイザーだし、コイズミにしたって、自分のことを「郵政に拘泥しすぎ」って言ってる人間を出豚させるなんてことをしたら、「名前さえ有名なら誰でも構わない」って言う自分の愚かさを証明することになっちゃうから、コイズミ側からしたって、普通に考えたらアリエナイザーな話だ。それなのに、コイズミ陣営は、イノシシ社長を出豚させる方向で話し合いを続けてるって言うんだから、まさしく、キツネとタヌキの化かし合いだ。

他にも、コイズミ陣営は、東ちづるなんかにも出馬要請をしてみたり、マスゾエと離婚した片山さつきだの、さっき言った料理研究家の藤野真紀子だの、良く知らないけど猪口邦子って言うオバサンだのと、やたらと女性候補を立ててる。いくら時効が成立してるとは言え、サスガ、ニポンのみならず、ロンドンでも卑劣なレイプを繰り返して来た国際的性犯罪者だけあって、徹底的に女性を利用するつもりらしい。この、コイズミの腐り切った人間性は、姉の信子から調教され続けて来たことの反発によるもので、絶対に頭の上がらない信子に対するコンプレックスが、数々の性犯罪や、元の奥さんに対する家庭内暴力、さらには、愛人の1人を自殺にまで追い込むほどのサディスティックな人間性を作り上げたのだ。

今から3年前、コイズミが国民を騙して総理大臣のイスを手に入れて1年目に、講談社の「FRaU(フラウ)」って言う女性誌で、林真理子との対談をやってるんだけど、コイズミは、その対談の中で、女性を自分の「道具」としか考えていないと言う、冷血漢としての本性を自分の口で語っている。

林真理子の「男性だったら、言い寄って来る女性よりも、自分になびかない女性に心を惹かれることがあるんじゃないですか?」って言う質問に対して、「いや、ない。」っとキッパリと言い切ったコイズミは、「自分に尽くしてくれる女、自分の思い通りになる女にしか興味がない」ってことを力説した。それに対して、「自分の思い通りになる女性なんか、最初はいいけれど、そのうちつまらなくなるんじゃないですか?」って言う林真理子に、コイズミはこう言ってるのだ。


「なんで尽くしてくれてつまらないの?そんなに嬉しいことはないですよ。もちろん、言うことをきかないほうが可愛いと思う男もいるでしょう。でも、僕は違うな。よく、『都合のいい女にはなりたくない』って声を聞くけど、僕は『都合のいい女』が一番いいな。」


この、あまりにも呆れ果てたコイズミのセリフに対して、ちょっとカチンと来たみたいな林真理子が、「男の人はそれでいいかも知れないけど、女はそれじゃあ‥‥」って言うと、コイズミは平然と、「え?なんでダメなの?」と来たもんだ。この無神経さ、この自己中心さが、コイズミの真骨頂だろう。そして、コイズミにとっての「都合のいい女」ってのが、まさしく、小池百合子であり、片山さつきであり、藤野真紀子であり、猪口邦子だってワケだ。

‥‥そんなワケで、代議士時代から20年以上にも渡って、川崎タクシー株式会社から受け取って来た闇献金が合計で3億円以上もプールしてあるコイズミとしては、選挙に負けて退陣することになったって、これから悠々自適な生活ができるワケだから、こんな選挙、ホントはどうだっていいのだ。それどころか、退陣になれば、めんどくさい拉致問題からは開放されるし、のんびりとオペラは観れるし、勝っても負けてもどっちでもいいやって思ってるに決まってる。だから、コイズミとしては、最後に税金を使いまくって、自分に逆らったヤツラに少しでも嫌がらせをして、1人でも道連れを増やそうとしてるだけであって、構造改革なんて最初からする気もないし、郵政民営化にしたって、タダの「選挙のための道具」にしてるだけなのだ。「マダガスカル」に出て来たライオンのアレックスは、たった2時間で、友情と信頼と団結の大切さを教えてくれたけど、ニポンの総理大臣になったライオンは、4年間もかけて、国の借金を300兆円も増やして、「政治家は大嘘つきで人間のクズ」ってことを教えてくれたと思う今日この頃なのだ。

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2005.08.17

プーさんの教え

05876855 佐賀県警は16日、暴走族をあおったとして、佐賀県暴走族追放条例違反の疑いで、同県久保田町の無職少女(16)と、佐賀市の高校1年の少女(15)を佐賀家裁に書類送致した。同県警は「あおり行為への罰則は19道府県が条例で定めているが、適用は初めて」としている。調べでは、少女2人は4月24日午前1時40分ごろ、条例で重点禁止区域に定められている佐賀市愛敬町で、アニメの「とっとこハム太郎」と「くまのプーさん」の着ぐるみを着て、暴走族に対して手を振って声援を送るなどした疑い。当時、約100人の見物人がいた。県警は16人を補導したが、様子をビデオで確認できたのは2人だったという。

 

‥‥って言う共同通信のニュースを見て、あたしは、すぐに、「佐賀県は九州」ってことが分かった。これは、はなわのオカゲだ。はなわが出て来るまでは、佐賀県と滋賀県の区別がつかなくて、どっちかが琵琶湖のある県で、どっちかが九州にある県だってことは分かってても、どっちがどっちだってことになるとイマイチ不安で、いちいち何かで確認するって感じだった。それで、地図とかを見て、その時は「ふむふむ‥‥」って感じになるんだけど、普通に生活してると、佐賀県や滋賀県について考えることってほとんど無いから、何ヶ月後かに同じような状況が訪れると、また、どっちがどっちなんだか分かんなくなる。

 

そんな感じで30年以上も生きて来たあたし的には、「たぶん一生、佐賀県と滋賀県は曖昧なままなんだろうな‥‥」って、あきらめかけてたとこに、突然、はなわが登場して「佐賀県」をヒットさせてくれたおかげで、ちゃんと区別できるようになった。これで、あたしが不安になるのは、あとは島根県と鳥取県だけになった今日この頃、皆さん、いつまで経ってもどこにあるのか覚えられない県ってありますか?(笑)

 

 

‥‥そんなワケで、たとえば、小学校の時とかに、佐賀県から転校して来た子がいて、その子と仲良くなったりしてれば、「佐賀県は九州」ってことを覚えたと思うし、そうなれば、逆算的に、「滋賀県は琵琶湖」ってことも導き出せるようになってただろう。これは、「天才バカボンの法則」って言って、太陽が東から昇るのか西から昇るのかイマイチ不安な人でも、「西から昇ったお日様が〜東へ沈む〜」って言うバカボンの歌を知ってれば、「この歌の逆がホント」ってことから、「太陽は東から昇り、西へ沈む」って言う正解を導き出せる。そして、「もしも間違えてたらどうしよう‥‥」なんてオドオドしながらじゃなくて、堂々と胸を張って、みんなの前で、「太陽は東から昇るんだからさ〜」って言っても大丈夫なのだ!なのだったら、なのなのだ!(笑)

 

ちなみに、あたしは、自分がこのタイプだから、逆の立場で、誰かが太陽の昇る方角や沈む方角のことを話す時に、ほんの一瞬でも会話に空白があると、「おおっ!きっと今、頭の中でバカボンを歌って確認してるな!」って想像しちゃって、ミョ〜な親近感を覚えるとともに、おかしくて噴き出しそうになっちゃう。

 

‥‥なんてことも言いつつ、あたしが佐賀県に対して持ってるイメージのほとんどは、はなわの「佐賀県」によって確立されてるから、「とんでもない田舎」だと思ってる。もちろん、はなわの歌はコミックソングだから、面白くするために大ゲサに作られてるんだろうけど、佐賀県に行ったことのない人があの歌を聞けば、「とんでもない田舎」ってイメージが脳に刷り込まれる。そして、「佐賀のアリはでかい」とか、「登下校する子供たちは歩きなのにヘルメット」とか、「車なんてメッタに通らない」とか、「ヤンキーがマジでモテる」とかって情報が刷り込まれる。

 

そして、あたしの感覚だと、アリがでかいことよりも、子供がヘルメットをかぶって登下校してることよりも、車がメッタに通らないことよりも、何よりも「田舎」だと感じるのは、「ヤンキーがマジでモテる」って部分なのだ。今どき、ヤンキーとか暴走族なんて言う時代遅れの化石みたなもんは、少なくとも都会にはいない。東京でも、下町のほうに行くと多少は生息してるみたいだけど、少なくとも、渋谷には1人もいない。渋谷にいるのは、IWGPの影響で急に増え始めた子供のギャング団みたいなのだけど、それにしたって、今じゃ笑われちゃうから、あんまり見かけなくなった。それに、そう言う子たちって、渋谷が地元の子たちじゃなくて、地方から電車を乗り継いでワザワザ渋谷までやって来る子たちなのだ。

 

だから、ずいぶん遠回りしちゃったけど、冒頭のニュースを読んだあたしは、話半分に聞いてたはなわの「佐賀県」の歌詞の内容が、それほど大ゲサなんじゃなくて、ホントなのかも知れないって思うようになった。だいたい、今どき、暴走族がいるってことだけでもビックルを一気飲みしちゃうくらいスゴイことだけど、それを応援するギャラリーがいるなんて、あまりにも気の毒になる。きっと、若い子たちのレクリエーションが何もないんだろうな‥‥って思っちゃう。挙句の果てに、「とっとこハム太郎」と「くまのプーさん」の着ぐるみだなんて、おいおいおいおいって感じだ。東京でも、3年くらい前だったら、池袋とかに上京して来るプチ家出ムスメとかの中には、ピカチュウとかの着ぐるみを着た女の子もいたけど、サスガに、今は目にしなくなった。

 

それにしても、「とっとこハム太郎」と「くまのプーさん」てとこが、何だか泣かせる。時代遅れの着ぐるみはいいとしても、せめて、もうちょっと新しいキャラにしてくれればいいのに‥‥。たとえば、「ケロロ軍曹」とかだったら、あたしも、「おおっ!」って思ったのに‥‥。それで、暴走族に手を振っただけで補導するなんて言うワケの分かんない県警に対して、敬礼でもしながら、「自分は何も悪いことはしてないであります!」って言ったんだったら、さらに、「おおっ!」って思ったのに‥‥。

 

‥‥そんなワケで、せっかく「くまのプーさん」を着てた子がいるんだから、ちょこっと「樸(あらき)の原理」について書いてみようと思う。今までも何度か書いたと思うけど、あたしは、中国の思想の中では、老子の「道教(どうきょう)」って言う思想が一番好きで、できる限り実践するようにつとめてる。道教は、英語で「タオイズム」って言うんだけど、「タオ」って言うのは、楽天ゴールデンイーグルスの監督のことじゃなくて、「道」って意味だ。そんなタオイズムをすごく解りやすく説いた本で、「タオのプーさん」て言う、ベンジャミン・ホフの名著がある。この本は、「くまのプーさん」の物語の中の出来事を例に引きながら、自然の摂理や、その中で人間がいかに生きるべきかってことを説いてるんだけど、ホントに良く書かれてる。あたしは、タオイズム関係の本をずいぶん読みあさったけど、この本のクオリティの高さはダントツだと思う。

 

それで、この本の中では、主人公のくまのプーさんのことを「樸」に喩えてる。「樸」ってのは、「自然のままの木」「彫られていない木」って意味で、中国語の読み方で「プー」って発音する。チョー簡単に言っちゃうと、「人間が手を加えたりしてない、自然のままの木が一番いい」ってことなんだけど、この本の初めのころに、「くまのプーさん」から、こんな一節が引かれてる。

 

 

「プーは両手をじっと見た。片方が右だということは知っていたし、片方が右ときまったら、そのときはもう片方が左だということもわかっていた。ただ、どちらから始めたものか、いつも思いだせないのだ。」

 

 

これが、何よりも単純だけど、何よりも純粋で、何よりも自然な、「樸の原理」の基本構造だ。つまり、あたしの考えた「天才バカボンの法則」ってのも、煎じ詰めればタオイズムなのだ。文章が「なのだ」で終わると、どうしても「なのなのだ!」を書きたくなっちゃうんだけど、ここはグッとガマンして先に進むけど、「くまのプーさん」を読んだことのある人なら、プーさんが歌う「カトルストン・パイの歌」を覚えてる人も多いだろう。

 

 

カトルストン、カトルストン、カトルストン・パイ
ハエはとびるが、トビははえない
なぞなぞ出すなら、ぼく答えたい
カトルストン、カトルストン、カトルストン・パイ

 

カトルストン、カトルストン、カトルストン・パイ
魚もぼくも、口笛吹けない
なぞなぞ出すなら、ぼく答えたい
カトルストン、カトルストン、カトルストン・パイ

 

カトルストン、カトルストン、カトルストン・パイ
ヒヨコがどうしてなんて、知ったこっちゃない
なぞなぞ出すなら、ぼく答えたい
カトルストン、カトルストン、カトルストン・パイ

 

 

「タオのプーさん」では、この「カトルストン・パイの歌」から、タオイズムの原理を引き出している。まず、1番の「ハエはとびるが、トビははえない」、ちゃんと言い直せば、「ハエは飛ぶけど、トンビは生えない」って意味だけど、「ハエ」と「トビ」とをかけるために、わざと変な言葉づかいにしてある部分だ。これは、「ものごとは、あるがままにあるべき」って言う「樸の原理」のことだ。だけど、現実には、あまりにも多くの人たちが、四角い棒を丸い穴に入れようとして、自然に逆らって生きている。心を穏やかにして、自分自身の「内なる自然」の声に耳を傾ければ、自分の本来の居場所は誰にでも分かるのに、情報操作された周りの騒音に惑わされて、間違った思想を持ち、間違った仕事に就き、間違った相手と結婚し、間違った人生を送っている。そして、死ぬ間際に、「自分の人生は本当にこれで良かったのか?」って思いながら、死んで行く。

 

そして、2番の「魚もぼくも、口笛吹けない」は、「自分の限界を知る」と言うこと。「木」は「木」であって、それ以上でも、それ以下でもないって意味だ。「くまのプーさん」の中に出て来るトラのトラーは、「ぼくは空を飛べるよ。ただ、飛ぼうと思わないだけさ。」って言うような負けず嫌いで、自分の限界を知らない。そして、本当は木登りが苦手なクセに、「ぼくはプーよりも木登りが上手だよ。プーよりも高くまで登れるよ。」って言って、大きな木の上のほうまで登ってしまい、恐くて降りられなくなっちゃう。結局、クリストファー・ロビンとロバのイーヨーがやって来て、木の下に網を張って、トラーは何とか助かるんだけど、つまりは、「樸の原理」に逆らって生きている愚か者ってことだ。

 

‥‥そんなワケで、ホントは木登りなんかできないクセに、大ミエを切って登り始めちゃって、結局、降りて来れなくなって、周り中に大迷惑をかけるなんて、まるで、今のコイズミを見てるようだ。自分の限界を超えた「できないこと」ばかりをワメキ続け、たった4年間で、国の借金を300兆円も増やした最悪の男。これは、国民ひとり当たり、赤ちゃんからお年寄りまで全員が、1人250万円もの借金を背負わされたことになる。4人家族なら、1000万円の借金なのだ。そして、その借金を今度は増税で穴埋めしようとしてる。その上、最後の最後も自分のワガママで、あたしたちの税金を750億円も無駄づかいしてのヤケクソ選挙。「カトルストン・パイの歌」の3番は、「ヒヨコがどうしてなんて、知ったこっちゃない」って歌ってるけど、「樸の原理」に逆らい続け、自分の限界を知らない愚か者、コイズミの場合は、「拉致被害者なんて、知ったこっちゃない」ってとこだろうと思う今日この頃なのだ。

 

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2005.08.16

きっこB級グルメ便

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日曜日に、屋外でのイベントのお仕事をやったんだけど、とにかく暑い日で、午後2時ころには、あたしのHPは100を切って80くらいになってた。ちなみに、あたしのHPは、満タンで465なので、これはガス欠寸前の数値なのだ。魔犬レオパルドあたりから「痛恨の一撃」でも食らったら、一発でやられちゃう。それどころか、呪われしゼシカのメラゾーマ程度でも、ヤバイかも知れない。それで、とにかく少しでもHPを回復しなきゃって思ったんだけど、お昼も暑さで食欲がなくて、用意してくれたお弁当にはほとんどお箸をつけられなくて、お茶を飲んだだけだった。朝、少しでも食べてれば良かったんだけど、朝もコーヒーだけだったし、オマケに寝不足だったので、午後2時ころに限界が訪れちゃったのだ。

それで、控え室代わりの事務所でグッタリしてたら、スタッフが、差し入れのアイスを持って来てくれた。大きなボックスに、色んなアイスがドバドバッと入ってて、「どれでも好きなのをどうぞ」ってことだったので、あたしは、食べたことのなかったグリコの「牧場しぼり」にしてみた。同じ100円のバニラなのに、あたしの大好きな明治の「スーパーカップ」と比べると、あまりにもちっちゃいので、「同じ値段でこんなにちっちゃいってことは、きっとすごく美味しいんだろうな‥‥」って思いつつも、ついつい大きなスーパーカップを手に取っちゃって、牧場しぼりは買ったことがなかった。それで、せっかくのチャンスだから、他にもっと大きいアイスもあったんだけど、あたしは、あえて、一番ちっちゃい牧場しぼりをセレクトして食べてみた。そしたら、これがまた予想を遥かに超える美味しさで、絹のようななめらかさ、口溶け感、濃厚さなど、どれを取ってもワンダホー!

いや!ワンダホーどころか、ニャホニャホタマクローって感じで、あまりの美味しさに、グッタリしてたあたし的には、仲間のメタルキングがべホマズンを唱えてくれたくらいHPを回復しちゃって、元気マンマンを通り越して、ハードゲイが出て来てフォ〜〜〜!ってくらい全身にパワーがみなぎっちゃった今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?(笑)


‥‥そんなワケで、あたしは、アイスがいっぱい残ってたので、もう1個もらうことにして、今度は、エスキモーの「MOW」のマンゴー味にしてみた。そしたら、これもすごく美味しくて、沖縄の漫湖(まんこ)をバタフライで泳いで渡れちゃいそうなくらいパワーアップした。ちなみに、沖縄の漫湖は、昔はヘドロとかですごく汚れてたんだけど、「漫湖をきれいに!」って言うスローガンのもと、地域住民の努力によって、ずいぶんきれいになったそうだ。それにしても、「漫湖をきれいに!」って、ものすごいスローガンだ(笑)

そう言えば、この前の「マシューTVプラス」にMAXが出演した時に、りっちゃんが、「漫湖!漫湖!」って連呼して、マシューを呆れさせてたけど、りっちゃんの通ってた学校は漫湖の近くにあって、「漫湖のほとりにそびえ立つ〜」って校歌だったから、昔から「漫湖」って言葉に慣れ親しんでるんだろう。そして、沖縄で「漫湖」を堪能したあとは、「いんぶビーチ」に行けば、沖縄下ネタツアーもいよいよ佳境に入る‥‥って、話が大幅にダッフンしちゃったので、ナニゲに元に戻すとして、大きさ的には、スーパーカップを「大」とすれば、MOWは「中」、牧場しぼりは「小」ってことになる。値段はどれも100円だから、普通に考えたら、ちっちゃいほうが美味しいってことになる。

もちろん、今回、牧場しぼりを食べてみて、すごく美味しくて感動したんだけど、でも、スーパーカップも負けないくらい美味しい。ただ、牧場しぼりと比べると、味がザツって言うか、大ザッパって言うか、なめらかさや口溶け感は、ずいぶん粗いように感じる。だけど、それは、スーパーカップの「欠点」じゃなくて、「個性」なのだ。あの粗さがあるから、あんなにたくさん食べられるワケで、なめらかで濃厚なアイスだったら、途中で飽きちゃうかも知れない。

‥‥そんなワケで、あたしがアイスを買いに行くスーパーは、100円のアイスが「3個で200円」なので、いつもは、スーパーカップのバニラを2個とチョコを1個とか、バニラを2個と抹茶を1個とか、バニラを2個とヨーグルトを1個とかって買い方をするんだけど、この次からは、牧場しぼりやMOWも買ってみようと思う。MOWって言えば、2〜3日前の深夜に内職をしながらテレビを見てたら、K1のラスベガスの予選をやってて、あたしの大好きなマイティ・モーのKOシーンをちょこっと特集してた。前にも書いたけど、マイティ・モーはカッコイイね。ドラゴンボールに出て来そうなキャラだし、何よりも、あたしは、ブンブン振り回すタイプが大好きだから、今のK1選手の中だと、1番好きなタイプだ‥‥って、またまたダッフンしちゃったので、やんわりと元に戻すけど、最近食べた新製品の中では、コアラのマーチの「いちご&ミルク」と、期間限定の「バナナシェーキ」が、そこそこ美味しかった。

もともとは、連日の暑さで甘いお菓子なんか食べる気はしなかったのに、スーパーで75円になってたのと、オマケにコアラの爪みがきがついてたから、それが欲しくて、思わず1個ずつ買っちゃって、そのまま冷蔵庫に入れっぱなしにしてたのだ。それで、この前、夜中に焼酎を飲んでた時に、何にもオツマミがなかったので、コアラのマーチのことを思い出して、酔っぱらってたイキオイもあって、2つを同時に開けて、食べ比べながら飲み続けた。で、朝起きたら、2つともカラになってて、ぼんやりとした記憶の糸を辿ってみたんだけど、どんな味だったのか、何も覚えてなかった。だから、コアラのマーチの「いちご&ミルク」と「バナナシェーキ」は、どっちがどうなのか何も分かんないけど、ただひとつ言えることは、「両方とも、まずくはない」ってことだ。まずかったら、酔ってても、あたしは絶対に残してるから、完食してるってことは、それなりに美味しかったってことだフォ〜〜〜!(笑)

ここまで書いて来て、ようやく、今日の日記の話題が、「最近食べた美味しいもの」ってことになりつつあるんだけど、どんな味か覚えてないんじゃお話にならないから、ちゃんと覚えてるものをひとつ書くとすると、それは、ペヤングの塩味の焼きそばだ。あたしは、カップ焼きそばは、昔からぺヤング派で、UFOは麺が太いから嫌いだし、一平ちゃんは味がくどいから嫌いなので、焼きそばはぺヤングばっかり食べてた。それで、色んなメーカーから塩味が出るのを尻目に、ペヤングはソース味ひとすじで、可愛らしいミニサイズから、大笑いしちゃうくらいバカデカイ超大盛りまで、色んなサイズを発売するクセに、味だけはずっと同じだった。だから、そろそろ飽きて来てたんだけど、そんなペヤングが、満を持して塩味を発売してくれた。

普通のサイズのもあるのかも知れないけど、あたしの行くスーパーには大盛りしか売ってなくて、でも、新発売で安くなってたから、試しに1個買ってみた。そしたら、塩味なのにお醤油みたいなソースがついてて、だけど、作ると、ちゃんと塩味になって、これがなかなか美味しかった。具は、一見、ソース味のと同じみたいなんだけど、ナニゲに塩味に合わせて、ビミョーにシーフードっぽかった。これで、もうちょっと具に気配りがあったら言うことないんだけど、しょうがないか。

‥‥そんなワケで、ペヤングを作る時は、麺を持ち上げて、その下に具を入れてから、お湯を入れるのがプロのワザだ。こうすると、お湯を捨てる時に、キャベツが穴を塞がないのだ。そして、3分待つとやわらかくなりすぎちゃうので、1分30秒でお湯を捨てて、ここでソースを混ぜて、またフタをして、30秒ほど蒸す‥‥って、これ、ずっと前にも書いたような気がする今日この頃なのだフォ〜〜〜!(笑)

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2005.08.14

環境破壊大臣、小池百合子

image04062104 ちょっと古い話でナシモトなんだけど‥‥あ、「キョーシュク」ってことね‥‥今年の6月19日の日曜日の夕方、あたしは、お台場のホテルでのブライダルのお仕事が終わって、六本木のブライダルコーディネイターの事務所にいた。事務所は、ビルの5階で、窓からは東京タワーが間近に見える。その日は、コーディネイターとスタイリストとあたしの3人がいて、それぞれパソコンに向かって、その日のお仕事のマトメをしてた。あたしやスタイリストは、そのコーディネイターから、月に何本かのお仕事を斡旋してもらってるって立場だ。

 

午後6時を過ぎたころ、コーディネイターが、「今夜はブラックイルミネーションだから、食事でもしながら見てかない?」って言い出した。「ブラックイルミネーション」って言うのは、地球温暖化防止のキッカケのひとつとして、環境省の呼びかけで始まったイベントで、今年で3回目になる。夜の8時に、全国でいっせいに電気を消して、「節電がCO2の削減につながる」ってことを国民に気づかせようって言うアレだ。それで、東京では、東京タワーの電気を消すことがメインイベントになってて、この日は、東京タワーの下に特設ステージが作られて、TOKYO FMのイベントが行なわれてた。

 

それで、あたしとスタイリストは大賛成して、コーディネイターはデリバリーのイタリアンを注文してくれた。そして、TOKYO FMをつけて、目の前の東京タワーの下で行なわれてるイベントの様子を聞きながら、おしゃべりをしながら、食事が来るのを待っていた今日この頃、皆さん、節電してますか?

 

 

‥‥そんなワケで、TOKYO FMを聞いてたら、「エコ対談」てのが始まって、環境破壊大臣の小池百合子と、モーウザイ娘の何人かと、ハロプロの中から「地球の環境のために」(笑)結成されたらしい特別ユニット、「エコモ二」ってのが出て来た。あたしは、この「エコモ二」って言う、あまりにもくだらないネーミングがツボにストライクしちゃって、飲んでたアイス鉄観音茶を噴き出しつつも、ラジオを聞いていた。コーディネイターは、ライトダウンに向けて、キャンドルを用意してた。

 

ラジオの内容は、「エコ対談」と言いつつも、環境のことなんか何ひとつ分かってない環境破壊大臣の小池百合子と、世の中の一般常識すら分かってないモーウザイ娘なんだから、「対談」なんてものが成り立つハズもなく、MCの鈴木万由香の1人ズモウが続いてた。あとから調べたら、モーウザイ娘は、吉澤ひとみ、高橋愛、藤本美貴の3人が来てて、エコモ二ってのは、石川梨華と道重さゆみだったみたいだけど、あたしは、声だけじゃ誰が誰だか区別がつかないし、それほどちゃんと聞いてたワケじゃないので、ここから先のやり取りは、だいたいの記憶で書く。

 

 

MC 「吉澤さんは、環境に対して、ふだんはどんなことに気をつけてますか?」

 

吉澤 「私は、冷房の温度を28度に設定してます」

 

MC 「高橋さんは?」

 

高橋 「私は、ペットボトルをリサイクルに出すようにしてます」

 

 

‥‥なんて感じのやり取りだったんだけど、さっきも言ったように、このあたりのあたしの記憶はアイマイだから、吉澤と高橋が逆だったかも知れないし、吉澤じゃなくて藤本だったかも知れない。でも、やり取り自体はこんな感じだった。そして、このあとは、エコモ二の2人に対しての質問に移ったんだけど、サスガ、「地球の環境のために」結成されたユニットだけあって、多少は勉強して来たみたいで、地球の温暖化を止めないとどうなるとか、そのためにはどうしたらいいとか、それなりのことを言っていた。

 

そして、最後に、大トリの小池百合子環境破壊大臣の登場。ここからは、あたしだけじゃなく、3人でジックリと聞いてたし、小池百合子のあまりのお粗末さに、コーディネイターもスタイリストも呆れ果ててたから、良く覚えてる。

 

 

MC 「大臣、まず我々がすべきことは何でしょうか?」

 

小池 「とにかく、大切なことは、節電と節水です!」

 

MC 「それが、地球温暖化をストップさせるために必要なんですね?」

 

小池 「そうです!国民ひとりひとりが節電と節水につとめることが、何よりも大切なことなんです!」

 

MC 「あの〜節電がCO2の削減につながるってことは良く分かるんですが、節水にはどんな意味があるんですか?」

 

小池 「えっ?‥‥それは‥‥あの‥‥」

 

MC 「はい?」

 

小池 「あの‥‥その‥‥あの‥‥とにかく、節電と節水です!」

 

 

これを聞いたあたしたちは、小池百合子のバカさ加減って言うか、無責任さに呆れ返った。自分が先頭に立って「地球温暖化防止」のキャンペーンをしておきながら、どうして節水がCO2の削減につながるのかも知らなかったのだ。ちなみに、小池百合子が中心になって活動してる、「チーム・マイナス6%」って言うエコグループのホームページを見ると、小学生にも分かるような簡単な文章で、「温度調節」「水道の使い方」「自動車の使い方」「商品の選び方」「買い物とごみ」「電気の使い方」って言う、CO2削減のための「6つのアクション」が説明されている。その中の「水道の使い方」のとこには、次のように書いてある。

 

 

「シャワーを1分間出しっ放しだと、なんと10リットルにもなるのです。家族3人なら、1人1分間で30リットル、ペットボトル15本分のムダに。しかも、水だけでなく、ガスや電気を使ってわざわざお湯にしたものを、じゃぶじゃぶ捨てているのです。また、水道水の送水には、たくさんの電気が使われています。頭を洗っているときなど、必要のない時にはこまめにシャワーを止めること。そんな当たり前の心掛けが、地球の未来をつくっていきます。」

 

 

ね?これだけ分かりやすく書いてあれば、子供でも理解できるでしょ?だけど、小池百合子は、自分のホームページに書いてあるこの文章を読んだことが無かったのだ。ようするに、小池百合子ってのは、コイズミと同じで、ただのハリコの虎なのだ。バックのブレーンたちが考え出したものをまるで自分が考え出したかのようにノタマッてるだけで、その内容など、まったく理解していない。もちろん、ほとんどの自民党の政治家がそんなもんなんだろうだけど、せめて、自分のホームページに書いてあることくらい、目を通しておいて欲しい。それが、大臣としての、最低限の責任だろう。結局、小池百合子は、この、あまりにもお粗末な「エコ対談」で、自分のバカさ加減や無責任さを全国にサラシてしまったのだ。

 

‥‥そんなワケで、どうして節水がCO2削減につながるのかも説明できないクセに、国民に節水を呼びかける女、それが、小池百合子環境破壊大臣なのだ。自分が説明できないことを主張するってのは、コイズミだけの十八番だと思ってたけど、コイズミの周りに集まってるバカは、みんな同じだった。そして、あたしが、小池百合子のことを「環境破壊大臣」と呼び続けてるのは、自民党の大地盤の地域の大企業や漁業組合にイイ顔をするために、他の地域の人たちをすべて切り捨て、自民党に献金が集まる地域の都合に合わせて「特定外来生物」のリストを作るなど、「環境」と言う大義名分を利用して、日夜、金集めのために奔走してる最低の人間だからだ。そんな小池百合子が、どれほどニポンの環境を破壊してるか、どれほどニポンの生態系を破壊してるかは、5月12日の日記、「ザリガニの日」にタップリと書いてあるので、読んでない人は、ぜひ過去ログを読んで欲しいと思う今日この頃なのだ。

 

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2005.08.13

人命よりも証拠隠滅

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最近、やたらと飛行機の事故が相次いでるけど、今日もまた、旅客機の事故があった。夜の8時20分、福岡空港を離陸したホノルル行きのJALウェイズ機が、左翼のエンジンから火を噴き、すぐに引き返したのだ。幸いなことに、乗員と乗客229人は無事だったけど、恐ろしいのは、福岡空港の北側の福岡市東区社領2丁目と3丁目の住民から、「空港を離陸した飛行機が通過した直後、空から金属製の部品がバラバラと落ちてきた」と言う110番通報が8件もあったことだ。飛行機から落ちた金属片は、小中学生がサッカーの試合をしてた公園や、付近の道路などに落ち、駐車していた車のフロントガラスも割れ、4人が軽いケガを負ったそうだ。あたし的には、夜の8時半近くに、小学生がサッカーの試合をしてるってことにビックルを飲んだけど、そんなことを言うと、さまぁ〜ずの三村に、「そっちかよ!」ってツッコまれそうだから、飛行機の話に戻す。

飛行中に飛行機の部品が落ちるのは、空中で他の飛行機とかヘリコプターとかUFOとかと接触しない限りは、整備不良が原因なんだと思う。あとは、完璧に整備してても、設計上のミスによる脱落ってこともあるかも知れない。車で言えば、リコールの対象になるような事例だ。だから、各航空会社も、1機に何らかの脱落事故が起こると、同機種の同じ部分をぜんぶ調べるんだろう。サスガに、飛行機が墜落しちゃったらシャレにならないから、航空機メーカーの場合には、三菱自動車みたいなリコール隠しは、まず無いと思う。

部品の脱落とか、設計上のミスとか言うと、最近では、スペースシャトルのディスカバリーを真っ先に思い出す。発射の前も、発射してからも、帰って来る時も、何度も何度も問題が起こり、無事に帰って来るまで、みんなヒヤヒヤしてたと思う。だいたい、乗組員が機外に出て、自分で修理しなきゃならないなんて、あたしには考えられないことだし、あれは、無重力の宇宙だからできたことで、旅客機だったら絶対に無理だろう。だから、あたしが、旅客機の翼が見える席に乗ってたとして、飛行中に、翼の一部がめくれ始めて、部品がどんどん飛び始めても、外に出て直すことはできないから、自分の乗った飛行機がバラバラになって行く様子を指をくわえて見てなきゃならない今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、ディスカバリーは、何とか無事に帰って来たんだけど、今回の飛行で、あまりにも問題が出て来ちゃったから、今後のスペースシャトル計画は、予定が立たなくなった。だけど、宇宙って言っても、月まで行って来たとかじゃなくて、大気圏外のほんのちょっとのとこに行って来ただけなのに、あまりにも情けない。地球の直径って、約12700kmなんだけど、宇宙ってのは、地表から100km以上を指す。これだと分かりにくいから、地球を直径1mのボールだとすると、宇宙は、ボールの表面から、たった8mmなのだ。だから、宇宙って言うと、地球からずっと遠いみたいに感じるけど、直径1mのボールの表面に、1cmにも満たない薄い大気の膜があって、その外側がぜんぶ宇宙なのだ。

そして、今回、ディスカバリーが行って来た国際宇宙ステーションは、地球を直径1mのボールにすると、地表から約3cmのとこを回ってる。その絵を想像してもらえれば、ディスカバリーは、地表からほんのちょっとのとこに行って来ただけだってことが分かると思う。実際の距離にすると、国際宇宙ステーションまでは約400kmだから、東京から、愛・地球博を見に行くのと変わらない距離なのだ。ちなみに、地球から月までの距離は、約38万4000kmだから、国際宇宙ステーションまでの距離の960倍もある。そう考えると、月まで行って来たアポロってスゴイと思うし、たった400kmであちこちが壊れちゃうスペースシャトルって、三菱自動車製かと思えるほど恐ろしい。

‥‥そんなワケで、スペースシャトルから旅客機に至るまで、何でも部品をボロボロと落としながら飛んでる昨今だけど、今日のJALウェイズ機の事故にしたって、落下物の位置がほんの少しでも違ってたら、ケガ人どころか、死亡者が出てたかも知れない。そして、今日、8月12日は、20年前に、群馬県の御巣鷹山(本当は高天原山)に、日航機が墜落して、520人もの命が失われた日なのだ。こんなにたくさんの命が奪われたんだから、「幸いにも」なんて言葉は使えないけど、もしも墜落した場所が、山の中じゃなくて、市街地だったとしたらって考えると、ホントに恐ろしくなる。だって、実際にこんな事故が起こったって事実がある以上、あたしのマンションに堕ちて来る可能性だってあるワケだ。外を歩いてれば、頭の上に部品が落ちて来るかも知れないし、お部屋で寝てれば、飛行機が墜落して来るかも知れないし、そんなふうに考えたら、安全な場所なんかどこにも無いってことになる。

それにしても、この20年前の日航機の事故は、あまりにも謎が多すぎる。政府による執拗なまでの情報のインペイによって、真相は未だに闇の中だ。公式に発表された事故原因は、「圧力隔壁」ってのが壊れたことによる事故で、ようするに「整備不良」が原因だって言われてる。だけど、そうすると、ツジツマの合わないことだらけになるのだ。それなのに、運輸省は、ナゼだか知らないけど、この事故に関する関係資料やボイスレコーダーなどを事故から14年後の1999年11月に、すべて廃棄処分にしてしまったのだ。でも、このボイスレコーダーの内容をテープにダビングしてた関係者がいて、それがマスコミに流出して、2000年の8月に、各テレビが、その闇テープを放送した。でも、どこからか強い圧力が掛かってたようで、どの局のキャスターも、奥歯に物の挟まったようなコメントばかりだった。

さて、この事故のおかしい点と言えば、書き出したらキリが無いんだけど、まずは、その救助過程にある。事故現場に到着した自衛隊は、生存者の救出をアト回しにして、大きな謎の物体をシートで隠して、ヘリコプターで運び出していたと言うのだ。その上、あとから到着した民間の救助隊は、自衛隊員に追い払われてしまったし、現場に急行した在日米軍の救助隊までもが、ニポンの政府に立ち入りを許可されず、苦しむ人たちを目の前にしながら、救助できずにUターンさせられたのだ。そして、まだ息のある乗客が何人もいたのに、自衛隊員たちは、謎の物体の搬出を何よりも優先していたため、軽傷だった4人以外は、全員が死亡してしまったのだ。それなのに、自衛隊の報告書には、「死亡者は全員即死」と嘘の記載がされている。

さらに、後日、現場に入った調査隊は、ジャンボ機には使われていない多数の部品を発見しているし、あとから相模湾で発見された日航機の垂直尾翼には、何かとぶつかった衝突のアトがあったのだ。そして、ボーイング社にもどこからかの強い圧力が掛かったようで、事故直後に発表した見解をすべて白紙に戻して、1ヶ月後に、ニポンの政府の発表とまったく同じ見解を発表した。

これだけの情報だけでも、ある程度のことは推測できると思うけど、その推測を決定的にしたのが、当時の現場での自衛隊員たちの異常な行動だ。自衛隊員たちは、民間の救助隊や在日米軍の救助隊を追い払っただけでなく、ニポンの警察も現場に立ち入らせなかったのだ。事故現場は、すべて自衛隊だけが支配していて、警察が立ち入ることができたのは、謎の物体の搬出がすべて終わり、生きていた乗客たちがすべて死亡したアトだったのだ。人命よりも優先してまで、自衛隊が隠さなきゃならなかった謎の物体が何だったのか、それは、誰でもが想像した通りの物だったに違いない。そして、事故後14年間も、ずっと隠し続けて来た関連資料は、いっさい非公開のまま、廃棄処分にされたのだ。

‥‥そんなワケで、百歩譲って、事故が起こるのは仕方ないとしても、問題なのは、事故が起こったあとの政府のやり方だ。自分たちに都合の悪い事故だと、人命よりも証拠隠滅を優先して、520人もの命が奪われた大惨事であっても、すべての資料を非公開にする。そして、真実にフタをして、嘘をつき続ける。これは、自民党が作り出した悪しき習慣であり、こんなファッキンな政府なんかに騙されてるオメデタイ国民は、明日は我が身だってことを少しは考えるべきだろう。だいたい、政府がマトモだったとしたって、空から何が落ちて来るのか分からない時代なんだから、あたしたちにできることは、「上を向いて歩こう」ってことくらいなのかも知れないと思う今日この頃なのだ。

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2005.08.12

PANG

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お仕事の関係で、目を通しとかなきゃいけない映画があって、ずいぶん前にDVDを渡されてたんだけど、それがマイナーな最近の邦画で、気分がノラなくて、ずっとアト回しにしてた。それで、もう時間が無いので、ゆうべ、仕方なく観た。観るって言っても、ただ単に観ればいいんじゃなくて、ヘアメークを中心に、カメラワークとかの映像構成とかをシッカリと掴んどかなきゃならないので、お酒を飲みながらのんびりと鑑賞するんじゃなくて、ノートを用意して、何度も何度も画面をストップさせて、メモをとりながらの鑑賞だから、正直、苦行みたいな感じだった(笑)

思いっきりサシサワリがあるので、サスガに映画のタイトルは言えないけど、某ビジュアル系バンドの人が準主役みたいな映画で、セリフは棒読みだし、演技は学芸会レベルだし、ところどころに折り込まれてるギャグみたいなのが痛すぎるし、ホントに観るのがつらかった。最初に1回、ザッと流して観て、2回目にチェキしながら観たんだけど、結局、夜中から明け方までかかった。で、その監督の方向性って言うか、好みがだいたい分かったので、あたしとしては、ソッコーで寝た。

映画って、短いものは1時間ちょっとだし、長いものは3時間も4時間もあるけど、一般的には、2時間前後のものがほとんどだ。これは、人間が、ひとつのストーリーに集中してられる限界が2時間程度だってことから、そうなってるみたいだ。テレビの火スペだって、2時間だから見る人が多いワケで、5時間も6時間も放送してたら、誰も見なくなっちゃうだろう。それに、6時間も犯人捜しをやってたら、最後に断崖の上に立つ船越栄一郎は、クタクタのヨロヨロになっちゃって、事件の謎解きをする前に、足を踏み外して海に落ちちゃうかも知れないと思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?(笑)


‥‥そんなワケで、もしも、船越栄一郎が崖から落ちそうになったら、キャタピラなぎさが運転するショベルカーが、サッとアームを伸ばして救出するだろう‥‥なんてことも言ってみつつ、映画とかドラマって、やっぱり、2時間が限界だと思う。でも、それは、自分が面白いと感じる映画に対してであって、ぜんぜん興味の無い映画だったら、たとえ30分でもつらくなる。

だから、娯楽として映画を観るんなら、つまらなそうなものは最初から選ばないワケだし、面白そうだと思って観始めても、ちょっと観てつまんなかったら、観るのをやめる。でも、テレビやDVDの場合は、観るのをやめれば済む話だけど、映画館の場合は、お金がもったいないから、そのうち面白くなることを期待しつつ、ガマンして観続ける。そして、知らないうちに爆睡してて、ハッと気づいた時には、スクリーンにエンドロールが流れてるってパターンだ。

まあ、どっちにしても、娯楽の場合は、つまんない映画は観なくていいワケだし、逆に、つまんない映画なんか観たら娯楽にならないワケだし、どんな映画を観るのかは、自己判断の自己責任で自己中心的に決めればいいワケだ。だけど、お仕事で観る場合は、こんなワガママは絶対に許されない。でも、あたしの場合は、映画を1本マルマル観なきゃならないなんてことはメッタになくて、長年このお仕事をやってるけど、今回で3回目だ。たいていの場合はスチールだし、映像資料の場合でも、ポイントだけが編集されてる10分くらいのVだったりする。だから、ゆうべみたいに苦しむことはほとんど無い。

それに比べて、気の毒だと思うのは、映画の評論家たちだ。どんなに興味の無い映画でも、どんなにつまんない映画でも、どんなに嫌いな俳優が出てる映画でも、居眠りなんか許されないし、必ず最後まで観なくちゃならない。もちろん、映画が好きでその道に入ったんだろうし、お仕事なんだからガマンしなくちゃならないのは当然だけど、役者の経験の無いビジュアル系バンドのメンバーが準主役として登場して、棒読みのセリフや学芸会みたいな演技をし始めちゃったら、映画が好きなら好きなほど、観るのがつらくなって来るだろう。

その上、いくらつまんなくても、思った通りのことなんか書いてたら、ソッコーでお仕事を干されちゃう。あの、毒舌で有名だったオスギでさえ、2年くらい前からは、昔ならボロクソにケナシてたようなクソ映画のCMでも引き受けるようになっちゃって、公開する映画、公開する映画、どれも同じに、「今まで観た映画の中で一番感動しました!」ってコメントするようになった。ようするに、オスギも、年を取ってディフェンスに入ったんだろうけど、昔は、オスギが面白いって言う映画はホントに面白かったし、オスギがボロクソに言う映画はホントにつまんなかったから、あたしは、オスギのコメントをすごくアテにしてたのに、最近は、裏切られっぱなしだ。

‥‥そんなワケで、あたしが、今一番観たいのは、昨日の日記にちょこっと書いた「マダガスカル」だけど、海外アニメの場合は、子供たちが楽しめるように、字幕じゃなくて、ニポン語に吹き替えて公開するのが最近の流行りだ。そして、以前はプロの声優さんたちが吹き替えてたけど、最近は、話題性を重視するようになって来たので、タレントを使うようになって来た。「マダガスカル」では、ライオンのアレックスが玉木宏、シマウマのマーティが柳沢慎吾、キリンのメルマンが岡田義徳、カバのグロリアが高島礼子だそうだ。他の3人は観てみるまで分かんないけど、柳沢慎吾のシマウマだけは、どんな感じなのか何となく想像がつく(笑)

そして、映画「マダガスカル」のもうひとつの楽しみが、ニポンのオリジナルのイメージソングだ。ニポンでのイメージソングは、あたしの大好きな「PANG」って言う女性レゲエシンガーの歌う「風の楽園」て曲なんだけど、これは、レゲエじゃなくて、アフリカっぽいゴキゲンなダンスミュージックだ。今、テレビでやってる映画のCMで、バックに流れてるんだけど、あたしは、この曲が、映画の中でどんなふうに使われるのか、すごく楽しみにしてる。

PANGは、ニポンで活動してるシンガーだけど、在日コリアンだ。髪はドレッドだし、ファッションもルーツロック系だけど、やってる音楽は、ルーツロックにとらわれずに、カリプソ、ロックステディ、ラヴァーズ、スカ、などから、ダンスホールまで、幅広いレゲエの歴史を網羅してる。あたしは、ちょっと前に発売されたファーストアルバム、「PANG」しか持ってないけど、このアルバムには、今までにリリースして来たシングルやミニアルバムの曲がほとんど入ってるし、大好きな「すてきな夜空」って曲は、ちゃんとレゲエバージョンのほうが入ってるし、メッチャ好きな沖縄限定のシングル曲、「トロピカル・アイランド」もシッカリと入ってるし、もう、泣けて来るくらい素晴らしいアルバムだ。ヒトコトで言えば、「荒削りなミーシャ」(笑)って感じのPANGの歌声は、温かくて、力強くて、やさしくて、可愛くて、会った瞬間に抱きしめたくなるほどの愛に満ちている。

‥‥そんなワケで、北朝鮮はともかくとして、韓国や中国もともかくとして、このニポンまでもが、真実にフタをして、国民感情を政治利用するために、嘘の情報や偏った情報を流し続けて、バカで単純な国民を洗脳するようになって来た。ひと昔前なら、ヨソの国が何を言って来ても、このニポンだけは、「平和」の旗を掲げて争うことを避けてたのに、テポドンしんちゃんをはじめとした一部の戦争屋たちが、どんどん国民感情をアオリ続けて来たオカゲで、ニポンの中にも、韓国や中国の国民と同じように、政府に洗脳されたニワカ右翼みたいなのが増殖しちゃって、危険な思想や発言が飛び交うようになって来た。

もちろん、あたしだって、ワケの分かんないことをわめきながら、ニポンに文句ばっかり言ってる韓国人や中国人を見るとムカつく。だけど、それは、それぞれの国の政府に洗脳されてる気の毒な人たちなワケだし、韓国や中国に対して過激なことを言ってるニポン人たちだって、ニポンの政府に洗脳されてる同じレベルの単純な人たちなのだ。北朝鮮の拉致問題に関しては、今も続いてる大犯罪なんだから、何よりも優先して徹底的に解決を急ぐべきだし、場合によっては、ある程度の強行手段も仕方ないと思う。だけど、何十年も前のことで、謝罪も補償もとっくに済んでることで、未だにギャーギャー騒いでる韓国人や中国人たちは、政府に洗脳されてる気の毒な人たちなんだから、こっちまで一緒になってギャーギャー騒ぎ出しちゃったら、あたしたちの感情を政治利用しようとしてる政府の思うツボなのだ。

最近は、韓国や中国をボロクソに叩いてる日記やブログが氾濫してて、あたしは、とっても悲しい気持ちになる。もちろん、個人の日記なんだから、何を書こうと自由だけど、来る日も来る日も隣国の悪口、自分と同じモンゴリアンの悪口を書いてて、虚しくなって来ないのかな?

‥‥そんなワケで、在日コリアンのPANGは、人種の壁を越えて、このニポンで、ニポン語で、精一杯に「愛」を歌ってる。卓球の愛ちゃんは、中国に行って、中国語で、意地悪な司会者に泣かされても、それでも一生懸命に日中友好につとめてる。それなのに、韓国も、中国も、ニポンも、政府に洗脳されてる一部の国民たちは、お互いに憎しみ合っている。結局は、政府による情報操作で、お互いを「敵」だと思い込むように洗脳されちゃった単純な人たちなんだと思うけど、自分の支持率を上げるために、仮想の敵を作り上げ、自分を正義の味方にするって言うのは、コイズミやブッシュの常套手段なんだから、もう、いい加減、こんな子供騙しの猿芝居には騙されないで欲しいと思う。「マダガスカル」の動物たちだって、「憎しみ」からは何も生まれないってことくらい、十分に分かってる今日この頃なんだから‥‥。

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2005.08.11

リスネズミキツネザル?

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ライオンのアレックス、シマウマのマーティ、キリンのメルマン、カバのグロリアって言えば、今週の週末から公開される映画、「マダガスカル」の仲良し4人組だ。動物なのに「4人組」って変だと思うんだけど、広告に「仲良し4人組」って書いてあったから、おかしいと思いつつも、他にテキトーな言葉が思い浮かばなかったので、そのまま使わせてもらった。マダガスカルと言えば、ガラパゴス諸島と同じくらい、変わった生き物がたくさんいる国で、あたしの大好きなワオキツネザルもいるので、1度は行ってみたい国のひとつだ。

マダガスカルって、「マダガスカル共和国」って言う国なのに、「マダガスカル島」って呼ばれることが多いし、地図で見ると、アフリカ大陸の東南にチョコンとあるから、すごく小さいイメージがある。だけど、実際には、長さが約1600km、幅が約600kmもあって、1750万人以上もの国民がいる。ニポンの本州は、長さは約2000kmあるけど、幅は200kmも無いので、面積にすると、マダガスカルのほうがダンゼン大きい。

そんなマダガスカルで、8月10日付けの時事通信によると、手のひらに乗るほど小さい新種のサルが発見されたと言う。発見したのは、ドイツ霊長類センターの研究チームで、マダガスカルの熱帯雨森を調査中に見つけたそうだ。写真も見たんだけど、ホントに手のひらの上に乗ってて、見た感じだと、頭からお尻までが10cmくらいしかない。それで、サルって言っても、あたしたちが想像するサルとは違って、ワオキツネザルに代表されるようなマダガスカルのサルなので、顔はぜんぜんサルっぽくなくて、目の大きなリスって感じだった。種類は、「ネズミキツネザル」の1種って書いてあったけど、ネズミみたいなキツネみたいなサルの1種で、さらにリスに似てるんだから、「リスネズミキツネザル」って名前にして欲しい今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?(笑)


‥‥そんなワケで、あたしは、マダガスカルのワオキツネザルが好きなんだけど、ワオキツネザルの「ワオ」ってのは、漢字で書くと「輪尾」で、ようするに、シッポがシマシマになってて、それがシッポに輪っかをはめてるみたいだからだ。風太くんで有名になったレッサーパンダのシッポを細長くしたみたいな感じで、すごく可愛いい。マダガスカルには、他にもたくさんの種類のキツネザルがいるんだけど、このワオキツネザルと同じで、みんな、その特徴が名前になってるから、名前を聞いただけで、ある程度は想像できる。

たとえば、「ブラウンキツネザル」は、その名の通り全身が茶色だし、「エリマキキツネザル」は、首の回りの毛がエリマキみたいになってる。ただ、リトル分かんないのは、「ハイイロジェントルキツネザル」だ。「ハイイロキツネザル」なら分かるんだけど、突然、「ジェントル」って言われても‥‥。ジェントルって、「ジェントルマン」のジェントルだろうから、「高貴な」とか「上品な」って意味だけど、ハイイロジェントルキツネザルを見ても、他の種類のキツネザルたちと比べて、特別、高貴にも上品にも見えない。ただ、色がハイイロなキツネザルだってだけで、燕尾服も着てないし、カイゼル髭も生やしてないし、シルクハットもかぶってないし、ステッキも持ってない。

‥‥って言うか、あたし的には、それ以前の問題として、「キツネザル」って部分が引っかかる。この、2つの動物の名前を合体させたネーミングって、昔からニポンの得意ワザだけど、あまりにも安易すぎると思う。ウシとカエルでウシガエル、イヌとワシでイヌワシ、ゾウとカメでゾウガメ、そして、キツネとサルでキツネザルって、こんな名前の付け方ばかりじゃ、トラとウマでトラウマになりそうだ(笑)

これだけでもゴチャゴチャなのに、さらに、もう1種類プラスしちゃって、「ネズミキツネザル」ってされちゃったら、もう、動物本人としては、自分がいったいネズミなんだかキツネなんだかサルなんだか何なんだか分からなくなっちゃうだろう。でも、マダガスカルには、他にも、「イタチキツネザル」ってのもいる。だから、あたしは、ここまで来ちゃったんなら、徹底的にやっちゃおうと思って、今回、発見された新種の動物の名前を「リスネズミキツネザル」にして欲しいと思ったのだ。

‥‥そんなワケで、2つの動物の名前を合体させたのって言うと、「キツネリス」を思い出す。これは、「天空の城ラピュタ」にも出て来たけど、有名なのは、「風の谷のナウシカ」のテトのほうだ。旅から戻ったユパ様が、キツネリスを連れていて、迎えに来たナウシカが、その子を気に入っちゃう。だけど、キツネリスは、可愛らしい外見とはウラハラに、とっても凶暴で、差し出したナウシカの指に、鋭い牙を立てる。ナウシカは、一瞬、痛そうな表情をするけど、キツネリスを恐がらせないように、やさしく、「恐くないよ」って言って、キツネリスはナウシカに心を許す。大好きな「風の谷のナウシカ」の中でも、特に好きなシーンのひとつだ。

だけど、ウシとカエルでウシガエル、イヌとワシでイヌワシ、ゾウとカメでゾウガメってパターンを見ると、すべて、ホントの種類の名前は後ろのほうについてる。ウシガエルは、あくまでもカエルだし、イヌワシは、あくまでもワシだ。決して、カエルみたいなウシだったり、ワシみたいなイヌじゃない。だから、キツネリスは、キツネみたいなリスってことになるはずなんだけど、あの凶暴な性質は、肉食獣のものであって、木の実を食べてるリスとは違うと思う。だから、ホントなら、キツネリスって言うよりも、リスキツネって感じがする。じゃあ、「ネコバス」は?って聞かれると、あれは、人間が乗れるバスだから、バスネコじゃなくて、ネコバスで正しいんだと思う。

そんなキツネリスなんだけど、実はこれが、アニメに出て来るだけの架空の動物じゃなくて、ホントにいるのだ。とは言っても、アニメのキツネリスとは違って、普通のリスなんだけど、シッポの毛が長くて、キツネのシッポみたいになってるリスだ。アメリカのカンザス州やテキサス州などの森林地帯から、都会の公園にまで広く生息してるリスの1種で、珍しいどころか、アメリカでは、もっともポピュラーなリスらしい。だから、宮崎駿は、実際にキツネリスって言う動物がいるってことを知らずに、ちゃんと調べもせずに、キツネリスって言う名前の架空の動物を作っちゃったってワケだ。もしも、ちゃんと調べてたら、きっと「リスキツネ」にしてただろう。

それにしても、世界には、まだまだ不思議なことがあるもんで、アメリカにいるキツネリスじゃなくて、宮崎アニメのほうのキツネリスにそっくりな動物が、中国で発見されたのだ。全体的には、イタチに似た感じの体つきなんだけど、シッポがシマシマで、体がブチで、それが、黄色っぽい薄い茶色と濃い茶色なので、ホントにテトにそっくりなのだ。違うとこは、テトは長い耳をしてるけど、この動物の耳は、丸くて小さい。他にも、テトの目は、ぜんぶがエメラルドみたいなグリーンだけど、この動物は、普通の目をしてる。だけど、パッと見た感じは、ホントに良く似てるのだ。

この動物のことは、中国の新聞に載ってた記事をインターネットで見たんだけど、去年の12月12日に、中国の南寧市ってとこで捕獲されたそうだ。記事には、「妖怪非猫非狐非鼠」って書かれてて、ようするに、「ネコでもなくキツネでもなくネズミでもない妖怪」ってことらしいんだけど、写真を見る限り、ハクビシンとかジャコウネコとかの仲間みたいな感じがした。その動物は、南寧動物園に引き渡されたそうだけど、動物園の職員たちも、誰ひとり見たことの無い新種の動物だと書いてあった。

‥‥そんなワケで、世界には、数多くのレッドアニマルがいて、絶滅の危機に瀕してるけど、マダガスカルや中国など、まだ人間の手が及んでない地域には、新種の動物が残ってるワケだ。そう思うと、何だかちょっとは地球の未来に希望が持てるような気がする。だけど、ニポンには、間違った知識とデタラメな理論で生態系を破壊し続けてるバカ女王様、環境破壊大臣の小池百合子がいるから、世界の未来には希望が持てても、ニポンの未来は真っ暗だ。千葉県の企業や茨城県の漁協とベッタリと癒着して、闇献金をもらいまくってる厚顔無恥の小池百合子こそを「特定外来生物」に指定して、1日も早く駆除しなければ、ニポンの国民だけじゃなく、動物たちも絶滅しちゃいそうな今日この頃なのだ。

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2005.08.10

ぺぺロンチーノの憂鬱

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今、あたしが世話をしてる野良猫たちのうち、ハナコの避妊手術と、マイケルとマックスの去勢手術は済んでるんだけど、あとの子たちは、まだそのままだ。小林君は、今までに何度かチャレンジしたんだけど、ケージに入れようとすると大暴れして逃げちゃって、それからしばらくは寄りつかなくなる。最初の時、あたしは、鎖骨の上を思いっきり引っ掻かれて、大流血した上に化膿しちゃって、すごく大変だった。車の助手席にケージを置いといて、ゴハンを食べ終わった小林君を抱き上げて、そっと助手席のほうに行くんだけど、小林君は何度もやられてるから、雰囲気で気づいちゃって、あたしの胸のとこで突然、大暴れをして、そのまま逃走しちゃう。

だから、小林君はアト回しにして、先に、ジジとぺぺロンチーノの去勢手術と、カルボナーラの避妊手術をしようと思ってる‥‥とは言っても、お金の問題が、何よりも大変なのだ。オスの場合は、手術自体も簡単だし、1泊の入院で済むから、それほどでもないんだけど、メスの場合は、手術も大変だし、抜糸まで1週間は入院が必要なので、オスの倍以上になる。お部屋で飼ってる猫なら、エリザベスカラーって言うパラボラアンテナみたいな、エリマキトカゲみたいなのを首につけて、首を曲げても傷を舐められないようにすれば、3日目か4日目に一時帰宅して、抜糸の日に連れてくってこともできるし、そうすれば、ちょっとは安くなる。だけど、野良猫だから、それはできない。

ちなみに、あたしがお世話になってる動物病院は、オスが1万4000円、メスが1週間の入院を入れて3万円だ。だけど、たいていの区とか市とかでは、保健所に申請すると、助成金を出してくれる。あたしの住んでる世田谷区の場合は、メスの避妊手術に6000円、オスの去勢手術に3000円出してくれる。その他に、世田谷獣医師会からの助成金もあって、これは、メスに2000円、オスに1000円出してくれる。だから、合計で、メスは8000円、オスは4000円ほど補助してもらえる今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは、500円玉を貯めてた「猫貯金」が、そろそろ1万円になるので、ジジかぺぺロンチーノのどっちかの去勢手術をしようと思って、しばらく前から秘密裏に行動してた‥‥って言っても、保健所と獣医師会に助成金の申請書を出すだけなんだけど、だいたい1週間くらいかかるから、早めにやっとかないと間に合わなくなっちゃうのだ。それで、昨日、両方の助成金が出たので、今日、ぺぺロンチーノを病院に連れてった。ジジは、動物の本能で危険を察したのか、ゴハンの時間になっても現われなかったから、今回は、ぺぺってことになっちゃった。

ぺぺは、前回の病気の時に、車に乗るのは慣れたはずだから、猫用のキャリーバッグでもOKだと思ったんだけど、今回は病気ってワケじゃないから、少し自由のきくケージに入れて行った。とにかく、ぺペは、車に乗るのを恐がらないので、運転がすごくラクだ。車に乗り慣れてない猫は、車が動き出すと、ケージやバッグの中で大暴れしたり、「ア゛〜〜〜ウ゛〜〜〜」って変な声で鳴き出したり、恐怖でオシッコを漏らしちゃったりする。だから、誰かが付き添っててくれれば何とかなるんだけど、1人で猫の様子を見ながら運転するのは、なかなか大変なのだ。

病院に着くと、ぺぺは、覚悟を決めたのか、それとも、ノンキなのか、ぜんぜん恐がる様子もなく、先生にゴロゴロとノドを鳴らし出した。もしかすると、前回、自分を助けてくれた先生のことをちゃんと覚えてたのかも知れない。あたしは、自分も病院に行く日だったので、先生と診療助手のお姉さんにヨロシクお願いして、ぺぺをギュッと抱いてから、病院をあとにした。

動物病院から、あたしの病院までは、ケッコー距離があって、道路が空いてても45分くらいかかるのに、今日はそれなりに混んでた上に、裏道に入れば工事、裏道に入れば工事って具合で、ハレホレ状態になっちゃった。結局、病院の駐車場に車を入れた時には、1時間半も経ってて、予約時間には間に合わなかった。だけど、どうせ予約時間に着いたって、30分や1時間はアタリマエみたいに待たされるんだから、あんまり関係無いけど。

自分の病院が終わったあたしは、一度、お部屋に帰って来て、少しお昼寝して、夕方からのお仕事に行った。お仕事に行く前に、動物病院に電話をして、ぺぺの様子を聞いたら、「手術が終わって、今はぐっすり寝てますよ」とのことで、ホッとひと安心。で、お仕事が終わって帰って来たら、もう深夜の1時だったので、ちょっと仮眠して、明け方に起きて、今、この日記を書いてるってワケだ。

‥‥そんなワケで、野良猫の避妊や去勢については、色んな意見がある。もともと猫が嫌いで、野良猫を見るたびにイライラしてるような人たちなら、少しでも野良猫を減らして欲しいと思ってるだろうから、野良猫の避妊や去勢には賛成してるだろう。でも、そう言った、極右や極左みたいに偏った人たちの意見てのは、たいていが自分のことしか考えていない。野良猫の避妊や去勢にしたって、「野良猫のため」じゃなくて、「自分のため」に賛成してるだけなのだ。

たとえば、猫嫌いを右翼、猫好きを左翼として考えた場合、極右ってのは、野良猫を殺すような人たちで、極左ってのは、近隣の住人の迷惑など考えずに、避妊や去勢もせずに、無責任に野良猫にゴハンをあげ続けてるような人たちだ。これらは、どっちも、「野良猫のため」じゃなくて、「自分のため」に行動してる人たちだ。

こう言う偏った人たち、自分のことしか考えられない人たちのことは置いといて、マトモな人たちの間でも、あたしみたいに猫が好きな左寄りの人たちの間でも、野良猫の避妊や去勢については、賛否両論がある。だけど、ひとつだけ言えることは、避妊や去勢に賛成してる人たちだって、心から望んで賛成してるんじゃなくて、仕方なく賛成してるってことだ。都会の野良猫たちが、人間と共存して行くために、これ以上、可愛そうな猫たちを増やさないために、すごくつらいけど、仕方なく避妊や去勢に賛成してるのだ。

あたしは、野良猫をワナで捕まえて、片っ端から強制的に避妊や去勢手術をすることが、決して正しいことだとは思っていない。もちろん、それは、倫理的な観点からの考えとしてだ。だけど、現実問題としては、毎年、35万匹以上の野良猫が、あたしたちの税金を使って、保健所に殺されてるのだ。これは、別に、保健所に対して抗議をしてるんじゃなくて、そうしなければならない現状を伝えているだけだ。もしも、保健所が、野良猫の処分をしなかったら、街中は野良猫だらけになり、色んな問題が起こってしまうし、現実に色んな問題が起こってるから、保健所は野良猫狩りをしてるワケだ。

中には、「猫だってバカじゃないから、自然に任せておいても、自分たちの数は自分たちで調整して、増えすぎないようにするだろう」なんて言う理想論をノタマウ人もいるけど、これは、あまりにも現実を知らなさすぎる。こう言う意見を聞くと、昔、ニポンのマイナーなパンクバンドの曲で、「革靴はいたベジタリアン」て歌があったのを思い出す。動物愛護を訴えて、野菜しか食べない人の足元を見たら、革靴を履いてたって内容の歌で、インターネットの世界に氾濫してるエセ評論家たちや口先番長たちは、みんな、「革靴はいたベジタリアン」と言えるだろう。

‥‥そんなワケで、あたしが、自分の気持ちに逆らってまで、世話してる猫たちの避妊や去勢をしてるのは、ただ単に、かわいそうな猫たちを増やしたくないからだけじゃくて、この子たちを病気から守るためだ。今、野良猫たちが直面してる一番の問題は、猫エイズや猫白血病などの不治の病だ。調査機関によって様々な数字が出てるけど、一説には、猫エイズや猫白血病に感染してる野良猫は、全体の7割以上とも言われてる。

あたしがずっと前に飼ってた猫は、春の恋愛のシーズンに、外に出て野良猫と接触したことによって、猫白血病に感染した。そして、そんなことも知らずに、ナニゴトも無く暮らしてたら、1年以上も経ってから、突然、発病した。急に具合の悪くなった猫をすぐに病院に連れて行ったら、「猫白血病」だと言われ、現在では特効薬は無いと言われ、有効だと思われる治療法をすべて尽くしてくれたけど、日ごとに衰弱して行った。最後には、目も見えなくなり、鳴くこともできなくなり、ただ横になってるだけだったのに、あたしが声をかけると、シッポの先だけで返事をしてくれた。そして、発病からたった5日目に、眠るように息をひきとった。

あたしは、その場に泣き崩れて、泣いて泣いて泣きすぎて、具合が悪くなって倒れてしまった。それから2週間、すべてのお仕事をキャンセルして、誰にも会わずに、ずっとお部屋で泣き続けてた。ずっと泣き続けてるのに、どうしてこんなに涙が出るんだろうって思った。「涙が枯れる」なんて言葉は、嘘だと思った。そして、こんな思いは二度としたくないから、生涯、猫は飼わないと心に決めた。

‥‥そんなワケで、あたしは、あたしの大切な子供たちを猫エイズや猫白血病から守るために、避妊や去勢手術をしてる。猫同士のケンカとかで感染するケースもあるけど、そのほとんどは、交尾によるものと母子感染だから、これを避けるためには、手術をするしかないのだ。もちろん、できることなら、こんなかわいそうなことをしなくても、猫たちが幸せに暮らせる世の中になるのが理想だけど、国民のことよりも選挙のことしか考えてない政治家ばかりのこの国では、猫どころか、人間が幸せに暮らせるようになれるのも、いつになるのか分からない今日この頃なのだ‥‥。

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2005.08.09

露出パフォーマー

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あたしが、どれほど民主党のアホさ加減に呆れ果ててるかってことは、今まで折に触れて何度も書いて来たけど、性犯罪者のコイズミが発狂しちゃったオカゲで、そんな民主党に、確変のチャンスが訪れちゃった。それにしても、コイズミって、どうしてあんなにバカなんだろう。今どき、あんなバカを支持してるのなんて、川崎タクシー株式会社の社長と、常識のカケラも持ち合わせてないアホだけなのに‥‥。とにかく、性犯罪者だらけの自民党から、北朝鮮のスパイだらけの民主党に政権が移ったら、この国は良くなるんだか悪くなるんだか分かんないけど、ひとつだけ言えることは、北朝鮮の拉致被害者たちは、もう二度と帰って来られないってことだ。

だから、あたしは、郵政民営化なんてのはアト回しにして、北朝鮮の拉致問題を最優先すべきだって言ってたのに、コイズミって言う幼稚園児は、自分の欲しかった「郵政民営化」って言うオモチャを買ってもらえなかったからって、国会議事堂って言うオモチャ屋さんの前で、手足をバタバタさせてダダをこねちゃって、拉致問題どころか、すべての重要な問題を丸投げしちゃった。もともと、あんな性犯罪者なんかには何も期待してなかったけど、あのバカがこの4年間でやったことって、愛・地球博のお弁当の民営化だけじゃん(笑)

サスガに、ここまで無能だと、川崎タクシー株式会社からの闇献金も来月から途絶えそうだけど、いくら自民党が自滅してくれたからって、北朝鮮のスパイだらけの民主党なんかに鞍替えする有権者もいないと思うし、まして、ナンミョーホーレン党なんかを支持するようなアホもいないだろうし‥‥ってことは、ようやく、あたしが応援してる政党の時代が来るのかな?‥‥なんて思ってる今日この頃、皆さん、今度も投票には行かないんですか?(笑)


‥‥そんなワケで、大事件が起こって、他の民放がすべて特番に切り替えてても、いつもマイペースで、古い映画や旅行番組の再放送、アニメなんかを放送してるテレビ東京が、今日の午後だけは、他の民放と同じように、国会中継の特番を放送してた。新潟中越地震の時でさえ、JR福知山線の事故の時でさえ、生々しい事故現場を映し続ける他局なんかお構いなしに、時代劇や海外ドラマの再放送をOAしてたってのに、今日は、「長七郎江戸日記」も、海外ドラマ「トゥルーコーリング」も取りやめにして、国会中継を放送してた。つまり、テレビ東京の報道のスタンスとしては、たくさんの人たちの命が失われた天災や事故などの大惨事よりも、コイズミの茶番劇のほうが重要だってことなんだろう。

だから、テレビ東京を愛するあたしとしては、同じスタンスで行こうと思い、今回の茶番劇にちょこっとだけ触れてみたけど、もう、これ以上は書くことがない。それに、ふだんは政治のことなんか何も考えてないようなアホブログとかでも、こう言う時になると、急に聞きかじりの薄っぺらな知識を披露し始めたりするから、きっと、数え切れないほどのブログが、今回の茶番劇について、あーだこーだと好き勝手なことや見当ハズレなことを書いてるに違いない。つまり、自分の役割をそれなりに分かってるあたしとしては、ここで、また、誰でもが分かりきってるコイズミのバカさ加減について長々と書くよりも、いつものテレビ東京のように、まったく関係無い話題を書こうと思う。

‥‥そんなワケで、今日の「長七郎江戸日記」‥‥じゃなくて、「きっこの日記」は、お寿司なんてゴチソウする余裕は無いので、ひからびたチーズをオツマミにして、まずそうなタイの缶ビールでも飲みながら読んでもらえる程度の内容ってことで、思いっきり軽いネタを探してみたら、こんなのがあった。


「4万人タマげた!!銀杏BOYZステージで全裸に」(夕刊フジ)

ロックバンド「銀杏(ぎんなん)BOYZ」のボーカル、峯田和伸(27)が7日、茨城・国営ひたち海浜公園で行われた「ROCK IN JAPAN FES.」のライブで下半身を露出、警察に通報された。チン事は、午後1時半過ぎ、4万5300人の観客の前で起きた。峯田は突然ズボンを降ろし、最後には全裸で約3分ほど仁王立ちになったという。茨城県警は、公然わいせつの疑いで峯田と関係者から事情を聴く方針。銀杏BOYZは平成15年結成。峯田はライブハウスなどでよく脱ぐことで知られる。韓国では、先月末に生放送の音楽番組で、バンドのメンバー2人がイチモツを露出して逮捕された事件があった。


‥‥って事件だ。この記事には、「公然わいせつの疑いで峯田と関係者から事情を聴く方針」って書いてあるけど、他の新聞の記事には、「通報によって駆けつけた警察官に逮捕され、書類送検された」って書いてあった。まあ、どっちでもいいんだけど、ライブでパンツ脱いだくらいで、なんだかすごく大ゲサなので、あたしはビックルを飲んだ。

そんなことよりも、ファンの皆さんにはたいへん申し訳ないんだけど、あたしは、この「銀杏BOYZ」ってバンドを知らなかったので、インターネットで調べてみた。そしたら、「GOING STEADY」ってバンドのギターだけが入れ替わったバンドだってことが分かったんだけど、あたしは、この「GOING STEADY」ってバンドも知らない。それで、どんなのかちょっと視聴してみたら、リリックスを聞いてるだけで恥ずかしくなって来るような、あたしの苦手なサンボマスターみたいな、自己陶酔タイプの音楽だった。

だから、このバンドのファンだけが集まってるライブハウスだったり、似たようなタイプのバンドばかりのライブだったら、パンツを脱いでも何の問題も無かったと思うけど、他のタイプのバンドもたくさん出るライブだったから、不愉快に感じた人がいっぱいいたんだろう。何しろ、サザンオールスターズが大トリで出たみたいだから、サザンのファンなんて、みんなオジサン、オバサンだし、中には子供を連れて来てる家族とかもいるんだから、そんなとこで、自己陶酔タイプの見たこともないバンドの兄ちゃんがパンツを脱いじゃったら、そりゃあ、通報されちゃうだろう。

‥‥そんなワケで、ライブでナニを出しちゃうって言えば、あたしは、甲本ヒロトくらいしか見たことないけど、ブルーハーツ時代のライブを3回観に行って、そのうち2回もナニを出してたから、すごい確率だ。だけど、誰も通報なんかしなかったし、ライブはすごく楽しかった。

でも、甲本ヒロトにしても、銀杏BOYZの峯田って人にしても、人前でナニを出すってことは、普通じゃ考えられないことで、露出狂なのかな?‥‥とも思うんだけど、本物の露出狂だったら、ライブだけじゃなくて、道端でも電車の中でも出しそうなもんだ。もちろん、あたしは、この2人のプライベートは知らないから、もしかしたら、サングラスとマスクで顔を隠して、夜道でナニを出してるのかも知れないけど、あんまりそう言うことは想像したくない。やっぱり、歌ってるうちに、だんだんテンションが上がって来て、そのうち、抑え切れないような感情が爆発して、ついつい出しちゃった‥‥ってふうに思ってあげたい。

ただ、ブルーハーツのファンだけしかいないライブで出した甲本ヒロトと、4万5300人の観客のうち、何パーセントくらいが自分たちのファンなのか分からないのに出しちゃった峯田って人では、状況把握能力に大きな差があるってことだけは言えるだろう。でも、子供もいるようなライブ会場で露出しちゃったのは、やっぱりマズイことだけど、それにしても、逮捕ってのはヤリスギだと思う。主催者と本人に「厳重注意」くらいで、十分なんじゃないの?

‥‥そんなワケで、あたしは、最近、「Gyao(ギャオ)」って言うパソコンテレビにハマッてて、すべての番組が無料なので、ちょっとでも時間があると見てる。録画したまま溜まってるVがたくさんあるのに、Vはいつでも見られるけど、パソコンテレビの番組は何日かで切り替わっちゃうから、こっちを優先して見ちゃう。特に、アニメがすごくて、今は、「天才バカボン」と「ハクション大魔王」と「クリィミーマミ」と「タイムボカン」と「みなしごハッチ」を毎日1本ずつ順番に見てる。他にも、「あしたのジョー」とか「けろっこデメタン」とか「サラリーマン金太郎」とか「ガッチャマン」とか「キャシャーン」とか色々とやってるんだけど、サスガに、そこまでは手が回らない。ちなみに、ゆうべは、テレビで「鈴鹿8耐」を見ながら、パソコンで「ハクション大魔王」を見てた。その「Gyao」の音楽のチャンネルで、今、ブルーハーツのプログラムをやってて、デビューしてから解散するまでの歴史をまとめたやつなんだけど、この前、それを見てたら、何だかすごくコーフンしちゃった。やっぱり、甲本ヒロトってイイ男だし、何よりも、ナマでナニを2回も見てるから、顔を見ると、ナニゲに思い出しちゃう今日この頃なのだ(笑)

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2005.08.08

ココロザシナカバにして

cat_f06 今日は「立秋」だ‥‥こんなに暑いのに。今日から「秋」なのだ‥‥こんなに暑いのに。でも、毎年言ってるけど、これは、「暦の上では」ってことで、テレビの天気予報のお姉さんとかも、「今日は立秋です。暦の上では今日から秋ですね。」なんて言ってたはずだ。だいたい、ホントに今日から「秋」なんだったら、今、夏休みの真っ最中の子供たちは、夏休みの半分以上は「秋」ってことになっちゃうから、「秋休み」って言わなきゃならなくなる。

 

この「暦の上では」ってのは、野口さんの乗ったスペースシャトルが、機体のどっかがポコンて膨らんでるのに、「理論の上では」そのまま帰って来られる‥‥ってみたいなもんで、ずいぶんテキトーな話だ。だけど、とにかく、昨日までは「暑中見舞い」だけど、今日からは「残暑見舞い」になるワケで、立秋を過ぎたのに「暑中見舞い」なんか出しちゃったら、明日のコイズミみたいに、大恥をかくことウケアイだ。

 

それにしても、今日と昨日は少しはマシだけど、おとといとその前の日はホントに暑かった。3日前の木曜日、あたしは、午後からずっと冷房の効いた事務所でお仕事してて、夕方の5時すぎに外に出た。そしたら、街中がサウナの中みたいにモワ〜ってしてて、あたしは、あまりの暑さにタチクラミがして、その場にしゃがみ込んだ。最初は、涼しい場所から急に外に出たから、体が暑さに対応しきれないのかと思ったんだけど、いつまでしゃがんでても、なかなか復活しないので、ホントに異常なくらい暑かったんだって気づいた。

 

それで、何とか必死に帰って来たんだけど、マンションのドアを開けたら、室内から熱風がドア〜ッ!って出て来て、あたしは、その場に、ドアッ!って倒れた今日この頃、皆さん、残暑お見舞い申し上げちゃいますか?(笑)

 

 

‥‥そんなワケで、この、ムリヤリとも思える「ドア3連発」が何の布石なのかって言うと、「ドア」と言えば「どこでもドア」、「どこでもドア」と言えば「ドラえもん」、「ドラえもん」と言えば「のび太」ってワケで、今日、8月7日は、立秋であるとともに、野比のび太のお誕生日なのだ。だけど、立秋ってのは、毎年8月7日って決まってるワケじゃなくて、暦によっては、8月8日の年もある。だから、のび太のお誕生日は、その年によって、秋の時もあれば、夏の時もあるってワケだ。

 

なんて小ネタもはさみつつ、玄関に入ったあたしは、あまりの室内温度の高さに、その日、2度目のタチクラミがした。タチクラミって言っても、ドラッグクイーンじゃなくて、ホントに具合が悪くなったんだけど、とにかく、ベランダまで這ってって、窓を全開にした。だけど、もともと風の抜けないマンションなのに、この日は微風も吹いてなくて、室内温度はなかなか下がらない。それで、扇風機を外に向けて回して、換気扇みたいに、室内の空気を強制的に外に出すようにしてみたんだけど、そんなことしても、焼け石に水だった。

 

あたしは、とにかく、熱中症の一歩手前くらいの状態だったので、水シャワーで体温を下げようと思って、バスルームに行った。それで、全身を水シャワーで冷やしたんだけど、いつまで経っても、体の異常なホテリと頭痛と吐き気が治まらないので、今度は、バスタブの中に寝て、お水を出した。それで、首までお水に浸かって、30分くらい冷却した。それで、何とか、いつも通りに動けるようになったら、思考回路も正常に動き出して、自分のこと以外にも気が回るようになって、お魚たちのことが心配になった。

 

バスルームを出て、パパッと体を拭いて、水槽を見に行くと、お魚たちは元気なく浮かんでた。水温計を見ると、ナナナナナント! 38度! これじゃあ、みんな、煮魚になっちまう!

 

あたしは、急いでバケツを持って来て、ペコペコポンプでお水‥‥って言うか、お湯を汲み出して、バケツに2杯ぶん抜いた。そして、そのぶんの冷たい水道水に、カルキ抜きのお薬を入れてから、水槽に入れた。これで、水槽の水温は、30度くらいに下がった。お魚たちは、涼しくなったから元気になったのか、突然の水換えでパニック状態になったのかは分かんないけど、とにかく、生き生きと泳ぎ出した。

 

だけど、あたしは、これだけの運動で、全身に汗をかき、また、体中がカッカと熱くなって来た。なんせ、この時点でも、室温は40度以上もあったのだ。それで、またバスルームへ行き、また30分くらい水風呂で体を冷やした。それで、ホッとして、出て来たんだけど、10分もすると、暑くて暑くて死にそうになる。扇風機の前にいても、室内の熱い空気をかき混ぜてるだけで、熱風が襲って来る。

 

‥‥そんなワケで、何度も水風呂に入ったりしたんだけど、もーーーーーーダメだ!ギブアップ!‥‥ってワケで、8月4日の夜10時半、ついに、あたしは、エアコンをつけた。今年の夏は、どこまでエアコンを使わずに耐えられるか?ってのにチャレンジしてたんだけど、こんなにも早い時期にエアコンをつけちゃうなんて、ココロザシナカバにして挫折したような気分だ。だけど、今日、8月7日は「立秋」だから、暦の上では、もう「秋」、つまり、あたしの「今年の夏は、どこまでエアコンを使わずに耐えられるか?」ってチャレンジは、昨日で終了したワケで、今日からは、暑くてガマンできない時には、何の気兼ねも無くエアコンをつけられる今日この頃なのだ(笑)

 

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2005.08.07

必要の無い男

37sato
F1は、前回のハンガリーGPが終わってから、今度のトルコGPまでの間の約20日間が、短い夏休みになる。とは言っても、それぞれのチームには色々とやることがあり、のんびり骨休めができるのは、シューマッハ様のような一部のトップドライバーだけだけど、そんな貴重な夏休みに、あたし的には、大きなニュースがあった。それは、8月2日付けのフェラーリ・チームの公式発表、「今シーズンいっぱいでのバリチェロの離脱」だ。バリチェロがフェラーリを離れる噂は、ずっと前からあったし、それどころか、BARホンダとの水面下での契約の話もあちこちのタブロイド紙に書かれてたから、あたしは、ある程度は覚悟しつつも、バリチェロ本人がトボケてたから、ほんのちょっとだけはフェラーリに残るって期待も失ってなかった。

それで、あたしは、正式な発表があるのはシーズンオフだと思ってたから、とりあえず今シーズンは、ノンキにバリチェロを応援してればいいやって思ってた。そしたら、シーズン半ばでの突然の離脱発表。まあ、これには、複雑な裏の事情があるんだけど、とにかく、今回のフェラーリ・チームの公式発表は、「今シーズン限りでバリチェロが離脱」することと、バリチェロの代わりに加入するのが、「現ザウバーのマッサ」ってことだけだった。つまり、バリチェロが、来シーズンからどこのマシンに乗るのかは、公式には発表されなかった。

だけど、次に乗るマシンも決まってないのに、長年、チームのために尽くして来たバリチェロをフェラーリが手放すハズはないから、チマタで囁かれてる「BARホンダとの2年契約」って噂は、もう間違いないだろう。そうなると、何が気の毒って、今シーズン限りで乗るマシンが無くなる佐藤琢磨だ。タクマとBARホンダとの契約も切れるし、何よりも、確実にポイントを獲得できるドライバーが欲しいBARホンダのニック・フライ代表が、前回のハンガリーGPで8位に入り、ようやく1ポイントを獲得できたタクマと、大ベテランのバリチェロのどっちを選ぶかなんて、火を見るよりも明らかな今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、世の中では、とうとうコイズミが発狂しちゃって、「解散だぁ〜!」「死んでやるぅ〜!」って大騒ぎしてるみたいだけど、あたしにとっては、そんなクダラナイことなんかどうでもいい。解散、大いに結構、総選挙、大いに結構。どうせ、また、選挙にも行かない無責任な国民たちのセイで、代わりばえのしないアホ内閣が誕生するんだろうけど、どんなアホ内閣だとしても、今よりはマシになるだろう。だから、そんなことよりも、あたしにとっては、バリチェロの移籍問題のほうが百万倍も重要なのだ。ようするに、コイズミの代わりなんか、犬でも猫でもミミズでもミジンコでも光合堀菌でもアホの坂田でもできるけど、バリチェロと同じ熱い走りができる天才ドライバーは、どこにもいないってことだ。

さて、今回の移籍問題で、揺れに揺れてるのは、何と言っても、BARホンダだ。もともと、何でBARホンダが、水面下でバリチェロに接触したのかって言うと、ファーストドライバーのバトンが、ウィリアムズへ移籍しようとしてたからだ。つまり、バトンがいなくなったあとに、タクマをファーストドライバーへと昇格させ、サードドライバーのデビッドソンをセカンドドライバーに繰り上げるってのは、あまりにも無謀‥‥って言うか、正直に言って、来シーズンを捨てるようなものだからだ。今までのレースを見て来たら、タクマがセカンドドライバーの実力すら無いことは明白だし、あたしから見たら、サードドライバーのデビッドソンのほうが、確実に、速いし巧いしセンスがいい。

だから、バトンがウィリアムズへ移籍しちゃうんなら、バトンに代わる優秀なドライバーをどこからか引き抜かないと、BARホンダに未来は無いってワケだ。それで、BARホンダは、あくまでも、バトンの代わりとして、バリチェロと接触した。だけど、バリチェロとの契約の話が決まったと思ったら、今度は、バトンがウィリアムズへの移籍を白紙に戻しちゃって、BARホンダに残留する意思を明らかにした。これは、色んな細かい問題があるんだけど、1番の問題は、ウィリアムズが来シーズンのエンジンもまだ決まってなくて、そんなチームへの移籍に、バトンが不安を抱いたからだ。でも、バトンは、ウィリアムズから、すでに10億円以上とも言われる契約金を受け取っていて、その他の条件も、ウィリアムズ側に有利な状況になってる。ウィリアムズ側は、「我々はバトンと拘束力のある正式な契約を結んでいる」って主張して、絶対にバトンをBARホンダに譲らない姿勢を見せている。だけど、この契約ってのは、ウィリアムズの以前のマネージメントチームとのもので、今は新しいマネージメントチームに代わってるので、バトンとしては、そこが突っつきどころなのだ。そして、BARホンダ側としては、これは、バトン個人とウィリアムズとの契約上の問題なので、表面上は口を出すことができない。

だけど、どうしても、バリチェロとバトンのコンビで来シーズンの優勝を狙いたいBARホンダとしては、なんと、「サードドライバーのデビッドソン+現金」をウィリアムズに差し出す代わりに、バトンを返してくれって言う、まるで、ニポンの腐り切ったプロ野球界みたいなことを言い出したのだ。もちろん、これは、完全に秘密裏に行なわれた取り引きなので、公には「噂」の域を出てないけど、複数の情報筋が伝えてるから、ほぼ間違いだろう。だけど、ウィリアムズは、バトンを譲る気はまったく無く、この、それなりにオイシイ申し出を突っぱねたのだ。あたしが、ウィリアムズのオーナーだったら、先の見えてるバトンなんかよりも、「実力のあるデビッドソン+現金」のほうを選ぶけどなあ‥‥。

‥‥そんなワケで、タクマが来シーズンもBARホンダに‥‥って言うか、F1のマシンに乗れるかどうかは、バトンの移籍問題の結果に掛かっている。バトンがウィリアムズに取られれば、BARホンダは、バリチェロとタクマのコンビってことになるし、バトンが残留できれば、タクマの乗るマシンは無くなるってことだ。ちなみに、タクマの奥さんは、今、妊娠5ヶ月で、今年の12月には赤ちゃんが生まれる。パパになるタクマにとって、このままBARホンダに残れるか、それともリストラされちゃうのかは、すごく大きな問題だろう。だけど、バトンがウィリアムズに移籍すれば、今まで通り、何の問題も無く、タクマにBARホンダのセカンドドライバーのシートが与えられるってワケじゃない。BARホンダのニック・フライ代表は、「我々は、確実にポイントを獲得できる2人のドライバーを必要としている。これは、チームがチャンピオンシップを戦う上での必要不可欠な条件だ。今回のレース(ハンガリーGP)では、タクマはそれなりの仕事をしたけど、彼が来シーズンもBARホンダのドライバーの1人でいるためには、今シーズンの残りのレースで、きちんと結果を出す必要がある。」って言ってる。つまり、バトンが移籍した上に、タクマ自身の残りの6戦の結果が良くなければ、来シーズンはタクマを使わない、つまり、今シーズンで契約を打ち切るって言ってるのだ。

バトンやタクマのファンには申し訳ないけど、あたし的には、バリチェロとデビッドソンのコンビが走ってくれることになったら、何よりも嬉しいし、そう言うことになれば、バリチェロ個人を応援するんじゃなくて、嫌いなBARホンダを無理に好きになるように努力するつもりだ。だけど、カンジンのデビッドソンが、BARホンダにいる限り、自分よりもヘタクソなタクマの下に置かれてて、ぜんぜんレースに出られないことにずっと不満を持ってるし、その上、今回、バトンを取り戻すためのカードとして使われちゃったもんだから、BARホンダを出る気がマンマンだ。それに、ニック・フライ代表も、「デビッドソンは豊富な経験を持っているし、彼自身はとにかくレースに出ることを願ってる。だから、彼が、BARホンダを離れて、よりレースに出られるチャンスのあるチームへ移るのなら、私は止めたりしない。」って言ってる。

‥‥そんなワケで、結局、何が一番いけないのかって言えば、ホンダなのだ。ホンダが、BARホンダの半分の株を持ってることを悪用して、実力のともなってないニポン人ドライバーなんかをムリヤリに起用させてるから、こんな問題が起こるのだ。ホンダは、黙って技術だけ提供してればいいワケで、ホントに勝ちたいんなら、ちゃんとした実力のあるドライバーと契約すべきだろう。今シーズンだって、タクマをサードドライバーに下げて、デビッドソンを走らせてれば、いくらなんでも、13戦目にして、ようやく1ポイントだなんて言う情けない結果だけは避けられハズだ。もちろん、今シーズンは、BARホンダにとっては、モズレー会長の嫌がらせとか、色んなアクシデントがあったけど、それにしても、あれほどのマシンを与えられていて、ミナルディのアルバースやレッドブルのクリエンよりもポイントが下、挙句の果てには、たった1レースしか参戦してないデラロサよりもポイントが下だなんて、あまりにもお粗末すぎる。とにかく、ここまで結果が出せないんじゃ、K1の「アケボノ」、M1の「千鳥」と一緒に、F1の「タクマ」も、そろそろ引退して欲しいと思う今日この頃なのだ(笑)

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2005.08.06

こぎつねキッコの盗作事件簿

18840174 あたしは、宮沢賢治の童話や小説が好きなんだけど、「銀河鉄道の夜」とか「どんぐりと山猫」とか「よだかの星」とか「注文の多い料理店」とか「猫の事務所」とか「貝の火」とか「セロ弾きのゴーシュ」とか「クスコーブドリの伝記」とか、誰でもひとつかふたつは読んだことがあると思う。そんな中で、特別な思いがあるのが、「風の又三郎」だ。

 

 

 どっどどどどうど どどうど どどう、

 

 青いくるみも吹きとばせ

 

 すっぱいかりんもふきとばせ

 

 どっどどどどうど どどうど どどう

 

 

あたしは、小学校の高学年の時、「風の又三郎」を読んで、どうしてもうまく言葉で説明できない、不思議な感覚を覚えた。今なら、それが、誰の心の中にも眠ってる郷愁のようなものだってことが分かるんだけど、子供の時には、その感覚を上手に言葉で説明することができなかった。エタイの知れない恐怖と、恐いものみたさの好奇心と、初めて来た場所なのに、ずっと前に来たことがあるようなデジャブー感覚と、そんな感じの感覚が入り混じって生まれる郷愁が、行間から感じられたのだ。そして、何よりも、あたしの気持ちを惹きつけたのが、夏休みが終わって、みんなが小学校にやって来て、転校して来た又三郎と出会う、冒頭の9月1日の次のシーンだ。

 

 

 「わあ、おらの机代ってるぞ。」

 

 「わあ、おらの机さ石かけ入ってるぞ。」

 

 「キッコ、キッコ、うな通信簿持って来たが。おら忘れて来たぢゃあ。」

 

 「わあい、さの、木ぺん借せ、木ぺん借せったら。」

 

 「わぁがない。ひとの雑記帳とってって。」

 

 

「キッコ」は、男の子だ。あとのほうで、「喜っこぅ」って言う表記も出て来るので、たぶん「喜蔵」のことだと思う。だけど、「風の又三郎」では、キッコはちょこっとしか出て来ない。そんなキッコが、主役をやってる物語が、「みじかい木ペン」だ。宮沢賢治の作品の中では、ワリとマイナーな部類だけど、この物語は、「風の又三郎」とつながってるのだ。「木ペン」ってのは鉛筆のことなんだけど、自動的に正しい答えを書いちゃう魔法の鉛筆を手に入れたキッコの物語で、この「風の又三郎」の子供たちの会話のシーンは、「みじかい木ペン」を読んだ人にだけ分かるように書かれてる今日この頃、皆さん、サスガに「みじかい木ペン」までは読んでないですか?(笑)

 

 

‥‥そんなワケで、天下の宮沢賢治作品をはじめとして、「キッコ」は、色んな物語に登場する。これも、小学校の高学年の時に読んだんだけど、「びんの中のこどもたち」って言う物語があって、作者は覚えてないので、今、調べてみたら、「大海 赫」って人だった。この物語では、キッコは、ちゃんと女の子だ。それで、ある日、お姉ちゃんたちが何者かに誘拐されちゃって、末っ子のキッコが、ひとりで探しに行く。そして、怪しいと睨んだ男のマンションに忍び込むんだけど、実は、この男が悪魔で、キッコは見つかっちゃって、薬で眠らされて、気がつくと小さくされてて、ビンの中に入れられちゃうのだ。

 

ここから、あたしの中にいる「小さいきっこたち」って概念が生まれたんだけど、このお話のキッコは、ビンの中でノミに勉強を教わったりするくらいだから、ものすごく小さい。だけど、あたしの「小さいきっこ」は、あたしの12分の1のスケールって設定なので、身長は、13.4cmだ。あたしの耳とか口からゾロゾロと出て来る時には、もっと小さくて、外に出た時点で13.4cmになるって言う、都合のいいキャラだ。小さいきっこは、ぜんぶで約50人いて、その下に、見習いの「小さいきっこセピア」のメンバーが20人くらいいる。

 

‥‥そんなワケで、他には、2004年の7月21日の日記で紹介した、絵本の「きつねのきっこ」のシリーズがある。これは大好きなので、ぜんぶ持ってるんだけど、このシリーズとは別の絵本で、「こぎつねキッコ」ってのもある。「きつねのきっこ」は、こいでやすこの絵本だけど、「こぎつねキッコ」のほうは、お話が松野正子、絵が梶山俊夫で、「こぎつねキッコ」「こぎつねキッコ あめふりのまき」「こぎつねキッコ うんどうかいのまき」「こぎつねキッコ えんそくのまき」「こぎつねキッコ おとまり会のまき」などがあって、「きつねのきっこ」とは、ぜんぜん別のシリーズだ。やっぱり、「キツネ」に名前をつけようとすると、「キッコ」って思いつく人が多いのかな?

 

ちなみに、この「こぎつねキッコ」のシリーズは、今は発売してないんだけど、人気のあるシリーズだから、そのうち、また再版すると思う。あたしは、図書館で読んだんだけど、淋しくて悪いことをしちゃうキッコと、そのキッコをあたたかく包む母さんの姿に、ジーンとしちゃう絵本だ。

 

さて、ここまでは、ワリとほのぼのと進んで来た今日の日記だけど、ここから先は、ガラッと変わって、恥も外聞も無い犯罪集団、「立正佼成会」を叩くことにする。あたしは、頭のイカレタ新興宗教なんかに騙されるほどオメデタクないし、自分ことは、ちゃんと自分で決めて生きてるから、インチキ宗教なんかに依存してる他力本願なバカどもには、まったく興味も無い。だけど、創価学会や立正佼成会みたいに、金儲けのために平然と犯罪を犯してる反社会的な集団に対しては、これ以上、被害者を増やさないために、厳しく取り上げて行く。

 

‥‥そんなワケで、立正佼成会の専属の「佼成出版社」が発売してる「創作仏教絵本シリーズ」って言う、子供たちを洗脳するための恐ろしい絵本の中に、呆れたことに、「こぎつねキッコ」がある。だけど、この「こぎつねキッコ」って、ちょっと変なのだ。お話も、絵も、普通の「こぎつねキッコ」とは違うのだ。それで、調べてみたら、お話を書いてるのが、本間正樹、絵を描いてるのが、みやもとただおって人だった。ようするに、昔からある「こぎつねキッコ」とは、文も絵も別の人なのだ。たとえば、お話は同じ作者で、絵だけを別の人が描いた新しい絵本てのなら分かるけど、これはいったい、どう言うことだろう?

 

それで、どんなお話かって言うと、山で母さんとふたりで暮らしてるキッコは、ある日、ふもとの村へ遊びに行く。それで、キツネのぬいぐるみで遊んでる村の子供たちを見つけた。その様子を見ていたキッコは、そのぬいぐるみが欲しくなる。そしたら、子供たちは、そのぬいぐるみを落として行ってしまった。キッコは、黙ってそのぬいぐるみを拾って、山に帰って行く。母さんに、そのぬいぐるみはどうしたのかと聞かれたキッコは、別の場所で拾ったとウソをついた。だけど、何日かするうちに、自分のウソにつらくなったキッコは、ホントのことを母さんに打ち明ける。母さんはキッコを抱きしめ、そして、一緒にぬいぐるみを村に返しに行く‥‥ってお話だ。

 

そして、今度は、松野正子と梶山俊夫のほうだけど、2作目の「こぎつねキッコ あめふりのまき」ってのは、どんなお話かって言うと、山で母さんとふたりで暮らしてるキッコは、ある雨の日、幼稚園の子供たちが傘をさしてるのを見て、自分も傘を欲しくなる。だけど、母さんに、「きつねはかさはいらないの」と言われてしまう。それでも、傘が欲しかったキッコは、幼稚園の運動場に赤い傘が忘れてあるのを見つけて、黙ってその傘を拾って、山に帰って行く。母さんに、その赤い傘はどうしたのかと聞かれたキッコは、別の場所で拾ったとウソをついた。だけど、何日かするうちに、自分のウソにつらくなったキッコは、ホントのことを母さんに打ち明ける。母さんはキッコを抱きしめ、そして、一緒に傘を幼稚園に返しに行く‥‥って、おいおいおいおーーーーーーい! 「傘」と「ぬいぐるみ」が違うだけで、あとはソックリじゃん!

 

ちなみに、松野正子の「こぎつねキッコ あめふりのまき」は、1993年6月の発行、本間正樹の「こぎつねキッコ」は、2002年4月の発行だ。それで、あたしは、知り合いの大手出版社の人に、この事実を知らせて、裏をとってもらった。そしたら、その人が言うには、「こぎつねキッコ あめふりのまき」を出版してた「童心社」の著作権関連のデスクに問い合わせたところ、「立正佼成会がそのような行為をしていたとは、今までまったく知りませんでした。タイトルも同じ、内容もそっくりでは、完全に盗作です。すぐに法的措置を取りたいと思います。知らせていただき、ありがとうございました。」とのことだった。

 

‥‥そんなワケで、立正佼成会の「創作仏教絵本シリーズ」は、絵は色んな人が描いてるけど、お話はぜんぶ本間正樹って人が書いている。だけど、それにしちゃあ、あまりにもバラエティーに富んでて、とても同じ作家が書いたとは思えないラインナップなのだ。普通は、同じ作家が書いてれば、その作家のカラーってもんが出るはずだけど、この洗脳シリーズには、そんなカラーなど無い。つまり、「こぎつねキッコ」が盗作である以上、他の絵本だって、色んな作家の作品を盗作してる可能性が高いってことだ。もちろん、盗作が、「こぎつねキッコ」だけだとしたって大変な問題だけど、何作もの盗作が発覚したとなれば、あたしは、本間正樹のことを「絵本界の安倍なつみ」として、これから徹底的に糾弾してやろうと思う今日この頃なのだ(笑)

 

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2005.08.05

フロッピーの割れた日

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東京が世界に誇る恥、東京都恥事のテポドンしんちゃんは、どんな暴言を吐いても、絶対に謝罪しないことでオナジミだ。数々の女性蔑視発言に関しても、障害者差別発言に関しても、すべて言ったら言いっぱなしどころか、抗議を受けると、逆にヒラキ直って、さらに暴言を吐く。たとえば、テポドンしんちゃんが環境庁長官だった1977年には、水俣病の被害者たちに対して、「水俣病の患者は、国から補償金を取ることを目当てにしたニセ患者だ」と言う、とんでもない暴言を吐いた。これは、中国の元従軍慰安婦に対して、「強制連行なんかされなくても、金のために娼婦になった女はたくさんいたはず」「貧乏だから、今度は肉体ではなく自分の名誉を代償にして日本から金を取ろうとしてるだけ」と言い切ったのと同一線上の理論で、虫ケラにも劣る最低のクズ野郎にしか思いつかない理屈だ。誤解を恐れずに言えば、中国の従軍慰安婦に関しては、もしかしたら、テポドンしんちゃんの言う通りの部分もあるのかも知れない。だけど、それと同じ理屈を水俣病の被害者たちに当てはめるってのは、もはやマトモな思考回路を持った人間とは思えない。そして、アンノジョー、この暴言に対して、水俣病の被害者たちから抗議文が来たワケだけど、その抗議文にザッと目を通したテポドンしんちゃんは、謝罪するどころか、こう言った。


 「これを書いたのはIQが低い人たちだろう」


ここまで来ると、サスガに、呆れ果てて何も言えなくなるのは当然として、逆に、一種の爽快感すら感じる。まるで、4枚のドアをぜんぶ半ドアにして、東名高速を240キロで爆走してるような男だ。この、テポドンしんちゃんのイサギヨサに対して、同じくらいバカなのに、自分の問題発言に対して、子供じみた言い訳ばかりしてるのが、ニポン中の笑い者、「フロッピー麻生」こと、麻生太郎総務大臣だ。テポドンしんちゃんは、極端に偏った時代錯誤の思想に基づいて暴言を吐き続けてるから、問題発言にも一貫性がある。だけど、麻生太郎の場合は、思想も何も無い単なるバカなので、すべての発言がその場の思いつき、気分しだいでコロコロ変わる今日この頃、皆さん、こんなバカでも大臣になれるなんてニポンはブラボーな国ですか?(笑)


‥‥そんなワケで、あまりにも有名な話なので、わざわざ書くのもナンなんだけど、万が一、知らない人がいたら困るので、一応、書いとくけど、「フロッピー麻生」って言うニックネームは、今から2年前に、麻生太郎が総務大臣に就任した時の記者会見でのアホ発言でつけられたアダ名だ。10年前ならともかく、このバカは、なんと、完全にCD−Rの時代になってた2年前に、「ITの発達で2005年までに日本の役所から書類がなくなり、すべてはフロッピーで済むシステムになる。世界で最も電子化された政府が誕生する。」って言い放ったのだ。この、イノシシ社長並みの、時代とズレまくったトンチンカンな発言で、厚顔無恥な麻生太郎は、子供たちからも指をさされて、「あ!フロッピーだ!」って笑われるようになってしまったのだ(笑)

この話だけでも、フロッピー麻生がどれほど無知なのか、どれほどズレてるのかが良く分かると思うけど、これほどの逸材だから、その問題発言には、枚挙にイトマが無い。だけど、異常なファシズムに裏打ちされたテポドンしんちゃんの暴言の数々は、十分に「問題発言」て呼べるけど、知能の低さゆえに、何の考えも無くポロッとこぼれちゃうフロッピー麻生のアホ発言は、「暴言」と言うよりも「失言」、「問題発言」て言うよりも「軽率発言」「軽薄発言」て感じだ。だから、どっちかって言うと、テポドンしんちゃん系じゃなくて、コイズミ系やヤマタク系のジャンルに入る。まあ、どっちにしても、変質者やバカだけで構成されてるコイズミ内閣には、絶対に外せない人材だろう。

さて、ツッコムのも気の毒になっちゃうほど、ヤルことナスことお粗末なフロッピー麻生だけど、最初に書いたように、何よりも情けないのは、どんな暴言を吐いても絶対に謝罪しないテポドンしんちゃんと違って、フロッピー麻生の場合は、自分の失言に対して、必ず、幼稚園児レベルの言い訳をしてゴマカそうとする。だから、余計に、みじめったらしくなる。たとえば、2001年に、「野中広務のような部落出身者を日本の総理にはできないわな〜」って言ったのが、野中広務本人の耳に入り激怒させた時には、自分はコソコソと姿を隠しちゃって、自分の事務所から、「福岡の炭鉱にからむ被差別部落問題についての発言が誤解されて伝わった」なんて言う、トンチンカンな言い訳をした。いったい、何がどう誤解されれば、「福岡の炭鉱にからむ被差別部落問題についての発言」が、「野中広務のような部落出身者を日本の総理にはできないわな〜」って発言に変わるんだよ。アホか?

有名なとこでは、2003年の東京大学の学園祭での講演で、「創氏改名は朝鮮人が望んだものだ。日本はハングル普及に貢献した。」って言っちゃって、大ブーイングを浴びた。そしたら、今度は、「学生たちに分かりやすく説明するために、あのような表現になってしまった。」って、言い訳にもならないような言い訳をしてゴマカしたのだ。他にも、「ユダヤ人発言」「バズーカ砲発言」「ホームレス差別発言」などをはじめとして、数え出したらキリがないアホ発言の連発だけど、各所から抗議を受けるたびに、子供じみた言い訳で墓穴を掘っている。

‥‥そんなワケで、フロッピー麻生は、去年の3月18日の参議院総務委員会で、こんなアホなことを言っている。

「(前略)御存じのように、東京でいえば八丈島の南七十キロぐらい行ったところに、青ヶ島というところにたしか人口二百人切ったぐらいの今一番小さな村がありますが、そこに人が住んでいる。その住んでいることによって極めて財源としては大きな負担に国としてはなっているとは思います。しかし、同じような話をこれは竹島で同じような事が起きて、そこに、もしあそこに人間が住んでいれば今日の竹島問題はなかったであろうというようのことを大陸棚の話を含めて、国全体のことを考えて判断すべきが大蔵省だったんですが、財務省になって少し違ったかなと、正直嫌みを言えばそういうことになるんですが、勝さんがおられますので、きっとそこらのところはしっかりやっていただけるものと心から期待しております。」

これは、フロッピー麻生が話したことを一言一句、そのまま書きとめた議事録からのものなので、文章的に分かりずらく、いかに頭の悪い人間かってことが一目瞭然だけど、問題は、この、自分の発言をまとめながら話すこともできないと言う知能レベルの低さじゃなくて、この呆れ返る内容だ。ようするに、このアホの分かりにくい発言を簡単にまとめると、「同じ過疎の村でも、竹島にあれば意味があるけど、青ヶ島にある村は国に負担をかけてるだけだ。」ってことだ。

このフロッピー麻生のアホ発言は、あたしの知り合いの民族学者、菅田正昭さんの「でいらほん通信」て言うホームページで紹介されている。菅田さんは、数々の素晴らしい著作を持つ民俗学、宗教学の研究者で、特に、東京都の青ヶ島に関する研究では、第一人者だ。そして、青ヶ島の文化を残すために、精力的に活動を続けている。そんな菅田さんが、昭和41年にNHKで放送された「牛とカンモと神々の島」って言う、青ヶ島の特集番組の再放送を希望してるってことを知り、あたしは、微力ながら協力したいと思った。

それで、あたしは、その番組のダビングテープを探すために、できる範囲で協力をした。そして、何とかテープが手に入り、菅田さんにテープを渡すことができたのだ。テレビでの再放送は、いくらリクエストをしてもなかなか個人の希望通りには行かないけど、テープさえあれば、島の公民館などで上映会を開くことができる。これは、ちょうど1年くらい前のことなんだけど、菅田さんは、とても喜んでくれて、それ以来、ナニゲに交流が続いている。

菅田さんのホームページや著作、また、このテープを見れば良く分かるけど、青ヶ島には、かけがえのない歴史や文化があり、それを後世へと伝えて行こうとしてる人たちがいる。これは、もちろん、青ヶ島に限ったことじゃなく、ニポン中のすべての過疎地の村に対して言えることだ。だけど、過疎地の歴史や文化など、何とも思ってないフロッピー麻生は、総務省の職員訓示で、「全国の市町村の数を2000以下に減らすことが、税金の無駄づかいを減らすことだ。」とノタマった。職員たちのレクリエーションのために、何十億円もの税金や保険料を無駄づかいしてる社会保険庁はそのままで、過疎地の村には、必要最低限の支援もしない。これが、フロッピー麻生のズレまくった感覚なのだ。その上、前出の呆れ返る発言に対して、各所から抗議が行ったら、フロッピー麻生はヒトコトも謝罪せずに、議事録から該当箇所をサクッと削除して、ナニゴトも無かったかのようにトボケやがったのだ。

‥‥そんなワケで、世の中の常識がまったく通用しないこのバカのオカゲで、ニポン中で強制的な市町村合併が行なわれて、あちこちでその弊害が表われ始めてる。たとえば、A、B、Cの3つの隣接する村があって、それぞれの村に年間5000万円ずつ、合計で1億5000万円の支援をしてたとする。そこで、その3つの村を1つに合併させて、支援を1億円にすれば、5000万円が浮く。だけど、A、B、Cの3つの村には、5人ずつの村議員がいる。そしたら、合併するんであれば、1つの村に15人もの議員は必要無いから、10人の議員には辞めてもらわないとならない。だけど、誰も辞めやしない。それで、何もすることがないのに、給料だけもらってる議員が、全国で大量に発生しちゃったってワケだ。ものすごく簡単に言っちゃえば、これが、フロッピー麻生のサル知恵以下のアホ政策なのだ。

それにしても、本当に隣接してる村同士を合併させるなら、まだ少しは分かるけど、実際に合併させられた村を見てみると、山を2つも3つも越えたとこにある隣り村と、ムリヤリに合併されたれとこもたくさんあって、地元の人たちは大迷惑してるのだ。国の無駄づかいのシワヨセを過疎地の人たちに尻ぬぐいさせるって言う、この本末転倒な呆れ返るアホ政策によって、ニポン中のかけがえのない歴史や文化が、今、次々に失われて行っている。先祖代々の山村で、長年、がんばって来た人たちが、国の都合だけで勝手に決められた合併をどんな思いで受け入れているのか、鈍感で無神経なフロッピー麻生には、ミジンも分からないだろう。

地元の人たちの気持ちを無視した、フロッピー麻生の軽率な発言は、あまりにも多すぎて、すべてを書くことはできない。まあ、それほど、フロッピー麻生が無知で無神経ってことだけど、最近の有名な発言では、沖縄の普天間基地に対する前代未聞のバカ発言がある。いくら、コイズミ内閣が沖縄問題に無関心だとは言え、フロッピー麻生は、「沖縄県の普天間米軍施設の代替施設を6000億円もかけて建設しながら、15年後に取り壊すのはおかしい。」と、「普天間代替基地の使用期限は15年間」って言う沖縄県民すべての基本理念を根底からクツガエスようなバカ発言を平然と言ってのけたのだ。これには、サスガに、自民党の内部からも大ブーイングが巻き起こり、ブチ切れた野中元幹事長は、こんなバカと一緒に仕事はできないと、沖縄振興委員会委員長を辞任しちゃったほどだ。

だけど、どんなに愚かな発言であっても、これらのように、政治に関することであれば、発言の内容はともかく、政治家が政治に関する発言をしてるワケだから、立場としては間違ってない。でも、コイツが本物のバカだと思うのは、政治以外のことにまで余計な口出しをしちゃう上に、その内容たるや、政策と同じくサル以下なのだ。今年の3月には、不払いが増え続けてるNHKの受信料問題に口出しをして、こともあろうに、「受信料を払わないやつらに対する罰則を設けろ」だの、「テレビを売る時にテレビの値段に受信料も上乗せしろ」だのと、今すぐにスマップのリーダーになれるんじゃないかって思えるほどのバカさ加減を披露してくれた。NHKってのは、あくまでも独立した協会なのに、一政治家が、政治家としての立場でこんな発言をするってことは、「NHKは自民党のオカカエ放送局です」って断言してるようなもんじゃん。ここまでバカだと、同じ自民党の中でも、マトモに相手にされてないのが良く分かるよ。

‥‥そんなワケで、この、トンデモナイ恥知らずは、まわりが部下ばかりだと気がゆるむのか、総務省の職員訓示のたびに失言を連発する。去年の10月の職員訓示では、新任の山本公一副大臣を紹介する時に、「私からゴルフでたくさんの金を巻き上げて来た山本副大臣です。」と紹介して、賭けゴルフをやってることを堂々と公言した。去年の7月の参院選の時にも、選挙執行を管轄する総務省の責任者のぶんざいで、議員仲間と自民党の議席数で賭けをしてて、「オレも賭けたんだけど、ハズレて1000円取られたよ。」と平然と言ってのけた。同じ問題児でも、テポドンしんちゃんみたいな右翼でもなく、コイズミみたいなサディストでもなく、ヤマタクみたいな真性の変質者でもなく、ただ単に頭が悪いだけのフロッピー麻生に、明日は来るのか?‥‥なんて心配しちゃう今日この頃なのだ(笑)

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2005.08.04

お風呂上りの夕涼み

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今日は、御殿場のリゾートホテルでのお仕事だったので、怒涛の早起きだった。早起きって言うか、ほとんど寝てないんだけど、6時に迎えの車が来るから、4時半に起きて準備をしてた。でも、こんな時には、東京インターの近くに住んでると、すごく得をする。ロケバスは、行きは一番最後にあたしを拾ってってくれるし、帰りは一番最初に降ろしてくれるからだ。もちろん、いつもそんなに都合良くは行かないけど、今日のお仕事は、もう5年も続けてるし、小さな代理店のお仕事なので、スタッフもみんな気心の知れた仲間だし、色んな面ですごくやりやすい。

今回のモデルは、前回のゴルフ場での撮影の時から入れ替わった2人で、あたしは2度目の担当になる。片方の子は新人だけど、もう片方の子は、深夜番組とかにタマに出てる。それで、あたしは、2週間くらい前に、たまたま見てた深夜番組で、何人か並んでた水着の女の子たちの中に、その子に良く似た子がいたことを覚えてたので、行きのロケバスの中で、本人にちょっと聞いてみた。そしたら、やっぱり、その子だった。それで、その日のことを教えてくれたんだけど、収録が終わったら、その番組に出てた劇団ひとりが、ソッコーで通路を追いかけて来て、しつこくメールアドレスを聞いて来たそうだ。それで、何とか断わったら、劇団ひとりは、すぐに別の女の子のとこに行ったんだって(笑)

‥‥なんて小ネタもはさみつつ、劇団ひとりって、ヒマさえあれば、インターネットで「劇団ひとり」で検索して、自分のことを書いてる日記やブログをチェキしてることで有名だから、この「きっこの日記」も、本人が見る可能性がある。だから、ついでに書いとくけど、おい!劇団ひとり!ロバートとの合コンでお持ち帰りした女の子が、アンタに変なことされたって、あちこちで言いふらしてるぞ!‥‥なんて、どうでもいいことも書いてみる今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?(笑)


‥‥そんなワケで、通常は、ゴルフコースと関連施設での撮影なんだけど、今回は、いつものゴルフ場に併設するホテルの、別館て言うか、スパリゾート的な別施設のパンフの撮影だったので、ありがたいことに、ほとんどが室内で、気温的にラクだった。もちろん、コースでの撮影の場合は、こんな真夏には行なわないけど、それでも、屋外は大変なのだ。

それで、ほとんどの撮影は午前中に終わって、お昼は、ホテルの中の中華レストランでごちそうになった。あたしは、エビ焼きそばにしたんだけど、エビの他に、タケノコとチンゲンサイがいっぱい入ってて、塩味でサッパリしてて、麺の焦げ具合も良くて、すごく美味しかった。それから、全員に杏仁豆腐のデザートが出たんだけど、これも久しぶりで美味しかった。午後からは、大型ジャグジーでの水着の撮影が残ってたから、モデルの2人は、最初は、お腹がポコンてならないように、あんまりお箸がすすんでなかったんだけど、「ジャグジーに入ってる絵だけだから、バストアップしか撮らないよ」って言われたとたんに、2人そろってパクパクと食べはじめて、なんか可愛いかった(笑)

撮影は順調に進んで、15時までの予定だったのが、30分以上も早く撤収できて、まだ明るいうちに帰って来ることができた。それで、あたしは、久しぶりに母さんと銭湯に行こうと思って、電話してみた。そしたら、母さんも、「たまには広いお風呂に入りたいって思ってたんだよ」なんて言うから、さっそく車で迎えに行った。それで、一度、あたしのマンションに戻って来て、車を置いてから、のんびりと歩いて行くことにした。銭湯にも無料の駐車場があるんだけど、数台しか停められないし、近くにお買い物に来たオバサンとかが勝手に使ってることもあるから、夕方のお買い物の時間は、車で行くのは避けたほうがいい‥‥って言うか、歩けば3分だけど、車だとグルッと回るから、5分以上もかかるのだ。

‥‥そんなワケで、あたしは、母さんと銭湯へ行って、1時間半近く、のんびりと過ごした。前にも書いたと思うけど、この銭湯は、普通の値段の銭湯なのに、普通の湯船の他に、電気風呂、薬湯、ジェットバスがあって、どれでも好きに入ることができる。あと、別料金になっちゃうけど、サウナもついてる。それで、サウナのあとに入る水風呂は、別料金じゃないので、他のお風呂でのぼせた時にも、自由に使うことができる。それで、ここは、地下から汲み上げたお水を使ってるので、色んな成分が入ってて、成分的には、温泉て言うか、鉱泉に該当するそうだ。温かいお風呂のほうは、お水を濾過して使ってるので、色は透明に近いけど、水風呂はそのまま使ってるので、色は黒っぽい。

だから、普通の湯船しかない銭湯だと、そんなに長く入ってることはできないけど、ここなら、2時間以上入ってても飽きることはないし、何よりも、プチ温泉気分を味わうことができる。今は、月に一度は、母さんと一緒に入りに来て、のんびりと過ごすことにしてる。

‥‥そんなワケで、2人でタップリとお風呂を楽しんで、お腹も空いたので、久しぶりに外食をすることにした。とは言っても、あんまり予算が無かったので、おそば屋さんに入って、母さんは冷やし山菜そば、あたしはもりそばを食べた。それから、駅前のスーパーで発泡酒とお茶を買って、多摩川の河原へ降りて行き、夕涼みをした。時間的には、もう「夜涼み」なんだろうけど、駅や街の灯りが煌々としてるから、雰囲気的には「夕涼み」って感じだ。それにしても、お風呂上りに、母さんと2人で、川風で夕涼みだなんて、とっても幸せな気分だ。ただ、ひとつだけ不満を言わせてもらうと、発泡酒をゴクゴクと飲んだあたしは、体からセクシーフェロモンを噴出しまくっちゃったみたいで、シマシマの蚊たちの総攻撃を受けちゃった今日この頃なのだ(笑)

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2005.08.03

覚醒剤のコマネチ

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「近年にない暑さである。どこを見ても、泥で固めた家々の屋根瓦が、鉛のやうに鈍く日の光を反射して、その下にかけてある燕の巣さへ、この塩梅では中にゐる雛や卵をそのまま蒸し殺してしまふかと思はれる。まして、畑と云ふ畑は、麻でも黍でも、皆、土いきれにぐつたりと頭をさげて、何一つ、青いなりに、萎れてゐないものはない。その畑の上に見える空も、この頃の温気にあてられたせいか、地上に近い大気は、晴れながら、どんよりと濁つて、その所々に、あられを炮烙で煎つたやうな形ばかりの雲の峰が、つぶつぶと浮かんでゐる。」

これは、芥川龍之介の短編小説、「酒虫(しゅちゅう)」の冒頭の一節だ。どんなお話かって言うと、中国に、あまりにも大酒を飲む男がいて、いくら飲んでも酔わないので、これはきっと体の中に「酒虫」がいるからだ‥‥ってことになる。それで、その男を身動きできないように縄で縛りあげて、炎天下の焼けるような地面に寝かせて、頭の近くに1杯のお酒を置く。そして、みんなで見守ってると、その男の口から、ぬるぬるとした虫が出て来て、そのお酒の中にポチャンと飛び込んだ。こうして、体内の「酒虫」が無事にいなくなったんだけど、そうしたら‥‥ってお話だ。この冒頭の部分もそうなんだけど、炎天下に寝転がらされて、暑さに苦しむ男の描写など、とにかく、ものすごく暑い描写が満載で、読んでるだけで、気温が上昇して来るみたいな感覚になる小説だ。

で、何で「酒虫」の話しをしたのかって言うと、あまりにも暑いので、「暑い時には、冷たい飲み物よりも、逆に、熱いお茶を飲んだほうが涼しくなる」って言われてるから、あたしは、読書にもこの方法を取り入れてみて、わざと暑さを感じる「酒虫」を読んでみたってワケだ。でも、読書の場合は、ぜんぜん効果がなくて、ただ単に暑さが倍増しただけだった今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?(笑)


‥‥そんなワケで、あたしは、これだけ暑いと、サスガにエアコンをつけたくなるけど、ここまでガマンして来たんだから、もう少しは扇風機だけで耐えようと思う。だけど、いくらあたしがエアコンをつけないでガマンしてても、自分のことしか考えない人たちは、ガンガンにエアコンをつけて涼しくなったり、覚醒剤を打って涼しくなったりと、やりたい放題なのが現実なんだろう。とにかく、これだけ暑い日が続くと、エアコンをつけるくらいは仕方ないと思うけど、覚醒剤で涼をとろうとするアホが増えて来るから、たまったもんじゃない。

そして、この暑さのせいなのか、元オリンピックの体操選手で、元タレントで、「和製コマネチ」って呼ばれてた岡崎聡子(44)が、またまたまた覚醒剤で逮捕された。ちなみに、岡崎聡子ってのは昔の名前で、今は結婚して「中島聡子」になってるんだけど、岡崎のほうが通りがいいから、こっちの名前を使わせてもらう‥‥とは言っても、昔の人なので、あたしは良く知らない‥‥って言うか、ほとんど知らない。だから、インターネットで調べてみたことくらいしか書けないけど、簡単にまとめてみると、30年くらい前のモントリオール大会とかに出てた人で、体操を引退したあとは、タレントになったそうだ。

学生のころは、妹の岡崎格子と2人で、体操姉妹として活躍してたみたいだけど、タレントになってからは、どんどん身を崩して行き、何だか、とんでもない人生を歩いて来たみたいだ。昔の「岡崎聡子」と、今の「中島聡子」の他に、「衛藤聡子」って名前も出て来たから、2回も結婚してるウラヤマシイ女性で、「トロピカルぽえむ」って言うタイトルの水中ヌードビデオに出演したり、結婚中にホストの愛人を作ってドロドロの裁判ザタを繰り広げたりしつつも、成人を迎えた子供がいる。これだけでもスゴイのに、1995年の4月に、覚醒剤で逮捕されてるんだけど、これが、またスゴイ。なんと、地下鉄サリン事件で特別警戒中だった警察官に職務質問されて、それで、所持してた覚醒剤とマリファナがバレちゃったんだって。ここまで来ると、ぜひとも、日本テレビの「いつみても波乱万丈」に出て欲しい(笑)

それで、この年の7月に、「懲役1年6月、執行猶予3年」の判決を受けたのもツカノマ、わずか1ヶ月後の8月に、またまた覚醒剤の所持で現行犯逮捕されちゃって、執行猶予中の再犯だから、有無を言わさずに実刑判決を受けた。それでも、「懲役1年6月」だったので、ものすごい温情判決だ。普通なら、最低でも、2年以上の懲役は間違いないところだろう。

‥‥そんなワケで、当時34才の岡崎聡子は、1年ちょっと刑務所に行ったワケだけど、サスガに懲りたのか、出て来てからはマジメになった‥‥ってワケもなく、新しい男を見つけて再婚して、またまたまた覚醒剤に手を出してしまったのだ。実刑を食らっても、また同じ罪を犯すってことは、刑期が短かすぎたんじゃないだろうか? あたしは、広域消防団や北朝鮮の資金源になってる覚醒剤なんてファッキンなものに手を出したヤツラは、初犯でも10年以上の実刑にすべきだと思う。

さて、岡崎聡子の今回の逮捕だけど、先月の7月9日に、新宿のマンションで、パケ入りの覚醒剤、約2.7gを所持してて、現行犯逮捕されたそうだ。つまり、ガサ入れでパクられたってワケで、シッカリと内定されてたってワケだ。だから、一番考えられるパターンは、岡崎聡子と同じ売人から買ってた誰かが捕まって、そこからのイモヅルだろう。新宿のマンションで、パケ入りの覚醒剤ってことは、どこの消防団のブツかは容易に想像がつくし、どうせ、下っ端の売人が1人か2人と、顧客が10人前後パクられて、ジ・エンド。いつまで経っても、ディーラーは逮捕されないって言う、いつものパターンだ。

まあ、覚醒剤なんかに手を出すようなアホは、みんな自業自得だから仕方ないけど、今回の岡崎聡子のケースは、そうとう優秀な弁護士をつけても、8割方は実刑を免れられないだろう。そして、実刑になれば、2年以上は「行ってらっしゃい」になるだろう。だけど、1gや2gぽっちを買ってるような人間を何百人逮捕したって、10gや20gぽっちをサバいてる売人の小僧を何人逮捕したって、キロ単位で扱ってる元売りのディーラーを捕まえない限り、何も変わりゃしない。

覚醒剤のディーラーにとって、売人の小僧なんか、ガスが無くなれば捨てるだけの100円ライターだ。売人がパクられれば、消防団の傘下の暴走族に声をかけて、また新しい使い捨ての売人を用意するだけのことだ。だから、覚醒剤の所持や使用で逮捕した場合には、たとえ、0.1gの初犯でも、10年以上の実刑、再犯の場合は、20年以上の実刑にすべきなのだ。このくらい厳しくすれば、よほどのバカじゃない限り、覚醒剤なんかに手を出さなくなる。そして、買う人間がいなくなれば、売る人間もいなくなるのだ。

‥‥そんなワケで、あたしは、覚醒剤を売ってる広域消防団に文句を言うんじゃなくて、買ってるバカどもに文句を言うべきだと思ってる。これは、政治家に文句を言うんじゃなくて、選挙に行かないバカどもに文句を言うべきだってことと同じなのだ‥‥って、あれれ? あたしって、ものすごく政治家に文句言ってるじゃん!‥‥なんてことも言いつつ、あたしの言ってることとやってることが矛盾してるのも、この暑さのせいか、もしくは、お腹の中にいる「酒虫」のせいってことにしといて欲しい今日この頃なのだ(笑)


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2005.08.02

フジテレビの逆襲?

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ナスを3本、1cmくらいの輪切りにして、フライパンで炒めて、半分くらい火が通ったとこで、サバの味噌煮のカンヅメをあけて、汁ごとドバッと入れる。それで、お箸でサバを食べやすい大きさに崩してから、すりおろしたショウガとトウバンジャンを加えて、ひと煮立ちさせれば、「ナスとサバのピリカラ味噌炒め」の出来上がりだ。ちなみに、ナスの代わりに、ゴーヤーを使っても、すごく美味しい。

そして、一番大きいグラスに、焼酎のロックを作って、テレビの前に座ったら、ちょうど、F1の第13戦、ハンガリーGPが始まった。今回は、シューマッハ兄が、予選でブッチギリの19秒台を出して、今シーズン初のポールだったので、あたしは、シューマッハ兄は嫌いだけど、今回もバリチェロのマシンにはあんまり期待できない状況だったので、この際、フェラーリチームのために、アゴ勇を応援すっか‥‥なんて思ってたら、スタート直後の1コーナーのツッコミで、多重クラッシュが発生した。

1コーナーでの多重クラッシュは、そんなに珍しいことじゃないけど、みんなブレーキをかけてる場所だから、そんなに大きな事故にはならない。だけど、今回は、クリエン(レッドブル)の右サイドに、ヴィルヌーブ(ザウバー)が、あまりにもムチャな角度で突っ込んだので、クリエンのマシンが空中にハデにふっ飛んで、一度、仰向けに落ちてから、もう半回転して元に戻った。ロールバーが無かったら、クリエンは首の骨を折ってただろう。車高の低いフォーミュラーマシンは、左右にグルグル回るスピンは多いけど、上下にグルグル回ることはメッタに無いから、あたしは、ちょっとコーフンした。

それで、このハデなクラッシュのオカゲで、あんまり目立たなかったけど、アロンソ(ルノー)は、イン側でフロントウイングを破損してたし、真ん中あたりでは、バリチェロもブレーキが間に合わなくて、シューマッハ弟(トヨタ)のマシンをコンコンと突っついてたのが可愛いかった今日この頃、皆さん、「きっこの日記」の影響で、F1を観るようになりましたか?(笑)


‥‥そんなワケで、7月29日に24才の誕生日を迎え、F1史上、最年少のチャンピオンへの道が見えて来て、最近、リトル調子に乗っちゃってるアロンソは、破損したフロントウイングをブラブラさせながら走ってて、ピットの手前の12コーナーあたりで、そのウイングを落とした。そして、アロンソは、ピットで新しいウイングをつけてもらって、ナニゴトも無かったかのようにコースに復帰したんだけど、その、アロンソの落としたウイングをよけ切れずに、巻き込んじゃったのが、ナナナナナント! またまたレッドブルのクルサードだった! クルサードのマシンは、右のフロントタイヤをふっ飛ばしながら、そのまま右のウォールに突っ込んだ!

結局、レースが始まって、たった5分で、レッドブルの2台は消えちゃったワケで‥‥レッドブルのホーナー代表はブチ切れちゃったワケで‥‥ハンガリーの夏は富良野の夏よりも暑かったワケで‥‥ってことで、昔から「きっこの日記」を読んでる人は、あたしの多用する「‥‥そんなワケで」ってのが、「北の国から」の純のセリフから来てるってことは知ってると思うけど、最近、読み始めた人たちのために、こんな説明もはさみつつ、日記は先へと進んで行く。

さて、あまりにも情けないコスワースのエンジンに見切りをつけ、来シーズンからの2年間、ついに、念願だったフェラーリのエンジンを提供されることになったレッドブル・レーシングチームは、大幅にレギュレーションが変更になる来シーズンからの最注目チームだ‥‥なんて思ってるのは、たぶん、あたしくらいだと思うけど、とにかく、あたしは、来シーズンは、今シーズンが終わった時点でのバリチェロの動向に注目して、バリチェロがフェラーリに残るにしても、他のチームに移籍するにしても、ドライバーとしてはバリチェロ、チームとしてはフェラーリ、そして、大穴としてはレッドブルを要チェキして行こうと思う。

‥‥そんなワケで、レースのほうは、なかなか面白い展開だったんだけど、何よりも素晴らしかったのは、ハンガリーのテレビ局の提供してた国際映像だった。今回のレースは、基本的に、ライコネン(マクラーレン)、シューマッハ兄(フェラーリ)、トゥルーリ(トヨタ)、シューマッハ弟(トヨタ)あたりの先頭集団のバトルと、バリチェロ(フェラーリ)を中心とした下位グループのバトルと、真ん中を走るその他大勢って言う3ブロックに分かれた展開だった。

それで、先頭集団のほうは、ドライバーのバトルじゃなくて、チームの作戦によるバトルだった。つまり、今回のハンガロリンクってサーキットは、抜くポイントの少ないショートコースなので、マシン同士が闘って抜いたり抜かれたりするんじゃなくて、どこでピットに入れて、どのくらい燃料を積むかって言うチームの作戦が勝敗を分けるのだ。ようするに、相手のマシンがピットインしてる時に前に出ちゃえば、あとは抜かれることが無くなるってワケだ。だから、満タンにしたら9秒かかるピットインを半分の燃料補給で5秒で済ませたり、最初の作戦よりも早めにピットインさせたりと、チーム同士の頭脳戦が繰り広げられて、このあたりに注目して観てると、チェスや将棋の名勝負を観てるような楽しさがある。

そして、今回の国際映像の素晴らしかった点は、こう言ったチーム同士の作戦上のバトルを余すところなく伝えてた上に、下位グループのバトルもシッカリと放送してた点だ。唯一のケアレスミスは、ピット作業のタイムが表示されなかったケースが何度かあった点だけど、他の映像が素晴らしかったから、このくらいは大目に見てやろう。

とにかく、去年のニポンGPの時のフジテレビの映像は、「F1史上、最低最悪の国際映像」と言われ、全世界のモータースポーツファンからブーイングの嵐が巻き起こった。そして、それどころか、鈴鹿サーキットに取材に来ていた海外のプレスたちが、あまりの映像のヒドサに暴動を起こし、フジテレビのブースへと詰め寄ったほどだった。

何しろ、コースのあちこちで素晴らしいバトルが繰り広げられていたってのに、フジテレビは、それらの映像をほとんど映さずに、すべての放送時間の半分以上は、ただグルグルと走ってる佐藤琢磨だけを映し続けてたんだから、世界中からブーイングを受けるのは当然だった。バリチェロが接触したシーンだって、まったく放送せずに、その時も、ただダラダラと単独で走ってる佐藤琢磨のマシンを前から、横から、後ろから、上からと、視点を変えて映し続けてただけで、まるで、佐藤琢磨のプロモーションビデオを見せられてるようだった。その上、番組の放送中、最初から最後まで、「タクマ!タクマ!ニッポンのタクマ!がんばれタクマ!行け行けタクマ!」って、実況のアナウンサーは、レースなんか関係無く、ずっと絶叫してるだけだった。

モータースポーツの映像ってのは、それぞれの開催国で、放送権を持ってるテレビ局が一任される。そして、そのテレビ局が映した映像が、国際映像として、全世界に配信される。だから、レース展開を無視して、自国のドライバーだけを映し続けたフジテレビの恥ずかしい映像は、そのまま全世界に配信され、世界中からバッシングされたのだ。あたしは、この時、ニポンのモータースポーツファンのひとりとして、世界中の人たちに申し訳ない気持ちになったとともに、厚顔無恥なフジテレビのスポーツ部に対して、心の底からムカツイタのだ。

ニポンのテレビ局が、これほどの大罪を犯した以上、ニポン人のあたしとしては、よほどのことが無い限り、他国の映像に対しては、文句なんか言える立場じゃない。でも、どう考えても、フジテレビよりもモータースポーツに対する認識の低いテレビ局なんか、絶対にあるワケないから、文句を言うことも無いと思うんだけど。

‥‥そんなワケで、結局、ハンガリーのテレビ局の素晴らしい国際映像のオカゲで、あたしは、予想以上にレースを楽しむことができて、すごく嬉しかった。結果は、ライコネンが優勝、シューマッハ兄が2位、シューマッハ弟が3位で、それなりにドラマがあった‥‥と、ここまでは良かったのに、このあと、フジテレビが、またまたまたまた最低最悪なことをやってくれたのだ!

楽しかったハンガリーGPが終わり、30分後からは、Fポンの第6戦が始まるので、あたしは、焼酎のおかわりを用意して、そのままフジテレビを見てた。そしたら、深夜のスポーツニュースが始まった。それで、ナニゲなく見てたら、今のハンガリーGPの結果を伝えてて、最初の多重クラッシュのシーンと、最後のゴールシーンを映して、順位を発表した。その次は、ゴルフのナントカ大会のニュースで、宮里藍が映ってた。そして、その次のニュースを見たあたしは、自分の目と耳を疑ったのだ。テレビには、疾走する赤と白のインパルのマシン、そして、表彰台でバンザイをする井出らっきょの姿が映り、ニュースキャスターは、こう伝えた。


「今日、MINEサーキットで行われたフォーミュラーニッポンの第6戦は、モバイルキャスト・インパルの井出有治が優勝しました。2位には〜」


おいおいおいおいおーーーーーーーーい! フジテレビ!
これから放送するレースの結果を何で先に言っちゃうんだよ!

あたしは、大ゲサじゃなく、全身の力が抜けた。寝不足で、クタクタに疲れてて、それでも大好きなレースを観たいから、夜中の2時半までがんばって起きてたのに、さあ、いよいよレースが始まるぞって瞬間に、先に結果を放送するフジテレビ。楽しみにしてた推理小説を読み始めたら、1ページ目に犯人の名前が書いてあったようなもんだ。あたしは、F1やFポンの放送がある日は、絶対にインターネットのスポーツ速報とかを見ないようにして、結果を目にしないように気をつけてる。それなのに、なんじゃこりゃ!?

F1が終わって、Fポンが始まるまでの30分間、あたしが他のチャンネルに替えたとして、そこでのスポーツニュースで、これから始まるFポンの結果を知っちゃったんなら、あたしの責任だ。だけど、あたしは、ずっとフジテレビを見てたのだ。そして、フジテレビは、これから放送するレースの結果をその直前のスポーツニュースで、シッカリと伝えてくれたのだ。これは、深夜まで眠い目をこすって起きてる全国のモータースポーツファンに対する、フジテレビの宣戦布告なんだろうか? それとも、あたしに対する菊間アナの個人的な嫌がらせなんだろうか?(笑)

‥‥そんなワケで、あたしは、もちろん、明け方までFポンを観たんだけど、すごくいいレース内容だっただけに、あまりにも配慮の欠けたフジテレビの放送姿勢に対して、レッドブルのホーナー代表以上にブチ切れちゃったワケで‥‥3周目にクラッシュした野田英樹(MOHN)がデーモン小暮(PIAA NAKAJIMA)のことをドツイてたけど、それ以上にムカツイちゃったワケで‥‥フジテレビの船木正也スポーツ部長にソッコーで文句を言ったワケで‥‥だけど、あたしだってバレないように、TBSのスタッフに頼んで電話してもらったワケな今日この頃なのだ(笑)

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2005.08.01

蛮!蛮!バカです

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「蛮!蛮!バカです」 歌、スワップ


シャワー浴びても消えない 夢マクラに立つ水子の霊
だから創価学会に入って祈る ナンミョーホーレンゲーキョー
中絶って言葉の半分は チュウ チュウ チュウ
どうせ堕ろすなら少しでも早いほうがいい ほーおー

BABY 蛮!蛮!蛮! ハダカで銀座NOW
人類の良識に逆らって
BABY 蛮!蛮!蛮! バカづらで
素顔でソープに飛び込んで さあ飯島と打ち合わせしよう

大麻好きだね木村くん 当たり前だよ川畑さん
川畑さんはパクられちゃったよ

ウザイ女はジャマだな だけどセックスはしたいよ
だから結局オリキで済ます 今年の夏も
中居って名字の半分は ナカ ナカ ナカ
どうせ中出しなら中絶したほうがいい ほーおー

BABY 蛮!蛮!蛮! 世間体も法律も無視して
BABY 蛮!蛮!蛮! オリキを端から食っちゃって
もう性欲なんてファンで調達

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きっこの愛読ブログ

buttyake
昨日のフジテレビの「もしもツアーズ」は、6月7日の日記、「がんばれ!ゲンちゃん」で取り上げた北海道の旭山動物園だった。それで、副園長のゲンちゃんが出るって言うので、あたしは、シッカリと録画しておいた。でも、その前に、テレビ東京の「ザ・フィッシング」と「釣りロマンを求めて」も録画してあるから、30分番組の3連発で90分だ。だけど、先週の「ザ・フィッシング」と「釣りロマンを求めて」も、録画はしてあるけど、まだ見てない。他にも、見てないVが何本もある。それなのに、今日は、「ちびまる子ちゃん」を録画したし、その他にも、夜の8時から1時間、TOKYO FMの「秋元康のMature Style」に、MAXがゲスト出演したので、これも録音しておいた。だから、見なきゃいけないVや聞かなきゃいけないテープが、どんどん溜まる一方だ。

ホントは、「見たいVや聞きたいテープ」って言いたいとこなんだけど、あまりにもやることが多すぎて、寝る時間も削ってるような状態なので、溜まってくVやテープに対しては、「トットと消化しなきゃならない」って言う責任感みたいなのが生まれて来ちゃって、気分的には、「見なきゃいけないVや聞かなきゃいけないテープ」って感じがする。もともと、見たかったり聞きたかったりして録画、録音してるものなのに、こんな感覚になるんじゃ、本末転倒だ。だから、今夜は、すべてのことをアトマワシにして、溜まってるVを鑑賞しよう‥‥なんて思っても、今夜は、F1の第13戦、ハンガリーGPと、そのあとに、Fポンの第6戦もあるから、Vなんか見てる時間は無い。

なんて思いつつ、レッサーパンダの風太くんも立ち上がれないほどの連日の猛暑の中、パソコンを立ち上げてみた。それで、1週間ぶりくらいにメールボックスをチェキしてみたら、何だか知らないけど、死ぬほどメールが溜まってた。前にも書いたけど、あたしのメールボックスは、フリーメールやデタラメなアドレスのメールはゴミ箱に行くようになってるから、ちゃんと届いてるってことは、ぜんぶ必要なメールってことだ。それで、タイトルだけ、ザッと目を通してみたら、この「きっこの日記」の読者からのメールが多かった今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、しばらく前に、ヤフーのナントカってとこから連絡が来て、この「きっこの日記」をヤフーのナントカで紹介させて欲しいって言われたので、あたしは、「どうぞ」って答えておいた。そしたら、サスガ、ヤフー! 最近、アクセス数が増えて来た。それで、そのぶん、読者からのメールも多く来るようになったんだろう。でも、あたしは、ヤフーのドコのナニにドンナフウに紹介されてんだか、見てないから分からない(笑)

まあ、今は、ネコもシャクシもブログやWEB日記を書くような時代になったし、芸能人なんか、ゴーストライターにブログを書かせてるヤツもいっぱいいるし、何よりも笑っちゃうのは、あたしに、某中堅タレントのブログのゴーストライターのお仕事のオファーがあったってことだ。それなりにギャラが良かったので、一瞬、考えたけど、あたしは、自分の日記だけで精一杯なので、テーチョーにお断りした。それにしても、あたしみたいなシロートに、こんなオファーがあるってことは、あたしみたいな立場のシロートで、芸能人のブログのゴーストライターのバイトをしてる人って、何人もいるんだろうなって思った。

そして、そんなインチキブログを読んで、タレント本人が書いてるって信じ込んで、一生懸命にコメントを書き込んだりしてるファンも気の毒だけど、ジャニーズやハロプロのバカアイドルたちみたいに、CDですらゴーストシンガーに歌ってもらってレコーディングしてるような最悪のヤツラもいるんだから、それに比べたら、ゴーストライターがブログを書くくらい、大したことないか。

ちなみに、あたしは、時間が無いから、他人の日記やブログはほとんど読まないんだけど、PUFFYの亜美ちゃんと由美ちゃんが交代で書いてる日記と、猫ひろしのブログと、デカレンジャーのウメコ、菊地美香ちゃんのブログと、ナレーターで声優の井上みゆちゃんのブログは、時間のある時に、チョコチョコと読んでる。PUFFYは、最近シャバすぎる亜美ちゃんもオイシイけど、やっぱり、あたしの大好きなゆんこ(由美ちゃん)のマッタリ感がたまんなくて、アクセスして更新されてると、嬉しくなる。

猫ひろしは、前の日記の時もスゴかったけど、今度のブログになってからも、相変わらずのノリだ。基本的には、自分の宣伝とか、その日の仕事のことを小学生レベルの稚拙な文章で書いてるだけなんだけど、文章も芸風と同じで、突然、「ニャー!」って書いてあったり、意味も無く文末に「昇龍拳!」って書いてあったりするので、カツオブシをあげたいくらい嬉しくなる。やっぱり、猫ひろしはサイコーだ。

ウメコは、だいたい1ヶ月に2〜3回くらいしか更新しない。でも、本人は、それを気にしてるみたいで、書く時には、プライベート画像をつけて、ケッコー長めに書いている。とは言っても、眞鍋かをりみたいに、やたらと行間ばかり空けて、短い文章を長く見せるって言う「シークレットブーツ方式」なので、1分もあれば読むことができる。だけど、ウメコの場合は、大好きなケロロ軍曹のことになると、ヤタラと文章に力が入るので、すごく可愛い。それに、言葉のひとつひとつに、ものすごく性格の良さが表われてるし、時々、あたしの大好きなジャスミン(木下あゆ美ちゃん)の話題も書いてくれるので、あたしにとっては、重要なブログだ。

井上みゆちゃんは、とにかく性格が良くて、文章が可愛いくて、毎日キチンと更新もしてるし、とっても好感が持てる。みゆちゃんは、「びっくり」を「びくり」、「ゆっくり」を「ゆくり」ってふうに書く。あと、句読点を使わずに、すべて、1マス空けて書く。「お部屋で ゆくりテレビをみてたら 画面から貞子がでてきて びくりしたですぅ」って感じだ。あたしにゃマネできないけど、すごく可愛い。

‥‥そんなワケで、夜の9時半に帰って来て、お風呂に入って、フェイスケアをして、ヤマザキのメロンパンを食べてから、タバコに火をつけてホッとしたら、もう、夜の10時45分。それからソッコーで、この日記を書いたら、もう、11時20分。あと30分ほどで、F1が始まっちゃうから、今からオツマミを作って、お酒の用意をしなくちゃならないので、やっぱり、どうしても、録画したVを見る時間は無さそうな今日この頃なのだ。

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