超忍者隊イナズマ!
戦隊シリーズの中だと、ダントツに「特捜戦隊デカレンジャー」が好きだったあたしとしては、去年の春に「魔法戦隊マジレンジャー」に代わった時に、しばらく悲しかった。ぜんぜん顔が似てないメンバー全員が「兄弟」って設定にもムリがありすぎるし、やっぱり、メンバーひとりひとりの魅力が、デカレンジャーと比べるとガクッと落ちるから、どうしても好きになれなかった。でも、あたしがデカレンジャーを好きだったのは、何よりも、ジャスミン役の木下あゆ美ちゃんが大好きだったからなので、どんなにムリのある設定でも、木下あゆ美ちゃんみたいな、黒髪で猫系の女の子が出てれば、それを楽しみに見てたと思う。だけど、マジレンジャーは、しばらく見てるうちに展開がソコソコ面白くなって来たから、メンバーひとりひとりには熱中しなかったけど、ナニゲに惰性で見てた。
それから、戦隊シリーズのあとの「仮面ライダー」のシリーズは、新宿のバカホストみたいなのばっか出て来るから、もともと嫌いだったんだけど、そのあとのアニメ、「おじゃ魔女ドレミ」のシリーズとか、「プリキュア」のシリーズを見るために、仮面ライダーも惰性で見てた‥‥って言っても、それは日曜日の午前中にお家にいる時だけで、お仕事の時は、仮面ライダーを飛ばして、戦隊シリーズとアニメだけを録画してた。それから、仮面ライダーが細川茂樹になったので、お家にいる時でも、惰性でも見なくなった。あたしは、稲森いずみが好きなんだけど、NHKのドラマ、「ブルーもしくはブルー」で、細川茂樹が、稲森いずみに殴る蹴るの暴力を振るうダンナの役をやったのを見てから、細川茂樹を嫌いになった。役の上のことだけど、あまりにも異常な目つきで暴力を振るい続ける恐怖のシーンの連続で、あたしは、細川茂樹を受けつけなくなったのだ。
どんなに面白いバラエティーとかでも、細川茂樹が出てると、その暴力シーンを思い出しちゃって、すごく怖くなる。だから、テレビに細川茂樹が出た瞬間に、チャンネルを替える。それでも、細川茂樹の場合は、単なる役であって、実際にはそんなことするハズも無いだろうから、これは、完全にあたし側の問題であって、トラウマみたいなもんだと思う。だから、細川茂樹の場合はまだマシなんだけど、あの恐怖のシーンと同じ暴力を実際に自分の奥さんに対してやってたコイズミだけは、絶対に許せないと思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?
‥‥そんなワケで、あたしは、戦隊シリーズが大好きなんだけど、それは、女の子のメンバーが大活躍して、悪い敵をやっつけるからだ。これは、現実の世界では野蛮な男たちの暴力に苦しんでる女性が、テレビの中だけでも、スゴイ能力を身につけて、強くなるってことに惹かれてるからだと思う。だから、どんなに面白い戦隊モノでも、女の子のメンバーのいないものには興味が無いし、あたしにとっては、女の子のメンバーのタイプが、あたしの好きなタイプかどうかで、その戦隊モノの評価が決まる。
デカレンジャーの場合は、黒髪ストレートのセミロングの上に、顔もスタイルもあたしの好みの木下あゆ美ちゃんだけじゃなく、もうひとりの菊地美香ちゃんも、毎週見てるうちに、だんだん好きになってった。つまり、5人のメンバーのうちの2人の女の子メンバーが、両方とも好きなので、あたし的には、完璧と言っても華厳の瀧って感じのシリーズなのだ。特に、シッカリ者のジャスミンと、そのジャスミンを尊敬して慕いながらもドジなウメコって言う設定が、完全にあたしのツボで、菊地美香ちゃんのことを最初は、やかましくて大嫌いな若槻千夏に似てると思ってたんだけど、ぜんぜん違うってことが分かって、すごく好きになった。それで、ジャスミンとウメコが活躍した日は、エンディング曲が、いつもの「ミッドナイトデカレンジャー」から、ジャスミンとウメコがメインの「girls in trouble!」に代わるから、最初から最後までドキドキワクワクで楽しめるようになった。
だから、デカレンジャーからマジレンジャーに代わって、女の子が別府あゆみと甲斐麻美になったので、あたし的には、ガクッとテンションが下がった。2人とも、可愛いことは可愛いんだけど、あたしの好きじゃない白石美帆系のタイプなので、あたしのツボからは遠く離れてた。だけど、1年間も見てるうちに、それなりに親近感がわいて来て、番組としては、まあまあ好きになった。それなのに、やっとなじんだとこで、また春がやって来て、マジレンジャーは終わり、今度は、「轟轟戦隊ボウケンジャー」ってのが始まった。そして、ボウケンイエローの間宮菜月(まみやなつき)役の中村知世と、ボウケンピンクの西堀さくら役の末永遥を見て、あたしは、マジレンジャーを初めて見た時よりも、さらにガクッとテンションが下がった。
‥‥そんなワケで、今度のボウケンジャーも、見てるうちにジワジワとなじんで来るとは思うんだけど、それにしても、第1回目に女の子の顔を見ただけで、あたしのツボに、内角高めのスライダーがズバッと決まるような戦隊モノは、デカレンジャー以外には出て来ないんだろうか?‥‥って、あたしと同じように思ってる人もいるかも知れないけど、いないかも知れない‥‥なんてことも言ってみつつ、そんなアナタのハートをイーグルづかみしちゃうのが、只今、順調に撮影中で、6月にレンタル&リリースされるDVD、「超忍者隊イナズマ!」なのだ! なのだったら、なのなのだ!
この「超忍者隊イナズマ!」は、どんな内容なのかって言うと、オフィシャルサイトの解説によれば、「2076年、未来世界のヒーロー番組プロデューサーが江戸時代へタイムテレポート! ビビリとスカシとドジッ子のおバカな三人組をスカウトし、忍者ヒーローに仕立て上げるバラエティー番組を作るハメに! ヤラセ企画と気づかずインチキ修行に明け暮れる3人はいつしか正義の味方気分満々! そんな中、江戸の町にはホンモノの化け物が現われて? 『魔法戦隊マジレンジャー』と『特捜戦隊デカレンジャー』で、ヒーローを演じたキャスト陣と、メインスタッフチームがヒーローと時代劇の更なる可能性に挑んだ新たな挑戦作!」ってなワケで、「SF+時代劇+コメディの要素がリミックスされたハイブリッドエンタテインメント」だそうだ。
オオマカなキャスティングとしては、マジレッドの橋本淳とマジイエローの松本寛也とマジブルーの甲斐麻美が、バカな3人組の忍者ヒーローの役で、マジグリーンの伊藤友樹とマジシャインヒカルの市川洋介とリンの山内明日が、悪役になるらしい。で、ここまでは、みんなマジレンジャーのメンバーだけど、未来のテレビ局、「マジカルTV」のプロデューサー、寺田ジュンの役が、デカピンクの菊地美香ちゃん、そのアシスタント役がデカレッドの載寧(さいねい)龍二ってワケで、だから、マジレンジャーのファンには嬉しいだろうけど、デカレンジャーのファンには、リトル不満が残るキャスティングだ。
でも、この他に、マジレンジャーやデカレンジャーを超越した、ものすごいキャスティングがあるのだ。未来のテレビ局のコワモテの編集局長の役が、ナナナナナント! 西田健なのだ!‥‥って言っても、ヨホドのマニアじゃないと分かんないと思うけど、この人こそ、あたしが、デカレンジャーの次に好きな「忍風戦隊ハリケンジャー」の日向無限斎、つまり、あの「ハムスター館長」なのだ!(笑)
ハリケンジャーのハムスター館長については、ずっと前に書いてるけど、知らない人のために簡単に説明しとくと、この日向無限斎ってのは、忍者を養成する忍者館の館長なんだけど、いつもは偉そうなことばっか言ってたクセに、敵の襲撃にあった時に、自分だけ忍法でハムスターに変身して、トットと逃げちゃった。それで、敵がいなくなってから、モトの姿に戻ろうとしたんだけど、変身する時にアセッて呪文を間違えちゃったために、戻れなくなっちゃった。そして、それからと言うもの、ハムスターの姿のままでハリケンジャーに指令を出すって言う爆笑キャラになっちゃって、あたしのツボを直撃したってワケだ。
‥‥そんなワケで、今、撮影中の「超忍者隊イナズマ!」は、忍者ヒーローモノなんだから、マジレンジャーのメンバーじゃなくて、もともと忍者ヒーローモノだったハリケンジャーのメンバーをキャスティングすれば良かったのに‥‥って思う人もいるかも知れないけど、リーダー格だったハリケンレッドをやってたのは、井筒監督の映画、「パッチギ!」で、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した塩谷瞬だから、今さら戦隊モノには出るわきゃない。ハリケンブルーをやってた長澤奈央にしたって、今は、テレビ東京の日曜深夜のドラマ、「恋する!?キャバ嬢」で、美神星羅って言うキャバクラ嬢の役をやってるから、とても戦隊モノはムリだろう。ちなみに、この「恋する!?キャバ嬢」の主題歌が、YUMEの歌う「ハムスター」って曲なので、長澤奈央は、キャバクラ嬢の役をやりながら、ハリケンジャー時代のハムスター館長のことを思い出してるかも知れない。
このハリケンジャーは、ハリケンレッド、ハリケンブルー、ハリケンイエローの3人だけなので、ちょっと人数が少なかった。そのためかどうか知らないけど、ピンチになると出て来るオタスケマン的なキャラが色々といた。一番多く出て来たのが、シュリケンジャーで、シリーズの後半には、完全にハリケンジャーの一員みたいな立場になってて、毎回、ニンジャミセンを弾きまくってた。あとは、ゴウライジャーって言う兄弟がいて、兄のカブトライジャーはカブトムシ、弟のクワガライジャーはクワガタムシをモデルにした忍者だった。今の仮面ライダーが、カブトムシをネタにしてんのは、完全にムシキングのブームにあやかろうとしてる安易な考えだと思うけど、ハリケンジャーの時代にはムシキングなんか無かったから、戦隊モノは、仮面ライダーよりも遥かにオリジナリティーが高いと言える。
そして、このゴウライジャーの兄弟だけじゃなくて、ハリケンジャーの場合は、敵が良かった。あたしは、女の子のメンバーが好きなタイプなら、その戦隊モノを好きになるって言ったけど、ハリケンブルーの長澤奈央は、ぜんぜんタイプじゃない。じゃあ、なんでハリケンジャーが好きだったのかって言うと、敵の女の子が好きだったからだ。ハリケンジャーの敵は、「ジャカンジャ」って言うマリファナみたいな名前の宇宙忍者の組織なんだけど、その中に、ものすごくセクシーでケッコー強いウェンディーヌってのがいて、福澄美緒がやってたんだけど、あたしは、このウェンディーヌの大ファンだった。もちろん、悪役だから、最後にはやられちゃうことが分かってんだけど、バトルになると、いつもウェンディーヌを応援してた。あとは、今は有名になっちゃった山本梓が、アホみたいなカッコをした宇宙コギャルの役で、フラビージョって名前の敵だったんだけど、ナゼか人気があった。でも、あたし的には、優香とか山本梓とかの系列の顔は、まったく琴線に触れないので、どこがいいのか理解に苦しむ。
‥‥そんなワケで、6月にリリースされる「超忍者隊イナズマ!」は、メガネをかけてプロデューサー役をやる菊地美香ちゃんと、久々のハムスター館長、西田健の勇姿を見るために、レンタルが開始されたら、駅前のTSUTAYAに、シュシュッと参上しようと思う。だけど、たったひとつだけ気になるのは、「超忍者隊イナズマ!」の「イナズマ」ってのは、漢字で書くと「稲妻」なんだから、「イナヅマ」って書くのが正しいニポン語じゃないかと思う今日この頃なのだ。
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