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2005.11.06

インディーズのプライド

SP
ゆうべ、11時から日本テレビの「ガガガガガレッジセール」を見て、しばらくしてからテレビ朝日の「タモリ倶楽部」を見て、それからずいぶんしてから、チャンネルを色々回してたら、テレビ東京の深夜番組にスティーブン・セガールが出てた。なんでもCDを出したとかで、その宣伝のために来日してたみたいだけど、どっかの甘味屋さんで、白玉クリームあんみつみたいなのを食べながら、CDの宣伝をしてた。それで、インタビューって言うか、トークしてたのが、電撃ネットワークの南部さんと、良く知らないオジサンとか女の子とかで、それ以前に、何て言う番組かも分からないんだけど、とにかくスティーブン・セガールの関西弁が面白いので、あたしはずっと見てた。

それで、スティーブン・セガールって言えば、やっぱり、誰でも映画スターだと思うワケで、音楽もやってたなんてあんまり知られてないだろうし、あたしは初耳だった。それで、あたしの見てた範囲では、番組では曲は流さなかったので、実際にはどんな感じかなのか分かんないんだけど、本人が言うには、「今回のアルバムは、ブルースっぽい曲からポップスまで、色々と入れてみました」とか言ってた。このセリフを聞いて、あたしは、CDの内容よりも、「今回のアルバムは」って部分で、「じゃあ初めてのCDじゃないんだ」ってことにビックルを飲んだ。

それで、今回のCDのジャケにはギターのネックが写ってるので、南部さんか誰かが、「ギターは弾けるんですか?」とか質問した。そしたら、スティーブン・セガールは、「ボクはB・B・キングやスティービー・ワンダーと一緒に演奏したこともあるんですよ」って言ってから、「ギターは1000本以上持ってます」って言った。それで、南部さんが、「え?1000本?ジョークじゃなくて?」って聞き直したら、「はい」って答えてた。その答え方の雰囲気から、ホントにジョークじゃないみたいに感じられたんだけど、100本ならともかく、1000本て、毎日1本ずつ買ってても3年も掛かるし、第一、ギターを1000本も置く場所なんか‥‥って思うのは、あたしみたいな庶民の考えで、ハリウッドスターなんだから、ギター専用の部屋とかがあるんだろうな‥‥なんて思った今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、スティーブン・セガールって言えば、半分はニポン人みたいなもんで、17才の時に単身で来日してから、15年間もニポンで暮らしてる。そのうちの10年間は大阪で暮らし、空手とか合気道とかの色んなニポンの武道の修行をした。その間に、武道家の藤谷美也子と結婚して、1男1女をもうけたけど離婚した。そのあと、女優のケリー・ルブロックと再婚して、3人の子供をもうけたけど、またまた離婚した。ま、そんなことはどうでもいいんだけど、ニポン人との間に産まれた男の子が俳優の剣太郎セガール、女の子が女優の藤谷文子だ。そして、「しみじみ茶」のCMでもオナジミの剣太郎セガールは、スティーブン・セガールの元アシスタントでマレーシア人モデルのインツって女性と結婚して、長男の照太郎を授かった。剣太郎セガールはお父さんを尊敬してて、合気道や空手の修行をしながら俳優やモデルの仕事をするって言う、お父さんと同じスタイルを続けている。

それで、ゆうべの番組で久しぶりにスティーブン・セガールを見たあたしは、すぐに剣太郎セガールのことを思い出して、剣太郎セガールがMCをやってた大阪テレビの「サウンド・ガレージ」のことを思い出した。この番組は、今年の9月末で終わっちゃったんだけど、土曜日の深夜に放送してて、主に関西のインディーズバンドを紹介する番組だった。もちろん、あたしは東京だから見られないんだけど、いつでもインディーズバンドの情報にアンテナを張り巡らせてるあたしとしては、番組のサイトで見られる出演バンドの映像をコマメにチェキしてた。

そうは言っても、所詮はアマチュアバンドだから、ほとんどはインディーズにアリガチな「ウゲ〜」って感じの自己満足バンドなんだけど、ごくタマに、「おおっ!」って言うバンドに出会える。それで、この番組で発見して、あたしがすごく気に入っちゃったのが、「SPランチ」(上の写真)って言う女の子のスカバンドだ。ちなみに、「SP」ってのは「Smile Peace」のことだそうだ。スカバンドって言っても、純粋なスカじゃなくて、スカをベースにしたポップなバンドで、ドラえもんの妹のドラミちゃんみたいな女の子のツインボーカルで、とにかく元気でカワイイ。人数的な問題で、スカとしては全体的に音が薄いけど、タイコはスネアの音がスコン!スコン!てシッカリ抜けてて気持ちいいし、ベースもなかなかセンスがいいし、ホーンも楽しく鳴らしてるし、ポップバンドとしては完全に「アリ」だ。

それで、応援の意味も込めてCDを買おうと思ったら、まだ発売になってなくて、11月23日に8曲入りのミニアルバム「僕等家」が発売になるってことだった。それで、ライブ映像で見て楽しかった曲も入ってたので、これを買ってみることにした。ついでにライブの予定を見てみたら、11月9日に「渋谷屋根裏」、11月23日に「名古屋CLUB ZION」、11月24日に「大阪福島2nd Line」てことだったんだけど、これが、ナナナナナント! あたしの大好きなレディースパンクバンド、「コンコンジャンプ」と一緒に回るって言うので、これまた「おおっ!」ってことになった‥‥って言うか、SPランチの紹介を良く見てみたら、何のことはない、コンコンジャンプと同じレーベル、「ロケットガールズ」に所属してた。コンコンジャンプは、3枚目のマキシシングルの「ごめんね」が、去年、TBSの「王様のブランチ」のエンディング曲に使われたから、知ってる人も多いと思うけど、デビューした時からあたしがコッソリ応援してるバンドで、もちろんファーストアルバムも買ったし、運転する時に良く聴いてる。パンクって言ってもメロパンなので、疲れてる時にも聴けるし、すごく元気が出る。

とりあえず、SPランチもコンコンジャンプも出るんなら、11月9日の「渋谷屋根裏」はナニゲに行きたい気がするんだけど、夜の7時からって言う早い時間なので、その日のお仕事が時間通りにサクッと終わったとしても、リトル厳しいかも知れない。とにかく、何とか間に合いそうなら行くだけ行ってみて、当日で入れたら入るって感じかな。

‥‥そんなワケで、せっかくバンドのことを書いたので、ついでにもうひとつ、SPランチやコンコンジャンプとはまったく毛色の違う、あたしの大好きなロックバンドのことを書いちゃうことにした。こっちは有名だから知ってる人もいっぱいいると思うけど、男性のスリーピースのロックバンド、「ブルー・スリー」だ。「ブルース・リー」じゃなくて「ブルー・スリー」なので、知らない人はお間違えなく‥‥とは言え、もちろん「ブルース・リー」にカケてあるワケで、ボーカルでギターのBABY佐々木は、上半身ハダカになって、重たいフライングVをヌンチャクのように回して、ブルース・リーと同じハイキックを繰り出す。そして、頭よりも高い位置にシンバルを立ててハイキックで鳴らすのは、あたしの知る限り、吉川晃司以来だろう‥‥って言うか、ライブハウスの入り口で、ヌンチャクとか売ってるし、とにかく、ブルース・リーに対するナリキリっぷりが完全にロックしてる。

ちなみに、このブルー・スリーのライブ予定をチェキしてみたら、11月12日に、ブルー・スリーの地元の福島県郡山市の「Club#9」でライブがあるので、サスガにあたしは行けないけど、お近くの人はギターヌンチャクを見学に行こう‥‥てのはジョークだけど、ホントにカッコイイから、最近の歌謡曲みたいなヘタレバンドに食傷気味なロックファンは、重たくて速い本物のロックを感じに行こう‥‥とは言っても、あたしがブルー・スリーを見たのは、何年か前に下北沢のどっかのライブハウスで見ただけなんだけど、久しぶりにスゴイバンドを見て、コーフンしたのを覚えてる。それで、帰りにCDを買ったんだけど、ヌンチャクは買わなかった(笑)

ちなみに、東京でBABY佐々木のギターヌンチャクを見てみたい人は、12月2日に「四谷フォーバレー」、12月22日に「池袋アダム」でライブがあるから、その勇姿をアチョー!っと拝みに行こう。でも、あたし的には、1本のフライングVを体の前でクルクル回すだけじゃ、ヌンチャクってよりもバトンガールみたいだから、できることなら、2本のフライングVをヒモでつなげて、ホントのヌンチャクみたいにブンブン振り回して、PAとか照明とかをぶっ壊して欲しい。じゃなかったら、1本のフライングVでもいいから、ボディーの全面のピックガードのあたりに棒状のニギリをつけて、そこを持って、トンファーみたいに水平に回して欲しい。

‥‥なんてことも言ってみつつ、ちゃんとしたスカとかは3人だと無理だけど、ロックやパンクは、やっぱ3ピースバンドがカッコイイね。とにかく音がカッコイイのは、「STOMPIN’ BIRD」って言う横浜のバンドで、男性の3ピースのロックンロールバンドなんだけど、もろパンクだ。あたしは、ファッションから何から、いかにも「パンクです!」って感じの田舎バンドよりも、さりげなくロックンロールしてるのが思いのほかヘビーで、タイトで、ソリッドで、結果として限りなくパンクに近い都会のバンドが好きなので、STOMPIN’ BIRDはすごく好きなバンドだ。ちょっと語弊があるかも知れないけど、言うなれば、ストラングラーズを彷彿とさせるような厚みとスピード感がある。

他には、まったく正反対の世界になっちゃうんだけど、女の子の3ピースのパンクバンド、「チタン合金ズ」も大好きで、これは完全にあたしの個人的な趣味として楽しんでる。パンクって言っても、何て言うのかな、アイドルパンクって言うか、モーウザイ娘のパンク版みたいな感じで、頭をカラッポにして楽しむってノリだ。あたしは、「パンダ天国」って曲が大好きで、お料理をする時にキッチンで聴いたりしてる。一般的には受け入れられにくい世界観だと思うけど、あたし的には大いに「アリ」だ。正直、モーウザイ娘なんかよりは100万倍もいいと思う。

‥‥そんなワケで、好きなインディーズバンドを挙げ始めるとキリが無くなっちゃうので、今日のとこはこのくらいにしとくけど、あたしとしては、演奏がどうの、楽曲がどうのって言う以前に、基本的に、「メジャー」「メジャー」ってガツガツしてる田舎バンドには興味が無い。さらには、テレビに出たがってるようなバンドには、もっと興味が無い。昔は、インディーズバンドにはインディーズバンドとしてのプライドやポリシーがあって、テレビなんかに出てる歌謡ロックバンドなんかのことは見下してた。それが、いつの間にか、インディーズってのはメジャーになるためのステップだと思い込んでるバカが増えて来た。テレビに出てるバンドが1軍で、インディーズが2軍みたいなカン違いをしてるアホが増えて来た。これも、マスコミによる洗脳の副産物なのかも知れないけど、浜崎あゆみと松浦亜弥にはさまれてミュージックステーションのヒナ壇に座ってる歌謡ロックバンドのダサさ、カッコ悪さが分からないヤツラってのは、すでにロックじゃないと思う今日この頃なのだ。


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