脱・宇多田ヒカル宣言
7日、IAEA(国際原子力機関)と、IAEAのムハンマド・エルバラダイ事務局長が、ノーベル平和賞を受賞した‥‥ってニュースを聞いて、あたしは、また、いつもの「アレ」を思い出した。あたしは、この「アイ・エー・イー・エー」ってのをテレビやラジオで聞くたびに、必ず「アレ」を思い出す。この「アレ」ってのは、お笑いコンビ「カラテカ」のヤベタローじゃないほうの人が、出て来た時にツカミでやる「ア〜イェ〜オ〜イェ〜」とか言うやつだ。名前も知らないし、調べる気にもならないし、好きでも嫌いでもないんだけど、テレビ朝日の金曜深夜の「虎の門」の中の各局の番組を紹介するコーナーとか、日本テレビの平日夕方の「ラジかる」の前にやってた「クリック」とか、ホンキで見る番組じゃなくて、ナニゲに流してるような軽い番組を見てると、ふとした瞬間に〜視線がぶつかる〜幸運のときめき〜覚えているでしょ〜パステルカラーの〜季節に恋した〜あの日のように〜輝いてる〜あなたでいてね〜負けないで〜もう少し〜最後まで走りぬけて〜どんなに離れてても〜心はそばにいるわ〜追いかけて遥かな夢を〜ってなワケじゃなくて、ふとした瞬間に、テレビに「カラテカ」が出て来て、ヤベタローじゃないほうの人が、グルッと指差しながら、「ア〜イェ〜オ〜イェ〜」とか言ってたりする。それで、あたしは、そんな「ふとした瞬間」に、このカラテカの「ア〜イェ〜オ〜イェ〜」を何回か見て、記憶に残ってた。で、あたしは、ニュースキャスターが「アイ・エー・イー・エー」って言うたびに、カラテカの「ア〜イェ〜オ〜イェ〜」が頭に浮かぶようになっちゃって、もう、ずいぶんになる。いつごろからかはサダカじゃないけど、たぶん1年くらい前からだと思う。だけど、こんな話、誰かに話したって「だから何?」ってレベルのことだし、あえて話すようなキッカケも無いし、そんなこんなで本日に至る‥‥ってワケだ。だから、今回のマクラは、ある意味、カミングアウト的な要素も含みつつ、この日記を読んでくれてる人の中に、1人くらいあたしと同じに思ってた人がいてくれたらな〜なんて期待もしてる今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?
‥‥そんなワケで、久しぶりに息継ぎ無しでマクラを書いてみたんだけど、あたしは、こう言う変なことが色々とあって、ようするに、「わざわざ誰かに言うほどのことじゃないんだけど、なんか気になってること」が色々とある。たとえば、最近だと、宇多田ヒカルの新曲のPVを見て、「あっ!あたしのヘアスタイルをマネしやがった!」って思ったんだけど、もちろん、これはネタで、たまたま似たようなヘアスタイルになっただけなんだけど、ずっとこのヘアスタイルをトレードマークにしてるあたし的には、「宇多田ヒカルにパクられた」って思い込んどいたほうが、色んな意味でオイシイからだ。
それで、ここまでなら何でもない話なんだけど、あたしは、あることを思い出した。それは、あたしが某ヘアメーク事務所に所属してアシスタントをしてた時代だから、今から8年くらい前だと思うんだけど、お仕事上がりで居酒屋さんで飲んでたら、隣りで飲んでた50代くらいのおじさんに、「藤圭子に似てるね」って言われたことがあった。あたしは、藤圭子の名前くらいは知ってたけど、顔はイマイチ良く分かんなかったし、まだ宇多田ヒカルがデビューする前だったから、突然「藤圭子」だなんて言われても、一瞬「誰だっけ?」って感じだった。だけど、そのおじさんは、あたしのヘアスタイルが藤圭子と同じなので、それで全体的に似てる感じがするって言ってた。ようするに、顔が似てるんじゃなくて、ヘアスタイルが同じだってだけの話だったワケだ。
それで、今回の宇多田ヒカルのPVを見て、「あっ!あたしのヘアスタイルをマネしやがった!」って思ったのは、実は、自分の母親のヘアスタイルをマネしただけで、親から子へと受け継がれた一子相伝の格式ある伝統芸能だったのだ。それに、歴史的に考察すれば、藤圭子→楠田枝里子→天久(井上)美奈子→あたし→宇多田ヒカルってワケだし、いつものパターンでオセロ的に考えれば、楠田枝里子もミナコもあたしも「藤圭子」と「宇多田ヒカルにはさまれちゃってるから、みんな裏返って宇多田ファミリーってことになっちゃう。
‥‥そんなワケで、こりゃあマズイってことになり、あたしは、髪を切ることにした。前髪は、月に2回くらい自分で揃えてるんだけど、サイドとバックは自分では揃えられないので、何かのツイデがあった時に、知り合いの美容師やヘアメークにカットしてもらってる。だけど、ここ3ヶ月くらい機会がなくて、伸ばしっぱなしになってた。それで、このまま伸ばそうかな?‥‥なんて思ってたヤサキに宇多田ヒカルのPVを見ちゃったから、このまま伸ばしたら、なんか、あたしが宇多田ヒカルのマネをしたみたいでムカツクし、さらには、すれ違った人とかに、「宇多田ヒカルのファンでヘアスタイルまでマネしてる女」だなんて思われたら、いても立ってもいられないほど不愉快だから、ここはキチンといつものヘアスタイルに戻して、昨日今日、前髪を揃えた宇多田ヒカルなんかとは歴史もコダワリも違うんだってとこを明確にしとこうと思ったワケだ。
あたしのヘアスタイルは、サイドのフロントが長くて、後ろに行くに従って短くなってって、バックは首がチラッと見える長さってのがポイントなので、サイドの角度が重要になる。すごくマニアックなことを言うと、サイドの角度は35度で、サイドとバックをこのまま全体的に15cm短くすると、ワカメちゃんとかコシノジュンコとかになっちゃう(笑)
そして、このヘアスタイルで、前髪以外を3ヶ月も伸ばしっぱにしにしてたから、秋山康がプロデュースしたパチンコ台、「ビンボー頭巾」に出て来る今浜一家の下の娘、確か「ゆりちゃん」て名前だと思ったけど、その子のヘアスタイルと同じようになってた。つまり、オカッパがそのまま伸びて、キチンと揃えてたラインがバラバラになりつつある状態ってことだ。ちなみに、このパチンコ台、ものすごく面白い。ホントは、「新・大工の源さん」を打ちに行ったんだけど、お仕事が終わってから行ったので、1台も空いてなくて、仕方なく他の台を探してて、この台を見つけた。ツギハギだらけの服や壊れかけた扇風機、空腹で泣いてる痩せ細った犬やボロボロの洗濯機など、ビンボー全開のキャラが大笑いできる。それで、この台でケッコー勝って、そのあと移動した別の台でもっと勝てたので、これは別の日のネタにしよう(笑)
‥‥そんなワケで、今回は揃えるだけじゃなくて、ちゃんとしたカットだから、メーク室とかじゃできないので、お友達の美容室に行って来た。それで、最初はいつもの長さにしようと思ってたんだけど、途中で気分が変わって、ちょっと短くすることにした。いつもは、サイドのフロントが肩ギリギリの長さにしてるんだけど、今回は5cmくらい短くして、アゴのラインよりもちょっと長いくらいにした。だから、あたしのコダワリの35度でバックまで揃えてくと、それこそワカメちゃんみたいにバックが鶏のカリアゲになっちゃうので、コダワリは捨てて25度くらいにした。
これで、ようやく、「宇多田ヒカルのファンでヘアスタイルまでマネしてる女」って言う痛すぎる誤解を受けることだけはマヌガレられたんだけど、このまま金髪にすると山崎バニラになりそうな気もするし、そうなったら、大正琴も習わなくちゃならないので、なかなか大変なことになる‥‥って言っても、山崎バニラのあの頭はウィッグだから、関係無いか。でも、あんなに可愛くて、独特の声をしてるんだから、普通ならそれだけで、安易に声優だとかタレントだとかを目指したりしそうなもんだけど、ちゃんと活弁士の先生に弟子入りして、キチンと勉強して、その上、大正琴の弾き語りのスタイルまで生み出しちゃうんだから、ホントにすごい女性だ。
ちなみに、あたしができるのは、ラジオの交通情報のモノマネだけだ。スタジオから、「道路交通情報センターの○○さ〜ん」って呼びかけられて、「はい、この時間の道路情報をお伝えいたします。首都高は、三宅坂ジャンクションの合流での大型トラックと乗用車の事故処理のため、環状線は内回り、外回りともに渋滞が始まっています。」ってヤツだ。だけど、ちょっと自慢なのは、ただマネするだけじゃなくて、あたしの場合は、AMラジオとFMラジオとの違いができる。簡単に言うと、AMラジオは古めかしい感じのしゃべり方で、FMラジオはちょっとオシャレなしゃべり方をする。だから、飲み会で何か「芸」をやるハメになった時には、あたしは交通情報のモノマネをすることが多いんだけど、「三宅坂ジャンクションの合流でのミハエル・シューマッハと佐藤琢磨の事故処理のため〜」なんてオリジナリティーも少しずつ出すようにしてるので、だんだんウケが良くなって来た。
‥‥そんなワケで、久しぶりに髪を短くして首をぜんぶ出したら、気持ちいいのと恥ずかしいのがチャンプルーした不思議な感じがしたけど、一番良かったのは、気分がリフレッシュしたことだ。だから、これで、これからの交通情報のモノマネにも、いっそうの気合いが入ると思う‥‥って、そっちかよ!‥‥なんて思う今日この頃なのだ(笑)
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