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2006.03.11

走る女たち

JC2
久しぶりにインターネットのニュースサイトを見て、なんか面白いニュースがないか探してみたら、こんなのを見つけた。


「アムステルダムの有名通りでハイヒール競走」(ロイター)

オランダのアムステルダムで9日、ハイヒールを履いた女性たちの競走が行われた。高級ブランド店などが並ぶ市内ペーセー・ホーフト通りをハイヒール姿で約150メートル駆け抜けるもの。優勝者には、同大会の主催者から賞金などが贈られた。


ハイヒールダッシュを特技とするあたし的には、「おおっ!」って感じで、写真も載ってたんだけど、ホントにみんな、ハイヒールで走ってた。みんな、ピンクのゼッケンみたいなのを付けてたけど、お洋服は普段着で、デニムのパンツの人も多かったけど、スカートの人も多かった。それで、何よりもビックルを飲んだのは、写真に写ってる限りでは、ほとんどがピンヒールなのだ。だから、ハイヒールの中でも、走るのにコツがいるピンヒールだけの競走なのか、それとも、「ヒールの高さは何センチ以上、ヒールの太さは何センチ以下」なんて言う細かい規定があったのかも知れない。

やっぱり、同じ高さのヒールでも、太さが違ったらぜんぜん違うし、ピンヒールの場合は、足首をグリッてやっちゃう可能性が高くなるから‥‥なんて思いながら、もう一度、写真を見たら、ピンヒールだけどブーツの人もいた。同じ高さと太さのヒールなら、サンダルよりはパンプス、パンプスよりはブーツのほうが、足首をグリッてやっちゃう確率は低くなるから、ブーツを選択した女性は、当然、作戦なんだろう‥‥って言うか、大変そうな競技のワリには、ニコニコと笑いながら走ってる女性もいるんだけど、場所が場所だけに、美味しいマリファナでも一服してから、競走に参加した女性もたくさんいたんだと思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしには、大好きなジミーチュウのパンプスで、すごく憧れてるのがあって、もちろん、金額的にも買えるワケはないんだけど、たとえお金があったとしても、モノが無くて手に入らないって言う「幻のパンプス」だった。それで、某所のごく一部の人たちだけは数日前から知ってると思うけど、あたしは、数日前に、このパンプスが1足だけ売りに出てるのを発見しちゃった上に、それがまた、あたしのサイズだったのだ。コレって、ホントに罪なことで、たとえば、1足だけ売りに出たとしても、サイズさえ違えば、何も考えないで済む。「わ〜〜〜!いいなぁ〜〜〜!‥‥だけど、もしもお金があっても、サイズが違うんだからジンジャエールだな‥‥」ってことで、ここで終わりになる。

だけど、たった1足しかない上に、それがあたしのサイズだったりすると、まるで、あたしのための用意されたパンプスみたいで、まるで、シンデレラのガラスの靴みたいで、まるで、そのパンプスがあたしに履いて欲しがってるみたいに思えて来る。その上、100万円とか200万円とかなら、ハナッから「単なる夢」なんだけど、このパンプスは20万円台なので、カードで20回払いにすれば買えそうな値段だから、「無理すれば何とかなりそうな夢」なのだ。さらには、今回の品物は、新古品てことで、14万円になってた。これだけの条件が揃うと、いくら無理だって分かってても、ナニゲに具体的なことを考え始めてる自分がいたりして、ハッとワレに返ってから、じんわりと悲しくなって来る。

あたしは、そのパンプスにピッタリ合うクラシックなデザインのスーツを持ってて、このパンプスを合わせたら、すごくステキになることは、何回も脳内シュミレーション済みだ。だから、今は無理だけど、いつか、ロト6で3等が当たった時に、たまたま売りに出たら、買おうと思う。車から降りる時の自分を客観的にイメージしてみた時に、ドアが開いて、このパンプスがスッと出て来たら、すごくカッコイイと思う。ま、実際には、車から降りる前に、狭い運転席で、運転用のペタンコ靴からパンプスに履き替えるって言うイベントがあるワケだけど、このバタバタ風景を外から見られるとカッコ悪いので、この点だけは気をつけなくちゃならない‥‥って、こんなことを考えちゃうのも、まだ、諦め切れてないからだろう(笑)

‥‥そんなワケで、カッコイイって言えば、こんなニュースもあった。


「大分市内から大分空港まで信号無視、逆走、検問突破」(毎日新聞)

別府署は9日、大分市屋山、団体職員、釘宮貴代容疑者(31)を道交法違反(信号無視)の疑いで現行犯逮捕した。信号無視や逆走を繰り返しながら最高時速約170キロの猛スピードで乗用車を運転。パトカーに追跡されながら大分市内から約50キロ離れた大分空港まで逃走した疑い。調べでは、9日午後1時47分ごろ、大分市生石の国道10号で「別大国道を逆走している車がある」と通行人から110番通報があり、同署前で検問を実施。釘宮容疑者は停止命令に従わず検問を突破し、信号無視や反対車線走行などを繰り返し大分空港道路を通って、武蔵町糸原の大分空港まで逃走した。空港ターミナル前の行き止まりで車を放置し、到着ロビー方向へ走って逃げようとしようとしたが、同2時27分、追跡してきた別府署員に現行犯逮捕された。この間、交通事故などはなかった。釘宮容疑者は「空港まで急いでいく用件があった」などと話しているという。


この記事だけを読むと、事故を起こしたワケでもなく、そんなに特別な事件じゃないように思える。だけど、実際には、あたしのツボにストライクなニュースだったのだ。まず、この容疑者ってのは、名前を見れば分かるように、女性だ。ちなみに、「釘宮(くぎみや)」って、東京だと珍しい名字だけど、大分県には多い名字みたいで、大分市の市長さんも、釘宮さんて言う人だ。まあ、容疑者が女性だったってだけじゃ、別に何でもないんだけど、この女性は、空港で警察官に取り押さえられるとこを目撃した人の話によると、すごい美人だったそうだ。さらには、この女性は、OLの制服を着てたって言う。オマケに、乗ってた車は、黒のBMWだった。

ここで、これらの情報、つまり、「OLの制服を着た美女が運転する黒のBMW」ってことをインプットしてから、もう一度、この記事を読むと、なんだかカッコ良く思えて来るから不思議だ。同じ交通違反でも、「ヤンキー兄ちゃんの運転する車高を落として真っ黒なフィルムを貼ったセルシオ」だったりすると、あまりにもダサダサで失笑モノなんだけど、「OLの制服を着た美女が運転する黒のBMW」には、不思議な魅力を感じる。もちろん、あたしは、交通違反を肯定するつもりも奨励するつもりもないけど、これだけの違反をしながら、一度も事故を起こさずに、誰にもケガをさせずに、目的地まで到着したってことは、すごい運転技術だと思うし、なんだか映画を観てるような気分になって来る。

この記事に補足すると、OLの制服を着た美女が運転する黒のBMWは、国道を逆走して、検問を突破して、追いかけて来たパトカーを振り切るために信号無視を繰り返して、有料道路の料金所を突破して、70キロ制限の有料道路を170キロでぶっ飛ばして、18台ものパトカーを振り切って、目的地の大分空港に到着した。そして、車から降りて、空港内へ駆け込もうとした時に、追って来た警察官に取り押さえられたそうだ。ここまででもスゴイけど、キワメツケなのは、警察の取調べに対して、「愛する恋人に早く会いたかったから急いでた」って答えたのだ。ようするに、この女性は、恋人が飛行機で大分空港にやって来るのを迎えに行ったってワケで、制限速度で走ると40分かかる道を半分の20分で走破したのは、愛のなせるワザだったってワケだ。

‥‥そんなワケで、あたしは、こんなにダイナミックな違反をしたことがないから、この女性の免許が取り消しになることと、ジミーチュウのパンプスが何足も買えるくらいの、ものすごい罰金が来ることだけは分かるけど、この女性が、留置所に泊められたのか、それとも、取調べが終わって帰されたのかは分かんない。でも、泊められたとしても、たぶん1日とかだと思うから、そしたら、週末の3日間を使って会いに来たであろう遠距離恋愛の恋人とは、残りの2日間は、ラブリーに過ごせるんだろうな‥‥なんてことを想像しちゃった今日この頃なのだ。

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