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2006.01.08

恐怖のペットフード

pet
またまた犬と猫の話題で申し訳ないんだけど、アメリカのペットフードメーカーで、ニポンでも売られてる「ダイヤモンドペットフード社」(以下、ダイヤモンド社)のドッグフードとキャットフードに、極めて強力な発ガン性の物質、「アフラトキシン」が含まれていて、たくさんの犬や猫が死に続けてる。ダイヤモンド社では、去年の12月21日に自主回収を始めたらしいんだけど、会社の不祥事を知られたくないのか、すごく消極的なリコール・メッセージで、まだ多くの消費者が気づいていない。そのため、12月21日以降にも、そのペットフードを飼い犬や飼い猫に与えている飼い主が多く、次々に被害は拡大してる。ひどいものになると、エサの異常に気づいた犬が食べたがらなかったのに、犬が好き嫌いを言ってるんだと思って、飼い主がムリヤリに食べさせちゃって、それで死なせてしまったケースも報告されてる。

ダイヤモンド社が自主回収を始めてから2日後の、12月23日の「CNN」によると、それまでの死亡例が17件、発症例は24件て言ってる。だけど、これは、あくまでもダイヤモンド社が発表した数字を「CNN」がそのまま報道しただけであって、真実は分からない。ニポンでも、たとえば自動車メーカーを見ると、どんなに小さな不具合が発覚しても、すぐにリコールを出して、無償で修理や対応をするホンダみたいな企業もあれば、突然、ブレーキが効かなくなるって言う人命に関わる不具合が発覚しても、とにかくインペイすることしか考えてない三菱自動車みたいな企業もある。そして、じゃあホンダの車なら安全なのかって言うと、そんなことはない。あたしの知り合いで、ホンダの車をホンダプリモのディーラーに車検に出した人がいるんだけど、交換してない消耗部品を交換したことにされて、そのぶんの料金を取られたのだ。これは、車検後に、出先で車の調子がおかしくなって、近くにあった自動車修理工場で見てもらって、発覚したことだ。世界的な優良企業のホンダでさえ、こんなことやってんだから、アメリカのペットフード会社の言ってることなんて、マトモに信用できるワケない今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、ダイヤモンド社側からの発表だけだと信憑性が薄いので、他の機関からの発表も見てみると、面白いことが分かる。たとえば、12月30日付の「FDA(The Food and Drug Administration)」、直訳すれば「食品医薬品局」って感じなんだと思うけど、この機関の公式発表によると、「To date, FDA is aware of 23 dogs that have died and another 18 dogs that have become ill.」って書いてある。つまり、本来なら、「今日までに23匹の犬の死亡と18匹の犬の発病を確認している」ってことじゃなきゃ検査機関としての意味は無いのに、この表記だと、「確認している」じゃなくて、「そう聞いている」って言い回しになってる。結局、この「食品医薬品局」にしても、ダイヤモンド社が伝えたことを鵜呑みにして、それをそのまま公式見解として発表してるってワケだ。

12月23日に「死亡17件、発症24件」だったものが、その1週間後の12月30日には、「死亡23件、発症18件」になった。つまり、死亡が6件増えて、発症が6件減ってる。この数字を見れば小学生でも分かると思うけど、この1週間のうちに、発症24件のうちの6匹が死んだってことで、あまりにもツジツマの合った数字になってる。ようするに、全体の発病数は41件のままで、被害はまったく拡大してない。これこそが、ダイヤモンド社が、食品医薬品局を利用して、消費者にアピールしたかったことなのだ。

だけど、真実はそうじゃない。今回の問題をずっと調査、研究をして来たニューヨークのコーネル大学の獣医学教授とその研究チームは、1月6日付で、「ダイヤモンド社の有害なペットフードによって多くの犬が死に続けている」って言うレポートを同大学のウェブサイト上に発表して、その危機を訴えた。それは、恐るべき内容で、コトの重大さを伝えるのには十分すぎるものだ。そのレポートは、まず冒頭で、「わずか数週間で、少なくとも100匹以上の犬が死亡している」って切り出し、「アメリカから輸出している海外の国はおろか、アメリカ国内でも、ダイヤモンド社の回収告知が消費者に行き届いていないため、今も飼い犬や飼い猫に致死毒素を含んだペットフードを与え続けている人たちが多く、被害はどんどん拡大している」って伝えている。

実際、コーネル大学の獣医学部に、具合の悪くなった飼い犬を持ち込んで来た飼い主の2人に1人は、ダイヤモンド社が自主回収の告知をしてた事実を知らずに、12月21日以降も何度も食べさせていたのだ。つまり、ダイヤモンド社が、テレビCMや新聞の全面広告などを使って、もっと積極的に告知を行なっていれば、死ななくて済んだ犬や猫がたくさんいたってワケだ。何か悪い問題が起こると、企業はイメージダウンを恐れて、ホームページのハシッコや新聞のスミッコにしか告知や謝罪を掲載しないから、こう言う二次災害が起こるのだ。

‥‥そんなワケで、コーネル大学の研究チームでは、ダイヤモンド社のペットフードを食べて10月下旬に発病したコッカースパニエルの臨床検査をはじめ、死亡した多くの犬の肝臓や、発病した多くの犬の血液検査などを繰り返し、常に最新情報を公開して、全米の獣医に情報を提供している。レポートの内容は専門的で、「ダイヤモンド社のペットフードに含まれているアフラトキシンの最小限のスクリーニングプロフィールは、抗凝血性タンパク質アンチトロンビンのホラャララと、血清コレステロールやビリルビンの活動をホニャララし、肝臓酵素をホニャララするものであり‥‥」って、あたしが読んでもチンプンカンプンだし‥‥って言うか、あたしの英語力だと直訳すらできない。

だけど、こう言った獣医向けの専門的な部分を除けば、あたしでも何とか読めるワケで、オオマカな内容を書くと、「ダイヤモンド社のペットフードを食べて発病した犬のうち、2/3は確実に死亡する」「死亡は免れても、重度の肝臓疾患が残り、長い治療が必要になる」「死亡するかしないかは、食べたペットフードの量による。多く食べた犬は死亡し、少量だけ食べた犬は死亡を免れている」「現在では特効薬は無い」ってことだ。そして、何匹も持ち込まれた犬たちを救おうと、スタッフが全員、クリスマスも年末年始の休暇も返上して、泊り込みで治療にあたったけど、どうしても助からないって判断した12匹は、泣く泣く安楽死させたことも伝えている。そして、一番恐ろしいのは、今回、ダイヤモンド社のペットフードに含まれてた毒素が「アフラトキシン」だってことを最初につきとめた、コーネル大学の獣医で毒物学者のキャリン・ビショーフ教授の、次の言葉だ。


「ダイヤモンド社は、約2ダースの犬の死亡だけしか発表していないが、我々は、各地の獣医からの報告などに基づいて、遥かに多い数の死亡例と発病例を把握している」


これが、あたしが最初に書いた、企業側の発表と、真実との違いだ。このレポートの冒頭の「わずか数週間で、少なくとも100匹以上の犬が死亡している」って言うのは、あくまでも死体を解剖検査して、ダイヤモンド社のペットフードが原因だって確実に分かった犬の数であって、コーネル大学の研究チームに寄せられてる各地の獣医からの報告は、この何倍、何十倍にも上るのだ。さらに、これは、犬のケースだけであって、猫の被害は遥かに多いと推測されている。

猫の場合は、犬よりも体が小さいので、少量を食べただけで死に至る。その上、猫は、外を自由に出歩くので、どこかへ行ったまま、飼い主の知らない場所で死亡してるケースが多い。だから、被害の実態が把握できないのだ。このレポートの中でも、犬のために出しておいたドッグフードを食べちゃった2匹の猫が、犬と同じ症状で死亡した例が報告されてるけど、これは、早期に猫の異常に気づいた飼い主が、コーネル大学に猫を持ち込んで来たから分かったことだ。もしも、飼い主が猫の異常に気づく前に、猫が外に出て行ってたら、そのままどこかで死んでしまっていて、飼い主は、いつまでも帰って来ない猫のことを心配しながら待ち続けてただろう。

だけど、真実は、ダイヤモンド社のペットフードによって、ダイヤモンド社の無責任な対応によって、猫は殺されたのだ。そして、こんなふうに死亡原因が分かってないどころか、愛する猫がどこかで死んでることすら知らずに、未だに帰らぬ猫を待ち続けてる飼い主が、全米だけでなく、ニポンを含めた各国に、数え切れないほどいるってことだ。

‥‥そんなワケで、コーネル大学の研究チームでは、今回のダイヤモンド社のペットフードの毒性のあまりの強さから、このペットフードを一度でも入れたことのある犬や猫の食器は、プラスティックや金属の容器なら漂白剤で完全に消毒すること、そして、木の容器の場合は、どんなに洗っても危険なので、破壊して廃棄するようにと呼びかけている。つまり、狂牛肉の異常プリオンと同じで、直接食べなくても、それが付着した容器などからでも感染する危険性があるってことだ。

人間の食べるものですら、たった「0.01グラム」で命に関わるアメリカ産の狂牛肉なんかを「検査無し」で輸入するように押しつけて来るアメリカと、私利私欲のために、その輸入を推進するニポンの悪徳企業なんだから、犬や猫が食べるものなんか、何とも思ってないんだろう。第一、今回のアフラトキシン以前の問題として、アメリカで作られてるペットフードの中には、各国で禁止されてる牛の肉骨粉を原料にしてるものまでがある。

ニポンでは、豚と鶏の肉骨粉は、ペットフードの原料や肥料にすることができるけど、危険な牛の肉骨粉に関しては、全面的に禁止されてる。だけどアメリカでは、そんなことオカマイナシなのだ。何よりもビックル飲みまくりなのは、アメリカでは、牛の肉骨粉どころか、狂牛病で死亡した牛の死体までもが、ペットフードの原料にされている。アメリカの大手ペットフード会社、「チャンピオンペットフード社」では、狂牛病で死亡した牛の死体を引き取り、異常プリオンが溜まりまくりの脊髄や、スポンジ状になった脳みそまで、すべてをミンチにしてペットフードを作ってるのだ。

狂牛病は、犬よりも猫に感染する確率が高く、アメリカでは、キャットフードによる感染例が数多く報告されてるけど、これは一般家庭で飼われてる猫だけの問題じゃない。動物園で使用されてるエサにも、牛の肉骨粉が原料に使われているものが多く、そのため、アメリカの動物園では、ライオン、トラ、ピューマ、チーター、オセロットといったネコ科の動物が、狂牛病に感染してる。他にも、オリックスやレイヨウやヒツジの原種のモフロンなど、牛と同じ反芻(はんすう)動物にも、極めて感染しやすい。

‥‥そんなワケで、命など何とも思わないアメリカの守銭奴企業によって、何の罪もない犬や猫たちが殺され続けてるから、あたしたち消費者は、自分の命と同じように、ペットの命も守らなくちゃならなくなった。だから、最後に、ダイヤモンド社が自主回収してる商品一覧を挙げとくけど、ここに載ってなくても、こんな腐りきったメーカーの商品なんて、いっさい買わないほうがいいだろう‥‥って言うか、ダイヤモンド社に限らず、アメリカのペットフードは狂牛病に感染する恐れがあるから、他メーカーのものでも絶対に買わないほうがいいと思う今日この頃なのだ。


【ダイヤモンドペットフード社の猛毒ペットフード一覧】

Diamond Premium Adult Dog Food
Diamond Hi-Energy Dog Food
Diamond Maintenance Dog Food
Diamond Performance Dog Food
Diamond Puppy Food
Diamond Low Fat Dog Food
Diamond Maintenance Cat Food
Diamond Professional Cat Food
Country Value Puppy
Country Value Adult Dog Food
Country Value High Energy Dog Food
Country Value Adult Cat Food
Professional Reduced Fat Chicken & Rice Dog Food
Professional Chicken & Rice Adult Dog Food
Professional Puppy Food
Professional Large-Breed Puppy Food
Professional Reduced Fat Cat Food
Professional Adult Cat Food

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