本当の黒幕は?
「私もスタジオに呼んでくださいよ〜!その時は『ホリエモン』になぞらえて、私はオジマですから、『オジャマモン』とでも呼んでください!あはははは〜!」
「あっと言う間の短期間で新しいマンションに建て替えて、さすがヒューザーは違う!ヒューザーの技術力は凄い!ってとこを世の中に見せつけてやりますよ!」
これほどの犯罪を会社ぐるみで犯しておきながら、何の臆面もなく、笑いながら記者たちにこう話していたヒューザーの小嶋進社長は、「木村建設」の不渡りを知ったとたんに、昨日の今日で、突然、弱気なセリフを言い出した。
「何とか公的な資金を私どもにお貸しいただきたいな、と‥‥」
ふざけんな!このバカ野郎!去年の新潟中越地震で自宅が崩壊した人たちは、ほとんどが仮設住宅で暮らしてる上に、何の補償も無いのにあと数ヶ月で仮設住宅を追い出されるんだぞ!その上、被害の度合いによっては、たった5万円の援助しか出なかった上に、仮設住宅にも入居できずに、今でも壊れたままの家で暮らしてる人たちだっているんだそ!それどころか、10年以上も前の阪神淡路大震災の被災者だって、未だに仮設住宅で暮らしてる人たちもたくさんいるんだぞ!私利私欲のために会社ぐるみで犯罪を犯して来たクズ会社なんかに、何で税金を使わなきゃなんないんだよ!お前らなんかに税金を使ったら、全国でホッタラカシにされてる地震や台風の被災者たちの立場はどうなるんだよ!
‥‥なんて感じで、最近、調子に乗り過ぎてるコイズミに釘を刺しておいてから本題に入るけど、オトトイの日記にも書いたように、姉歯秀次がペラペラとしゃべり始めたことによって、この事件が、ヒューザーによる計画的な詐欺事件であったことが露呈して来た今日この頃、皆さん、お宅のマンションは大丈夫ですか?
‥‥そんなワケで、このインチキマンションのネタを3日も続けたので、昨日は日常のネタに戻したんだけど、まだまだインチキマンションのネタが続くことになった。それは、ついに、ヒューザーの営業マンからの内部告発のメールが届いちゃったからだ。正確に言えば、建材を規定以下に落とした欠陥マンションを売り続けること、お客様を騙し続けることに耐えられなくなり、自責の念にかられて退職した人なので、「元営業マン」ってことになるけど、今回、問題になってるマンションのうちの数棟の販売にも関わってた人だから、メールの内容は具体的でビックル飲みまくりだった。だけど、バックの広域ホニャララ団や右に偏った政治団体が恐いからって理由で、そのメールには小嶋社長からの直接の指示の言葉などが具体的に書いてあるため、残念ながら、そのメールをそのまま掲載する許可はもらえなかった。でも、これだけは書いて欲しいって言われたことがあるんだけど、それは、「会社の人間は、社長から営業マンに至るまで、全員が欠陥マンションだと言うことを知った上で販売していた」ってことだ。
まず、マンションを建設する場合の建築費の「坪単価」ってものに対してチョコっと説明しとくと、木造のアパートが坪30万円〜40万円、通常のマンションが坪50万円以上、ちょっと高級なマンションだと坪60万円以上、ヒューザーのグランドステージシリーズのようなハイグレードになると、最低でも坪65万円以上は掛かるそうだ。これは、マトモな経営をしてる大手建設会社の建築士から聞いた建築費なので、メーカーによって多少の差はあっても、だいたいの平均価格はこんな感じだと思う。だけど、ヒューザーのマンションはって言うと、「坪40万円以下」で建てられている。つまり、マトモな建設会社だったら、木造アパートしか建てられない建築費なのだ。だから、何も知らされていない社員でも、建築業界での一般的な知識があれば、マトモなマンションじゃないってことは誰にでも分かるってことだ。
ヒューザー側は、今回の問題が発覚した当初は、「姉歯建築士とは面識すら無い」って言ってた。そして、しばらくしたら、姉歯秀次との面識は認めたものの、「手抜きをしろと指示したことは無い」って言い直した。だけど、姉歯秀次のほうは、最初から「建築主からの指示があった」ってことを匂わせるような発言をしてたし、あたしのとこに入った信頼できるスジからの情報だと、「ヒューザーと木村(建設)と姉歯はベッタリ癒着してますよ」ってことだったから、ヒューザーの大嘘がバレるのも時間の問題だと思ってた。
‥‥そんなワケで、もうヤケクソになっちゃって、何から何までペラペラとしゃべり始めた姉歯秀次は、国土交通省に対して、ついに核心に迫る証言を始めた。その要点だけをピックアップすると、次の5点になる。
「ヒューザーから建築費の坪単価を40万円以下におさえろと言われているから、その通りにしろと木村建設の担当者から言われた」
「それは無理だと言ったら、『鉄筋の量をできるだけ少なくしろ』と指示された」
「それは強度的に危険だと言ったら、『言うことを聞かないと別の事務所に代えるぞ』と脅された」
「建材費を浮かしたことによる利益は、数回に渡って木村建設の幹部にキックバックしていた」
「私には病気の家族がいるので、仕事を失ったら生活に困るので、悪いことだとは知りながら、木村建設やヒューザーの言いなりになっていた」
これが、まだオオヤケにはなってないと思うけど、姉歯秀次が国土交通省に対して証言した内容の要点だ。マンション業界では、「建築単価を坪40万円以下にしろ」って言うのは、ようするに「手抜きしろ」ってことで、具体的な指示を出さなかったにしろ、お客の目に見えない部分はメチャクチャなマンションだってことだそうだ。それが、「鉄筋の量をできるだけ少なくしろ」って具体的な指示まで出してる上に、相手の弱みにつけこんで、「言うことを聞かないと別の事務所に代えるぞ」とは、開いた口からエクトプラズムが出て来て幽体離脱しちゃった上に、毎晩「恐怖新聞」が届いちゃって、後ろを振り向くと百太郎の顔がアップでバーーーーーン!‥‥ってくらいの衝撃的事実だろう。
そして、あたしのとこに届いたヒューザーの元営業マンからの内部告発メールには、この「キックバック」に関するシステムについても詳しく書かれてた。木村建設の幹部たちは、広域ホニャララ団まで利用して、下請けの設計事務所から姉歯みたいな末端に至るまで、「儲けの一部をキックバックするのなら仕事を回してやる」って言う方式で、この悪質極まりないシステムを築いて行ったようだ。そして、当然のことながら、キックバックされた裏金の一部をヒューザーなどの建築主へと流していたそうだ。
その内部告発メールによると、ヒューザーの役員たちは、自分たちと癒着してる木村建設など建設会社の役員や広域ホニャララ団の偉い人、自民党の政治家や「国土交通省の役人!」たちと、週に3回も4回もゴルフに行き、ゴルフのあとには高級ホテルに泊まり、ゼイタクの限りを尽くしてたそうだ。そう言えば、今回の事件で、国土交通省がヤタラとヒューザーに甘く、姉歯秀次ひとりに責任を押しつけようとしてるのが不自然だと思ってたけど、テメエんとこの役人とベタベタに癒着してたんなら、それも当然の流れだろう。
‥‥そんなワケで、今回の問題は、どう考えてもヒューザーによる悪質極まりない「詐欺事件」なんだから、ホントに真実を追及する気持ちがあるんなら、国土交通省は姉歯秀次ばかりに事情を聞くんじゃなくて、ヒューザーの役員や営業マンをカタッパシから取り調べるべきだろう。何しろ、会社ぐるみでやってた犯罪なんだから‥‥なんてことも言いつつ、会社を捨ててトットとバックレようとしてる木村建設のほうはどうなのかって言うと、こっちはこっちでヒューザーも顔負けなくらいの悪徳会社だった。
ヒューザーの小嶋進社長は、自分の会社の詐欺商法をゴマカスために、「ヒューザーの100m2超マンション物語」って言う本を出してるけど、木村建設の木村盛好社長も、「木村イズム『現場力』で勝つ!」って言う呆れ返る本を出してる。ま、これは、鶴蒔靖夫(つるまきやすお)って人が書いてるんだけど、いったいいくらのギャラで書いたのか知らないけど、最初から最後まで木村盛好社長のことを持ち上げてて、木村建設がどれほど素晴らしいかってことをトクトクと解説してる。工事中に、鉄筋の少なさを指摘した現場監督のクビを切り、危険な建物を建て続けて来た犯罪者をここまで持ち上げてホメタタエてる本も珍しいので、小嶋進の本と木村盛好の本をセットで持ってたら、そのうちプレミアムがついて高く売れるかも知れない。
悪質極まりない犯罪者のぶんざいで、浮かれてテレビに出まくって非常識な発言を繰り返す小嶋進は、まるで杉村太蔵みたいだけど、トットと会社を閉めて雲隠れしちゃった木村盛好は、国会よりもトークショーを優先したクセに、何の謝罪もなく、目立たないようにしてホトボリがさめるのを待ってる藤野真紀子みたいだ。そんな無責任な男、木村盛好の後ろで糸を引いてたのが、建設業専門のコンサルタントで「株式会社総合経営研究所」の代表取締役所長、内河健(うちかわたけし)(73)だ。ハッキリ言って、このジイサンが、すべての欠陥建築の黒幕なのだ。
今から20年ほど前、木村盛好の交通事故が原因で木村建設が傾きかかった時に、この内河健が熊本での営業を一手に引き受けて、木村建設を救ったのだ。それ以来、木村盛好は内河健を「経営の教祖様」としてアガメタテマツルようになり、何から何まで内河健の言う通りに動いて来た。内河健は、駅に隣接したビジネスホテルをどこよりも安い建築費で建設するって言うプランを作り、木村建設を利用して、京王電鉄やJR西日本、東電などに売り込ませた。そして、建てられたのが、今回、倒壊の恐れが発覚した京王の「プレッソイン」であり、まだ発覚していないのが、鯖江第一ホテル、倉敷第一ホテル、島原第一ホテルなどの「第一ホテル」や、「エースインホテル」などのビジネスホテルなのだ。これらは、すべて、「建築費を格安に上げるために建材費を削る」って言う内河健のブランによって建てられたホテルなんだから、実際に手掛けたのは木村建設だけど、すべては「株式会社総合経営研究所」の内河健の手によるものってことだ。
ちなみに、今回、国土交通省の査察が入った木村建設の東京支社(新宿区南山伏町)の入っているビルは、この内河健がオーナーなのだ。この事実を見ただけでも、ベタベタの癒着ぶりが分かると思うけど、危険なホテルを建て続けて、うまい汁を吸いまくって来たクセに、その悪事がオオヤケになったとたん、罪はすべて子分の木村建設になすりつけて、自分だけは涼しい顔をしてる内河健てのは、とんでもないジイサンだ。さらには、このジイサンの建築経営上の自論てのが、「ローコスト・ハイクオリティー」だってんだから呆れ返る。鉄筋の数を規定よりも減らして、数え切れない人たちの命を危険にさらすようなホテルを全国に何十棟も作っておいて、何が「ハイクオリティー」だ。こんなジイサン、ただの守銭奴じゃん。
‥‥そんなワケで、他にもビックル飲みまくりの事実がたくさん分かったので、テレビや新聞が報道しないようなディープな部分まで、チョコチョコと小出しにして行こうと思うんだけど、正直、今回のインチキマンション事件て、書いててもあんまり楽しくないから、今後はあたしの気分次第って感じだと思う。まあ、被害者の人たちはホントに気の毒だと思うけど、結局は「安物買いの銭失い」ってことなんだから、絶対にこんな犯罪の処理なんかに税金を使わないで欲しいと思う。あたしの気持ちとしては、こんなことに税金を使うくらいなら、全国でホッタラカシにされてる地震や台風の被災者たちの住宅問題のほうが、遥かに先だろう‥‥なんて思う今日この頃なのだ。
★今日も最後まで読んでくれてありがとう♪
★インチキマンションのネタの続編を希望する人はクリックお願いしま〜す!
↓ ↓
人気blogランキング
| 固定リンク