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2005.09.23

ニポン動物園

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21日、神奈川県の相模川で、体長が1mちょっとのワニが見つかって、通報で駆けつけた海老名署の警官に捕獲された。ワニは、メガネカイマンて言う種類で、最大でも2mほどにしか成長しない小型のワニの子供なので、大したことはないと思うんだけど、それでも噛まれれば大ケガをするだろうから、恐い話だ。それに、相模川って言っても、小田急線の厚木駅から400mほどの相模大橋のとこで、近くには住宅街もある場所だって言うから、恐ろしい。警察では、ペットのワニが逃げ出したか、飼い主が捨てた可能性があるって言ってるけど、逃げたのなら普通はすぐに届け出があるだろうから、たぶん、大きくなりすぎて、飼えなくなって、無責任に捨てたんじゃないかと思う。

10日ほど前には、新宿の高田馬場の公園で、ペットのボールパイソンて言うニシキヘビを散歩させてた男性が、ベンチで居眠りしてるうちにヘビに逃げられたって言うハタ迷惑な事件があったけど、あたしは、このニュースを見て、「ヘビを散歩?」って思った。だって、ヘビに首輪やヒモをつけることはできないだろうから、散歩って言っても、ただ単にそこらに放すだけだと思うから、そんなことしたら逃げられるのは当たり前じゃん‥‥て言うか、この男性、テレビで顔にモザイクを入れて音声を変えてインタビューに答えてたけど、少しも悪びれる様子も無く、「いや〜3日前に買ったばかりなんだけど、ちょっと居眠りしてたら逃げられちゃってね〜まいっちゃいましたよ〜」なんてヒトゴトみたいに言ってやがった。オマケに、「41才のアルバイト男性」って出てたけど、40才を過ぎて定職にも就かずに、ペットにニシキヘビを買って、挙句の果てに公園で居眠りしてて逃がしちゃうなんて、まるで自民党の新人議員の杉村太蔵と同じくらいバカなんじゃないの?‥‥なんて思う今日この頃、皆さん、杉村太蔵を料亭に行かせるためにセッセと納税してますか?(笑)


‥‥そんなワケで、このヘビが逃げてから1週間くらいして、埼玉県のJR浦和駅のホームで同じ種類のヘビが見つかったそうだけど、飼い主に確認してもらったところ、別のヘビだってことが分かったそうだ。つまり、高田馬場の公園で逃げたヘビは、まだどこかにいるワケだし、埼玉県で発見されたヘビのほうは、逃がした無責任な飼い主が、まだ名乗り出てないってワケだ。だいたい、ヘビが電車に乗って新宿から浦和まで行くかよ?‥‥なんてことも思いつつ、これらのヘビは、まだ50cmくらいだからいいけど、今月の9日に、同じ埼玉県の上尾市の鴨川の河原で発見された黄色いインドニシキヘビは、体長が4m、胴回りが50cmもある大蛇で、野生のものは、シカやサルなどに巻きついて、窒息死させてから丸飲みしちゃうそうだから、人間の子供なんかひとたまりもないだろう。

ニシキヘビと言えば、今月の7日には、仙台市内の民家の庭で、体長40cmほどのシマシマ模様のニシキヘビが、何かを丸飲みして動けなくなっているとこを発見されて、通報を受けた仙台南署が、拾得物として保管してるけど、未だに飼い主からの連絡がないと言う。ヘビは、しばらくしてから、飲み込んでたネズミを吐き出して、それから元気に動くようになったそうだけど、仙台南署では、8月下旬に届けられた大きなミドリガメも保管してて、担当の署員は、「これじゃあまるで動物課だ」って言って、両手をオーバーに広げたとか広げなかったとか。

大阪府豊中市のマンションでは、同じ部屋で、今月の8日に15cmのサソリ、13日に10cmのサソリが発見されてるけど、両方とも同じダイオウサソリって言う種類なのと、たくさん部屋があるマンションなのに、2階の同じ部屋からだけ続けて見つかったことから、この部屋の住人に恨みを持つ者の嫌がらせじゃないかって思うのは、あたしだけ?‥‥って感じのだいたひかるだ。

‥‥そんなワケで、ワニにしてもヘビにしてもサソリにしても、みんな自分で歩くことができるから、もしかしたら飼い主が逃がしたんじゃなくて、自分で逃げ出したのかも知れない。でも、仮にそうだったとしても、こんなに危険な生き物を逃げられるような状態で飼ってたってだけで、すでに無責任だし、逃げられたのに警察に届け出をしてないってことが、無許可で飼ってたってことの証拠だろう。だから、逃がしたにしろ逃げられたにしろ、どっちにしても無責任てことになる。

だけど、ワニやヘビやサソリと違って、絶対に飼い主が逃がしたって断言できる生き物がいる。それが、今月の12日に琵琶湖で見つかったピラニアだ。ピラニアが、自分で水槽から出て、琵琶湖までヒレを使ってトコトコと歩いてくワケはないんだから、飼い主が逃がしたとしか考えられない。ごくマレに、ファインディング・ニモだとか、フリスクのCMの水槽のお魚だとか、アニメやCGの世界ならアリエールだけど、現実の世界ではアリエナイザーだ。

琵琶湖の漁師さんの網に掛かったピラニアは、「ピラニア・ナッテリィ」って言う種類で、ピラニアの中じゃ大人しい種類だし、生魚なら30cmくらいになるけど、体長15.7cm、重さ95.6gの小型なので、それほど大騒ぎするほどのもんじゃない。ようするに、問題としては、捕獲されたのは1匹だけど、他にも複数のピラニアが放流されてて、それが繁殖しちゃったら、生態系がどーたらこーたらってことなんだろう。それで、何も知らない人たちは、「ピラニアは熱帯の魚なので、他に何匹かいたとしても、越冬できずに自然に死ぬだろう」なんてノンキなことを言ってる。

小池百合子環境破壊大臣がやってる、現状を無視したバカ丸出しの「特定外来生物」のリスト作りを見れば分かるように、無知ってホントに恐ろしい。熱帯魚は、ちゃんと越冬するんだよ。多摩川の中流域には、ディスカスをはじめとして数種類の熱帯魚がいるし、下流域には、ワニのような口をしたガーパイクなどの危険な熱帯魚が何種類かいるけど、冬になると、家庭排水などが流れ出す温かい場所に集まって、みんな越冬してる。飼育してるディスカスは、きれいな色を出すために、エサだとか水だとかに気を使ってるけど、多摩川で自然繁殖してるディスカスは、完全に野生化しちゃってるから、色が落ちちゃってフナみたいな銀色をしてて、アカムシをエサにして釣ってる人たちもいる。ガーパイクは、大きなものになると1m近いものもいて、ルアーを使って釣っている。

ピラニアと言えば、今から3年か4年くらい前に、東京の杉並区にある塚山公園の池で、自然繁殖してるピラニアが見つかって、大騒ぎになったことがある。この時は、最初は釣りをしてた人が、20cmくらいのピラニアを2匹釣り上げて、それで区役所に届け出たんだけど、こりゃ大変ってことになって、結局、池の水をぜんぶ抜いて調べることになったのだ。それで、結局、20cm前後の成魚が4匹と、稚魚が10匹捕獲された。そのピラニアの稚魚を専門家が調べたところ、生まれてから放流された稚魚じゃなくて、その池で生まれた稚魚だってことが分かったそうだ。つまり、冬には氷が張るような池でも、ピラニアは越冬もするし繁殖もするってワケだ。

もっと有名なのだったら、ティラピアがいる。ティラピアは、早く大きくなるし、味がタイに似てるってことで、アメリカナマズと同じように、村おこしの一環として養殖されたりしてるけど、もともとは熱帯の魚だから、冬場は温泉の熱を利用したりして養殖してる。だけど、ニポン全国に広がっちゃった自然繁殖のティラピアは、普通のダム湖とかで、ちゃんと越冬してる。

‥‥そんなワケで、日本新党から新進党、新進党から自由党、自由党から保守党、保守党から自民党と、長いものには巻かれまくり、強いものには迎合しまくりで、ポリシーのカケラも無い小池百合子は、利権のためだけに「環境」と言う言葉を利用して、利権のためだけに生き物を殺し続ける血も涙もない冷血女だ。環境のためじゃなく、自民党の利権のために「駆除する生き物」をリストアップするなんて、とてもマトモな神経とは思えない。こんな腐った人間なんかに「環境」のことを任せておいたら、そのうち、ニポンにいる外国人もすべて駆除しろとか言い出しそうだ。今や、何よりも先に「特定外来生物」に指定して駆除しなきゃならないのは、ブラックバスやアメリカナマズではなく、ブッシュのペットの「コイズミ」って言う爬虫類と、そのコイズミのペットの「小池百合子」って言うピラニアなんじゃないかと思う今日この頃なのだ。

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