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2005.08.24

嘘で塗り固めた男

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「ピアノマン」が、実は、記憶喪失のフリをして医者や病院の職員たちを騙してたってことが分かり、名前はアンドレアス・グラッスルだってことが分かり、20才のドイツ人だってことが分かり、ピアノは弾けないってことが分かり、オマケに、ゲイだってことまでが分かったそうだ。記憶喪失じゃないのに記憶喪失のフリをしてたなんて、お前は、我集院達也かっ!‥‥なんてことも言ってみつつ、このニュースも、ナニゲに怪しいと思う。だって、嘘をついてたとして、名前や年令や住所を言うのは当たり前だけど、何でわざわざ「ゲイ」だってことまで言うの?

精神がマトモなんだったら、自分のことが世界中に知れ渡ってるってことも認識してるだろうから、ここで、「実は記憶喪失は嘘でした。ボクは20才のドイツ人で、名前はアンドレアス・グラッスルです。」って言えば、それは世界中に伝わるってこともジュージュー承知してるワケで、それだけだって大変なことなのに、その上、「ボクはゲイです。」なんて言っちゃったら、世界中にカミングアウトすることになっちゃうワケで、そう言うことを面白おかしく取り上げる世界中のマスコミに、絶対にいじられまくっちゃうじゃん。だから、このニュース、何となくウサン臭く感じるんだけど、ホントのとこはどうなんだろう?

ついでだから、レッサーパンダの「風太くん」が、実は、レッサーパンダのぬいぐるみを着たアルバイトの人で、時給は850円だった‥‥なんてことにしてみたらどうだろう。「あんなに小さいのに人間が入れるかよ!」って三村にツッコミを入れられたら、「実は風太くんの身長は165cmで、うんと遠くのほうに立たせてたのだ。」って言っとけば、コイズミの嘘なんかに騙されるレベルのアホ国民なら、簡単に信じ込むだろう‥‥なんて思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、ピアノマンの芝居にもたくさんの人たちが騙されたワケだけど、もっと呆れた芝居でニポン国民を騙したのが、性犯罪の前科者、森前首相だ。8月6日の夜、握り潰した缶ビールの空缶と、ひからびたチーズのカケラを持って報道陣の前に現れて、いくらコイズミを説得してもダメだったってことを長々と語ってたけど、実は、アレはすべてコイズミと綿密な打ち合わせをした大芝居だったって言うのだ。

あたしは、わざわざ空缶やチーズまで持って出て来るなんて、なんだか不自然だなって思ったけど、きっと、コイズミのヒドサを国民に伝えるために持って出て来たんだろうってことで納得してた。だけど、アレがぜんぶコイズミとの打ち合わせ通りの芝居だったなんて、どこまで国民をバカにすれば気が済むんだろう? あの時の森の話だと、1時間半に渡って、解散を回避するようにコイズミを説得したのに、コイズミは聞く耳持たずで、「殺されてもいい!オレが総理大臣だ!」って言い放ったってことだった。そして、森は、「あいつは変人以上だよ。」って言ってたけど、このセリフも、コイズミが考えて森に言わせたってんだから、もうお話にならない。

ようするに、コイズミは、変態仲間の森を使って、8日の参院本会議の2日前に、自分の郵政民営化法案に賛成しなかったら、ホントに解散しちゃうぞってことをアピールして、反旗をひるがえしそうな自民党員たちに、脅しをかけたってワケだ。ホントに、どこまでコソクな腹黒野郎なんだろう。

だいたい、今度の選挙にしたって、コイズミは「郵政民営化に賛成か反対か」ってことにスリ替えちゃって、バカな国民たちを騙そうとしてるけど、造反議員って言われてる人たちって、全員、郵政民営化には大賛成の人たちじゃん。郵政民営化に反対してるんじゃなくて、コイズミが自分ひとりで考えたデタラメな郵政民営化の「法案」に反対してるだけで、郵政民営化そのものには賛成してるじゃん。

こんなこと、誰でも知ってるだろうから、あたしが書くまでもないんだけど、万が一、知らない人がいると困るので、一応書いとくけど、郵政公社ってのは、「窓口サービス」「郵便」「郵便貯金」「簡易保険」の4つの機能があって、何とか赤字を出さないでうまくやってる。それは、「窓口サービス」と「郵便」は赤字を出してるけど、「郵便貯金」と「簡易保険」が黒字だから、赤字のぶんを黒字のほうからホテンして、それで何とかなってるワケだ。だから、今のままの形で、郵政公社そのものを民営化するんなら、赤字を出さずにやって行けるだろう。

だけど、コイズミの考えた郵政民営化の法案てのは、郵政公社を4つに分割して、4つの会社を作るって考えだ。だから、「郵便貯金」と「簡易保険」の会社は儲かるけど、「窓口サービス」と「郵便」の会社は赤字になる。だけど、別々の会社になるワケだから、黒字の会社が赤字の会社にホテンすることはできない。そのため、赤字になる「窓口サービス」と「郵便」の会社は、自力で赤字を減らすしかなく、そのためには、1日の利用者が数人しかいないような過疎地の郵便局をどんどん閉鎖して行くしかないワケだ。コイズミに洗脳されてる刺客たちは、口をそろえて「田舎の郵便局も絶対に無くなりません!」って大嘘をついてるけど、コイズミ自身が、「そりゃあ、民間に運営を任せるんですから、利益の出ない郵便局が無くなるってことだってあるでしょうね。」ってハッキリと言ってんだよ。

つまり、造反議員って言われてる人たちは、「郵政民営化には大賛成だけど、この、過疎地の人たちを無視したコイズミの法案には反対」って言ってるワケで、その上、「4年間をかけて色々と意見を出し合い、一番良い方法を考えましょう」って約束してたのに、自分の在任中にどうしても法案を可決させて、自分が郵政民営化のヒーローとして歴史に名前を残したいコイズミは、党内の約束ごとを破り、たった2年で、こんなデタラメな法案をひとりで決めちゃって、これをゴリ押ししたってワケだ。だから、全員が郵政民営化に賛成してる自民党の中からも、良識を持ち合わせてる議員たちが、8日の参院本会議で反対票を投じたのだ。

だいたいからして、民主党だって、基本的には、郵政民営化には賛成してるんだよ。だけど、造反議員たちと同じで、過疎地の人たちや弱者ばかりに痛みを押しつける「コイズミ法案」に反対してるってだけで、十分に議論を尽くして、すべての国民が納得するような法案ができれば、大賛成するって言ってんだよ。だから、約束はあと2年もあるんだから、それまでしっかりと議論して、より良い郵政民営化の法案を作ろうって言ってるのに、コイズミは、そんな意見には耳を貸さず、自分ひとりで考えたデタラメ法案を押し通し、参院で否決されたら、ヒラキ直って解散しちゃったってワケじゃん。

ニポンって、一応は民主主義だったと思うんだけど、こんなデタラメが何でまかり通るの? コイズミって、大統領じゃなくて総理大臣でしょ? ブッシュにシッポを振ってばかりいるうちに、自分のことを大統領だと思い込んじゃったのかな?

コイズミの考えた法案が、衆院で可決されて、参院で可決されて、それならOK。だけど、参院で否決されたら、ブチ切れて解散。これじゃあ、議会制民主主義じゃないじゃん。だいたい、それだったら、何のための二院制なの?衆院が行き過ぎないように監視するのが参院なワケだし、参院で否決されたってことは、あたしたち国民の代表が、コイズミの法案に「NO!」って言ったワケでしょ? これは、あくまでも、郵政民営化に「NO!」って言ったんじゃなくて、郵政民営化には賛成だけど、コイズミの考えた法案には「NO!」って言ってるワケなんだから、普通なら、ここで、もう一度議論をして、もっといい法案を考えて、再審議するのが議会制民主主義なのに‥‥。だけど、コイズミがやったことは、「オレの法案に反対するヤツは、全員、反逆者だ!」ってワメキ出して、あとは、皆さん、ご存知の通りの支離滅裂で傍若無人な焼肉定食ってワケだ。

‥‥そんなワケで、自民党やナンミョーホーレン党だけじゃなくて、民主党だって郵政民営化には賛成してるんだから、誰もが納得するちゃんとした法案を提出すれば、過半数どころか、8割、9割の賛成が得られるワケで、何の問題も無く可決される。それなのに、いつもの通りの弱者にばかり負担をかけ、金持ちや大企業だけが得をするデタラメな法案なんかをムリヤリに通そうとするから、民主党はおろか、自民党の内部からも反対票を投じる議員が出て来たってだけの話なのに、コイズミって、何でここまでバカなことを繰り返すんだろう?

つまり、今回の選挙は、「郵政民営化に賛成か反対か」じゃなくて、「郵政民営化のコイズミ法案に賛成か反対か」ってことなのに、ハデなパフォーマンスで、オツムのネジのゆるい人たちを騙すことだけは二ポンイチのコイズミは、問題の論点をスリ替えて、「郵政民営化に賛成か反対か」って言う大嘘で、またまたバカ国民たちを騙そうとしてる‥‥って言うか、すでに騙されちゃってるバカ国民もいるみたいだ。

コイズミが今までにやって来たことは、2度に渡る「介護保険料引き上げ」を始めとして、「老人医療費の改悪」「雇用保険料の引き上げ」「医療費サラリーマン窓口3割負担」「雇用保険の失業給付削減」「発泡酒・ワイン増税」「たばこ税増税」「生活保護老齢加算廃止」「所得税配偶者特別控除見直し」「消費税の免税点制度適用上限の引き下げ」「消費税の簡易課税制度の適用上限の引き下げ」「生活保護生活扶助基準額引き下げ」「所得税公的年金等控除の縮小」「老年者控除の廃止」「雇用保険料引き上げ」「厚生年金・共済年金保険料引き上げ」「住民税配偶者特別控除見直し」「住民税公的年金等控除の縮小」「国民年金保険料引き上げ」‥‥まだまだ、これはホンの一部だ。これらすべては、お年寄りや障害者、病人や低賃金労働者など、社会的弱者の負担を増やすもので、その反面、累進課税の緩和や金融所得への減税を推進して、金持ちや大企業ばかりを優遇する「経済改悪」をやり続けて来た。

これを見れば分かるように、所詮、コイズミ改革なんてのは、口先だけのペテンで、ようするに、1万人の貧乏人から1000円ずつ巻き上げて、それを自分たち10人で100万円ずつ山分けするって言う政策なのだ。だから、コイズミが総理大臣になってから、生活苦による自殺者の数が戦後最大になっちゃって、この4年で10万人を突破したのだ。今でも、毎日、50人以上の人が、生活苦から自殺している。単純計算すれば、30分に1人ずつ自殺してることになる。これが、コイズミ改革が生み出した現実なのだ。

今も続いてる北朝鮮の拉致問題もホッタラカシにして、毎年、何兆円も無駄づかいしてる社会保険庁の問題もホッタラカシにして、あと数年で完全に財源が無くなる年金問題もホッタラカシにして、黒字運営でぜんぜん急ぐ必要のない郵政民営化のことしか考えてないコイズミは、モノゴトの優先順位がまったく分かってない大バカ野郎だ。挙句の果てに、その郵政民営化にしたって、コイズミの考えたデタラメな法案が通っちゃったら、民営化で大失敗したスウェーデンの二の舞になって、大企業が何百通ってまとめて送る郵便は今よりも安くなるけど、あたしたちが送る1通、2通の郵便の料金は、2倍から3倍になっちゃうのだ。

‥‥そんなワケで、「郵政民営化に賛成か反対か」なんて言うコイズミの大嘘に騙されてる国民は、9月11日までに、真実は、「独裁者コイズミの弱者いじめの法案に賛成なのか、それとも、より良い郵政民営化法案を生み出すために議論し直すことに賛成なのか」ってことだって気づいて欲しい。なんせ、あの人間のクズは、森まで利用して国民を騙すための大芝居までやる男なんだから‥‥なんて思う今日この頃なのだ。

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