やっぱりスーパー銭湯
今年で3年目を迎えて、今や「きっこ家のお正月の風物詩」として定着した感のある「スーパー銭湯」だけど、今年はお仕事の都合で、ちょっと遅い今日、行って来た。2004年1月2日の日記、「スーパー銭湯」、2005年1月5日の日記、「今年もスーパー銭湯」に続いて、今回は「やっぱりスーパー銭湯」ってことで、前から読んでくれてる人には、リトル新鮮味のない内容になりそうな気もするけど、お正月のお約束ってことで、サクサクッと行ってみる。でも、オトトイの7日、「七草粥(ななくさがゆ)」を食べてなかったので、今朝はちょっと早めに母さんのとこに行って、2日遅れで一緒に食べることにしてた。だから、そんなにサクサクッとは行かないのだ。
「ななくさがゆ」ってのは、実は、「七草粥」と「七種粥」の2種類がある。両方とも「ななくさがゆ」って読むんだけど、「七草粥」のほうは、セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベ、ホトケノザ、スズナ、スズシロって言う「春の七草」を入れた、良くある「ななくさがゆ」だ。それに対して「七種粥」のほうは、お米、麦、小豆(あずき)、粟(あわ)、稗(ひえ)の五穀に、ゴマとサトイモを加えた7種類の穀物で作るお粥だ。
平安時代には、旧暦の1月15日(今の暦だと2月5日前後)に、この「七種粥」を食べて、その年の健康や五穀豊穣を祈る風習があった。「土佐日記」の中には、土佐へ向かう船に乗ってた紀貫之が、1月15日も船中で過ごさなくちゃならなくて、この七種粥が食べられなくて悔しい思いをしたって言う記述が見られる。詳しく言うと、紀貫之は「小豆粥(あずきがゆ)」って書いてるんだけど、それは、7種の穀物の中で、赤いアズキだけが目立つから、そう呼んでたみたいで、1月15日にこだわったって状況を考えると、「七種粥」のことだと推測される今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?
‥‥そんなワケで、あたしは、「七草」を揃えることも、「七種」を揃えることもできなかったので、七草のほうからは、ダイコン(スズシロ)とカブ(スズナ)、七種のほうからは、ゴマとサトイモ、あとは、どっちにも入ってないけど、ニンジンとハクサイとチクワを入れて、7種類にしてみた。ニンジンやハクサイはともかく、チクワはちょっと違うような気もしたんだけど、たまたま冷蔵庫に1本だけ残ってたから、薄い輪切りにして入れちゃった。だから、「七草」でも「七種」でもなく、単なる「チクワ入り雑炊」って感じになっちゃったし、それ以前に、7日じゃなくて9日だし、イマイチ効果が期待できないんだけど、美味しかったからオッケーってことで、お腹がいっぱいになった母さんとあたしは、スーパー銭湯へと出発した。
多摩川を渡る橋のとことか、道路は部分的にチョコっと混んでたけど、必殺の裏道を使ったので、横浜の瀬谷区にある「湯楽(ゆら)の里」には、30分も掛からずに到着した。無料駐車場もスンナリと入れられたし、何よりもラッキーだったのは、料金が安くなってたのだ。去年の日記では、「今までは、一般が750円で会員が650円だったのに、いつの間にか、一般が850円で会員が750円になってやがった。」って書いてるけど、いつの間にか、またモトの650円に戻ってた。
それで、これから行く人のために説明しとくと、「湯楽の里」は、100円払うと1年間の会員になれて、100円引きになる。つまり、会員にならなければ750円、100円払って会員になれば、その場で650円になるので、やっぱり750円、だけど次回からは650円になるってワケだ。だけど、それはドシロートのやり方で、あたしみたいなプロになると、「湯楽の里」のホームページの「得々会員募集」のアンケート用紙をプリントアウトして、これに書き込んで持って行く。そうすると、100円の会費を無料にしてくれるから、前回から1年以上経ってて会員の期限が切れてても、無料で再登録できて、650円で入れるのだ。
‥‥そんなワケで、あたしは、無料で新しい「得々会員カード」を発行してもらって、2人ぶんの1300円を払って中に入った。あとは、いつものパターンで、最初の「絹の湯」だけは母さんと一緒に入ったけど、続いてのジェットバスコーナーでは、母さんは普通のジェットバスだったけど、あたしは、より激しい刺激を求めて‥‥ってワケじゃないけど、腰痛がひどいので、スーパージェットバスに入って、腰に集中的に水圧を掛けた。それから、母さんはすぐに電気風呂に入ったけど、あたしは、リラクゼーションバスとシェイプアップバスをハシゴしてから、電気風呂に入った。それにしても、「スーパージェットバス」「リラクゼーションバス」「シェイプアップバス」と来たら、「電気風呂」じゃなくて「エレクトリックバス」とか何とかのネーミングにして欲しいと思うんだけど、気持ちいいから、ま、いっか!
それで、いつものパターンだけど、ここで完全にノボセて来たので、一度出て、飲み物を飲んで、ちょっと休憩をした。30分ほど休憩してから、今度は広い「白湯」にのんびりと入って、母さんは、久しぶりに広い湯船で、手足を伸ばして気持ち良さそうにしてた。今日は、いつもよりは混んでたけど、それでもゆったりと入れるので、あたしも気持ちが良かった。最近は節約のために、月に1回か2回の楽しみの近所の銭湯もガマンしてたから、すごく嬉しい。
いつもなら、白湯の次は、すぐに一番好きな露天風呂に行くんだけど、白湯に浸かりすぎて、また2人ともノボセて来ちゃったので、上からお湯が流れて来る石段に腰掛けて、しばらくボーッとしてた。10分くらいしたら、母さんは露天風呂に入りたがったんだけど、あたしはまだノボセてたので、母さんだけ先に入っててもらった。このコーナーは、小鳥のサエズリのテープを流してるので、目をつぶってボーッとしてると、なんだかホントに山奥の温泉に来てるみたいな気分になって来る。
あたしは、ひと足遅れて露天風呂に入り、母さんの隣りに行った。そしたら母さんが、あたしの顔を見るなり、「クックックックッ‥‥」って笑い出すから、どうしたのかと思って聞いてみたら、露天風呂コーナーの一角にある「踏み湯」を指差して、去年のことを思い出したって言う。去年の日記を読んだ人なら覚えてると思うけど、「踏み湯」って言うのは、底がデコボコのタイルになってる通路みたいなところ歩くんだけど、あたしは去年、あまりの痛さにブレイクダンスみたいになっちゃって、母さんに大笑いされたのだ。それで、母さんたら、笑いながら「踏み湯をやろう!」とか言い出したんだけど、あたしは丁重にお断りした。だって、ホントにシャレになんないくらい痛いんだから、「踏み湯」って。
それでも、出たり入ったり休憩したりしながら、ナンダカンダで4時間くらいはスーパー銭湯にいたので、母さんもあたしもエジプトを統治できるくらい全身がスベスベになった‥‥かも知れない。お風呂って、お湯の効果も確かにあるけど、やっぱり、精神的にリラックスできることが、何よりの効果だと思う。広い湯船に手足を伸ばして入って、何にも考えないでボケーッとしてるのって、ホントに幸せを感じるヒトトキだ。
‥‥そんなワケで、今回は、「踏み湯」だけは遠慮したけど、確実に650円ぶん以上はお風呂に入ったし、帰りには美味しい味噌煮込みうどんを食べたし、久しぶりにゼイタクを味わった。母さんも喜んでくれたし、あたしも疲れがとれて、リフレッシュできた‥‥って言うか、正直なことを言うと、お風呂に入りすぎて疲れが増したような気もするんだけど、コレって、バイキングでモトを取ろうとして、食べ過ぎて気持ち悪くなるのと同じことかも?‥‥なんて思った今日この頃なのだ(笑)
★今日も最後まで読んでくれてありがとう♪
★ついでにクリックにも協力してね!
↓ ↓
人気blogランキング
| 固定リンク




















