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2005.12.09

政・官・民の三位一体

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今や、民放のヘタなバラエティー番組よりも、視聴率が良さそうなNHKの国会参考人質疑だけど、昨日はカンジンの2人、姉歯秀次(元1級建築士)と、内河健(1級ペテン師)がバックレちゃって、日本ERI株式会社の鈴木崇英社長、イーホームズの藤田東吾社長、アトラス設計の渡辺朋幸社長って言うサエナイ3人組しか出演しなかった。だけど逆に、ホントのことを言ってる藤田東吾と渡辺朋幸とによって、鈴木崇英の大嘘が露呈した形になった。ただ、質問する側の議員たちが、あまりにも調査不足、準備不足で、問題の核心に迫る質問をしてたのは民主党の馬淵澄夫議員だけだった。

まあ、自民党やナンミョーホーレン党は、この問題については厳しくツッコムと自分たちもヤバイことになるから、色んなことを知ってても、あえて質問しなかったんだろうけど、それにしても、どの党も、主役の姉歯秀次と内河健に対する質問しか用意してなかったのが見え見えで、せっかくオロオロしてた鈴木崇英に大きなダメージを与えられなかったのはもったいなかった。たとえば、アトラス設計の渡辺朋幸が、日本ERI株式会社の窓口で「姉歯建築士の設計はおかしい」と伝えたのにも関わらず、その事実を1年半もホッタラカシにしてた件に対して、鈴木崇英は、「当時は偽造という認識は持っていなかった」「重要な変更とは認識できなかった」と無責任極まりない発言をした。その上、この件だけが特別であって、他の検査はキチンとやってるってニュアンスのことを抜かしたのに、みんなコレをスルーしちゃった。

あたしから見たら、何でココで誰ひとり、「ダイア建設の今宿ダイアパレス事件」のことを言わないの?って感じだった。わずか2年前に、ダイア建設とサンユニオン設計って言う、ようするに、木村建設と平成設計と同じような関係性の企業が、日本ERI株式会社とグルになって犯したトンデモナイ事件で、未だに裁判中なのに‥‥なんて思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、皆さんお楽しみの内河健のネタについては、今回もトッテオキのテポドンを用意してあるので、後半でゆっくりご紹介するとして、まずは日本ERI株式会社から叩いて行こうと思う。この「ダイア建設の今宿ダイアパレス事件」のことを知らない人のために、ものすごく簡単に説明すると、福岡市の今宿で、どこからどんな根回しがあったんだか知らないけど、マトモじゃ絶対に通らないようなデタラメな建築計画を日本ERI株式会社がホイホイと通したことによって、建築基準法に違反した巨大マンションが建設されて、地域住民たちに多大なる被害を与えていて、ずっと裁判が続いてるって言う事件だ。

このマンションは、「耐震設計」と「100年保障」って言う、今考えると大笑いできる謳い文句の「ダイアパレス」なんだけど、この事件のすべての鍵を握ってるのが、あまりにも異常な日本ERI株式会社の動きなのだ。日照権などの問題によって、地元住民から反対運動を起こされていたこの建設計画は、反対の声を無視して、サクサクと進められた。だけど、いくら計画を進めようとしても、カンジンの建設許可が下りなければ、着工することはできない。そのため、ダイア建設は、サンユニオン設計を使って虚偽の書類を作成して、日本ERI株式会社へ持ち込んだ。つまり、ここにも、姉歯建築士みたいな役割の、上からの言いなりに動く下請けがいたんだろう。そして、今回のヒューザーの問題と同じように、プロが見れば1秒で見抜けるような偽造なのに、ナゼが日本ERI株式会社は、スンナリと通しちゃったのだ。

そして、地元住民側からの指摘で違反が発覚して、福岡市の建築審査会がこの設計を取り消しにした。そしたら、ダイア建設側は、同じ設計で、今度は別の箇所を偽造した書類を作って、日本ERI株式会社へ持ち込んだ。建築審査会がキチンと審査して、「これじゃあダメ!」って取り消しにした設計なんだから、同じ設計を持ち込んでも通るハズなんかないのに、ナゼか不思議なことに、これがまたまたスンナリと通っちゃった。それで、また建築審査会が調べたところ、虚偽の記載が見つかって、この書類も取り消しにされた。そしたら、懲りないダイア建設側は、またも同じ設計で、別の箇所を改ざんした書類を作って、日本ERI株式会社に持ち込み、これがまた通っちゃった。そして、住民の反対を無視して、裁判中だって言うのにも関わらず、どんどん工事を進めちゃって、裁判の結果が出る前に、トットとダイアパレスを建てちゃったのだ。

で、このマンションの問題自体に触れると、それだけで終わっちゃうので、ここではあくまでも、日本ERI株式会社って言う、あまりにもアチコチと癒着してるデタラメ検査機関について書くだけにする。ここまでの流れだと、日本ERI株式会社は、誰が見ても1秒で発見できるような虚偽記載のあるインチキ書類を平然と通し、それが建築審査会で取り消しにされても、またまた通し、またまた取り消しにされても、またまたまたまた通し、またまたまたまた取り消しにされても、またまたまたまたまたまたまたあたたたたたたたたたたぁーーーーーーっ!北斗百烈拳‥‥って感じで、あまりのデタラメさに、「ひでぶ!」とか言いながら、あたしは倒れちゃいそうになる。その上、日本ERI株式会社は、建築審査会から3回もダメ出しを食らい、地元住民からも大反対されてるこの建築基準法に違反してる設計に対して、さらに2回もの建築確認を出していて、1つの建物に対して合計で5回もの、これでもかこれでもかの建築確認を出してるのだ。どこからどれだけの根回しがあれば、これだけデタラメなことができるんだろう? 昨日の参考人質疑でもツッコマれてたけど、こんなんじゃ検査機関なんか必要ないじゃん。

‥‥そんなワケで、あたしとしては、昨日の質疑でこの前例を挙げて、鈴木崇英に北斗百烈拳をブチ込んで欲しかったんだけど、こんな有名な事件に誰も触れなかったのは、この時に日本ERI株式会社に根回ししたのが、ダイア建設とベッタリ癒着してる自民党議員なんじゃないかって思えて来る‥‥って言うか、ハッキリ言っちゃえば、そうなんだけど(笑)‥‥なんてことも言ってみつつ、そろそろ皆さんお楽しみの内河健のネタに行くけど、このペテン師が様々な悪行三昧を行なって来たのに、今までまったく告発されずに涼しい顔をして来られたのは、自民党森派の政治団体「清和政策研究会」との癒着と、外務省の官僚たちとの癒着があったからだ。ようするに、このクソジジイが悪いことをやって金儲けするのを国会議員や役人どもが手伝ってて、自分たちもたくさんの分け前をもらってたってことだ。

この辺の構図は、政界から財界から広域ホニャララ団から創価学会まで巻き込んでて、あまりにも巨大な組織になっちゃってるから、とてもぜんぶを書くことはできないけど、とりあえず今回は、内河健と外務省との癒着の一端を解説しようと思う。今までに何度も書いて来たように、内河健はデタラメな洗脳セミナーを繰り返し、利潤を追及するだけで安全性を無視した欠陥建設を全国に広めて来た悪魔の教祖だけど、このセミナーで洗脳されちゃったのが、木村建設の木村盛好や窪田建設の窪田雅則をはじめとした全国で約60もの建設会社の守銭奴社長たちだ。ちなみに、12月3日の日記、「そうです、変なおじさんです(笑)」で紹介した「株式会社クリテックジャパン」てのは、この内河教の洗脳信者たち約60社の共同出資による会社なので、この会社に出資してる建設会社を調べれば、第二、第三の木村建設や平成設計どころか、ものすごい事実が見えて来るだろう。その上、マンションやビジネスホテルだけじゃなく、ついに、一戸建てでも手抜きの欠陥住宅が発見されちゃったから、「自分の家は一戸建てだし、今回の事件で名前の出てる建設会社や設計事務所とは関係無いところで建てたから安心だ」なんて言ってられないワケなのだ。

さて、ちょっとダッフンしちゃったけど、内河健と言えば、ニポン国内のみならず、世界をマタにかけたペテン師としてオナジミで、そのひとつとして、カナダと台湾とを舞台にしたビジネスマンション事業が挙げられる。内河健は、木村建設や窪田建設などの社長をはじめとした内河教の洗脳信者たちに呼びかけ、法外な参加費を徴収して、数え切れないほどの海外視察ツアーを行なって来た。その中のひとつが、1995年から1999年の間にヒンパンに行なっていた「カナダ視察ツアー」なのだ。

これは、カナダで製造されているプレハブ製の組み立て式住宅やビジネスホテルを自分の洗脳信者たちに推奨するためで、内河健は一度のツアーで億単位の利益を上げていた。このツアーは、カナダのバンクーバーに事務所を持つ台湾系のカナダ人が窓口になっていて、その橋渡しをしていたのが、外務省の「北米第1課」なのだ。ようするに、カナダ側としてみたら、内河健率いる総合経営研究所ってのは、ニポンの政府が紹介して来た優良企業ってワケで、現地の住宅メーカーには、ニポンの外務省を通してカナダ政府がジキジキに紹介してるのだ。

それで、ニポンでも、このカナダの組み立て式住宅が輸入されるようになったんだけど、マトモに輸入、販売してても、それほどの利益は望めない。そこで守銭奴内河が思いついたのが、組み立て式のビジネスホテルのシステムをパクッて、もっと安い建材を使い、もっと手抜きをした設計にして、外見だけ立派で構造はメチャクチャなビジネスホテルのプランだったのだ。そして、自分の洗脳信者たちを利用して、世界一の地震大国ニポンに、耐震強度がぜんぜん足りない欠陥ホテルが林立するって言う、前代未聞の大掛かりな詐欺事件へと発展したってワケだ。

それからもうひとつ、内河健は、このバンクーバーに事務所を持つ台湾系のカナダ人を利用して、カナダの組み立て式のビジネスホテルを台湾へと輸出する事業をスタートさせるとともに、今回、ニポンで問題になっている、内河お得意のデタラメ工法の欠陥ビジネスホテルまでも、台湾に建て続けさせたのだ。つまり、今回の事件は、ニポン国内だけじゃなく、中国や台湾をはじめ、世界中に広がった悪質極まりない国際的な犯罪であり、今、ニポンの司法が内河健を厳しく立件しておかないと、前代未聞の国際問題へと発展することは必至なのだ。そうなったら、もはや外務大臣のクビを飛ばすくらいじゃ収まらなくなるから、自民党の癒着議員どもも、今の利権や足元のことばかりに気を取られて大局を見失うと、大変なことになるだろう。

‥‥そんなワケで、今のうちに内河健にすべての罪をなすりつけて徹底的に糾弾しとけば、癒着してた議員や官僚たちは、自分たちも助かるし、国際問題に発展した時にも、とりあえずはイイワケができるってことだ。だけど、間違っても内河健をオトガメ無しなんてことにしたら、近い将来、中国や台湾をはじめアジア各国から責任追及の総攻撃を食らって、最終的に大打撃を受けるのは、内河健を利用して甘い汁を吸い続けて来た橋本龍太郎、森喜朗、池田行彦、河野洋平の4人を頂点にした金権癒着ピラミッドと、そして、何と言ってもコイズミなんだから、あたしとしてはこっちのほうが嬉しいけど(笑) まあ、どっちにしても、低脳コイズミが推進して来た「三位一体の改革」ってのものの正体が、実は「政・官・民が三位一体に癒着して、ひと握りの者たちだけが甘い汁を吸うための改革」だったってことが証明できたんだから、それだけでも大きな収穫だろう‥‥なんて思う今日この頃なのだ。

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