« 捕らぬジジイの皮算用 | トップページ | あたしは「すき家」を支持します! »

2005.12.13

ボクと魔王

bokuma
1週間くらい前に、地元の駅前で、地元のお友達とバッタリ会った。だけど、地元の駅前で遠くのお友達とバッタリ会ったり、遠くの駅前で地元のお友達とバッタリ会ったりすれば、そりゃあそれなりにビックルを飲み干しちゃうんだけど、地元の駅前で地元のお友達とバッタリ会っても、ビックルどころかヨグールも飲めない‥‥なんて前置きは前のほうに置いといて、そのお友達と会うのは久しぶりだったのと、立ち話をしてるのが寒かったのと、2人とも少し時間があったので、駅前のミスドでお茶を飲みながらチョコっとお話をした。「お話をした」って言っても、「むかしむかし、あるところに、おじいさんとおばあさんが‥‥」なんて言うお話をしたワケじゃなくて、もちろん、近況報告とかだけど。

で、その子は、隣り駅にあるゲームソフト屋さんに、いらなくなったゲームソフトをマトメて売りに行くとこだった。それで、手提げの紙袋の中には、色んなゲームソフトが30個近く入ってたので、ちょっと見せてもらった。あたしはと言えば、プレステは去年の福引で「ドラクエ8」とセットで当たってから始めたので、プレステ歴は浅いし、そのアトに買ったソフトって、中古の「ドラクエ7」と「ブラックバス釣り」と「パチンコ海物語」だけなので、その子の持ってたソフトは、ほとんど知らないゲームだった。唯一、「ファイナルファンタジー」だけは知ってたけど、あたしがやったことのあるファイナルファンタジーって、大昔のファミコンのヤツだし、それも、あまりにもストーリーがゴチャゴチャしてて、途中でメンドクサクなってやめちゃったから、ただ単に名前を知ってるってだけだった。

それで、その子に、「売っちゃうんだったら、その前にどれか1個、RPGで面白いヤツを貸してよ〜」って言ってみた。そしたら、「RPGならコレがすごく面白かったよ」って言って貸してくれたのが、「ボクと魔王」って言うゲームだった。あたしは、こんなゲーム、見たことも聞いたこともなかったんだけど、何だか箱の絵が恐そうだったから、「恐いヤツは苦手だよ?」って言ったら、「コレ、すごく楽しくて笑えるRPGだよ」って言うので、借りてみた今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは、中古で買って来た「ドラクエ7」をやり終わってから、一度やり終えた「ドラクエ8」をまたやり始めてた。とは言っても、たまに気分転換に30分とか1時間とかやって、そのまま1週間くらいホッタラカシにして、また忘れたころに続きをやってって感じだから、なかなか進まないし、ストーリーが分かっちゃってるからそんなに楽しくないし、レベル35くらいで飽きちゃって、1ヶ月以上もそのままにしてた。

でも、お金を払ってまで欲しいゲームなんか無いし‥‥って言うか、今、どんなゲームがあるのかも知らないから、欲しいとか欲しくないとか言うレベルじゃなかったんだけど、面白いRPGがあったら、何かやってみたいとは思ってた。だけど、どっちにしても、あたしにはのんびりとゲームなんかやってる時間は無いから、自分から積極的に次のゲームを探したりはしてなかった。だから、気持ち的には、何年か先に「ドラクエ9」が発売されるまでは、プレステは箱にしまっててもいいか‥‥ってくらいの感じだった。

だけど、「ボクと魔王」を借りることができたので、久しぶりにプレステのコードをつないで、電源を入れることになった。それで、やり始めてみたんだけど、そしたらこれがヤタラとテンポの悪いゲームで、誰かに話しかけるたびにセリフがダラダラと無駄に長いし、部屋から出たり入ったりするたびに画面の切り替わりに時間が掛かるし、ソートー忍耐力が必要‥‥って言うか、ヒマを持て余してる人のために作られたみたいなゲームだった。でも、4年も前のゲームだから、バランスの悪さは仕方ないのかも知れないし、そのワリにはキャラは可愛いし、ストーリーは面白そうだし、あたしは何の予備知識も無いから、そのぶんワクワクしてたので、多少の問題点はガマンして、とにかく先へと進んだ。

4年も前のゲームのことを今さら説明するのもアレなんだけど、主人公は16才の「影の薄い少年」で、お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん、妹って言う、サザエさん一家みたいな家族構成だ。とは言っても、建物は洋館ぽいし、家族の名前や町の名前も外国ふうだから、サザエさんとはぜんぜん雰囲気が違うけど。それで、ヒョンなことからその少年が、黒い影の悪魔に取り憑かれて、一緒に旅をすることになる‥‥って言う物語だ。その悪魔が、ゲゲゲの鬼太郎の一反木綿を黒くしたみたいなヤツで、名前が「スタン」って言うんだけど、いつもは少年の中に隠れてて、何かあると背後にビヨーンって出て来る。で、スタンとしては、その少年を利用して世界征服を企ててるんだけど、会う人会う人にその少年が手品か何かで黒い影を出してると思われちゃって、悪魔だなんて信じてもらえずに、ゲラゲラと笑われたりする。

それで、1時間くらいやってたら、ようやく本格的に冒険がスタートしたんだけど、フィールドに出たら、オバケの形をした敵がフワフワと近づいて来た。それで、そのオバケと接触するとバトルが始まるんだけど、それが四方八方から次々に湧き出て来るから、ほとんど逃げることができない。それで、バトルも良く理解できなくて、攻撃中に突然画面がストップしちゃったり、何か魔法とかアイテムとかも使えるみたいなんだけど、どうやったら切り替わるのか分かんないから、どんな相手でも、とにかく「タタカウ」「タタカウ」「タタカウ」ってのを連打し続けてたら、知らないうちにレベルが上がって、知らないうちに次の町に到着してた。

その町は、大きな歯車でできたみたいな町で、ここまで来る途中にも「ちっちゃな歯車」って言うのを拾ったから、きっと何か「歯車」がストーリーに絡んで来るんだとは思うんだけど、他にも「小石」とか「ガラス管」とかワケの分かんないものが色々と集まって来た。「ドラクエ8」の時は、色んな種類のチーズとか、色んな種類のカビとかが集まったんだけど、結局、何に使うのか分かんないまま、最後まで行っちゃった。それで、2回目に始めた時に、初めて「冷たいチーズ」って言うのを使ってみたんだけど、主人公のポケットからネズミが出て来て、そのネズミがフバーハかヒャダルコか忘れちゃったけど、何か冷凍系の魔法を使った。それで、初めてチーズの意味は分かったんだけど、カビの意味は未だに分かんないままだ。

だから、「ボクと魔王」の「ちっちゃな歯車」とか「小石」とか「ガラス管」とかも、ストーリーが進めば、自然と何の役に立つのか分かるようにできてるんならいいんだけど、「ドラクエ8」のチーズやカビみたいに、使わなくても最後まで行ける可能性もある。だけど、ゲームについてた解説書には、「たくさん集めるといいことがあるかもしれません」って書いてあるだけだから、何も分かんない。それで、ゲームの持ち主に電話して、聞いてみようかとも思ったんだけど、それじゃあまりにも情けないので、自分で調べてみることにした。

‥‥そんなワケで、インターネットで「ボクと魔王」で検索してみたら、1610件のヒットがあった。ちなみに、「ドラゴンクエスト8」で検索してみたら、68400件ものヒットがあったので、このゲームのマイナーさが良く分かった。それで、ヘタなサイトを見ちゃうとネタバレしてゲームが面白くなくなっちゃうから、公式サイトを見てみることにした。公式サイトだったら、ネタバレ的なことは書いてないと思ったからだ。それで、公式サイトにアクセスしてみたら、4年も前のゲームだから当然と言えば当然なんだろうけど、「Not Found」だった(笑)

あたしは、「ま、いっか!」って感じで、良く分かんないままゲームを続けて、結局、3時間くらいやった。それで、最初は自分ひとりだったのが、女の子の勇者、ロザリーと、変な博士、キスリングってのが仲間になって、町も3ヶ所くらい回って、ボスも3匹倒した。それで、その3匹目のボスってのが、町の中にある「黒幕商事」って会社の会長で、そいつが政治家と癒着して町の人たちを騙して苦しめてるって言う設定で、まるで総合経営研究所そのものだった。だから、あたしは、夜中の2時くらいになってて眠かったんだけど、どうしてもコイツだけは許すことができなくて、コイツを倒してから寝ようって思って、ちょっと無理をしてがんばった。

だけど、サスガに「タタカウ」「タタカウ」「タタカウ」ばかりじゃ勝てないと思ったんだけど、ボスのとこまで行くダンジョンが複雑で、強いオバケがどんどん湧いて来るから、自然と戦い方が分かるようになって来た。それで、ダンジョンの入り口のとこに、全員のHPを回復してくれて、セーブもできるポイントがあるから、あんまり奥に行かないようにして、何匹が倒したら入り口に戻って来て回復してセーブってパターンを繰り返して、レベルを上げつつ戦い方を勉強してった。

ただ、パーティーで戦うと特に違和感を感じるんだけど、たとえば、複数の敵が出て来た時に、自分が敵Aに対して「タタカウ」、ロザリーが敵Bグループに対して「ブルーの魔法」、キスリングが敵Cに対して「イエロの魔法」を選択したとする。そうすると、普通のRPGだと、3人全員の攻撃が終わってから、次の指示を出すもんだと思うんだけど、このゲームは、自分とロザリーの攻撃が終わって、まだキスリングが攻撃してない時点で、もう次の自分の攻撃を決めなくちゃならない。だから、キスリングの攻撃がヒットするかミスするか、ヒットするとしたら一撃で倒せるか、それとも攻撃力が足りなくて倒しきれないか、こう言うことをいちいち想像して、次の自分の行動を選択しなきゃならない。だから、なんかどうも納得が行かない。

‥‥そんなワケで、あたしは、明け方近くまで4時間くらいやったんだけど、どうしてもダンジョンの最深部の黒幕商事の会長のとこまで行くことができなくて、結局、倒すのは諦めてセーブして寝ることにした。そして、それから1週間、忙しくてそのままホッタラカシにしてある。だから、もしかしたら、あたしがゲームをやってない、この1週間のうちに、黒幕商事の会長は、コッソリと奥さんと偽装離婚して、自分の財産をぜんぶ奥さんの名義に変えてるかも知れない‥‥なんて思う今日この頃なのだ(笑)


★今日も最後まで読んでくれてありがとう♪ 
★毎日がんばって更新してるので、クリックの応援ヨロシクお願いしま〜す!
   ↓   ↓
人気blogランキング

|

« 捕らぬジジイの皮算用 | トップページ | あたしは「すき家」を支持します! »