スズメのススメ
今や、どのコンビニに行っても、100円のお菓子コーナーがある。セブンイレブンの「まちのお菓子屋さん」とか、ファミリーマートの「ボクのおやつ」とか、ちゃんと調べたワケじゃないから、どのコンビニに、どのお菓子シリーズが入ってるか、あんまり詳しくは分かんないけど、とにかく、100円のお菓子コーナーがある。で、あたしが好きなのは、ちょっとマイナーだけど、サンデーマートの「お菓子の辞典」だ。全体的には、他のシリーズとそんなに違わないんだけど、この「お菓子の辞典」には、「ちいさなメロンパン」ってのがある。ひとつが直径3センチくらいのメロンパン‥‥って言っても、あくまでもお菓子だから、ホントのメロンパンよりも硬くて、クッキーみたいな感じなんだけど、とにかくメロンパンの色をしてて、メロンパンの味をしてて、メロンパン好きのあたしとしては、絶対に外せないお菓子なのだ。だから、あたしがメロンパンを買ってお昼ごはんにする時には、この「ちいさなメロンパン」も一緒に買って、小さいきっこたちに1個ずつ配る‥‥わきゃないけど、まるで小さいきっこ用みたいなメロンパンだから、気持ち的には、心の中で配ってる。
他にも、「お菓子の辞典」には、全面に、これでもか!これでもか!って感じに唐辛子が掛かってるおせんべがあって、とにかく辛くて辛くてスゴイんだけど、この辛さがクセになっちゃって、タマに買ったりする。それで、確か7枚くらい入ってるんだけど、1枚食べるのに、お茶が1杯か2杯は必要なくらい辛い。それで、おせんべ、お茶、お茶、お茶、おせんべ、お茶、お茶、お茶ってやってると、どんなにがんばっても、2枚でお腹がガボガボになっちゃって、当然、ご飯は食べられなくなる。
それで、あたしは、そんなにお茶を飲まなくてもいいように、甘いお菓子と交互に食べてみたらどうかと思って、今回は、この辛いおせんべと一緒に、同じ「お菓子の辞典」の中から、大好きな「鈴カステラ」を買ってみた。だけど、これは、普通の鈴カステラじゃなくて、「チョコチップ鈴カステラ」だった。ただでさえ甘い鈴カステラなのに、そこに、さらに、チョコチップがついてたら、ものすごく甘そうな気がした今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?
‥‥そんなワケで、あたしは、普通の鈴カステラは大好きなんだけど、味としては、甘くて甘くてちょっとつらい。だって、ただでさえ甘いカステラに、さらにお砂糖が掛かってるから、あたしの食べられる甘さの限界を超えている。だから、辛いおせんべの時とは逆の意味で、渋~いお茶を飲みながらじゃないと、鈴カステラを食べ続けることはできない。それなのに、なんで「鈴カステラが大好き」なのかって言うと、それは、形が好きなのだ。
あたしは、バードウォッチングが好きなんだけど、一番好きな鳥が、スズメだ。スズメは、ホントに可愛い。特に、あの茶色のガラが可愛くて、大好きな鳥だ。で、鈴カステラって、ナニゲにスズメの顔に似てる。名前も似てるから、もしかしたら最初は「スズメカステラ」って名前だったのかも知れないって思っちゃうほど、スズメっぽいカステラだ。とにかく、鈴カステラの半分が茶色いとこが、茶色の帽子をかぶったみたいなスズメの顔に似てて、可愛くて可愛くて食べたくなる。それで、甘すぎるのは分かってるんだけど、タマに買っちゃう。だけど、やっぱり、2個か3個食べると、もう甘くて甘くてたまんなくなって、渋~いお茶を飲むことになる。
だ~か~ら~、こう言う場合、普通は「大好き」なんて言わないんだってことはジュージュー承知してんだけど、味は苦手でも形が好きで、食べ物を「大好き」って言っても、いいんじゃないでしょうか?‥‥ってことで、あたしは、「お菓子の辞典」の「チョコチップ鈴カステラ」を買ってみたんだけど、これが、ちょうどスズメの目みたいにチョコチップがついてるのもあって、メッチャ可愛い! だけど、恐るべき甘さで、2個か3個どころか、1個で胸焼け爆発! で、すぐに唐辛子のおせんべを食べたら、甘いものを食べたあとだから、その辛さが爆発! で、チョコチップ鈴カステラを食べたら、おせんべの辛さはそのままで、その他に甘ったるくなって、口の中が、チョー辛いのとチョー甘いのでダッフンした!
‥‥そんなワケで、考え方としては間違っては無かったんだけど、この作戦は、ミゴトに失敗した。だけど、あたしは、やっぱりスズメが好きで、鈴カステラも好きなので、これからも、スズメっぽい鈴カステラを買っちゃうかも知れない‥‥なんてことも念を押してみつつ、スズメって言えば、あたしの大好きなコンコンジャンプの名曲で、「ママとスズメとペロの歌」ってのがある。簡単に説明すると、ケガをしたか何かで瀕死のスズメをお母さんが拾って来て、何とか助けてあげようとしたんだけど、結局、死んじゃう。それで、お母さんは、助けてあげられなかった自分を責めて泣くんだけど、小犬のペロが、お母さんのことを舐めてあげる‥‥って感じの歌で、あたしの説明だけじゃ何も伝わらないと思うけど、ボーカルのサトミちゃんがお母さんのために書いた曲で、とっても心がこもってて、胸にジーンと来る。
別に、命の重さに変わりはないけど、これが大きなカラスだったり、ハトだったりすると、やっぱりイメージが変わって来る。あたしは、スズメを好きだから、特別にそう感じるのかも知れないけど、小さくて、手のひらに乗るほどのスズメだからこそ、愛らしい気持ちって言うか、いとおしい気持ちって言うか、何とかしてあげたくなる気持ちが強くなる。そう、スズメの可愛さって、そのサイズにある。もしも、スズメが、パチンコの「水戸黄門」に時々出て来る「大スズメ」みたいだったら、ちっとも可愛くない。それから、「チチチチチチ‥‥」って鳴き声も可愛いし、これが、もしも、ダミ声で「チッチキチー!」って鳴いたら、ぜんぜん可愛くない。だけど、あたしが、スズメを好きになった一番の原因は、子供のころに、家の近所にお米屋さんがあって、いつもスズメが集まってたから、「身近な小鳥」ってことで、好きになったんだと思う。
だから、あたしは、子供の時に、「舌切りすずめ」のお話を読んで、いくら洗濯用のノリを舐めたからって、そのスズメの舌をハサミで切るなんて、なんてひどいおばあさんだろうと思った。だいたいからして、スズメが来るような場所に、ノリを出しっぱなしにしとくおばあさんのほうに問題があるワケで、ちゃんとフタをしとけばいいのに‥‥って思った。
あたしには、すごく好きな「スズメ観察ポイント」がある。あたしのマンションから、多摩川沿いの道を上流へ向かって10分くらい進むと、土手から河原へ降りる一段下のとこに、細い砂利の道があるんだけど、人や自転車は、舗装された土手の上の道を使うから、その砂利道を使う人はメッタにいない。それで、前日に雨が降って、次の日に晴れた時、そこに行くと、他の場所は乾いてるのに、その砂利道だけに、いくつかの大きな水溜りができてて、色んな鳥たちが水浴びをしてるのだ。
大きな鳥や水鳥は、最初から多摩川で水浴びするから、こんな水溜りは使わないんだけど、スズメみたいに小さな鳥は、多摩川じゃ足が底に届かなくて溺れちゃうから、こう言った浅い水溜りで水浴びをするみたいだ。それで、愛用の双眼鏡を持ってって、ちょっと離れた土手の上から見てると、スズメたちの水浴びの可愛いこと、可愛いこと。1羽が水浴びを始めると、2羽、3羽とやって来て、気持ち良さそうに「チチチチ!」「チチチチ!」って鳴きながら、水しぶきを上げる。できることなら、小さいきっこたちをセクシーな水着に着替えさせて、スズメたちと一緒に水浴びさせたいくらいだ。
‥‥そんなワケで、こんなにスズメが好きなあたしは、いつもコッソリと覗きに行く、「スズメ三昧」って言う写真ブログがある。「黒ごま」さんて言うカメラマンの人が運営してて、もともとは色んな野鳥の写真を紹介してたんだけど、スズメ専門のブログも始めたのだ。あたしが愛用してる「俳句の鳥・虫図鑑」の中にも、黒ごまさんの「コジュケイ」の写真が使われてて、とってもステキな鳥の写真を撮るカメラマンだ。スズメの可愛い写真が満載で、思わず鈴カステラを食べたくなっちゃうほど、見とれちゃう今日この頃なのだ。
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