渡辺無能と吉田ドザエモン
オトトイの証人喚問でも「朝倉育英会」と「奥村眞吾」の名前が出たし、夕刊フジでも、奥村の実名は伏せつつも「朝倉育英会」の名前が出たし、いよいよ、すべての黒幕、内河健と政界を結ぶパイプにまで、報道の目が向けられることになった。この辺りのことは、12月7日の日記、「黒幕の黒幕はみんな黒幕だ(笑)」にザッと書いたので、ここでは踏み込んだことまでは繰り返さないけど、簡単に説明しておくと、内河健に色んな入れ知恵をしてる影のブレーンが「奥村眞吾」って言う税理士なのだ。この男は、大阪市中央区で「奥村税務会計事務所」と「(株)奥村企画事務所」、あとアメリカで「OKUMURA HOLDING INC」ってのをやってる。それで、色んなお金持ちに近づき、どうしたら莫大な財産を少しでも節税できるかってことを指南してるのだ。
あたしは高卒だし、ヘアメークの専門学校しか出てないから、この男の書いた本なんか読んでもチンプンカンプンだけど、何となく分かった雰囲気だけで言うと、たとえば、外国に幽霊会社を作って、そこへ資産を流したりとか、ニポンよりも相続税の安い国に自分の息子を住まわせて、息子にその国の永住権をとらせてから、その国で財産分与するとか、課税率が低かったり非課税になったりする、それらしいインチキ法人を作って、そこへ資産をプールするとか、そんな感じみたいだ。
で、「朝倉育英会」ってのは、当時、倒産しかけてた朝倉商事の朝倉治雄社長に、この奥村眞吾が話を持ちかけて設立した財団法人で、ここの理事長が皆さんオナジミの内河健なのだ。そして、内河健の「総合経営研究所」の株を49%も持ってる筆頭株主が、この「朝倉育英会」で、残りの株は、内河健の個人名義で29%、飯塚孝文の個人名義で12%ってなってる。ようするに、内河健は、自らが理事長をつとめる財団法人の名義と、個人名義とで、合わせて80%近い自社株を押さえてる今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?
‥‥そんなワケで、毎回言ってるけど、あたしは株のことはぜんぜん分かんないし、「上場」ってことの意味すら知らないので、内河健が自分の名義で80%の自社株を持つことと、財団法人と自分の名義とに分散させて80%の自社株を持つことの意味の違いが分からない。だけど、あたしのカンて言うか、これほど薄汚いことをやり続けて来たマレに見るペテン師なんだから、分散させて持ってたほうが、きっとソートー得をするんだと思う‥‥って言うか、そんなとこばかりに目を向けてないで、12%もの株を持ってる「飯塚孝文」にも、ちゃんと注目して欲しい。この名前を見て、「誰?」なんて思った人は、まだまだ「きっこの日記」の読みが足りない。あたしは、12月3日の日記、「そうです、変なおじさんです(笑)」の中で、「さて、まずは、これから始まる『ロード・オブ・ザ・リング』にも匹敵するであろう長くて深い物語の登場人物を紹介する。いちいち読むのがメンドクサイ人は、解説なんか飛ばしちゃっていいから、名前だけを覚えておいて欲しい。」って言って、コイツの名前を内河健の次に挙げておいたハズだ。
あの登場人物のそれぞれ紹介文は、総研の消されたホームページに掲載されてたままのものだけど、実は、ホームページ上の掲載の順番は違ってたのだ。それをあたしが、悪に手を染めてる順番に置き換えて、悪い順に並べて紹介しておいたのだ。つまり、トップの内河健の次に、この「飯塚孝文」を並べておいたのは、コイツも、内河側の人間だってことなのだ。テレビや新聞では、「四ヶ所猛」の名前ばかりが出て来るけど、「四ヶ所猛」なんて、所詮は内河に利用されてただけの小物で、内河の言うことには絶対服従のチキン野郎なのだ。だけど、この「飯塚孝文」は、総研の会長にして、内河からの指示を馬場誠二や窪田昌行や四ヶ所猛や野村不二夫や松本勝彦や平船安美に伝えてた司令塔なのだ。ようするに、内河健が越前屋なら、飯塚孝文は大番頭ってワケだ。だから、今後、捜査が進んで行けば、四ヶ所猛以上にマスコミに名前が出て来ることはウケアイだ。
‥‥なんて念を押しつつ、ちなみに、総研のビルの中に、平成設計だのSGナントカだの、内河健の息のかかった会社がいくつも入ってたことに対して、総研側は何の臆面も無く、「たまたま空いてたから貸しただけだ」って言う、あまりにもバレバレの大嘘をついたのは記憶に新しいと思う。それで、今回の「朝倉育英会」ってのは、奥村眞吾の経営する奥村税務会計事務所や奥村企画事務所が入ってる「谷口悦第2ビル」の中に入ってるのは当然として、それも、総研ビルのパターンみたく、同じビルの中の「別の部屋」なんかじゃなくて、ナナナナナント! こんな住所なのだ!
「財団法人朝倉育英会」
住所 大阪府大阪市中央区久太郎町3−5−26 谷口悦第2ビル(株)奥村企画事務所内
「(株)奥村企画事務所内」ってことは、部屋も同じじゃん! でも、ここまでバレバレでも、あの厚顔無恥なペテン師グループのことだから、「たまたま事務所の一角が空いていたのでお貸ししただけで、いっさい関係はありません」なんて言うのかな?‥‥って言うか、マスコミに「総合経営研究所」と「内河健」の名前が出た瞬間に、奥村眞吾の会社のホームページがソッコーで削除されたんだけど、それについても、「たまたまパソコンの調子が悪くて、変なキーを押したら消えちゃったんです」とか言い出しそうだし(笑)
‥‥そんなワケで、ホントはココから、よりディープに掘り下げて行きたいんだけど、この辺りの人脈とか実名とか事実関係については、まだちょっと時期的に書くワケには行かないので、もうしばらく待ってて欲しい。で、このアトは、リトル趣向を変えて、オトトイの証人喚問で、ニポン全国に生き恥をサラシまくっちゃった2人の自民党議員、渡辺無能‥‥じゃなくて、渡辺低能‥‥じゃなくて、渡辺具能(ともよし)と、吉田ドザエモン‥‥じゃなくて、風大左エ門‥‥じゃなくて、吉田六左エ門の悪行三昧について、サクサクと書いて行こうと思う。
まずは、関西ローカルで、浅草キッドにまで「渡辺無能」「渡辺不能」って言われちゃった渡辺具能だけど、サスガに、42分間もの持ち時間のうち、姉歯にしゃべらせたのはたったの7分で、残りの35分は、ぜんぶ1人で大演説をしてたんだから、ニポン中からブーイングの嵐が吹き荒れたのは当然だろう。だけど、この男の最低最悪な過去については、ジミだからあまり知られてないけど、去年の5月、国会の本会議中に、会議なんかソッチノケで、ケータイのテトリスで夢中になって遊んでるとこを全国に生中継されちゃったのだ。まあ、「イラクには大量破壊兵器がある」って断言して、国民の声を無視して強行に自衛隊を派遣したコイズミが、「イラクには大量破壊兵器は無かった」ってブッシュが認めた次の日に、ヘラヘラ笑いながらセグウェイに乗って遊んでるんだし、こんな無責任オヤジが党首なんだから、所詮、自民党の議員なんてみんな似たようなもんだろう。
でも、テトリスで遊んでるだけなら可愛いもんなんだけど、この渡辺具能の場合は、マレに見る守銭奴オヤジで、地元の博多を舞台にした企業との癒着は、あまりにもメチャクチャだ。同じ運輸省港湾建設局長OBの泉信也と手を組み、2人で地元の港湾建設会社とベッタリと癒着して、「金を持ってくれば、いくらでも公共事業を回してやる」って言って、上納させまくった献金が、たった6年間でナント21億円以上! そして、国民の血税を湯水のように使って、まったく採算の取れない人工島やコンテナターミナルなどをバンバン作らせたのだ。この金額を見ると、小池百合子環境破壊大臣が、ブラックバスを特定外来生物に指定する見返りとして、アチコチの漁協から受け取ってる500万円程度の献金なんか小学生のお小遣いレベルに見えて来る。
だけど、金額の大小はともかくとして、力を持ってる議員に、特定の企業や団体が莫大な献金をして、その見返りとして、公共事業を回してもらったり、自分たちに都合のいいように法律を改正してもらうってことが、何で法律に触れないで堂々とまかり通ってるのか、あたしにはどうしても理解できない‥‥って言うか、このハレンチ極まりない渡辺具能の場合は、昔の仲間の官僚たちが天下りした先の建設会社とベッタリと癒着して、莫大な献金を上納させる代わりに、前もって公共事業の内部情報をリークして、お得意様同士で談合させてたんだから、どこからどう見たって大犯罪なのに、党ぐるみ、官庁ぐるみで証拠をインペイして、何も無かったことにしちゃった。
「岩相工業」「正興電機」「竹島建設」「コンドー」「博多湾環境整備」「宮川建設」「守谷組」‥‥って感じで、渡辺具能の仲間が天下りした会社の名前を挙げてくとキリがないけど、全部で何十社にも上る癒着企業は、すべて渡辺具能から何十億円単位の公共事業を斡旋してもらってて、その見返りに莫大な献金をしてた。そして、これらの公共事業がホントに地域のために必要なことなら少しはマシなんだけど、その9割以上は採算が取れなくて大赤字を出してるのだ。結局、天文学的な税金がムダな事業に使われ、完成後も、その赤字を埋めるために税金が使われ続けてるってワケだ。こんなムダなことをしなければ、タバコの税金を上げる必要なんかないどころか、おつりが返って来る。
‥‥そんなワケで、渡辺具能たったひとりで、何千億円にも上る税金をムダ使いした上に、国会の本会議中にはテトリスで遊び呆けてて、挙句の果てに、オトトイの証人喚問では、あの大バカっぷりを全開にしたってワケだ。大体からして、多くの建設会社とベッタリ癒着して、悪行三昧を繰り返して来たような腐敗議員なんかに、何で建設会社の問題での証人喚問をやらせるの? きっと、姉歯も心の中じゃ、「お前になんかに言われたくねえよ!」って思ってたハズだろう‥‥って感じで軽くマトメて、次は、吉田六左エ門に行ってみよう。
吉田六左エ門は、渡辺具能ほどの大悪党じゃないけど、やって来たことは、シャレになんないほど笑えちゃう。コイツは、地元の新潟で「吉田組」って言う建設会社をやってたオヤジで、とにかく地元じゃ評判が悪い。女グセの悪さも天下一品で、酔うと嫌がる女性の体をムリヤリ触りまくったり、女性の顔をお札で叩いたり、顔と同じで性格も下品そのものだそうだ。そして、何よりも傑作なのは、木村建設並みの手抜き工事をお得意としてたってことだ。かつて、地元の公共事業で、信濃川に「昭和大橋」ってのを建設したんだけど、それが総合経営研究所と平成設計がプランを立てたみたいにヒドイ手抜き設計で、橋が完成してから数日後に地震が起こったら、アッと言う間に全壊して、川に沈没しちゃった。もしも誰かが渡ってたら、間違いなくドザエモンになってたハズだ。だけど、遥か昔に作られた「万代橋」は何ともなかったのだ。それで、地元じゃ前々からウワサになってた「吉田組の手抜き工事」が、ウワサじゃなくてホントだってことが知れ渡ったのだ。こんな建設会社を経営してたオヤジが、よくもまあ他人に向かって「これは欠陥建設じゃないですか!」なんて言えたもんだよ(笑)
その上、このオヤジったら、自分が議員になって、吉田組を身内に任せるようになってからと言うもの、自分の会社に対して、借金をしまくったのだ。吉田六左エ門の借金は、1981年から始まったんだけど、身内だってこともあって、「無担保」「無利子」「無期限」ってのはいいとしても、ついでに「無返済」だった。ようするに、いつでも好きなだけ借り続けて、この20年間でたった1円も返済してなかったのだ。その借金の総額は、ナント3億4000万円。そして、当然のことながら、吉田組は倒産した。それで、倒産したのは去年の2月なんだけど、破産管財人が少しでも取り戻そうと、吉田六左エ門に対して、この借金、3億4000万円の返還を求めたんだけど、六左エ門は1円たりとも返すつもりがなかった。
それで、当然の成り行きとして、破産管財人から借金返済の訴訟を起こされたんだけど、そしたら六左エ門は、ビックルの代わりにピルクルとマミーを飲み干しちゃうほどの呆れ果てた行動に出たのだ。それは、裁判所に「請求棄却を求める答弁書」を提出して、徹底的に争う構えを見せたのだ。いくら身内とは言え、無担保で3億4000万円も借りておき、その会社が倒産するまで追い込み、それでもビタイチモン返さないって言うのだ。こんなヤツが、オトトイの証人喚問では、内河健に向かって偉そうなことをノタマッてたのだ。あたしから見たら、まるで泥棒が詐欺師に説教してるみたいで、おへそがエスプレッソを沸かしちゃって、お部屋中にいい香りが漂っちゃうよ、まったく。
‥‥そんなワケで、今の無知無能なコイズミチルドレンたちも、こう言った立派な先輩たちを見習って、きっと優秀なベテラン議員へと成長して行くことだろう。そして、コイズミの素晴らしい構造改革によって、橋本内閣や森内閣の時代よりも増殖しちゃった天下り官僚どもとベッタリ癒着して、あたしたちの税金を好き放題に使ってくれることだろう。何しろ、そのためにコイズミは、何兆円にも上る各省庁のムダ使いにはノータッチで、増税、増税、大増税ってやってんだろうから‥‥なんて思う今日この頃なのだ。
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