パンダの秘密
今日は、お仕事が早めに終わったので、夕方から車屋さんに行って来た。実は、タイヤがもう限界で、夏には交換しなくちゃダメだって言われてたんだけど、お金が無いから、そのままムリして乗ってたのだ。あたしのタイヤは、ノーマルの「145/80R13」てサイズから、「175/60R13」て言う、ちょっと太くて、ちょっと平たいのに変更してあるから、値段がグンと高くなる。ノーマルのサイズだと、一番安いのなら1本4000円以下で買えるんだけど、あたしの履いてるサイズだと、2倍の8000円以上もする。それも、お話にならないみたいなヘボタイヤでその値段で、ちゃんとグリップするタイヤだと、3倍の12000円くらいになっちゃう。それが、4本だから4倍で、さらに、組み換え工賃とかバランス工賃とか古タイヤの廃棄料金とかも加算されるから、楽勝で5万円を軽く超えちゃう。
ここだけの話、前回は、8割くらい山の残ってた中古タイヤをタダでもらったので、工賃だけで取り付けてもらったんだけど、毎回そう言うワケにも行かないので、今回は新品のタイヤを買うことにした。とは言っても、夏にお金の無かったあたしは、立秋を過ぎても、立冬を過ぎても、あいかわらずお金は無いままで‥‥って言うか、どう転んでも5万円なんて用意できるワケないから、カードの封印を解いて、6回払いにすることにした。だけど、1回目の支払いはできるだけ先のほうがいいから、11月に入ってからタイヤ交換をするつもりでいたのだ。カードのシメは月末なので、10月の終わりにカードを使うと、11月から引き落としが始まっちゃうけど、11月に入ってからカードを使えば、12月からの引き落としになる。これだけでも、精神的には大きな違いがある。
それで、タイヤは10月のうちに取り寄せてもらってたので、11月になったらすぐに行くつもりでいたのに、早く行かなきゃ早く行かなきゃって思いつつ、10月の終わりに胃カメラの検査をしたあと、またお腹が痛くなったり、ナンダカンダで、結局、1週間以上も杉田かおる‥‥なんてことも言ってみた今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?
‥‥そんなワケで、あたしは、いつものように、車屋さんの人たちに差し入れする飲み物とお菓子を買いに行ったんだけど、いつもいつも安売りの業務用の「草加せんべい」じゃ悪いと思って、今日は業務用の「黒糖カリントウ」にしてみた‥‥って、「悪い」と思うのは「草加せんべい」の部分じゃなくて「業務用」って部分だから、何に変えてもおんなじじゃん!(笑) それで、マサカ、その「黒糖カリントウ」の効果だとは思わないけど、今日はスゴイことが2つもあった。タイヤは、ヨコハマタイヤのアドバンの新型のにしてもらったんだけど、それはトモカクとして、ナナナナナント! 運転席と助手席のシートをタダで交換してもらったのだ!
あたしのシートは、もうフニャフニャで、長時間運転してるとお尻が痛くなる。それで、前に車屋さんに行った時に相談してみたんだけど、あたしのパンダは、もともとは運転席にバケットシートがひとつ付いてただけで、助手席のシートも後ろのシートも付いて無かったのだ。助手席のとこには、ナゼか消火器が付いてた。それで、あたしが買うことになって、急きょ、ぜんぶのシートを付けてくれたんだけど、なんか、ヤタラと柔らかくて、安物のベッドみたいな感じだった。とにかく、1時間以上運転してるとだんだんお尻が痛くなって来て、2時間で限界に達するって感じだった。それが、長年乗ってたら、もっとヒドクなって、1時間が限界になって来たのだ。
そしたら、今日、運転席と助手席のシートを用意してくれてて、タダで‥‥って言うか、わずかな工賃だけで交換してくれたのだ。何でも、高級なシートを買ったお客さんが、いらないからって置いてったんだそうだ。それで、今まではグレーのストライプのガラだったんだけど、今度は、すごく可愛いグレーのチェックになった。後ろのシートは今までのだけど、同じ濃さのグレーだから、ぜんぜん違和感が無い。それに、今までのシートは、特に運転席は、もうケバ立っちゃってたし、部分的にホツレちゃってたし、タバコの火を落とした穴まで開いてたから、それが、ほとんど新品みたいなピカピカのシートになって、オマケに、硬くてシッカリしてるから、座り心地が大幅に良くなった。
‥‥そんなワケで、これがスゴイことの1つなんだけど、もう1つのスゴイことは、もっともっとスゴイ‥‥って言うか、ある意味、ちょっと恥ずかしいことなんだけど、ビックル連続一気飲みレベルの大事件だった。それは、あたしの車のエンジンが、買ってから今日まで何年間もずっと1100ccだと思ってたのに、実は、1200ccだったのだ。今日、二度目のナナナナナント!だけど、「ナント」じゃなくて「プント」って言うフィアットの車があって、その車の1200ccのエンジンに交換してあったってことが分かったのだ。
あたしがパンダを買った時には、確かに「1100ccのエンジンで、インジェクションをキャブレターに交換してあります」って説明を受けたと思うんだけど、ホントはそうじゃなくて、別の車のエンジンに交換した上に、キャブレター仕様に改造してあったのだ。それで、この数年間、何度も何度も車屋さんに行って、修理だとか車検だとかオイル交換だとかをしてもらって来たけど、車屋さんの人たちは、当然、あたしはエンジンを交換してることを知ってると思ってたので、あえて言わなかったそうだ。
それで、なんで今日、分かったのかって言うと、タイヤ交換をしてもらったあとに、あたしがスペアタイヤの話をしたからだ。普通の車って、どこかにちゃんとスペアタイヤを入れとく場所があるのに、あたしのパンダにはその場所がなくて、後ろのハッチを開けたとこに無造作に置いてある。それで、荷物をたくさん積む時に、いつもスペアタイヤがジャマなので、「なんでパンダにはスペアタイヤを置いとく場所がないんですか?」って聞いてみたのだ。そしたら、「普通のパンダはエンジンルームの中にスペアタイヤのスペースがあるんだけど、この車は大きいエンジンに積み換えてるから、そのスペースが無くなったんだよ」って言われて、「え?」ってことになったのだ。
それで、詳しい話を聞いたら、あたしは、初耳の大行進になっちゃって、挙句の果てには車検証まで見せられて、「構造変更」って言うのの説明まで受けちゃった。説明によると、もともとのエンジンが修理不能の状態まで壊れた場合には‥‥って、あくまでもこれは表向きの理由だけど、そう言うウソをつけば、同型車種の中古エンジンに積み換えても、排気量のランクが変わらなければ、同じナンバーで申請できるってことらしい。だから、1600ccのブルーバードに1800ccのスカイラインのエンジンを積んでも、構造変更の申請をして、車検証のエンジン番号を変更すれば、ちゃんと公道を走れるそうだ。ただし、最近の車の場合は、まったく同じ排気量のエンジンなら問題ないけど、排気量の違うエンジンに交換すると、なかなか申請を通すのが難しくなったそうだ。あたしのパンダの場合は、まだ構造変更のシステムがゆるかったころに申請したから、簡単に通ったらしい。
これで、あたしのパンダがヤタラと速かった理由が、今日、ようやく分かった。そして、「きっこの日記」の賢明なる読者の皆さんは、あたしが車のことをいかにシッタカブリしてたのか、良く分かったと思う(笑) とにかく、パンダの1100ccのエンジンと、プントの1200ccのエンジンは、排気量だと、たった100ccしか違わないのに、馬力だと2倍近く違うのだ。その上、ウエーバーって言うウィリアムスのドライバーみたいな名前のキャブレターを2個も付けてるし、タコ足もマフラーも換えてあるから、もっと馬力が出てるのだ‥‥って、「違うのだ」とか「出てるのだ」とか偉そうに言ってるけど、ぜんぶ車屋さんのウケウリで、所詮は、メモ帳に書いて来たことを書き写してるだけなんだけど(笑)
‥‥そんなワケで、タイヤも新品になって、驚くほど速くなったし、特にカーブを曲がる時がスムースになったし、その上、シートも新しくなって、バツグンに乗り心地が良くなった。さらには、ホントは黒いバンパーが、ナゼが白っぽくなってたんだけど、タイヤのツヤ出しをパンパーにも塗ってくれて、真っ黒でピカピカになった。これだけでもスゴイことなのに、実は1200ccだったってことまで分かり、もう10万キロを超えた車なのに、なんだか新車みたいな気持ちがして来た。でも、10万キロって言うのは、モトのエンジンで走ってたぶんも入れての距離だから、今のエンジンで走ったホントの距離は、いったい何万キロなんだろう?‥‥なんて、また新たな疑問が生じちゃった今日この頃なのだ(笑)
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