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2005.10.21

最低最悪なお笑い芸人たち

Char
火曜日に病院に行って、腹部エコーとかをやってもらったんだけど、一番可能性の高かった胆石じゃなかった。それで、その日の検査だけだとハッキリした原因が分からなくて、もっと詳しい検査をすることになった。それで、お医者さまが言うには、胃カメラとかナンタラとかカンタラとかをしなくちゃならないみたいなノリで、あたし的には、他のどんな拷問でも甘んじて受けるけど、胃カメラだけは絶対に無理なので、何とかならないかって相談してみたんだけど、医者的には、それだけは譲れないらしい。それで、あたしは、今世紀最大のピンチに陥って、今世紀最大に落ち込んだ。だって、ノドチンコのとこまで指を入れただけだって、死ぬほど苦しくてゲボケボしちゃうのに、ノドチンコどころか、その先の食道を通って、胃袋までコードのついたカメラが入ってくなんて、想像を絶するSMの世界であって、極めてノーマルなあたしとしては、どう考えても、無理!無理!無理!無理!無理!って感じだからだ。

だけど、その試練を乗り越えないと、バラ色の日々が訪れないってことなので、あたしは、少しでもテンションを高めとくことにした。じゅんこは、自分でピアスの穴を開ける時に、MAXの曲をガンガンにかけて、自分のテンションを最高潮まで持って行って、それで、安全ピンを耳にブスッと刺す。だから、あたしも、その方式を使うことにした。それで、「ニライカナイ」に入ってる「TORA TORA TORA 2005」をガンガンにかけて、ヘッドバンキングしながら、狂ったように踊ってみた。でも、何度踊ってもテンションが上がらなかったので、ゼシカにタンバリンを叩いてもらう代わりに、自分でギターを弾いてみることにした。

何ヶ月ぶりかで愛用のテレキャスを出して、アンプにつないで、リバーブとディストーションをハウリングするギリギリまでかけて、「TORA TORA TORA 2005」に合わせて弾いてみた。そうしたら、ギターを弾くって行為よりも、重たいテレキャスを腰の位置に提げて、脚を開いて立ってるって言う自分自身のカッコがすごく気持ち良くて、何だかジワジワとテンションが上がり始めて、結局、いつものパターンで、ギターが弾きにくいから、せっかく気に入った長さで揃えてた爪を切っちゃって、セックスピストルズのシドの「マイ・ウェイ」を爆音でかけて、気が狂ったみたいにギターを弾きまくっちゃって、焼酎をラッパ飲みして、ボロボロと泣きまくって、気がついた時には、フローリングに仰向けになって寝てた今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは、何ヶ月ぶりかでギターを弾きまくって、朝、目が覚めたら、大切なギターはソファーの上にちゃんと置いてあって、キズとかはついてなかったんだけど、1弦が切れてた。それで、良く見たら、何ヶ月もソフトケースに入れっぱなしにしてたから、他の弦も部分的に錆びてたことに気がついた。それで、こりゃあマズイってことで、あたしは、渋谷の某楽器屋さんに弦を買いに行くことにしたんだけど、テレキャスを弾いたことのある人なら分かると思うけど、テレキャスって、ヘビーゲージがピッタンコのギターで、硬い弦ほどソリッドで深みのある音が出る。だけど、あたしはヘナチョコだから、ヘビーゲージどころか、ミディアムでも指が痛くて、お子様向きの一番柔らかい弦を使ってる。

これって、自分でも、ホントに情けないと思う。そして、ヘビーゲージを張ってんのに、人差し指と中指を2本も使って、2音近くもギュンギュンとチョーキングしてる男の人を見ると、なんて男らしくてカッコイイんだろうって思う。これは、でっかいバイクに乗ってブッ飛ばしてる男の人を見て胸がキュンとしちゃうのと同じで、ナンダカンダ言っても、やっぱり男の人ってスゴイなって思う瞬間だ。前者ならChar、後者ならPANTAって感じかな?

今、OAしてるメルシャンの「STING」のCMでのChar、あまりにもカッコイイ。声もシブイし、あの世代のニポン人男性の中では、あんなにカッコイイ人は他には見当たらない。あのCMで、あたしが唯一不満なのは、Charの弾いてるギターがストラトだってことで、なんでムスタングじゃないのかな?‥‥って思ったんだけど、もしかすると、ムスタングって悪ガキっぽいイメージがあるから、CMコンセプトに合わせて大人の雰囲気を出すために、真っ白のストラトにしたのかな?‥‥って自分なりに納得した。ま、Charの場合は、「フェンダーの似合う男ナンバーワン」だから、ストラトでも十分にカッコイイけど‥‥。

‥‥そんなワケで、あたしは、CharやPANTAをはじめ、大人の男性に魅力を感じる。それは、年令的なことだけじゃなくて、精神的な大人ってことだ。だから、スマップの中居みたいに、30才を過ぎても「ナントカだべ?」とか言って、小学生レベルの漢字も読めず、一般常識のカケラも無く、下品な改造車に乗り、避妊もせずにセックスをしまくり、彼女が妊娠したら人工中絶を強要するような男を見ると、「ああ、この子はガキのまま知能が止まってるんだな」って思う。

だけど、中居に限らず、最近の若手芸人の中にも、年は30才前後なのに、ガキのまま、まったく成長してない、まるで杉村太蔵レベルの非常識な男がたくさんいる。あたしは、もともと、今のお笑いブームにはあんまり興味が無いんだけど、それだけじゃなくて、今の若手芸人たちの悪いウワサをたくさん耳にしてるので、余計にお笑い番組を見る気がしない。

あたしのお友達の中には、若手芸人たちの合コンに行く子が何人かいるんだけど、その中の1人の子が、去年の夏に、合コンに行って、ある若手芸人に強姦された。だから、その首謀者と関係者が出てるフジテレビの「はねるのトびら」だけは見ないようにしてた。やっぱり、自分のお友達を強姦したヤツが出てる番組は、見る気がしないのは当然だろう。そのお友達が言うには、いつもなら焼酎のボトルを1本空けても大丈夫なくらいお酒に強いのに、その合コンの時だけは、サワーを4〜5杯くらい飲んだだけで急に意識が無くなって、気がついたら知らない部屋のベッドにいて、下半身だけ裸にされてて、アソコがヒリヒリして血が滲んでたって話なのだ。それで、その子は、サワーの中に睡眠薬か何かを入れられたんだと思うって言ってた。

その子は、あたしに、その芸人の悪口をウダウダウダウダウダウダウダウダ言ってたけど、そんな合コンにホイホイ出てく自分にだって責任があるワケで、考えようによったら、相手が若手芸人だったから、強姦されたくらいで済んだけど、これが北朝鮮の工作員との合コンだったら、今ごろ拉致されてたワケだし、ライブドアの関係者との合コンだったら、株価操作のために利用されてたワケだし、今ごろ、どんな恐ろしい目に遭ってたのか、想像するだけでも、全身に150番台のサンドペーパーと同じくらいのチキン肌が立つことウケアイだ。だから、今、あたしにグチをこぼせるだけでも、「ラッキー!クッキー!八代亜紀!」とか、「やる気!元気!井脇!」とか、そう言った、いくら周りから失笑されても、常に自分だけの世界を構築し、常に自分だけがポジティブでいられる四畳半ワールドに引きこもれる秋葉原パワーが必要なワケだ。

‥‥そんなワケで、あたしは、今まで「はねるのトびら」は見たことが無かったんだけど、ゆうべ、ナニゲにテレビをつけたら、「はねるのトびら」の特番みたいなのをやってた‥‥って言うか、それが、ゴールデンに進出した「はねるのトびら」だって知ったのはアトからなんだけど、あたしがテレビをつけた瞬間に、北陽の虻川美穂子が、レイザーラモンHGの衣装を全部ピンクにしたのを着て、「ハードレズです、フォ〜!」ってやってたので、つい見ちゃったのだ。

レイザーラモンHGが、「ハードゲイ」って言うのも、テレビ的には色々と問題があるみたいで、お昼の「笑っていいとも!」とか、夕方の「ラジかる」に出る時には、「ゲイ」って言葉をなるべく言わないように指示されてやってるのに、ゴールデンの時間帯に、「レズ」って言葉を連発しながら腰を振り続ける虻川美穂子って、テレビ的にどうなんだろう?

レイザーラモンHGも、もともとは夜の7時台の「バク天」で、「ゲイ」って言葉を連発して人気が出て来たワケだから、単なる時間帯だけの問題とすれば、夜の7時台に「ゲイ」って言うのも、夜の8時台に「レズ」って言うのも、似たようなもんだってことになる。だけど、言葉の意味まで考えてみた場合、「ゲイ」って言うのは同性愛者の総称で、意味としては「楽しい人たち」ってことで、同性愛者たち自身が好んで使う呼び名だけど、「レズ」って言うのは、その中の女性同士の同性愛者を指す「レズビアン」を省略した言葉で、使い方としては、差別的なニュアンスを含める場合に多用される。ようするに、「ゲイ」は一般的な言葉だけど、「レズ」は限りなく差別用語に近い位置づけの言葉なのだ。

でもこれは、あくまでも、ニポンにおける「レズ」って言葉の位置づけで、世界的には差別用語にはならない。この辺が、すごくビミョーなとこで、欧米なら、レズビアンの女性が自分のことを普通に「私はレズよ」って言う。だけど、ニポンの場合は、長いこと、「あいつはホモだから」「あいつはレズだから」みたいな使われ方をされて来たことによって、いつの間にか差別的なニュアンスを持つようになったのだ。そのため、そう言った差別的な見られ方に反発を感じるレズビアンたちは、「私はレズよ」とは言わずに、「私はビアンよ」って言う。

つまり、本来は差別用語じゃなかったハズの「レズ」って略称に、ニポン人の島国的で閉鎖的な民族性が、差別的ニュアンスを持たせちゃったってワケで、レズビアンたちは、それなら「ビアン」のほうを使おうってことになったってワケだ。そして、「レズ」よりも「ビアン」のほうが言葉としても可愛らしい感じがするので、今では「ビアン」て言うのが一般的になった。だけど、今でも、堂々と「レズ」って言葉を使ってるレズビアンもいるし、中には、東郷健が自分のことを自虐的な意味で「オカマ」って言ったり、おすぎとピーコが開き直りのギャグとして「オカマ」って言ったりするのと同じ方向性として、あえて自分のことを「レズ」って言うレズビアンもいる。

だから、この「レズ」って言葉は、すごくビミョーで、使い方によっては差別用語にもなるんだけど、そうじゃない場合もあるから、すごく難しい。ただ、ひとつだけ言えることは、自分に対して使う場合はいいけど、他人に対してとか、お笑いのネタとして使うべきじゃないってことだ。つまり、あたしの感覚だと、同じゴールデンの時間帯でも、レイザーラモンHGの「ゲイ」は許されるけど、虻川美穂子の「レズ」はNGだと思う。

だけど、今夜の「ダウンタウンDX」で、その虻川美穂子が、ダウンタウンの松ちゃんから、「お前は両性具有やろ?」って言われてて、それだけでも大問題なのに、日本テレビはご丁寧に、「両性具有」って言うテロップまで入れてる始末だった。「両性具有」って言うのは、男性と女性の両方の性器を持って生まれて来た人のことで、これが空想の世界のことならギャグにしてもいいかも知れないけど、何万人に1人って言う確率で実際に生まれて来る。ニポンにだって何人もいる。そして、昔だったら見世物小屋に売られたりしてたけど、今は人目をしのんで生活してるのだ。

‥‥そんなワケで、あたしとしては、「レズ」だの「両性具有」だのって言葉をお笑いのネタとして全国放送してるテレビ局がある限り、殺傷能力のあるエアガンを人に向けて撃つ子供たちをいくら叱っても、傷つけられた者の痛みなんか分からせることはできないと思う。マイケル・ムーアは、人気テレビシリーズの「The awful TRUTH(ひどい真実)」の中で、大きなピンクのバスにたくさんのゲイを乗せて、同性愛禁止法を施行してる州を回ってハデなパフォーマンスをしてたけど、キリスト教の牧師が、何の罪も犯してないゲイに向かって、「地獄に堕ちて火あぶりになれ!」って罵声を浴びせていた。「自由の国」って呼ばれてるアメリカでさえ、こんなアリサマなんだから、ニポン人の意識なんか原始時代から変わってないようなもんだと思うけど、自分の理解できないものを「差別」するのは仕方ないとしても、「お笑いのネタ」にするって言うのは、人間として最低だと思うし、同じニポン人としてホントに恥ずかしく思う今日この頃だ。


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