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2006.03.15

いくつになってもイジメられっ子

この時季、1日おきくらいに暖かくなったり寒くなったりするのはジンジャエールなんだけど、昨日はあまりにも寒くなり過ぎて、気温の変化に体がついてかなくて、リトル風邪気味になった。それで、コンコンとセキが出るようになったんだけど、コレと言って何の対応もしないで寝たら、朝、熱が出ちゃって、本格的に風邪っぽくなった。だけど、お休みするワケにも行かないから、そのままムリして出かけたら、ナナナナナント! 雪が降りやがった!

あたしは、風に流れる雪の向こうに光る東京タワーを眺めながら、「う〜ん、まさしくホワイトデー」‥‥なんて、ノンキなことを言ってる余裕もなく、ブルブルと震えは止まらないし、セキをするたびにズキズキと頭に響くし、いよいよヤバイことになって来た。北海道だの東北だのニポン海のほうだのだったら分かるけど、東京の、それも六本木に、3月の中旬に雪が降るなんて、アダモじゃなくてもビックル一気飲みだよ、まったく‥‥。それどころか、「雪が降る」から「アダモ」を想像しただけなら良かったのに、あたし的には、「アダモ」って言えば、島崎俊郎の「アダモちゃん」のほうがメジャーだし、「雪が降る」って言ったら、ニポン語で歌った越路吹雪のほうがナジミがあるから、この「吹雪」って名前で、ヨケイに寒くなった。

‥‥とは言っても、あたしの場合は、ホントは越路吹雪も良く知らなくて、忌野清志郎が歌ってる「サントワマミー」を聴いて、「おおっ!カッコイイ!」って思って、それからモト歌の越路吹雪を知って、さらにモト歌のアダモを知ったってワケで、一般の人とは順序がイナバウアーだ。だから、カラオケに行った時には、忌野清志郎バージョンのほうの「サントワマミー」を歌うワケで、決して越路吹雪バージョンは歌わない‥‥って言うか、歌ったことがない。あとは、「サントワマミー」って言えば、ワハハの梅ちゃんが、鼻の穴に豆を入れて飛ばす時に歌うのくらいしか聴いたことないから、そんなに良く知ってる歌じゃないんだけど、忌野清志郎の「サントワマミー」だけは、シド・ヴィシャスの「マイウェイ」をリトル意識してるみたいで、すごくカッコイイと思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは、ゆうべは苦しくて日記が書けなかったので、今、1日遅れで書いてるワケだけど、これは、「体がつらい時にはムリして書かない」って決めてるからだ。あたしは、子供のころ、ワリと体が弱くて、何かあるとすぐに熱を出してた。だけど、それが、36度8分とか、37度2分とかのビミョ〜な熱で、学校を休まなくちゃならないほどの熱じゃなかったから、あたしは学校に行きたかった。「今日はオタマジャクシの観察日記を書く日だ」とか、「今日はカベ新聞に4コマ漫画を描く日だ」とか、「今日は給食がサーモンフライの日だ」とか、「今日はプリンが出る日だ」とか、子供には子供なりの学校に行きたい事情があるワケで、マラソンの日とかだったら、熱が出てなくても休みたい。

だけど、心配性の母さんは、あたしがちょっとでも熱を出すと、すぐに学校を休むように言った。あたしが、「今日は○○がある日だから、お休みできないよ!」ってどんなに言っても、学校に電話をして、「今日は休ませます」って言って、おばあちゃんにあたしのことを頼み、バタバタとお仕事に出かけて行った。あたしは、お布団の中で、母さんが学校に電話してる声を聞くと、「あ〜あ‥‥」って思ってた。そして、あたしは、ずっと寝てるほど具合が悪いワケじゃないから、本を読んだり犬と遊んだりして、1日を過ごしてた。

でも、これには、事情があった。あたしは、小学校に上がる直前に、大きな病気をして、半年近く入院してて、ランドセルも、お洋服も、靴も、みんな揃ってたのに、その年は小学校に行けなかったのだ。そして、あたしは、週末に外泊でお家に帰って来るたびに、ランドセルを見て悲しい思いをしてた。それで、翌年、1年遅れで小学校に上がってからも、病院には通ってたから、母さんはいつも心配してて、あたしがちょっとでも熱を出すと、学校を休ませたのだ。

‥‥そんなワケで、大人になれば、1才や2才の差なんて何でもないんだけど、子供のころの1才の差って、すごく大きい。たとえば、高校とかだと、クラスに1年ダブリの先輩がいると、それがどんなにヘッポコな先輩でも、一応は敬語を使わなくちゃなんないし、色んな面でタテなくちゃなんない。ホントなら、こんな偏差値の低い都立高校でダブったんだから、みんなからバカにされてもジンジャエールなヤツなのに、場合によっては、たった1才年上だってだけの理由で、尊敬の対象になっちゃう。コレって、ホントに不思議なことだ。

で、あたしの場合は、今考えると、たぶん母さんが担任の先生に頼んでくれてたんだと思うけど、あたしが1年遅れて入学したってことは、クラスの誰も知らなかった。あたし自身も、まだ、ちっちゃかったし、ランドセルをしょって小学校に通えることが嬉しかったから、1年生の時には、そんなことは考えてもいなかった。だけど、2年生の時に、何かの授業かなんかで、自分の生年月日を書かされたことがあって、その時に、「昭和何年生まれ」ってのが、みんなと1年違うってことで、周りのみんなが「あれ?」って感じになった。そして、先生が、あたしは小学校に入る前に入院してて、みんなよりも1才年上なんだってことを説明したんだけど、その時は、みんなは、「へ〜!」って感じで、次の日からも、別に何も変わらなかった。

だけど、3年生になってから、ちょっと状況が変わった。あたしの小学校は、3年生になる時と、5年生になる時にクラス替えがあった。ようするに、1年と2年が同じクラス、3年と4年が同じクラス、5年と6年が同じクラスってワケだ。それで、初めてのクラス替えで、仲良しグループの半分は別のクラスに行っちゃったし、他のクラスの子は入って来るしで、生まれて初めて味わう「大人の洗礼」によって、ちびまる子ちゃんのクラスの山田的存在の子以外は、みんな違和感を感じてた。ま、それはいいんだけど、それからしばらくして、ようやく新しいクラスにも慣れたころ、別のクラスからやって来たグループが、ヒソヒソとあたしのことをウワサしてることに気づいた。それで、あとから分かったんだけど、あたしがみんなよりも1才年上だってことをウワサしてたのだ。

3年生にもなると、クラスの中に、単なる仲良しグループとかとは違って、変な派閥や上下関係みたいなのもできて来る。それに、イジメにしても、1年生や2年生の時の「隣りの子のフデバコを落とした」とか「モノサシで叩いた」とかの幼稚なものじゃなくて、気に入らない子の持ち物を隠したり、根も葉もないウワサを流したりって言う、まるで今のインターネット上のアホどもみたいな、陰湿なものに変わって来る。それで、あたしは、子供のころから美人だったから嫉妬されたんだと思うけど‥‥って、ココはもちろんギャグで、ホントは、痩せてて色が青白くて、いかにもイジメやすそうなタイプだったからだと思うんだけど、たった1才の違いのことで、そう言った陰湿なイジメにあった。

このイジメは、またクラス替えがあって、5年生になってからも続き、結局、小学校にいる間は、ずっと続いてた。だけど、クラス中からイジメられてたワケじゃなくて、あたしには仲良しもいたし、イジメをするのは決まったグループだけだったから、あたしは、学校では完全に無視してた。そして、お家に帰って来てから、誰にも見られないとこで泣くだけ泣いて、母さんが帰って来るまでには、ケロッと復活するようにしてた。声を出して泣くと、おばあちゃんに気づかれるから、声を出さないように泣くことを覚えたのも、このころだ。だから、小学校6年生の時に、ずっと可愛がってた犬が病気で死んだ時、母さんとおばあちゃんと3人で泣き続けたんだけど、あたしだけが声を出さずに泣いてることにハッと気づいて、途中から声を出そうと思ったのに、声を出して泣く方法を忘れてた。

それから、中学校に上がってからは、あたしの年令のことは、誰も言わなくなった。小学校の同じクラスから、中学校の同じクラスになったのは数人しかいなかったし、ほとんどのクラスメイトは、あたしが1才年上だってことを知らなかったから、自分からは言わなかった。そして、この年、それまで元気だったおばあちゃんが、突然倒れて、亡くなった。あたしは、何年ぶりかで、大声を出して泣き続けた。この時、あたしは、声を出して泣くことを思い出したのだ。それから、母さんとあたしは、それまで住んでた家から、家賃の安いアパートに引越しをして、あたしは、新聞配達を始めた。雨の日と冬はホントにきつかったけど、この新聞配達のオカゲで、あたしは体力がついて、健康になれたんだと思う。それに、精神的にも、すごく強くなれた。

‥‥そんなワケで、ちょっとした気温の変化で風邪をひいちゃうなんて、あたしも体力が無くなったんだと思うから、また、新聞配達を始めたら、体力が戻るかも知れない。だけど、小学3年生並みの知能レベルのクラスのイジメっ子たちが、単なるヘアメークのあたしのことを「赤旗の記者」だの「創価学会の手先」だの「左翼の工作員」だの「スポーツ紙の記者」だの、挙句の果てには「オウム真理教の隠れ信者」だのって、おへそがローズヒップティーを沸かしちゃうようなワンダホーなデマを次から次へと流してくれてるみたいだから、ここはひとつ、イジメっ子たちのご期待にお応えして、赤旗と聖教新聞と朝日新聞と報知新聞とオウム真理教の新聞「契約の書」をマトメて配達でもしてみっか!‥‥なんて思っちゃう今日この頃なのだ(笑)


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