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2005.10.10

ニポンGP

course
今日の日記は、トーゼンのことながら、F1の第18戦、ニポンGPに決まってるんだけど、いつも沖縄の情報を送ってくれる読者のHさんから、昨日8日の「那覇まつり」でのMAXのミニレポが届いたので、全国のMAXファンのために、まずはそのまま掲載しMAX!

「こんばんは、きっこさん。先ほど”那覇まつり”より帰宅致しました。予定では、ステージが19:00から19:45までだったのですが、まず19:30少し前にキッチリ終了致しまして、アンコールともなんとも捉えきれないようなアヤフヤナ声援や沖縄独特のユビブエがチラホラ聞こえる中、爽やかに「みなさぁ〜ん、アンコールあ、り、が、と、うっ!!」と、多少強引ではありましたがアンコールに応え2曲を・・・途中のベシャリでは、リツコさん?が、「実は、私も那覇まつりの時にやきそば屋でアルバイトをした事があるのですが、その時に超ラブラブカップルが来て良く見ると、ナ、ナ、ナ、ナ、ナント玲奈と彼氏だったのですっ!当然店主のオジサンに内緒でタダで出してあげましたけど、今日もオジサンが居るかもしれません!」と語っておりました。わたくしは、開演15分前に着いたのですが会場は既に家族連れでゴッタガエシテおりました。そうした家族連れのオトーサンが特にノッテイル訳でもないのに子供を肩車しているもので、後ろの人は良く見えませんでしたとです・・・でも、音量は十分な出力でしたよ。」

Hさんは、MAXファンじゃなくて、あたしの日記でMAXに興味を持ってくれた人なので、曲目とかは分からずにそう言ったレポは無しだけど、あまりにもオイシイ玲奈ちゃんネタと、沖縄らしいマッタリ感が漂ってて、ファンにとってはアリガタイことウケアイなので、そのままお召し上がりくだい‥‥なんて思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、明日は別のスペースで玲奈ちゃんの単独ライブがあるみたいで、そのライブが夕方の5時から5時半までなんだけど、そのあとに行なわれるのが、「さわやか沖縄・大声コンテスト」だって言うんだから、なんともコメントのしようがないな〜なんて思ってたんだけど、あたしは、こんな単独ライブの話なんかぜんぜん聞いてなかった。玲奈ちゃんのスケジュールはもちろんのこと、玲奈ちゃんの一挙手一投足まで知り尽くしてないと、ストーカーとして‥‥じゃなくて、熱心なファンとしては失格になるか、良くても10グリッド降格のキミコ・ライコネンになっちゃうから、あたしが知らないスケジュールなんてあるハズがない。それで、どうも怪しいと思って、主催の琉球放送の広報に確認してみたら、出演表に書いてあった「REINA」ってのは、奈美恵やMAXと同期の「中西礼奈」のことだった。それなら、「REINA(中西礼奈)」って書いといてくれればいいのに‥‥なんてことも言いつつ、ちゃんとニポンGPのことを考えて、エンジン交換で最後尾スタートになったライコネンのことも折り込みつつ、ようやく本編へと突入する。

さて、今回のニポンGPの予選は、下位の選手たちがアタックしてる時には小降りだった雨が、上位の選手たちがアタックを開始するころから本降りになったので、シューマッハ弟がポールで、他にも、クリエンだのタクマだのクルサードだのウェバーだのヴィルヌーブだのの2ケタグリッドの常連さんたちが軒並み上位で、シューマッハ兄、アロンソ、ライコネン、モントーヤなどのスーパースターたちが下位を占めるって言う面白いスターティンググリッドになった。あたしの応援してるバリチェロは、雨が小降りの状態でのアタックだったので、そんなには悪くなくて、何とか9番グリッドについたけど、それでも、今シーズンのフェラーリのパッケージは雨が降ったらジ・エンドだから、これから始まる決勝は、お天気が大きく左右する。

だけど、今朝の新聞のテレビ欄を見たら、「史上初の鈴鹿生中継!佐藤琢磨レース人生かけた大勝負!トヨタ母国でポールP獲得!」って言う呆れ返るバカタイトルの上に、「BARホンダの佐藤琢磨やトヨタチームら”ジャパンパワー”の活躍を中心に伝える」とまで断言してあって、自国の選手やマシンだけを中心に伝えたために全世界からブーイングの嵐が巻き起こり、各国のプレスたちが放送ブースに詰めかけて暴動まで起こしちゃった去年の鈴鹿を忘れちゃったの?って感じだった。解説にしたって、いくら人材がいないとは言え、アグリだウキョーだマッチだと、お呼びでないヤツラが勢ぞろい。これじゃあ、放送が思いやられる‥‥ってココまでは、今朝、書いたんだけど、ここから先は、ニポンGPを観戦したあとに書くつもりだ。

‥‥そんなワケで、今、レースのVを観ながら続きを書き始めた。まず、一番心配だったお天気だけど、何とか雨はやんで、立体交差橋の下の日陰にちょっとだけウェットな場所が残ってたくらいで、あとはドライのコースだった。これなら、フェラーリも走れるな‥‥なんて思ったのもトコノマ、放送が始まったトタンに、「タクマ!」「タクマ!」の「タクマ祭り」が開催されちゃって、ある程度は予想してたとは言え、全解説者がタクマの来年の就職の心配までし始めたのには、アホらしさをオーバーテイクして情けなくなって来た。それで、バカらしくて見てらんないので、しばらくVを早送りしたら、白い紋付ハカマの兄ちゃんたちがゾロゾロと出て来た。あたしは、ナニゴトだと思って早送りを止めたら、なんと、エグイ猿‥‥じゃなくて、エグザイルの国歌斉唱だった(笑)

去年の鈴木雅之をはじめ、もっと前には、スタンドから大ブーイングを浴びたglobeのKEIKOだとか、ジミヘン気取りで見てるほうが恥ずかしくなったB’zの松本のギターソロだとか、いったい何を基準に選んでるんだか分かんないけど、こっちはレースを観戦したいんであって、「君が代」なんてどうでもいいんだから、テープかなんかを流すだけにしてトットと終わらせて欲しい。

それで、国歌斉唱のあと、マッチによるタクマのインタビューって言う最低最悪の茶番が始まったので、また早送りした。そしたら、すぐに解説席のコメントに移ったので、チョコっと巻き戻して聞いてみたら、「今日のレースのミドコロ」を聞かれたアグリは、「タクマとバトンのチーム内の意地の張り合い」だとかって、相変わらずトンチンカンなことをノタマッて、そこまでして世界中の誰も気にもしてないタクマなんかにムリヤリに話題を持ってくのか‥‥って思った。でも、アグリに続いての森脇基恭のコメントは、「マクラーレンとルノーのチーム争い」って言う、極めて当然にして誰もが興味ある点をキチンと伝えてて、腐りきったニポンのF1放送にヒトスジの光が差した思いがした。

だけど、続いてのウキョーのコメントも「タクマ!タクマ!」、マッチのコメントも「ホンダ!ホンダ!」で、こいつらって一体‥‥。そう言えば、昨日の予選で、タクマのアタックが終わったあとに雨が本降りになって、他のマシンのタイムが伸びずにタクマが暫定1位になった時、ウキョーとマッチは、こともあろうに、「このあともっと雨が降ればいいのに!」って抜かしてた。自分たちもサーキットを走ったことがあるんだから、雨のコースがどれだけ危険かってことを分かってるだろうに、タクマのためなら他の選手なんかどうでもいいって言うこのバカ発言は、とてもレースに関わってる人間とは思えない無神経さが全開だった。

あたしは、山田優ちゃんが好きだし、バトンを応援してる優ちゃんとバリチェロを応援してるあたしとは、来シーズンからは同じチームを応援するワケだから、優ちゃんのことはできるだけ悪く言わないようにしてる。だけど、ウキョーとマッチの「このあともっと雨が降ればいいのに!」って言うバカ発言を受けて、優ちゃんは、永井大と一緒になって、「雨雨降れ降れ〜」って歌い出しちゃったので、あたしは、「あ〜あ、やっちゃった‥‥」って思って、トホホな気分になった。

‥‥なんて思いつつも、せっかくのニポンGPなんだから、文句ばっか言わずに楽しもうって思って、一度、Vを止めて、業務用の赤ワインとゴーヤースナックと魚肉ソーセージを用意して、Vの続きをスタートさせた。そしたら、ちょうどスターティンググリッドを流し始めたので、レオタード姿の小さいきっこたちもパラソルを持ってゾロゾロと出て来て、いよいよあたしは観戦モードに突入した。でも、スターティンググリッドを見てたら、17番グリッドがライコネンだって言ってる。え?ライコネンはエンジンを積み替えたから最後尾からのスタートじゃないの?だけど、グリッドの映像を見てみたら、ライコネンは放送通りに17番だった。なんでだろう?その上、予選でノータイムだったモントーヤ、トゥルーリ、モンテイロの3人が、18番、19番、20番に並んでた。

あたしは、Vを観る前に結果を知りたくないから、すべての情報をシャットアウトしてたので、何が起こったのか分からないんだけど、とにかくライコネンはペナルティーを受けずに、17番グリッドからのスタートってことらしい。どっちにしても、あたし的には、最速マクラーレンの2台が後方からのスタートなら、バトルがいっぱい見られそうなので、あとはフジテレビがちゃんと放送してくれることを祈るばかりだ。

‥‥そんなワケで、オープニングラップを終えて、ようやくレースがスタートしたワケだけど、スタート直後の1コーナーで、クリエンの外側、バリチェロの前にいたタクマが、曲がり切れずにコースアウトした。これで、タクマの真後ろにいたバリチェロのダウンフォースが突然無くなって、バリチェロも巻き添えを食ってコースアウトした。でも、2台ともなんとかコースに戻れたので、ホッとした。タクマはともかく、バリチェロは最後のフェラーリV10なので、何とかリタイヤだけは避けて欲しい。結局、この時の接触でタクマはノーズが壊れ、バリチェロは左のリアタイヤがパンクして、それぞれピットへ入ることになったけど、その前に、1周目の最終コーナーで、シケインでミスしたヴィルヌーブに押し出されたモントーヤが、ウォールにツッコミを入れて、ジ・エンド。そして、セーフティーカーが入った。

これは、トップ争いをしてるマクラーレンチームにとっては痛すぎるリタイヤだけど、バリチェロを応援してるあたし的には、セーフティーカーが入ってる間にパンクしたタイヤを交換できるので、ラッキーと言えばラッキーで、ヴィルヌーブさまさまって感じだ。それで、コース作業に手間取ってるのか、ヤタラと長いイエローフラッグで、セーフティーカーを先頭にしたカルガモ大行進は、なんと6周も続いた。あたしは、なんだかカートを観てるように気分になって来た。

そして、やっとレースが再開したと思ったら、去年の世界中からの大ブーイングが身にしみたのか、フジテレビは、6番手のシューマッハ兄と7番手のアロンソのバトルだけを延々と映し続け、途中、ピッツォニアが縁石にヒットしてコースアウト、リタイヤって場面も映しつつ、シケインでクラッシュして止まってるトゥルーリのマシンも映しつつ、実況が「トゥルーリはタクマとバトルしてたみたいですけど‥‥」なんて無責任なことを言ってるうちに、ようやくトゥルーリのクラッシュシーンのリプレイが入った。そしたら、とんでもないことに、またまたタクマお得意の「大阪環状線で強引な割り込み運転を繰り返す真っ黒なフィルムを貼ったセルシオ」みたいな下品極まりない幅寄せで、トゥルーリを弾き出してた。

ベルギーGPでシューマッハ兄を激怒させた、タクマの暴走族まがいのバカ運転が、自国の鈴鹿でも炸裂したってワケで、何を考えてんだか知らないけど、これ以上ニポンの恥になることはやめて欲しい。まあ、あと1戦のガマンだけど、いくら自分はポイント圏外にいるからって、ポイントを狙って走ってるマシンを次々に潰して行くのだけはカンベンして欲しい。トゥルーリは、当然カンカンに怒って、レース後には、「サトウの行動は許されないよ。彼は絶対に抜くことの出来ない場所で無理やりに僕のマシンにぶつけて来て、コースから押し出し、僕のレースを台無しにしたんだ。僕には彼が何を考えているのか理解できないよ。今回のことだけじゃなく、彼は今までもずっと問題ばかり起こしている。FIAは彼に対して厳しい措置を取るべきだよ。」とコメントしている。そして、結果から先に言うと、タクマは13位で完走したけど、FIAはタクマを失格処分にした。通常は、これだけで失格はアリエナイザーなんだけど、タクマの場合は、ベルギーGPでの前科や、これまでの数え切れないほどの強引なドライブで多くのドライバーから批難の声が出てるので、それらを加味した結果だそうだ。

‥‥そんなワケで、タクマのセイで、またまた被害者が出ちゃったニポンGPだけど、気を取り直して先へ進むと、17番グリッドからスタートしたライコネンは、各チームが燃料補給のためのピットインを始めたレース中盤には、すでに上位グループに食い込んでた。ルノーの2台は順調に走ってて、特にアロンソは、シューマッハ兄をいじめまくるほどのヨユーの走りなので、モントーヤを欠いたマクラーレンとしては、ライコネンだけが頼みの綱のキッコー縛りって感じだ。

とにかく、まったくバリチェロを映してくれないので、画面に映ってるマシンを観て楽しむしかないし、去年よりは遥かにマシになったとは言え、同じマシンばかりを映してるので、レースの全体像が分からない。その上、実況も解説も、画面とは無関係なタクマのことしか話さないから、時々画面のスミッコに映る順位表だけを頼りに、あたしは観戦を続けた。だけど、変なタイミングって言うか、実況してる最中に突然CMになったり、バトルの一番いいとこで突然CMになったりと、とにかくCMの入れ方がメチャクチャなので、だんだん観てるのが疲れて来た。

‥‥そんなワケで、トップがフィジケラ、2番手がライコネン、3番手がアロンソって言う、ルノー、マクラーレン、ルノーって順番で最終ラップを迎えたんだけど、このままだと、最近この日記でナニゲに流行らせようとしてる「オセロ状態」になっちゃう。だけど、最終ラップの1コーナーで、ライコネンがフィジケラを抑えてトップに躍り出て優勝するって言う、なんだか競馬みたいだけど、それなりに見せ場を作った上に、オセロ状態を回避した結果になった。結局、ちょっとしたバトルは楽しめたんだけど、V10、3リッターエンジン最後の鈴鹿なのに、なんだかレース自体としてはパッとしないものだった。唯一、良かったことは、ライコネンが優勝したことによって、マクラーレンとルノーとのチーム争いが、僅か2ポイント差で最終戦へと突入することになったってことだ。これで、次の中国GPが、中華試合‥‥じゃなくて、消化試合にならずに済み、最後まで楽しめることになった今日この頃なのだ。

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