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2006.02.28

ファンの子たち

max22
昨日、横浜ランドマークプラザのガーデンスクエアで行なわれた、MAXのニューアルバム、「Jewel of Jewels」のリリース記念&りっちゃんのバースデー記念の「トーク&握手会&ミニライブ」は、2000人以上のファンが集まって、大盛況だった。まるで、ウエディングドレスをミニにしたみたいな純白の衣装の4人は、あまりにもビューティホー&ワンダホーで、今日の日記はヤケに「&」を多用してるなって思いつつ、あんまり「&」を多用しずぎると、心の体育館でヒザをかかえて座ってる小さいきっこたちみたいになっちゃうなって思いつつ、純白の衣装って言っても、玲奈ちゃんもりっちゃんもナナさんもオフホワイトだったのに対して、ナゼかアキちゃんだけが、ビミョ〜にキナリのホワイトだったのが気になった。ま、他の色の衣装の時でも、4人それぞれが別のデザインだったりするから、これがMAXのスタイルのカッコ良さなのだ。

ヘアスタイルは、玲奈ちゃんとアキちゃんは、いつもの通りだったけど、りっちゃんは、鎖骨から下を巻き巻きしててチャーリーズエンジェルだったし、ナナさんは、後ろの高めでまとめて、耳の後ろから下ろしてて、田園調布のお嬢様みたいだった。あたし的には、玲奈ちゃんのバングスのザンバラ加減がリトル気になったけど、いつもの百万ドルのスマイルを至近距離で食らった日にゃあ、バングスどころの騒ぎじゃない。

で、気になるミニライブは、アキちゃんも完全に板について来た「ギミシェ」から始まって、「あなたを想うほど」を歌ったあと、ニューアルバムから「MELTY LOVE」、それで、お約束のアンコールでは「寅さん」‥‥じゃなくて、「TORA×3」の2005バージョンて言う流れだった。ステージの前に作られたプチ客席は、イスを並べただけの教室みたいな感じで、アッと言う間に終わっちゃったミニライブとしては、周りで観てた人たちのほうが、キガネなくノリノリになれてた。

ライブ後には、ケーキが登場して、みんなでハッピーバースデーを歌って、りっちゃんのお誕生日のお祝い。りっちゃんはウルウルしながら、セクシーなクチビルをとがらせて、ローソクの火を吹き消して、無事に29才になりましたとさ、めでたし、めでたし‥‥とか言ってみつつ、たくさんのファンにお祝いされて、ますます女っぷりの上がったりっちゃんは、これからもMAXのセクシー部門担当として、大活躍するだろう。りっちゃん、ホントにおめでとう♪‥‥なんて言ってみた今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、りっちゃんは29才になり、ナナさんは来月で三十路バウアーに入っちゃうワケだけど、10年以上もMAXファンをやってると、ファンのほうもそれなりの年令になって来る。あたしの周りのMAXファンは、30代は当たり前で、40代の人もいっぱいいる。それなのに、前にも書いたけど、MAXのメンバーは‥‥って言うか、アキちゃん以外の3人は、ファンに対して、「ファンの子たち」って言う。今回のイベントでも、りっちゃんは、「(お誕生日を)メンバーとファンの子たちに囲まれて過ごすのは初めて!」って言ってたけど、30代のオバサンや40代のオジサンたちが、「ファンの子」って呼ばれるのは、すんごいテーコーがある。

アキちゃんだけは、今んとこ「ファンの人たち」って言ってくれるからいいんだけど、このまま、律子ボスや玲奈女王様に調教‥‥じゃなくて、感化されてくと、そのうち「ファンの子たち」って言うようになっちゃうかも知れない。そうなると、25才のアキちゃんに「ファンの子たち」って言われるのは、29才のりっちゃんや28才の玲奈ちゃんに「ファンの子たち」って言われるよりも、さらにキツイ。だから、せめて、アキちゃんだけは、いつまでも「ファンの人たち」って言って欲しい。そしたら、ファンを代表して、アキちゃんのサーフボードにワックスを塗ったり、ウエットスーツを陰干ししたりしてあげてもいい。

そう言えば、いつだったか忘れちゃったけど、テレビ東京でやってた何かの深夜番組で、11才だか12才だかの少女アイドルみたいなのが、秋葉原で撮影会をやってるのをレポしてたんだけど、ナナナナナント! 40代のオジサンが参加してた! それで、その少女アイドルみたいなのにインタビューしたら、その子のお父さんは30代だって言ってた。ようするに、その子のお父さんよりも年上のオジサンが、その子を撮影しに来てたのだ。オマケに‥‥って言うか、当然なんだろうけど、そのオジサンは独身で、レポーターが部屋にまで行ったんだけど、住んでるアパートの部屋は、自分の撮った色んな少女アイドルの写真が飾ってあって、ロリコンビデオやDVDが大量にコレクションされてた。あたしは、全身で鳥肌実が演説を始めちゃって、気持ち悪くなった。

だけど、そのオジサンは、色んな少女の写真を嬉しそうにレポーターに見せて、得意そうにしゃべり続けてた。普通なら、そんな趣味、他人には知られたくないだろうし、近所に住んでる人たちや仕事場の人たちに知られたらマズイんじゃないかと思うのに、そのオジサンは、顔にモザイクもかけずに、自分からソッセンして聞かれてもいないことまでペラペラとしゃべってて、何ひとつ後ろめたそうじゃなかった。このオジサンのアパートの近くに住んでて、12才くらいの女の子のいる親がこの番組を見てたら、いったいどんな気持ちがしただろう。

‥‥そんなワケで、この番組は深夜番組だったから、ワリと突っ込んだ取材をしてて、その少女アイドル本人にも、「自分のお父さんよりも年上のオジサンたちが、○○ちゃんのDVDを買って喜んでるんだけど、どんな気持ちがする?」とか、「そう言うオジサンたちは、○○ちゃんのDVDを見ながら何を考えてると思う?」とか、トンデモナイ質問を浴びせてた。でも、そのDVD自体が、小学六年生だって言うのに、大人みたいなビキニを着せて悩ましいポーズをとらせたり、両腕を寄せて胸の谷間を強調させたり、上目づかいで物欲しそうな表情をさせてみたりと、明らかにロリコン変質者をターゲットにした内容だったから、本人もウスウスは理解してるみたいだった。それで、ホントは分かってるんだけど、正直には答えられないって感じで、言葉を濁しながら、無難な返事をしてた。

ま、どんなことでも、需要があるから供給があるワケだし、こう言う少女アイドルがいるオカゲでロリコン変質者たちの性犯罪が抑えられてる、こう言う少女アイドルがいなくなったら性犯罪が増える‥‥って意見の人たちもいるんだと思う。あたしとしては、DVDに出演してる少女も、その親も、そのDVDを買ってる人も、すべては自分の意思で納得してやってることだと思うから、別に何も文句は無い。だけど、例えば、このDVDを買ったり、この少女アイドルの撮影会とかに熱心に通ってる男の中に、自分の娘のクラスの担任の先生がいたとしたら、その親はどんな気持ちがするだろう‥‥って考えたりもする。

‥‥なんて、ずいぶんダッフンしちゃったけど、ようするに、この少女アイドルのファンたちは、全員が確実に年上なワケで、それも、2才や3才年上なんてレベルじゃなくて、遥かに年上ってワケだ。だから、この少女アイドルは、間違っても「ファンの子たち」とは言わないだろうけど、だからって、「ファンのオジサンたち」とも言わないと思うし、やっぱり、無難に「ファンの人たち」って言うか、もしくは、こう言ったタイプの相手を喜ばせるために、あえて「ファンのお兄さまたち」とか言ってるのかも知れない。その場合は、もちろん、こんな変なDVDを制作してる事務所から、そう言うように指導されてるんだと思うけど。

何はともあれ、どんなタレントやアイドルにとっても、ファンてものは「お客様」であって、それも、一見さんじゃなくて、常連さんなワケだから、大切にしなくちゃなんない。いくら楽屋でファンの悪口を言ってたとしても、ファンの前に出たら、思いっきりの笑顔で、ベトベトした手と握手しなくちゃなんない。それが仕事なんだから、当然だろう。だけど、ファンの見てないとこや、カメラの止まったとこで、いつもイベントの最前列にいるファンのことをボロクソに言ってるのを横で聞いてたりすると、ホントにイヤな気分になって来る。

‥‥そんなワケで、あたしは、自分が応援してる相手が、楽屋とかでファンの悪口を言ってたとしたら‥‥って考えると、あまりにも悲しい気持ちになっちゃうから、今の芸能界では、ほとんどのタレントやアイドルを応援することができない。そんな中で、あたしが「好き」って公言してる人たちは、芸能界には貴重な「裏表の無い人たち」ってワケで、その中でも誰よりも裏表が無くて、ホントに心からファンを大切にしてくれてるのが、MAXの4人てワケだ。だからこそ、あたしは、ずっと応援してるんだし、応援のし甲斐もあるんだけど、もしかすると、MAXのメンバーが「ファンの子たち」って言うのは、ファンの年令に関係無く、いつもお姉さん的な立場でファンを愛してくれてるってことなのかも知れない‥‥なんて、自己解決しちゃった今日この頃なのだ。


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2006.02.25

現実逃避とお魚たち

k1
今日は、あまりにもクタクタなので、日記を書くのをお休みしようかとも思ったんだけど、ここまで休まずに書いて来たので、できることならお休みしたくない。だけど、この「きっこの日記」は、あくまでもあたしの趣味の日記であり、ストレス発散のために書いてる日記なので、無理して書いたら本末転倒だ。だから、今、お風呂上りに、アイスコーヒーを飲みながら、タラタラと書き始めたんだけど、途中で疲れちゃったらやめにするし、最後まで書けたらアップするって言う、あまりにもアバウトな姿勢でスタートしてみた。だから、今の時点では、先のことは分からずにキーボードを打ってるってワケで、この日記が無事に今日中にアップされたアカツキには、何とか最後まで体力が持ったってことになる。

で、今日は、とにかくバタバタと忙しかっただけじゃなくて、やることがマウンテンになってて、精神的にも落ち着かない。たとえば、ここ何日かメールボックスを見てなかったので、この日記を書き始める前にチラッと見てみたら、ナナナナナント! 未読メールが800通以上もあった! わずか4〜5日だってのに、なんなんだ、このメールの数は‥‥。それ以前に目を通したメールの中にも、時間ができたら返信しようと思ってるメールが何十通もあって、フラッグマークを立ててあるのに、とてもじゃないけど手が回らない。他にも、明日までに片付けなきゃなんないレポートとか、色んなことが溜まってて、考えただけでも前頭葉がズキズキして来る。

だけど、あたしは、高倉健とロンブー淳に続いて、ニポンで3番目に不器用な人間だから、こんなにもやることが溜まってて、徹夜で対応したってぜんぜん処理しきれないってのに、アイスコーヒーを飲みながら、のんびりと日記を書いている。これは、「きっこの日記」の本来の目的であるストレス発散とは似て非なるもの、その名も「現実逃避」だと思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、マクラを書いたら、リトル調子が出て来たので、今んとこは、何とかなりそうな気がしつつ、つれづれなるままに、キーボードを打ち続けてるワケだけど、実は、なんでこんなに疲れてるのかって言うと、今朝、水槽のお掃除をしたからだ。ずいぶん前からお掃除をしなくちゃって思ってたんだけど、あの労力を思うと、どうしてもやる気が起きなかった。お水自体はキレイだし、ガラスのコケを食べてくれるナントカ貝を5匹入れたから、ガラスも透明だし、そんなにすぐにお掃除しなくても、まだ大丈夫って感じだった。だけど、あたしがお部屋でつまづいて、水槽の近くにバタッて手をついた時に、お魚たちがビックルを一気飲みして大騒ぎになったら、水槽の底に敷いてる砂利から、モワ〜ッて汚れが舞い上がったのだ。

しばらくしたら、お水はまたキレイになったんだけど、それは汚れが沈殿しただけなので、あたしは、こりゃあマズイって思って、できるだけ早くお掃除をしようと思いつつ、いつものように延ばし延ばしにしちゃって、2週間くらい経っちゃった。それで、オトトイのことなんだけど、朝、目が覚めたら、水槽のほうからゴボゴボって変な音がしてて、ナニゴトかと思って見たら、水槽の上の濾過器からお水があふれ出してた。あふれたお水は、うまいこと水槽の中に流れてたから、お部屋は汚れなかったんだけど、いったいどうしたんだろうと思って濾過器のフタを開けてみたら、フィルターが全面、汚れて目詰まりしてて、ちゃんとお水を通さないで、周りからあふれてることに気づいた。

それで、あたしは、慌ててバケツを持って来て、3層になってるフィルターをぜんぶ外した。これで、お水は流れるようにはなったけど、フィルターが無いワケだから、ただ汚れたお水が循環してるだけで、何の意味も無い。だけど、代わりのフィルターは無いし、汚れたフィルターを洗ってる時間も無いし、仕方ないから、そのままお仕事に行った。それで、帰って来てから、バケツ3つにお水を汲み置きして、次の日の朝に水槽のお掃除をする決心をしたってワケだ。

‥‥そんなワケで、今朝は早起きして、覚悟を決めて水槽のお掃除を開始した。ペコペコポンプで水槽のお水を8割くらい捨てて、それでも水槽はメチャクチャ重いんだけど、必死でバスルームまで運んで、汲み置きしといたバケツに、お魚たちを移した。これが、また大変で、水槽のお水はヒーターで23度にしてあるから、そこから冷たいバケツのお水に移すとかわいそうなので、ヤカンにお湯を沸かして、水温計で計りながら、水槽と同じくらいの水温になるようにお湯を混ぜて、それからお魚たちを移さなくちゃなんない。

お魚たちを無事に移し終わったら、アトは、ナントカ貝も移して、藻も移して、石とか水温計とかブクブクとかヒーターとかサーモスタットとかを出して、砂利を洗った。水槽の内側と砂利を洗って、濁ったお水を捨てて、また洗って、また濁ったお水を捨てて、お米を研ぐのと同じで、お水が濁らなくなるまで、何度も何度も繰り返す。もう、この時点で、手は冷たいし、腰は痛いし、泣きたくなるほどイヤになって来てるんだけど、お魚たちの喜ぶ姿を思い浮かべて、何とかがんばる‥‥って言うか、水槽のお掃除だけは、やり始めたら最後、絶対に途中でやめるワケには行かない。

あたしって、やりかけたことを途中でやめるのが嫌いで、どんなにつまんない本でも、ヨホドのことがない限りは、とりあえず最後まで読むし、どんなにマズイものでも、ヨホドのことがない限りは、残さずに食べるようにしてる。つまんない本なら、読むのをやめちゃえばいいし、マズイものなら、無理して食べる必要なんかないのに、それでもできる限りは、最後まで読んだり、最後まで食べたりしちゃうくらいだから、途中でやめるワケにはいかない水槽のお掃除に関しては、どうしたって最後までやるしかない。だからこそ、やり始めたら最後までやめられないことが分かってるから、なかなかやる気にならなくて、延ばし延ばしにしちゃうんだと思う。

それで、水槽がキレイになったら、とりあえず元の場所に戻してから、汲み置きしといた3つのバケツのうち、お魚たちを入れてない2つぶんのお水を水槽に入れて、それだけだと足りないから、アトは水道のお水を入れて、カルキ抜きの覚醒剤みたいなヤツをポチャンと入れて、ヒーターとサーモスタットをセットして、温めておく。それから、ブクブクを分解して、古い歯ブラシでお掃除してから、フィルターを新しいのに替える。最後に、一番たいへんなんだけど、例の濾過器のお掃除だ。3層になってるフィルターを何度も洗ってから、濾過器の内側とか、途中にはさんであるアミみたいなのとか、水を出すパイプとか、みんな分解してからお掃除して、また組み立てる。これがケッコー難しくて、部品の数が多くて、1ヶ所でも順番を間違えると元通りにならないから、はずした順に並べとかないと、ワケが分かんなくなる。

‥‥そんなワケで、やっとのことで、濾過器のお掃除が終わって、水槽にセットしたら、濾過器とブクブクのスイッチを入れて、お水を循環させつつ、水温計をセットしたり、洗った藻を入れたり、石を入れたりして、アトは水温が23度になるのを待つ。これで、水温が戻ったら、お魚たちとナントカ貝を入れるってワケで、ナントカ貝はともかくとして、お魚たちは、最初は石とか藻の陰に隠れたり、スミッコのほうに固まったりしてビビッてるんだけど、ホンの5分もすると、キレイになった水槽の中で、元気いっぱいに泳ぎ出す。この瞬間が嬉しくて、あたしは、必死にお掃除をするワケだけど、今朝は、元気に泳ぎまわるお魚たちを眺めてる余裕もなかった。水槽のお掃除が終わってから、休む間もなく、大急ぎで着替えて、お化粧して、コーヒーを飲む時間もなかった。だけど、バタバタと出て行くあたしに向かって、11匹の黒メダカたちと、15匹のクチボソたちが、「ありがとう!」って言ったような気がして、あたし自身も、何となく元気になったような今日この頃なのだ‥‥って、疲れてるのに最後まで書けた!(笑)


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2006.02.24

心の美しさ

GT1
荒川静香の金メダルはいいとしても、スルツカヤの転倒はホントにかわいそうだった。だけど、きっと、スルツカヤが転倒した時に、テレビの前でガッツポーズをしたヤツが何人もいたんだろうな。他人を否定したり攻撃することによってしか、自分をアピールできない気の毒な人たちとか、他人の失敗につけこまないと、勝負に勝てないミジメな人たちとか、なんだか最近、そう言う人たちが増えて来たような気がする。総理大臣が格差のある社会を推進してんだから、他人を押しのけても自分が目立ちたい、他人に嫌がらせをしても自分がいい思いをしたいって言うウジ虫どもがわいて来るんだと思うけど、阿藤快じゃなくても、なんだかなぁ〜って気がする。

ま、心の醜い人たちのことはほっといて、あたしはあたしの美意識に基づいて生きてるから、別に関係無いんだけど、これだけ情報が氾濫してると、あたしは見たくないのに、目の前に醜いものがチラチラと横切るようになって来る。でも、目をつぶって歩くワケには行かないから、視界の端っこに醜いものが見えた瞬間に、パッと目をそらすようにして、アッチを見たりコッチを見たりしながら歩かなくちゃなんない。これじゃあ、まるで、落ち着きのないニワトリみたいで、せっかく、ラインの美しいジミーチュウの黒のエナメルのピンヒールをはいてても、こんなにキョロキョロしながら歩いてたら、タダの怪しい黒魔術師になっちゃう。

だから最近は、気功とか、ナントカパワーとか、良く分かんないけど精神的な力で、目の前に醜いものが出現しても、それがそこに存在してないって自己暗示をかけて、目の前にあるのに目に見えないって方式を使うことにした。ようするに、目の前に3つのものがあったとして、その中の1つがあたしの美意識にそぐわないものだったとしたら、「ふんっ!」て力を入れると、それだけが消えてなくなって、残りの2つのものしか見えなくなるってワザだ。これは、視覚だけじゃなくて、聴覚にも使えるから、あたしの聞きたくない声や音が聞こえて来たら、「ふんっ!」て力を入れると、聞きたくない声や音だけが消えてなくなり、心地良い小鳥のさえずりや小川の流れる音だけが聞こえて来る今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、今日はなんだかヘンテコなマクラからスタートしちゃったけど、あたしは、自分の美意識にそぐわないものは、徹底的に受け付けない。西麻布の「きっこ本店」の受け付けにいる小さいきっこ2人にアポをとっても、絶対に受け付けない。そして、美意識って言っても、それは外見的なことよりも内面的なことのほうが重要で、人間で言えば、外見じゃなくて、心の醜い人がNGだ。あたしに限らず、女性はみんなそれぞれの美意識を持ってると思うけど、外から見えない下着にもオシャレをするのは、この外見と内面とのハザマの世界にも美意識を持ってるからだ‥‥と思う。

で、あたしの場合は、目の前に心の醜い人が現われた場合には、「ふんっ!」て力を入れて、あたしの視界から消す。なんで見ただけで、心の醜くさが分かるのかって言うと、そりゃあ30年以上も生きてんだから、相手の目を見りゃ分かる。もちろん、心の美しい人も、目を見ただけで分かるけど、百発百中のワケはなく、あくまでもだいたいだけど。でも、あたしの周りには、お仕事の関係で仕方なくお付き合いしてる一部の人を除けば、心の美しい人ばかりで、他人を否定したり攻撃することによってしか自分をアピールできないような、心の醜い人、心の貧しい人は1人もいない。

だから、あたしにとっては、心の美しさは当たり前のことで、その上で、さらに外見の美しい人に魅力を感じる。でも、これは、女性に対する好みであって、男性に対しては、ちょっと違う。あたしは、福山雅治にも、釣りバカ日誌のハマちゃんにも、フーテンの寅さんにも、同じように魅力を感じるからだ。つまり、内面重視ってとこは、女性も男性も同じなんだけど、外見に関しては、女性に対してはコダワリがあるけど、男性に対してはコダワリがないってことだ。

‥‥そんなワケで、あたしが、心も外見も美しいと思ってる女性は、MAXの玲奈ちゃんは当然だけど、他には、何と言っても児島玲子ちゃんだ。あたしが、児島玲子ちゃんを本格的に好きになったのは、「釣王/フィッシングキング」って言うVシネマを観てからなんだけど、神秘的な湖で泳ぐ玲子ちゃんは、ホントに美しかった。それまでは、釣り番組にチョコっと出てる女の子ってふうにしか思ってなかったのに、このVシネマを観てから、玲子ちゃんに注目するようになった。それで、テレビ東京の「釣りロマンを求めて」を見てると、1匹釣れるたびにキャーキャー騒ぐ他の女の子たちとは違って、玲子ちゃんはどんどん上達してって、ホレボレするほどカッコ良くなった。

そんな玲子ちゃんの魅力が満載なのは、今、発売中の「宮古島ガーラトリップ」って言うDVDで、今月の頭くらいにもリトル書いたけど、もうたまんないほどの素晴らしい作品だ。正直に言って、あたしは、3回くらい泣いた。もちろん、大感動の涙だけど、玲子ちゃんの喜びや感動がダイレクトに伝わって来て、玲子ちゃんの6年越しの夢だった宮古島の大物ガーラを釣り上げた時には、もう華厳の滝のように涙があふれた。あたしは、マサカ、釣りのDVDを見て泣くとは思ってなかったから、まだお化粧を落とす前に見てて、顔面がすごいことになった。だけど、感動ってことで言えば、荒川静香の金メダルの何倍も感動したから、これは誰が見ても泣くと思う。

玲子ちゃんは、暑い宮古島で釣りをしてるワケだから、もちろんスッピンに近い状態で、釣りをしてる間に、顔が焼けて行く。もともとキレイな玲子ちゃんだから、スッピンでもキレイなんだけど、玲子ちゃんファンのあたしからすると、職業ガラ、もっとキレイにしてあげたくなる。だけど、オデコから流れる汗を目に入らないように袖で拭きながら、自分の体重と同じくらいの大物とファイトしてる玲子ちゃんの姿は、お化粧なんかしてなくても、誰よりも美しかった。そして、やっとのことで釣り上げたあとの笑顔は、誰よりも輝いてた。これは、外見の美しさじゃなくて、内面の美しさが表情に出たものだ。とにかく、玲子ちゃんは、宮古島の真っ青な海よりも美しかった。これからは、「児島玲子」あらため「宮古島玲子」って名前にしてもいいって思ったほど、素晴らしかった。

‥‥そんなワケで、どんなに外見が美しい女性でも、心が醜ければ、必ずそれが表情に出て、美しさはそこなわれる。名前を挙げたらキリがないけど、芸能界はそう言った女性の巣窟だ。だからこそ、MAXのメンバーのように、カメラの回ってない場所でもまったく裏表のない女性は貴重な存在で、本物を見る目のあるファンが応援してるってワケなのだ。バナナマンの日村のブログの2月23日付けの書き込みを見ても分かるように、MAXの4人のことを絶賛してる。だから、ファンの前だけで可愛いフリをしてるクセに、ファンの見てないとこじゃ平気でタバコを吸ったり、お酒を飲んだり、セックスしたりしてる未成年バカアイドルなんかにはトットと見切りをつけて、本当に心の美しい女性を応援して欲しいと思う今日この頃なのだ。


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2006.02.23

100円で気分転換

p1
「F1 Racing」誌の調査によると、去年、2005年のF1チームの年間予算のトップは、トヨタだったそうだ。金額で言うと、トヨタが約600億円、2番目のフェラーリが約510億円だったそうだ。でも、フェラーリの場合は、すべてのF1ドライバーの中で年俸がトップのシューマッハ様が約44億円、そして、あたしの大好きなバリチェロも約15億円だから、2人のドライバーの年俸だけで約60億円近くになる。それに比べて、トヨタのほうは、シューマッハ弟が約24億円、トゥルーリが約13億円だから、2人で約37億円だ。だから、トヨタが約600億円、フェラーリが約510億円って数字が、ファーストドライバーとセカンドドライバーの年俸も含めた金額だとしたら、実質的な差は、さらに広がるってワケだ。

去年のフェラーリは、皆さんご存知の通り、目も当てられないほどお粗末だったけど、それでも、コンストラクターズポイントは、何とか100ポイントでギリギリ3ケタ、3位になった。でも、年間に約600億円も使ったトヨタは、88ポイントで4位だった。だけど、ルノーは、約340億円の年間予算で、ドライバーズポイントもコンストラクターズポイントもトップのダブルタイトルを獲った。オオザッパに言えば、トヨタの半分ちょいの金額だ。こうして見ると、いかにトヨタがムダづかいをしてるのか‥‥って言うか、お金の力にモノを言わせて4位になった‥‥って言うか、ヒトコトで言えば「トヨタらしいやり方」がプンプンと臭って来る。

逆に、一番少なかったのは、去年いっぱいで身売りしたミナルディだけど、約60億円の年間予算で、全19戦に参戦していた。これは、フェラーリの2人のドライバーの年俸と同額で、これで、すべてをまかなってたんだから、勝てるハズがない。だから、たとえば、あたしがアラブの石油王と結婚して、何百億円でも好き勝手に使えるようになって、ミナルディに1000億円プレゼントしたとしたら、どんなに悪くても、3位か4位くらいにはなってたってってことだ。コレって、なんかおかしいと思う。F1の「F」ってのは「フォーミュラー」、つまり「規格」って意味で、エンジンやシャシーから細かい規則に至るまで、厳しい同一規格の元にレースをするもんなんだから、「お金の無いチームは勝てない」ってのは、とても同一規格とは言えない。ホントの意味で「フォーミュラー」を名乗るんなら、年間200億円までとか、年間300億円までとか、年間予算の上限を決めるべきだと思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、何百億円なんて言う想像もできないような世界の話を今日のマクラーレンにしてみたワケだけど、何とかガス代を払ったのもトコノマ、アッと言う間に次の電気代や電話代の支払日が迫って来て、またまた数千円のためにオロオロしなくちゃなんないあたし的には、現実世界に戻ると、これから月末に向けてが、欽ちゃん走りで金策に励む今日この頃‥‥って感じになる。それで、少しだけ手持ちのお金があったのと、少しだけ時間ができたので、今日の夕方、チョコっと北朝鮮に行って来た。ものすごい久しぶりなので、あんまり気合いも入ってなくて、行く前からリトル弱気になってたんだけど、ずっと打ってなかったから、「負けたら負けたでいいや」って感じの、半ばナゲヤリ気味の精神状態で駅前の北朝鮮に突入した。

それで、まずは、いつものように新台をチェキしたら、安田美沙子をキャラクターにした「ホワイトエンジェル」って言う変な台がズラリと入ってて、「なぜ、今、安田美沙子?」って思いつつ、一応、打ってる人を後ろから見てみた。そしたら、「フィーバーユンソナ」をホーフツさせるほどのアホ台だったので、とても打つ気になれず、他を見ることにした。で、壁側のほうを見てみたら、「ドルフィンダイブ」って言う、海シリーズのパクリ台があった。最初は、「マリリンモンロー」みたいなアホ台かと思ったんだけど、打ってる人を見たら、すごく絵がキレイだし、出目の周期もワリとキチンとしてるみたいだったので、ちょっとだけ試しに打ってみることにした。あたしは、端っこの台に爽やかな感じのお兄さんがいて、2つ空けて太ったオバサンがいたので、2人の間のお兄さん側に座った。

あたしは、とりあえず1000円を入れて、様子見で打ち始めたんだけど、最初はなかなかチャッカーに入らなくて、500円ぶんが無くなるころに、ようやくハンドルの位置が決まって、五円玉で固定した。それで、台の横にぶらさがってる説明カードを見ようと思ったトタンに、ハデな魚群が現われて、マリンちゃんみたいなのが出て来た。アトから知ったんだけど、「パインちゃん」て言うらしい。それで、あまりにもアッケなく、黄緑色のペンギンが揃っちゃった。座って5分、9回転目だった。ペンギンは「7」だったから、これで確変決定ってワケで、あたしはものすごくテンションが上がった。

それで、あたしの頭の中では、小さいきっこたちが、「5連チャンくらい行けば、3万円くらいになるね!」「まあ、最低でも2箱で1万円は保障されたから、アトは気楽だね!」なんて話し始めたし、あたし的にも、ガゼン、やる気が出て来た‥‥と思ったのも、本日2回目のトコノマ、ナナナナナント! 箱に玉が少しだけ溜まり始めた4ラウンド目で、大当たりが止まっちゃって、パインちゃんがアイサツして、ルーレット画面に戻っちゃった。あたしは、「これは、もしや?」と思って、隣りのお兄さんに聞いてみたら、あたしの不安は的中した。そう、この「ドルフィンダイブ」って台は、高確率の新台だったのだ。

ずいぶん前に、「チョロQ」の台を打った時に、2000円くらいでスーパーリーチに発展して、「頭文字D」みたいに峠道をドリフトする画面になって、そこでミゴトに確変になった。それで、あたしは大喜びしたんだけど、普通の半分くらいでラウンドが終了しちゃって、ガクゼンとしたことがある。結局、普通のCR機よりも確率が高くなってる代わりに、ラウンド数が少なくなってて、ようするに、1回の出玉数も少ないって言う台で、「アントニオ猪木」とか「北斗の拳」とかと同じように、連チャンし続けないと意味の無い台ってことだった。

‥‥そんなワケで、座ってすぐに確変を引いて大喜びしたあたしは、その数分後にはガッカリしたワケで、「それでも出ないよりはぜんぜんイイじゃん!」て自分自身に呼びかけても、最初の喜びが大きかっただけに、なかなか復活できなかった。それでも、チビチビと玉は出続けて、4連チャン目が終わったとこで、ようやく1箱がいっぱいになった。そして、6回目でノーマルになっちゃって、7連チャンで終わったんだけど、時短までが100回じゃなくて50回だし、時短中に「イルカ警報」みたなのが画面の上下に流れたのに、何も起こらず、そのまま終わっちゃった。それで、すごく疲れたワリには、3500発くらいしか出なくて、こんなにがんばったのに、1万円にしかならなかった。1万円でもすごく助かるんだけど、確変を引いて1万円ってのは、あたしとしては、やっぱり納得できなかった。

それでも、勝ったことは勝ったんだし、多少でも北朝鮮に経済制裁を加えたことになるんだから、ホントは喜ぶべきことなんだけど、最初はイマイチやる気がなくて、でも、打ち始めたらすぐに揃ったので、すこくやる気が出て、だけど、その数分後にはショボ台だってことを知ってガックリして、そのアトは、少しずつ少しずつ玉が出て来るって言うイライラ状態が続いたもんだから、テンションが上がったり下がったりの繰り返しで、あたしも小さいきっこたちも、グッタリと疲れちゃった。それで、これ以上は打つ気がなくなっちゃって、早々に両替して帰ることにした。帰りに、コンビニに寄ったら、コアラのマーチの期間限定の「シュークリーム味」が出てたので、これを1個と温かい缶コーヒーを買って、河原の公園のベンチで一服した。

コアラのマーチの「シュークリーム味」は、想像通りの味で、可もなく不可もなくって感じで、10点満点で7点てとこだった。シュークリーム味って言ってるけど、ようするに、カスタードクリーム味ってワケで、少しだけ甘さを控えたカスタードクリームの無難な味だった。あたしは、ブラックの缶コーヒーを買ったので、ちょうど良かったけど、甘い飲み物と一緒だと、1箱食べるのはちょっとムリかも知れない。ちなみに、今回の「コアラトリビア」は、「コアラの毛がビッシリと生えているのは、木から落ちた時にケガをしにくいように、クッションがわりになっている」ってヤツだった。

‥‥そんなワケで、600億円だの510億円だのって言うものすごい金額の話から、最後には100円のコアラのマーチの話になるってとこが、あたし的と言えばあたし的なんだけど、これからしばらくは、またまた寝る時間も削らなくちゃならないほど忙しくなるので、タマにはお菓子でも食べてリラックスしようと思う。お菓子って、生きて行く上では不必要なものだから、たった100円でも、不必要なものにお金を使うってことは、すごくゼイタクな気分になれる。そして、それが、気分転換にもなると思う今日この頃なのだ‥‥ってのは、パチンコで気分転換できなかったから、今、思いついただけなのだ(笑)


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2006.02.21

4つの宝石

AVCD-16086
明日、2月22日は、ニポンイチのスーパーダンスユニット、美しき4人の女神「MAX」の4年ぶりのオリジナルニューアルバム、「Jewel of Jewels」がリリースされる記念日だ。「記念日」って言えば、パッと思い出すのが、俵万智の「サラダ記念日」だけど、短歌の歌集とか俳句の句集なんて、絶対に売れないジャンルの本なのに、俵万智の「サラダ記念日」はベストセラーになっちゃったもんだから、そこら中に「ニワカ歌人」があふれちゃって、ちょっとした短歌ブームが巻き起こった。これは、1987年のことだ。


 「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日  俵万智


そして、筒井康隆が、「サラダ記念日」に収められてるすべての歌をパロディにした「カラダ記念日」って言う作品を発表した。


 「この刺青いいわ」と女(スケ)が言ったから七月六日はカラダ記念日  筒井康隆


短歌(和歌)では、先に詠まれた誰かの歌をベースにして詠むことを「本歌どり」って言うんだけど、これは、ものすごい技術やセンスが必要な水準の高い遊びで、筒井康隆の「カラダ記念日」は、とても「本歌どり」なんて呼べるレベルじゃない。パロディとも言えるレベルでもないし、なんて言うか、「ブームに便乗したシャレ」って感じの作品だ。ま、筒井康隆本人も、単なるお遊びで作っただけなんだろうから、マジメに短歌として評価しちゃかわいそうだと思うけど。

それで、「サラダ記念日」が発売された翌年には、寅さんまでもが、「男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日」なんてタイトルになっちゃった。ちなみに、マドンナ役の三田佳子は「真知子」って名前で、これは、俵万智を匂わせてるし、真知子の姪(めい)の大学生役の三田寛子は、短歌が好きって言う、ソートー無理のある設定だ。それにしても、国民的な映画の寅さんにまで「サラダ記念日」が使われたなんて、この時は、短歌が国民的ブームって言っても華厳の滝だと思った今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、自分で書いときながら、「国民的ブーム」って、なんか変な感じがする。「国民的アイドル」はあるし、「全国的ブーム」もあるけど、「国民的ブーム」は、やっぱ変だよね‥‥なんてことも言ってみつつ、ついでに「メロン記念日」のことにもツッコミを入れようかとも思ったんだけど、あとあとメンドクサイことになるのもイヤだから、これはスルーして、歌もダンスも美しさもニポンイチのMAXについて、せっかくだから、あたしも詠んどこう。


 「Jewel of Jewels」がリリースされるから二月二十二日はMAX記念日  きっこ


‥‥なんて詠んだ舌の根も乾かぬうちに、今日は2月21日で、まだ「MAX記念日」になってないってのに、あたしの手元には、もう「Jewel of Jewels」があるし、あまりにも素晴らしいアルバムを聴き、あまりにもビューティホーなPV集も観た上に、PV集のオマケのメイキングまで観て、全身トロトロ状態になってる。アルバムのトラックリストに関しては、1月26日の日記、「Jewel of Jewels」に書いたけど、PV集のほうは書いてなかったので、一応、書いとくことにする‥‥って言っても、シングル曲のPVがリリース順に収められてるだけだから、ファンには説明の必要もないけど、「きっこの日記」を読んでMAXに興味を持ってくれた人たちのために、リトル解説をまじえつつ、サラッと流しとく。

まず、1曲目の「eternal white」は、屋根に雪の積もったワーゲンのデリバンに乗った4人が、ラブラブでとっても可愛らしい作品だ。玲奈ちゃんの可愛さは当然として、後半のりっちゃんのラップがセクシーで、思わずヨダレが華厳の滝だ。2曲目の「Festa」は、ガラッと変わってラテンテイストのナンバー。MAXが一番カッコ良く見える黒の衣装で、キレのあるダンスを魅せながら、合間に入るオフショット風味の映像では、玲奈ちゃんがバスタブの中で遊んでたりもする。後半でタイコを叩く玲奈ちゃんにも注目。あとは、オフショットでのアキちゃんの衣装が、どうしてもマシュー南に見えちゃうとこがツボ。3曲目の「LOVE SCREW」は、両手首に鎖をつけられて吊るされた4人が、ソフトにSMチックなエロエロナンバー。玲奈ちゃんのチャームポイントのひとつ、下マツゲの長さがパツパツに良く分かるアップも秀逸だし、何と言っても、玲奈ちゃんとりっちゃんのキスシーンが見られるのは、この曲だけ。ナナさんとアキちゃんもエロさ爆発。4曲目の「Be With You」は、Atomic Kitten(アトミック・キトゥン)の同名曲のカヴァーで、70年代のディスコふうのアレンジになってる。ラフな衣装と覚えやすい可愛いダンスで、プリプリプリティーなMAXが全開だ。玲奈ちゃんの流したバングスは、「MAGIC」のジャケをホーフツさせるので、昔からのファンにはリトル懐かしい。5曲目の「ニライカナイ」は、沖縄ユーロに乗せた美しい映像が最高傑作と言っても華厳の滝‥‥って、今日は華厳の滝を使いすぎちゃったからこれくらいにしとくけど、とにかく、連続で何百回鑑賞しても飽きないほどの素晴らしい作品だ。6曲目の「あなたを想うほど」は、MAXの初めての本格的なバラードで、4人それぞれをバラバラに撮影したプライベートショット風味の映像を編集してあって、玲奈ちゃんの愛犬のロミオやエマや、りっちゃんの愛犬のパピも登場する。でも、玲奈ちゃんのシーンでは、ほとんどエマばっかりで、ロミオはちょっとだけしか映らない上に、ロミオが登場するシーンは、ちょうど逆光っぽくなってて、ヨホドの玲奈ちゃんマニアじゃないと確認できないと思う。

‥‥そんなワケで、これだけでも、あまりにもワンダホーなDVDなのに、このアトに、お宝のメイキング集までついてる。メイキングは、「Jewel of Jewels」のレコーディング風景を中心にして、4人のオフショットやインタビューが満載で、この部分だけでも5万円くらいの価値がある。CDは3000円だけど、こんなに素晴らしいDVDがセットになってて3800円だから、このDVDは、たった800円てことになる。だから、DVDデッキを持ってない人も、いつかDVDデッキを買うことを想定して、DVDがセットになってる3800円のほうの「Jewel of Jewels」を買っといたほうが得をする。

さてさて、カンジンのアルバムのほうなんだけど、玲奈ちゃんが「一番聴いて欲しい曲」って言ってた全編英語の歌詞の「It’s time to ”Shine”!」は、「え?これがMAX?」って感じのアレンジで、沖縄ユーロに続いて、またまた新しい顔を見せてくれた。すごくカッコ良くて、自分のことのように嬉しくなった。他の曲も、それぞれに魅力的で、あらためてMAXの引き出しの多さにビックルを一気飲みした。それから、あたしが楽しみにしてた「ニライカナイ」の「kariyushi remix」だけど、想像してたよりも遥かに沖縄っぽくて、あまりにも沖縄すぎて、悪くはないんだけど、「こう言うのもアリかな」ってくらいの感じで、正直に言うと、あたし的にはオリジナルの「ニライカナイ」のほうがずっと好きだ。なんて言うのかな、オリジナルだと、間奏の部分以外はMAXのダンスを楽しく踊れて、間奏の部分だけカチャーシーを踊るって感じなのに対して、この「kariyushi remix」は、最初から最後まで、ぜんぶカチャーシーって感じなのだ。だから、悪くはないんだけど、MAXのダンスが大好きなあたしとしては、リトル物足りなかった。だけど、CDとDVDとに、同じ「ニライカナイ」を収録するんじゃなくて、こうやってアレンジを変えてくれるってとこが、限りなくファンのことを考えてくれてる作りだと思う。

‥‥そんなワケで、こんなにも素晴らしい国宝級のアルバムが、たった3800円で買えるなんて、この時代に生まれた人は、ホントに幸せだ。さらには、2月26日の日曜日には、りっちゃんのお誕生日を記念して、横浜のランドマークプラザの1Fのガーデンスクエアで、あまりにもゴージャスな「トーク&ライブ&握手会」が行なわれる。時間は14時からで、イベントの観覧だけなら無料だけど、メンバーと握手するためには、新星堂各店で「Jewel of Jewels」を買った人に先着順でくれる「握手券」が必要だ。あと、ステージ前の「かぶりつきエリア」でMAXをタンノーするためには、当日の12時に、会場のランドマークプラザの隣りのランドマークタワー(オフィス棟)の3Fのオフィスロビー(タリーズコーヒー脇)に行って、抽選会に参加すること。とりあえず、ニューアルバムのリリースって言うハッピーと、りっちゃんのお誕生日って言うハッピーがダブルってことで、りっちゃんの生まれた年、1977年のワインにリボンを結んで、ランドマークへ欽ちゃん走りでGO!って感じの今日この頃なのだ♪


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2006.02.20

然るべきシカの話

shika 2月16日付の「四国新聞」に、「シカ被害防止対策に電気柵を設置」って言う記事が載ってた。あたし的には、「防止タイサクに電気サク」って部分が、韻を踏んでてラップみたいだなって思ったんだけど、被害に遭ってる人たちにとっては大変な問題だろうから、あんまりギャグを入れずに進めることにする。で、四国の香川県の小豆島で、野生のシカが増えちゃって、農作物への被害が深刻化したために、電気の流れる柵を張り巡らせることにしたって記事なんだけど、とりあえず、土庄町内のミカン園とウメ園に、実験的に設置してみたそうだ。それで、効果があれば、他の果樹園や畑などにも設置するらしい。でも、香川県の小豆島では、すでにサル用の電気柵は使われている場所もあるそうだけど、サル用とシカ用って、どう違うんだろう?‥‥なんて疑問も持ってみつつ、とにかく、香川県でのシカの被害は、3つの町の合計だけでも年間に2000万円近くにも上るそうで、多少の出費をしても、こう言った対策が必要なんだろう。

 

そう言えば、ちょっと前にテレビのニュースで見たんだけど、奈良のシカが観光客を襲う‥‥って言うか、観光客の持ってるオミヤゲの袋や食べ物などを横取りしちゃったり、ちっちゃな子供に何匹ものシカがまつわりついて泣かしちゃったりして、四国とは別の意味での「シカ被害」が報じられてた。シカセンべを買った観光客なんか、一瞬のうちにシカの群にモミクチャにされて、シカセンべは袋ごと奪われてた。

 

あたしは、シカが好きで、特にコジカが好きなんだけど、それは、単に「顔がカワイイ」とか、「背中のテンテンがカワイイ」とか、「短いシッポがカワイイ」とか、「ピョンピョン跳ねるように走るとこがカワイイ」とかって言うことで、すごく無責任な立場での「シカが好き」ってことだ。だから、実際にシカの被害に遭ってる人たちのことを考えると、軽い気持ちで「シカが好き」だなんて言えなくなっちゃうけど、でも、できることなら、野生のシカと人間とが共存できるような解決策があれば、一番いいと思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしでシカ?(笑)

 

 

‥‥そんなワケで、猫とか鳥とか多くの動物は、春が恋のシーズンなんだけど、シカの場合は、9月から11月にかけてが発情期になる。だから、奈良の春日大社では、発情期が近づくと、オスのシカ同士がケンカをしてお互いを傷つけ合わないように、ノコギリで角を伐るんだけど、この「鹿の角伐(つのきり)」ってのは、俳句では秋の季語になってる。それから、オスのシカは、毎年、晩春から初夏にかけて新しい角が生えて来るんだけど、まだ皮を破らないで膨らんだ状態のものを「袋角(ふくろづの)」って呼び、俳句では夏の季語になってる。そして、その形が、ひらく前のキノコに似ているため、「鹿茸(ろくじょう)」とも呼ばれてる。あたしの大好きな俳人、茨木和生は、奈良の人なので、シカに関する作品が多い。

 

 

 枝岐れするふくらみの袋角  和生

 

 片方の出遅れてゐし袋角  和生

 

 

俳句の詠み方には、対象をしっかりと見ながら写し取る「写生俳句」って方法があるんだけど、これらの句は、両方とも、とっても丁寧に詠まれた写生俳句だ。あたしは、写生俳句が大好きなので、こう言った作品に出会うと、すごく嬉しくなる。シカシ(笑)、これらの句をより楽しく鑑賞するためには、「シカ」、とりわけ「奈良のシカ」について、もっと知る必要がある。だから、今回は、あたしの好きなシカについて、歴史的な観点から、ディープに迫ってみようと思う。

 

‥‥そんなワケで、「袋角」と同じ夏の季語で、「薬狩(くすりがり)」ってのがある。これは、5月ころ、袋角の鹿を捕らえるための狩猟のことで、その角を薬とすることが目的だった。袋角は、「薬」としてだけではなく、「邪気を払う」って言う信仰上の意味合いもあったため、とても重宝されていたのだ。さっきの「鹿茸」って名前は、現代でも高価な漢方薬のひとつとして有名だけど、アレは大きなシカの角を粉にしたんじゃなくて、まだ生えて来る前の、皮の下に隠れてる小さな角を粉にしたものなのだ。だから、値段が高いってワケで、普通のシカの角だったら、秋に春日大社に行けば、ノコギリで伐った角がマウンテンほど余ってるだろう。

 

だけど、現代では、奈良のシカは天然記念物として保護されてるし、狩猟が認められている地域でも、狩猟期間は冬の間だけで、袋角のシカがいる5月は禁猟期間にあたる。だから、ニポン国内で、袋角のシカを捕まえて殺すことはできないってワケで、つまり、「薬狩」って行為は、今じゃ俳句の歳時記の中だけに残っている言葉ってことになったのだ。それじゃあ、この「薬狩」は、一体いつごろまで行なわれてたんだろうか?

 

それで、古い文献を調べてみると、奈良のシカに関するもっとも古い記述は、古事記(712年)とか日本書紀(720年)とかに見られる。日本書紀の「仁徳天皇紀」などには、色んなシチュエーションでシカが登場してるんだけど、どれも、ナニゲにシカが登場してるってだけで、その状況まではイマイチ分からない。それで、古事記や日本書紀よりもリトル新しい万葉集(750年)を見ると、当時の状況を正確に伝えてくれる歌が色々と出て来る。たとえば、こんな歌だ。

 

 

 高円の秋野のうへの朝霧に妻呼ぶ牡鹿出で立つらむか  大伴家持

 

 

この家持の歌によって、当時の奈良に、野生のシカが生息してたことが良く分かる。それから、こんな歌もある。

 

 

 春日野に粟(あわ)蒔けりせば鹿(しし)待ちに継ぎて行かましを社(やしろ)し恨めし  佐伯赤麻呂

 

 

この赤麻呂の歌からは、春日野周辺では、すでにシカが害獣で、狩猟の対象になってたってことが読み取れる‥‥ってのは表向きで、ここでリトル本題からダッフンしちゃうけど、古典マニアのあたしとしては、俳句だけじゃなくて、和歌だってディープに鑑賞しちゃう。実は、この歌は、ある女性から赤麻呂へ贈られた歌に対する返歌なのだ。そして、この赤麻呂の歌に対する、相手からの返歌もある。つまり、この赤麻呂の歌は、3点セットの真ん中の歌ってワケで、前後の歌も読んでみないと、ホントの意味は分からない。

 

 

1.(娘子報佐伯宿祢赤麻呂贈歌一首)
ちはやぶる神の社しなかりせば春日の野辺に粟蒔かましを

 

2.(佐伯宿祢赤麻呂更贈歌一首)
春日野に粟蒔けりせば鹿待ちに継ぎて行かましを社し恨めし

 

3.(娘子復報歌一首)
我が祭る神にはあらず大夫に憑きたる神ぞよく祭るべし

 

 

中学で、ちゃんと古文の授業を聞いてた人には、説明の必要はないと思うけど、授業中に寝てばかりいた人のために、これらの歌の直訳と、本当の意味との二層構造をきっこ風味で解説する。

 

 

1.(若い愛人から赤麻呂さんへ)
【直訳】
神聖な神様の社さえなかったら、春日の野辺にだって、あたし、粟を蒔いちゃうのにぃ‥‥。
【本当の意味】
春日には、春日大社の前身となる、神を祀る施設があった。だけど、この歌の「神の社」ってのは、赤麻呂の奥さんのことなのだ。そして、「粟を蒔く」と「会う」ってのをカケてる。つまり、あの恐ろしい、カイヤみたいな奥さんさえいなければ、この春日の野辺で、愛する赤麻呂ちゃんとデートできるのに‥‥って、若い愛人が歌ってるのだ。そして、それに対する赤麻呂の返事が、次の歌だ。

 

2.(赤麻呂から若い愛人へ)
【直訳】
春日野に粟を蒔くのなら、「シカの見張り」だって言って、いつでも行けるのに、神の社があるから、行くことができないよ。神の社が何とも恨めしいよ。
【本当の意味】
ボクも春日野で君と会いたいよ‥‥何も問題が無いのなら、シカの見張りだとか何だとか、適当な理由にかこつけて会いに行くのに‥‥でも、うちの女房の目が光ってるから、会いに行けないよ‥‥ああ、うちの女房さえいなければ‥‥。

 

3.(若い愛人から赤麻呂さんへ)
【直訳】
あなたはそう言うけれど、あの神の社は、私が祀っている神様じゃないのよ。あなたに取り憑いている神様でしょ? しっかりと祀ってればいいわ。
【本当の意味】
そんなに奥さんのことが怖いのなら、もういいわよ! この意気地なし!

 

 

‥‥そんなワケで、ちょっとダッフンしちゃったけど、ようするに、こんな男女の恋歌にも「シカの見張り」がネタとして使われてたくらい、当時は、畑を荒らすものと言えば、まっ先に「シカ」の名前が出て来るほど、たくさんの野生のシカがいたんだろう。そして、そのシカを見張ったり、捕まえたりすることは、極めて日常的なことだったと思う。ま、恋愛以外には、あんまりレクリエーションのなかった時代だから、プラトニックから不倫まで、三角関係なんて当たり前、四角関係、五角関係の入り乱れたドロドロの恋愛絵巻、「万葉集」は、あたしにとっては、レディースコミックよりも刺劇的なのだ(笑)

 

だけど、「レディースコミックは好きだけど古典は苦手」って人は、里中満智子のマンガ、「天上の虹/持統天皇物語 」を読んで欲しい。このマンガには、2巻に「薬狩」のシーンが出て来るんだけど、薬狩の間は、男女が密会することはタブーとされてる。それなのに、その時期に、2組の男女がコッソリと密会してて、それをある人に目撃されちゃったから、さあ大変!‥‥なんてことも言ってみつつ、とにかく、仁徳天皇の時代(300年頃)から、持統天皇の時代(700年頃)は、「薬狩」は、大切なイベントとして行われてた。それで、そのシカの角を粉にした「薬」ってのは、病気を治すためのものじゃなくて、たくさんの愛人たちとのセックスライフをエンジョイするための「精力剤」だったのだ。

 

そして、この万葉集から約20年後の768年(称徳天皇の時代)に、平城京鎮護のために、奈良のシカを「神鹿(しんろく)」として神聖視して、保護することになった。これは、その昔、常陸の国(今の茨城県)の鹿島神宮から、武甕槌命(たけみかづちのみこと)が、「白鹿」に乗って御蓋山(みかさやま)に降り立ったって言う神話に基づいたもので、春日大社の社伝にも残されてる。それで、この時から1000年以上も、シカは神の使いとして、ずっと大切に保護されて行ったのだ。

 

でも、シカを神聖な生き物だとする信仰は、どんどんエスカレートして行って、しまいには、春日への参道でシカに会うと、人々は土下座して拝むようになった。そして、1300年頃の中世になると、コイズミが創価学会を利用して支持率を確保してるみたいに、政治家は人々の信仰心を利用して、自分の支持率を高めようとしはじめた。そのため、神鹿保護の規則はどんどん厳しくなって、シカを殺した者は、首を切り落とされたり、釜茹でになったりもした。

 

だけど、江戸時代(1600年頃)になると、増えすぎたシカによる農作物への被害が深刻になって、それまでとは一変して、今度はシカを害獣として駆除するようになった。それでも、奈良のシカだけは特別なものとして保護してたんだけど、明治(1800年後半)になると、明治維新の廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)によって、奈良のシカも害獣として射殺することが許可されちゃって、シカの数は激減したのだ。それで、このままじゃ歴史ある奈良のシカが絶滅しちゃうってことで、1891年(明治24年)に、「春日神鹿保護会」が設立されて、奈良のシカを保護することになった‥‥と思ったのもトコノマ、この保護会のオカゲでせっかく増え始めたシカも、今度は、太平洋戦争に負けて世の中がメチャクチャになって、多くのシカが食用にされちゃって、結局、80頭にまで減っちゃった。

 

その後、1947年(昭和22年)には、奈良のシカは天然記念物に制定されて、「春日神鹿保護会」は「奈良の鹿愛護会」って名前に改められて、今日まで、シカの保護育成に努めて来た。そして、現在では、約1200頭のシカが、公園内を自由に歩き回り、150円もするシカセンべに群がって来るようになって、観光客のオミヤゲまで強奪するほどのシカ天国になっちゃったってワケなのだ。

 

この、ニポンにおけるシカの歴史を見てみると、シカには何の罪も無いのに、人間の都合ひとつで、食料にされたり、精力剤にされたり、神様にされたり、害獣にされたり、天然記念物にされたりと、時代時代でその扱いはまったく違ってたってことが分かる。そして、ここまで読んで来て分かったと思うけど、「薬狩」って言葉は、俳句が生まれるずっと前に、その実体が無くなっていた季語だったのだ。こう言った季語を「古季語」って呼ぶんだけど、「古季語」は、俳句が生まれてから制定された一般的な季語とは、一線を画した存在理由がある。古季語には、俳句よりも遥かに歴史のある和歌や連歌の伝統的な流れがあって、これらの言葉を次世代へと伝えて行くことも、今、あたしが俳句を詠み続けてることの、ひとつの大きな意味でもあるのだ‥‥なんてことも言ってみつつ、最後に、もう一度、この2句をゆっくりと味わって読んでみて欲しい。

 

 

 枝岐れするふくらみの袋角  和生

 

 片方の出遅れてゐし袋角  和生

 

 

‥‥そんなワケで、同じ俳句でも、これだけの情報を得てから読むと、最初に読んだ時の何倍も深く鑑賞することができたと思う。俳句って、たった17音しかないけど、読み手のほうに読む力があれば、同じ俳句でも、人よりも深く鑑賞することができると思う今日この頃なのだ‥‥なんて感じでマトメちゃうと、オチがないんだけど、ま、シカたないか(笑)

 

 

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2006.02.19

きてるね!ビックル!

bikkle
ずいぶん前の話で申し訳ないんだけど、テレビのニュースを見てたら、脱法ドラッグの「ラッシュ」をアメリカから輸入して販売してた新宿の業者、「リッツ」が、警視庁生活環境課に摘発されて、世田谷区の社長の自宅とかが家宅捜索された‥‥ってニュースをやってた。それで、そのニュースのあとに、すぐにCMになったんだけど、それが、トヨタの「ラッシュ」って言う車のCMだった。あとから、哀川翔が一人二役なんだってことを知ったんだけど、初めて見たあたしは、哀川翔と生島ヒロシがやってんのかと思った‥‥なんてことも言ってみつつ、そのCMは、「アニキ、ラッシュはコンパクトカーなのに、視点がこのくらい高くなったんだよ!」とかって言って、最後に、「きてるね!ラッシュ!」とかって言ってたから、あたしは、飲みかけてたコーラスウォーターを噴き出した。

だって、「アニキ、ラッシュはコンパクトボトルなのに、効き目がこのくらい高くなったんだよ!」ってセリフに変えると、ラストの「きてるね!ラッシュ!」も含めて、あまりにも脱法ドラッグの「ラッシュ」のCMみたいだったからだ。でも、摘発されたってことは、もう「脱法」じゃなくて「違法」なのかな? あたしは、法律的なことは良く分かんないけど、ラッシュの何十倍も何百倍も体に害のあるタバコやお酒を資金源にしてる悪質極まりない政府が、あんな子供だましのオモチャを「違法」ってことにしたんなら、ますます子供たちはスピードとかバツとかを買うようになるだろうなって思った。

ラッシュなんて、ヘッドショップや大人のオモチャ屋だけじゃなく、そこらのアクセサリーショップやサーフショップでも普通に売ってたし、たった30秒くらいで終わっちゃうものを「ドラッグ」だなんて、アホかと思う。あんなもん、ドラッグとして使ってる人なんかいるワケないし、セックスしてる時に、イク寸前に吸って、女性は演技でイッてたのがホントにイッたり、男性は持続時間と快感を高めたりって、そんなレベルのものなのに‥‥なんて思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは、極めて一般的な人間なので、今まで成長して来た過程において、極めて一般的な経験がある。だから、ラッシュもやったことがあるんだけど、あんなもんをドラッグに指定するんなら、タバコやお酒やコーヒーやチョコレートのほうが、よっぽどドラッグだと思う。ま、どうでもいいけど、知らない人のために、チョコっと説明しとくと、ラッシュって言うのは、ちっちゃなビンに入った揮発性の液体で、カセットデッキのヘッドクリーナーとか消臭剤とかの名目で輸入、販売してるものだ。だけど、ホントの目的は、フタを開けて、ビンの口を片方の鼻の穴にくっつけて、もう片方の鼻の穴を指で押さえて、思いっきり吸い込む。そうすると、貧血で倒れる時みたいな感じになって、頭がパーッてなって、心臓がドクドクして、体がジンジンする。だけど、ホンの30秒くらいで終わっちゃうから、あんまり意味がない。それに、連続して3回とか4回とかやると、頭が痛くなって気持ちが悪くなる。

で、ラッシュって言うのは、たくさんある中の一番メジャーなボトルの商品名であって、ホントの呼び名じゃない。他にも、サーファーに人気のある「ライトニングボルト」だとか、子供たちに人気のある「コカコーラ」だとか、色んな商品があって、値段も、効き目の弱いのが1800円くらい、一番強力なのが3500円くらいで、平均的な効き目の「ラッシュ」は、普通のショップで2800円くらい、良心的なショップで2500円くらいだ。だけど、悪質なショップや通販なんかだと、5000円くらいで売ってたりもする。所詮はケミカルだから、体に良くないことは明確だけど、ケミカル物質だらけの食品を国民に食べさせてる政府が、こんなもんを取り締まるのも、なんだかなぁ〜って感じもする。

たとえば、モンキーバナナの皮の内側のスジを集めて、それを乾かしてナニしたり、チョウセンアサガオの種を砕いて、少なめのお湯で煮て、その煮汁をナニしたりってのは、法律で禁止されてるんだろうか? ある種のサボテンは、法律で禁止されたって話を聞いたけど、モンキーバナナやチョウセンアサガオは聞いたことないし、あと、猫に食べさせて毛玉を吐かせるための「キャットニップ」って言う草を乾かしてナニするのも、たぶん禁止されてないと思う。だって、普通にペットショップで売ってるから。

そう考えると、何が良くて何がダメなのか、一覧表みたいなのを作って、分かりやすくして欲しいと思う。キノコにしたって、ニポンにはたくさんのマジックマッシュルームが自生してて、コイズミの住んでる首相官邸の庭にまで生えてたくらいなんだから、どのキノコを食べたら法律で罰せられるのか、ハッキリとして欲しい。そして、そう言ったキノコが自生してるような場所には、イラスト入りの分かりやすいカンバンを立てて、「このキノコを採って食べるとラリッてしまうので、絶対に採らないでください。採った人は法律で罰せられます。」って書いておいて欲しい。

‥‥そんなワケで、子供のオモチャみたいな「ラッシュ」を法律で禁止にしたみたいだけど、車の「ラッシュ」のほうは、別に禁止にはなってない。で、このトヨタの「ラッシュ」って車は、実は、ダイハツの「ビーゴ」って車と同じなのだ。堂本剛が、ダラダラと歩いて来て、やる気なさそうに「ゴツかわいい」とか言ってる変なCMの車、アレがダイハツの「ビーゴ」なんだけど、アレとトヨタの「ラッシュ」は、ボディーもエンジンも何から何までまったく同じ車で、エンブレムが違うだけなのだ! なのだったら、なのなのだ!‥‥なんて強調することもないけど、同じ車をトヨタとダイハツで売るってのは、前からやってたことで、別にビックルを飲むようなことじゃない。

ま、あたしとしては、まったく興味の無い車だから、別にどうでもいいことなんだけど、もしもどっちかを買わなきゃならないとしたら、とにかくトヨタは大っ嫌いだから、ダイハツの「ビーゴ」のほうを買う‥‥って言うか、あたし的には、できれば、ダイハツの「コペン」が欲しい。その昔、松田聖子が、テレビで「好きな車はマツダのカペラ」って言ったら、マツダからカペラをプレゼントされたって言う伝説があるけど、あたしが日記に「好きな車はダイハツのコペン」って書いても、たとえ100回書いても、決してダイハツからコペンはプレゼントされない。何でかって言うと、あたしは、これまでに数え切れないほど「ビックル」って書いてるのに、未だにサントリーから「ビックル」を送って来ないからだ(笑)

だけど、あたしが、サントリーの「ビックル」のCMに出て、驚くたびにビックルを一気飲みするってのをやったら、売り上げが倍増して、ギャラの代わりにビックル1年ぶんをくれるかも知れない。どうせなら、ダイハツの「ラッシュ」と同じシチュエーションのCMにして、あたしが1人2役で、「姉さん、ビックルはコンパクトドリンクなのに、ビフィズス菌を活性化させるキシロオリゴ糖を100グラムあたり0.2グラムも配合してんだよ!」とかって言って、最後に、「きてるね!ビックル!」とかって言ってから、一気飲みをしてみたらどうだろう?

‥‥そんなワケで、今や、全国的にビックルの大ブームだけど、あたしが良く行くコンビニには、残念なことに、ビックルは置いてない。だから、実際には、ピルクルを買ったり、マミーを買ったりしてる。とは言っても、そんなにヒンパンには買えないけど、何か飲み物を買う時には、なるべく紙パックのものにしてる。そのほうが安いし、飲み終わったあとも燃えるゴミだから、ナニゲに環境に良さそうな気がするからだ。だけど、これほど「ビックル」「ビックル」言いながら、実際には「ピルクル」のほうを多く飲んでるってのも後ろめたいので、あたしは、できるだけビックルを探すようには心がけてる。それなのに、今日は、ビックルどころか、ピルクルどころか、まったく関係の無い日清ヨークの「愛媛いよかん、いい予感」てのを買っちゃって、これがまた予想以上に美味しかったので、どうしたもんかと思ってる今日この頃なのだ(笑)


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2006.02.18

痛みの先の人間国宝

sakana
とりあえず、「坂上みきさん、ご結婚(予定)おめでとう!」ってことでスタートするけど、あたしは、ここんとこ、風邪を引いたり、忙しかったり、過労ぎみだったりと、モロモロの理由で、ずっとお酒を飲んでなかった。でも、意識して禁酒をしてたワケじゃないから、ちょっとワインをゴチソウになったり、晩ごはんの時に缶チューハイを飲んだりした時もあったので、完全に「ずっとお酒を飲んでなかった」ってワケじゃない。ただ、酔うまで飲むことはなかったってことだ。それで、体調もずいぶん良くなって来たし、坂上みきさんの結婚も決まったしってワケで、ゆうべは、久しぶりにのんびりできる時間があったので、腰を落ち着けてお酒を飲むことにした。

あたしは、焼酎やニポン酒を飲むことが多くて、メッタにウイスキーは飲まない。だから、ずいぶん前に、サントリーの「角瓶」の復刻版て言うのをいただいたんだけど、ずっとタンスの上に飾ってた。箱に書いてある説明によると、ボトルのデザインだけじゃなくて、味も昔の角瓶を再現してあるそうで、「現存する昭和20年代の角瓶レシピを参考とし、山崎蒸留所の山崎ウイスキー館に残る現物の中味をブレンダーがテイスティングして、香味を再現しました。」って書いてあった。それで、ゆうべは、ブタバラ肉と一緒にいただいた健康ブタのウインナーがあったので、それをオツマミにして、角瓶の復刻版を飲んでみることにした。

あたしは、ウインナーを炒めて、塩コショウをパラリと振って、グラスと氷とお水を用意した。あまりにも簡単だけど、ウインナーはとっても上質のものだし、お塩もちゃんとしたものだし、氷もお水もミネラルウォーターだから、なかなかのラインナップで、ナニゲに、美味しんぼの海原雄山にもホメられそうな気がする。これで、ひとりで夜中にのんびりと飲むんだから、ものすごくゼイタクなヒトトキって感じの今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは、せっかくだから、坂上みきさんのお祝いも兼ねて、何か映画を観ながら飲もうと思って、「Gyao」にアクセスしてみた。そしたら、ナナナナナント! あたしの大好きな「魚と寝る女」が配信されてた! 2005年4月27日の日記でもリトル紹介したけど、この映画は、韓国のキム・ギドク監督の作品で、どこか、つげ義春の世界観にも通じるような独特の感性を持った監督だ。韓国映画って言うと、「ペ」だとか「ピ」だとかのくだらないアホ映画にばかりにスポットが当たってるけど、そう言った映画の印象だけで「韓国の映画なんてバカバカしくて観てらんない」って決めつけずに、キム・ギドク監督の作品だけは、観ておいたほうがいいと思う。

キム・ギドク監督は、「ヘタクソ!」とか「下品!」とか「猟奇的!」とか言われて、ずっとヒドイ評価をされて来た監督なんだけど、あたしは、すごい監督だと思ってる。この「魚と寝る女」は、1999年に発表された4作目の作品で、あたし的には、思いっきりツボにストライクの映画だ。色々と説明しても意味が無いので、今日の日記の最後にURLを貼っておくから、興味のある人は観てみて欲しい。3月1日までの配信なので、それまでならタダで観ることができる。一応、「R−18」の指定になってるけど、こんなこと書いていいか分かんないけど、あたしの感覚だと、中学生以上なら観ても構わないと思う。

で、あたしは、濃いめの水割りをチビチビと飲みつつ、美味しいウインナーをパクパクと食べつつ、大好きな「魚と寝る女」を観たんだけど、この映画って1時間30分くらいなので、まだ飲み足りないうちに終わっちゃった。あたしは、長い映画は苦手なんだけど、お酒のオツマミとして映画を観てる場合は、真剣に観るってよりもBGM的に観てるから、あんまり早く終わっちゃうのも困る。それで、もう1本、何か観ることにした。

‥‥そんなワケで、今度は邦画にしようと思って、「Gyao」の邦画プログラムをザッと見たら、「レッド・ハープ・ブルース」って言う映画があった。解説を読んでみたら、「夏の大阪、天王寺。陽児(鳥羽潤)は、ブルースバンドでいつか有名になろうと夢見ながら、冴えない毎日送っているフリーター。ある日、陽児は伝説のブルースハープを持つ者がいることを知り、ついに持ち主の男を探し出したが、ブルースハープは譲ってもらえず、振り回されるばかり。それでも執着する陽児にバンドメンバーも恋人も愛想をつかし、バイトもクビに。そんな時、持ち主の男が現われて…。」って書いてあって、「牡丹と薔薇」の大河内奈々子も出てるし、あたしの大好きな憂歌団の木村充揮も出てるって書いてあったから、この映画を観てみることにした。時間も1時間40分くらいなので、ちょうどいいかなって思った。

主役は鳥羽潤で、仲間とアマチュアのブルースバンドをやってて、彼女役が大河内奈々子だった。それで、観終わった感想としては、前半は、これからどうなるのか、ワリとワクワクしながら観てたんだけど、後半はダラダラで、結局、何にもならないで終わっちゃって、イマイチって感じだった。前半では、主人公がバイトしてるライブ飲み屋さんで、憂歌団の木村充揮がギターの弾き語りでブルースを歌ってて、そこに伝説のブルースハープを持ってることになってるミッキー・カーチスが飛び入りしてギグるってシーンなんかもあって、あたし的にはツボだった。だけど、中盤からは、まるでイイワケ大臣の中川昭一みたいに、四六時中、酔っぱらってるだけのストーリーで、なんだかなぁ〜って感じだった。

でも、ホンのチョコっとだったけど、木村充揮の歌ってるシーンが見れたし、「ま、いっか!」ってことにした。ニポンのブルースバンドって言えば、今は無き憂歌団がナンバーワンだし、ニポンのロックバンドって言えば、今もあるシーナ&ザ・ロケッツがナンバーワンだし、ニポンのホニャララバンドって言えば、ザ・ナンバーワンバンドがナンバーワンだし、この中の主要メンバーのひとりを見られたってことは、それだけでも国宝的な価値がある‥‥ってことは、木村充揮とか、鮎川誠とか、小林克也とかは、人間国宝なのか?

あたし的には、ぜひ、この3人を人間国宝に推薦したいけど、でも、それだったら、まずは玲奈ちゃんを人間国宝にすべきだと思うし、22日にリリースされるMAXのニューアルバム、「Jewel of Jewels」は、絶対に国宝に指定すべきだろう。特に、DVD付きのほうのアルバムは、誰が何と言ったって国宝以外のナニモノでもない‥‥なんてことも言ってみつつ、この「人間国宝」って言葉は俗称で、正式には「重要無形文化財保持者」って言うそうだ。つまり、この呼び方から考えると、その人自身を国宝に指定するんじゃなくて、その人の持ってる技術とか能力とかを国宝に指定するってことみたいだ。

だから、その人自身は、あくまでも重要無形文化財の保持者、国宝の保持者ってことで、その人自身は別に偉くない。偉いのかも知れないけど、それは、重要無形文化財に指定された技術や能力を持ってるから偉いのであって、その技術や能力が無くなったら、タダの人ってことになる。たとえば、歌舞伎役者でも陶芸家でも、歌舞伎を演じたり陶器を作ったりできてるうちは人間国宝だけど、年を取りすぎて歌舞伎や陶芸ができなくなったら、もう重要無形文化財は保持してないワケだから、人間国宝じゃなくなるってことだ。

とは言っても、一度、人間国宝に指定したら、よほどのことがない限り、取り消しにすることはないと思う。年を取って歌舞伎や陶芸ができなくなっても、後継者を指導したりして、その技術を後世へと伝えるって役割があると思うし、そのために、あたしたちの税金から人間国宝の皆さんへ支払われてるのが、年間200万円の助成金なのだ。今、全国に、何人の人間国宝がいるのか知らないけど、そのすべての人達に、毎年、200万円ずつが支払われてる。こんな書き方をすると、なんか文句を言ってるみたいだけど、そうじゃなくて、あたしとしては、思ったよりも安いなあ‥‥ってのが正直な感想だ。ノーベル賞の賞金だって1億3000万円なんだから、もうちょっと高くしてあげてもいいように思う。

あっ! そうか! ノーベル賞の賞金は1回で終わりだけど、人間国宝は「毎年200万円」だから、10年で2000万円、100年で2億円だ!‥‥って、そんなに長生きしちゃったら、別の意味で人間国宝だと思うけど、それにしても、60才で人間国宝に指定されて90才まで生きれば、30年間で6000万円ももらえるんだから、悪い話じゃない。だけど、ニポンの伝統芸能や伝統文化を後世に伝える人間国宝が年間200万円で、たった10年しか働いてない国会議員の議員年金が年間412万円、美少年好きの中曽根康弘に至っては、年間744万円ももらっていやがる。この現状を見れば、議員年金なんか廃止にして、そのぶんを人間国宝に払ったほうが何百倍もマシだろう。

‥‥そんなワケで、「魚と寝る女」のキム・ギドク監督は、「残酷なシーンほど、もっとも美しい。」って名言を吐いたけど、これは、残酷なシーンの先にある美、痛みの先にある快感って言う、SM的なレトリックを使った映像表現のことなのだ。だから、観る者に与えるのは、あくまでも「快楽」であって、本物のSMキング、コイズミの「痛みをともなった改革」のように、社会的弱者を次々と抹殺してしまう悪政とは、まったくの正反対だ。現実の世界では、史上最悪の独裁者によって、お年寄りや身体障害者などは病院へ通うことすらできなくされちゃったけど、せめて映画の世界くらい、痛みを超えたところにある快楽を味わって欲しいと思う今日この頃なのだ。


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 「魚と寝る女」

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2006.02.17

ご遺族の思い

2月8日と12日の日記に、沖縄で亡くなった野口英昭さんのお姉様と奥様のメールを紹介して、このまま「自殺」と断定して終わらせてしまうことに対して、ご遺族はまったく納得していないと言うことを伝えた。だけど、先日の某テレビ局の奥様のインタビューを見ると、「再度、沖縄に行って、防犯カメラの映像を見たり警察の説明を聞いて、自殺だったと納得した」と言うような印象を受けた。あたしは、今も、お姉様とメールのやり取りをしているので、2人とも以前と変わらずに「自殺」には疑問を持っていることや、再捜査を望んでいることを知っていたので、どうして奥様があのような発言をしたのか、お姉様に聞いてみた。


件名: こんばんは/きっこ
日時: 2006年02月1X日

●●さま、こんばんは。
奥様がテレビのインタビューで、「沖縄に行って防犯カメラの映像を見たり警察の説明を聞いて自殺だったと納得した」というような話をしているため、これで終わらせようとしている流れに拍車が掛かってしまいました。
奥様は、なぜ、あのような発言をなさったのでしょうか?
これでは、この事件をうやむやに終わらせたいと考えている人たちの思うつぼです。
(後略)


送信者: ●●●●
件名: おはようございます。ありがとうございます!
日時: 2006年02月1X日

●●子さんは、決して「納得した」とコメントしたのではなかったらしいのですが、その前後の部分をカットして、「納得した」という流れの番組にされてしまったらしいです。
朝からずっと、自宅の前を動かずにカメラを構えているマスコミにうんざりしてしまって・・・しかたなくインタビューに応じてしまったらしいです。
・・・このまま終わってしまったら・・・と考えると、「じっとしていられない!」と言うのが家族全員の今の気持ちです。
(後略)


送信者: ●●●●子
件名: 沖縄の件
日時: 2006年02月1X日

きっこさま
姉からきっこさまのメールのことを聞き、ショックをうけました。この間のインタビューは、沖縄から帰ってきたばかりで、気持ちの整理ができていないまま答えてしまいました。あのテレビを見た人達は、主人が自殺したことを私が100%納得して、もうこれでいいんだと思っていると思いますが、全く違います。もし、みんなの証言がうそで、真実を隠そうとしているのなら、できることはすべてするつもりでいます。
でも、解剖した先生の説明は、とてもわかりやすく、あと3ミリずれていたら死んでいなかったかもしれないと言われ、自分で傷つけたのかもしれないと思ったことは事実です。解剖の写真を見て、首にも片側ずつ3本と2本傷があり、ためらい傷もありました。思っていたよりも素人が見ると大きな傷でした。手首と首の傷の深さは1センチもいっていないということでしたが、写真は目に焼きついており、あんなに体を傷つけて、涙がとまりません。ホテルの証言、警察の説明が本当なら、部屋は密室ということになりますが、ホテルの証言はうそなのでしょうか?警察の防犯カメラは何か手を加えてわかりずらくしたのでしょうか?
沖縄に行って、実際カプセルホテルに行ってみて、ここは主人が決めたのではなく、誰かに指定されたんだろうと思いました。もちろん包丁も主人が買ったとは特定できていません。自殺を決意していたとしたら、なぜ東京ではなくて、沖縄だったんだろう?知りたいことは、山ほどあります。
今の正直な気持ちは、みんなの証言が本当なら、自殺なのかもしれないと思います。でも、沖縄に行ったのは、自殺するためではなく、絶対に何か別の理由があり、ホテルも誰かに指定され、最初から自殺しようと思っていたのではない、と思っています。
(後略)


件名: こんにちは/きっこ
日時: 2006年02月1X日

●●子さま、こんにちは。
テレビで●●子さまのインタビューを見た多くの人は、「奥様が自殺と認めた」「警察の説明に納得した」と思ったでしょう。前回のメールでもお伝えしましたが、テレビは長いインタビューを短く編集をするため、ものごとが正しく伝わりません。
前回の日記で、●●子さまの本当のお気持ちを訴えたところだったのに、あのインタビューによって、「きっこの日記に掲載されている奥さんやお姉さんのメールはニセモノではないか?」という呆れ果てた噂までが流れはじめてしまいました。
(後略)


送信者: ●●●●子
件名: Re: こんにちは/きっこ
日時: 2006年02月1X日

きっこさま
私の軽率な行動で、すべてをぶち壊すところであったことを深く反省しております。
テレビで報道されたインタビューは、私の伝えたいこととは全く違いました。自分で見ていて、これではインタビューを見ている人が、”私が自殺を認めて納得している”というふうに思ってしまうと、とても心配していました。
インタビューには、沖縄に行って感じた疑問や不可解なことをいろいろと話したのに、その部分はすべて編集でカットされていて、まるで私が自殺を認めたというように作られていて、とてもおかしいと思いました。
あれは、私の本心ではありません。夫の死に対しては、不可解なことが多すぎて全く納得していません。私は、夫は沖縄に行く必要があったから行った、ホテルも夫が選んだのではなく、誰かに指定されたのだと思っています。
(後略)


‥‥そう言うことで、奥様によると、テレビ局のインタビューには、現場のホテルに行ったり、警察の話を聞いた上で、あらためて疑問に思ったことや不可解に感じたことをたくさん話したそうだ。しかし、それらの部分は、なぜか、すべて編集でカットされたようだ。ここで、あたしが個人的な見解を書くと、よけいに邪推するような人たちも出て来ると思うので、今回は、メールを掲載するだけにした。当然、メールの掲載の許可もいただいているし、奥様もお姉様も、テレビを見た人たちの誤解をときたいと思っていることは事実だ。そして、最後に言っておくけど、ご遺族は今でも「まったく納得していない」のだ。


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2006.02.16

ハッピー鍋とムナシー鍋

toko2
ゆうべのフジテレビの「空飛ぶグータン」は、バラエティーは初めてっぽい古内東子が出るから、あたしは、リトル楽しみにしてた。ちなみに、「空飛ぶグータン」てのは、誰でも分かるように「空飛ぶジュータン」にカケてあるタイトルで、「グータン」てのは、フランス語で、センスとか趣味って意味の「gout(グー)」と、時間とか過ごし方って意味の「temps(タン)」を合体させた造語で、「楽しい趣味の時間」て意味だそうだ。ついでに書いとくと、ネコとヤナギが合体して生まれたのがネコヤナギってワケで、ウシとカエルが合体して生まれたのがウシガエルってワケで、ハマちゃんとミチコさんが合体して生まれたのが鯉太郎ってワケだ‥‥なんてことも言ってみつつ、「空飛ぶグータン」では、酔った古内東子がすごく可愛いかった。古内東子は、あたしと同い年だし、お誕生日の月まで一緒だし、ファッションの傾向も近いので、すごく好きなんだけど、あたしは歌を知ってるくらいで、どんな感じの人なのかは知らなかった。だけど、ゆうべの番組を見たら、すごくチャーミングでステキな人だった。

今回は、優香と浅香友紀と3人で、北青山のイタリアン、「Sol Levante(ソル・レヴァンテ)」に行ったんだけど、このお店は、あたしも行ったことがある‥‥って言っても、あたしは、ティラミスを食べただけなんだけど。で、酔った古内東子は、恋愛の話題になった時に、「Aさんと付き合ってる時に、その人のことを想って書いた曲をAさんと別れてBさんと付き合った時に、Bさんのことを想いながら歌える」って言おうとして、「Aさんのことを想って書いた曲をAさんと別れてCさんと付き合った時に〜」って言っちゃった。それで、それまで真剣に聞いてた優香が、何でBさんを飛ばして、突然、Cさんが出て来たんだろう?ってことで「はにゃ?」ってなっちゃって、言い間違えた古内東子のほうは、両手でホッペを押さえて、ブラックジャックのピノコの「アッチョンプリケ〜!」みたいな顔をした今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは、この前のカレーも食べつくし、北青山のイタリアンどころか、戸越銀座の定食屋さんにも、西日暮里のカレー屋さんにも、もちろん行く余裕がない。だけど、毎日カレーを食べてて、そのカレーを食べつくしたとこなんだから、お金があっても、西日暮里のカレー屋さんに行く人はいないだろう‥‥って言うか、あたしは、西日暮里にカレー屋さんがあるのかどうかを知らない。その前に、東京以外の人に、念のために言っとくと、「西日暮里」ってのは「にしにっぽり」って読んで、東京の荒川区って言う、千葉県に近いとこにあるダウンタウンで、あたしは東京生まれだけど、一度も行ったことがない。ただ、知る人ぞ知る「少年タケシ」の中の「西日暮里ブルース」を見てたら、「西日暮里のカレー屋」って言うのがあって、「カレー」って文字が「ヤフー」になるって言うギャグだったのが面白かったので、ナニゲに行ってみたいと思っただけだ。

ま、そんなこたーどうでもいいんだけど、あたしは、色々とお世話になってる人から、昨日、健康飼育の健康ブタのバラ肉をいただいた。しゃぶしゃぶ用の薄切りのお肉で、400グラムもあった。それで、久しぶりの高級食材を母さんと一緒に食べようと思って、帰りにスーパーに寄って、ハクサイと長ネギと春菊とシイタケとエノキとお豆腐を買った。いつもはおサイフと相談しながら買うものを選ぶんだけど、昨日は、母さんと一緒に食べようと思ったので、お金にイトメをつけないでお買い物をした‥‥って言っても、ぜんぶで800円くらいだったけど、あたしにしてみたら大金だ。

それで、夜は母さんのとこに行って、土鍋で「しゃぶしゃぶ風のお鍋」をした。お肉以外をぜんぶ入れたお鍋を作って、隙間にお肉を入れて、火が通ったら、お野菜と一緒に食べるって感じにしてみた。ゆずポンに、もみじおろしをたっぷり入れて、そこに春菊とかシイタケとかを入れて、それをブタバラ肉で巻いて食べた。これが、もうメチャクチャに美味しくて、母さんと2人で、食べて食べて食べまくって、何もしゃべれなくなるほど食べまくった。普通は、お鍋の最後に雑炊を作ったり、おうどんを入れたりするんだけど、2人ともお鍋だけでお腹がパンパンで、とても食べられる状態じゃなかった。だから、お鍋に残ったおつゆは取っておいて、次の日に雑炊にすることにした。

それにしても、お鍋って、美味しいだけじゃなくて、とっても幸せな気分になる。だけど、あたしがいつもやってる、小さい土鍋でやる「ひとり鍋」は、イマイチ幸せ感に欠ける‥‥って言うか、場合によっては、ムナシクなる。玲奈ちゃんも、良く「ひとり鍋」をやるみたいだから、あたし的には、愛する玲奈ちゃんも良くやってる「ひとり鍋」をあたしもやってる‥‥って部分に幸せ感があるんだけど、サスガに、いつもいつも「ひとり鍋」ばっかだと、ワビやサビを通り越して、ムナシクなって来る。

ま、あたしの場合は、そのシチュエーションだけじゃなくて、「お豆腐と長ネギだけ」とか、「お豆腐とシイタケだけ」とか、そう言った具材にも問題があるんだと思う。特に、煮えすぎてトロトロになっちゃった春菊とかは、ひとりだとムナシサが倍増するし、最後に1本だけ浮いてるエノキとかをボケーッと見てると、人生そのものが小さな土鍋の中に集約されてるような気持ちになって来て、「ムナシー」の最上形の「ルナシー」って気分になって来る。

‥‥そんなワケで、ゆうべは、すごく久しぶりに、シチュエーションとしても具材としてもサイコーのお鍋を食べられたので、あたしは、精神的にも肉体的にも大満足できた。何よりも、母さんが喜んでくれたのが、ホントに嬉しかった。その上、帰って来てからは、日記を書いてからリトル仮眠もできたし、「空飛ぶグータン」で古内東子の可愛いいシーンも見られたし、色んな意味でハッピーな1日だった。これで、栄養的には十分すぎるほど満タンになったので、また明日から、元気でがんばろうと思う今日この頃なのだ。


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2006.02.15

沖縄はニポンの宝

henoko
沖縄の辺野古(へのこ)と言えば、この国の宝とも呼べる美しい海のある土地なのに、そこをメチャクチャに破壊して、恐ろしいアメリカ軍の海上飛行場を作ろうとしてることでオナジミだ。ようするに、コイズミのために貧乏クジを引かされたのがこの土地ってワケなんだけど、ここで、信じられないような事件が起こった。1月22日の夜の7時半ころ、日山実さん(26)が浜辺で焚き火をしていたら、突然、3人のアメリカ兵がやって来て、何の理由もなく、日山さんに暴行と恥辱を加えたのだ。

イギリス兵たちが、寄ってたかってイラクの少年たちに暴行を加えた事件は、ニポンでも少しは報道されたけど、このニポンでのアメリカ兵たちの暴行事件は、ナゼかほとんど報道されない。ニポンでのアメリカ兵による強姦や暴行、果ては強盗や殺人は、数え出したらキリが無いけど、東京に近い神奈川などの事件はともかく、遠く離れた沖縄の事件は、ほとんどが首都圏では報じられない。これは、もちろん、政府によるアカラサマな情報操作によるものだ。

日山さんは、広島出身で、去年の7月に憧れの沖縄にやって来て、沖縄で働きながら滞在している。そして、この日は日曜日だったので、浜辺で続いている移設反対の座り込みに参加するために、辺野古海岸に来たそうだ。それで、浜辺で焚き火をしていたところ、突然、3人のアメリカ兵が近づいて来て、野戦用の大きな懐中電灯で日山さんのことを照らした。そして、焚き火を消すように指示し、日山さんが焚き火を消すと、今度は、3人で笑いながら日山さんのことをこづき回して、砂浜に四つんばいにさせた。砂浜には、うるま市に住む稲福政吉さん(60)が、毎日書き続けてる「普天間基地はアメリカへ持っていけ!」って言う大きな英文があるんだけど、それを四つんばいにさせた日山さんに、素手でぜんぶ消させたのだ。

日山さんは、「膝を少しでも持ち上げると、背中を押し付けられた。これを見ていた他の2人の米兵たちは、面白そうに笑っていた」と言っている。この国で一番美しい海が、ワガモノ顔のアメリカ兵たちの野蛮な行為と、ホニャララ団と癒着した守銭奴企業によるホニャララ開発事業によって、メチャクチャにされようとしてる。将来は沖縄に住みたいと思ってるあたしとしては、この2つのファッキンな粗大ゴミを今のうちに片付けておきたいと思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは、沖縄が大好きだ。沖縄には、お友達もいっぱいいる。美しい海と、あったかい人たち、ホントに沖縄はニポンの宝だと思ってる。それなのに、腐りきった政府と守銭奴企業とホニャララ団って言う、この国から消えて欲しい三バカがひっついて、金儲けのために美しい沖縄を食い潰そうとしてる。それだけだって大変なことなのに、さらにアメリカ兵たちの凶暴な犯罪が横行してるんだから、どんなに住みたくたって、恐ろしくて住めやしない。美しい島を破壊してカジノを作りたいんなら、東京の夢の島に作れ! 素晴らしい自然を破壊して巨大なホテルを作りたいんなら、東京湾に作れ! コバルトブルーの海を破壊して殺人兵器の発着場を作りたいんなら、東京都庁の隣りに作れ!‥‥って思う。

ニポン人が、ニポンの中で、ただ焚き火をしていただけなのに、突然現われたアメリカ兵に、四つんばいにさせられ、背中を押し付けられ、笑われ、さんざんこづき回される。こんなデタラメなことが、果たして許されるだろうか? 日山さんは、砂浜の文字を消させられたあと、そこに大きく「SORRY(ごめんなさい)」と書かせられたと言う。それから、今度は、民間地域とアメリカ海兵隊のキャンプ・シュワブとの境の有刺鉄線に結んであるリボンを取るように命令された。このリボンは、飛行場移設に反対する市民たちが、赤や白などのリボンに、「基地のない平和な土地を」などのメッセージを書き、自分たちの意志表示のために、有刺鉄線に結んでいたものだ。日山さんは、アメリカ兵に脅されながら、ズボンのポケットがパンパンになるまでリボンを取らされ、やっと開放されたのは、1時間以上も過ぎてからだった。日山さんは、「ここへ来た人たちの思いを込めたリボンを自分が取り外すのは心が痛んだ」って言っている。

そして、日山さんは、「沖縄ではアメリカ兵による暴行、殺人などが多いと聞いていたので、昨夜は殺されるのではないかと、とても怖かった。四つんばいにさせられ、とても屈辱的だった。沖縄は今もアメリカの植民地だ」と怒りをぶちまけている。この事件は、名護警察署、名護市役所、那覇防衛施設などに通報され、沖縄の新聞では報道されたんだけど、首都圏ではまったく報道されなかった上に、アメリカ側からの回答は、「そんな事実は無い」って言う、あいた口が二度と閉まらないようなトンデモナイものだった。

‥‥そんなワケで、この呆れ返る事件からたった2週間しか経っていない2月5日には、今度は、同じ辺野古の集落内で、アメリカ兵によるレイプ未遂事件が起こった。2月5日の深夜0時ころ、歩いていた地元の女性に、暗闇に隠れて待ち構えていたアメリカ兵が、突然、襲い掛かったのだ。たまたま現場を通りかかった地元の男性が、トッサに助けに入ったところ、そのアメリカ兵に殴り倒され、しばらくもみあいになり、アメリカ兵は逃げて行った。この事件は、地元の新聞などにも取り上げられなかったし、事件が起こったこと自体、地元の一部の人にしか知られていない。

百歩譲って考えた場合に、飛行場移転に反対する住民に対して、アメリカ兵たちが反感を持ち、結果として暴行を加えたと言うのは、理屈的には分からないでもない。だけど、暗闇に隠れていて、歩いて来た女性を無差別に襲うと言うのは、百万歩譲って考えても、絶対に許すことのできない大犯罪だ。今回は、たまたま地元の男性が通りかかったから、この女性は無事だったけど、そうじゃなかったら、レイプされた上に殺されてた可能性だってあるのだ。

記憶に新しいけど、今年の1月3日には、横須賀に住んでいたパート社員の佐藤好重さん(当時56才)が、空母「キティホーク」の上等水兵、ウィリアム・オリバー・リース(21)によって、惨殺された。三が日から出勤していた働き者の佐藤さんは、通勤途中にこのアメリカ兵に襲われ、メチャクチャに暴行され、殺されてしまった。佐藤さんの遺体は、肋骨を6本と鼻骨の折れた無残なものだったそうだ。一歩間違えば、辺野古の女性も、同じように悲惨なことになっていたのだ。

沖縄では、1995年から2005年までの11年間に、アメリカ兵による殺人、強姦、放火、強盗などの凶悪犯罪が34件も起こり、52人が摘発されてる。だけど、これらは、それこそ氷山の一角で、立件できなかったものや被害者が泣き寝入りしているもの、また、未遂事件などを含むと、数え切れないほどの数になる。そして、政府の情報操作によって、それらはほとんど報じられていない。たとえば、今年の1月7日には、沖縄県北谷(ちゃたん)町の米軍キャンプ瑞慶覧(ずけらん)の近くで、タクシーの運転手が、3人組のアメリカ兵に売上金を奪われる強盗事件が起こってるけど、この事件を知っているニポン人が、どれだけいるだろうか?

この悪質極まりない事件の犯人は、瑞慶覧のキャンプに所属する海兵隊上等兵のヘンリー・モーガン(20)、レジナルド・ローリー(21)と、あともう1人なんだけど、この「あともう1人」ってのは、有力者の息子だったので、名前も公表されない上に、事件後にはトットとアメリカに帰っちゃった。そして、名前が公表された2人に関しても、アメリカ側は、「必要な捜査は終わった」として、ニポン側の身柄引き渡し要求をツッパネたのだ。これじゃあまるで、伊藤公介や飯塚洋の証人喚問をツッパネ続けてる自民党と同じで、ようするに、身内の犯罪者を組織ぐるみでかばってるってだけの話なのだ。

‥‥そんなワケで、アメリカの基地の建設や移転に関しては、とてもヒトコトじゃ片付けられない大きな問題だから、あたしは、今回は言及を避けるけど、アメリカ兵たちがニポンの国内で犯す凶悪犯罪に関しては、絶対に許すことができない。こう言ったアメリカ兵たちの犯罪に対して、アメリカの狂牛肉の問題と同じように、ニポンの政府は、「単なるリスク」としてしか考えていないことは、犯罪の事実そのものを報道させないように圧力をかけている現状からも良く分かるだろう。通勤中に襲われて惨殺された女性、夜道で襲われてレイプされかかった女性、これらが「単なるリスク」と呼べるだろうか? これらの凶悪犯罪を「牛丼を食べて狂牛病に感染する確率」と同じように考えられたら、その土地に住んでる人たちは、たまったもんじゃないだろう。辺野古に住むある男性は、「基地ができれば地元にお金が落ちるようになるけれど、米兵の犯罪が増えることが分かっているから、基地には反対している」って言っている。基地は必要かも知れないけれど、凶悪なアメリカ兵たちの犯罪が恐い‥‥あたしは、この言葉こそが、真実の声なんじゃないかと思った今日この頃なのだ。


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2006.02.14

猫のバレンタインデー

usagi
今日は「バレンタインデー」だったけど、丸ノ内だか新橋だかのOLやサラリーマンにアンケートをとったところ、女性の75%以上と、男性の60%近くが、「バレンタインデーなんか無くなって欲しい」って答えたそうだ。女性の理由で多かったのは、「お金が掛かる」「気を使う」「バカバカしい」などで、男性の理由で多かったのは、「もらった数などを他の男性と比べられるのがイヤだ」「ホワイトデーのお返しに気を使う」などだった。でも、これらの理由を見ると、「バレンタインデーがイヤだ」ってよりも、「義理チョコって言う風習がイヤだ」って感じがする。

1年に1日だけ、「好きな人にチョコを贈って自分の気持ちを告白する」って言う本来の意味でのバレンタインデーなら、ぜんぜん問題は無いと思う。ホントに好きで、まだ告白してない相手に対してだけ、チョコを贈っていいことにすれば、お菓子業界は困るかも知れないけど、セクハラ部長にまで義理チョコを配る必要もなくなるし、少なくとも、この時期のOLやサラリーマンたちの悩みは解消されるだろう‥‥なんてことも言ってみつつ、「WaT」のウエンツ瑛士は、「バレンタインデーにはどんなチョコをもらったら嬉しいの?」って質問に対して、「どんなチョコでも、その人が選んでくれたものなら、何でも嬉しいです」なんて、優等生アイドルみたいなことを言ってたけど、相方の小池徹平は、「ボクはナッツが好きなので、もらって嬉しいのは中にナッツが入ってるチョコですね」って、思いっきり自分の好みを言ってた。

でも、中途半端に世渡り上手なウエンツ瑛士と、無邪気で子供っぽい小池徹平のコンビだからこそ、2人の長所と短所がうまいこと合わさって、「WaT」は成功したんだろうな。それとも、良く分かんないけど、ジャニーズ事務所ですら妨害できないほどの強大なる所属事務所の力なのか?‥‥なんて予想してみた今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?(笑)


‥‥そんなワケで、世の中は数日前からバレンタインデーっぽかったけど、あたしには「ガス代を振り込む」って言う大きなイベントがあって、こっちのほうが何倍も重要だった。だけど、何万円も溜まってるワケじゃないし、とりあえずは2ヶ月分だけ振り込めば止められないので、オトトイ、封印してたカードで1万円キャッシングして、それで振り込んだ。ついでに、止められてた予備のケータイ代も振り込んだけど、それでも1500円くらい残ったので、持ってたお金と合わせて3000円くらいになった。その流れで今日になったので、世の中はバレンタインデーってことで、あたしも、チョコを買うことにした。だけど、誰かにあげるなんてモッタイナイから、当然、自分で食べるためだ。

それで、テキトーなコンビニに寄ってみたんだけど、サスガに、「バレンタインデーですよ〜♪」って感じのコーナーのそれらしいチョコは、高いワリに内容が薄いし、自分でリボンを解いて食べるのもムナシーから、普通のお菓子コーナーへ行った。それで、キットカットの「さくら風味」にしようか、ルックの「パフェ・ア・ラ・モード」にしようか迷いつつ、他も見てみたら、駄菓子っぽいのを並べてるコーナーに、可愛らしいチョコを発見した。カバヤの「プチチョコうさぎ」って言うやつで、プリンみたいな形の容器に入ってて、ホワイトチョコのウサギとイチゴチョコのウサギが入ってるみたいだった。それで、コアラのマーチみたいに、マンガっぽいキャラのウサギだったら、あんまり触手が動かなかったんだけど、フタの絵を見たら、雪で作る雪ウサギみたいな形をしてて、すごく可愛かった。それで、このチョコを買ってミルコ・クロコップ‥‥じゃなくて、このチョコを買ってみることにした。

それにしても、100円のチョコを1個買っただけで、こんなに長く文章を書いちゃうんだから、われながらワンダホーってワケで、このアトは、「プチチョコうさぎ」を食べてみた感想を3000文字くらい書いてやろうかな?‥‥なんてことをしてたら、サスガに読んでくれてる人に申し訳ないので、感想としては、「すごく可愛くて、すごく美味しかった」ってことで、オッケーにしようと思う。点数としては、10点満点で8点くらいで、唯一のマイナスは、量が少なくて、すぐに食べ終わっちゃったってとこだ。

それで、あたしは、せっかくのバレンタインデーだから、猫たちにもチョコっといいものをあげようと思って、安売りの時にマトメ買いして、冷凍しておいたアジをあげることにした。10cmから15cmくらいの小さいアジが、15匹くらいで200円になってたから、ハラワタとゼイゴを取って、1匹ずつラップで包んで、冷凍しておいたのだ。で、お鍋にお湯を沸かして、ホンのちょっとだけお塩を入れて、次々にアジを入れて、そのまま煮た。それから、煮えたアジを手で身をほぐして、骨を取っておく。骨は、アトから揚げて骨センベイにするから、軽くお塩を振ってから、冷蔵庫にいれておいた。

だけど、ほぐしたアジの身を持って駐車場へ降りて行ったら、残念なことに、今日は全員集合しなかった。最初に来たのが、マックスとマイケルとジジとカルボナーラで、少ししてからペペロンチーノが来ただけで、ハナコも小林君も他の子たちも現われなかった。ここんとこ、ずっとハナコを見てないから、あたしはリトル心配だ。ハナコは、もうおばあちゃんだから、何日も姿が見えないと、すごく心配になって来る。無心でアジを食べてる猫たちを見てたら、あたしは、色んなことを考えちゃって、何だか涙が出て来た。たった10円か20円のお魚でも、猫たちはこんなに喜んで食べてくれるんだよね‥‥。

‥‥そんなワケで、あたしは、アジを煮たお鍋のお湯に、ふえるワカメちゃんとネギを入れて、お塩で味を調えて、潮汁(うしおじる)っぽいのを作り、カレーを温めて晩ごはんにした。お腹がいっぱいになったら、少し幸せな気分なった。それから、お風呂に入ったら、ずいぶん幸せな気分になった。ごはんを食べて、お風呂に入る。こんな当たり前のことが、今のあたしには何よりも嬉しい‥‥ってなワケで、今日は疲れがたまってるみたいで、オチが思いつかなかった。でも、たまには、ムリしてオチをつけなくても、ま、いっか!‥‥なんて思った今日この頃なのだ(笑)


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2006.02.13

ビックル飲んでテンエイティー

biggy
テレビから「トリノオリンピック」って言葉が流れてくれば、画面にはスキーとかスノボーとかフィギュアスケートとかの映像が流れてたり、スポーツキャスターがそれらしく話してるから、完全に「トリノオリンピック」のことだって分かるし、聞き間違えたりはしない。フィギュアスケート以外には、あんまり興味の無いあたしでも、これほど世の中が騒いでれば、「今、トリノオリンピックをやってる」ってことくらいは知ってる。だけど、子供のころにアイススケートをちょっとだけと、中学の時に1回だけスキーに行かされただけのあたしは、ウインタースポーツはメッキリ苦手で、あたしにできるウインタースポーツって言えば、たぶん「雪合戦」くらいだ。だから、あたしは、ウインタースポーツとはずいぶん距離があるワケで、お仕事で関わる以外には、ほとんど接点がない。

それで、テレビなら映像があるから、「トリノオリンピック」って言葉を聞き間違えるワケはないんだけど、車の運転中に、ラジオから「トリノオリンピック」って言葉が流れて来た瞬間に、普通なら誰でもが「トリノオリンピック」のことだって分かって当然なのに、あたしの場合は、「鳥のオリンピック」って思っちゃった。もちろん、すぐに「トリノオリンピック」のことだって気づいたけど、一度「鳥のオリンピック」って思っちゃったもんだから、あたしの頭の中には、ハトのスキーとか、カラスのスノボーとか、フラミンゴのフィギュアスケートとか、ペンギンたちのアイスホッケーとか、色んな鳥たちの競技が浮かんで来た。さらには、ワシがスキーのジャンプをして、飛び上がったままパタパタと飛び続けて、K点を越えて遥か彼方まで飛んでっちゃった(笑)

だから、もしも「鳥のオリンピック」があったとしたら、スキーのジャンプは無しにするか、そうじゃなかったら、ペンギンとかニワトリとかダチョウとかの飛べない鳥しか出場できないってルールにしないと、競技として成り立たない‥‥って、そう言えば、確か、ダチョウがスキーをやってるCMがあったよな?‥‥なんてことを思い出した今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは、ウインタースポーツの中で、唯一、やってみたいのが、前にも書いたことがあるけど、凍った湖に穴ぼこをあけてやる「ワカサギ釣り」だ。でも、モコモコに着こんで、ただじっと釣りをしてるだけなのに、果たしてこれを「スポーツ」って呼んでいいんだろうか? 実際の話、ワカサギ釣りがスポーツだったら、縁側で将棋をさしてるおじいちゃんとかも、スポーツをやってるってことになりそうだ‥‥なんてことも言ってみつつ、あたしは、いくらウインタースポーツができないとは言え、スポーツ観戦は好きなので、テレビでスノボーのハーフパイプって言うのをやってたから、リトル見てみた。

ハーフパイプって言う名前は、コースがパイプを半分にしたみたいな形だからなんだと思うけど、そしたら、オールパイプとか言って、筒の中をクルクル滑るのもあるんだろうか? ま、こんなレベルのあたしの知識だから、当然、競技を見てても、ぜんぜん分かんない。どの選手も、飛び上がってからすごい回転をしたりして、甲乙がつけられない。どの選手も、どのワザも、あたしにはほとんど区別がつかなくて、全員がスーパーマンみたいに見えた。ひとつだけ分かったのは、着地した時にシリモチをついたら点数が低くなるってことくらいで、カンジンのワザについては、どのワザが難易度が高いとか、どのワザが点数が高いとか、そう言うのもぜんぜん分かんなかった。

解説の人も、「今のは飛ぶ瞬間に、テンエイティーかナインハンドレッドか迷ったために、中途半端になってしまったようですね」なんて言ってて、何のことだか分かんなかった。だけど、いちいち調べるのもメンドクサイし、そのままボケーッと見てたんだけど、何度も「テンエイティー」とか「ナインハンドレッド」とかの言葉を聞いてるうちに、あたしは、ハッと気づいた。「テンエイティー」ってのは「1080」、「ナインハンドレッド」ってのは「900」ってことで、両方とも「180」の倍数だ。つまり、これは回転数のことで、3回転(180度×6回)するのが「テンエイティー」で、2回転半(180度×5回)するのが「ナインハンドレッド」ってことなんじゃないだろうか?

‥‥そんなワケで、この問題に関しては、たったひとつの珍事を招く!知能は子供でもベッドでは大人!「迷探偵キッコナン」が登場するまでもなく、スノボーに詳しい人に聞いたり、インターネットで調べたりすればいいだけなので、もしも違ってても、「ま、いっか」ってことで、先へと進む。で、「トリノオリンピック」のことを「鳥のオリンピック」と聞き間違えたあたしは、他にも聞き間違えた人っているのかな?って思って、そっちのほうが気になっちゃったから、試しに「鳥のオリンピック」で検索してみた。

そしたら、ナナナナナント! 900件以上もヒットして、ぜんぶが聞き間違いじゃないとは思うけど、似たような人がたくさんいるもんだと思った。だけど、いくつかのサイトを覗いてみたら、そのほとんどはギャグとして書かれていて、あたしみたいな聞き間違いじゃなかった。それどころか、「鳥のオリンピック」なんて言うくだらないギャグを考える人がどれくらいいるかと思って、検索して調べてみたら何百件もあった‥‥なんて書いてる人までいて、久しぶりにビックルを一気飲みした。

それで、あたし的には、「鳥のオリンピック」よりも「猫のオリンピック」のほうが楽しいだろうなって思いつつ、念のために、「猫のオリンピック」でも検索してみた。そしたら、本日2回目のナナナナナント! 「鳥のオリンピックがあるなら猫のオリンピックもありそうだし」とか、「魚のオリンピックとか、犬のオリンピックとかもありそうだし、猫のオリンピックだって面白そう。」とか、ヒット数こそ少なかったけど、同じ発想の人たちが何人もいた。

だから、なるべくオリジナリティーを追求したいあたしとしては、「鳥のオリンピック」や「猫のオリンピック」から連想した話題を書くのはヤメにして、誰も考えてなさそうなものをネタはないかな〜って考えてたら、すごくイイのを思いついた。それは、「冬季オリンピック」が「陶器オリンピック」になって、備前焼とか唐津焼とか益子焼とかが、ヒビワレ覚悟で競い合うって言うお話だ。それで、まさかこんなことを思いつく人はいないだろうと思ったんだけど、念には念を入れて、一応、「陶器オリンピック」って検索してみた。そしたら、本日3回目のナナナナナント! たくさんの「陶器オリンピック」がヒットした上に、一番上に表示されたブログには、こう書いてあった。


「報道番組で『冬季オリンピック』という語を聞くたびに『陶器オリンピック』と本気で聞こえてしまう自分の数寄者振りにあきれている今日この頃です。」


どっひゃ〜〜〜〜! 「陶器オリンピック」だけじゃなくて、「今日この頃」までカブッてた! これには、サスガのあたしも、普通のビックルじゃ間に合わなくて、1本130円もする500ml入りの巨大なビックル、その名も「ビッギー」をゴキュゴキュと飲み干しちゃった!‥‥なんて言うと、四方八方からツッコミを入れられそうだから、ここでちょっと「ビックル」について説明しとくけど、「ビックル」は、皆さんオナジミのサントリーの「ビックル」のことで、「ビッギー」は、ビックルの大きいものじゃない。日本ルナって言うメーカーから出てる乳酸菌飲料で、サントリーのビックルと同じくらいの大きさのものと、2倍以上も大きいジャンボサイズがある。ただ、味も色もほとんど同じなので、あたしは、ビックルを一気飲みするよりも驚いた時には、ビッギーを一気飲みするってワケだ。

ちなみに、サントリーの「ビックル」は、「ビッグ」と「ミラクル」を合体させて生まれた名前だ。普通のジュースよりは小さいけど、同じジャンルのヤクルトとかよりは遥かに大きいので「ビッグ」、そして、不思議に思うほど美味しいから「ミラクル」ってことらしい。さらに、ちなみに、ビッギーの「日本ルナ」って会社は、「バニラヨーグルト、バニラヨーグルト、なぜか食べたくなるな〜」って歌のCMの会社で、あのCMに出て来る人形が「ルナちゃん」で、「食べたくなるな〜」の「るな〜」も会社名にかけてある。さらに、さらに、ちなみに、ビッギーのジャンボサイズは、ホントは150円くらいするみたいだけど、あたしが130円て書いたのは、あたしの行くスーパーだと130円だからだ。

‥‥そんなワケで、「鳥のオリンピック」にも「猫のオリンピック」にも、いつものサイズのビックルしか一気飲みしなかったあたしだけど、サスガに「陶器オリンピック」には、ジャンボサイズのビッギーを一気飲みしちゃった。それも、日記の上だけでウソで書いてるんじゃなくて、冷蔵庫にあったビッギーを持って来て、ホントに飲んだ。ただし、この量を一気飲みすることはできないから、何回かに分けて飲んだんだけど、久しぶりにビッギーを飲んだら、食物センイとエルガゼイン酸のオカゲで、リトル体調が良くなったみたいだ。このぶんなら、スノボーをやったことのないあたしでも、ハーフパイプでテンエイティーができそうな気がする今日この頃なのだ(笑)


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2006.02.12

その後の往復書簡

2月8日の日記、「ある往復書簡」に、沖縄で亡くなった野口英昭さんのお姉さまとのメールのやり取りを紹介したら、ものすごい反響だった。そして、たくさんの人から、「お姉様の悲痛な訴えに、私も胸がつまりました」「ご遺族のためにも、このまま終わらせてはいけない」「ご遺族がこれほど疑問を持っているのに、なぜ捜査を打ち切ったのか」などの内容のメールが届いた。もちろん、すべては無理だけど、「きっこさんからお姉様に伝えてください」と書いてあったメールのうちのほんの一部は、差出人のアドレスなどの個人情報を消してから、野口さんのお姉さまへお送りした。そして、返事が届いた。


送信者: ●●●●
件名: RE: こんにちは
日時: 2006年02月1X日

きっこさま、ご心配ありがとうございます。
私の方は、少し落ち着いてきたのですが、ただ、母がちょっと、今の状態に耐えられなくなってしまったようで、「自殺のまま終わってしまったら、英昭が浮かばれない。かわいそうだ・・・死んだ意味が無い・・・」と言っています。弟は、本当に母思いの優しい息子でした。母にとっては頼りになる自慢の息子でしたから・・・
それから、皆様からのメールをありがとうございました。たくさんの人が、他人事ではないかのように英昭の事を重く受け止めて下さって、とてもありがたく感じました。私たちにとっては 本当に必要不可欠な存在でした。母にはもちろん、お互い家庭を持ち、独立した立場の私にさえ優しくて・・・
メールを打ちながらも涙が止まりません。みんなの事を考えてくれるひとでした。母と話しながら毎日一日に一度は泣いてしまう・・・そんな日々が続いています。
でも、沢山の人が同じように不審に思って、命の重みについて考えてくれた事を知り、泣いてばかりもいられないと思いました。真実を追究していくこと、決心も新たにまた頑張ります。
きっこさんも体調が悪いようなのに、こんなことに付き合ってくれて、本当にありがとうございます。
それから、●●子さんからのメールも今日中には届くと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。


送信者: ●●●●子
件名: 主人について
日時: 2006年02月1X日

きっこさま、はじめまして。
先月沖縄で亡くなった野口英昭の妻です。
メールが遅くなりました。主人が亡くなってから、テレビの報道や週刊誌等で情報を集め、自分が何もできないことにもどかしさを感じています。いろいろなことがあり、今、頭の中がごちゃごちゃになっています。
娘は8歳ですが、毎日パパの話をし、パパの存在の大きさ、いなくなった悲しみを感じているようです。それを見ている私もとてもつらく、”なんで、いなくなってしまったの”と叫びたい気持ちです。主人がどういう気持ちで、またなぜ沖縄にいったのか、知りたくてたまりません。
19日に沖縄に行った時は、主人が亡くなった事がショックで何も考えられず、警察の方の説明をただ聞くだけの状態でした。体をあんなに傷つけていることもショックでした。遺留品のサッカーのTシャツは血がついていたのと、主人が生前着ていたものではないので、持ってきませんでした。
でも、帰ってきて少し気持ちが落ちつくと、”本当に自殺なのだろうか?”という疑問がでてきました。まず、17日の最後の電話ですが、家宅捜索がはいったことを伝えるために会社に電話をしたのですが、その時は私から”今日は何時に帰るの?”ということを聞いたわけではなく、本人から”今日はもう帰れるから今から帰るね”と言ったのです。帰るつもりのない人が、わざわざ心配するようなことを言うでしょうか?首と手首に怖くてためらい傷しかつけられなかったのに、おなかを深さ8センチ横に7センチも刺すことができるのでしょうか?包丁を買ったのもまだ主人とは確認がとれていないということですし、まだまだ調べなければいけないことは、たくさんあるのではないでしょうか?空港であったとされる4人は?
毎日毎日こういうことばかり考えていて、心身共に限界にきていますが、2人の子供達のことを考え必死に頑張っている状況です。主人が最後に、なぜ、どういう気持ちで非常ブザーをおしたのか?
自殺だとしたら遺書もなく、家族のことをいつも大切にし、愛情をたくさんそそいでくれた人なのに!
私たちを残していかなければいけないことが、何かあったのでしょうか?誰かおしえてください…


件名: ありがとうございました/きっこ
日時: 2006年02月1X日

はじめまして、きっこです。
奥様、今回のことは、本当にお気の毒でした。ご心労お察しいたします。
野口さまのご冥福を心よりお祈り申し上げます。
まず、奥様のお名前ですが、このメールのものが本名なのでしょうか? お姉さまから聞いているものと違うお名前なので、その点だけお教えください。日記に掲載する時点では、もちろんお名前は伏せますので、ご安心ください。
それから、これはとても言いにくいことなのですが、テレビの取材に対する奥様の答え方が、あまり悲しんでいないようなイメージがあり、心無い一部の人たちから、中傷のような言葉も聞かれます。そう言った誤解をとくために、何か伝えたいことがあれば、返信に記してください。
最後に、前回のメールで、奥様のお気持ちは十分に伝わると思いますが、できれば、警察の説明や現場の様子、遺留品など、もう少し具体的なことを書いていただきたいのです。
お疲れのところ申し訳ありませんが、無理のないときに返信をお願いいたします。


送信者: ●●●●子
件名: Re: ありがとうございました
日時: 2006年02月1X日

きっこさま
お返事ありがとうございました。
パソコンの名前は私の母です。パソコンは地検に押収されているので、母のを借りています。
テレビのインタビューの件ですが、少しでも気を緩めると涙がでてきてしまうので、感情を押さえて話しているために、淡々とした感じになってしまったのだと思います。テレビは私も見ましたが、あれでは私の気持ちは伝わらなかったと思います。
毎日毎日主人のことばかり考えて、主人が何を望んでいるのかを考えています。主人が亡くなってもう3週間以上たちますが、ずっと重たい気持ちのままで、とてもつらいです。きちんと捜査してもらって、納得できる答え、真実を聞きたいです。
沖縄に身元確認に行った時は、警察の方が、部屋の内鍵がかかっていたこと、3階で外からは誰もはいれないこと、部屋のロッカーが扉の前に置かれていたことなどから判断して、”多分自殺だろう”ということでした。
検死のあと病院で、検死の結果の説明と遺留品を渡されました。睡眠導入剤の箱とホテルのリストの紙、腕時計、財布、名刺入れです。包丁がはいっていたケースはありませんでした。私は、警察の方が廊下に出たとき、包丁を見せてほしいと言って、見せてもらいました。思っていたより小さくて、そこで傷の深さを聞きました。8センチだということに、とてもショックを受けました。
そこで、家から着ていったコート、スーツ、ネクタイ、靴を受け取りました。その時に、これが足元にあったんですと言ってサッカーのTシャツを見せてもらいました。それは、血がついており、主人が生前着ていたものではなかったので、持って帰りませんでした。
繰り返しになりますが、沖縄に行った時は身元確認だけで精一杯で、警察の方が”多分自殺だろう”ということだったので、何も疑わずに、ただ傷の深さにショックを受けたことしか覚えていません。でも今は疑問に思うことばかりで、どうしても自殺したとは信じられないのです。二転三転するホテル従業員の証言や警察の発表に、今は何を信じてよいのか分かりません。今はひとりでも多くの人にこのメール読んでもらい、再捜査へのきっかけになってくれればと願うだけです。


‥‥そう言うことで、現場まで行った奥さま、お姉さま、お母さまの3人は、誰ひとり自殺だと言うことを納得できず、とてもつらい日々を送っている。もしも自分の愛する人が、何の前触れもなく、遠く離れた土地で、遺書も残さずに突然亡くなり、警察から「多分自殺だろう」と言われたら、「はいそうですか」と納得できるだろうか? 野口さんの死に対して疑問を持っているのは、ご遺族だけではなく、多くの国民も同じだろう。そして、これほど不可解なことが残されたまま、「捜査打ち切り」を急いだ当局の姿勢にも、多くの国民が疑問を感じていると思う。捜査した警察自身が「多分自殺だろう」と言っていたものを「自殺と断定」へとムリヤリに変更するのであれば、ご遺族を納得させるだけの確証を提示すべきだし、この事件に関わるすべての闇を暴き、「なぜ自殺をしなければならないような状況に追い込まれたのか」と言う点を明確にしない限り、この事件は終わらないだろう。


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2006.02.11

ビニールの魅力

昨日から泊まりのお仕事で、某スキー場へ行って来た‥‥なんて言うと、ものすごくリッチに聞こえるけど、実際は、午前中に東京を出発して、午後と夜に撮影をして、深夜に帰って来るって言う強行スケジュールだった。だから、「泊まり」って言うのは、温泉に浸かってから美味しいものを食べて‥‥なんてのじゃなくて、「帰りのロケバスの中で仮眠」ってことだ。だけど、あたしのお部屋よりも遥かに暖かいバスの中で、シートをリクライニングさせて、毛布を掛けて、それも4時間以上もグッスリと眠れたから、これは「仮眠」なんてレベルじゃなくて、あたし的には、素晴らしい「泊まりのお仕事」ってワケだ。それに、今回は、スキー場って言っても、スキーとかスノボーに関連した撮影じゃなくて、すべて室内だったので、現場もラクだった。

それにしても、自分で運転してると2時間でクタクタになっちゃうのに、ロケバスに乗ってると5時間でも疲れない‥‥って、そりゃあ当たり前のことなんだけど、自分で運転するかどうかは別にして、一番のポイントは、シートだと思う。あたしの車のシートはフニャフニャなので、1時間以上乗ってると、お尻も痛くなるし、何よりも腰や背中が痛くなって来る。ヒドイ時には、肩まで凝って来る。だけど、ロケバスのシートは、適度な硬さがあって、長時間座っててもどこも痛くならない。だから、今回なんか、行きと帰りと合計で9時間くらい座ってたのに、どこかが痛くなるどころか、ラクでラクで熟睡しちゃったくらいだ。

だから、あたしの車のシートを外して、代わりにロケバスのシートを付けたらどうだろう? それならイッソのこと、マッサージチェアにしたらどうだろう?‥‥なんて、またまた空想がダッフンしはじめたら、何かのテレビ番組で、車のシートにつける電動マッサージシートを紹介してたことを思い出した。やっぱり、あたしが想像するようなことなんて、もっと先に誰かが考えてて、すでに商品化されちゃったりしてるんだよな〜なんて思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは、よくよく考えてみなくても、現場にいた時間よりもロケバスに乗ってた時間のほうが長かったワケだけど、こう言うのはマレなことで、普通の場合は、現場までの行き帰りの時間よりも、お仕事をしてる時間のほうが長い。お勤めの人だって、職場までの通勤時間よりも、職場にいる時間のほうが長い。だけど、タクシーの運転手さんとか、トラックの運転手さんとかは、運転することがお仕事だから、ずっと車のシートに座ってるワケだ。だから、ラクなシートとラクじゃないシートでは、つらさが大きく違うと思う。

カーショップに行くと、背中や腰のツボを押してくれるみたいなやつ、何て言うのか分かんないけど、小さい木のボールみたいなのが、ノレンって言うか、スダレって言うか、居酒屋さんの入り口に掛かってるやつみたいになってて、それをシートに掛けるてから座ると、背中がコリコリして気持ち良さそうなやつ‥‥あ〜っ!言葉じゃ説明しにくい!‥‥ま、何とか伝わったと思うけど、そんなのとかを売ってたりする。だけど、いくら気持ち良さそうでも、サスガにアレを自分の車のシートにつける気にはなれない。だって、誰かに見られたら恥ずかしいじゃん。

他にも、あたしの美意識に合わないのが、レースのシートカバーだ。ゆうこりんとかなら似合うのかも知れないけど、きっこりんの場合は、白いレースのシートカバーのついてる車は、ヒク。やっぱり、車のシートって、もともとのデザインがカッコイイものに、カバーとか何もしないで、そのまま乗るのがいいと思う。だから、フェラーリとかポルシェとかに乗ってる人で、シートカバーをつけてる人なんて、皆無にと思う。逆に、カローラとかサニーのセダンとかだと、前後の座席すべてに白いレースのカバーがついてたりする。ま、趣味は人それぞれだから、別にどうでもいいんだけど、初めてのデートの待ち合わせの場所に、カッコ良く現われたフェラーリに乗り込もうとしたら、シートにレースのカバーがついてたりすると、少なくとも、あたしは、ヒク。

‥‥そんなワケで、あたし的には、車に関しては、所さんの美意識が合う。前に所さんが車の番組をやってた時に、「シートカバーだとかオーディオだとかをゴテゴテとつけるのはカッコ悪い」って言うようなことを言ってた。あたしは、アメ車のことは良く分かんないんだけど、その時、所さんは、古いアメ車に乗ってて、黒いレザーもどきのビニールのシートと、ダッシュボードの真ん中に1個しかない内蔵スピーカーを自慢してた。所さんが言うには、「本物のレザーシートの似合う車もあるけど、古いアメ車の場合は、ニセモノのビニールシートのほうがカッコイイ」ってことで、レザーのタイトスカートが好きなのに、高くて買えないから、フェイクレザーのスカートをはいてるあたしにとって、この所さんの考え方は、リトル衝撃的だった。

「衝撃的」に「リトル」をつけると、自分で書いときながら、どんな感じなのかイマイチ分かんないんだけど、とにかく、あたしは、目からカラーコンタクトが落ちたって感じがした。ようするに、フェイクレザーでもフェイクファーでも、本物が買えないから仕方なくニセモノを着てる‥‥って考えるんじゃなくて、「フェイクの持つチープな味わいを楽しむ」ってことだ。コレって、単純なんだけど、深いことだ。「ビニールはレザーよりも劣る」「ビニールはレザーよりもカッコ悪い」って言うのは、「値段の高い物のほうがエライ」って言う先入観が生み出したものであって、所さんの感覚で言えば、「レザーにはレザーの魅力があるけど、ビニールにもビニールの藻力があって、それは比べるものじゃない」ってことなのだ。

それから、その時の所さんのアメ車には、カーラジオしかついてなくて、それもスピーカーが1個で、ようするにモノラルだった。今は、ケータイでもそれなりの音質が楽しめる時代だけど、所さんのアメ車は、ザーザーと雑音が混じりながら、音楽が流れてた。そして、所さんは、「ね、いいでしょ?」みたいなことを言ってた。つまり、古いアメ車なのに、高級なカーオーディオなんかつけて、素晴らしい音質で音楽をかけても、似合わないしカッコ悪い。それよりも、雑音混じりの音楽のほうが、古いアメ車には似合ってる‥‥ってことだった。

たとえば、ハゲてる人の場合は、カツラを使ったり、残ってる髪を利用して隠そうとしたりするパターンと、そのまま堂々とアリノママに生活してるパターンと、アジのヒラキ直りでスキンヘッドにしちゃうパターンとに分けられる。だけど、所さんの場合は、「オデコにサングラス」って言う新しいワザによって、見る人の目の錯覚を利用して、後退した広いオデコを感じないようにさせてる。カツラやイチキュー分けの場合は、あくまでも「隠す」って言う行為であって、そこには「陰のエネルギー」を感じるし、松山千春みたいなスキンヘッドの場合には、「陽のエネルギー」を感じる。陰のエネルギーは、周りの人に気を使わせるし、陽のエネルギーは、周りの人にはうっとうしい。だけど、所さんの場合には、アリノママに生活してる人たちと同じで、陰のエネルギーも陽のエネルギーも無く、肩の力を抜いた、すごくリラックスした雰囲気がある。所さんを見てると、まるで、オデコのサングラスからアルファー波が出てるような気がして来る(笑)

その上、そのオデコのサングラスが、ひとつのファッションになってるんだから、一石二鳥、二人三脚、五十歩百歩‥‥って、これはリトル違うけど、とにかく、良く考えられてると思う。人と違うことが、すべてカッコイイってワケじゃないけど、お金持ちだからベンツ、お金持ちだからシャンパンって感覚は、あまりにもダサすぎると思う。所さんは、ものすごくたくさん車を持ってるけど、いわゆるお金持ちが買う車とかじゃなくて、コダワリのある変な車を買う。陶器を集めるのも趣味だけど、それも、いわゆるお金持ちが買うような陶器じゃなくて、高くても安くても値段なんか関係なく、自分が見てイイと思ったもの、面白いと思ったものを買う。そして、部屋の床とかに雑然と並べてる。こう言うアバウトさって、すごくカッコイイと思う。

‥‥そんなワケで、創刊されたばかりの「5l(ファイブエル)」って言うフリーペーパーに、あたしの大好きな赤瀬川原平さんが、「世相、真面目にななめ読み」ってエッセイを連載してんだけど、これがまたサイコーに面白くて、あたしは、このフリーペーパーをもらうために、ダイソーの100円ショップに行ってる。で、この2号では、原平さんは人間の物欲について書いてるんだけど、「ラクテンとか、ホリエモンとか、○○ファンドの人々の買い物が、最近話題になっている。株とか会社とかを買うわけである。金額が大きいから注目されているが、この人々の買い物には物欲がない。」って言ってる。ようするに、本当にその株券が欲しかったり、本当にその会社が欲しいのなら、カメラや洋服を欲しいと思うのと同じで「物欲」があるけど、これらは単なるお金を増やすための道具に過ぎず、買ってもすぐに売るワケで、そう言う買い物は、「遠くから見ていて寂しいのである。」って言ってる。

原平さんは、買い物の楽しさ、物欲の楽しさを「性欲」にたとえてる。若いうちは、性欲もあるし、物欲にしても、アレが欲しいコレが欲しいって、欲しいものがいっぱいある。だけど、それらをすべて買うお金は無い。だからこそ、一生懸命に働いて、お金を貯めて、欲しかった物を買う時に喜びがある。だけど、「ラクテンとか、ホリエモンとか、○○ファンドの人々の買い物」を見てると、お財布からお金を出すこともなく、買った物を手にすることもなく、すべては書類の上だけのことで、何の楽しさも無い。まるで、老人の性欲のようだ、って言ってる。ようするに、性欲も無くなり、欲しい物もすべて手に入れて物欲も無くなり、それでマネーゲームに興じるんなら分かるけど、若い人たちが、老人の性欲のような、物欲の無い買い物に明け暮れている姿は、本当に虚しく感じる‥‥ってことだ。

‥‥そんなワケで、総理大臣が、「国民に‥‥格差ができるのは‥‥悪い‥‥ことじゃない‥‥」とか、「成功した‥‥人間を‥‥ねたむような‥‥考え方は‥‥間違っている‥‥」とか言ってるんだから、どんなに悪いことをしても、お金さえ儲ければ成功者だなんてカン違いしちゃう人たちも出て来るだろうし、実際に、そう言うヤツラだらけだし、挙句の果てには、小学生までが株をやってるなんて話を聞いて、あたしは呆れ果てた。小学生に「寂しい買い物」をさせるなんて、小学生のうちから「老人の性欲」のような生き方をさせるなんて、子供はともかく、親が狂ってるとしか言いようがない。所さんなんか、未だに物欲が全開で、小学生がそのまま大人になったみたいにステキなのに‥‥。ま、こんなに狂った世の中が、あと10年も続いたら、ホントの家族なんて、「サザエさん」とか「ちびまる子ちゃん」とか、アニメの世界だけになっちゃうかも知れない‥‥なんて思う今日この頃なのだ。


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2006.02.10

グランドステージ川崎大師

「コイズミ改革」と言う名の呆れた果てた売国政策の中でも、とりわけトンチンカンなバカ政策と言えば、皆さんオナジミの「アメリカやホニャララ団のための規制緩和」と「アメリカや天下りのための民営化」の2つだけど、コイズミチルドレンの佐藤ゆかりにまで「50点のデキ」って言われちゃった欠陥だらけの法案がニポン国民にもたらしたものは、インチキマンション問題、ライブドア問題、狂牛肉問題、官製談合問題など、国民全体を不安に陥れる大問題ばかりだった。たったひとりの総理大臣が、これほどの大問題を次から次へと連発したのは、ニポンの歴史上、類を見ない大不祥事ってワケで、サスガ、在任中に10万人以上もの国民を「生活苦による自殺」に追い込んだスーパー独裁者だけのことはある。こんな無能を総理大臣にするくらいなら、渡辺具能を総理大臣にしたほうがマシ?‥‥じゃなくて、ドッコイドッコイだろう(笑)

‥‥なんて、ノッケから、山崎バニラのように鮮やかな弁舌でコイズミをいじめてみたんだけど、下品極まりない下ネタ以外は、マトモなニポン語すら話せないような学歴詐称男なんか相手にしててもジンジャエールだから、今日は、ここんとこ書くヒマがなかったインチキマンション問題について、サクサクッと行ってみようと思う。何しろ、伊藤公介自身が「呼ばれれば出るところに出てちゃんと話します」って言ってて、コイズミまでもが「議員たる者‥‥必要が‥‥あれば‥‥出て来て‥‥話すべきでしょう」ってタドタドしいニポン語で言ってるのに、それでもガンとして証人喚問の要求を拒否し続けてる自民党の早川忠孝をはじめとした無責任議員の面々‥‥って言うか、飯島秘書官のイイツケをきちんと守って、コイズミには国民向けの支持率キープ発言をさせつつも、その裏じゃ自民党のマイナスになることは絶対にやらないって言う任務を遂行してんだから、どっちかって言うと、責任感のある議員の面々ってことか‥‥ようするに、昨日の予算委員会の質疑で、渡辺具能並みのアホ演説を炸裂させて、ニポン中を呆れ返らせたキング・オブ・無能、菅原一秀と同レベルなんだろう‥‥なんて思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、国民のことなんてホッタラカシで、コイズミ様に対する忠誠心こそが何よりも大切だって考えてるワンダホーな自民党議員どもの茶番は置いといて、トットと本題に入るけど、今日も今日とて、読者からのメールでローズヒップティーを濁そうと思う‥‥って言うか、このメール、あたしの文章をホメてくれてるだけあって、なかなかあたしっぽい文章なので、そのまま紹介することにした。しばらく前に届いたものなんだけど、オジャマモンのセコさが全開で、ホントは怒らなくちゃいけない内容なのに、文体の楽しさで、暗くならずに読める。もちろん、日記への掲載の許可もとってある。


お名前:●●●●子
E-mail:xxxxx@xxxxx.ne.jp
コメント:きっこさん、はじめまして。私は「グランドステージ川崎大師」の元住民です。きっこさん、毎日かっとばしてますね。内容もさることながら、私はあなたの文章のスピード感がとても好きです。最近は、エゲツナイ事件が多すぎて、すでに我々のマンション偽装問題もかすんできましたが、ここに来て、また騙されているっつーか、火事場泥棒されちゃったことが発覚しました。あまりにも情けないので、いろんなとこで言いまくって笑い飛ばすしかないようです。。。。我々のマンションは、この事件の中でも、最も早く発覚したので、ヒューザーのオトボケ親父との交渉もいち早く開始していました。そーゆーわけで、親父が迷惑料に50万払うとか言い出したときには、すでに引越しも決まっておりました。その引越しですが、ヒューザーが法人契約してまとめて支払うとのことだったので、とっとと見積とって、とっとと引っ越しましたさ。落ち着いて、ハタと考えたとき、50万も引越し代がかかっているわけはないから差額ぐらいもらっとくか、、、とスケベ心がおこり、ヒューザーに交渉しました。ところが、ヒューザーは払ってなかったんですね、サカイに50万近くの引越し代を。サカイに費用の明細を出せと言っても、「契約関係にないので出す必要はない」と、まぁあたりまえのことを言われ、ヒューザーに「サカイに明細を出させて我々によこせ」とせっつき、全体から考えたらものすごくコマイところで戦っておりました。そんなある日、ある家の玄関から他の住民の引越し明細が見つかりました。なんでも、サカイの作業員が忘れていったようです。そこに書かれてあった内容は、実際は2台しかきていないのに、3台のトラックだとか、作業員の人数の水増しなどなど。。。やってもいない作業まで金額に入っておりました。まさに「火事場泥棒」。なんせ、川崎大師に引っ越したときも、ヒューザーのオススメでサカイで引越し、避難するときもサカイ。我が家は、同じ距離、同じ曜日、同じ荷物なのに、引っ越した時は「18万」で、出て行くときには「47万」、この差は何??? この差額をヒューザーとサカイが山分けしたのかと思うと。。。。またまた、あのオトボケ親父にしてやられました。笑ってやってください。(後略)


‥‥そんなワケで、ヒューザーの本社は、「賃貸料を節約して住民への補償にあてるため」って言う見え見えの大嘘をついて、家賃25万円の事務所に引越ししたけど、オジャマモンは、愛人のマンションの家賃、41万円を今でも毎月払ってるし、当然、愛人へのお手当ても払ってる。ま、このトンチンカンな感覚がなかったら、「歌うパイロット」なんて言うステキなキャッチフレーズも思い浮かばなかったと思うけど、せっかく長年、安倍晋三に尽くして来たのに、最後の最後に見捨てられちゃうなんて、アトはナンミョーホーレン党しか残ってないじゃん‥‥なんてことも言いつつ、続いては、「グランドステージ川崎大師」の別の住人から届いたメールを紹介する。


お名前:●●●●
E-mail:xxxxx@xxxxx.com
コメント:きっこさん初めまして。耐震偽装問題の時からきっこさんのブログを読んでいますが、メールを送るのは初めてです。実は私は最初に偽装は発覚したグランドステージ川崎大師に住んでいた者です。今日はきっこさんにお伝えしたいことがあって思い切ってメールすることにしました。それはうちのマンションで太平工業の手抜き工事を検証しているときのことです。その時はとても話題になっていて、数箇所のテレビ局や新聞社の人達が取材に来ていました。そのとき自民党のワーキングチームの座長の早川議員も来ていましたが、テレビカメラに映りに来ていただけでした。カメラが自分に向いているときだけ真剣な顔をしていて、カメラに映っていないところでは何も見ずに、太平工業の藤原弁護士と親しげに世間話をしているだけでした。そして藤原弁護士に「もう大丈夫だよ」と声を掛けてから、何故か「がっはっはっ」と笑いながら去っていきました。ちなみに馬渕議員は、わざわざ奈良から駆けつけてくれて、テレビの取材など関係なしに私達の話を真剣に聞いてくれました。太平工業は新日鉄の子会社で、新日鉄は安倍晋三さんとべったりですから、自民党の議員は住民のことよりも安倍さんや新日鉄にいい顔をすることしか考えていないのだと感じました。早川議員のような人がワーキングチームの座長では、いつまで待っても伊藤公介議員や安倍さんの秘書の証人喚問は実現しないでしょうね。自民党のワーキングチームは、座長は海千山千ですし、事務局は初当選の若造で何も分からない、これでは何の役にも立ちません。被害住民を放っておくと色々なところに駆け込んでうるさいから、ガス抜きのためにチームを編成したとしか思えません。それから1月28日にワーキングが開かれたので、出席しました。金融庁と全銀協が出席しておりました。私達は、国からのスキームが到底実現不可能であること、既存のローンに加えて3000万の支払いは無理であることを訴えました。そもそも再建マンションの金額に、URの利益と販売手数料、消費税が含まれていること自体、官は官のためにしかお金を使わないということです。それを税金を使って被害者の支援をするなんて言うから、私達は世論で袋叩きにあったりするのです。私達もできることなら税金による支援は本意ではありません。現在の都市再生機構のトップは、姉歯が偽装に利用した欠陥システムを開発した張本人であり、民営の確認検査機関を生み出し、大量に天下りをさせたときの国土交通省の責任者なのです。私達は、こういった国土交通省の人達の私財や、官と癒着している議員達の私財で補償してもらいたいと思っています。(後略)


‥‥そんなワケで、自民党の早川忠孝が、耐震偽装問題のワーキングチームの座長と言う立場にありながら、問題の根本的な解決のためには絶対に欠かせない伊藤公介の証人喚問と安倍晋三の秘書の飯塚洋の参考人招致を執拗に拒否し続けてる理由も、この住民からのメールでハッキリ分かったと思う。それにしても、自分の癒着してる建設会社を守るために、証人喚問や参考人招致に反対し続けてる安倍晋三って、あまりにも痛すぎる。もうポストコイズミの茶番レースからは完全に脱落してんだから、ここらで覚悟を決めて、今までやって来た悪行の数々を自分からペラペラと早口でしゃべっちゃえば、1ミリくらいは見直してやるのに‥‥なんてことも言いつつ、今日も読者からのメールに助けられて、わずか30分で長文日記が完成しちゃった。だけど、長文をウリにしてる「きっこの日記」が、読者からのメールで文字数を稼ぐなんて、まるで鉄筋の数を減らしたインチキマンションみたいだから、いくらラクチンでも、この手を使うのはホドホドにしとこうと思う今日この頃なのだ(笑)


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2006.02.09

華麗なるディナー

毎日新聞のヘッドラインを見たら、「加護亜依、深夜の喫煙シーン撮られる」って言うのが出てた。ハロプロが大っ嫌いなあたしとしては、ツッコミのネタになるかと思ったので、どんな記事なのか読んでみた。そしたら、2月7日で18才になったばかりの加護亜依が、1月28日の深夜に‥‥ってことは、17才の時点で、友達とかと4人で、恵比寿のレストランでタバコを吸ってるとこを隠し撮りされて、それが、明日(10日)発売のフライデーに掲載される‥‥って言うような記事だった。ようするに、毎日新聞が自分で取材したニュースじゃなくて、ヨソの雑誌のスクープに便乗したアホ記事だった。こんなもんが新聞記事として採用されるなんて、あまりにもトホホな話だ。その上、毎日新聞には、「食事をしながら喫煙する加護さんを撮影したと報じている。」って書いてあったけど、「食事をしながら喫煙」て、おかず、ごはん、お味噌汁、タバコを一服、おかず、ごはん、お味噌汁、タバコを一服‥‥ってこと?

ま、恵比寿のレストランだから、こんな定食屋さんみたいなメニューじゃないと思うけど、それにしても、普通は、「食事をしながら喫煙」じゃなくて、「食事のあとに喫煙」なんじゃないの?‥‥なんて、揚げ足をとったりしつつ、どんな写真が掲載されるのか、ひと足先に見てみたら、オジャマモンと同じに「少しでも人相が良く見えるダテメガネ」をかけた加護亜依が写ってて、となりには、去年から付き合ってるオナジミのカレシまでが写ってた。

だけど、「11才で覚醒剤」だとか、「12才で売春」だとかなら、ツッコミも入れられるんだけど、「17才でタバコ」だなんて、一般人だったら普通のことだし、何のネタにもならない‥‥って言うか、昔のモーウザイ娘なんて、テレビ局の楽屋やトイレで平然とタバコを吸ってたし、加護亜依だって15才の時からタバコを吸ってるんだから、今さらフライデーなんかに出ても、「人気が落ちて来たアイドルのヤラセ」くらいにしか思えない今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、昔から「自民党支持者は風邪を引かない」って言われてるけど、あたしは自民党を支持するほどオメデタくないので、残念ながら風邪を引いちゃった。でも、これは、自民党を支持してないからってだけじゃなくて、自民党の悪政によるニポン経済の悪化によって、あたしの食生活がひどくなって、栄養が不足して‥‥って、体調が悪いとグチッぽくなっちゃうから、久しぶりにちゃんとした食事をしようと思って、今日はカレーを作った。だって、このまま行くと、モーウザイ娘とコイズミの悪口だけで5000文字くらい書いちゃいそうだから、あたしはストレス発散になるからいいけど、読んでる人はあまりにも気の毒だからだ。

で、ホントのことを言うと、500円の予算で、何か栄養のあるものを作ろうと思って、スーパーへ欽ちゃん走りしたら、カレーのルーが100円になってたのだ。それも、アメリカ産のヘタリ狂牛エキスをいっさい使わないって断言してる優良企業、「エスビー食品」の「とろけるカレー」の大きい箱のやつだった。小さい箱のカレールーなら100円ショップでも買えるんだけど、大きい箱のカレールーは、なかなか100円じゃ買えない。それで、その瞬間に、あたしはカレーを作ることに決めたってワケなんだけど、それには、もうひとつの理由があった。それは、すごく珍しいことに、今、お家にお米があったってことだ。自分でお米なんてゼイタク品は買えないから、もちろんイタダキモノなんだけど、知り合いから5キロのお米をもらったので、半分を母さんに届けて、半分を自分用にした。

‥‥そんなワケで‥‥って、さっき使ったばっかの「‥‥そんなワケで」をマタマタ使っちゃうけど、あたしは、残りの400円で、大好物のニンジン3本と、タマネギ5個と、スーパーがインチキ表示をしてなければ安全だと思える国産のブタの挽肉を250グラム買った。今までに何度も書いて来たから、同じことを書くのはメンドクサイので、「なんでカレーにジャガイモを入れないんですか?」とか、そう言うメールは送って来ないで欲しい。「きっこの日記」を読んで分からないことがあったら、まずは「日記内を検索」のシステムを利用して、過去ログを調べる。これ、ニポンの常識‥‥なんてことも言ってみつつ、逆に送って来て欲しいのは、ビール券、図書券、お米券、4等が当たってるロト6、丹波のマツタケ、越前ガニ、銀嶺立山、ジミー・チュウの黒のエナメルのピンヒール、マノロ・ブラニクのパールピンクのピンヒール、クリスチャン・ルブタンのベージュのピンヒール、神田うののパンストセット、ヴィトンのアンティグアブサスPMの赤、NAKEDNESS IS FREEDOMの黒のキャミワンピ、ダイハツのコペンのシルバー‥‥ふう、これでずいぶんストレス発散になった(笑)

それにしても、言うのも書くのもタダなのに、それでもロレックスのピンクアラビックだの、バーキンのルージュアッシュだの、果てはフェラーリのチャレンジストラダーレとかって言い出さないとこが、あたし的って感じだ。欲しい車を聞かれて、「ダイハツ」って答えるのは、もらったアトの維持費のこととかも考えちゃってる気がする‥‥なんてダッフンしつつも、しっかりとカレーは出来上がり、ゴハンも炊けて、あたしは久しぶりにちゃんとしたものをパクパクと食べた。オカゲで、ハイオク満タンになり、体内の小さいきっこたちも元気マンマンになった。ゴハンもカレーも十分にあるから、あと3日くらいはマトモな食生活が送れる‥‥なんて思ったのもトコノマ、明日くらいにはガスを止められそうな気がするから、せっかくカレーがあっても、温めることができない。

‥‥なんて心配はご無用、ちゃんと文化戦隊「電子レンジャー」があるし、電気代だけは何とか払えたから、お風呂は使えなくなるけど、カレーは温められる。それに、あたしはお風呂に入れなくても、お椀にお水を入れて電子レンジャーで温めれば、小さいきっこたちは順番に茶碗風呂に入ることができる。でも、ひとつだけ謎なのは、何で「お椀」なのに「茶碗風呂」って言うんだろう? それとも、鬼太郎のオヤジが入ってるのって、「お椀」じゃなくて「茶碗」なのかな?

ま、そんなこたーどーでもいいんだけど、今日、あたしが使ったエスビー食品の「とろけるカレー」って、何年か前に、ハウスの「こくまろカレー」から訴えられたことがある‥‥って言っても、カレーがカレーを訴えたワケじゃなくて、ハウス食品がエスビー食品を訴えたんだけど、パッケージのデザインが似てるってことで訴えたのだ。それで、結果的には、エスビー食品のほうが折れて、「今後は別のデザインにします」ってことになったから、今日、あたしが買ったのは、ニューバージョンのデザインてワケだ。「ニュー」って言っても、何年も前のことだから、今さら「ニュー」とは言えないけど、どっちにしても、最初からあったほうが正しくて、アトから出来たほうがパクリってことになったワケだ。

‥‥そんなワケで、デザインとか文章とかは著作権で守られてるから、勝手に「きっこの日記」の文章や内容を盗んで、有料のメルマガで配信してるようなとこがあったとしたら、それは完全に著作権侵害になる‥‥と思う。ホントは良く分かんないんだけど、無料の媒体ならともかく、他人から盗んだものを有料で配信してたら、あたし的にはマズイような気がする。だけど、カレールーの場合は、パッケージなんてのは大きな問題じゃなくて、何よりも大事なのは中身だろう。だから、あたしとしては、どんなパッケージに入ってても、危険極まりないアメリカ産のヘタリ狂牛エキスを絶対に使用しないって断言してる「エスビー食品」のものをこれからも買い続けて行こうと思う今日この頃なのだ。


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2006.02.08

ある往復書簡

オトトイからの風邪が、まだ良くならないので、今日の日記は、リトル手抜き‥‥って言うか、ビッグ手抜きをして、「ある人」とのメールのやり取りをそのまま掲載することにした。もちろん、相手の人には、日記への掲載の承諾を得ているし、相手も掲載されることを望んでいる。それから、現時点では公開できない部分については、申し訳ないけど伏せ字にさせてもらう。あと、内容が内容なので、いつもの「いかがお過ごしですか?」とかは無しで行く。


DATE:2006/02/0X
お名前:●●
E-mail:xxxxx@xxxxx.co.jp
コメント:きっこさま、はじめまして。私は、野口英昭の身内の者です。このブログを友人から教えてもらって、拝見させてもらいました。私たちは 故人が自殺したとは考えられず、テレビ局での自殺と思わせたい番組作り、またコメンテーターの話す内容に、納得できないでいます。そんな中、このブログを知り 真実を知ることが出来るのではないか・・・という一筋の光を見つけた気持ちです。だれも本当のことを教えてくれない、ころころ変わる関係者の話に今は誰も信じられない・・・という人間不信にまで陥っています。もし可能なら、コンタクトをとりたいです。返事、待ってます。


件名: 「きっこの日記」より
日時: 2006年02月0X日
●●さま、はじめまして。「きっこの日記」のきっこです。
●●さまは、野口さんの身内の方なのですか?とてもお気の毒なことですが、野口さんは、形としては自殺ですが、自分の意思で自殺したのではありません。つまり、●●●●と言うことです。そして、●●●●●の●●●なども、こちらではすべて掴んでいます。(後略)


件名: 野口氏について
日時: 2006年02月0X日
お返事、ありがとうございます。
きっこさん、私は野口英昭の実姉です。どうしても、家族に何も言わず、何も残さず死んでしまうような性格の弟ではなかったので、報道のテレビなどを見ても、納得がいかないのです。那覇警察での遺体確認の時の説明なども、その時はただ驚くばかりで・・・何がなんだかわからないまま、東京に戻ってきたのですが、後から思えば不審な点や疑問に思うことがたくさん出てきました。きっこさまの返事を読ませて頂いたところでは、●●●●ということですが その事実がちゃんと明るみに出るのでしょうか?その時の弟の気持ちを思うと、悔しさと悲しみで胸が痛い思いです・・・。英昭の母も家族も皆、同じ無念を抱いています。今、私たちに出来ることは何なのでしょう・・・。もし可能ならば、真実を教えて頂ければと思っております。またのお返事を待っています。 


件名: おはようございます
日時: 2006年02月0X日
●●さま、今回のことは、本当にお気の毒でした。
まずは、野口さまのご冥福を心よりお祈り申し上げます。
真実をお伝えしますと、「●●●●」のために「自殺ではあるが●●●●●●」と言うことです。あたしのほうでは、事件に関わった●●から直接聞いた情報などから、すべての事実関係が分かっています。もちろん、今の時点では、日記に書いて公にすることはできませんが、行政が「単なる自殺」と言うことで収拾させようとしているので、場合によっては、書くことになるかも知れません。すべてを説明すると、とても長くなってしまうので、簡単に概略だけを言いますと、沖縄の●●●●開発に関わる●●絡みの●●●●●●があり、そこに色々な●●や●●●などが関わっていて、野口さんは●●●●●という形で関係していたのです。そして、堀江の●●を●●●●する役割もやらされていたため、それらのつながりの中で、●●●●の対象になってしまったのです。(中略)それから、知り合いの弁護士に相談したところ、もっとも良い方法は、ご家族の方が地検に対して「行政不服」の申し立てをすることだそうです。申し立てが通れば、打ち切った捜査をもう一度開始することができるそうです。(後略)


件名: ありがとうございます。
日時: 2006年02月0X日
きっこさま、私たちは、このまま片付けられた形で終わってしまうのは、本望ではありません。きっこさまの事を知ったのも、英昭の妻である●●子さんから教えてもらって知りました。彼女もまた同様に・・・私以上かもしれませんが、このままでは納得がいかない気持ちでいっぱいです。二人で、私たちで思いつく出来る限りの事をして、情報を集めていました。でも、私たちに出来る事といったら、●●●●●くらいなのですが・・・。いま警察のしている事といえば、自殺したと思わせるための状況収集だけらしい、と聞きました。那覇空港での防犯カメラに収められたという、合流した四名程の男性の公開も発表もなく、不信感は募るばかりです。まだ●●子さんと連絡が取れてないのですが、地検への申請は絶対に行いたいです。方法など、ぜひ教えて下さい。●●子さんとともに、真相の解明を追及していきたいと思っています。きっこさまの力を貸して下さい。よろしくお願いします。


件名: こんばんは
日時: 2006年02月0X日
●●さま、できれば「きっこの日記」に、「野口さんの肉親がこのまま終わらせたくないと思っている」「野口さんの肉親が自殺にしては不審な点があると思っている」と言うことを書きたいと思います。しかし、私の言葉で書いても、説得力がありません。それで、ご相談なのですが、このメールのやり取りをそのまま日記に掲載してもよろしいでしょうか?もちろん、現時点で公表できない部分に関しては伏せ字にして、今後の捜査の妨害にならないように十分に配慮いたします。もしもご協力いただけるのでしたら、今回の事件で●●さまが不審に感じたこと、疑問に感じたことなどをお知らせください。そのメールも日記に掲載いたします。(後略)


件名: 早速の返事、ありがとうございます。
日時: 2006年02月0X日
きっこさま、日記への掲載、ぜひお願いします。
私たちが疑問に思ったことは、ひとつは「血だらけのTシャツ」です。足元にあったと聞いたのですが、着ていたわけでもないのに何故、血だらけだったのか。もちろん切れてもいなかった。また、それに対しての何の説明もなかったことです。それと、証拠品として見せられた包丁は(普通とるのかは分からないけど)指紋をとっていないようでした。包丁に血は付いていなかった。警察の話(状況説明)では、「駆けつけた時に右手をあげて、ここだというように合図し、また、延命の可能性があったため、救急車を呼び、病院に搬送した。喉を切っていたためか、声は出せる状態ではなかった。」という説明だったのですが、その状況について、テレビで答えている消防士さんやホテルの従業員さんの話が二転三転しているところもおかしいと思います。また、氷の話も警察からはまったく聞かされていないのです。他の情報では、非常口は開けっ放しだったとか、八階のサウナは宿泊客でなくても、誰でも利用できたとも聞きます。遺体との対面では、なぜか顔しか確認させてもらえなかった。また、私と母だけの事情聴取のような事もされました。なぜ 私と母だけ?と不思議に思いました。いくつかありきたりの質問をすると、警察の人は部屋から出て打ち合わせをして、また、いくつかの質問をする、という形で、とても不思議に感じました。また、亡くなる前日は「これから帰る」と電話で言ったのに、なぜ帰らず、しかも何の連絡もせずに沖縄へ発ったのか?「これから帰る」と言えば、●●子さんが寝ないで心配して待ってる事を知っているのに。わざわざ心配をかけるような性格の弟ではなかったのです。それと、睡眠導入剤・・・。弟は、今までにまったく飲んだことは無かった。検死の結果は「服用していた」との事でしたが、睡眠薬を飲んで、そんな力が出るのでしょうか?睡眠薬は空でした。また、ゴミ箱にあったインターネットでプリントアウトされたような宿泊ホテルが掲載された紙。まさかこんな事とは思いもしなかったので、すべて持ち帰らずに来てしまった事を後悔しています。ゴミの中には、睡眠薬の空箱と領収書はあったものの、包丁の空箱、領収書はありませんでした。警察の話では、同型の包丁を売っている店はあったが、お客の出入りが激しかったため、本人かどうかは確認出来なかった、との事でした。東京で、羽田まで乗ったタクシーの領収書はあったが、那覇での領収書はなかった。東京のタクシーの領収書は、「汐留→汐留」になっていた。(これは、単なる印刷ミスらしいが・・)今思い浮かぶことを整理しないで書いたので、ちょっと支離滅裂かもしれませんが、こんな感じです。素人の私が見ても、こんなに疑問点があるのに、なぜ警察はあっさりと自殺と断定して、捜査を打ち切ってしまったのでしょうか?私たちは、どうしても納得できません。このまま終わってしまうのは、本当に無念です。そして、家族のために未知の世界で頑張って仕事をしていた弟を思うと、心が痛く、張り裂けそうな思いです。こんな事に巻き込まれてしまって・・・。本当に怖いです。どんな形にしても、このままでは悲しすぎます。きっこさん、よろしくお願いします。


‥‥と言うことで、この最後のメールを読んで、あたしは、北朝鮮に拉致された被害者のことを家族が必死に訴え続けてるのに、まったく聞く耳持たずでホッタラカシにしてるコイズミを見るような思いがした。ここまで遺族が不審に思っているのに、ここまで遺族が訴えているのに、「単なる自殺」で片付けて、サッサと捜査を打ち切ってしまう行政って、いったい何なんだろう? これ以上捜査をすると、何か都合の悪いことでもあるんだろうか? ものすごく単純なことだけど、自分の意思で命を絶とうとしている人が、駆けつけた人間に「右手をあげて、ここだというように合図」などするだろうか? とにかく、今回の捜査の打ち切りに対して、遺族がまったく納得していないことだけは、これで良く分かったと思う。最後に、他にも、もっと重要な立場の人からのメールもあるんだけど、それは今、掲載の許可を取っているとこなので、もうちょっと待って欲しい。

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2006.02.07

横向きカニパワー

kani
あたしのマンションの駐車場って、地下とかじゃなくて、普通の野外なんだけど、出口のとこがスロープになってる。それも、カーブしながらのスロープで、文章だとうまく説明できないんだけど、駐車場から道路に出るのに、右に曲がりながらスロープを上る‥‥って、あれ?‥‥文章で説明できちゃった(笑)

それで、完全に雪が積もってれば、誰でも気をつけてゆっくりと出て行くんだけど、今朝は雪が溶けかかって、シャーベット状になってた。それでも、あたしの車はFFだからいいんだけど、FRで、パワーのある車で、運転のヘタな人の場合は、スロープのとこで、ドリュリュリュリュ〜ッ!とかなっちゃって、車がカニみたいに横向きになっちゃったり、ヒドイ時には、お尻が左側のフェンスにぶつかっちゃったりする。とは言っても、雪なんかメッタに降らないし、長年住んでても、そんなの2回しか見たことなかった。それなのに、今朝、記念すべき3回目を見た。

‥‥って言うか、あたしはすぐ後ろにいたんだけど、シャーベット状で怖かったから、リトル車間距離をとってた。そしたら、あたしの前のニッサンのホニャララが、イキオイ良く出て行こうとした瞬間に、後輪がドリュリュリュリュ〜ッ!って滑り出して、駐車場の出口をふさぐような形に、ナナメに止まっちゃった。まるで、テトリスの5コマぶんの幅のとこに、3コマぶんの長さのを横向きに落としたみたいになっちゃって、前にも1コマ、後ろにも1コマのスペースしかなくて、どうしようもなくなっちゃった。

それで、あたしの車の後ろにも、もう1台、出勤で急いでる男の人がいて、その人が降りて来て、横向きになっちゃった車の後ろのとこを押したり引いたり手伝って、あたしも、何の役にも立たないんだけど、自分だけ車に乗って待ってるワケにもいかないから、車から降りて、周りをウロウロしたりして、風邪で具合が悪いのに、マスマス調子が悪くなっちゃった今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは、ゆうべよりはリトル調子が良くなったんだけど、やっぱ風邪がつらくて、セキはそれほどでもないんだけど、頭痛がひどかった。それも、歩くたびに頭にズキズキ響くみたいな感じだったので、体を動かすのがつらかった。だけど、寒くて乾燥してるあたしのお部屋とは別世界の、暖房で暖かい上に加湿器もある事務所に半日いたら、ずいぶん具合が良くなった。オマケに、ここんとこ、あんまり栄養のあるものを食べてなかったんだけど、今日はお昼に高級な仕出し弁当をゴチソウになって、特にカニクリームコロッケが爆発的に美味しくて、賢者の石を2連続で使ったくらい体力が回復した。

毎日、美味しいものをタラフク食べてる人は分かんないと思うけど、日ごろロクなものを食べてない人が、タマに栄養のあるものを食べると、食べた瞬間から、栄養が体中に浸透して行くのが分かる。ボクサーなのに頭が良さそうな畑山隆則は、現役時代、試合の前に減量してる時とか、食べたものとか飲んだものとかの栄養分が、体内にゆき渡って行くのが感じられるって言ってたけど、あたしも良く分かる。前に、どうしてもお金が無くて、1日1食で何日かがんばって来たんだけど、フラフラになって、立ち上がると貧血で倒れそうになって、もうダメだって時に、あたしを心配して訪ねて来たお友達が、パンとオロナミンCを買って来てくれたことがある。

その時、オロナミンCを飲んだら、色んな栄養分が、両手、両足の先のほうまでゆき渡って行くのが感じられて、一気に元気になった。ボコボコにやられて立てなくなった悟空が、センズを食べた時みたいに、アッと言う間に体中にパワーがみなぎって、あたしは急激に復活した。1本300円くらいする栄養ドリンクならともかく、オロナミンCなんて単なる清涼飲料水で、デカビタCとかと同じジャンルなのに、ホントに栄養が足りない時に飲むと、十分に効き目があるのだ。

だから、今日、美味しいお弁当を食べたら、そのひとつひとつの栄養素が、体にゆき渡って行くのを感じられた。だけど、コレって、所詮は先入観とか自己暗示とかそう言ったものかも知れないから、自分の知らない栄養素については、良く分からない。たとえば、ビタミンCとか、カルシウムとか、鉄分とか、そう言うメジャーなヤツだったら、すごくイメージしやすいから、ブロッコリーやプチトマトを食べれば、ナニゲにビタミンCが体内に浸透して行くような気がするし、ヒジキを食べれば、ナニゲにカルシウムや鉄分が体内に浸透して行く気がする。だけど、ビタミンKとか、ビタミンQとか、ナイアシンとか、イマイチ良く分かんない栄養素に関しては、どの食べ物に入ってるかも分かんないから、体内に浸透して行くとか行かないとかって言うイメージなんかできない。

ようするに、畑山隆則の場合は知らないけど、少なくともあたしの場合は、思い込みっぽい気がする。たとえば、あたしが、フラフラの状態でファンタを飲んだとしたら、あたしの体内には、糖分とビタミンCがゆき渡って行く感じがする。それは、あたしの知識だと、ファンタに入ってる栄養素って、糖分とビタミンCくらいしか思いつかないからだ。だけど、オロナミンCの場合は、他のジュースよりもビンが小さいから、それだけで、何となく効き目がありそうだって言う先入観を持っちゃう。その他にも、良く分かんないクセに、色んな栄養素が入ってる感じがするから、フラフラの状態でオロナミンCを飲むと、ビタミンAとか、ビタミンBナントカとか、色んな栄養素が体内に浸透して行くイメージを持っちゃうワケだ。

‥‥そんなワケで、今日のあたしは、仕出し弁当に入ってたカニクリームコロッケを食べた時に、まずは、ホワイトクリームは牛乳、牛乳はカルシウムってふうに連想したから、体内にカルシウムが浸透したような感じがした。それから、カニはキトサンしか思い浮かばなかったので、体内にキトサンが浸透したような感じがした。でも、ホントは、キトサンてのは、カニの殻からとれるもので、カニの身には入ってないような気もするし、それ以前に、キトサンにどんな効果があるのかも分かんない。だけど、とにかく、美味しいカニクリームコロッケを食べたことによって、あたしの体内には、カルシウムとキトサンがゆき渡ったような気がして、すごく元気になったことだけは確かなのだ。だから、あとは、カニに含まれてるあたしの知らない栄養素の力によって、駐車場の出口で車が横向きにならないように気をつけようと思う今日この頃なのだ(笑)


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2006.02.06

シド&ナンシーの微熱

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あたしの応援してるコンコンジャンプが出るから、すごく楽しみにしてたゆうべの「LIVE BANG!」の「第1回チャンピオン大会」だけど、残念ながら、コンコンジャンプは優勝できなかった。どんなバンドが出場したのかって言うと、Kra(ケラ)って言うビジュアル系バンドと、ピンクフラミンゴなんとかって言うベースとドラムスとボーカルのバンドと、長い名前で覚えられなかった女子高生のバンドと、ヤドカリって言う福岡のアコースティックの2人組と、コンコンジャンプの5組だった。それで、優勝したのは、長い名前の女子高生のバンドだった。

だけど、30分弱の放送時間にムリヤリに詰め込んで編集されてたので、5組のバンドの演奏は、どれも半分くらいでカットされてた。その上、5組の演奏が終わったら、得点の発表も審査員たちのコメントも何もなくて、イキナリ優勝バンドの発表になった。だから、何で女子高生バンドに優勝が決まったのか、他のバンドの評価はどうだったのか、何ひとつ分からないまま、エンディングを迎えた。最後にチョコっと、「rockin’ on」の編集長が、女子高生バンドを優勝にしたことに対して、「見ている人の中には意外に思う人もいるかも知れないし、演奏に危うい部分もあったけれど、将来性と言うか、原石の魅力と言う意味で選びました」とかって言ってた。

だけど、仮にもチャンピオン大会だってのに、将来性があるかどうか知らないけど、演奏技術が最低限のレベルにも達してないバンドを選ぶってのは、どうなんだろう? ちなみに、この女子高生バンドは、最初に番組に出た時には、他のバンドに負けて敗退した。だけど、今回のチャンピオン大会は、視聴者の投票によって出演バンドが決まるので、この女子高生バンドにナゼかたくさんの投票があって、出場できることになった。だから、敗者復活でチャンピオン大会に出られた上に、優勝までしちゃったって感じの今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは、自分がコンコンジャンプを応援してるってことを抜きにして、審査員になったつもりで公平に5組のバンドを評価してみたけど、演奏技術、楽曲、パフォーマンスなど、どれをとってもコンコンジャンプだけが飛び抜けて素晴らしくて、ハッキリ言っちゃえば、コンコンジャンプだけがプロで、あとの4組はガクッとレベルが下がって、学園祭バンドって感じだった。そんな中でも、ヤドカリがちょっと良かったけど、あとの3組は、これと言って特徴の無い、普通のアマチュアバンドって感じだった。とにかく、コンコンジャンプだけが素晴らしいパフォーマンスを魅せてくれて、サトミちゃん、ハルカちゃん、ヒロコちゃん、アンド、サポートメンバーちゃん、ホントにお疲れちゃんでした。5組の中で、ダントツにサイコーに良かったよ♪

何よりも、誰よりも楽しそうに演奏してたのが、ホントに良かった。コンコンジャンプは、やっぱりライブの場数を踏んでるから、安心して聴いてられる。サトミちゃんの元気玉はいっぱい炸裂してたし、ハルカちゃんのベースもピョンピョン跳ねてて可愛いかったし、ヒロコちゃんのスネアもスコンスコンと抜けててカッコ良かったし、メッチャ良かった。マトモな審査員だったら、間違いなく全員がコンコンジャンプに得点を入れてたと思う‥‥って、三十路女の文句はこれくらいにしとくけど、これは、あくまでもあたしの感想で、審査員たちは別の判断をしたんだから、それはそれでいいと思う。

だけど、いくら時間が足りないからって、それぞれのバンドの得点も、審査員のコメントも無しで、イキナリ優勝バンドを発表されても、視聴者は納得できない。たとえば、審査員5人がそれぞれ10点ずつ持ってて、全員が満点だと50点てことにして、1番目のバンドは43点、2番目のバンドは46点‥‥って点数を発表してけば、少なくとも、どの審査員がどのバンドを高く評価したのかも分かるし、優勝できなかったバンドも、どれくらい評価されたのかが分かる。だから、これからも、第2回、第3回って続けてくんなら、チャンピオン大会だけは1時間ワクにして、ちゃんと最後まで演奏させて、ちゃんとそれぞれのバンドに対する得点やコメントを明確にして欲しいと思う。

なんてお堅い話はこれくらいにして、ここからは脱力系で行くけど、今回、1番目はケラってバンドで、2番目はピンクフラミンゴ何とかってバンドだったけど、ナゴムレコードマニアのあたし的には、ケラって聞くと、有頂天のケラさんを思い浮かべちゃう。今、発売中の「テレビブロス」に、インタビューが載ってるけど、空手バカボンの曲の「労働者M」の「M」が、大槻ケンヂの中学の時の同級生の「前島くん」のことだったってことを知って、あたしは、どんな顔なのかも知らない前島くんが、モクモクと給食を配ってる絵を想像しちゃった。ちなみに、「空手バカボン」てのは、「おおつきもよこ」こと大槻ケンヂと、「ハヤブサのユウ」こと内田雄一郎と、ケラさんの3人でやってた昔のバンドの名前だ。で、何でダッフンしたのかって言うと、今日、2月6日は、大槻ケンヂの40才のお誕生日だからだ。大槻ケンヂさん、おめでとうございます♪

あ!コンコンジャンプのハルカちゃんもお誕生日だ!ハルカちゃん、おめでとう♪

それから、「ピンクフラミンゴ」って言われると、やっぱりディバインを思い浮かべちゃうから、異様に太ったハデな女装のおじさんが、道端の犬のフンを拾ってパクッと食べちゃう絵を想像する‥‥とか言っても、分かんない人にはチンプンカンプンだと思うけど、何のフォローもしないでトットと進む、小嶋進、宮尾進とニポンの社長‥‥ってワケで、もう一発ダッフンさせてもらうと、オトトイの土曜日の夕方、車で移動中に、TOKYO FMの上原多香子の「クロス・トゥ・ユー」を聴いてたら、2月8日にリリースされるバニラムードのファーストミニアルバムの中から、「春フルぷるん」が流れた。これは、もちろん、avexつながりってこともあるけど、それだけじゃなくて、上原多香子がCMをやってるドコモのFOMAの「Nを探せ」ってキャンペーンに、バニラムードの楽曲、「珀−haku−」が使われてるって言う、スポンサー絡みのナニもあるワケだ。

で、テレビ東京の「LIVE BANG!」と提携してるUSENのパソコンテレビ、「Gyao」の音楽コンテンツを見ると、ちょうど今、バニラムードの「春フルぷるん」のPVが観られるってスンポーになってる。Marikoちゃんは、あいかわらずプリプリ可愛いいし、4人で映ってる広間みたいなとこはいいんだけど、ソロの絵になると、何だか八王子のラブホテルの通路みたいで、不思議な世界観を鴨志田くんだ。あとは、これまた大好きなPANGの「Rela〜x」が観られるんだけど、PANGのミニアルバムも、MAXのニューアルバム、「Jewel of Jewels」と同じ2月22日にリリースなので、ロト6で4等が当たったら、ぜんぶまとめて買うことにしよう。

‥‥って言うか、そんなこと以前に、1月の月末に払うぶんの家賃、まだ払ってないし、あと2日で水道が止められちゃうし、電気とガスの督促状もたまっててヤバイから、真剣にロト6を予想しなくちゃなんないし、4等じゃなくて、3等を狙わなくちゃなんない。とりあえず、MAXもバニラムードも4人組だから「4」、それから、MAXのニューアルバムの発売日が22日だから「22」、次は、りっちゃんのお誕生日が26日だから「26」、あとは、ゆうべから寒くて震えが止まらなくて、頭がすごく痛いから、熱を計ってみたら37度9分もあったから、「37」と「39」、残りのひとつは、売り場で考えよう。これで、200円が30万円くらいになれば、家賃も光熱費もぜんぶ払える上に、バニラムードとPANGのミニアルバムも買えるし、ついでに、アニマル柄のヌーブラも買えるってもんだ(笑)

それにしても、あまりにも頭が痛いのと、寒いのとで、なかなかキーボードが打てない。ずっとセキが止まらないんだけど、コンコンとセキをするたびにジャンプしちゃうくらいに頭に響く。今日は、ずっと外のお仕事だったから、完全にこじらせちゃったみたいだ。だけど、風邪薬は無いから、生理痛のお薬を飲んで、ショウガ汁に熱湯を注いでお砂糖を入れたのを飲んだので、今日は早めに寝て、明日の朝までに復活しようと思う。

‥‥そんなワケで、ジョン・レノンにはオノ・ヨーコが、シド・ヴィシャスにはナンシー・スパンゲンが、サイボーグ・クロちゃんにはナナちゃんが、押尾学には矢田亜希子が‥‥なんて書き出して思い出したけど、シドが21才の若さで生涯を閉じたのって、1979年の2月2日の夜だった‥‥2月2日‥‥誰がバンビを殺したのか?‥‥その答は、女王しか知らない‥‥なんてマニアックな妄想が出始めたので、どこまでもマイ・ウェイを行くあたしとしては、そろそろお布団に入ろうと思う今日この頃なのだ。


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2006.02.05

アメリカの言いぶん

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アメリカ産の狂牛肉が、輸入再開からわずか1ヶ月でソッコー輸入禁止になった問題について、ニポン側とアメリカ側の言いぶんは、大きく違ってる。だけど、これが政府間レベルの話の場合には、単なる事実関係だけじゃなくて、立場上の問題とか、それぞれの利権とか、色んな思惑が入り混じっての攻防戦になるから、何も真実は見えて来ない。大嘘の答弁を繰り返す中川昭一にしたって、狂牛肉の輸入再開を熱望してる日本フードサービス協会から長年に渡って献金を受けてたんだから、ここにも、自民党と建設業界との癒着と同じに、生臭いニオイがプンプンとしてる。だから、今回は、リトル視点を変えて、アメリカ側の国民レベルでの言いぶんと、そのバックボーンについて書いてみようと思う。

今回の輸入禁止について、ニポン国民の言いぶんとしては、「特定危険部位を完全に取り除くって言う約束が守られていなかったんだから、輸入禁止になったのは当然だし、その責任はアメリカ側にある」とか、「アメリカ側にも責任はあるけど、きちんと調査しなかった日本政府にも問題がある」とか、「アメリカの圧力に屈して輸入再開を急いだ日本政府の責任だ」とか、「コイズミはニポンの恥だ!」とか、「MAXのニューアルバムは2月22日に発売でーす♪」とか、色んな意見があるけど、すべてに共通することは、「アメリカが約束を守らなかったから輸入禁止になった」って点だ。

これに対して、アメリカ側は、自分たちが約束を守らなかったことなんかタナに上げちゃって、「私たちは毎日食べている肉なのに、それを危険部位に特定してる日本人がおかしい」なんてワンダホーなことを言ってる人たちもいる。いつものあたしなら、ここで、「だからアングロサクソンは単細胞なんだよ!」とかって書くとこなんだけど、今日はリトル冷静になってみた。そしたら、双方の国の世論の違いの根っこにあるのは、この部分なんだってことが見えて来た。ようするに、アメリカ人にしてみたら、自分たちの国では禁止になってなくて、みんなが毎日食べてる肉、つまり、「安全だ」って信じてる肉なのに、それを除去しろとか言ってるニポン人のほうがおかしい、神経質すぎる‥‥って思ってる今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、ニポン人とアメリカ人の感覚に、何でこれほどの温度差があるのかって言うと、アメリカでは、狂牛病に関する正しい報道がほとんどなされていないからだ。肉が主食みたいなアメリカでは、食肉関係の企業と政治家との癒着がすさまじくて、選挙で勝つためには、いかに食肉関係の企業の票を取り込むかってことも大きなポイントになる。今、支持率が風前のともし火のブッシュが、必死になって畜産業界や精肉業界に対するゴマスリコメントを連発してるのも、こんな背景があるからだ。だから、自分の国の牛肉が危険だなんてことは、できるだけ国民に知られないようにしてるワケで、そのための情報操作やインペイ工作は、まるで自民党の森派並みなのだ。それで、真実を知らされてないアメリカ国民の多くは、何も知らずに、異常プリオンが満載の狂牛肉を毎日毎日食べ、どんどん狂牛病に感染してるってワケなのだ。

そして、真実をインペイし続けてる畜産業界や精肉業界の悪党どもと、何も知らない消費者との中間の立場の人たち、つまり、外食産業の人たちは、当然、内情に詳しい。だから、その多くは、ニポンの吉野家やすかいらーくのように、危険だってことを誰よりも知ってるクセに、平然と販売し続けてる。だけど、アメリカにだって、すき家のように、消費者の命にかかわるような危険極まりない食品は扱えないって思ってるマトモな企業もある。

2月1日付の「ニューズウィーク」に、長年、BSE問題を取材しているドキュメンタリー作家、ナンシー・グッドの最新レポートが掲載されたんだけど、その中には、ニポン人が知らされてるのとは大きくかけはなれた、アメリカの実情が書かれていた。それは、「目の前に迫るヒト感染の恐怖」ってタイトルの長いレポートなんだけど、とりあえず、冒頭の部分だけを引用してみる。


「アメリカの肉牛管理体制には問題がある」、不安と怒りをにじませてそう訴えているのは、日本の消費者だけではない。成田空港でアメリカ産牛肉に「特定危険部位」の脊柱が見つかった日から、さかのぼること1ヶ月前の昨年12月19日、米マクドナルド社が、米食品医薬品局(FDA)に一通の書簡を送った。それは、牛肉の生産、処理、加工、流通の過程における安全対策の強化を求める内容だった。「米政府には、リスクを減らすためにできることがもっとあるはずだ」と、マクドナルドのリチャード・クロフォード副社長は書簡に書いている。同社としてはBSE感染のリスクを可能なかぎりゼロにしたいが、一部の飼料を米政府が使用禁止の飼料から除外しているため、目標達成は困難もしくは不可能になっている、と訴えた。クロフォードは、認識票などで牛を1頭ずつ個体管理するシステムや、原産地から流通にいたる狂牛ルートを追跡確認できるようにする、いわゆるトレーサビリティー制度がアメリカに存在しないことにも懸念を示した。いずれも、日本にはすでに導入されている制度だ。1月20日に成田空港の検疫所で問題の牛肉が発見されたのを受けて、日本はただちにアメリカ産牛肉の輸入再停止を決めた。再開からわずか1ヶ月後の再停止で、小泉政権の責任を追及する声が高まることは確実だ。昨年の輸入再開に際しては、BSEの原因物質が蓄積しやすい脊柱や脳などの特定危険部位を除去した月齢20ヶ月以下の牛であることが条件とされた。そして、米政府は、食肉処理施設での検査を厳格化し、月齢の証明書を発行するなどの対策を講じると約束した。しかし、今回、背骨が見つかった牛肉を出荷したニューヨーク州のアトランティック・ビール・アンド・ラム社には、農務省の検査官が常駐していたのにも関わらず、何の検査も行なわれていなかったのだ。管理体制がずさんなことをあらためて浮き彫りにした今回の事件で、米政府に対する批判が日本で再び高まることは間違いない。さらに注目すべきは、アメリカ国内でも当局の風当たりが強まり始めたことだ。米政府の姿勢に疑問を投げかけたのは、マクドナルドだけではない。乳製品大手のランド・オ・レイクス社なども、現行の対策が不十分であることに懸念を示す書簡をFDAに送った。


‥‥そんなワケで、あのマクドナルドが‥‥って言ったら失礼だけど、マクドナルドでさえも‥‥ってのも失礼だけど、マクドナルドが、「現在のアメリカのやり方はBSE感染のリスクが高すぎる」って断言してるワケで、その1番目の理由として、「危険な肉骨粉の混じった飼料」「ダウナー牛(病気で歩けなくなった牛)の死体を混ぜた飼料」「鶏糞ゴミ飼料」などを許可している現行の法律が問題だって言ってる。そして、2番目の理由として、ニポンのように牛を1頭ずつ個体管理するシステムがアメリカには無いってことが問題だって言ってる。そして、これらを改善するだけでも、BSE感染のリスクは大幅に減少するんだから、何とかしてくれって訴えたワケだ。そして、マクドナルドが危機を訴えるほどヒドイ状況なのに、何も知らずに危険な狂牛肉をパクパクと食べてるアメリカ人が何で多いのかって言うと、ひとつの呆れ果てた裁判がキッカケになっていたのだ。

今から10年前、1996年4月のこと、アメリカの人気司会者で女優のオプラ・ウィンフリーのトーク番組、「オプラ・ウィンフリー・ショー」に、牧畜農家のカウボーイから菜食主義者に転身した男性、ハワード・ライマンが、ゲストに呼ばれた。そして、ライマンは、あまりにもデタラメで危険極まりない食肉牛の飼育や処理の実態と、狂牛病の恐ろしさについて、現場で働いていた実体験を話した。それまでは、政府と業界によってほとんどがインペイされていた事実だったために、その衝撃は、あっと言う間に全米に広がったのだ。トークの内容をすべて引くと、膨大な量になっちゃうので、一部分を引いてみる。


ライマン(以下R) 「狂牛病に感染して発病した者は、あまりにも悲惨です。狂牛病に比べれば、エイズなどただの風邪のようなものです。」

ウィンフリー(以下W) 「そのコメントは極端すぎませんか?」

R 「もちろん極端なコメントですが、それほど恐ろしい病気だと言うことです。私たちアメリカ人は、イギリスとまったく同じ道をたどっているのです。政府は10年間も、これほど大きな問題に対して何ひとつ対策を取らずに、国民に危険な牛肉を食べさせ続けて来たのです。この国では、毎年何十万頭もの牛が、昨晩までは元気だったのに、次の日の朝には死んでいるのです。そして、こう言った死亡牛は、死亡原因も調べぬまま、肉も骨も内蔵もすべてミンチにされて、別の牛のエサになっているのです。」

W 「ええっ? 牛は草食動物じゃなかったんですか? 牛に牛の肉を食べさせるなんて、そんなことが許されるのですか?」

R 「おっしゃる通りです。こんなことは、絶対にあってはいけないことなのです。しかし、我々畜産業者は、自然の摂理を無視して、本来は草食動物である牛に、原因不明の病気で死んだ仲間の肉を食べさせ続けて来たのです。我々は、牛を肉食動物にしてしまっただけでなく、共食い動物にしてしまったのです。そして、これこそが、狂牛病拡散の原因なのです。」


今でこそ、肉骨粉や骨脂を牛の飼料にしていることは周知の事実になったけど、たった10年前には、ほとんどのアメリカ人は、この事実を知らされていなかったのだ。アメリカ人の多くは、牧草を食べて育った健康な牛の肉だと信じて、ハンバーガーやステーキを毎日食べていたってワケだ。そして、この衝撃の事実を知り、あまりの恐ろしさに、客席のあちこちから悲鳴があがり、司会者のオプラ・ウィンフリーは、テレビカメラに向かってこう宣言した。


「私は、もう二度とハンバーガーを食べないわ!」


これは、人間として、当然のセリフだろう。だけど、真実を伝えたライマンと、その真実に対して当然のコメントを発したウィンフリーの2人は、こともあろうに、「全米肉牛生産者協会」から「食料誹謗罪」で訴えられたのだ。タバコを吸い続けてたら肺ガンになったと言って、そのタバコ会社を訴えたり、ファーストフード店のポテトを食べ続けてたら肥満になったと言って、そのファーストフード店を訴えたりと、ニポン人には理解に苦しむアメリカ人の感覚だけど、この裁判にも呆れ果てる。もちろん、全米肉牛生産者協会のトンチンカンな訴えが通るワケもなく、ライマンとウィンフリーは勝訴したんだけど、この出来事によって、アメリカのメディアには、「狂牛病問題を扱うのはタブー」「狂牛病問題について語るとメンドウなことになる」って言う風潮が広まっちゃったのだ。ま、畜産業界や食肉業界とベッタリ癒着してる政治家だらけなんだから、当然のことだけど。

‥‥そんなワケで、ニューズウィークのナンシー・グッドのレポートでは、メディアの口封じをして、国民に真実を伝えないように根回ししてるアメリカ政府と比べて、ニポンのメディアについては、次のように書いている。


国民に正しい情報を伝えないようにしているアメリカとは反対に、日本では、牛肉の安全性に関する報道があふれている。しかしメディアの報道をみるかぎり、政府の決定に対する不透明感はぬぐえない。昨年12月に食品安全委員会が出した答申は、「アメリカ産牛肉のリスク評価は現時点では困難」としていた。月齢を正確に把握していないなど、管理体制のデータが不十分なアメリカが、日本の求める検査基準を実行できるかどうか検証しようがなかったからだ。それがなぜ輸入再開の根拠となったのか、未だに明確な説明はない。今回の輸入再停止で、日本政府の責任を追及する声と、アメリカの管理体制に対する不信感がさらに高まることは必至だ。


おいおいおいおいおーーーーーーい! 中川昭一! お前なあ、言ってることが正反対じゃん! このレポートでは、ニポンの食品安全委員会が12月に出した答申書には「アメリカ産牛肉のリスク評価は現時点では困難」って書いてあったって言ってるぞ! ニポン国内に発表したものは、「リスクは極めて小さく、輸入再開には何ら問題はない」って書いてあって、お前は、その答申書をモトにして輸入再開を決定したんだろが!? こんな大嘘をつきやがって、開いた口から小さいきっこたちがゾロゾロと出て来ちゃうほどのお粗末さだよ、まったく。アメリカ側の人間が、「管理体制が不十分なアメリカが、日本の求める検査基準を実行できるかどうか検証しようがないのに、何で輸入再開になったのか理解できない」って言ってんだぞ!

年金の未納額が国会議員の中でトップの中川昭一は、ニポン国民には「リスクは極めて小さく、輸入再開には何ら問題はない」って大嘘をつき、アメリカ側には「アメリカ産牛肉のリスク評価は現時点では困難」だって伝えて、それなのに、突然の輸入再開。アメリカ側にしてみたら、今のアメリカのシステムだと、ハッキリした月齢も分かんないし、管理体制も不十分だし、ニポン側の言う通り、現時点ではニポン側の希望する形での輸出はムリだって分かってたのだ。それなのに、何の対策も行なわれないまま、輸入再開になっちゃったんだから、そりゃあ背骨のついた狂牛肉が混じってても当然だろう。ようするに、すべては、「12月中の輸入再開ありき」で進めて来たコイズミのやり方にムリがあったってワケだ。

そして、泥酔したハレンチな姿を全国ネットで生中継されちゃった中川昭一は、「事前に日本側が現地調査してから閣議決定する」って言う政府答弁書の方針を無視したことについては、「輸入再開以降でなければ、米国の施設が適切かどうか判断できないと思った」なんて、あまりにも苦し紛れなイイワケをしてたけど、ホントのところは、「アメリカ産牛肉のリスク評価は現時点では困難」だから、査察に行ってもムダだって思ったんだろ?

さらに、水鉄砲にニポン酒を入れて自分の口の中に発射するのが好きな中川昭一は、この前の国会の答弁で、「プリオン専門調査会がきちんと調査して、安全であると言うことを確認した上で、ちゃんとパブリックコメントも実施して、そして輸入再開をしたのですから、事前に現地調査をしなくても、何も問題はないと判断したのです」って、またまた大嘘を炸裂させた。そこまで言うんなら、そのパブリックコメントが何通集まって、どんな結果だったのか、全国民の前で、言えるもんなら言ってみろってんだ!

去年の12月30日の日記、「それでも食べたい人はご自由に」の中にも書いたけど、内閣府食品安全委員会は、11月末までパブリックコメントを募り、約9000通が集まったんだけど、それらはダンボールの箱に入れたまま、誰も目を通さずに、一度も会議をせずに、輸入再開を決定したのだ。ようするに、「国民の声を聞きました」って言う大義名分を作るための、形だけのパブリックコメントを実施したってだけのことで、これこそが、コイズミ茶番内閣の真髄だろう。募集するだけしといて、ダンボールに入れっぱなしで、見てもいないクセに、何が「ちゃんとパブリックコメントも実施して」だよ。この大嘘つきの二日酔い!

‥‥そんなワケで、今回は、いつもと視点を変えて、アメリカ側から見てみたんだけど、それでもいつもと同じように、コイズミが諸悪の根源て言う結論に達した。まあ、コイズミが使いもんになんないデクノボーだってことは、学歴詐称、企業癒着、闇献金、年金未納、家庭内暴力、レイプ疑惑、殺人疑惑、他にも数え切れないほどの悪行三昧の輝かしい経歴を見れば一目瞭然だけど、こんな大犯罪者がニポンの総理大臣だとは、国民として、これほど恥ずかしいことはない。そして、脳みそがスポンジ状でマトモなニポン語すら話せないコイズミを頂点に、大嘘つきの酔っぱらい、アメリカに住民票のある売国奴、ホニャララ団をバックに持つ早口男、マンガしか読まないバカ、しけった草加せんべい、2階から闇献金が降って来る工作員、環境破壊オバサン、ライブドアのパシリの白ブタなどなど、あまりにも優秀なコイズミ内閣の面々と、この素晴らしい税金ドロボウたちに投票したオメデタイ国民たちに、アメリカの狂牛たちも口からヨダレを垂れ流しながら呆れ果ててると思う狂牛この頃なのだ(笑)


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2006.02.04

踊る猫

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今日は「立春」ってワケで、暦の上だと今日から春なんだけど、コレを書いてる今は深夜なので、春らしいことは、まだ無い。この「まだ無い」で、ピーンと来た人もいるかも知れないけど、これは、夏目漱石の「吾輩は猫ひろし」‥‥じゃなくて、「吾輩は猫である」の1行目、「吾輩は猫である。名前はまだ無い。」の「まだ無い」を使ってみた。夏目漱石と言えば、すごくいっぱい本を書いてるけど、誰でも読んだことのあるのは、この「吾輩は猫である」と、あとは「坊ちゃん」と「三四郎」くらいだと思うし、読んだことがなくても、タイトルくらいは聞いたことがあるだろう。それほど有名な小説なのに、意外と知られてないのが、これらの出典だ。これらはすべて、書き下ろしじゃなくて、どこかに連載したり、発表したりしたものが、アトから本になったものなのだ。

「吾輩は猫である」は、明治38年(1905年)に、俳句誌の「ホトトギス」に連載されたもので、「坊ちゃん」は、その翌年に「ホトトギス」に発表されたもので、「三四郎」は、明治41年(1908年)に「朝日新聞」に連載されたものなのだ。だから、リアルタイムで読んでた人がいたしとたら、今は100才くらいってワケで‥‥って思ったんだけど、赤ちゃんや幼児が俳句誌や新聞を読むことはできない。最低でも、10才くらいにならないと読めないと思うので、そうすると、当時、リアルタイムで「吾輩は猫である」とかを読んでた人が、今、生きてたとすると、少なくとも110才以上ってことになる。

つまり、今から20年前、30年前なら、子供のころや若いころに、朝日新聞で「三四郎」の連載を読んで、ワクワクしたことのある人がニポン中にたくさんいたのに、今は、もう1人もいないってことになる。そう考えると不思議なもので、昨日の日記の「生放送」と「録画」の違いみたいに思えても来る。1冊の本になった「吾輩は猫である」は、それはそれでとっても楽しい本だけど、ホトトギス誌に連載されてた「吾輩は猫である」を読んでた人は、読み終わって「つづく」ってなってから、次の号が出るまで、ずっとワクワクしながら待ってたんだろう‥‥なんて思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは、「吾輩は猫である」が大好きなんだけど、特に好きなのが、猫がお雑煮のお餅を食べて、歯にくっついちゃって、何とか取ろうと思って、踊るシーンだ。踊るって言っても、ホントに踊ってるワケじゃなくて、両方の前足で歯についたお餅を取ろうとして、思わず後ろ足だけで立ち上がっちゃうシーンだ。それで、その様子が踊ってるように見えたってことなんだけど、あまりにも細かく、あまりにもテイネイに、それも猫の立場になって書いてあるから、ものすごく楽しい。猫的には苦しい場面なんだけど、思わず笑っちゃう。せっかくだから、ちょっとだけ引用してみる。


「(前略)尻尾をぐるぐる振って見たが何等の功能もない、耳を立てたり寝かしたりしたが駄目である。考えて見ると耳と尻尾は餅と何等の関係もない。要するに振り損の、立て損の、寝かし損であると気が付いたからやめにした。ようやくの事、これは前足の助けを借りて餅を払い落すに限ると考え付いた。まず右の方をあげて口の周囲を撫で廻す。撫でたくらいで割り切れる訳のものではない。今度は左の方を伸して口を中心として急劇に円をかくして見る。そんな呪いで魔は落ちない。しんぼうが肝心だと思って左右かわるがわるに動かしたが、やはり依然として歯は餅の中にぶら下っている。ええ面倒だと両足を一度に使う。すると不思議な事に、この時だけは後足二本で立つ事が出来た。何だか猫でないような感じがする。猫であろうが、あるまいが、こうなった日にゃあ構うものか、何でも餅の魔が落ちるまでやるべしという意気込みで無茶苦茶に顔中引っ掻き廻す。(後略)」


こんな感じで2本足で立ち上がっちゃって、この先もエンエンとお餅と格闘するんだけど、そこに、子供たちをはじめ、家の人が集まって来て、みんなに猫踊りを見られちゃうってワケだ。この、漱石お得意の緻密でシツコイ描写が、とにかくあたし好みだし、「こうなった日にゃあ」の「にゃあ」も、たまらなく楽しい。漱石って、俳句はイマイチだけど、小説は素晴らしいと思う。

「我輩は猫である」は小説だけど、ぜんぶを空想で書いたワケじゃなくて、漱石が飼ってた猫をモデルにしてる。小説と同じに名前が無かったから、半分は野良猫みたいな感じだったんだろうけど、漱石の家でゴハンをもらってた。どんな猫かって言うと、灰色系のシマシマの猫だったそうだ。だけど、子猫のうちから可愛がってたのに、名前もつけなかったのって、何か変だ。だから、その時その時で、「チビ」とか「タマ」とか「シマ」とか呼んでたんじゃないのかと思う。そして、この猫は、明治41年9月13日に亡くなったんだけど、漱石は裏庭の桜の木の下に埋めて、名前が無かったから、角材に「猫の墓」って書いて、立てたそうだ。

この時点では、すでに「我輩は猫である」が大ヒットしてたから、そのモデルの猫が亡くなったってことは、それなりの一大事だった。それで、漱石の俳句仲間にも報せなくちゃいけないってことで、悲しんでる漱石の代わりに、仲間の松根東洋城(とうようじょう)が、伊豆の修善寺にいた高浜虚子(きょし)に、こんな電報を打った。


 センセイノネコガシニタルヨサムカナ


「先生の猫が死にたる夜寒かな」ってことだ。そして、この句に対する高浜虚子からの返信の電報が、こんなのだった。


 ワガハイノカイミヨウモナキススキカナ


「吾輩の戒名も無き薄かな」ってワケで、名前の無いまま死んで行った猫のことを詠んでいる。今は、ケータイでいつでも連絡がとれるから、電報は緊急事態に使うものじゃなくなって、ドラえもん電報だとか、メロディーの流れる電報だとか、お祝いの時に使うものになったけど、漱石の時代には、電話のある家も少なかったから、緊急の時には、電報しかなかった。そして、今みたいに何十文字も打てなかったから、なるべく短く、簡潔に伝えるようにしてた。こんな時、たった17音で色んなことが伝えられる俳句って、ホントに便利だ。

ちなみに、「我輩は猫である」は、主人公の猫以外にも、それぞれモデルがいた。苦沙弥(くしゃみ)先生は漱石自身がモデルだし、他の登場人物は、漱石の俳句仲間がモデルになってる。また、舞台となる家も、漱石がイギリス留学から帰って来てから暮らした千駄木の家がモデルになってる。こう言うのって、小説やマンガを創作する人が良く使うパターンで、自分の周りの人たちをモデルにして登場人物を設定すると、会話やストーリーが組み立てやすくなる。つまり、すべて架空の人物だと、「こんな時、どんなセリフを言うのかな?」って想像するのが難しくなるけど、実際にいお友達とかをモデルにすれば、「こんな時、あいつならこう言うだろう」って想像しやすくなるからだ。

‥‥そんなワケで、モデルの猫がいたってことは、お餅が歯にくっついて踊ったのも、実際にあったことなのかも知れない。漱石の緻密な描写を読むと、とても想像だけで書いたとは思えないからだ。で、踊る猫って言えば、マンガの「ホワッツ・マイケル」が有名だけど、あれは、カッコ悪いとこを飼い主に見られちゃった時とかに、ゴマカシのために踊るもので、実際にはアリエナイザーだ。だけど、この「吾輩は猫である」の踊りは、現実にアリエール。お餅じゃなくても、猫って、食べ物がキバに刺さって抜けなくなると、口が「アヤヤヤヤヤ〜」ってなって、必死に取ろうとする。これは、猫ってすごく敏感な動物だから、ふだんと違う感触に対して、必要以上に反応しちゃうためだ。

猫って、とにかくあらゆるものに敏感で、たとえば、ソファーの上で寝てた猫の耳がピクッと動くと、ちょっと遅れてから誰かの足音が聞こえて来たり、猫がパッと窓の外を見ると、そこにスズメが来てたりする。寝てる猫の背中を指の先でちょっと触っただけれで、その部分が波打ったり、ビビッて動いたりする。テイネイに毛づくろいするのも、猫が神経質な証拠っぽいし、歩いててちょっとでも地面が濡れてると、パッと濡れてない場所に足を下ろす。だから、犬だったら、飼い主がムリヤリに洋服を着せても、靴をはかせても、仕方なくガマンしてるけど、猫に洋服なんか着せたら、発狂したみたいに大暴れして引きちぎっちゃうハズだ。

だから、水たまりなんか気にしないでバシャバシャと歩いちゃったり、大暴れして街を破壊しちゃったりするのは、サイボーグ・クロちゃんとか、デンキネコとかくらいだろう。サイボーグ・クロちゃんやデンキネコを知らない人は、説明するのがメンドクサイので、「日記内を検索」を利用して過去ログを読んでもらうとして、あたし的には、デンキネコの次回作として、「吾輩はデンキネコである」ってのを作って欲しい。

‥‥そんなワケで、デンキネコのシリーズは、基本的に、現代から近未来あたりの設定っぽく作られてるんだけど、それが、どことなくノスタルジックな匂いを持った絵と合わさって、独特の雰囲気を生み出してる。だから、たまには、明治時代あたりを舞台にした作品があっても、楽しいんじゃないかと思う。現代以外を舞台にした作品って、未来だとものすごい未来だし、過去だと江戸時代とか、さらには一気に原始時代とかになっちゃう場合が多いけど、明治時代や大正時代のビミョ〜な味わいって、絶対に捨てがたいと思う。まったりとした時間の中で、デンキネコが、縁側でのんびりとお昼寝をしてたり、「ニャニャニャニャニャ、ウニャニャニャウニャニャ、ウ〜ララ〜」とかって俳句を詠んでみたり、お雑煮のお餅が歯について踊り出してみたりと、そんなナニゲ無い世界、オチの無い世界ってのも、今までとは違った味わいがあって楽しいと思う‥‥なんて、デンキネコの作者の中村犬蔵さんが、この日記を読んでくれてることを前提に書いてみた今日この頃なのだ(笑)

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2006.02.03

恵方巻きでラッキー!

ehoumaki
ハッと気がついたんだけど、オトトイの日記、「ワクワクスケジュール」に、大事なことを書くのを忘れてた。2月5日の日曜日は、テレビ東京の「LIVE BANG!」の「第1回チャンピオン大会」に、あたしの大好きな「コンコンジャンプ」がエントリーされてたのだ。22時54分からOAなので、テレビ東京の見られる地域の人は、可愛くて元気なコンコンジャンプを応援しよう! サトミちゃん、ハルカちゃん、ヒロコちゃん、がんばってね!

‥‥って言っても、5日にOAされるのは録画だから、OAする前からすでにチャンピオンは決まってるワケで、応援しようがない。買った馬券をにぎりしめながら、競馬の生中継を見てるんなら、「がんばれ〜!がんばれ〜!」って応援できるけど、忙しくて生中継を見れなくて、夜中の「競馬ダイジェスト」を見る場合には、もう結果の出てるレースを見るワケだから、いくら「がんばれ〜!がんばれ〜!」って応援したところで、結果を変えることはできない。だから、応援するにしても、リトル虚しい。ま、生中継でも録画でも、いくらあたしがテレビの前で応援したところで、その力が勝敗に影響することは無いんだけど、気持ちの問題として、できれば「ナマ」で応援したい。

コンコンジャンプって言えば、番組の取材でアパートを訪ねたら、お部屋の中が真っ暗で、ナナナナナント! 撮影の当日だってのに、電気を止められてた! そして、ロウソクを立てて、お誕生日みたいにして撮影をしたことでもオナジミで、いつも電気やガスや水道を順番に止められてるあたしとしては、あまりにも近親相姦‥‥じゃなくて、親近感を感じる。だから、「LIVE BANG!」のチャンピオン大会では、ぜひ、コンコンジャンプに優勝してもらって、電気代を銀行自動引き落としにできるくらいの大物になってもらいたい‥‥なんて思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、コンコンジャンプのボーカルのサトミちゃんは、セブンイレブンでおにぎりを買った時に、レジのおじさんがそのおにぎりを落としちゃって、「別のに代えましょうか?」って聞かれた。人によっては、「はい、代えてください」って言う人もいるだろうけど、サトミちゃんは、「ぜんぜん大丈夫ですよ!」って答えた。そしたら、おじさんは、フランクフルトをオマケにくれて、サトミちゃんは「ワーイ!」って喜んだ。う〜ん、いい話じゃないですかぁ〜? 電気を止められたり、フランクフルトをオマケにもらって喜んだりって、あまりにもあたしとオーバーラップしちゃって、小さいきっこたちを総動員して応援したくなる。ただ、唯一の相違点は、あたしは三十路なのに、未だに電気やガスや水道を止められたりしてるってことだ(笑)

そう言えば、ちょっと前に、「Gyao」の音楽チャンネルで、コンコンジャンプのPVを流してたんだけど、ライブ映像の「ラッキー」と、可愛いアニメを使った「一人は二人で2倍とはんぶんこ」の2本をまとめてやってた。今は、もう終わっちゃったけど、途中までなら、オフィシャルサイトで今でも観ることができる。ちなみに、「ラッキー」のほうは、TBSの「バク天」のエンディング曲に使われてるからリトル有名だけど、あたし的には、「一人は二人で2倍とはんぶんこ」が可愛くて好きだ。

で、「バク天」と言えば、レイザーラモンHGを世に送り出した番組だけど、そのレイザーラモンHGが、1月28日に、郡山の「Club ♯9」に登場した。そして、この「Club ♯9」は、コンコンジャンプもライブをやったことがあって、店長の2913のことをアニキのように慕ってるそうだ。そんなコンコンジャンプの「ラッキー」が、「バク天」のエンディング曲に採用されたってことは、レイザーラモンHGとコンコンジャンプと2913とは、世にも不思議なトライアングルってワケで、いつかは全員そろって、キャラがバラバラなスーパーユニットを結成して欲しいと思う。

‥‥そんなワケで、コンコンジャンプの曲は「ラッキー」だけど、ラッキーって言えば、今日は「節分」なんだから、豆まきをしたり、恵方巻きを食べたりして、ラッキーな1年にしなくちゃならない。ちなみに、前にも書いたことがあると思うけど、「節分」てのは、読んで字のごとく「季節の分かれ目」ってことで、もともとは、「立春」「立夏」「立秋」「立冬」の、それぞれの前日のことを指す言葉だ。だから、1年に4回あったワケで、それぞれに何らかのイベントがあった。だけど、だんだんに廃れて行って、今は2月3日の節分だけが残った‥‥とは言っても、地域によっては、今でも他の季節の節分の行事を行なってるとこもあるけど、全国的なのものは、2月3日の節分だけになった。

今日が「節分」てことは、明日は「立春」てワケで、今日が冬の最後の日だから、春夏秋冬で言えば、今日が1年の終わりで、明日が1年のスタートってことになる。だから、大晦日に「年越しそば」を食べないと新年を迎えられないように、今日は「恵方巻き」を食べないと、新しい1年のスタートを切れない‥‥とは言っても、あたしは、恵方巻きを食べたことがないような気がする。ふだん、太巻きを食べることはあるけど、節分の日に、ちゃんとした恵方巻きを買って食べたことはない。だって、恵方巻きって高いから、買いたくても買えないのだ。

だから、あたしは、いつも細長い菓子パンを買ったり、ふつうの細いカンピョウ巻きを買ったりして、その年の恵方に向かったてモグモグと食べて来た。でも、ホントの恵方巻きは、七福神にあやかって、7種類の具が入ってる。だから太いんだろうけど、その上、切ってない。長いまんま、無言でモグモグと食べ続けなくちゃならない。それは、途中でしゃべると、言葉と一緒に福が逃げちゃうからだそうだ。だから、細長い菓子パンとか、具がカンピョウしか入ってない海苔巻きだと、基本的にNGなんだけど、最近では、「恵方ロール」って言うロールケーキとか、「恵方ドッグ」って言う細長いパンに海苔を巻いたのとか、色んなバージョンが発売されてるから、細長けりゃ何でもいいみたいだ。

だいたいからして、この「節分に恵方巻きを食べる」ってのは、江戸時代の終わりから明治時代の初めころに生まれた行事で、たいした歴史はない。その上、もともとは、大阪の船場の商人だけの行事だったのだ。それで、明治時代の中ごろには、もう廃れちゃって、誰もやらなくなった。それから、大正になり、昭和になり、第二次世界大戦が終わって30年も経った昭和52年に、大阪の海苔問屋の人たちが、海苔の販売促進の一環として、この行事を復活させたのだ。

だけど、やっぱり、最初は地域的な行事で、大阪の一部の人たちが節分に恵方巻きを食べてるだけで、大阪に住んでてもこんな行事があることを知らない人もいっぱいいた。そして、一般の人たちに広がり始めたのは、今から15年くらい前に、セブンイレブンが恵方巻きの販売を始めてからだ。最初は、西のエリアだけで販売してたんだけど、平成10年ころから全国で売るようになって、テレビでCMも流すようになって、一気にメジャーになった。つまり、全国的に言えば、たった8年ほどの歴史しかないのだ。一応は江戸時代の終わりころに生まれた恵方巻きなんだけど、ホントなら自然消滅してたハズのマイナーなものだったワケで、海苔問屋の販売促進やセブンイレブンの売り上げアップのために仕掛けがなければ、こんなに全国的にはならなかったってワケだ。

‥‥そんなワケで、今では、セブンイレブンだけじゃなく、色んなコンビニが便乗してるけど、短い歴史の中でも、いくらかでも歴史のある恵方巻きを食べようと思うんなら、セブンイレブンの恵方巻きを買うべきだろう。もちろん、380円もする恵方巻きなんか買えないあたしとしては、また今日も、100円の細長い菓子パンか、もしくは魚肉ソーセージか、はたまたチーカマで済ませるつもりだけど、コンコンジャンプのサトミちゃんは、ぜひセブンイレブンでおにぎりを買って、レジのおじさんに落としてもらい、オマケに恵方巻きもらって欲しいと思う今日この頃なのだ(笑)


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2006.02.01

ワクワクスケジュール

GT1
最近、色んな新聞とか雑誌とかに紹介‥‥って言うか、面白おかしく好き勝手なことを書かれるようになった「きっこの日記」だけど、ちゃんと事前にオファーや確認があって、ある程度の質問や希望を聞いてくれて、それから記事を掲載するとこもあれば、事前にも事後にも何の連絡も無く、他誌のパクリや憶測だけでデタラメな記事を書いてる雑誌とかもある。ま、別にどっちでも、どうせ似たようなことを書かれるんだからどうでもいいんだけど、昨日発売の「週刊朝日」には、ホントに申し訳ないことをしちゃった。ちゃんと事前にオファーがあって、いくつかの質問をされて、そのあとに追加の質問メールが来たんだけど、とにかくメールのマウンテンで、古いメールから順番に目を通してたら、その追加の質問メールに辿り着いたのが、2日後だった。それで、内容を読んだら、「明日シメキリなので、明日までに回答をお願いします」って書いてあって、2日前に届いてたメールの「明日」ってことは、すでに「昨日」がシメキリってことで、あたしは慌てて「今からでも間に合うなら、すぐに回答を送ります」ってメールしたら、「校了が済んだので、もう間に合いません。今までのぶんでまとめました」とのことだった。

で、昨日、コンビニで「週刊朝日」を立ち読みしてみたら、あたしに質問のメールを送ったのに、「返事は来なかった。終わり」みたいな感じでマトメてあった。それで、どの新聞も雑誌も、あたしのことをなるべく「謎の人物」みたいに書きたがってる気配がムンムンなので、こう言うマトメ方のほうが、いかにも「謎の人物」っぽいから、「週刊朝日」的にもオイシかったんじゃないだろうか?‥‥なんて考えたら、最初は「申し訳ないことをした」って思ってたんだけど、結果オーライみたいな気もした今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、昨日の「週刊朝日」に続いて、今日は「ダカーポ」が発売になる。「ダカーポ」のほうは、途中で何度も原稿のチェキをさせてくれたので、どんな記事が掲載されるのかは事前に分かってる。だから、安心‥‥って言うか、少なくとも、安倍晋三や中川昭一のノタマッてる「食の安全」よりは、遥かに安心してる‥‥なんてことも言ってみつつ、今日は2月1日なので、今月の前半のウキウキスケジュールについて、サクサクと書いて行こうと思う。

まず、今日、2月1日は、何と言っても、あたしの大好きな児島玲子ちゃんのDVD、「宮古島ガーラトリップ」の発売日だ。「ガーラ」って言うのは、たぶん沖縄地方の呼び名だと思うんだけど、正式には「ロウニンアジ」って言って、英語だと「ジャイアント・トレバリー」って言って、オトトイの日記の続きみたくなっちゃうけど、頭文字をとって「GT」って呼ぶお魚だ。ヒトコトで言えば、巨大なアジなんだけど、それを玲子ちゃんが釣るワケで、も〜見る前からワクワクドキドキしちゃう。5年くらい前に、テレビ東京の「釣りロマンを求めて」で、ニューカレドニアでのGT釣りを見たんだけど、玲子ちゃんはホントにカッコ良くて、とても持ち上げられないような怪物みたいなアジを釣り上げてた。それも、海の深いとこから釣るんじゃなくて、海面を引いて来る大きなルアーで釣るから、巨大なGTが水面でバシャッてルアーに食いつくとこが見えるのだ。

日差しがガンガンの船のデッキで、遠くまでルアーを投げて全力でリールを巻くって言う繰り返しをエンエンと続けるハードな釣りで、女の子だったら、普通はすぐにヘコタレちゃうくらい大変なのに、玲子ちゃんは男性と同じに休まずにがんばって、ものすごい大物を釣り上げたのだ。最後に、船のキャプテンが、玲子ちゃんのがんばりをすごくほめてて、その言葉を聞いて、あたしまでホロリとしちゃったことを覚えてる。だから、今日発売になるDVDは、すごく楽しみだった。ちなみに、今回の「宮古島ガーラトリップ」は、宮古島での釣りだけじゃなくて、今まで6年間のGT釣りの名場面集もついてるそうだから、ニューカレドニアでの映像も入ってると思う。オマケに、ココだけの話‥‥って言っても、眞鍋かをりじゃないけど、今回の宮古島では、50キロもある大物が釣れたそうだから、こりゃあ必見だ。

カメラは、ニポンイチの釣りカメラマンのイガちゃんだと思うから、どんな条件下でもサイコーの映像を撮ってくれてるハズだし、さらには、玲子ちゃんのオフィシャルサイトから注文すれば、希望者全員に直筆サインまで書いてくれる大サービスぶりなので、玲子ちゃんマニアにはたまんない‥‥なんて言うとエロオヤジみたいだけど、あんなにキレイで、あんなにスタイルが良くて、あんなに可愛くて、あんなに性格が良くて、あんなに釣りが上手で、あんなにカッコイイ女性は、他にはいない‥‥なんて感じで書いてると、玲子ちゃんのことだけで終わっちゃうから、続いてのワクワクスケジュールに進む。

‥‥そんなワケで、続いては、2月3日から始まる、井上みゆちゃん出演のビジュアルボイスドラマ、「宍戸町フォーチュンきっす〜世にも微妙な物語〜」だ。2月3日から5日までの4日間、蔵前の「KURAWOOD」が開催されるんだけど、あたしの大好きなみゆちゃんは、「魔女エリス」の役で、きっとロリロリな魔女だと思う。時間や場所などの詳しいことは、井上みゆちゃんのホームページで確認して欲しい。あまりにも可愛いすぎるみゆちゃんの声を聞けば、2月3日に豆を撒くのも忘れるハズだ(笑)

そして、2月5日は、avexが発行してるフリーペーパー、「beat freak」に、MAXのニューアルバムに関する記事が載ってる号がリリースされるから、お近くのCDショップに欽ちゃん走りして、読むのと保存用に2冊ほどGET MY LOVE!しつつ、2月10日から12日まで、大阪の南港の「インテックス大阪」で開催されるチューニングカーやドレスアップカーのモーターショー、「大阪オートメッセ2006」に、MAXがスペシャルゲストで出演するので、行きたい人は「大阪オートメッセ2006」のオフィシャルサイトでチケット予約をしよう。ちなみに、MAXが出るのは、11日と12日の2日間だ。

そんなこんなの2月12日は、もうひとつの楽しみがある。それは、オトトイから始まったテレビ朝日の「仮面ライダーカブト」の第3話がOAされるんだけど、ナナナナナント! ウメコがゲスト出演するのだ! 仮面ライダーカブトは、その名の通り、カブトムシみたいなツノがついててカッコ悪いけど、ウメコが出るとなれば、見るしかない。「きっこの日記」の読者なら、説明は不要だと思うけど、念のために書いとくと、ウメコってのは、菊地美香ちゃんのことだ。戦隊シリーズの中で、あたしの1番好きなのが「デカレンジャー」で、それに出て来る礼紋茉莉花(れいもんまりか)役の木下あゆ美ちゃんと、胡堂小梅(こどうこうめ)役の菊地美香ちゃんが好きで、茉莉花は「ジャスミン」、小梅は「ウメコ」って言うニックネームなのだ。より詳しく知りたい人は、「日記内を検索」で、「ウメコ」とか「デカレンジャー」とか入れて検索すれば、あたしのマニアっぷりが分かると思う。で、あたしがいつもチェキしてるウメコのブログを見たら、「12日の仮面ライダーカブトにゲスト出演する」ってことと、「どんな役なのかは秘密」って書いてあったから、マニアとしてはワクワクしてるってワケなのだ。

‥‥そんなワケで、こんな感じの、あたしの2月前半のワクワクスケジュールなんだけど、もちろんこれは表向きのことで、ここには書けない秘密のワクワクやドキドキもある‥‥って言っても、ここに書いたことが、どれもぜんぜんワクワクしないノーマルの人たちは、あたしの秘密のワクワクを聞いたとしても、やっぱりワクワクしないだろう。だけど、どんなことでも、頭をカラッポにして、子供みたいな気持ちで楽しんでみたら、あんがいワクワクできるもんだ。だから、トンチンカン‥‥じゃなくて、残尿感‥‥じゃなくて、先入観だけで全面否定しないで、釣りに興味がなくても児島玲子ちゃんの「宮古島ガーラトリップ」を買ってみるとか、声優さんに興味がなくても井上みゆちゃんの「宍戸町フォーチュンきっす〜世にも微妙な物語〜」を見に行ってみるとか、MAXに興味がなくてもCDショップに「beat freak」をもらいに行って、ツイデに22日リリースのニューアルバム、「Jewel of Jewels」を予約してみるとか、カブトムシに興味がなくても「仮面ライダーカブト」を見てみたりすると、新しい喜びに出会えるかも知れないと思う今日この頃なのだ(笑)


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