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2005.08.05

フロッピーの割れた日

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東京が世界に誇る恥、東京都恥事のテポドンしんちゃんは、どんな暴言を吐いても、絶対に謝罪しないことでオナジミだ。数々の女性蔑視発言に関しても、障害者差別発言に関しても、すべて言ったら言いっぱなしどころか、抗議を受けると、逆にヒラキ直って、さらに暴言を吐く。たとえば、テポドンしんちゃんが環境庁長官だった1977年には、水俣病の被害者たちに対して、「水俣病の患者は、国から補償金を取ることを目当てにしたニセ患者だ」と言う、とんでもない暴言を吐いた。これは、中国の元従軍慰安婦に対して、「強制連行なんかされなくても、金のために娼婦になった女はたくさんいたはず」「貧乏だから、今度は肉体ではなく自分の名誉を代償にして日本から金を取ろうとしてるだけ」と言い切ったのと同一線上の理論で、虫ケラにも劣る最低のクズ野郎にしか思いつかない理屈だ。誤解を恐れずに言えば、中国の従軍慰安婦に関しては、もしかしたら、テポドンしんちゃんの言う通りの部分もあるのかも知れない。だけど、それと同じ理屈を水俣病の被害者たちに当てはめるってのは、もはやマトモな思考回路を持った人間とは思えない。そして、アンノジョー、この暴言に対して、水俣病の被害者たちから抗議文が来たワケだけど、その抗議文にザッと目を通したテポドンしんちゃんは、謝罪するどころか、こう言った。


 「これを書いたのはIQが低い人たちだろう」


ここまで来ると、サスガに、呆れ果てて何も言えなくなるのは当然として、逆に、一種の爽快感すら感じる。まるで、4枚のドアをぜんぶ半ドアにして、東名高速を240キロで爆走してるような男だ。この、テポドンしんちゃんのイサギヨサに対して、同じくらいバカなのに、自分の問題発言に対して、子供じみた言い訳ばかりしてるのが、ニポン中の笑い者、「フロッピー麻生」こと、麻生太郎総務大臣だ。テポドンしんちゃんは、極端に偏った時代錯誤の思想に基づいて暴言を吐き続けてるから、問題発言にも一貫性がある。だけど、麻生太郎の場合は、思想も何も無い単なるバカなので、すべての発言がその場の思いつき、気分しだいでコロコロ変わる今日この頃、皆さん、こんなバカでも大臣になれるなんてニポンはブラボーな国ですか?(笑)


‥‥そんなワケで、あまりにも有名な話なので、わざわざ書くのもナンなんだけど、万が一、知らない人がいたら困るので、一応、書いとくけど、「フロッピー麻生」って言うニックネームは、今から2年前に、麻生太郎が総務大臣に就任した時の記者会見でのアホ発言でつけられたアダ名だ。10年前ならともかく、このバカは、なんと、完全にCD−Rの時代になってた2年前に、「ITの発達で2005年までに日本の役所から書類がなくなり、すべてはフロッピーで済むシステムになる。世界で最も電子化された政府が誕生する。」って言い放ったのだ。この、イノシシ社長並みの、時代とズレまくったトンチンカンな発言で、厚顔無恥な麻生太郎は、子供たちからも指をさされて、「あ!フロッピーだ!」って笑われるようになってしまったのだ(笑)

この話だけでも、フロッピー麻生がどれほど無知なのか、どれほどズレてるのかが良く分かると思うけど、これほどの逸材だから、その問題発言には、枚挙にイトマが無い。だけど、異常なファシズムに裏打ちされたテポドンしんちゃんの暴言の数々は、十分に「問題発言」て呼べるけど、知能の低さゆえに、何の考えも無くポロッとこぼれちゃうフロッピー麻生のアホ発言は、「暴言」と言うよりも「失言」、「問題発言」て言うよりも「軽率発言」「軽薄発言」て感じだ。だから、どっちかって言うと、テポドンしんちゃん系じゃなくて、コイズミ系やヤマタク系のジャンルに入る。まあ、どっちにしても、変質者やバカだけで構成されてるコイズミ内閣には、絶対に外せない人材だろう。

さて、ツッコムのも気の毒になっちゃうほど、ヤルことナスことお粗末なフロッピー麻生だけど、最初に書いたように、何よりも情けないのは、どんな暴言を吐いても絶対に謝罪しないテポドンしんちゃんと違って、フロッピー麻生の場合は、自分の失言に対して、必ず、幼稚園児レベルの言い訳をしてゴマカそうとする。だから、余計に、みじめったらしくなる。たとえば、2001年に、「野中広務のような部落出身者を日本の総理にはできないわな〜」って言ったのが、野中広務本人の耳に入り激怒させた時には、自分はコソコソと姿を隠しちゃって、自分の事務所から、「福岡の炭鉱にからむ被差別部落問題についての発言が誤解されて伝わった」なんて言う、トンチンカンな言い訳をした。いったい、何がどう誤解されれば、「福岡の炭鉱にからむ被差別部落問題についての発言」が、「野中広務のような部落出身者を日本の総理にはできないわな〜」って発言に変わるんだよ。アホか?

有名なとこでは、2003年の東京大学の学園祭での講演で、「創氏改名は朝鮮人が望んだものだ。日本はハングル普及に貢献した。」って言っちゃって、大ブーイングを浴びた。そしたら、今度は、「学生たちに分かりやすく説明するために、あのような表現になってしまった。」って、言い訳にもならないような言い訳をしてゴマカしたのだ。他にも、「ユダヤ人発言」「バズーカ砲発言」「ホームレス差別発言」などをはじめとして、数え出したらキリがないアホ発言の連発だけど、各所から抗議を受けるたびに、子供じみた言い訳で墓穴を掘っている。

‥‥そんなワケで、フロッピー麻生は、去年の3月18日の参議院総務委員会で、こんなアホなことを言っている。

「(前略)御存じのように、東京でいえば八丈島の南七十キロぐらい行ったところに、青ヶ島というところにたしか人口二百人切ったぐらいの今一番小さな村がありますが、そこに人が住んでいる。その住んでいることによって極めて財源としては大きな負担に国としてはなっているとは思います。しかし、同じような話をこれは竹島で同じような事が起きて、そこに、もしあそこに人間が住んでいれば今日の竹島問題はなかったであろうというようのことを大陸棚の話を含めて、国全体のことを考えて判断すべきが大蔵省だったんですが、財務省になって少し違ったかなと、正直嫌みを言えばそういうことになるんですが、勝さんがおられますので、きっとそこらのところはしっかりやっていただけるものと心から期待しております。」

これは、フロッピー麻生が話したことを一言一句、そのまま書きとめた議事録からのものなので、文章的に分かりずらく、いかに頭の悪い人間かってことが一目瞭然だけど、問題は、この、自分の発言をまとめながら話すこともできないと言う知能レベルの低さじゃなくて、この呆れ返る内容だ。ようするに、このアホの分かりにくい発言を簡単にまとめると、「同じ過疎の村でも、竹島にあれば意味があるけど、青ヶ島にある村は国に負担をかけてるだけだ。」ってことだ。

このフロッピー麻生のアホ発言は、あたしの知り合いの民族学者、菅田正昭さんの「でいらほん通信」て言うホームページで紹介されている。菅田さんは、数々の素晴らしい著作を持つ民俗学、宗教学の研究者で、特に、東京都の青ヶ島に関する研究では、第一人者だ。そして、青ヶ島の文化を残すために、精力的に活動を続けている。そんな菅田さんが、昭和41年にNHKで放送された「牛とカンモと神々の島」って言う、青ヶ島の特集番組の再放送を希望してるってことを知り、あたしは、微力ながら協力したいと思った。

それで、あたしは、その番組のダビングテープを探すために、できる範囲で協力をした。そして、何とかテープが手に入り、菅田さんにテープを渡すことができたのだ。テレビでの再放送は、いくらリクエストをしてもなかなか個人の希望通りには行かないけど、テープさえあれば、島の公民館などで上映会を開くことができる。これは、ちょうど1年くらい前のことなんだけど、菅田さんは、とても喜んでくれて、それ以来、ナニゲに交流が続いている。

菅田さんのホームページや著作、また、このテープを見れば良く分かるけど、青ヶ島には、かけがえのない歴史や文化があり、それを後世へと伝えて行こうとしてる人たちがいる。これは、もちろん、青ヶ島に限ったことじゃなく、ニポン中のすべての過疎地の村に対して言えることだ。だけど、過疎地の歴史や文化など、何とも思ってないフロッピー麻生は、総務省の職員訓示で、「全国の市町村の数を2000以下に減らすことが、税金の無駄づかいを減らすことだ。」とノタマった。職員たちのレクリエーションのために、何十億円もの税金や保険料を無駄づかいしてる社会保険庁はそのままで、過疎地の村には、必要最低限の支援もしない。これが、フロッピー麻生のズレまくった感覚なのだ。その上、前出の呆れ返る発言に対して、各所から抗議が行ったら、フロッピー麻生はヒトコトも謝罪せずに、議事録から該当箇所をサクッと削除して、ナニゴトも無かったかのようにトボケやがったのだ。

‥‥そんなワケで、世の中の常識がまったく通用しないこのバカのオカゲで、ニポン中で強制的な市町村合併が行なわれて、あちこちでその弊害が表われ始めてる。たとえば、A、B、Cの3つの隣接する村があって、それぞれの村に年間5000万円ずつ、合計で1億5000万円の支援をしてたとする。そこで、その3つの村を1つに合併させて、支援を1億円にすれば、5000万円が浮く。だけど、A、B、Cの3つの村には、5人ずつの村議員がいる。そしたら、合併するんであれば、1つの村に15人もの議員は必要無いから、10人の議員には辞めてもらわないとならない。だけど、誰も辞めやしない。それで、何もすることがないのに、給料だけもらってる議員が、全国で大量に発生しちゃったってワケだ。ものすごく簡単に言っちゃえば、これが、フロッピー麻生のサル知恵以下のアホ政策なのだ。

それにしても、本当に隣接してる村同士を合併させるなら、まだ少しは分かるけど、実際に合併させられた村を見てみると、山を2つも3つも越えたとこにある隣り村と、ムリヤリに合併されたれとこもたくさんあって、地元の人たちは大迷惑してるのだ。国の無駄づかいのシワヨセを過疎地の人たちに尻ぬぐいさせるって言う、この本末転倒な呆れ返るアホ政策によって、ニポン中のかけがえのない歴史や文化が、今、次々に失われて行っている。先祖代々の山村で、長年、がんばって来た人たちが、国の都合だけで勝手に決められた合併をどんな思いで受け入れているのか、鈍感で無神経なフロッピー麻生には、ミジンも分からないだろう。

地元の人たちの気持ちを無視した、フロッピー麻生の軽率な発言は、あまりにも多すぎて、すべてを書くことはできない。まあ、それほど、フロッピー麻生が無知で無神経ってことだけど、最近の有名な発言では、沖縄の普天間基地に対する前代未聞のバカ発言がある。いくら、コイズミ内閣が沖縄問題に無関心だとは言え、フロッピー麻生は、「沖縄県の普天間米軍施設の代替施設を6000億円もかけて建設しながら、15年後に取り壊すのはおかしい。」と、「普天間代替基地の使用期限は15年間」って言う沖縄県民すべての基本理念を根底からクツガエスようなバカ発言を平然と言ってのけたのだ。これには、サスガに、自民党の内部からも大ブーイングが巻き起こり、ブチ切れた野中元幹事長は、こんなバカと一緒に仕事はできないと、沖縄振興委員会委員長を辞任しちゃったほどだ。

だけど、どんなに愚かな発言であっても、これらのように、政治に関することであれば、発言の内容はともかく、政治家が政治に関する発言をしてるワケだから、立場としては間違ってない。でも、コイツが本物のバカだと思うのは、政治以外のことにまで余計な口出しをしちゃう上に、その内容たるや、政策と同じくサル以下なのだ。今年の3月には、不払いが増え続けてるNHKの受信料問題に口出しをして、こともあろうに、「受信料を払わないやつらに対する罰則を設けろ」だの、「テレビを売る時にテレビの値段に受信料も上乗せしろ」だのと、今すぐにスマップのリーダーになれるんじゃないかって思えるほどのバカさ加減を披露してくれた。NHKってのは、あくまでも独立した協会なのに、一政治家が、政治家としての立場でこんな発言をするってことは、「NHKは自民党のオカカエ放送局です」って断言してるようなもんじゃん。ここまでバカだと、同じ自民党の中でも、マトモに相手にされてないのが良く分かるよ。

‥‥そんなワケで、この、トンデモナイ恥知らずは、まわりが部下ばかりだと気がゆるむのか、総務省の職員訓示のたびに失言を連発する。去年の10月の職員訓示では、新任の山本公一副大臣を紹介する時に、「私からゴルフでたくさんの金を巻き上げて来た山本副大臣です。」と紹介して、賭けゴルフをやってることを堂々と公言した。去年の7月の参院選の時にも、選挙執行を管轄する総務省の責任者のぶんざいで、議員仲間と自民党の議席数で賭けをしてて、「オレも賭けたんだけど、ハズレて1000円取られたよ。」と平然と言ってのけた。同じ問題児でも、テポドンしんちゃんみたいな右翼でもなく、コイズミみたいなサディストでもなく、ヤマタクみたいな真性の変質者でもなく、ただ単に頭が悪いだけのフロッピー麻生に、明日は来るのか?‥‥なんて心配しちゃう今日この頃なのだ(笑)

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