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2005.12.23

冬至の七種

kabocha
今日、12月22日は「冬至」、1年でもっとも昼が短く、夜が長い日だ。そして、冬至の基本的なイベントは2つ、「ゆず湯に入る」と「カボチャを食べる」だ。だけど、この「ゆず湯に入る」って習慣は、「冬至」が、温泉に入って病気を治す「湯治」と同じ読みだってことと、「ゆず湯」に入れば「ゆうずうが利くようになる」ってことに引っかけてあって、ようするに、ダブルのオヤジギャグから来てるイベントなのだ。だから、ふだんからあたしのオヤジギャグで鍛えられてる人は大丈夫だろうけど、そうじゃない人は、せっかくの「ゆず湯」も湯冷めしちゃうだろう。ちなみに、5月5日の「端午の節句」に「菖蒲(しょうぶ)湯」に入るのも、「勝負に強くなる」って言うオヤジギャグから来てる。ニポン古来の習慣とかって、ワリとこう言う語呂合わせ的なものが多いので、他にも色々と面白いものがあるんだけど、書き出すとマクラに収まらなくなっちゃうので、サラッと流す。

それで、もうひとつのイベント、「カボチャを食べる」ってのは、昔から冬至の日にカボチャを食べると、「無病息災で長生きできる」とか「1年中風邪をひかない」とか「1年中お小遣いに困らない」とか言われてる。これは、カボチャは夏から秋にかけて収穫されるんだけど、何ヶ月も長期保存ができるのお野菜なので、今みたいに1年中どんなお野菜でも手に入るような時代になるまでは、冬場の貴重なビタミン源だったワケだ。それで、冬至にカボチャを食べて、ビタミンを補給して、風邪をひかないようにするってのは、ほんのりとスジが通ってる。

でも、「風邪をひかない」はともかくとして、「お小遣いに困らない」に関しては、あまりにも非科学的だ。だいたいからして、毎年、冬至の日には必ずカボチャを食べてるあたしが、お小遣いどころか、電気代やガス代も払えず、家賃も2週間以上も待ってもらってる上に、5日後に迫った銀行の引き落とし日を前にして、口座には48円、おサイフには3500円ちょっとで、頭の中じゃ困り果てた小さいきっこたちがバタバタと走り回ってる今日この頃、皆さん、無事に年を越せそうですか?(笑)


‥‥そんなワケで、あたしは、このままじゃ間違いなく年を越せない上に、さらにひとつ、ハッと気づいたことがあった。それは、SHIHOちゃんの「魅惑の谷間」でオナジミ、ワコールの「キュッとアップブラ」がどうしても欲しくて、アトサキのことを考えずに通販で買っちゃって、その引き落としも月末にあるハズだってことだ。当然、オソロのショーツも一緒に買ってるワケで、トータルの金額は現在の全財産の2倍をハルカリ超えてる。ちなみに、「遥かに超えてる」のことを「ハルカリ超えてる」って言うのは、ハルカにもユカリにも許可を取ってないけど、ちょっと前にあるお仕事でハルカリの2人に会って、2人ともすごい楽しくて可愛い子だったので、ナニゲに使ってみることにした。

で、今月は、いつもの引き落としの上に、さらに通販の引き落としまであるので、こりゃ〜お手上げだってワケで、明日かアサッテには、欽ちゃん走りで金策に走り回らなくちゃなんない。だからそのためにも、冬至の今日は、いくら非科学的だとは言え、「ゆず湯」と「カボチャ」でバワーをつけなくちゃ‥‥なんて思った。幸いにも、知り合いから「ゆずの香の入浴剤」をいただいたので、「ゆず湯」は何とかなる。だから、アトは「カボチャ」なんだけど、サスガに、こんなにセッパつまった状態で、これ以上は所持金を減らしたくないので、カボチャを買うことはできない。

それで、何かカボチャに代わるものはないかって考えたんだけど、冬至に食べるって言うのは、何もカボチャに限ったことじゃない。俳句の歳時記を見ると、「冬至南瓜(かぼちゃ)」の他にも、「冬至蒟蒻(こんにゃく)」とか「冬至粥(がゆ)」とかが載ってる。だから、コンニャクを食べてもオカユを食べてもいいワケで、オカユだったらお米があるから作ることができる。だから今夜は、オカユを作って食べて、それから、ゆずの香の入浴剤を入れたお風呂に入れば、ナニゲに冬至のイベントをクリアしたことになる。

‥‥そんなワケで、あたしは、ワコールの「キュッとアップブラ」で寄せて上げてる胸をホッとなでおろしつつも、これだけじゃリトル不安だった。だって、ちゃんとカボチャを食べてた去年までだって、風邪こそひかなかったけど、金運には見放されっぱなしだからだ。だから、オカユだけじゃパワー不足だと思ったので、何かもうひとつ、冬至っぽいことをしてみようと思った。それで思いついたのが、「冬至の七種(ななくさ)」だ。

「冬至の七種」って言うは、南瓜(かぼちゃ)のことを「なんきん」って読んで、その他には「にんじん」「きんかん」「れんこん」「ぎんなん」「かんてん」「うんどん」って言う7種類なんだけど、最後の「うんどん」って言うのは「うどん」のことだ。だから、「うんどん」に関してはちょっとムリがあるんだけど、ようするに、ぜんぶ「ん」が2個つく食べ物ってワケで、これが、「金銀」、つまり「きんぎん」に通じるってことで、金運をもたらしてくれるってことにコジツケテある。その他にも、「運」とか「根気」の「根」とかにも通じてるってことで、冬至にこれらの「ん」が2個つくものを食べると、出世するって言われてる。これも、最初に書いた語呂合わせみたいなもんだけど、今までカボチャを食べて来て、効き目のなかったあたし的には、新しいものにチャレンジしてみる価値はある。だけど残念なことに、この中のどれひとつ、家には無い。だから、100円たりともムダ使いしたくない今の状況だと、どれも食べられない。

それで、あたしは、この7種類の中に入ってなくても、「ん」が2個つく食べ物を自力で探そう!‥‥ってことにした。だけど、真っ先に思いついたのが「タンメン」で、この瞬間、次長課長の河本の「おめえに食わせるタンメンはねえ!」って言うギャグが頭に浮かんじゃって、それからは何を考えようとしても、頭の中に「おめえに食わせるタンメンはねえ!」が出て来ちゃうようになった。それどころか、爆笑問題の大田が「おめえに食わせるタンメンはねえ!」って言って、それに対して河本が「大田さ〜ん、ボクのギャグを盗らないでくださいよ〜」って言うやり取りまでが浮かんで来るようになっちゃって、ぜんぜん「ん」が2個つく食べ物のことが考えられなくなった。

その上、しばらくして次長課長から開放されたあとも、どうしても中華料理から離れることができなくて、やっと頭に浮かんで来たのが、「ワンタン」だった。それで、「ワンタン」よりも「ワンタンメン」のほうが「ん」が3つも付くからいいんじゃないか?‥‥とか、それなら「珍々軒のワンタンメン」にすれば「ん」が6つも付いてるぞ!‥‥とか、どんどんエスカレートしてった。当然のことながら、すでにこの時点では、「家の中にあって、お金を使わなくても食べられるもの」ってカテゴリーじゃなくなってて、空想の中のあたしは、珍々軒のテーブルに座ってメニューを見てるってワケだ。

そして、「ワンタンメン」から「テンシンメン」を思いつき、「テンシンメン」から「テンシンドン」を思いつき、「テンシンドン」の「ドン」から、「そうだ!ドンブリ物があったんだ!」ってことで「天丼」を思いつき、ここで一瞬だけ中華から離れたんだけど、カツ丼も親子丼も玉子丼も他人丼も「ん」が1つだってことを10秒ほどで確認したあと、すぐに中華へと戻った。それで、さっきの「テンシンメン」と「テンシンドン」の流れから「テンシンハン」を思いつき、ちょっとだけドラゴンボールのことが頭をよぎりつつも、あたしの頭の中は、「チンジャオロースー‥‥はダメだし、ホイコーロー‥‥もダメだし‥‥」って感じの思考パターンにハマっちゃって、こんなことを考えてるうちに、もう晩ごはんの時間になっちゃった。

‥‥そんなワケで、結局、何も思いつかなかったので、オカユを作って、梅干しとキュウリのキューちゃんをおかずにして食べることにしたんだけど、その前に、猫たちのゴハンをあげに行くことにした。いつもよりちょっと早い時間だったけど、何しろ1年でもっとも昼の時間が短い冬至だから、「ま、いっか」ってことで、あたしは、猫ゴハンセットを持って駐車場に降りて行った。そしたら、今日はあたしの当番の日なのに、1階の奥さんがゴハンをあげてて、すでにマイケルと小林君とジジとカルボナーラがゴハンを食べてた。どうしたのか聞いたら、駐車場に来たら猫たちが集まって来てニャーニャーとねだるから、お腹が空いてるんだと思って先にあげてたってことだった。

それで、その奥さんとしばらくおしゃべりしてたら、マックスとペペロンチーノがやって来た。やっぱり、マックスとペペは、誰よりもあたしになついてるから、あたしが来ないと現われない。あたしは、すぐにマックスとペペにゴハンとお水を出してあげて、食べ終わるまで眺めてた。あたしは、猫がゴハンを食べるとこを見てるのが大好きだ。ぜんぶの猫がそうなのかは知らないけど、あたしが昔、飼ってた猫とか、今、世話してる猫たちは、どの子もみんな、ゴハンを食べる時とお水を飲む時に、必ず目をつぶる。それが、たまらなく可愛い。

だけど、可愛いことは可愛いんだけど、今日はとにかく寒い。あたしは、お仕事から帰って来たままのカッコで、上にはハーフコートを羽織ってたんだけど、とにかく下半身が寒かった。それで、しゃがんでるとスカートの中に冷たい風が入って来て、お尻の感覚が無くなって来た。だから、いつもはゴハンのあとに、タンネンにブラッシングしてあげたり、ダッコしたりするんだけど、今日は簡単にブラッシングしただけで、早めにお部屋に戻ろうとした。

そしたら、あたしのあとをマックスが着いて来て、マックスのあとをペペが着いて来た。あたしは、階段の途中の踊り場で、マックスとペペをなでて、もう帰るように言ったんだけど、マックスはその場にペタリと座りこんで甘え始めちゃうし、ペペはあたしの脚に体をこすりつけて来るし、いっこうに帰る気配が無い。それで、あたしは、自分のお部屋まで戻れば、猫たちは諦めて帰るかなって思って、そのまま階段を上がった。だけど、やっぱり2匹とも着いて来ちゃった。

‥‥そんなワケで、あまりにも寒いのと、この2匹はタマにお部屋に入れてあげる‥‥って言うか、あたしが暖房として利用してる猫なので、今までは2匹一緒に入れたことは無かったんだけど、今夜は入れてあげることにした。それで、ソファーの上に電気毛布を敷いて、乗せてあげた。だけど、2匹ともおとなしくしてなくて、あちこちの匂いをかいだり、ウロウロしてる。でも、あたしが寝る時間になれば、2匹ともちゃんとベッドに来るだろう。コレで、今夜はダブル猫暖房だ!‥‥ってことは、「にゃんにゃん暖房」ってことで、食べ物じゃないけど「ん」が2つ繰り返されてるから、これをあたしの「冬至の七種」ってことにして、5日後の引き落とし日までに何とかお金を用意できるように、金運を祈ろうと思う今日この頃なのだ(笑)


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