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2006.05.31

カタカナ変換パニック

3日前の日記に、アンジェリーナ・ジョリーが赤ちゃんを産んだ話題を書いて、その赤ちゃんの名前が、「シロー・ヌーベル・ジョリー・ピット」だって書いたら、何人かの読者から、「シロー」の部分の読み方が違うってメールが来たので、代表して1通だけ紹介する。


お名前:●●●●
E-mail:xxxxx@xxxxx.ne.jp
コメント:はじめまして、いつも楽しく拝見させていただいております。普段はきっこさんの日記の方ではなくブログのほうなんですけど・・・。沢山のメールが送られて来るそうなので手短に。。。アンジーの娘の名前はシローと発音するのではなく、「シャイロー」です。なんだか「彼からの贈り物」とかという意味があるそうですよ。お忙しいなか、大変だとは思いますが、日本中のきっこさんファンのため、日記頑張ってください。応援しております。


‥‥で、他にも、「シャイロ」だって言うメールも来てる。正確に言うと、「シャイロー」だって言うメールが11通で、「シャイロ」だって言うメールが2通だった。あたしは、インターネットのニュースで、アンジェリーナ・ジョリーが赤ちゃんを産んだって記事を見て、そこに「シロー・ヌーベル・ジョリー・ピット」って書いてあったから、それをそのまま書いただけなので、もう一度、その記事を探して見てみた。それは、「アンジェリーナ・ジョリー、ナミビアで女児出産」て見出しの記事で、ニュースソースは「ピープル誌」で、 ロイターが報じたものを日本語にしたものだった。それで、とりあえず、ニポンの他の媒体の記事も見てみたんだけど、AFPの時事通信も、スポーツニッポンも、サンケイスポーツも、みんな「シロー・ヌーベル・ジョリー・ピット」って書いてあった今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、他にも、読売とか毎日とか、インターネットで見られる新聞記事はぜんぶ見てみたんだけど、この4紙に「シロー・ヌーベル・ジョリー・ピット」って書いてある他は、どこも「赤ちゃんを産んだ」ってことを伝えてるだけで、赤ちゃんの名前まで書いてる記事はなかった。ようするに、ニポンの新聞では、名前を書いてるとこは、ぜんぶ「シロー」になってて、「シャイロー」とか「シャイロ」って書いてるとこは無かった。

それで、あたしは、「シロー」って書いてるAFPの時事通信と、スポーツニッポンと、サンケイスポーツの記事の日付を見てみたんだけど、そしたら、どれも29日付だった。あたしの日記は、日付は27日になってるけど、書いたのは翌日なので、28日ってことになる。それで、あたしが最初に見たロイターの記事を見てみたら、28日付になってた。つまり、ロイターが最初で、あたしはそれを見て日記に書いて、そのあとにAFPの時事通信と、スポーツニッポンと、サンケイスポーツが報じたってワケだ。だから、この3紙は、マサカ、恥も外聞もないゲンダイネットみたいに、あたしの日記を見て記事を書いてるワケはないだろうから、たぶん、あたしと同じに、ロイターを見て記事を書いたんだと思う。

そう考えると、とにかく、一番最初がロイターだってことになるから、そのロイターがニュースソースにしてる「ピープル誌」を見てみるのがテットリ早いってワケで、ここで、頭脳は子供でもベッドでは大人、迷探偵キッコナンの登場だ‥‥って言っても、今日は火曜日なので、本家本元の名探偵コナンが、昨日の月曜日に大活躍しちゃってるから、ナニゲに影が薄くなっちゃうけど、ま、ジンジャエールってことで、行ってみよ~!

‥‥そんなワケで、さっそく、「ピープル誌」の該当記事を探してみたら、27日付の記事で、「Angie & Baby Are Fantastic(アンジーと赤ちゃんは素晴らしい)」ってのがあった。それで、その記事を読んでみたら、赤ちゃんの名前は、「Shiloh Nouvel Jolie-Pitt」って書いてあった。このスペルを見れば、「Shi」を「シ」って発音するか「シャイ」って発音するかは置いといて、「loh」は「ロ」じゃなくて「ロー」だってことが分かる。だから、「Shi」が「シ」であれば「シロー」、「Shi」が「シャイ」であれば「シャイロー」ってワケで、とにかく「シャイロ」って可能性は消えたってワケだ。

それで、念のために、「shiloh」を辞書で引いてみたら、同名の国立軍事公園が見つかった。これは、テネシー州の南西部にある公園で、南北戦争の時の激戦地だったそうだ。それで、この公園の名前の読みは、「シャイロー」だった。発音記号は、「s」をタテに長く伸ばしたみたいな例のヤツと、「a」の上にアクセントの「`」がついてるのと、「i」と、あとは「loh」だったから、「シャ」にアクセントを置いた「シャイロー」ってことになる。

で、「彼からの贈り物」って意味については、ヘブライ語が語源だってことが分かったんだけど、ヘブライ語ってのは、とてもじゃないけど理解不能な記号みたいなヤツだし、英語と逆で右から左に書いてあるし、あたしに分かるワケがない。だけど、ヘブライ語を語源としても、表記は英語なんだから、これは、耳で聞いたヘブライ語を英語で表記したってことになる。ようするに、あたしたちが、英語で「Shiloh」って聞いたのをカタカナで「シャイロー」って書くようなもんだ。だから、この「Shiloh」は、表記の通りに読むべきであり、そうすると、同じスペルの国立軍事公園と、発音も同じだってことになる。

だから、アンジェリーナ・ジョリーの赤ちゃんの名前は、今んとこ、「シロー」でも「シャイロ」でもなくて、「シャイロー・ヌーベル・ジョリー・ピット」って可能性がもっとも高いって結論に達した。それで、なんで「今んとこ」なのかって言うと、今度は「ヌーベル」の部分が、「ヌードル」じゃないかとか、「ノーベル」じゃないかとか、色んなメールが来そうな気がするからだ(笑)‥‥って、そんなこたーいいんだけど、ひとつ気になったのは、「ピープル誌」の記事には書いてなかったんだけど、他のいくつかの海外のニュースサイトを見てみたら、その中のひとつに、「アンジェリーナ・ジョリーは難産で帝王切開をした」って書いてあった。

‥‥そんなワケで、あたしは、根本的な問題として、外国語の名前をカタカナで書くってこと自体にムリがあるんだと思う。たとえば、あたしの好きなバリチェロは、あたしは「バリチェロ」って書いてるけど、スポーツ新聞とか、F1ニュースサイトとか、F1の専門誌とかによって、「バリチェッロ」って書いてるとこもあれば、「バリッチェロ」って書いてるとこもあって、ぜんぜん統一されてない。シューマッハにしたって、あたしは弟と区別するために「シューマッハ兄」って書いてるけど、あたしと同じに「シューマッハ」って書いてるとこと、「シューマッハー」って伸ばしてるとこがある。その上、名前のほうの「ミハエル」に関しては、「ミカエル」とか「ミヒャエル」とか色んな表記があるし、英語読みをして「マイケル」って書いてるとこもある。さらには、英語読みした「マイケル」を「マイコー」って書いちゃって、「いとうまい子」と区別がつかないような個人サイトもある。

オトトイの日記に書いたジャック・ヴィルヌーブも、あたしは「ヴィルヌーブ」って書いてるんだけど、「ビルヌーブ」って書く人もいるし、「ビルヌーヴ」って書く人もいるし、「ヴィルヌーヴ」って書く人もいるし、「ビルニューブ」って書く人もいるし、「ヴィルニューブ」って書く人もいるし、「ヴィルニューヴ」って書く人もいるし、すべての組み合わせを考えてたら、もう、気が遠くなりそうになって来る。で、実際のスペルを見てみると、「Jacques Villeneuve」ってなってる。つまり、「b」を「ビ」って書いて、「v」を「ヴィ」って書くなら、「Villeneuve」は「ヴィルヌーヴ」か「ヴィルニューヴ」のどっちかってことだし、「b」も「v」も両方とも「ビ」って書くんなら、「Villeneuve」は「ビルヌーブ」か「ビルニューブ」のどっちかってことになる。ようするに、真ん中の「neu」の部分を「ヌー」って読むか「ニュー」って読むかは別にして、最初も最後も同じ「v」なんだから、最初と最後が「ビ」と「ヴィ」の組み合わせになるのはおかしいってワケで、「ビ」でも「ヴィ」でもいいから、どっちかに統一しろっ!‥‥てことになる。

あたしの場合は、「ヴィルヌーブ」って書いてるから、「Villeneube」だったら良かったんだけど、「Villeneuve」じゃおかしいってことになる。正直に告白すると、あたしは、ちゃんと正しいスペルを見てから書いたんじゃなくて、何となくイメージだけで書いてみたワケで、そのまま今に至るってワケだ。最初は、「ビルヌーブ」って書こうと思ったんだけど、ナニゲに「ルイヴィトン」が浮かんじゃって、「ルイヴィトン」を「ルイビトン」なんて書いたらバッタモンみたいでカッコ悪いから、それで、「ビルヌーブ」って書くのをやめて「ヴィルヌーブ」にしてみたってワケだ。そんなら、何で最後の「ブ」も「ヴ」にしなかったのかって言うと、「ヴ」を2個も使ったら、なんかイヤミっぽいって言うか、カッコつけすぎっぽい感じがしたから、リトル控えめに、1個だけにしてみたってワケだ。

‥‥そんなワケで、「Villeneuve」のほうだけでも、こんなにヤッカイなのに、あと、名前の「Jacques」のほうの問題もある。これが、駅前留学ノバの生徒にも読めるような「Jack」だったら何の問題も無いのに、よりによって「Jacques」だなんて‥‥よりによって「q」なんかが入ってるなんて‥‥これじゃあ、「ミハエル」のことを「ミヒャエル」なんて書く人にかかっちゃったら、「ジャッキュー」とか書かれちゃいそうなイキオイだ。「ジャッキュー・ヴィルニューヴ」だなんて、なんだかニョロニョロした変な生物みたいで、ゴカイとか青イソメとかの仲間みたいで、海釣りのエサみたいだ。だから、あたしは、「Villeneuve」のほうは表記を変えるかも知れないけど、「Jacques」のほうに関しては、これからも「ジャック」って書いてこうと思う今日この頃なのだ。


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2006.05.30

タッパー並べて映画鑑賞

Oi2
車の運転をしながらTOKYO FMを聴いてたら、変なCMが流れた。一度聞いただけなので、ハッキリと覚えてなくて、セリフは正確じゃないと思うけど、ひとり暮らしっぽい女性が、「あ~美味しかった~!もうお腹がパンパン!でも余っちゃったな‥‥これどうしようかな?‥‥よし!捨てちゃえ!」とかって言って、そのあとに男性のナレーションで、「一度にたくさんの料理を作ると、ゴミが増えます。環境のために、料理は少しずつ作りましょう。」って感じのことを言った。ようするに、環境だとかエコだとかのCMなんだけど、これを聞いて、あたしは「あれ?」って思った。だって、あたしは、環境のために‥‥って言うか、光熱費を節約するために、お料理はマトメて作ってるからだ。

あたしは、ひとり暮らしだから、その時に食べるぶんだけなら、ご飯は1合だけ炊けばいい。だけど、食事のたびにそんなことしてたら、電気代がたまんないから、一度に5合のご飯を炊いて、ラップに小分けして、冷凍してる。それで、食べる時に、電子レンジで温めて食べてる。パスタも、ガス代を節約するために、一度に500グラム茹でて、小分けにして冷凍してるし、そのパスタに使うソースも、マトメて作ってから、小分けして冷凍してる。もちろん、主食だけじゃなくて、おかずもほとんどのものをマトメて作ってる。

これは、もちろん、一番の理由は光熱費の節約なんだけど、それだけじゃなくて、ひとりぶんだけ作るのって、あんまり美味しくできないからだ。どんなものでも、ある程度の人数ぶん作らないと、美味しくできないし、毎回毎回チョコチョコ作るなんてメンドクサイ。だから、このCMの問題点は、「多く作ること」じゃなくて、「余ったものを捨てること」だと思う。あたしの常識だと、作りすぎて余ったものは、ラップして冷蔵庫に入れといて、次の日に食べたり、お弁当に使ったりするワケで、余った食べ物を「よし!捨てちゃえ!」なんて言う非常識な人間にレベルを合わせてCMを作られても、なんだかなぁ~って思っちゃう今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたし的には、全国のひとり暮らしの人たちが、全員、お料理をマトメて作ることをやめて、食事のたびに毎回毎回チョコチョコと作るようになったら、ガスや電気や水道の使用量はものすごく増えちゃって、それこそ環境に良くないように思うんだけど、どうなんだろう? ひとり暮らしっぽい女性が、「あ~美味しかった~!もうお腹がパンパン!でも余っちゃったな‥‥これどうしようかな?‥‥よし!捨てちゃえ!」とかって言ったあとのナレーションは、一度にたくさんのお料理を作ることをとがめるんじゃなくて、余った食べ物を捨てる行為をとがめるべきなんじゃないの?

こういう本末転倒のバカCMを聞くと、リサイクルペーパーで名刺を作って、わざわざ名刺にエコマークまで入れちゃって、いかにも「うちの会社は環境のことを考えてますよ」って顔をしてるクセに、裏じゃ環境破壊ばっかしてるソトヅラ企業とかと同じように感じる。ま、あたしの場合は、環境のことは二の次で、自分が生きてくために電気やガスを節約をしてるワケだし、リサイクルペーパーで名刺を作ってるのだって、そのほうが料金が安いからだ。だから、カッコ悪いエコマークなんか入れるワケがないし、名刺を渡す相手に、そんなことをアピールするつもりも毛髪ない‥‥じゃなくて、毛根ない‥‥じゃなくて、毛頭ない(笑)

それで、話はクルリンパと戻るけど、あたしは、お料理をマトメて作る上に、それをタッパーに入れといて、タッパーのまま食べたりする。たとえば、イカとサトイモの煮物を作るとしたら、イカを2ハイとサトイモを1キロくらい用意して、大きなお鍋でマトメて作る。それで、その日に食べるぶんだけを器にとったら、あとはタッパーに入れて、冷蔵庫に入れておく。それで、次の日は、冷蔵庫からタッパーを出して、冷たいまま食べるか、温めたい時は、タッパーのまま電子レンジで温めて、タッパーのまま食べて、残りはタッパーのまま冷蔵庫にしまう。ハシタナイとは思うけど、この方式なら、食器を使うのは初日だけで、あとはぜんぶを食べ終わるまで、食器は使わないで済む。つまり、そのぶん、洗い物が減るワケで、水道を使う量も減るし、洗剤を使う量も減るし、洗剤を下水へ流す量も減るってワケだ。

‥‥そんなワケで、ここんとこ、食生活を改善してからは、冷蔵庫には常にいくつかのタッパーが入ってるから、お酒を飲む時も便利になった。前は、F1とか「釣りバカ日誌」とかを観る時には、1時間くらい前からオツマミを作ったりして、準備をしてたんだけど、今は、冷蔵庫からタッパーを出して来るだけで良くなった。だから、「今夜は釣りバカ日誌を観ながら飲むぞ!」なんて気合いを入れなくても、キラクにお酒が飲める。

で、今日は、大好きな「下妻物語」をテレビでやったから、キラクに用意をして、キラクにお酒を飲みながら、キラクに楽しんだ。「下妻物語」は、原作はつまんないし、ストーリーもくだらないんだけど、あたしは、深田恭子ちゃんも土屋アンナも好きだから、この2人を観賞するのが目的だ。

それで、冷蔵庫には、オトトイ作った「チクワとニンジンの甘辛煮」のタッパーと、昨日作った「健康鶏のモモ肉とゴボウとニンジンの煮物」のタッパーと、今朝作った「水菜の煮浸し」のタッパーがあったので、これだけでも十分すぎるほどだったんだけど、賞味期限が今日までのもめん豆腐と、50円で買って来たニラがあったから、これで、「お豆腐とニラのサッパリチャンプルー」も作ることにした。もめん豆腐は、重しをして、シッカリと水切りをしておく。それで、フライパンにゴマ油を敷いてから、5センチくらいに切ったニラを軽く炒めて、そこに水切りしたもめん豆腐を大きめに切って入れて、フライパンに張りつかないように混ぜながら、塩、コショウ、お醤油、ダシの素で味つけする。ポイントは、できるだけ薄味にすることだ。ダシの素とゴマ油の効果があるから、薄味のほうが美味しく食べられる。

‥‥そんなワケで、あたしは、テーブルの上に、「チクワとニンジンの甘辛煮」と、「健康鶏のモモ肉とゴボウとニンジンの煮物」と、「水菜の煮浸し」のタッパーを並べて、「お豆腐とニラのサッパリチャンプルー」も並べて、業務用の純米酒をロックにして、「下妻物語」を観た。やっぱり、深田恭子ちゃんも土屋アンナもそれぞれ可愛いかった。

なんでこんな時期に、テレビで「下妻物語」をやるのかって言えば、そりゃあ当然、同じ中島哲也監督の「嫌われ松子の一生」の宣伝のためで、「ハリーポッター」の新作をロードショーする前に、テレビで「ハリーポッター」の前作をやるのと同じことだ。「嫌われ松子の一生」は、あたしの信頼してる「テレビブロス」でも絶賛してて、「本年度最高傑作!(暫定)」って紹介されてるし、実際に観た松尾貴史さんも、「ストーリーが嫌で後味は悪いけど、大変に面白い映画だ」って言ってる。あたしは、ミステリーはあんまり興味がないので、原作も読んでないし、観る気はなかったんだけど、周りの評判がいいから、映画館には行かないけど、テレビでやる時には観てみようと思う。

どんなに周りの評判が良くても、どうしても「嫌われ松子の一生」があたしの琴線に触れないのは、主演が中谷美紀だからだ。あたしは、中谷美紀にはぜんぜん興味がなくて、それだけで観る気が起こらない。その上、劇団ひとりだの、カンニングの竹山だの、テレビだけでもウンザリしてる芸人が出てるのもイヤだし、テレビCMで繰り返し繰り返し聴かされてるエゴラッピン風味の昭和歌謡みたいな曲も、すでに食傷気味になっちゃった。

あたしは、テレビで流す映画のCMって、やりすぎると逆効果だと思う。最初は「観たい」って思ってた映画でも、テレビでCMをあんまりシツコク流されると、なんだか、もう観たような気分になっちゃうし、だんだん目障り耳障りになって来て、そのうちに、「テレビでやる時に観ればいいや」ってなっちゃうからだ。CMで、その映画の名シーンみたいなとこをジャンジャン流して、主題歌をジャンジャン流して、それだけでも何だかネタバレみたいでシラケちゃうのに、挙句の果てに、オスギか何かが、「私はこの映画に出会うために生まれてきました!」とかってヒステリックに叫ばれちゃうと、どんなに観たかった映画でも、観る気がなくなっちゃう。観る気がなくなるって言うか、少なくとも、お金を払って映画館に行く気はなくなって、「テレビでやる時に観ればいいや」ってなっちゃう。映画のCMを流すんなら、その映画のシーンや音楽はいっさい使わずに、タイトルと監督とキャスティングと公開日だけを告知して欲しいと思う。

‥‥そんなワケで、「下妻物語」にも荒川良々が出て来たけど、「嫌われ松子の一生」にも出て来るみたいだ。あたしは、荒川良々は好きだから、どんどん出て欲しいと思うんだけど、中島哲也監督って、荒川良々と癒着してるんだろうか? だって、「下妻物語」に使った土屋アンナを「嫌われ松子の一生」にも使ったってだけなら、普通のことだと思うけど、荒川良々の場合は、「濱マイク」の第9話にもゲストで出てるからだ。「濱マイク」は、1話ごとに監督を変えて作ったテレビシリーズだけど、中島哲也監督が作ったのが第9話で、それにも荒川良々が出てるのだ。

ちなみに、「濱マイク」では、行定勲が監督した第4話に、われらの玲奈ちゃんが、高級クラブのホステスの「クミ」の役でゲスト出演してる。番組開始から5分ほどして、玲奈ちゃん扮するクミの働く高級クラブのあるビルの前に、私立探偵の濱マイクが現われる。クミは、お客さんを送り出すために階段を降りて来るんだけど、ゴールドのドレスとサンダル、大きなイヤリング、左腕にバングルって言う、絵に描いたようなホステススタイルだ。そして、お客さんを送ったあとに、マイクとちょっとしたやり取りをするんだけど、玲奈ちゃんが出演したのはこのシーンだけで、時間にしてわずか6分だった。

行定勲監督って言えば、三島由紀夫の原作を映画化した、去年の「春の雪」とか、一部の人たちの間で話題になった、オトトシの「世界の中心で、愛をさけぶ」とかが有名みたいだけど、あたしは、この2本は観てない。「春の雪」は、すごく好きな小説なので、映画化なんかでガッカリしたくなかったから観なかったし、「世界の中心で、愛をさけぶ」は、バカバカしくて、テレビも観てないので、当然、映画も観るわきゃない。

あたしが観た行定勲監督作品は、「GO」と「贅沢な骨」と「ロックンロールミシン」だけで、この3本で、「ああ、あたしの感覚には合わない」ってことが分かったから、それ以降は観なくなった。だいたいからして、この3本だって、あたしは、ホントは観る気はなかった。だけど、行定勲は、ニポンの映画監督の中で、あたしが唯一大好きな岩井俊二の、一番大好きな「スワロウテイル」で、助監督をやってた。他にも、「Love Letter」とか「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」とかの岩井俊二監督作品でも、行定勲は助監督をやってた。だから、それで、行定勲が監督になってからも、リトル注目してたってワケだ。だけど、何本か観たら、「もういいや」って感じになった。

ま、あたしの場合は、岩井俊二だけは特別だけど、それ以外のニポンの映画監督には、あんまり興味がない。誰が監督をやろうとも、あたしの好きな俳優が主演するなら観るし、あたしの興味の無い俳優や嫌いな俳優が主演するなら観ないってだけのことだ。でも、コレって、熱心な映画ファン以外の、あたしみたいな普通の人の場合は、みんな似たようなもんだと思う。誰が監督をやってたって、たとえ北野武が監督をやってたって、自分の大好きな俳優が主演してれば観に行くと思うし、逆に、好きな監督の作品だったとしても、大っ嫌いなヤツが主役をやってたら、観に行かないだろう。

あたしの場合は、ニポン以外だと、とにかく、ウォン・カーウァイ監督が大好きなので、「2046」が公開されるまでは、すべての作品を何度も何度も観て来たんだけど、「2046」だけは、大っ嫌いなキムタクが出てるから、観る気も起こらないし、たとえテレビでやったとしても、絶対に観ない。あたしは、宮崎アニメも大好きなので、「ハウルの動く城」が公開されるまでは、すべての作品を何度も何度も観て来たんだけど、「ハウルの動く城」だけは、大っ嫌いなキムタクが声優をやってるから、観る気も起こらないし、たとえテレビでやったとしても、絶対に観ない。

‥‥そんなワケで、熱心な映画ファンだとか、その映画に主演してる俳優の大ファンだとかなら、黙っててもお金を払って映画館に行くだろうけど、それ以外の大多数の普通の人たちを映画館に呼ぶのは、なかなか難しいことだと思う。ほとんどの人は、周りの評判とかを聞いて、それで「観るか観ないか」を決めると思うけど、人間の感性ってひとりひとり違うから、周りの多くの人たちが「つまんなかった」って言った映画でも、あたしには面白く感じたものもあるし、その逆もある‥‥って言うか、あたしの場合は、「その逆」のほうが多い。つまり、「周りの評判がいいから、観てみたら、つまんなかった」って映画だ。だから、周りの評判のいい「嫌われ松子の一生」も、とりあえずは図書館で原作を借りて来て読んでみるだけにしといて、あとは、2年もすればテレビでやると思うから、煮物でも作りながら、のんびりと待とうと思う今日この頃なのだ。


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2006.05.29

サリュー!ジル!

G1
F1の第7戦、モナカGPは、予選でポールをとってたシューアイスが、「ワザとコース上にマシンを停めて、他のマシンのタイムアタックを妨害した」って理由で、最後尾からのスタートになって、結局、ピットスタートを選んだ。それでもシューアイスはがんばって、17台抜き‥‥って言っても、そのうちの6台はアイスは、ゴールまで持たずに途中で溶けちゃったんだけど、何とか5位に入賞した。あたしの応援してるガリガリ君は、5番手からのスタートで、終盤には完全に3位表彰台の位置につけてたってのに、ピットロードでのスピード違反のペナルティで後退しちゃって、やっとこ4位が精一杯だった。ホンダ製菓のヘッポコアイスって、カンジンのコース上じゃ遅いクセに、ピットロードだとスピードが出るみたいだ。

で、もう見るのもウンザリのルノー乳業のアーモンドチョコバーが、お約束のポール・トゥ・ウィンだし、マクラー練乳のパピコが2位だし、サスガ、モナカGPだけあって、真四角な顔の森永チョコモナカジャンボが3位だし、全体的にはつまんないレースだった。まあ、最後尾から5位まで上がって来たシューアイスはスゴかったし、森永チョコモナカジャンボも、2000年にマクラーレンで優勝した時よりも、レッドブルで3位入賞の今回のほうが、スゴイっちゃあスゴイことだった。

しけったマッチ棒は山田優ちゃんに見下ろされながら街を歩いてたし、ウキョーは相変わらず偉そうにしゃべってたし、ノンキなセレブたちは海に浮かべたクルーザーから、1本何万円もするようなションベン‥‥じゃなくて、シャンパンを飲みながら観戦してるし、なんだかなぁ~って感じだったんだけど、ま、モナカGPはお祭りみたいなもんだから、地元やフジテレビの浮かれた人たちのことは置いといて、マトモなモータースポーツファンは、別の視点から楽しんでみようと思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは、今回のモナコGPでは、応援してるバリチェロの他に、2人のドライバーに注目してた。それは、プラスのドライバーとマイナスのドライバーだ‥‥って、そりゃ工具だろ?‥‥なんてノリツッコミも折り込みつつ、それは、ザウバーのジャック・ヴィルヌーブと、ウイリアムズのニコ・ロズベルグだ。なんでかって言うと、2人とも二世ドライバーで、ジャック・ヴィルヌーブのお父さんのジル・ヴィルヌーブは、1981年にフェラーリでモナコを制してるし、ニコ・ロズベルグのお父さんのケケ・ロズベルグは、1983年にウイリアムズでモナコを制してるからだ。

特に、ニコ・ロズベルグのほうは、乗ってるマシンまでがお父さんと同じウイリアムズだから、優勝はムリでも、3位までに入賞して表彰台に上がることができれば、感慨もヒトシオだろうって思ってた。そして、14番手からスタートのヴィルヌーブはキビシイけど、8番手からスタートのロズベルグには、十分に表彰台の可能性はあった。だけど、フタを開けてみたら、ウイリアムズは2台ともリタイアだったし、ヴィルヌーブも、14番手からスタートして14位でフィニッシュっていう、手堅いけどサエナイ結果だった。でも、ヴィルヌーブがモナコを完走できたことに、あたしは深い感慨を覚えた。

ジャック・ヴィルヌーブは、腕は素晴らしいドライバーなのに、マシンに恵まれなくて、成績が悪い。F1にデビューした1996年は、ルノーのV10を積んだウィリアムズに乗ってたから、年間16戦のうち11回も表彰台に上ったし、デビュー2年目の1997年には、年間に7回も優勝して、ワールドチャンプになった。だけど、翌年、エンジンがメカクロームに替わったトタンにサッパリ勝てなくなって、翌1999年には、もっとひどいBARに移籍したから、開幕戦から11連続リタイアなんていう不名誉な記録を打ち立てちゃうし、その後も、2003年まで、BARホンダのヘッポコマシンのオカゲで、ずっと低迷を続けた。

それで、お父さんのジル・ヴィルヌーブが1981年に優勝したモナコだけを見ると、息子のジャック・ヴィルヌーブは、戦闘力のあるウィリアムズルノーに乗ってた1996年と1997年も、モナコだけは2年連続でリタイアしてるし、ウィリアムズのエンジンが替わってからと、遅いBARに移籍になってからは、6回出走のうち半分の3回はリタイアしてて、完走できた時の最高位が、4位なのだ。つまり、これほど長くF1に参戦してるのに、お父さんが優勝したモナコでは、まだ一度も表彰台に上ったこともないし、完走率も極めて低かったってワケだ。だけど、去年、ザウバーに移籍してからは、去年は11位、今回は14位と、ポイント圏外だけど、とにかく完走だけはできるようになったのだ。

‥‥そんなワケで、ジャック・ヴィルヌーブのお父さん、ジル・ヴィルヌーブは、もともとはカナダでスノーモビルのレースをやってて、カナダのチャンピオンになってから、世界選手権でも優勝しちゃうほどのレーサーだった。それで、1973年に、フォーミラー・フォードで車のレースにデビューして、F1にステップアップできたのは、1977年だった。ジルは1950年生まれだから、27才っていう遅いF1デビューで、マクラーレンに乗って、第10戦のイギリスGPに初出場したんだけど、11位っていうパッとしない成績で、その1戦だけで終わっちゃう。

だけど、そのシーズンの終わりころに、フェラーリのニキ・ラウダが、突然、チームを辞めちゃって、代わりのドライバーを探すことになったフェラーリチームが、ジルに白羽の矢を立てたのだ。それで、ジルは、タナボタ式にフェラーリに乗れることになって、この年の最後の2戦、カナダGPと日本GPに出場することになった。でも、カナダGPは12位で完走できたんだけど、日本GPのほうは、大変なことになっちゃった。この時は、鈴鹿じゃなくて富士だったんだけど、今みたいに厳しくなかったから、危険な立ち入り禁止地域に侵入して、ピクニック気分でお弁当を食べながらレースを観戦してる人が多かった。それで、大勢の観客がいたコース脇の立ち入り禁止地域に、ジルのフェラーリが突っ込んじゃって、観客は2人死亡、9人が重軽傷を負ったのだ。この大惨事がキッカケで、ニポンでのF1開催は、1987年に鈴鹿で再開されるまで、10年近くも中止になっちゃった。

だけど、事故を起こしたジルはと言えば、翌1978年には、全16戦にフル参戦して、最後の第16戦のカナダGPで初優勝して、文字通り故郷に錦を飾ったのだ。そして、翌1979年には、優勝3回、2位4回というワンダホーな成績を叩き出して、フル参戦2年目にして、フェラーリの大黒柱になった。翌1980年は振るわなかったけど、次の1981年には、18レースぶりの優勝をモナコで飾った。あたしは、このレースはお友達からビデオを借りて観たんだけど、今のおとなしくてお行儀のいいモナコとは違って、ホントにものすごくて、あっちこっちでクラッシュが起こるし、オラオラ状態のガチンコ勝負だった。最後の最後まで熱いバトルを繰り広げてたアラン・ジョーンズのウイリアムズを残り4周でジルのフェラーリが抜き去り、そのままチェッカーを受けて優勝するんだけど、このジルの走りに、モナコ中が熱狂の渦になり、コースの周りからの大歓声だけじゃなく、海に集まってたたくさんのクルーザーやヨットもホーンを鳴らして祝福した。

‥‥そんなワケで、フェラーリでのジルのチームメイトは、ディディエ・ピローニって言うフランス人のドライバーだったんだけど、ジルを語る上では、このピローニは絶対に外すことができない。1つのチームから2人のドライバーが参戦して、チームの得点と個人の得点の両方を競うF1では、チームごとにそれぞれ決まりごとがある。そして、フェラーリチームには、「フェラーリのマシンが1番手と2番手を走ってる時に、他のマシンに追いつかれる心配がない場合は、フェラーリ同士は順位を変えてはいけない」って言う決まりがあった。ようするに、黙ってそのまま走ってれば、フェラーリは1位と2位になれるんだから、仲間同士で危険な争いをするなってことだ。

それで、ジルがモナコで優勝した翌年、1982年の第4戦、サンマリノGPでのこと。ジルがトップ、チームメイトのピローニが2位を走行してて、3位以下を引き離してたから、このまま黙って走ってれば、ジルの優勝とフェラーリのワンツーフィニッシュは目前だった。それで、ジルは、優勝を確実にするために、ムリな走行は避けて、少しスローダウンした。そしたら、2番手のチームメイトのピローニが、このフェラーリの紳士協定を破って、ジルを追い越して優勝しちゃったのだ。

これに激怒したジルは、2週間後の第5戦、ベルギーGPで、ピローニにリベンジを誓った。そして、予選2日目に、トップタイムを叩き出したピローニを見て、何とかそれ以上のタイムを出そうと、マシンをスタートさせた。ジルの心の中にあるのは、完全に確執となってしまったチームメイトに対する恨みの気持ちだけだった。そして、ジルは、憎しみの気持ちから冷静な判断をすることができなくなり、タイムアタック中に、スロー走行中だった他のマシンに接触してしまう。ジルのマシンは、相手のタイヤに乗り上げる形になり、150mも空を飛び、大破した。空中でシートごと放り出されたジルは、ものすごい勢いでフェンスに叩きつけられて、そのまま帰らぬ人となった‥‥。1982年5月8日、享年32才、この時、息子のジャックは、11才だった。

音速の貴公子、アイルトン・セナは、34才で亡くなったけど、11年間のF1参戦で輝かしい成績を残して、伝説になった。だけど、天才的なドライビングテクニックを持っていたのに、デビューが遅かったことから、セナの半分以下の4年半しか参戦できなかったジルは、それほどの成績は残していない。だけど、少ないエントリーの中には、多くのファンを熱狂させた素晴らしいレースが何戦もあり、その生き様とともに、ジルも伝説になった。そして、今、その息子のジャック・ヴィルヌーブが、お父さんの年令を超えて走ってるんだから、注目しないワケには行かない。だから、今回のモナコでのジャックの14位って言う成績は、たとえポイント圏外であっても、お父さんと同じチェッカーを受けたって意味では、とっても深いものなのだ。

ちなみに、ジルが憎んでたチームメイトのピローニは、ジルが亡くなったあと、ライバルがいなくなったこともあり、着実にポイントを重ねて行き、ドライバーズポイントでトップに立った。だけど、このまま行けばワールドチャンプになれるって時に、第12戦のドイツGPのフリー走行中に、雨で視界を失い、前を走ってたルノーのアラン・プロストに突っ込んだ。ピローニのマシンは、ジルのマシンと同じように空を飛び、ピローニは幸いにも一命はとりとめたものの、両足骨折の大ケガを負い、F1を去ることになった。その後、ピローニは、必死でリハビリをして、パワーボートの選手になった。だけど、ジルが亡くなってから5年後の1987年の夏に、パワーボートの世界選手権中の事故で、帰らぬ人となった。ピローニもまた、享年35才の若さだった。

‥‥そんなワケで、ヒトコトじゃ語れないようなドラマがあるジル・ヴィルヌーブとディディエ・ピローニだけど、ただ憎み合ってただけじゃなくて、それぞれの心の中には、周りの人たちには分からないような、もっともっと深い思いがあったんだと思う。そんな思いを垣間見せるひとつのエピソードとして、ピローニの息子の話がある。ジルが亡くなったあとに、ピローニの奥さんは、双子の赤ちゃんを産んだんだけど、ピローニは、1人には自分と同じ「ディディエ」、そして、もう1人には、「ジル」って名前をつけたのだ。

「ジル・ヴィルヌーブ - 流れ星の伝説」って本を読むと、ジルの表向きの素晴らしさだけじゃなくて、女遊びをして奥さんと不仲になった話や、幼いジャックがお父さんに気を使ってた様子など、ジルの人間臭さが伝わって来て、ちょっと意外なイメージも生まれる。だけど、こんなにも人間臭かったジルが、文字通り命を賭けてF1の世界を走り抜けて行ったんだってことが分かって、あたしは、言葉にできないほど感動した。この本は、ジルのことだけじゃなくて、当時のF1のことを知る上でも、素晴らしい資料の役割をしてるし、インターネットで中古本を探せば、200円とか300円とかで買えるから、興味を持った人は、ぜひ読んで欲しい。

ただ、ひとつだけ残念なのは、このジルの伝記が、来年公開の映画になったんだけど、その主役、つまり、ジルの役をやるのが、レオナルド熊‥‥じゃなくて、レオナルド・ディカプリオなんだって‥‥。あたしは、このキャスティングを聞いて、全身が脱力した。「いくらなんでも‥‥」とか、「よりによって‥‥」とか、「他にいくらでもいるだろうに‥‥」とか、全世界のF1ファンたちから、色んなセリフが聞こえて来そうだけど、この、キムタクがF1ドライバーの役をやるほどのオチャラケは、F1ファンにとっては心底悲しいとしか言いようがない。

‥‥そんなワケで、アホ芸能人のことは置いとくとして、来週はイギリスGPだし、その2週間後には、ジルの母国のカナダGPだ。カナダGPは、モントリオール郊外のセントフローレンス川に浮かぶノートルダム島にあるサーキットで行なわれる。このサーキットは、かつては「イル・ノートルダム・サーキット」って名前だったんだけど、ジルが亡くなってから、その栄誉を讃えて、「ル・サーキット・ジル・ヴィルヌーブ」って名前に変わった。通称、「ジル・ヴィルヌーブ・サーキット」って呼ばれてるんだけど、メインスタンド前のスタート・フィニッシュラインには、「SALUT GILLES(サリュー・ジル)」って書かれてる。「サリュー」ってのは、フランス語で「やあ!」とか「こんにちは!」って意味で、「やあ!ジル!」って感じだ。ジルの息子のジャックが、このフィニッシュラインを何位で駆け抜けるのか‥‥なんてことも思いつつ、レースを観戦してると、順位やポイントばかりにこだわってるファンよりも、何倍も楽しめると思う今日この頃なのだ。


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2006.05.28

世田谷のアンジェリーナ・ジョリー

J1
大きなお腹でアチコチに出没してて、いつ産まれるか? いつ産まれるか?って思ってたアンジェリーナ・ジョリーが、ついに!‥‥ってほどのことでもないんだけど、赤ちゃんを産んだ。なんでだか知らないけど、アフリカのナミビア共和国で、赤ちゃんを産んだ。男の子と女の子のどっちを望んでたのか知らないけど、女の子を産んだ。東北の人は「そうだそうだ」のことを「うんだうんだ」って言うけど、アンジェリーナ・ジョリーは赤ちゃんを産んだ産んだ‥‥って言っても、産んだのは1人だけど(笑)

あたしは、もともとは、アンジェリーナ・ジョリーをそれほど好きだったワケじゃないんだけど、映画「トゥームレイダー」を観て、室内でバイクを乗り回すシーンにシビレちゃった。あたしは、女性で車やバイクの運転がスゴイ人に憧れてるから、あのシーンだけでアンジェリーナ・ジョリーのファンになった。細かいことを言うと、顔立ちやクチビルは好きなんだけど、エラは嫌いだ。だから、今のままでエラがなければ、今よりもずっと好きになるんだけど、これはヨケイなお世話だと思う。

アンジェリーナ・ジョリーは、バイセクシャルだってことを公言してる。つまり、恋愛の対象に性別は関係ないってワケで、こういうとこはステキなんだけど、実の兄ともラブラブの近親相姦みたいなウワサが流れたこともあって、これがホントだったとしたら、あたし的にはNGだ。あたしは、異性愛者でも同性愛者でもすべて同じように見てるけど、近親相姦とロリコン野郎だけはヘドが出るほど嫌いだからだ。だけど、これも、ヨケイなお世話だと思うワケで、アンジェリーナ・ジョリーが、バイセクシャルだろうと、近親相姦だろうと、バレリーナだろうと、文句があるヤツは佐野元春にでも言って欲しいと思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、アンジェリーナ・ジョリーの運転する車が来るまで闇にくるまってるだけ‥‥なんてことも言ってみつつも、アンジェリーナ・ジョリーには、2人の養子がいる。カンボジア人の男の子、マドックス君(4才)と、エチオピア人のエイズ孤児だったザハラちゃん(1才3ヶ月)だ。だから、今度の赤ちゃんは、3人目の子供だけど、自分で産んだ初めての赤ちゃんてことになる。で、この赤ちゃんのお父さん、ブラッド・ピットは、マドックス君とザハラちゃんのお父さんとしても父権申請?みたいなことをしたから、一気に3人の子供もパパになったってワケだ。

妊娠させた彼女を強制的に人工中絶させた中居正広や杉村太蔵と比べると、サスガ、ブラッド・ピット‥‥って言うか、これがマトモな人間なんだと思うけど、そんなことよりも、あたしがビックル一気飲みしちゃったのは、アンジェリーナ・ジョリーの赤ちゃんの名前だ。「シロー・ヌーベル・ジョリー・ピット」って名前なんだそうだけど、なんだこれ? 「ジョリー」はアンジェリーナ・ジョリーの名字、「ピット」はブラッド・ピットの名字だから、お父さんとお母さんの両方の名字をつけたってことで、キョンキョンと亀梨ナントカの間に赤ちゃんが生まれたとしたら、「小泉花子」か「亀梨花子」のどっちかにするんじゃなくて、「小泉亀梨花子」ってしたみたいな感じだ。

さらには、この「花子」に当たる名前の部分の「シロー・ヌーベル」ってのも、良く分かんない。女の子なのに「シロー」だなんて、なんか、海原雄山に怒鳴られちゃいそうだし、「ヌーベル」って、フランス語で「新しい」って意味だったと思ったから、そうだとしたら、「新シロー」ってことだ。そうなると、他に、「旧シロー」がいなくちゃおかしいし、何が何だか分かんなくなって来る。キョンキョンと亀梨ナントカの場合なら、「小泉亀梨新花子」ってワケで、なんか、「吉本新喜劇」みたいだ(笑)

‥‥そんなワケで、世田谷のアンジェリーナ・ジョリーって呼ばれてるあたしとしては、なるべく本家のアンジェリーナ・ジョリーに近づけるように、日々、努力をおしまないワケだけど、全身のアチコチにタトゥーを入れてる本家に対して、世田谷バージョンのあたしはと言えば、1ヶ所だけだし、ナイフのコレクションが趣味の本家に対して、世田谷バージョンのあたしはと言えば、招き猫をコレクションしてるだけだし、大型のオフロードバイクに乗れる本家に対して、世田谷バージョンのあたしはと言えば、原チャリしか乗れない。その上、あたしの場合は、原チャリでできるのはウイリーだけなので、大型バイクでジャンプしたりできる本家の足元にもおよばない。

だから、あたしは、せめて「マックスターン」だけでもできるようになろうと思って、最近、多摩川の河原で練習を始めた。マックスターンてのは、映画「マッドマックス」に出て来るバイクがやってるヤツで、バイクの前輪を軸にして、後輪だけを空回りさせて、コンパスみたいに円を描いてくアレだ。それで、あたしは、どうやるのか分かんなかったから、バイク屋さんのお兄さんに聞きに行ったら、「前輪のブレーキをかけながらアクセルをひらく」ってことだった。だけど、あたしの原チャリだとちょっとムリで、もっと馬力のある大型のバイクじゃないと、映画みたいにはできないってことだった。実際に、バイク屋さんの前でやってみたんだけど、エンジンが「モーーー!」って言うだけで、後輪は回らなかった。

だけど、MAXファンのあたしとしては、「マックス」って名前のついてるワザはできるようになりたいし、「マッドマックス」を観ると、このマックスターンをやって円を描いたあとに、ウイリーで走ってくのが、ヤタラとカッコイイ。あたしの場合は、すでにウイリーはマスターしたから、マックスターンさえできるようになれば、この組み合わせワザもできるようになるってワケだから、何としてもマスターしたい。それで、もう一度、バイク屋さんに行って、お兄さんに相談してみたら、「しょうがないなぁ~」って言って、あたしの原チャリで、マックスターンをやって見せてくれた!

でも、映画のマックスターンとは違って、原チャリをナナメに倒して「ギュイーン!」って回転したので、なんでか聞いてみた。そしたら、大型バイクならパワーがあるから、人間が乗ったまま、バイクをまっすぐにしたままできるけど、パワーのない原チャリの場合は、人間の体重もかけられないし、後輪が空回りしやすいように、原チャリをナナメにするってことだった。文章で説明するのは難しいんだけど、まず、原チャリの左側に立って、ハンドルだけを持って、原チャリを自分のほうに45度くらい倒して、そこで右のブレーキを握りながらアクセルを開ける。そうすると、前輪はロックしたまま後輪だけが回転して、原チャリは「ギュイーン!」て半回転する‥‥って、こんな説明じゃ分かんないか。

とにかく、ホントのマックスターンとはリトル違うし、原チャリにまたがってやるワケじゃないから、このあと、すぐにウイリーすることもできないけど、これはこれでカッコイイ。「トゥームレイダー」の中で、アンジェリーナ・ジョリーが、オフロードバイクの後輪を滑らせてたのを低いアングルから映してたシーンをホーフツさせちゃう感じで、ぜひマスターしたい。で、バイク屋さんの前でやってみようと思ったら、「そりゃ困ります!」ってことで、あたしは、「最近、多摩川の河原で練習を始めた」ってワケなのだ。

‥‥そんなワケで、「最近、多摩川の河原で練習を始めた」って言っても、まだ2回しかやってない。それも、バイク屋のお兄さんが、「河原の砂利のところがやりやすい」って教えてくれたので、砂利のとこでやってるんだけど、失敗すると、原チャリが砂利の上に投げ出されるから、ボロボロになっちゃう。さらには、後輪で巻き上げられた砂利が、あたしのほうに飛んで来るのが恐い。それで、今んとこケガはしてないんだけど、原チャリの左の面はキズだらけになった上に、左側のミラーが割れちゃった。だから、あたしが、ホントの意味での「世田谷のアンジェリーナ・ジョリー」になれる日は遠そうだし‥‥って言うか、なれるハズないのは分かってるんだけど、とにかく、このマックスターンのあとには、ウイリーとは逆に後輪を持ち上げる「ジャックナイフ」ってワザも控えてるから、あたしの原チャリ修行はまだまだ続く今日この頃なのだ。


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2006.05.27

タマにはこんな日も

オトトイの夜から今日にかけて、とにかく忙しくて、あたしは、ほとんど寝てない。あたしの場合、ふだんから睡眠時間が不足してるから、そんなあたしが「ほとんど寝てない」って言った時には、ホントに「ほとんど寝てない」ってワケで、オトトイの夜も昨日の夜も完全に徹夜だったし、寝たのは、昨日の徹夜明けに2時間の仮眠をしたのと、今日、移動の車の中で、1時間の仮眠を2回しただけで、合計しても、この3日間で4時間しか寝てない。

それなのに、まだまだやらなきゃなんないことがマウンテンで、もちろん、優先順位の高いことから片付けてるんだけど、気が遠くなるような状態だ。こんな時、ホントに小さいきっこたちが出て来てくれて、手分けして手伝ってくれたら、どんなに助かることか‥‥なんてことも言ってみつつ、あまりにも忙しくてプチパニック状態になって来たから、とりあえず日記を書くことにした。わずか1時間でも、日記を書けば、オイル交換‥‥じゃなくて、責任転嫁‥‥じゃなくて、性転換‥‥じゃなくて、気分転換になるからだ。

だけど、そう思って書き始めてみたら、これがまた、目が痛いこと痛いこと。パソコンの画面が眩しくて、ここまで書いただけで、もう目を開けてらんなくなって来た。だから、時々は目をつぶって、休み休み書こうと思うんだけど、そんなことしてたら1時間以上かかっちゃって、自分で決めた休憩時間を超えちゃう。だから、いつもは、1時間でも1時間半でも、書き終わるまで書いてるワケだけど、今回は特別に、たとえ話の途中だったとしても、1時間経ったら、そこでテキトーにマトメちゃって、終わりにしちゃおうと思う今日この頃、皆さん、いかかお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、この日記を書いてる1時間だけは、あたしは自由な時間なので、せっかくだから、今、アイスコーヒーを作って来た。どっちにしても、今夜も徹夜が決定してるから、何か飲むならコーヒーしか考えられないってワケで、ブレンディーとネスカフェのどっちにしようか考えるまでもなく、お水にも溶けるブレンディーにした。それで、サトウキビから作った茶色いお砂糖をリトル入れて、スジャータを3個入れた。あたしは、いつもは、ホットでもアイスでもブラックが基本なんだけど、体調が悪い時とかには、お砂糖を入れたりミルクを入れたりして、少しでも栄養を摂るようにしてる。それで、今は、絶対に栄養が必要っぽい雰囲気がマンマンだったから、両方とも入れてみた‥‥んだけど、アイスコーヒーにお砂糖もスジャータも入れたら、コレ、完全にコーヒー牛乳になっちゃった(笑)

ま、この日記を書き終わってから、明日の朝までに、たぶんブラックで5杯以上は飲むと思うから、スタートの1杯は胃にやさしい感じにしといたほうがいいだろう‥‥って言うか、その前に、ここ3日ほどメールボックスを見てなかったから、今、チョコっと見てみたら、これまたマウンテンになってて、またひとつ用事が増えた~って感じになっちゃった。その前までに目を通したぶんだけでも、返信を書かなきゃなんないメールが20通以上もあるのに、マジでハレホレ5秒前って感じだ。

あっ!ついでだからココに書いちゃうけど、母の日にハウスみかんを送ってくださったYNさん! すぐにお礼のメールを送信したんだけど、そちらのナントカがあたしからのメールを拒否してるカントカだっていう説明と一緒に、送信したメールが戻って来ちゃいました~! それで、もう一度、送信したんだけど、また戻って来ちゃったので、ここでお礼を言っときます。どうもありがとう♪ 母さんも喜んでました~♪

‥‥なんてのもはさみつつ、他にも、あたしからの返信が来ないって思ってる関係者の皆さん、来週の月曜日の深夜ごろから、ジョジョに奇妙なメールを返信できると思うので、それまでは、ディオとフリーザとラオウと殺生丸とベナレスとミーくんと海原雄山が同時に攻撃して来ても大丈夫なように‥‥って、これじゃあジョジョだけじゃなくて、「ドラゴンボール」と「北斗の拳」と「犬夜叉」と「3×3EYES」と「サイボーグ・クロちゃん」と「美味しんぼ」も混ざっちゃってんじゃね~かよ! こんなにイッペンに敵に出て来られたら、ジョジョが時間を止めてられる3秒か4秒の間に、スタープラチナを繰り出しつつ、かめはめ波を繰り出しつつ、北斗百裂拳を繰り出しつつ、鉄砕牙で風の傷を繰り出しつつ、トウチャオとコアンヤアを召喚しつつ、ガトリング砲を乱射しつつ、究極のお豆腐料理を作りつつ‥‥って、こんなの絶対に間に合わないし、「あたしはすでに死んでいる‥‥」ってことになりそうな気がする‥‥って言うか、海原雄山だけジャンルが違う(笑)

だけど、マジで、これくらいのことを同時にしなきゃなんないほど、あたしはやることがマウンテンに溜まってて、今だって、「オラオラオラオラオラオラ~!」ってマウスを動かしながら、「あたたたたたたたたたたた~!」ってキーボードを叩いてるのだ!‥‥なんてことも言ってみつつ、このまま行くと、明日の朝ころには「ひでぶ!」ってなっちゃいそうだから、もうちょっとゆっくりと打つか(笑)‥‥なんてノンキなことを言ってたら、書き始めてから、もう40分も経っちゃった! やっぱり、休み休み書いてるから、異常に時間が掛かっちゃう。

いつもは、お仕事の合間とかに少しずつケータイで書いてて、夜はそれをマトメるだけなんだけど、今日みたいに、何の準備もしてなくて、直接、考えながら書いてる時は、ホントに思ったことを垂れ流すだけの長文になっちゃうから、せめてマクラの部分を書き終わるまでに「今日の話題」を決めないと、こんな感じになっちゃう。で、今から話題を考えても遅いから、今日は、水野晴郎を乗せたシベリア超特急のように、このまま突っ走る。まあ、あと18分もあるから何とかマトメられると思うけど、こんな内容でも、水野晴郎は、「いや~きっこの日記って、本当に長いですね~」って言ってくれるだろうか?

皆さん、ご存知の通り、この「きっこの日記」は、きちんとマトメれば遥かに短く収まる内容を無意味にダラダラと長く書くことが特徴のひとつだ。何でかって言うと、短くマトメてる時間がないことと、ダラダラと長く書くことでストレスを発散してることと、読んで欲しくない人たちに対する嫌がらせだ(笑) だって、これはあくまでも、あたしの個人の日記で、お金も取らずに無料で公開してる。だから、読みたい人は自由に読めばいいし、読みたくない人は読まなきゃいい。そんなの、幼稚園児でも分かる常識だろう。だけど、世の中には、幼稚園児レベルの常識も持ち合わせてないバカが若干いるみたいで、あたしの日記が嫌いなのに、わざわざ読みに来て、わざわざ文句のメールを送って来るような、頭のおかしな人が数人いる。

普通、お寿司の嫌いな人は、お寿司屋さんには行かないだろう。ラーメンの嫌いな人は、ラーメン屋さんには行かないだろう。それなのに、わざわざ自分の嫌いなお寿司屋さんに行って、わざわざ自分の嫌いなお寿司を注文して、わざわざ自分の嫌いなお寿司を食べて、それで文句を言う。コレって、どう考えてもバカとしか言いようがない。それも、お寿司屋さんの場合は、料金をとってるんだから、どんなにヘンテコな人でも、一応は「お客様」だ。だけど、あたしの日記は無料なんだから、読んでる人は「お客様」じゃない。だから、あたしが何を書こうと自由だし、誰にも文句を言われるスジアイは無い。あたしからバカへのメッセージは「文句があるなら読むな」‥‥これだけだ。

‥‥そんなワケで、あたしは、ちゃんと睡眠をとってる時だったら、「文章を書きながら構成を考えつつマトメてく」ってことができるんだけど、今はムリだ。とにかく、目が痛いのと、眠いのと、お腹がペコペコなのと、左手の親指のマニキュアがよれてるのが気になってるのと、脱いだまんまのパンストが気になってるから、とてもじゃないけど気の利いた文章なんか書けない。せめて、何かを食べて栄養を補給すれば、ちょっとは脳みそが動くようになるかも知れないんだけど、今、何かを食べたら、脳みそが動き出す前に、絶対に爆睡しちゃうと思う。だから、明日の明け方までは、ご飯も食べられない。とにかく、あと7分のうちに、この日記をアップして、あとは溜まりに溜まったお仕事と用事のマウンテンへと登ってかなきゃなんない。だから、こんな無意味な駄文を読まされた人達に申し訳ないと思いつつも、これがナチュラルなあたしってワケで、タマにはこんな日もあっていいんじゃない?‥‥なんて思う今日この頃なのだ。


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2006.05.26

ジミーなネットオークション

Jimmy3
ネットオークションに出品されてるブランド品て、90%以上がニセモノで、本物なんかメッタにお目に掛かれないほどメチャクチャな状態なのに、何で取り締まりの対象になんないんだろう? 実際のお店でバッタモンを売ってたら、完全に取り締まりの対象になるし、あんまり悪どくやってるとこは、ちゃんと捕まってるのに、ネットオークションは、やりたい放題の野放し状態だ。それも、ニセモノを出品してるのは、ほとんどが個人を装った悪質なグループで、商品の画像だけは本物をアップしといて、落札した相手に送るのはニセモノって方法をとってるから、買うほうにしてみたら、商品が手元に届いて、初めて騙されたことに気づくか、もっと気の毒な人は、画像と現物とが違ってることにも気づかずに、本物だと思って使い続けちゃう。

もっとヒドイのは、最初からニセモノだってことを公言して売ってるヤツもいる。「もっとヒドイ」って言うか、ある意味、こっちのほうが良心的なのかも知れないけど、堂々と「ヴィトンタイプ」だの「グッチタイプ」だのって書いて、偽ブランド品を出品してる。たとえば、ヤフーオークションを見ると、オークション規約の「禁止出品物」のとこに、ハッキリと「偽ブランド商品やレプリカなど、商標を不正に使用した商品、真正品との確信がない商品など」って明記してある上に、買い手に対しても、「ニセモノを買うことは犯罪を助長することです」って呼びかけていながら、オークションを覗くと、数え切れないほどの偽ブランド品が平然と出品されてる。

一例をあげると、ヤフーオークションに「ヴィトンタイプ」や「グッチタイプ」の偽ブランド品を出品してるヤツは、今までに1400件以上もの商品を売ってる上に、現在も、100件もの偽ブランド品を出品してる。これは、完全に、ヤフーのオークション規約に違反してるのに、ヤフー側はノータッチだ。だって、これほど堂々と偽ブランド品を売り続けてて、すでに1400件以上もの商品を売ってるのに、未だに平然と出品し続けてるってことは、ヤフー側は見て見ぬフリをしてるってことだろう。利用者には「ニセモノを買うことは犯罪を助長することです」って呼びかけてるけど、ニセモノの出品を見て見ぬフリをしてることこそが「犯罪を助長することです」って思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは、ジミーチュウの靴が大好きなんだけど、ネットオークションでジミーチュウを見てみたら、開いた口が塞がらなくなった。他のブランドと同様に、そのほとんどがニセモノだったんだけど、そんなことは別にいい。あたしは、もともと、ネットオークションなんかに本物が出品されてるなんて思ってないから、そんなことは気にしてない。あたしが呆れ返ったのは、実際には存在しない商品のニセモノが大量に出品されてたからだ。たとえば、ヴィトンやグッチなどのチョー有名なブランドだったら、あんまりデタラメなことをするとバレちゃうから、実際に作られてるモデルのニセモノを中国とかから密輸して出品してるワケだけど、ジミーチュウの場合は、本物のジミーチュウじゃ作ってないヘンテコな靴に、ジミーチュウの名前だけを刻印したり貼ったりして、出品してたのだ。

あたしは、靴に関しては、ケッコーディープなマニアだから、好きなブランドに関しては、古いものから最新アイテムまで、ほぼ100%熟知してる。それなのに、あたしが一番好きなブランドのジミーチュウなのに、見たことも聞いたこともないヘンテコな靴、ダサイ靴に、ジミーチュウの名前をつけて、何足も出品されてたのだ。他にも、念のために見てみたら、ルブタンも、マノロも、みんなニセモノだらけ。おいおい、いくら何でも、こんなにカッコ悪いデザインのルブタンがあるわきゃねえだろ!‥‥って感じのダサイ靴が、平然と売られてるのだ。

靴マニアのあたしから見ると、これは単なる推測だけど、中国の靴メーカーにテキトーに作らせたパンプスやサンダルやブーツをまとめて輸入して、それにジミーチュウだのルブタンだののブランド名をつけて出品してるか、または、中国の靴メーカーで偽ブランド名までをつけさせたものを密輸して、それを出品してるんだと思う。どっちにしても、個人でできるようなレベルのことじゃないから、悪質な組織が主導してるんだろう。

ま、こんなダサイ靴を落札するようなヤツは、最初からモノを見る目がなくて、ブランド名だけに釣られるバカ女だと思うから、あたしはぜんぜん同情なんかしないけど、このヘンテコな偽ジミーチュウを履いた女がそこらへんを歩きまわり、どこかで誰かにその靴を自慢でもされたら、それがムカツク。だって、それを見た人が、モノを見る目がある人だったら、「なんだ、ジミーチュウってこんなダサイ靴も作ってるのか」って思っちゃって、ジミーチュウに対する世間の評価が下がるからだ。だから、ネットオークションで、ジミーチュウやルブタンやマノロのニセモノを騙されて買うのは自由だけど、それをどこかで自慢したり、人にブランド名を言ったりするのだけはやめて欲しい。

少なくとも、あたしがザッと見た限りでは、「マノロタイプ」とか「ジミーチュウタイプ」なんて書いてるのは1件もなくて、すべて、「マノロブラニク」「クリスチャンルブタン」「ジミーチュウ」って堂々と大嘘が書いてあったから、「ヴィトンタイプ」や「グッチタイプ」みたいに、最初からニセモノと分かって買うワケじゃなくて、本物だと信じて買うワケだと思う。だけど、どう考えたって、実際のマノロやルブタンやジミーチュウで作ってない靴なのに、それが本物のハズがないし、こんな初歩的な嘘に騙されるのは、買う側の責任としか言いようがない。

だけど、現実には、「こんなジミーチュウなんかアリエナイザー!」っていう、誰が見たって分かるようなニセモノに、1万円とか2万円とかの入札をしてるヤツが何人もいたから、「ダメだ、こりゃ!」 by いかりや長介って感じで、あたしは言葉を失った。特にヒドかったのは、そこらの商店街で1000円くらいで売ってるようなビニールのトートバッグに、勝手にジミーチュウの名前をつけた大笑いのニセモノバッグとかまで出品されてたから、あたしは、話のタネに入札してみようかと思ったほどだ(笑)

‥‥そんなワケで、ジミーチュウのニセモノは、色んなネットオークションに堂々と出品されてても、警察はノータッチなのに、ジミー大西の絵のニセモノをネットオークションで売ってたアホグループは、警察に逮捕された。このアホグループは、奈良県橿原市(かしはらし)久米町の古美術商、岡本守史(44)と、神戸市東灘区御影山手の無職、藤井八郎(47)、兵庫県西宮市小松西町の無職、馬渕修蔵(68)、岡山県内の食堂経営者の男(37)の4人で、最後の食堂経営者の男だけは、ひと足先に捕まって、すでに執行猶予つきの判決が出てるそうだ。

このアホグループは、4年前から、有名な画家の贋作を作って売ることを始めたんだけど、最初のころは、岡本太郎や山下清の贋作を作ってたそうだ。それで、約4000万円を荒稼ぎしたんだけど、ジミーちゃんの絵のほうが、岡本太郎や山下清よりも、さらに簡単で書きやすいから、大量に作るようになったそうだ。このグループで、贋作作りを担当してたうちの1人、馬渕脩蔵は、「ジミーさんの作品は塗り絵のようで模写しやすかった」って自供してるそうだけど、それ以前に描いてた贋作も、岡本太郎と山下清なんだから、ハッキリ言って絵はヘタだったんだと思う。

岡本太郎、山下清、ジミー大西ってのは、ある意味、同じジャンルの人っぽいし、絵の技術がなくてもマネできそうだし、ジミーちゃんに至っては、幼稚園や小学校の子供でもマネできそうだから、贋作を描かせるのは、別に画家じゃなくても、そこらのオッサンでも良かったってワケだ。そして、こんなそこらのオッサンが描いたニセモノを見抜くこともできなくて、ミゴトに騙されたのが何人もいたってワケだ。岡本太郎と山下清の贋作で約4000万円、ジミーちゃんの贋作が59点で約350万円て話だから、少なくとも何百人て単位の人が騙されたんだと思う。

‥‥そんなワケで、あたし的には、ジミーチュウのニセモノに騙される人も、ジミー大西のニセモノに騙される人も、被害者には違いないんだけど、限りなく自分に責任がある被害者なんだと思う。だって、ネットオークションなんて、本物を探し出すほうが難しいくらいに、ニセモノだらけのデタラメワールドだってのに、そんなとこを覗くこと自体が、詐欺師やペテン師だらけの中へ、おサイフを持って飛び込んでくようなもんだからだ。

だけど、こんなことを言ってるあたしも、実は、過去に騙されたことがある。もう何年も前のことだけど、ヤフーのオークションの「タレントグッズ」のとこを見てたら、「MAXのナマ写真」が40枚で2000円で出品されてた。それで、あたしは、きっとオッカケのファンが撮り溜めたものだろうって思って、それを落札した。そして、その日のうちに相手からメールが来て、あたしは、相手の指定した口座にお金を振り込み、それから3日くらいしたら、ちゃんと送られて来た。

でも、封筒を開けてみたら、ナナナナナント! MAXの写真には違いなかったんだけど、色んな雑誌のグラビアだとか、普通に売ってるブロマイドだとかを複写した写真ばっかで、ナマ写真なんか1枚も入ってなかった! それで、すぐに文句を言おうと思ったんだけど、少し冷静になって考えてみたら、こっちは相手の住所や本名を知らないのに、相手はこっちの住所や本名を知ってるワケで、もしも話がコジレたりしたら、変な嫌がらせをされちゃうかも知れないって思ったから、泣き寝入りすることにした。もちろん、これが、何万円とかって話だったら、文句を言ってたと思うし、ヤフーにも警察にも届け出てたと思うけど、たった2000円のことで、さらにイヤな思いはしたくなかったから、諦めることにした。

‥‥そんなワケで、あたしが、ネットオークションで何か買ったのは、アトにもサキにもこの時だけだ。あとは、懸賞で当たった賞品とかを売ったりする時に利用してるだけで、絶対に何も買わないことにした。何しろ、どこのネットオークションも、平然とニセモノを出品させてるクセに、見て見ぬフリをしてるし、中には、オークションの運営会社の人間が、値段を吊り上げるために、インチキIDで入札に参加してるようなメチャクチャなとこもある。だから、ジミーチュウの靴やジミー大西の絵に限らず、ジミーペイジのレコードでも、ジミースコットのレコードでも、ジミースミスのレコードでも、さらには、ジミー入枝とザ・キングタウンズのCDでさえも、欲しい時には正規のショップで買うことにして、絶対にネットオークションだけは利用しないことに決めてる今日この頃なのだ。


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2006.05.25

スーパー海物語

Warin
あたしの1ヶ月の収入の内訳は、だいたい、本職が6割から7割、パチンコが3割から4割、その他のバイトや内職が1割って感じなんだけど、今月は、本職の収入が少なかったぶん、がんばってパチンコに行ってたので、ナナナナナント! パチンコの収入が本職の収入を上回っちゃった! 割合にすると、本職が4割、パチンコが5割、その他が1割って感じだ。だから、金額だけで言うと、パチンコが本職みたいな感じになっちゃった‥‥って言うか、本来の目的、北朝鮮に経済制裁を発動することなんか二の次で、生きてくために必死でパチンコを打ってるみたいなワケで、このまま行くと、後ろ姿がシグレちゃった種田山頭火って言うよりも、後ろ姿がススケちゃった阿佐田哲也になりそうだ。

だいたい、ドライアイがつらいってのに、それでも生活費を稼ぐためにパチンコへ行って、大当たりのラウンド中は、ずっと目をつぶって目を休ませたりしてるんだから、他人から見たら、パチンコしながら居眠りしてるみたいに見えちゃうと思う。だから、ナントカって病気で、マージャンを打ちながら居眠りしてた阿佐田哲也みたいなもんで、あたしの場合はパチンコだから、「朝だ!徹夜だ!」ってことはないけど、阿佐田哲也が、マージャン小説を書く時は阿佐田哲也、歴史小説を書く時は井上志摩夫、普通の小説を書く時は本名の色川武大って、3つの名前を使い分けてたみたいに、あたしも、ヘアメークの時と、バイトの時と、パチンコの時とで、名前を使い分けてみようかな?

たとえば、ヘアメークの時は「きっこ」、バイトの時は「マリン」、パチンコの時は「ワリン」てのはどうだろう?‥‥なんて書くと、「マリン」はともかく、「ワリン」て何?って思う人と、これだけで、今日の日記の内容がウスウスと分かっちゃった人とに分かれると思う。で、ウスウスと分かっちゃった人ってのは、もちろん、全国5000万人の北朝鮮経済制裁ファンの皆さんてワケで、そんな皆さんのご期待にお応えして、さっそく、あたしの生活の糧の「海物語シリーズ」の最新機種、「スーパー海物語」を打ちに行って来た今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、テレビのCMでは、マリンちゃんとサムが海辺を走りながら、「今度の海はハワイで~す♪」なんて言ってるし、あたしは、早く打ちたくてジンジャエールだったんだけど、いくら打ちたいって言っても、あたしのパチンコは趣味じゃなくて、あくまでも生活費を稼ぐのが目的だから、絶対に負けるワケには行かない。だから、何のデータも持ってない新台を打つ場合には、新台を入れた時の設定のクセを知ってる地元のお店でしか打たないことにしてる。それで、あたしの地元のお店では、22日の月曜日に入るって言ってたんだけど、人気機種の新台だから、新台予約券を持ってないと、朝から並んでも打てるかどうか分からない。

それで、あたしは、どうせ月曜日は朝から夜までずっとお仕事だし、その日は諦めてた。で、次の火曜日は、午後から夕方まで空くので、ムリは承知で、覗くだけ覗いてみようと思ってた。それで、火曜日のお昼すぎに覗いてみたら、「スーパー海物語」は、「小林旭」とか「花満開」とかがあった列に、両側ズラーッと入ってたんだけど、当然、すべて埋まってて、ナニゲに順番待ちみたいな感じで、休憩用のイスに座って、誰かがやめるのを待ってるっぽい人までいた。だいたい、半分くらいの人が積んでて、一番多い人で10箱くらいだったから、いい台を当てた人は、朝イチで確変を引いてから、ずっと出し続けてるって感じだった。

あたしの地元のお店は、新台のメーカーや種類にもよるんだけど、確実に設定を甘くしてくれてるのは、最初の3日だ。あんまり人気のない機種の場合は、月曜日から金曜日までの5日間、設定を甘くして、土曜日から渋くする。だけど、今回は、大人気の海シリーズだから、ヘタしたら、甘くしといてくれるのは最初の2日だけって可能性もあるから、確実に勝つためには、この日に打つしかない。

だから、あたしは、両側で「スーパー海物語」を打ち続けてる狭い通路を「誰がやめないかな~?」なんて思いながら、何度も行ったり来たりしたんだけど、誰ひとり、やめる気配もない。それで、20分近くウロウロしてたんだけど、「パチンコ屋さんに来てるのに、パチンコをしないで、空くのを待ってる状況」に耐えられなくなっちゃって、他の台を打つことにした。だけど、目的は「スーパー海物語」なんだから、できるだけ近くの場所で別の台を打ってて、チョコチョコと「スーパー海物語」を見に来て、どこかが空いたらソッコーでキープ!って作戦を立てた。

それで、「スーパー海物語」の左側のエリアは「大海物語」だったので、同系列は打ちたくなくて、反対の右側のエリアを見てみたら、前まで「スーパー海物語」の列の奥にあった「花満開 煌」が、こっちに移動してた。もちろん、ガラガラで、打ってる人は1人しかいなかった。それで、この前の連チャンもあったので、あたしは、とりあえずコレを打ちながら、「スーパー海物語」が空くのを待つことにした。

お財布を見たら、お札は1万円札しかなかったんだけど、いつもみたいに1万円を千円札10枚に両替しないで、そのまま投入した。なんでかって言うと、この前の「花満開 煌」の日記で、「1万円札を直接、台に入れちゃうと、すぐに返却ボタンを押しても、お金は戻って来なくて、代わりに、1万円ぶんのパッキーカードが出て来る。つまり、5000円使ったとこでやめても、お金は1円も残らなくて、あと5000円ぶん使えるパッキーカードしか残らない。だから、あたし的には、パチンコで勝たない限り、明日からの生活にも困っちゃうってワケだ。」って書いたら、親切な読者から、こんなメールが届いた。


お名前:●●●●
E-mail:xxxxx@xxxxx.co.jp
コメント:きっこさん、いつも楽しく拝見しております。ブログを読んでいて、地元は同じ●●●●だと推測されます。ということは、経済制裁の場所も私もお世話になっている●●●●●ホールでしょう(私の場合2階がメインですが)パチンコで1万円入れて、すぐに出た場合、返却ボタンで戻ってきたパッキーは●号店(●号店交換所から通じている方)の景品交換所脇の機械で現金に換金できますので、心おきなく1万円で勝負しても大丈夫ですよ。これからも経済制裁に期待しています。PS 私も玉堤通り沿いの1本桜が好きです。


長年、このお店で打ってたのに、パッキーカードが換金できるなんて、あたしゃ知らなかった! 親切な●●●●さん、どうもありがとう♪‥‥って言うか、毎回わざわざ両替して、千円ずつ何度も投入してたあたしの手間って、いったい‥‥って感じで、あたしは恥ずかしさのあまり、あの景品カウンターの前に並んでる景品の自転車に乗って、走り出したくなるほど恥ずかしくなった(笑)

‥‥そんなワケで、あたしは、この親切な助言によって、安心して1万円札を投入して、いつもの「ラッキー5円玉」でハンドルを固定して、ぼんやりと打ち始めた。そしたら、まだ最初の500円なのに、まだ8回しか回してないのに、突然、画面が右上の端からパラパラとめくれて来て、大きな満月が現われて、ほのかちゃんも現われて、大きな金色の文字で「確率変動」って出た! それで、確変に突入しちゃった! これが、ウワサの「突然確変」だ!

だけど、せっかくの突然確変なのに、「2」なんかで揃っちゃった挙句に、アンノジョー、「煌チャンス」も全滅で、単なる時短。それで、チョコっと「スーパー海物語」を覗きに行ってから続きを打ち始めたら、時短で「1」の確変を引いちゃって、オナジミの1セットで終了した。それから、もう一度、「スーパー海物語」を覗きに行ったら、こっちに向かって何箱かを押して来る店員さんがいた!‥‥ってことは、誰かひとりがやめたってワケで、あたしは、久しぶりのハイヒールダッシュをして、反対側からまわり込んで、その台にタバコを置いてキープした!

で、「花満開 煌」で出た3箱ぶんをトットとレシートに替えてもらって、いよいよ、あたしは、夢にまで見た「スーパー海物語」を打ち始めた。前の人は、11回ほど当たってて、そのあとに700回ちょっと回して、諦めたみたいだった。あたしは、パッキーには9500円も残ってるし、これをぜんぶ使っても、3箱ぶんでモトは取れてるから、精神的に余裕のスタートになった。

今度の「スーパー海」は、「大海」よりも、さらに画面が大きくてキレイだし、3つあるステージは、今までの「海モード」の他に、「マリンちゃんモード」と「ハワイモード」になってる。「マリンちゃんモード」は、海底の岩にマリンちゃんが腰掛けてて、色んなアクションをするんだけど、今までの「黒潮リーチ」や「サンゴリーチ」、「マリンちゃんリーチ」の他に、大きなカジキが出て来る「カジキリーチ」がある。カジキって言えば、世界の海で大物カジキを釣ってる児島玲子ちゃんを連想しちゃうので、このリーチだけは絶対に見てみたい。

それで、あたしは、「スーパー海」の売り物になってる「ハワイモード」よりも、まずは「マリンちゃんモード」で打ち始めたんだけど、これが、ナナナナナント! 打ち始めてたった5分、7回目で、マリンちゃんがアップになって、ジュゴンのリーチで魚群が出て、黒潮リーチに発展して、アッケなく揃っちゃった! 今までも、500円で大当たりしたことは何度もあるけど、2台続けて500円で当てたのは、生まれて初めて物語って感じで、クルクルバビンチョのモ~グタン!って感じだった。

大当たりのラウンド中の画面は、基本的には今までと同じみたいな感じなんだけど、砂浜に寝そべってるマリンちゃんとか、終わりのほうで、マリンちゃんとサムに続く新キャラの「ワリンちゃん」が、ジェットスキーに乗って登場した。ワリンちゃんてのは、マリンちゃんを悪役にしたみたいな感じで、髪も水着も濃いブルーで、ポニーテールのリボンが、コウモリの羽のデザインになってる。それで、良くみたら、玲奈ちゃんと反対の左目の下に泣きボクロがあって、なかなかセクシーだ。

‥‥そんなワケで、たった500円で確変を引いて、余裕タップリになっちゃったあたしは、自販機で缶コーヒーを買って来てから、今度は、「ハワイモード」にしてみた。こっちは、背景がハワイっぽい海岸に変わる他には、台の横にぶらさがってる説明書によると、「スコールリーチ」とか「フルーツリーチ」とか「ジェットスキーリーチ」とか、どれも新しいリーチが掛かるみたいだ。それで、10回目くらいで、画面の右下にフラダンスの女の子が1人出て来て、そのあとに3人出て来て、最後に、真ん中にワリンちゃんが出て来た。ワリンちゃんは、強風に耐えてるみたいな感じで、背景には大きなマンボウまでが出て来て、画面全体に横なぐりの雨が降り出した。

あたしは、「これがスコールリーチだな」って思いながら見てたんだけど、ノーマル図柄だったから、プッシュボタンを押さなかった。そしたら、ノーマル図柄が揃った瞬間に、図柄と図柄の間にある小さなアコヤ貝が、パッと大きなハイビスカスの花に変わって、ギュイーンってルーレットが回って、確変に昇格した。やっぱり、「ラッキー!」と「スーパーラッキー!」じゃあ、同じマリンちゃんの声でも、嬉しさがぜんぜん違う。

それで、「こりゃあ続くな!」って思ったのもトコノマ、次はノーマルで、さらに、大当たりラウンド中の宝箱チャンスでスカを引いちゃって、時短になっちゃった。その上、時短もダメだし、あたしは、そのまま突っ込み続けて、せっかく出した3箱が、1箱半になっちゃった。それで、いつもなら、この辺で諦めるんだけど、今回は、次はいつ打てるか分からない新台だったし、レシートのぶんで1万円は勝ってるから、このまま玉が無くなるまで打ち続けることにした。

そしたら、その決断が良かったのか、「マリンちゃんモード」と「ハワイモード」をチョコチョコと変えながら打ってたら、450回くらい回したとこで、その時は「マリンちゃんモード」だったんだけど、突然、ワリンちゃんが現われて、「ワリンチャンス!」になって、ズレてたカニの、上のカニと下のカニが一列になってリーチになった。それで、マリンちゃんみたいに手をヘロへロしたら、ミゴトに揃っちゃった!

‥‥そんなワケで、ここからは順調で、次も次も確変で、4連チャンまではサクサクと続いてった。それで、ノーマルになっちゃった5連チャン目には、ラウンド中の映像が、マリンちゃんが色んなポーズをとってるのに変わったんだけど、動画じゃなくて静止画だったから、なんかイマイチ、ショボかった。ようするに、「大海」の大久保麻梨子ちゃんみたいなもんなんだけど、「特技は腕相撲!挑戦者募集中!」とか何とかアホみたいなことを言わないぶん、マリンちゃんりほうが少しはマシだった。結局、5連チャンで途切れたんだけど、最初にムダなことをやってたので時間も遅くなっちゃったし、リーチはひと通り見れたので、ここでやめることにした。「花満開 煌」が5000発ちょっと、「スーパー海物語」が12000発弱で、ぜんぶで50000円ちょっとになったし、パッキーの残りも、例の機械でちゃんと返してもらって来た今日この頃なのだ。


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2006.05.24

納税するのがバカバカしくなる話

Baka
現在の自民党の素晴らしさを象徴する三バカと言えば、山本一太、大仁田厚、杉村太蔵の3人だけど、杉村太蔵は、5月11日に、結婚したそうだ。それは別にいいんだけど、テレビのワイドショーを見てたら、入籍のアイサツとして、「かつて、人命は地球よりも重い、と言った人がいましたが、私はナンタラカンタラ~」ってノタマッてたから、あたしは呆れ返った。杉村太蔵って、大学時代に、一時は結婚の約束までしてた自分の彼女を妊娠させて、それを強制的に人工中絶させて捨てた冷血な殺人鬼じゃん。こんな人間のクズが、よくも「人命は地球よりも重い」なんてセリフを言えたもんだ。まるで、水子の霊を背負いながら女性のための歌を歌ってるジャニタレ並みのデタラメさじゃん。

その上、杉村太蔵は、入籍の前日の5月10日に、自分のブログに盗作の大嘘体験記を書いてたってんだから、もう終わってるね。杉村太蔵は、「独身最後の夜」として、過去のことを振り返ったような作り話を書き連ねてるんだけど、その中に、19才の時に自殺未遂をした話が書かれてた。だけど、それが、元暴走族特攻隊長の人気予備校講師、吉野敬介の自伝、「やっぱりおまえはバカじゃない」の中に書かれてる自殺未遂のエピソードとソックリだったのだ。

当然、盗作されたほうの吉野敬介は激怒してるんだけど、杉村太蔵のほうは、問題の箇所を削除しただけで、ひとことの謝罪もないまま、どっかにトンズラしちゃった。あの、安倍なつみでさえも、盗作したことを認めた上で、一応は謝罪したってのに、税金で飯を食ってる国会議員ともあろう人間が、謝罪もしないでトンズラとは、どこまで国民をバカにすれば気がすむんだろう?‥‥なんて思う今日この頃、皆さん、山本一太や大仁田厚や杉村太蔵のために、セッセと税金を払ってますか?


‥‥そんなワケで、まずは、吉野敬介の自伝、「やっぱりおまえはバカじゃない」の盗作された箇所を引用するので、読んで欲しい。


(前略)
もうすべて終わったと、俺は自殺を決意した。彼女にふられてまで、この世に生きていたくなかった。
雪の降る夜、車にチェーンをつけ、志賀高原の山路を登っていった。雪のなかで眠りこみ、凍死しようと思ったのだ。
雪がしんしんと降り、おそらく零度以下の寒さだったにちがいない。いろいろなことを思いうかべながら、雪の野原に寝た。だけど、雪のなかで眠るなんて、とうていできることじゃない。寒くて寝られない。あまりに寒いから、いったんクルマのなかに戻って暖をとる。
そして「よし、今度は死ぬぞ」と根性を決めて外に出て、再度、雪の上に寝転がるのだが、あまりにも寒くて寝られやしない。こんな調子でクルマに出たりはいったりしているうち、風邪ひいちゃう、死んじゃうと思って(死ぬために行ったのに)「やっぱりやめた」とアパートに帰った。
(後略)

「やっぱりおまえはバカじゃない」吉野敬介著(小学館文庫)より引用。


続いて、杉村太蔵が、自分のブログに書いて、騒ぎになってから削除した部分を引用する。


2006年05月10日
(前略)
思い出しますね。
19歳の頃。
本当にこの男は腐ってました。本気で自分が嫌いだったし、何度も死のうと思った。死のうと思って真冬の大雪山に車で行って、それで凍死を試みましてね。
それで車から降りて雪の上に寝て、じっと静かに死を待ったわけですよ。それでもあまりに寒くてね、死ねなかった。
しょうがないから車に戻って、少しあったまってからもう一度死のうと思って外に出たんですがね、やっぱり寒くて、「これじゃー風邪引いちゃうよ」とか文句を言いながら帰ったのを昨日のことのように覚えています。今考えたらおかしな話ですよね。死のうと思って来ているのに、風邪を引くも何もないだろうという感じですわね。
(後略)


そして、このエピソードが、吉野敬介の著作の盗作だって騒ぎになったら、杉村太蔵は、次のように修整した。


(前略)
思い出しますね。
19歳の頃。
本気で死にたくなるほど悩んでいました。ずいぶんと周りの人に心配をかけもしました。迷惑もうんざりするほどかけていたと思います。
(後略)


‥‥そんなワケで、杉村太蔵は、この吉野敬介のエピソードを自分の体験だってことにして、ブログに書いただけじゃなく、去年の11月、ニートを集めて行なった集会でも、得意満面になって話してたそうだ。それで、吉野敬介は、日刊スポーツの取材に対して、「オチまでパクるとは、ふざけるな」、「志賀高原が大雪山に代わっただけだよね。まったく同じ。曲がりなりにも国会議員でしょ?公人でしょ?使うなとは言わないけど、ちゃんと筋道通して挨拶に来い」って怒ってる。ま、当然だろう。で、今日の夜になって、杉村太蔵は、ようやくブログに謝罪文を掲載した。


2006年05月23日 20:03
本日、5月10日付の私のブログの内容が、代々木ゼミナールの吉野先生の本の内容と似ており、盗用ではないかとのご指摘をいただきました。
ブログの内容は、私自身の実体験に基づいて書いたものですが、吉野先生の本を読んでいた影響もあり、結果として内容があまりに似るものとなったことは事実であり、この点に関しては、率直に申し訳なく思っております。
(後略)


‥‥う~ん、コレって、あたしにはどうしても理解できないんだけど、やっぱり杉村太蔵って、普通の人間とは脳みその構造が違うのかな? だって、「ブログの内容は、私自身の実体験に基づいて書いたものですが、吉野先生の本を読んでいなかったため、偶然にも内容があまりに似るものとなったことは事実であり、この点に関しては、率直に申し訳なく思っております。」ってのなら理解できるけど、コレ、逆じゃん。

「吉野先生の本を読んでいた」のなら、普通は似ないように書くのがマトモな人なんじゃないの? なんか、まるで、国会で追及されたコイズミが、支離滅裂なイイワケをするのとおんなじで、あたしはぜんぜん理解できないんだけど‥‥って言うか、杉村太蔵の大学時代の知り合いによれば、受験勉強もせずに「テニス入学」した杉村太蔵は、合コン合コンの毎日で、親に買ってもらった車で毎日のように遊びまわり、友達の彼女にまで手を出すほどの女狂いだったって話なんだけど、そんなヤツが、自殺未遂?

‥‥そんなワケで、あまりにも苦しい杉村太蔵のイイワケを読んで、本当に19才の時に大雪山に行って、本当に雪の中に寝て、本当に死のうと思ったって言い張るんなら、「そのまま死んじまったほうがニポンのためだったのに‥‥」って、全国の納税者が思ったと思う今日この頃なのだ。


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2006.05.23

タルタルな夜

いつもはギリギリの生活をしてるあたしだけど、ここ1週間くらいは、リトル余裕がある‥‥とは言っても、いつもがいつもだから、そこからの「リトル余裕」ってワケで、1000円のランチを食べたり、発泡酒を買ったりなんて余裕はない。お昼は梅干しのオニギリを作って持ってくし、飲んでるのは1本90円の第3のビール、「のどごし生」ばかりだ。だけど、何で余裕があるのかって言うと、知り合いがお米を10キロもくれたからだ。いつもは、1個35円の金ちゃんラーメンとか、500グラムで105円のパスタとか、15センチ×40センチの巨大なパンの耳が8枚で105円のやつとか、そんなのを主食にしてるんだけど、大量のお米をもらったので、そう言うものを買わなくて良くなった。

その上、日記には書かなかったけど、この前、「花満開 煌」で勝ったあと、何日後かに「新海物語」で16連チャンしたので、止められそうだった光熱費をぜんぶ支払っても、まだ4万円近くの現金が残った。だけど、今度は、月末の支払いが色々とあるから、この4万円じゃぜんぜん足りないんだけど、それでも、先月までのハレホレ状態に比べたら、ずいぶんマシだ。

それで、あたしのモットーは、「常にベストを尽くす」‥‥って、コレは今考えたんだけど、とりあえず、今できるベストは、「少しでもお金を減らさないようにする」ってことだったので、朝ご飯と晩ご飯は、いただきもののワカメでお味噌汁を作って、あとは、ふじっ子のしそ昆布の佃煮と桃屋のザーサイをおかずにして、ご飯を食べてた。それから、お昼が出ないお仕事の日は、梅干しのオニギリを2個作って持って行ってる。だけど、とにかくご飯が美味しいので、ぜんぜん苦にならない‥‥って言うか、毎日、炊き立てのご飯が食べられるなんて、こんなにゼイタクなことはない。おかずが何もなくても、炊き立てのご飯でお塩のオニギリを作って、あと、ワカメのお味噌汁があれば、それだけで十分だと思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは、毎日、炊き立てのご飯が食べられる上に、このパターンの食生活に突入する前には、長年の夢だった「カニ祭り」も開催してるし、お昼に立派なお弁当が出るお仕事もあったし、おかずは買わないクセに期間限定のお菓子を買ったりしてたし、「のどごし生」も買ってたから、いつもよりは「リトル余裕」のある生活を楽しんでたってワケだ。もちろん、「お酒を買うならおかずを買えよ!」ってツッコミを入れられそうな気もするけど、この「お酒を買うならおかずを買えよ!」ってセリフ、ナニゲに、懐かしの「同情するなら金をくれ!」に似てる気もする。

で、あたしは、こんなツッコミを入れられないように、久しぶりにちゃんとしたものを食べようと思って、シンガポール‥‥じゃなくて、いつものスーパーへと欽ちゃん走りしてみた。いつもは、とりあえずスーパーに行って、色々と見てみて、その日に安くなってたもので何を作るか考えるんだけど、今回は、あたしの頭の中には、最初っから「タルタルソース」が渦巻いてた。何でか分かんないんだけど、とにかくタルタルソースをつけたものが食べたくてジンジャエールだった。

普通は、エビフライが食べたくて、それでタルタルソースも作る‥‥って感じなのに、今回は、エビフライでも、サーモンフライでも、白身フライでも、相手は何でも良くて、場合によったら、別にフライじゃなくても良くて、ご飯にタルタルソースをかけて食べるのでもいいって思うほど、タルタルソースが食べたかった。だけど、マヨネーズと同じ容器に入って売ってる出来合いのタルタルソースは、ぜんぜん食べたくなくて、自分で作ったのじゃないとダメって感じだった。それで、あたしは、とにかくタルタルソースを作るための材料を買うことにした。

お家には、マヨネーズ、からし、自作のピクルス、冷凍保存してるパセリがあるから、あと必要なのは、タマゴとタマネギだけだ。それで、ソフトボールくらいある巨大な新タマネギが、1個50円だったので、それと、5個で200円ちょっとの安全そうなタマゴを買うことにした。それから、タルタルソースをつけるものまでは、とても作るパワーがないし、揚げ物は汚れるからしたくないので、お惣菜コーナーへ行ってみた。あたし的には、一番食べたいのがサーモンフライだったんだけど、残念ながら売り切れだったので、80円のアジフライと、100円の白身フライを1個ずつ買った。

ふじっ子のしそ昆布の佃煮と桃屋のザーサイだけをおかずにして来た今日までと比べると、あまりにもゼイタクなお買い物なんだけど、「今日はゼイタクして食べたいものを食べる」って決めてスーパーに来てるんだから、決して後ろは振り向かずに、あたしは突っ走った‥‥ってほどでもないんだけど、他にも、桃屋のザーサイとお徳用のカツオのふりかけも買ったし、なかなかのオオバンブルマイだった。

‥‥そんなワケで、帰って来たあたしは、さっそく、タマゴを2個、固茹でにしながら、巨大なタマネギを半分、ミジン切りにした。それをボールに入れて、黒コショウとお塩を軽く振って、マヨネーズをウニウニウニウニって出して、チューブのからしをウニって出して、混ぜた。茹でタマゴができたら、お水で良く冷やしてから、白身はミジン切りにして、黄身は指でテキトーにボロボロにして、混ぜた。あと、ピクルスもミジン切りにして混ぜて、冷凍保存しといたパセリは、凍ったまま手のひらで揉むとパラパラになるから、それも混ぜて、タルタルソースの完成だ。いつもは、タマゴ1個とタマネギ4分の1で作るんだけど、今回は2倍の材料で作ったから、とにかく、ものすごい量で、お茶碗に山盛りくらいのタルタルソースができた。この量は、どう考えても、アジフライと白身フライ1個ずつの量じゃない。アジフライだったら10個、エビフライだったら20本ぶんくらいの量だ。

だけど、あたしは、アジフライが食べたかったワケでもなく、白身フライが食べたかったワケでもなく、しいて言えば、サーモンフライが食べたかったワケなんだけど、基本的にはタルタルソースが食べたかったワケだから、これで~いいのだ~これで~いいのだ~タルタルソース~タルソース~♪‥‥って、バカボンの替え歌にすると、どうしても2個目が「タルタルソース」じゃなくて「タルソース」になっちゃうけど、やっぱり、これでいいのだ。

どっかのお店で、エビフライ定食を注文した時に、別にタルタルソースを食べたくなかった時なら、お皿についてたタルタルソースの量が少なくて、とてもエビフライ2本に行き渡らなそうな量だったとしても、テーブルの上の普通のソースをかけて食べればいい。だけど、まるで歯ブラシの上にたっぷりと歯磨きを乗せるがごとく、エビフライの上にタルタルソースを乗せて食べたいと思ってた時だったら、2本どころか、1本のエビフライの真ん中くらいまでしか乗せられないほどの少量のタルタルソースに対して、小さいきっこたちが一揆を起こしちゃうだろう。

つまり、今回の場合は、アジフライの上に、どんなに山盛りにしても、大量に余るほどのタルタルソースがあってこそ、あたしの理想的な食卓を演出できるってワケで、どんなに好きなだけつけても、タルタルソースが余るってことこそが、「ザ・ゼイタク」ってワケなのだ! なのだったら、なのなのだ!‥‥って、バカボンのパパが抜けなくなっちゃったから、ここらでムリヤリに戻すけど、あたしは、アジフライと白身フライをトースターで温めながら、タマネギの残り半分でオニオンスライスを作って、業務用の赤ワインを用意した。

‥‥そんなワケで、あたしは、アジフライの上に、もうこれ以上は乗らないってほど、タルタルソースを山盛りにしてみたんだけど、そしたら、重くて、お箸で持てなかった。だけど、その時、あたしは、「重くてお箸で持てないほど、タルタルソースを山盛りにしてるのに、それでも、まだ、こんなにいっぱいタルタルソースがある」って思って、言葉にできないほどのゼイタク感を味わうことができた。結局、ハシタナイけど、アジフライは手で持って食べて、白身フライのほうは、一応学習したので、ひと口ぶんだけタルタルソースを乗せて、その部分を食べる‥‥って方法で食べたんだけど、これがまた赤ワインにバッチリで、大満足だった。さらには、半分近く余ったタルタルソースは、ソルトクラッカーにつけて食べたんだけど、これも美味しかった。で、あたしのお腹の中は、現在、タルタル状態になってる今日この頃なのだ(笑)


★今日も最後まで読んでくれてありがとう♪
★「タルタルソースを作った」ってだけの話をここまで長く書いた努力に、清き1票を!(笑)
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2006.05.22

HSI 3号の闇

Hs1
Hs2
ライブドア事件に巻き込まれて、沖縄で不審死を遂げた野口さんについて、今日は、最重要な証拠のうちのひとつを公開しようと思う。この証拠を見れば、どうして野口さんが死ななくてはならなかったのか、野口さんの死の裏側に何があったのか、そして、どうして捜査当局はムリヤリに「自殺」と断定して、大慌てで捜査を打ち切りにしたのかなどの不可解な点が、垣間見えて来ると思う。あたしは、野口さんのケータイの通信記録や、その他の重要な証拠、証言などから、この事件の真相については確信を持っているけど、それはあくまでも「推測」の域を超えないので、今回はそう言った推測などはいっさい加えずに、事実だけを書いて行く。だから、今日の日記を読む人たちは、その事実から、事件の裏側の闇の部分をそれぞれが想像して欲しい。

今日、公開する証拠と言うのは、イノシシ被告と宮内被告の指示によって、野口さんが中心となってやらされていた、あるビジネスに関するものだ。このビジネスは、「HSI ●号」と呼ばれていたもので、この「HSI」と言うのは、もちろん、野口さんが副社長をつとめていたエイチエス証券の子会社、「エイチエスインベストメント」の頭文字だ。そして、このファイルの内容を公開する前に、まずは、野口さんの奥様からの最重要証言を掲載する。


送信者: 野口多規子
件名: こんにちは、野口です。
日時: 2006年0X月XX日

きっこさま
1月17日の朝、主人は「HSI投資事業組合」に関するファイルをとても気にしていて、「できれば処分してほしい」と言われてました。
でも、もし違う書類だったら・・・と心配で、帰ってきたらもう一度確認するつもりでした。
その当日、1時半から地検がはいり、5時半に帰ったので、主人に電話をして話をした時、何を持っていかれたのか聞かれました。
主人が朝気にしていたHSI投資事業組合に関するファイルも持っていかれたことを伝えると、強い口調で「処分してくれって言ったのに」と言われました。(後略)


‥‥そして、この日の翌日、1月18日に、野口さんは、沖縄のカプセルホテルで亡くなった。つまり、1月16日に、ライブドアにガサ入れが入り、17日に、野口さんは奥様にこのファイルの処分を頼んだ。しかし、奥様は処分せず、このファイルは地検に押収されてしまった。そして、翌日の18日に、野口さんは、突然、沖縄に行き、亡くなったのだ。この事実を見れば、この「HSI投資事業組合」に関するファイルが、事件の大きなカギを握っていたことは火を見るよりも明らかだろう。

さて、その問題の「HSI投資事業組合」に関するファイルだけど、どんな書類なのかって言うと、エイチエス証券の子会社のエイチエスインベストメントと、ライブドアの子会社のライブドアファイナンスとが中心になって、投資事業組合を利用して、双方で株の持分を譲渡したり、見せ掛けだけの出資をし合いながら、架空の取り引きを繰り返して行く錬金術の方法が、こと細かに、図解入りで書かれているものだ。たとえば、その中の1件、「HSI 3号」と言うファイルを見ると、2枚に渡って、エイチエスインベストメントの野口さんと、ライブドアファイナンス(当時)の羽田寛とが、双方で架空の取り引きを繰り返して行く錬金術のシステムが、野口さんの手書きの図で描かれている。そして、その図を見ると、ライブドアファイナンスが、ライブドアの窓口として動いていたことが、ひと目で分かる。以下が、そのファイルの内容だ。


HSI 3号 投資事業組合持分譲渡契約書  H16年4月30日

               譲渡人  エイチエスインベストメント
                                野口

               譲受人  (株)ライブドアファイナンス
                           代表  羽田寛
 
(1) 出資口数       金 143.000.000円  (4) 譲渡日 平成16年 月 日
(2) 譲渡口数       5口分          (5) 口座名
(3)  〃 金額          715.000.000-

-------------------------------------

「LD」の「C1号」から「LDF」へ「持分譲渡」し、「HSI」から「HSI 3」へ「ファンド組成」

1.「HSI 3」から「LDF」へ持分譲渡、「LDF」から「HSI 3」へ持分譲渡、「HSI 3」から「LDF」へ「Cash (71.500)」
2.「LDF」から「HSI 3」へ「Cash(71.500)」、「LDF」から「HSI 3」へ「出資(71.500)」
3.「HSI 3」から「LDF」へ「払い戻し(71.500)」


点線より下の部分は、野口さんの手描きの図になっていて、これは、それを文字にしたものだ。この「HSI 3号」を撮影した写真は、「きっこのブログ」のほうに画像としてアップするので、クリックで拡大して内容を確認して欲しい。それから、これだけは気をつけて欲しいんだけど、このファイルは、本件の重要証拠であり、その開示権は奥様にある。あたしは、奥様に許可をいただいて、今回、公開しているけど、奥様の許可をもらっていない人が、この画像を二次使用することはできないので、無断で自分のブログやサイトなどに貼りつけたりすることは絶対にやめて欲しい。

ちなみに、この「HSI 3号」と言うのは、野口さんが奥様に「処分してほしい」と依頼した書類のうちのほんの一部で、他の書類には、もっと確信に迫る事実が書かれている。ただ、現時点で公開できるのは、この書類だけなんだけど、これだけでも、イノシシ被告がどれほど悪どいことをやって来たのか、それも、自分は手を汚さずに、すべて部下たちにやらせて来たのかってことが一目瞭然だろう。もちろん、あたしは、人の命よりもお金のほうが大切だと思ってるような守銭奴なんか絶対に許せないから、イノシシ被告が少しでも重い罪になるように、他の書類についても、ご遺族や弁護士と相談しながら、タイミングを見て、少しずつ公開して行く予定だ。そして、シンガポールに逃げたイノシシ被告の大親友も、こいつらに女子大生を斡旋して取り入ってたクズ野郎も、どいつもこいつも絶対に許さない。

さて、ここで、野口さんが沖縄で亡くなった1月18日の予定を振り返ってみると、本来ならば、エイチエス証券の澤田秀雄社長と一緒に、熊本県の「九州産業交通」に出張する予定になっていた。この辺のことを説明するためには、「HSI-HS九州産交投資事業有限責任組合」のことにも触れなくちゃならないので、ここでは割愛するけど、ようするに、1月16日にライブドアのガサ入れがなければ、野口さんは、1月18日には、当初の予定通りに、熊本県の「九州産業交通」に出張していたのだ。しかし、現実には、1月16日にライブドアのガサ入れが行なわれ、17日には、野口さんの自宅にもガサ入れがあり、野口さんが何よりも気にしていた「HSI投資事業組合」に関するファイルは、地検に押収されてしまった。そして、このファイルを地検に押収されたことを知った野口さんは、突然、行方不明になり、翌日の18日には、沖縄のカプセルホテルで、変わり果てた姿で発見されたのだ。

あたしが、何よりも不思議なのは、捜査当局が、これほどの重要証拠を押収していながら、この書類に明記されているライブドアファイナンスの羽田寛に対する取調べを行なっていないことだ。それどころか、これほどの証拠を押収しておきながら、トットと捜査を打ち切りにした不可解さ。まあ、この辺の謎は、野口さんのケータイの着信履歴に、その大きなヒントがあるんだけど、こちらに関しては、現時点では開示できる段階じゃないので、次の機会にしたいと思う。ま、ひとつだけ言えることは、もしも野口さんが亡くなっていなければ、地検は重要参考人として出頭を要請していただろうし、野口さんが地検にすべてを話していれば、誰よりも困るのは、イノシシ被告だったってことだ。これ以上は、何も書けないので、今日の日記を読んだ皆さんは、それぞれが考えて欲しい。

たったひとつだけ言えることは、安部晋三が「小泉改革が生み出した時代の寵児」って大絶賛して、武部ブタが「私の弟です!息子です!」って大絶賛してた男が、裏でどれほどヒドイことをやって来たのかってことが、これから、この「きっこの日記」上において、少しずつ明らかになって行くってことだけなのだ。


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2006.05.21

テレビブロスな日々

今や、無差別に送りつけられてくる迷惑メールの数はものすごくて、ほとんどの人と同じように、あたしも、自動的にゴミ箱に行くように設定してる。それも、自己学習機能がついてるシステムを使ってるから、99%の迷惑メールは手元には届かない。その上、あたしの場合は、フリーアドレスからのメールも、知り合いからのメール以外は、ぜんぶゴミ箱に行くように設定してるから、ものすごい量になる。1週間に1回くらいゴミ箱を見ると、何百通っていう迷惑メールがあふれてて、場合によっては1000通以上の時もある。

だから、昔は、大事なメールが混じってないか、件名だけはザッと確認してたんだけど、今はとてもやってらんないから、何も見ないでゴミ箱の中身を捨ててる。だけど、この前、その日に届くハズの大事なメールが届いてなかったから、久しぶりに、ゴミ箱の中のメールの、その日の日付のぶんだけをザッと見た。そしたら、大事なメールは混じってなかったんだけど、すごく気になる件名のメールがあった。差出人の名前が「kumi」ってなってたから、間違いなくエロメールだってことは分かったんだけど、件名が「サランラップ活用法」って書いてあったから、すごく気になった。それで、開封してみたら、こんなことが書いてあった。


「サランラップ活用法」

以前、叔母が皿の上にサランラップ引いて食べ物出してた。
「あとで洗わなくて済むのよ」
と言われたが、そんな貧乏くさいこと出来ねーと思ってたけど、一人暮らしになってなるほどと納得。
今は皿はもちろん、箸とかスプーンにもラップ巻いて使ってるよ。
洗わなくていいから便利。
枕も週1で洗濯するのめんどいからラップ巻いた。これで安心。
あとは風呂入ったあとに体拭くのが面倒くせぇから、ラップ巻いて風呂入ってる。
ラップはずせば濡れてない。便利。
コンドームだってラップで代用。便利便利。

ん?

(ここに有料エロサイトのURL)


‥‥これには笑った。こう言うメールって、ようするに、クリックさせてナンボだから、どのメールも、いかにクリックさせるかってことだけを考えてて、下品な言葉を羅列したりしてるけど、それは、下品でバカな人間が文章を考えてるからだ。だから、そう言うバカは、読む相手も自分と同じだと思っちゃって、自分が喜ぶような低俗なことを書いてるワケだし、文章にセンスのカケラもない。だけど、このメールは面白い。こんなのだったら、ゼヒ、続編も読んでみたいと思った今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは、他にも面白い迷惑メールがないかと思って、何通か開封してみたんだけど、他にはコレと言って面白いものはなかった。やっぱり、久しぶりに見ても、ほとんどの迷惑メールは相変わらず下品でバカな人間が書いた文章のものばかりで、「サランラップ活用法」みたいな傑作には出会えなかった。あとは、リトル気づいたんだけど、最近のエロメールって、差出人の名前が、「emi」とか「mari」とかじゃなくて、「高橋」とか「有賀」とか、ちゃんとした名前が書いてあるものが多いのと、件名も、「会っていただけますか?」とか「○○○丸出し」とかじゃなくて、「先日の件で」とか「予定が変更になりました」とか、普通のメールを装ったものが多かった。

だから、ついつい開けて見ちゃう‥‥なんて人はいないだろうし、やっぱり、バカな人間が書いてることに変わりはなさそうだった。今どき、「高橋」とか「有賀」とかの幼稚なヤリクチに騙されるのなんて、イラクの場所も知らないクセに自衛隊派遣に大賛成してた山本一太とか、妊娠させた彼女を強制的に人工中絶させたクセに「人命は地球よりも重い」ってノタマッた杉村太蔵とか、三権分立も知らないクセに国会議員をやってる大仁田厚とか、こう言う天然記念物レベルの大バカだけだろう‥‥って、またダッフンしちゃいそうだから、早めにクルリンパするけど、迷惑メールを普通のメールに装うのなんて、あまりにも稚拙だし、そんなもんに騙されるバカはいない。

だから、「サランラップ活用法」みたいに、迷惑メールだってことは分かった上で、それでも開封してみたくなるような件名にして、さらに、その内容も、思わず笑っちゃうようなものにすれば、クリックはしないとしても、とりあえずは読んでもらえる。迷惑メールって、1.件名も見ずに削除、2.件名を見て削除、3.件名を見て開封して内容を読まずに削除、4.件名を見て開封して内容も読んでから削除、5.件名を見て開封して内容も読んでマンマとクリック‥‥ってふうにステップアップしてくから、同じに削除されるとしても、1よりは2のほうがいいし、2よりは3のほうがいい。

「クリックしなけりゃ一緒じゃん」って思うかも知れないけど、そんなこたーない。今どき、クリックしただけで不正請求されちゃう詐欺メールなんか、よっぽどオメデタイ人でなきゃクリックするワケがないんだから、送るほうは、最初から最終段階を目指すんじゃなくて、まずは開封してもらうこと、内容を読んでもらうことを目指して、少しずつステップアップして行くべきなのだ。そして、そういった意味で言えば、同じに捨てられるメールでも、1よりは2のほうがいいってことになる。

‥‥そんなワケで、気の利いた件名を書いて、開封してもらうとこまでは、ちょっとでもセンスのある人だったら、簡単に思いつくだろう。だけど、その先の「内容を読んでもらう」ってステップに関しては、なかなか難しいと思う。たいていの場合は、件名に騙されたり惹かれたりして開封したとしても、一瞬で有料エロサイトへの誘導が丸出しの文面だってことが分かり、1行も読まずに削除しちゃう。だから、ここがポイントになる。一見、エロサイトだとは分からないような構成で、「サランラップ活用法」みたいな文章が書いてあれば、ついつい読んじゃう。

それで、つまらなければ「な~んだ」で終わっちゃうけど、面白ければ、クスッと笑って、リトル幸せな気分になる。それでも、騙されてクリックはしないんだから、詐欺としては失敗してるワケだし、大量の迷惑メールを無差別に送信してる努力はムダになってるワケだ。だけど、開封もされずに捨てられる迷惑メールよりは、何倍もイイトコまで行ってるワケだし、あと一歩のとこまで来てるってことになる。

で、読ませるためには、どんな文章を書けばいいのかって言うと、短くて、面白い文章だ。どんなに面白くても、迷惑メールだって分かってる前提だから、あたしの文章みたいに何千文字もあったら、誰も最後までは読んでくれない。だから、何よりも重要なポイントは、「短い」ってことになる。だけど、これが、何よりも難しいのだ。文字数に制限がなければ、誰でもそれなりに面白いことを書けると思うけど、決められた短い文字数で、読み手の興味を惹いたり、笑わせたりする文章って、なかなか書けるものじゃない。

あたしの身のまわりで、「短くて面白い文章」って言うと、すぐに思い浮かぶのが、「テレビブロス」の「ブロス探偵団」だ。あたしが、唯一、お金を払って買い続けてる雑誌がテレビブロスなんだけど、その中の番組表のNHK教育テレビの下のスペースに、だいたい100文字前後にマトメられてる。テレビブロスには、2週間ぶんの番組表が載ってるから、1冊に14個の「ブロス探偵団」が載ってるワケだ。知ってる人は知ってるだろうけど、知らない人のために例をあげとくと、5月21日のとこには、こんなのが書いてある。


「乗っかっちゃって」

いなば食品が「いなばウアーキャンペーン」と銘打って手足のついた缶がスケートするいかにも急ごしらえのCMを展開。こうなったらもう一つの「イナバ」、イナバ物置も便乗CMやってくれないかな。「100人反っても大丈夫!」なんつって。


‥‥そんなワケで、こんなふうなプチネタとか、番組に対するダメ出しとかが、ワリと毒舌風味で書かれてて、ミゾオチにストライクの大傑作もあれば、単なる悪口みたいなレベルの低いものもあるんだけど、平均すれば、100文字前後の文章としては、すごく水準が高い。あたしは、数年前から、面白いのだけをコレクションしてて、パソコンにマトメてる。それで、誰が書いてるのかって言うと、編集部内でも一部の人だけの秘密になってるそうで、一説には、「地方在住で1日中テレビを見てる主婦」って情報もある。

あたしは、テレビブロスが大好きで、買ってくるとトイレに置いて、トイレに入るたびに、あの細かい文字を読む。それで、2週間して次の号が出るころには、「ピピピクラブ」まですべてを読み終える。毎月送られてくるファッション誌とかは、パラパラとめくって写真を見たりするだけで、興味のあるとこしか文章は読まないけど、テレビブロスの場合は、記事はすべて読んでるし、早めに読み終わっちゃったような時は、買うと大金持ちになれるとかノタマッてるインチキネックレスだとか、訴訟が耐えないことでオナジミの悪質美容整形外科だとかの広告まで、シッカリと読んじゃったりしてる(笑)

あたしは、「ブロス探偵団」の他にも、好きなコーナーは色々とあるけど、一番好きなのは、清水ミチコの「私のテレビ日記」で、たいていはマッサキに読んでる。「私のテレビ日記」は、右隣りにはロマンポルシェの掟ポルシェとロマン優光が交替で書いてるし、その下は千原兄弟だし、真下は光浦靖子だし、あまりにも毒々しい混沌の中に、一条の光のように輝いている‥‥なんてことも言ってみつつ、こんなに大好きなテレビブロスから、ナナナナナント! あたしに、取材のオファーがあったのだ!

あたしは、基本的にはメディアの取材はお断りしてるんだけど、リスペクトしてるテレビブロスからのオファーを断わることなんかできない‥‥って言うか、こんなに名誉なことはないので、喜んでお受けした。インタビュアーは、元キリングセンスの萩原正人さんで、ネタバレになっちゃうから詳しくは書けないけど、某日の深夜から明け方まで、「のどごし生」を飲みながら、たっぷりとお話をした。だけど、あとから見てみたら、絶対に記事にできないNG箇所だらけだったので、原稿にする段階で、萩原さんや担当さんはそーとー苦労したと思う。この場をお借りして、萩原さん、担当の●●さん、どうもありがとうございました。

‥‥そんなワケで、興味のある人は、今度発売になるテレビブロスを買って欲しい。今まで、色んなとこから取材の申し込みがあって、どうしても断わりきれないものだけは受けて来たけど、どこも同じような質問ばかりだし、ヒドイとこになると、原稿チェックもさせてもらえない上に、長い回答を勝手に縮めて、あたしの答えた意味とは違った意味に解釈されるように編集されちゃったとこもあった。もっとヒドイとこなんか、あたしが担当者に送った私信を無許可で掲載するなんて言う、人間としてアルマジロ行為を平然とやってのけた週刊誌やニュースサイトまであったので、マスコミに対するあたしの不信感は何倍にもなった。そんな中で、今回のテレビブロスの取材は、ホントに楽しく受けることができたし、原稿自体も、今までのものとはぜんぜん違う内容で、すごく楽しいものになった。やっぱ、どんなに人気のあるタレントでも、性格の悪いヤツは性格が悪いってハッキリと書いてくれるテレビブロスは、他のオベンチャラ週刊誌なんかとは比べ物にならないほど、1本1本の記事に対する姿勢が素晴らしいなって感じた今日この頃なのだ。


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2006.05.20

猫の気持ち

ここんとこ東京は、オトトイは20℃、昨日は10℃、今日は30℃って感じで‥‥って、これはちょっと大ゲサかも知れないけど、だいたいこんな感じで、1日ごとに気温の差が大きい。だから、あたしは、着るものを選ぶのに苦労してる。でも、人間の場合は、寒かったら1枚羽織ればいいし、暑かったら上着を脱げばいいから、そんなに困ることはない。真夏でも、冷房の効きすぎてる場所があることを想定して、1枚羽織るものを持って出ることは普通だし、ほとんどの人は、その場所の温度に合わせて、着たり脱いだりしてると思う。

だけど、そんなことができるのは、地球上では人間だけで、人間以外のすべての生き物は、ハダカで生活してる。中には、飼い主に洋服を着せられてる犬もいるけど、そう言った特殊な例の他は、すべての生き物がハダカで生活してる。だから、気温と一緒に体温も変化する変温動物の場合はいいけど、人間と同じ恒温動物の場合は、いろいろと大変なんじゃないかって思う。

たとえば、猫の場合は、冬が近づくと温かい冬毛が生えてきて、夏が近づくと涼しい夏毛になる。だけど、いくら冬毛になったって、マイナス何度なんて言う雪の中に長時間いたら死んじゃうだろうし、いくら夏毛になったって、炎天下のアスファルトの上に長時間いたら死んじゃうだろう。だから、猫は、冬には暖かい場所を探すし、夏には涼しい場所を探す。

人間の場合は、冷房が効きすぎてて寒いお部屋でも、そこが職場だったら、お仕事が終わるまでは他へ行くことはできない。だから、上に1枚羽織ったり、ヒザに何かを掛けたりする。だけど、人間と違って、自由な猫には、「何時まではココにいなきゃいけない」なんて決まりはないから、寒かったら暖かい場所へ移動すればいいし、暑かったら涼しい場所へ移動すればいい。つまり、狭い室内に閉じ込められて飼われてる気の毒な猫たちは別として、自由に外へ出られるように飼われてる猫たちや、もともと自由な野良猫たちの場合は、塀の上でも、屋根の上でも、今いる場所が、一番居心地のいい場所ってことになる今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしのマンションの駐車場の一番ハシッコに、四駆が停まってるんだけど、前は普通車のワゴンに乗ってた人で、1年くらい前に、今の大きな四駆に乗り換えた。それで、その人は、一番ハシッコって言う利点を生かして、車と壁とのスペースに、予備のタイヤを置いている。ホントのとこは、予備なのか雪用なのか何用なのか知らないけど、とにかく、ホイールのついた大きなタイヤを4本、積み重ねて置いてる。それで、そのタイヤの上が、猫たちのお気に入りの場所のひとつになってて、雨の日以外は、たいてい誰かしらが寝てるのだ。

でも、猫たちの間にも、ルールって言うか、年功序列って言うか、猫序列って言うか、猫なりの力関係があって、ほとんどの場合は、マイケルが寝てる。それで、マイケルがいない時には、マックスが寝てることもあるし、ジジが寝てることもあるんだけど、どんなにグッスリと寝てるように見えても、常に耳だけはピクピクしてて、辺りの気配にアンテナを張ってる。そして、マンションの住人が駐車場に降りて来たり、他の車が入って来たりするたびに、ムクッと顔を上げて、確認したりしてる。それで、それが、自分に危害を加えないものだって確認できたら、また寝る。

だけど、マンションの住人も、帰って来る車も、どっちも安全なんだけど、唯一、安全じゃないのが、マイケルなのだ。マックスやジジがタイヤの上で寝てて、そこにマイケルが登場しちゃうと、「お前、オレの場所で何やってんだ!」みたいな感じで怒り出して、マイケルが襲い掛かる。でも、重たくて動きの鈍いマイケルがタイヤに飛び乗るよりも早く、身軽なマックスやジジは反対側に飛び降りるから、ケンカにはならない。

それで、タイヤに飛び乗ったマイケルは、それまでマックスやジジが寝てた場所の匂いをシツコイくらいにクンクンと嗅いでから、その場所にドテッと座る。まるで、他の猫の匂いを自分の匂いで消して、「ここはオレの場所だ!」ってことをアピールしたいかのように、マックスがタテに寝てたらマイケルもタテ、ジジがヨコに寝てたらマイケルもヨコって感じで、それまでの猫と同じ向きで寝る。その姿が、おかしくて可愛くてたまんないんだけど、もっとおかしいのが、駐車場の周りの植え込みの間から顔を出して、タイヤの上の一等地に鎮座してるマイケルを見てるマックスやジジの顔だ。「ちぇっ!あのデブ猫め!」みたいな顔をしてて、ホントにおかしい。

だけど、このタイヤの上に乗るのは、たいていがこの3匹だけで、他の猫が乗ってるとこは、数回しか見てない。ちゃんと数えたワケじゃないけど、あたしの感じだと、もしも全部で100回だとすると、そのうち70回がマイケル、15回がマックス、10回がジジって感じで、小林君やペペロンチーノやカルボナーラやジジの兄弟が1回ずつ、ハナコは0回って感じだ。あとは、マックスのソックリさんの偽マックスは、ずいぶん前からあんまり来なくなったし、猫ひろしって名づけた子も、知らないうちにどっかへ行っちゃった。でも、しばらく姿が見えなくて、心配してたハナコは、また毎日のように来るようになったし、偽マックスに関しては、他の場所でゴハンをもらってるって聞いてたから、安心してた。

‥‥そんなワケで、何日か前のことなんだけど、猫たちに朝ゴハンをあげるために駐車場に降りて行ったら、ナナナナナント! マイケルとマックスが仲良くタイヤの上にいた! あたしが見た時には、マイケルのほうが立ち上がって、すぐにタイヤから降りて来て、あとに続いてマイケルも降りて来たんだけど、それまでは仲良く並んで寝てたみたいだった。マックスが先に乗ってた時には、マイケルが襲い掛かってどかしてたし、マイケルが乗ってる時には、マックスは近づかないようにしてたのに、何があったんだろう? 猫同士で、ナニゲに折り合いがついたのかな?

ひとつだけ考えられる原因は、マイケルもマックスも男の子だけど、両方とも去勢手術をしてるってことだ。そのセイで、恋のシーズンになっても、女の子を奪い合ってケンカしたりしないし、ワリと温和な性格をしてる。だから、男の子同士で恋が芽生えちゃったのか‥‥ってことはないと思うけど、おんなじ境遇同士で理解し合えたのかも知れない。ま、どんな理由でも、みんなが仲良くやってくれるのはイイコトだし、このタイヤのオカゲで、猫たちが、あたしの車の屋根のホロの上で寝る割合が減ったんだから、2匹一緒に寝てくれれば、さらにありがたい。

あたしの場合は、猫がホロの上で寝てるぶんには何も困らないんだけど、ホロで爪研ぎをするのが困る。だからって、猫にとって爪は、大切な武器であり道具でもあるから、爪切りで切るワケには行かない。やっぱり、それぞれの猫が、自分のアンバイのいいように研ぐのがベストだと思うし、それが動物の自然の姿だと思う。だけど、あっちこっちに木も生えてるし、爪研ぎに適したものは他にもいろいろとあるだろうに、なんでわざわざあたしの車の屋根のホロを選ぶのかな~?

‥‥そんなワケで、あたしは、自分のことを考えてみた。ベッドで寝てる時に、急に電話をしなくちゃならなくなったら、わざわざベッドから降りて、電話のとこまで歩いて行くか、それとも、手を伸ばせば取れるケータイを使うかって。それで、あたしの場合は、たとえ電話料金が高くても、ケータイを使うだろうって思った。つまり、猫も、気持ちのいいホロの上で寝てて、「さて、爪でも研ぐか」って思った時に、わざわざ車の屋根から降りて、どこかの木のとこまで行くよりか、その場で爪研ぎしたいと思うんだろう。たとえ、ホロよりも木のほうが研ぎ心地が良かったとしても、あたしがベッドでケータイを使うように、手みじかなとこで済まそうとするんだと思う。だから、ようするに、あたしとおんなじで、ちびまる子みたいな性格なんだと思うから、あたしの立場からは文句なんか言えないと思った今日この頃なのだ(笑)


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2006.05.19

拘留中のイーホームズ藤田社長からの手紙

あれほど世間を騒がせたインチキマンション事件は、国交省の癒着官僚や自民党の癒着議員どもの顔色をうかがいながらの捜査しかできないもんだから、未だに、黒幕のキリギリスは野放し状態だし、事件の最大重要部分にはノータッチ状態だ。サスガ、優秀なるニポンの警察は、やることがシビレちゃう。中でも、開いた口が塞がらなかったのは、どうでもいい関係者たちに対する別件逮捕のお粗末さだ。木村建設の木村盛好社長に関しては、キリギリスの子分として長年悪事を働いて来たんだから、別件逮捕するのはスジが通ってるけど、イーホームズの藤田東吾社長の別件逮捕に関しては、多くの人たちが「あれ?」って思ったハズだ。

まあ、どんなイイワケをしたって、会社の規模を大きく見せるために、架空増資をしたことは事実みたいだし、それが事実なら法律に触れたワケだから、逮捕されても文句は言えない。だけど、イーホームズの藤田社長が別件逮捕されるんなら、このインチキマンション事件に関わった他の検査機関の社長だって、みんな逮捕されなくちゃおかしい。特に、日本ERIに関しては、国交省からの天下り天国で、悪の限りを尽くして来たワケだし、別件だったらいくらでも出て来る。さらには、この4月になってから発覚した札幌のインチキマンション、「デュオーレ山の手」だの、「パークハウス円山桜スクエア」だのって、日本ERIが建築確認をしたマンションが、次々に販売中止に追い込まれてる。これほどのデタラメを続けてる日本ERIが、何のオトガメも無しで、自ら耐震偽装を告発したイーホームズだけが別件逮捕されるのって、絶対に裏に何かあるって、誰でもが思ったことだろう。

で、今日の日記では、ずっと連絡を取り合ってきたイーホームズの社員からのメールと、現在、別件逮捕で拘留中のイーホームズの藤田社長からのメールを公開して、国交省と捜査当局がベッタリと癒着して、自分たちの仲間がたくさんいる日本ERIを守り、イーホームズをスケープゴートにしてる様子をお伝えしようと思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは、別に、イーホームズの藤田社長の肩を持つワケじゃないけど、今までにすごくたくさんのメールをやり取りして来たので、多少なりとも、どんな人柄か分かってるつもりだ。だから、今回の別件逮捕については、すごく残念に思ってる。インチキマンション事件には関係なくても、法律に触れることをしてたからだ。会社の規模を大きく見せるための架空増資なんて、最近の若い会社ならどこでもやってることだし、六本木ヒルズのエロ部屋で、毎日のように乱交パーティーをやってるようなクズ起業家どもなら、当たり前のようにやってることだけど、法律違反は法律違反であって、やっぱり間違ってる。

だから、この点に関しては、ホントに残念だと思うし、あたしは、藤田社長には裏切られたような気持ちがする。だけど、だからって、耐震偽装を告発した藤田社長が逮捕されて、何倍も悪いことをして来た日本ERIが、国交省からの天下りを何人もかかえてるためにオトガメ無しってのは、あたしは納得できない。で、まずは、イーホームズの社員からのメールを紹介するので、イーホームズの現在の状況を知って欲しいと思う。


送信者: ●●●●
件名: こんばんは、●●です。
日時: 2006年05月XX日
きっこさんこんばんは。●●です。
現在、イーホームズでは、約4万件の書類を特定行政庁ごとに振り分けたり、いろいろな残務整理をしています。
イーホームズは関係者になるべく迷惑のかからないように、5月一杯の指定機関業務の廃止の届出をすでに提出しているところですが、何故かいまだ受理されず、「指定確認検査機関としての指定の取消」についての聴聞会の通知が5月10日にありました。
お互いに不要な手間をかけてまで、国交省は指定取り消しにこだわる理由は何でしょうか。
聴聞期日の平成18年5月19日には、代表取締役 藤田東吾は拘留中であり、出席が不可能であることは明白で、しかも耐震偽装の審査に関わった確認検査員の聴聞会が開かれる最中であり、そのヒアリングの結果で機関の処分を考えると国交省は明言しながら、それが終わらない19日に無理やり聴聞会を入れました。
イーホームズは聴聞会の延期を国交省建築指導課に申し入れましたが、強行に自分の割り当て業務を実行するために、対応も一方的なものです。
なぜそんなに処分の先行にこだわり、急ぐのでしょうか。
見えない力が働いているように思えます。


‥‥そんなワケで、簡単にマトメると、イーホームズ側は、自ら、検査機関としての業務を廃止しますって国交省に申し出た。そして、普通なら、その申し出を国交省が受理するだけで話は終わることなのに、どういうワケか、国交省側は、その申し出をなかなか受理しないどころか、聴聞会をひらくって言い出した。それはそれでいいんだけど、これまたどういうワケか、わざわざ藤田社長が拘留されてて出席できない日を選んだってワケだ。さらには、現在、耐震偽装物件の審査に関わったイーホームズの検査員たちのヒアリングが行なわれてて、当初、国交省側は、「このヒアリングの結果を見てから処分を決める」って約束してたのにも関わらず、このヒアリングが終わらない5月19日に、急きょ、聴聞会をひらくことにしたのだ。ようするに、藤田社長も出席できないし、問題の物件の審査をした検査員たちの状況も分からない状態で、形だけの聴聞会をひらこうとしてるってワケだ。

イーホームズの検査機関としての業務を廃止したいのなら、イーホームズ側からその申請をしてんだから、黙って受理すれば済むことだ。それなのに、その申請を受理しないで延ばし延ばしにした挙句、わざわざ藤田社長が出席できない日を選んで聴聞会をひらくってことは、イーホームズ側に何の発言もさせずに、国交省側のシナリオ通りに進めたいって腹なんだろう。それで、現在、拘留中の藤田社長は、弁護士を通じて、次の嘆願書を北側大臣へ送った。


北側一雄国土交通大臣殿 

当社は、貴職指定の確認検査機関として、4年に渡り誠実に業務を果たして参りました。
さて、この度耐震偽装事件において、確認検査業務における見過ごしを原因として、指定の取り消しという重大な不利益処分を検討する上での聴聞の通知を頂きました。
私は、この事件を貴省に通報した告発者として、また会社の創業者として、自らが聴聞に出席し意見を述べたいと思います。
しかし、現在拘留されている身として、この通知に記された5月19日という日時に聴聞会に出席することは難しく、この期日の延長を申し出たくお願い申し上げます。
現在の拘留状況を踏み、2週間程の延長を聞き及び頂けるなら幸いです。
何卒宜しく御取り図りの程、お願い申し上げます。

平成十八年五月十五日
イーホームズ株式会社 代表取締役 藤田 東吾


‥‥そんなワケで、国交省に何も裏がないのなら、この嘆願書は受け入れられて当然だし、逆に、受け入れられなかった場合には、藤田社長が出席できない日に、わざわざ聴聞会をひらくことの不自然さが際立つだろう。だけど、最初から、藤田社長が拘留中だってことは分かってたワケで、その期間を狙って聴聞会の日時を決めたことは明白なんだから、藤田社長自身も、この嘆願書が受け入れられる可能性は低いと考えてる。それで、受け入れられなかった時のために、信頼している社員に対して、次のような手紙を送ったのだ。


5月19日の聴聞会の件、代表者の私が出席するべきことだと思います。
しかし私が出席できずに聴聞が行われる場合には、会社の代表者としてのメッセージとして、次の言葉を代弁して頂きたく思います。

<指定取消処分を行う聴聞の通知に際して> 

今回の処分の適正性や衡平性については、やがて歴史が証明することでしょう。
イーホームズは21世紀の住環境の質の向上をヴィジョンに掲げて創業した会社であり、このヴィジョンに賛同したスタッフが集い、皆で努力して会社を育み成長させてきました。 
耐震偽装事件において、確認検査の審査業務上に偽装を見抜けず看過したことについては反省しております。 
この看過がたとえ他の行政も指定機関も見抜けなかったという不可抗力であったとしても、大臣認定プログラムの構造計算図書について、徒に与えられた資料の要点だけを審査すれば足りるという慣習に甘んじることなく、もっと早い段階から何か問題点はないかということを、国交省と共に究める努力を行っていれば、もっと早くにこの偽装の問題を世に表すことが出来、被害の拡大が防げたのではないかと今では考えます。
結果として、偽装問題を告発し、最も積極的にこの問題解明に取り組んできたイーホームズを取消という重罰に処す以上、国交省においては二度と制度上の誤りや指導不足を行わないことを切に願います。 
イーホームズに所属したスタッフは、誠実で優秀な者ばかりであり、今後も業界の発展の為に、各自が各環境において努力し成果を上げていくことを、私は信じております。
以上


前者の嘆願書は、藤田社長から北側大臣宛てのものだし、後者の手紙は、藤田社長からイーホームズの社員に宛てたものだけど、両方とも、イーホームズの責任者の許可をとって、ここに掲載した。その責任者は、次のように言った。


「正義を実行しようとした藤田東吾は、失うもののすべてを賭けて、これらの手紙を弁護士に託しました。ぜひ、きっこさんの日記に掲載して、今、国交省の役人達が何をしようとしているのかを1人でも多くの人へ伝えてください。」


‥‥そんなワケで、ここから先は、頭脳は子供でもベッドでは大人、迷探偵キッコナンの推理になっちゃうけど、イーホームズが、いくら自分のほうから業務廃止の申請をして来たとしても、オイソレとそれを受理しちゃったら、世論としては、「何でイーホームズが業務廃止なのに、悪の限りを尽くして来た日本ERIは業務廃止になんないんだよ!」ってことになっちゃう。だから、国交省は、あえてイーホームズからの申請は受理しないで、藤田社長の出席できない日に形だけの聴聞会をひらいて、一方的な理由だけを述べて、業務廃止の処分をしたいんだと思う。そうすれば、イーホームズの業務廃止は、イーホームズ側からの申請によるものじゃなくて、国交省側が用意した理由によるものだって形になるし、そうなれば、日本ERIに対しては、「その理由には当たらない」ってことで、業務廃止を言い渡さなくて済むワケだ。つまり、国交省は、自分達の仲間が何人もいる日本ERIを守ることができるってワケで、これからも、今までと同じに、自民党の森派議員たちと癒着しながら、悪徳建設会社からの裏金を山分けしつつ、インチキマンションを林立して行こうってスンポーだと思う今日この頃なのだ。


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2006.05.18

盗撮天国

Ss
日本テレビの炭谷宗佑(すみたにそうすけ)アナウンサー(26)が、今年の2月20日の午後3時ごろに、JR横浜駅構内のエスカレーターで、自分の前にいた女子高生のスカートの中をケータイのカメラで隠し撮りして、パトロール中だった鉄道警察隊員に取り押えられた。炭谷宗佑は、その場で容疑を認め、神奈川県警戸部署に身柄を渡され、逮捕された。そして、神奈川県の迷惑防止条例違反の疑いで書類送検され、5月2日付で起訴猶予処分になった‥‥とまあ、ここまでは良くある話‥‥なんてことは言ってらんないけど、とにかく、こう言う事件があった。

そして、問題なのは、ここから先の日本テレビの対応だ。この事件は、当然、日本テレビの上層部にも報告されたんだけど、その上層部は、この事件を公表せずに、インペイするようにとの指示を出したのだ。だから、この事件が表に出たのは、処分から2週間以上、事件からは3ヶ月近くも過ぎた5月17日になってからだった。もちろん、これは、内部の関係者のリークによるものなので、このリークがなければ、この事件は闇に葬り去られていて、変質者の炭谷宗佑は、今でも平然とお茶の間の視聴者たちを騙し続けていたのだ。

だけど、この事件がオオヤケになった今でも、日本テレビサイドは、「男性アナウンサー(26)」としか伝えず、氏名の公表に関しては「社員のプライバシーに関わること」として、公表してないのだ。女子高生のスカートの中を盗撮するなんて、人間としてアルマジロ行為‥‥じゃなくて、あるまじき行為なのに、そんな変態犯罪者に対して、何が「社員のプライバシー」だ! まあ、炭谷宗佑を逮捕した神奈川県警も、自分のとこの警察官が駅で盗撮をして鉄道警察隊員に捕まった時に、その警察官の氏名を公表しなかったけど、警察とかテレビ局って、どうして身内の犯罪にはゲキアマなんだろう?‥‥なんて思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは、昨日の日記が長すぎちゃって、リトル疲れ気味だから、今日はアッサリとお茶漬け感覚で行こうと思ってるので、変質者の炭谷宗佑は、プチラッキーだ。昨日の日記が短くて、あたしの「長文を垂れ流したい欲求」が満たされてなかったら、今日はテッテーテキに長文でボロクソに書いてやるんだけど、あたしの欲求は満たされちゃってるし、今日はそこまで元気じゃない。だから、あくまでも、軽めに行くけど、この炭谷宗佑ってのは、「新どっちの料理ショー」で、関口班のレポーターをやってた男だ。2005年10月22日の日記、「どっちのヤラセショー」にも書いてるように、この番組は、特選食材の選定から番組進行に至るまで、ほとんどがヤラセで制作されてるインチキ番組だけど、そのレポーターをやってた局アナまでが、マジメな人間の皮をかぶった変質者だったってワケで、視聴者は完全に騙されてたってワケだ。

炭谷宗佑は、1980年1月14日生まれで、慶應義塾大学の経済学部を卒業して、2002年4月に日本テレビに入社した‥‥って、また慶応大学の関係者かよ?

炭谷宗佑は、現在までに、サッカー、MotoGp、NFLなどのスポーツ中継の他に、「TVおじゃマンボウ」や「汐留スタイル!」なども担当して来た‥‥って、また中山秀征の関係者かよ?

炭谷宗佑は、大学時代は体育会でサッカーをやっていて、田辺アナの後輩でもある。今も趣味はサッカーで、「FIFAクラブワールドチャンピオンシップ トヨタカップ」などのサッカー中継の実況も担当していて、大のサッカーファン‥‥って、またサッカーの関係者かよ?

‥‥なんて3連発を入れてみつつ、この最低男、炭谷宗佑は、取り調べに対して、「ムラムラして、興味本位でやりました」ってノタマッたそうだ。それなら、盗撮なんて言う卑劣な犯罪じゃなくて、大好きなサッカーでもやって、その「ムラムラ」を発散するべきだったんじゃないの? まあ、毎日毎日サッカーをやってるプロの選手でも、自分の性欲を抑えられない犯罪者がいるんだから、そりゃあムリな話か(笑)

‥‥そんなワケで、盗撮って言えば、5月13日付で、奈良県警の警察官が、トンデモナイ盗撮の容疑で逮捕された。この警察官は、5月10日に、ケガをした小学生が救急車で病院に運ばれる際に、一緒に救急車に乗り込み、小学生に付き添ってたお母さんのスカートの中を盗撮したのだ。自分の子供がケガをして、心配してるお母さんに対して、警察官て立場を悪用して、こんな卑劣な犯罪を行なうなんて、人間のクズとはコイツのことだろう。それも、ケータイのカメラだったら、「つい出来心で」ってことも考えられるけど、コイツの場合は、最初からチャンスがあったら盗撮するつもりで、ちゃんとしたデジカメを持ち歩いてたのだ。

この、今どきのトンデモ警察官は、奈良県警の田原本署の交通課巡査部長で、奈良市東登美ヶ丘1丁目に住む和田英生(49)だ‥‥って、また「和田」かよ?‥‥なんてことも言ってみつつ、スーパーフリー以来、「和田」って名前の人たちは肩身の狭い思いをしてるみたいだけど、今でもスーパーフリーの仲間だった東大中退男が、ヒルズ族を相手に女子大生を斡旋して私腹を肥やしてるんだから、こう言った残党どもが全員逮捕されるまでは、おちおちベランダに下着も干せない。ま、時間の問題だろうけどね(笑)

で、この、救いようのない変質者、和田英生は、今回の盗撮の他にも、数え切れないほどの盗撮を繰り返していた。勤務中は必ずデジカメを持ち歩き、いつでも盗撮のチャンスをうかがっていて、自宅のパソコンのCD―Rを調べたところ、ナナナナナント! 476枚もの女性の画像が出て来たのだ。その多くは、下着の盗撮じゃなくて、街を歩いてる女性などを盗撮したものだったけど、中には、別の女性のスカートの中を写した画像も含まれていた。この画像は、調べによると、去年の9月に、物損事故を起こした31才の女性会社員のものだそうだ。この女性は、田原本署の所轄内で物損事故を起こし、警察に事故の報告をしたことによって、所轄の交通課巡査部長の和田英生が現場に駆けつけた。そして、この女性が、車の破損部分を指さすためにしゃがんだ時に、和田英生は、隠し持っていたデジカメで、スカートの中を盗撮したのだ。

‥‥そんなワケで、奈良県警も、日本テレビと同様に、当初、この警察官の名前を公表しなかった。事件があったことだけは認めたんだけど、それにしたって、被害女性からの強い苦情があったために、仕方なく認めたって感じだった。だけど、警察ってのは、犯罪者を捕まえる立場なんだから、その警察の中から犯罪者が出た場合には、一般人よりも重い処罰を与えるべきだし、名前も顔も公表すべきだろう。そして、これは、テレビ局にも言えることだ。ふだん、犯罪者だけでなく、何も悪いことをしてないタレントのゴシップまでを実名をあげて垂れ流してるテレビ局が、身内の犯罪の時だけは、報道もしなけりゃ名前も公表しないなんて、そんな都合のいいことが通用するんだろうか?

それにしても、炭谷宗佑みたいな変態アナウンサーを擁護する日本テレビと言い、和田英生みたいな変態警察官を擁護する奈良県警と言い、どこまで女性をバカにすれば気が済むんだろう? 盗撮なんて犯罪のうちに入らないとでも言いたそうな、このゲキアマな対応には、ビックルどころか、青汁を大ジョッキで一気飲みしちゃうよ、まったく。犯罪を取り締まる警察だからこそ、犯罪を報道するテレビ局だからこそ、本来なら、身内の犯罪に対しては、誰よりも厳しく対応すべきなんじゃないの?

特に、和田英生に関しては、絶対に許すことができない。車で事故を起こして、警察に連絡をしたら、駆けつけた警察官が盗撮魔の変質者だなんて、女性は恐くて車にも乗れないじゃないか。ケガをした子供を心配するお母さんや、事故を起こして警察に届け出た女性に対して、警察官と言う立場を悪用してスカートの中を盗撮するなんて、まったく卑劣の極みだ。和田英生は、約1年くらい前から、勤務中に盗撮を繰り帰してたそうだけど、「制服を着ている勤務中のほうが堂々と盗撮できたんです」なんて平然とノタマッてる。そんなことを言うんなら、この1年ぶんの給料を国民に返して欲しい‥‥って言うか、こんな人間のクズ、今すぐ死刑にして欲しい。

世の中には、自分の性欲を抑えられずに、何の罪も無い女性をレイプした上に、殺しちゃうような凶悪犯罪者もいる。こんなの、誰がどう考えたって、死刑になって当然だし、被害者の家族にしてみたら、死刑でもぜんぜん足りないだろう。もしも、あたしが裁判官だったら、ただの「死刑」なんかじゃなくて、被害者の家族に金属バットを渡して、殴り殺させてあげたいって思う。だけど、こんな、死刑になって当然の凶悪犯罪者にも、人権なんてもんがあるらしくて、頭のおかしい弁護士がついてて、死刑廃止論なんかを唱えちゃったりしてる。死刑があったって、こんなに凶悪な犯罪だらけなのに、これで死刑を廃止にしちゃったら、世の中やりたい放題になっちゃうじゃん。あたしは、犯罪を減らしたいんなら、死刑を廃止にするんじゃなくて、無期懲役と死刑との間に、死ぬまで刑務所から出て来られない「終身刑」を作るべきだと思う。

だいたいからして、次々に同じような犯罪者が出て来るのは、犯罪に対する処罰が甘すぎるからだ。特に、性犯罪に対するニポンの法律は甘すぎる。それは、ナゼかって言うと、ほとんどの性犯罪の加害者が男性であるのにも関わらず、この国の法律を作ってるのも男性だからだ。だから、この国では、性犯罪の犠牲者である女性たちの多くは、泣き寝入りをしてる。TとAが借りてる六本木ヒルズのエロ部屋でレイプされても、IT社長の山梨の別荘でレイプされても、堂ヶ島温泉のホテルでレイプされても、女性たちは泣き寝入りをしてる。

‥‥そんなワケで、あたしは、女性だけは護身用のピストルを携帯してもいいってことにして、レイプどころか、盗撮だろうと、電車の中の痴漢だろうと、変態ストーカーだろうと、性犯罪者はカタッパシからその場で射殺していいって法律を作って欲しいと思ってる。そうすれば、六本木ヒルズに住んでるヤツラの半分近くは、もうこの世にはいないことになるし、中身がカラッポのペーパー会社を三流市場に上場して、アブク銭を稼ぐガキどもも消えてくれるし、安心してベランダに下着を干せる日が来ると思う今日この頃なのだ。


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2006.05.17

江戸のたけし軍団

「俳句」のことを知らない人でも、松尾芭蕉の名前や、「古池や蛙跳びこむ水の音」って句ぐらいは、ほとんどの人が知ってると思うけど、実は、松尾芭蕉の時代には、俳句ってものは存在しなかった。俳句を作ったのは、明治時代の正岡子規(しき)であって、江戸時代の芭蕉が詠んでたのは、「俳諧(はいかい)」って言うものだった。俳諧も、五七五の17音や、季節の言葉を入れたりするとこは俳句と同じなんだけど、今の俳句とは色んな部分が違ってたから、厳密に言うと、芭蕉は「俳人」じゃなくて、「俳諧師」だった。

だけど、俳人だろうと俳諧師だろうと、天下の松尾芭蕉なんだから、全国にたくさんのお弟子さんがいた。俳諧の流派は、落語とかと同じで、「ナントカ門」て言う。落語家の場合は、「林家一門」とかって言うけど、これは、ようするに、その師匠に「入門」するからで、弟子になれば「門弟(もんてい)」って呼ばれるし、師匠を怒らせれば「破門」になっちゃう。それで、芭蕉の流派は、芭蕉の「蕉」を取って「蕉門(しょうもん)」て呼ばれてたんだけど、全国に430人余りの門弟がいたそうだ。だけど、見栄っぱりの芭蕉は、門弟の数を聞かれると、2000人て答えてたらしい。

現在の俳句結社でも、ホントは300人しか会員がいないのに、500人だなんて公称してるとこもあるくらいだから、見栄をはりたがるのは、昔から俳人の特権だったのかも知れない。だけど、300人だろうと500人だろうと、飛行機も新幹線もあるが現代なら、主宰が全国の会員のところにも行くのも、全国の会員が主宰に会いに来るのも、すごく簡単だ。でも、江戸時代の交通って言ったら、歩くか、馬に乗るか、カゴに乗るか、あとは舟くらいしかなかっただろうから、江戸にいる芭蕉が全国の門弟たちに会いに行くのは、とにかく大変なことだった。だから、芭蕉には430人余りの門弟がいたけど、実際に芭蕉から俳諧の指導を受けられたのは数十人だけで、生涯、芭蕉に会うこともできなかった門弟も、たくさんいたそうだ。そんな芭蕉の門弟たちに、リトル迫ってみようと思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、芭蕉って、300年も経った今だからこそ、俳聖だとか何だとか、まるで悟りを開いちゃったスゴイ仙人みたいに言われてるけど、所詮はタダの遊び人だったワケで、仕事もしないで、門弟たちからお金や食べ物をもらい、住むとこまでタダで世話してもらって、来る日も来る日も俳諧をひねったり、昼間っからお酒を飲んだり、旅行をしたりして、遊び呆けてたワケだ。だから、確かに、人並み外れた俳諧の才能は持ってたけど、生活そのものはだらしなくて、仙人は仙人でも、ぱふぱふが大好きな亀仙人みたいなもんだった。

そして、芭蕉の時代には、俳諧って言えば道楽の極みで、商人の奥さんなどは、ダンナに対して、「アナタ!毎晩飲みに行っても女遊びしてもいいから、お願いだから俳諧にだけは手を出さないでちょうだいね!」なんて言ってたくらいなのだ。他にあんまり娯楽が無かった時代だから、入り口は単純だけど限りなく深い俳諧は、一度のめり込むと二度と抜け出すことができなくなるほど、魅力的な遊びだった。奥さんたちが必死になって止めるほど、俳諧と言う遊びは底無し沼で、一度足を踏み入れたが最後、一生懸命に稼いだお金をどんどん師匠に貢いじゃって、そのうち仕事なんかホッポリ出しちゃう。挙句の果てには、家族まで捨てて、師匠のために人生を捧げちゃうような人たちまでが続出した。

つまり、ダンナが俳諧にのめり込んじゃったセイで、捨てられちゃった家族たちにしてみれば、芭蕉ってのは、大切な一家の大黒柱を俳諧と言う堕落の道へと引きずり込んだ元凶ってことになる。お金を吸い取るだけ吸い取り、お金が無くなれば身の回りの世話をさせたりと、まるで、新興宗教の教祖やインチキ霊能者、霊感商法のモトジメや自己啓発セミナーのペテン師みたいな存在だったのだ‥‥って言っても、芭蕉の場合は、そう言ったことが許される時代背景があったワケで、今、芭蕉と同じように仕事もせずに、会員たちから吸い取った年会費や貢ぎ物だけで生活してるような俳人がいたとしたら、それこそ、文芸を利用した詐欺師みたいなもんだろう。実際の話、現代の俳句結社の中には、完全にインチキ洗脳宗教と同じようなシステムのとこもある。そう言う俳句結社の主宰は、ロクな俳句も詠めないクセに、1人でも多くの会員を勧誘するためのセールストークや、1円でも多くのお金を会員から巻き上げるための洗脳トークだけは、ホニャウェイも真っ青なのだ。


‥‥そんなワケで、遊び人の芭蕉は、現代の俳句結社の主宰たちと同じで、とても外ヅラを気にする見栄っぱりだった。それで、自分の門弟の数をいつも気にしてた。ようするに、門弟が多ければ多いほど、自分は偉いってことをアピールできるからだ。そして、それだけじゃなくて、芭蕉は、自分の門弟たちをピラミッド型に並べて、その頂点に自分が君臨してるってことを遊び感覚で楽しんだりもしてた。

そんな遊びのひとつとして、「芭蕉の俳諧番付」ってものがある。これは、お相撲の番付表と同じように、全国の自分の門弟たちを東と西に分けて、二つのピラミッドを作って、その両方のさらに上のお山の大将が自分である‥‥って遊びだった。杉山杉風(すぎやまさんぷう)を東三十三ヶ国の俳諧奉行、向井去来(むかいきょらい)を西三十三ヶ国の俳諧奉行として、その下に順列をつけて門弟たちを配し、その図を見てゲラゲラと大笑いしてた芭蕉って、まるでジャイアンみたいだ。そして、そのピラミッドの中で、少しでも上に行きたくて、芭蕉にお金や貢ぎ物をプレゼントしまくった門弟たちは、なんだかスネオみたいだ。う~ん、素晴らしい低俗性! さすが、俗の文芸! これぞ、俳句! あんたの結社と同じじゃん!(笑)

こんな遊びをして悦に入ってた芭蕉は、俳諧の才能こそ素晴らしかったけど、それ以外の部分では、「ちょい不良(ワル)オヤジ」どころの騒ぎじゃなかった。そして、そんな芭蕉に心酔して、家族や仕事よりも俳諧遊びを優先してた門弟たちも、とてもホメられたもんじゃなかった。だから、色んな文献とかに、芭蕉の門弟として、宝井其角(たからいきかく)だとか、服部嵐雪(はっとりらんせつ)だとかの名前が出て来ると、その名前のイメージだけで、何だかスゴク偉くて立派な人たちみたいに感じちゃうけど、そんなのは、単なる挿入感‥‥じゃなくて、先入観なのだ。だから、これから、そんな門弟たちの本当の姿を紹介して行くので、「な~んだ!渋谷のセンター街にタムロッてる兄ちゃんたちと一緒じゃん!」てな感じで、もっともっと親近感を持って欲しい。なんたって、俳句ってのは、通俗の極みを目指した庶民の文芸なんだから。


‥‥そんなワケで、芭蕉が江戸へ出て来た延宝(えんぽう)の初期に弟子になったのは、其角、嵐雪、杉風、桃隣(とうりん)、嵐蘭(らんらん)などで、貞享(じょうきょう)に入ると、去来、杜国(とこく)、越人(えつじん)、曾良(そら)、路通(ろつう)などが弟子になり、元禄になると、惟然(いねん)、北枝(ほくし)、支考(しこう)、野坡(やば)、凡兆(ぼんちょう)、丈草(じょうそう)などが入門した。で、ずっとしてから、門弟たちの中で、特に活躍した10人をあげて、「蕉門十哲(しょうもんじってつ)」って呼ぶようになったんだけど、そのメンバーは、選ぶ人によってリトル違う。

たとえば、与謝蕪村(よさぶそん)のセレクトは、其角、嵐雪、去来、丈草、支考、北枝、許六、曾良、野坡、越人の10人なんだけど、他の人は、越人の代わりに杉風を入れたり、野坡を外して越人と杉風を入れたりしてる。だから、文献によって、蕉門十哲のメンバーは違ってるんだけど、結局のところは、其角、嵐雪、去来、丈草、支考、北枝、許六、曾良が不動の8人で、それに、野坡、越人、杉風の3人の補欠からなる11人が、蕉門十哲って感じだ。

「十哲」なのに、11人なのはマズイんじゃないかって思うかも知れないけど、女子十二楽坊だって実際には13人いるらしいから、1人くらいは目の錯覚ってことにしといてもらうか、もしくは、江戸時代と現代との時差ってことで、納得してもらうしかない‥‥ってなワケで、せっかくだから、この11人に、芭蕉に一番嫌われてた門弟、路通を入れた12人をこれから順番に紹介して行こうと思う。それぞれの年代も書いておくので、芭蕉(1644~1694)と比べて、「なんだ、弟子なのに芭蕉よりも年上だったのか」とか、「こんなに若くに亡くなったのか」とか思いつつ、読んでちゃぶだい。


1.宝井其角(たからいきかく) 1661~1707

江戸生まれで、14才の時に芭蕉に入門した最古参の門弟。何よりも酒と女を愛した豪快な遊び人だった。連日のように潰れるまで大酒を飲み、ゲロを吐き、遊女のところをハシゴしたツワモノ。「酒、女、俳諧」と言う、この時代に「人生を棒に振る」と言われていた遊びをすべてやり尽くした道楽者。


 大酒に起てものうき袷(あわせ)かな  其角

(飲みすぎたあとの目覚めは、着ている物までが何となく憂鬱に感じるなあ)


 暁の反吐(へど)は隣かほとゝぎす  其角

(明け方に目を覚ましたら、すぐ横に自分の吐いたゲロがあった。ああ、ホトトギスが鳴いているなあ)


2番目の句は、ホトトギスは「鳴いて血を吐くホトトギス」なんて言われてるので、そのホトトギスの苦しみと、自分の苦しみとをオーバーラップさせてるってワケだ。この2句を読んだだけでも、其角の自堕落な生活ぶりが垣間見られると思う。去来からは、「華やかなること其角に及ばず」なんてイヤミを言われちゃったほど、飲んで騒いで遊んでって感じの生活をしてた。だけど、芭蕉からは、その俗な人間臭さを評価されてて、門弟の中じゃ一番かわいがられてたのだ。

だけど、其角は、そんな芭蕉の思いとはウラハラに、芭蕉の没後は、サッサと談林風(だんりんふう)に行っちゃった。談林風ってのは、格調の高さを重んじてた芭蕉の俳諧とは正反対で、お笑いやエロ、奇抜さなどを重視したスタイルの俳諧だ。芭蕉自身も、一時期は談林風にカブレちゃってた時もあったけど、最終的には自分のスタイルを確立したワケで、その門弟だった其角が、芭蕉のスタイルを継がないってのは、ちょっと情けない。それどころか、芭蕉の没後は享楽的な句ばかりを熱心に作り、談林風をもっとヒドクした洒落風(しゃれふう)って言う下品で低俗を売り物にした江戸座一派の元祖になっちゃった。芭蕉にしてみれば、一番かわいがってた弟子がこのアリサマなんだから、これがホントのキカク倒れ?(笑)


2.服部嵐雪(はっとりらんせつ) 1654~1707

江戸に生まれて、30年近くも武家奉公をしてたんだけど、元禄3年(1690)に武士を辞めちゃって、俳諧師へと転身した。俳諧へ身を移してからは、それまでのストイックな生活からの反動からなのか、ソッコーで其角の遊び仲間になっちゃって、来る日も来る日も一緒に飲み歩き、一緒に女郎屋に通い、快楽の世界へと現実逃避を繰り返しちゃう。女好きは其角以上で、遊女や湯女(ゆな)を次々と奥さんにしちゃうほどの女狂い。今で言えば、遊女は本番アリのソープ嬢、湯女は本番ナシの風俗嬢ってとこ。だけど、芭蕉からは、「わが門人に其角、嵐雪あり」って評されるほどかわいがられてて、大切な門弟の双璧とされていた。あたしから見ると、下半身が節度なく乱れてるから、「嵐雪」って言うよりも「乱節」って感じだけど(笑)‥‥って言っても、俳諧に関しては、門弟の中じゃトップクラスだった。


 うめ一輪一りんほどのあたゝかさ  嵐雪


この句のように、だらしない生活ぶりとは正反対に、シャープで洗練された句を詠み、対象を切り取るセンスの良さは蕉門一だった。芭蕉の没後も、嵐雪は、其角とは違って、芭蕉のスタイルを継承した「雪門(せつもん)」をひらいて、たくさんの弟子たちに芭蕉の教えを伝えて行った。だから、女性にはだらしなかったけど、師に対するリスペクトの心は、ちゃんと持ってたってことだ。


3.向井去来(むかいきょらい) 1651~1704

長崎に生まれて、8才の時に京都へと引っ越して、その後、公家(くげ)に仕えてたんだけど、何を思ったのか、突然、すべてを捨てちゃって、芭蕉の門弟になっちゃった。天文学や暦学に精通してて、武芸にも長けてて、文字通りの文武両道のスーパー俳人。其角や嵐雪とは正反対に、とてもストイックで、女遊びも一切せず、ココロザシも高く、本当に立派な人なんだけど、それが欠点でもある。とにかく、タバコが大っ嫌いで、今では当たり前の嫌煙権を300年以上も前に主張しまくってて、句会では、絶対にタバコを吸う人の隣りには座らなかった。まるで、結社「K」の「N・T」さんや、結社「O」の「K・H」さんみたいだ(笑)

去来は、嵯峨に落柿舎(らくししゃ)って言う別荘を持ってて、時々、芭蕉を招いたりもしてた。それで、凡兆とともに、芭蕉の代表作のひとつ、「猿蓑(さるみの)」の編者に抜擢されたほど人間性を買われてて、「去来抄(きょらいしょう)」などの執筆でも知られてる。師を思う気持ちは杉風以上で、生涯を芭蕉に尽くし、芭蕉の臨終の時もずっとそばを離れなかった。誰よりも芭蕉をリスペクトしてたので、良いか悪いかは別にして、その作風も芭蕉に酷似してる。現代の俳句結社でも、無条件に主宰を尊敬しちゃってるような側近の中には、オリジナリティーのカケラもなく、まるで主宰の句のパクリみたいな句ばっか詠んでる俳人がいるけど、似たようなもんだ。


 湖の水まさりけり五月雨  去来


4.内藤丈草(ないとうじょうそう) 1662~1704

尾張(愛知)生まれで、幼いころにお母さんが亡くなって、ママハハは7人も子供を産んだため、8人兄弟のうち、自分だけ仲間ハズレで育てられた。武士の家を継ぐはずだったけど、出家して、琵琶湖のほとりに小さな庵(いおり)を構えた。貧乏で、病弱で、いつもお粥(かゆ)しか食べてなかったので、「白粥(しらかゆ)の僧正」なんて呼ばれてた。その生涯も43年と短いもので、作る俳句も、ママハハや異母兄弟に対する感情や病気、貧困などを詠ったものが目立つ。


 着てたてば夜のふすまもなかりけり  丈草


「ふすま」ってのは、ショウジとかフスマの「ふすま」じゃなくて、今で言うパジャマのことだ。ようするに、たった一枚の服しか持ってなくて、寝ても起きても着たきりスズメってことなのだ。だから、丈草は、芭蕉の没後も、ノミやシラミと闘いながら、清貧な生活を送って行った。


5.各務支考(かがみしこう) 1665~1731

美濃(岐阜)に生まれて、19才までは僧侶を志して大智寺で修行したんだけど、禅による悟りに限界と疑問を感じちゃって、乞食ボウズとなって諸国を行脚(あんぎゃ)した。そして、この全国行脚の中で学んだ文字、能文、漢籍、神学、儒学などの技術や知識が、あとから芭蕉の門弟になった時に、すごく重宝がられた。だけど、屁理屈に関しても門弟一で、頭の回転も早いけど調子も良くて、芭蕉の身の回りの世話をして取り入ろうとしたんだけど、結局はその人間性を見抜かれちゃって、最後まで信頼されなかった。いっぷう変わった男で、自分を死んだことにして生前葬をあげてみたり、そのあとに別名で本を出してみたりと、まるで保険金サギみたいなこともした。

芭蕉が病床についてからは、口八丁手八丁で根回しに走りまわり、作戦通りに、芭蕉の遺書の代筆って言う大役を任される。そして、芭蕉の没後は、達筆にモノを言わせて、芭蕉の書の贋作を作って人を騙したり、クチサキで人を騙したりして、美濃派(みのは)のドンとなる変わり身の早さを見せる。門弟一の腹黒男で、笑点で言えば楽太郎、コイズミ内閣で言えば安倍晋三のタイプ。


 あふむくもうつむくもさびしゆりの花  支考

(仰向けになっても、うつむいても、寂しさがつのってくるなあ。ああ、ユリの花が咲いている。)


この句なんか、その腹黒い人間性を知ってから読むと、何だかウサン臭さがプンプンで、さとう珠緒もプンプンだ(笑)


6.立花北枝(たちばなほくし) ?~1718

加賀百万石の城下町、金沢で、刀の研ぎ屋さんをやってた。だけど、「おくのほそ道」の道中の芭蕉と出会って、お兄さんと一緒にその場で門弟になって、そのまま福井の松岡まで同行しちゃった行動派だ。芭蕉からの信頼もあって、のちに北陸蕉門の重鎮となった。


 さゞん花に茶をはなれたる茶人哉  北枝

(あまりにも庭のサザンカが美しいので、茶人も茶室から出て行ってしまったよ)


この句を読めば分かるように、良く言えばテクニシャン、悪く言えば技巧派‥‥って、同じ意味か?(笑)


7.森川許六(もりかわきょりく) 1656~1715

近江の彦根藩の藩士で、「猿蓑」などを読んで、コツコツと独学で芭蕉の俳諧を学んだ勉強家だ。実際に門弟になったのは、芭蕉の最晩年の元禄5年。絵画に関しては素晴らしい知識と才能を持っていたので、芭蕉も許六を「絵画の師」として仰いでた。だから、芭蕉と許六は、師弟関係って言うよりも、良き芸術的理解者って感じで、お互いにリスペクトし合ってた。


 うの花に芦毛の馬の夜明哉  許六


このように、俳諧にも、美しい絵心がうかがえる。


8.河合曾良(かわいそら) 1649~1710

信州の上諏訪の出身で、伊勢長嶋藩に仕えてたんだけど、浪人になって江戸に上る。蕉門には、貞亨早期に入門した古参の一人で、芭蕉の「鹿島紀行」にも同行したけど、何と言っても「おくのほそ道」の同行が有名だ。江戸は深川の芭蕉庵の近くに住み、芭蕉のパシリとして大活躍して、とても重宝がられた。それで、調子に乗っちゃった芭蕉は、1m50cmほど先に置いてある紙や筆を取るのにも、曾良のことをアゴで使ったりしてた。曾良は、地質学や神道などにも詳しくて、実は、江戸幕府のスパイだったって言う説もある。芭蕉が忍者だったなんて言う説もあるくらいだから、その弟子がスパイだったとしても、そんなにおかしくはないだろう。


 よもすがら秋風きくや裏の山  曾良


こんな句を見ると、ナニゲにスパイっぽい怪しさを感じちゃう(笑)


9.志太野坡(しだやば) 1662~1740

越前(福井)出身の両替商、三井越後屋の番頭だったから、今で言えば、三井住友銀行の福井支店の支店長ってとこだろう。現代の俳壇も、故・波多野爽波(そうは)や金子兜太(かねことうた)に代表されるように、ケッコー銀行関係の俳人が多いんだけど、来る日も来る日も金勘定ばっかしてると、俳句でも詠んで浮世離れしたくなっちゃうのかな? だけど、結局は野坡も、仕事を捨てて、俳諧の底無し沼へと沈んで行っちゃったワケだから、きっとその時、残された家族は、「ヤバッ!」って言ったかも知れない(笑) でも、そんなヘビーな野坡だけど、作風は蕉門随一の「軽み」の使い手で、とても才能のある若手だった。


 さみだれに小鮒(こぶな)をにぎる子供哉  野坡

 猫の恋初手(しょて)から鳴て哀(あわれ)也  野坡 


う~ん、軽いこと、軽いこと(笑)


10.越知越人(おちえつじん) 1656~?

名古屋の染め物屋のダンナで、もとから酒と女には目が無い遊び人だった。酒も女もその道楽の限りを尽くして、最後の道楽として、芭蕉に弟子入りして俳諧に染まっちゃう。挙句の果てには、仕事をホッポリ出しちゃって、芭蕉の「更科紀行(さらしなきこう)」に同行して、そのまま江戸までお伴をしちゃった。名古屋に戻ってからも、2日働いたら2日遊び、3日働いたら3日遊ぶと言った具合で、仕事なんか、まったくやる気無し! だけど、とにかく金払いが良くて、どこに飲みに行ってもお勘定を払ってくれるので、芭蕉に大切にされてた。芭蕉の良き飲み友達で‥‥って言うか、良き金ヅルで、いつも2人でベロベロに酔っぱらって、歌を歌ったりしてた。

「笈の小文(おいのこぶみ)」の旅で、芭蕉のお伴をして、伊良子へ杜国を訪ねた時なんかは、馬に乗りながらお酒を飲んでて、ベロベロに酔っぱらっちゃってる。今だったら、完全に免許取り消しだ。


 行としや親に白髪をかくしけり  越人


この句のように、1句の中に「や」と「けり」を使うのは、現代俳句ではタブーなんだけど、平気でこんな句を詠んじゃうのも、きっと、酔っぱらいながら詠んでるからだろう(笑)


11.杉山杉風(すぎやまさんぷう) 1647~1732

江戸は日本橋の魚問屋「鯉屋(こいや)」のダンナで、談林風の俳諧から、芭蕉に入門した。自分の深川の別荘を芭蕉庵として提供したナンバーワンのパトロンで、愛する師匠のためなら、いくらでもお金を出した男なので、通称「オスギ」と呼ばれていたとかいないとか。だから、当然のことながら、弟子の中でも特別扱いを受けていた。現代の俳句結社でも、主宰から一番大切にされるタイプで、俳句の実力が無いのに、献金の見返りとして結社賞とかを受賞したりするから、地方の会員からは不思議な目で見られちゃう。どこの俳句結社にもいるんだよね。俳句はヘタクソなのに、いっつも結社誌の上のほうに載ってる人って。

杉風は、俳句はイマイチだったけど、性格だけはすごくマジメで、芭蕉からの信頼も厚く、結局はお金の力で芭蕉の後継者になった。だけど、芭蕉の没後も、芭蕉の作句スタイルを守り抜いたマジメさを考えると、結果論としては、芭蕉の選択は間違ってなかったってことになる。


 あさがほや其日其日(そのひそのひ)の花の出来  杉風


この句からも、バカ正直で利用されやすいタイプだってことが分かると思う。で、マジメだけがトリエだった杉風は、手賀沼の魚鳥捕獲権を持ってたから、ずっと商売は順調だったのに、貞享4年(1687)の綱吉の「生類憐みの令」によって、魚を捕ることを禁じられちゃって、商売上の大打撃を受けちゃったのだ。


12.八十村路通(はそむらろつう) 1649~1738

蕉門十哲には入ってないけど、芭蕉の門弟を語る上では、絶対に外せないキャラだ。近江の三井寺に生まれて、古典や仏典に精通し、乞食ボウズとしてあちこちを放浪した。蕉門一の奇人で、何より素行が悪く、芭蕉がゴミ箱に捨てた失敗作の句をそっと盗み出して、勝手に発表しちゃったりもした。だから、芭蕉だけじゃなく、他の門弟たちからも嫌われてて、江戸時代のカワラ版、「an-an」の「抱かれたくない男ナンバーワン」に輝いちゃった‥‥わきゃないか(笑)


 いねいねと人にいはれつ年の暮  路通


「いねいね」ってのは、「去ね去ね」って意味で、ようするに、年の暮だって言うのに、みんなから「あっちへ行けよ!」って言われてるってことだ。この句から、路通がどれほど仲間から嫌われてたのかが良く分かる。芭蕉からも、いつも怒られてばっかで、口で言っても分からないからって、説教入りの句を渡されたりもした。だけど、こんなに嫌われてたのに、「おくのほそ道」では、芭蕉を敦賀で出迎えて、それからしばらく芭蕉に同行して、翌年の年明けまで、京都や大阪で一緒に暮らしたりもしてた。さらには、貞亨5年頃からは、深川の芭蕉庵の近くに住んだりもして、なんだかストーカーみたいなヤツなのだ。


‥‥そんなワケで、蕉門十哲+アルファの顔ぶれを見ると、立派どころか、まるで、「たけし軍団」みたいな気がして来る。大酒飲みの其角は、生ビールをピッチャーのまま何杯も飲んじゃう「グレート義太夫」、女好きの嵐雪は、道玄坂の風俗店に通いまくって16才の少女と淫行を重ねる「そのまんま東」、真面目で融通の利かない去来は、言われた仕事なら何でもやる「ラッシャー板前」、裏表のある策略家、支考は、軍団一の世渡り上手の「ガタルカナル・タカ」、絵の才能がずば抜けてた許六は、放送作家としての才能には、たけしも一目置いている「ダンカン」、芭蕉のゴーストライターとしておくのほそ道を執筆した曾良は、第二の松尾芭蕉と言うことで「松尾伴内」、金勘定が得意な野坡は、何事にも計算高い「水道橋博士」、ハレンチなことこの上ない越人は、どこでもハダカになっちゃう「井出らっきょ」、病弱の丈草は、影が薄くているんだかいないんだか分からない「つまみ枝豆」、その経済力で芭蕉の後継者となったパトロン杉風は、父、なべおさみの金で大学に裏口入学しようとした「なべやかん」、嫌われ者の路通は、人はいいのに芸名のセイで活動にブレーキが掛かってる「玉袋筋太郎」、こんな凄まじいメンバーの上にふんぞり返ってたのが、「北野たけし」‥‥じゃなくて、松尾芭蕉! こんなにワンダホーなメンバーが集まって、普通の人たちが一生懸命に働いている時間に、昼間っからお酒をガブガブ飲みながら句会をやってたんだから、さぞかし楽しい毎日だったことだろう。ま、芭蕉の場合は、江戸時代だったからイイってことにしても、現代の俳句結社の主宰たちは、ちゃんと仕事をして、自分の生活費くらい自分で稼いで欲しいもんだ。会員たちを洗脳して、貢がせたお布施で生活なんかしてたら、芭蕉どころか、二枚舌の支考ですら超えることができないと思う今日この頃なのだ(笑)


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2006.05.16

F1はバラエティーなのか?

Fuji
F1の第6戦、スペインGPは、前回と前々回の放送が良かっただけに、リトル期待してた。だけど、その期待は、フジテレビの呆れ返るバカ騒ぎによって、ミゴトに崩れ去った。サーキットに登場したのは、次期ジャニーズ帝国の独裁者に内定してる近藤マッチ棒。すでに、湿りすぎてて火もつかないようなマッチ棒なんかを登場させた上に、フジテレビは何をトチ狂ったのか、母国でのポール・トゥ・ウィンを狙うアロンソに対して、「アンダルシアに憧れて」だの、「情熱、熱風、フェルナンド」だのと、マッチ棒の過去の栄光、昭和の歌謡曲のタイトルなんかを羅列して、王者アロンソを愚弄する始末。その上、画面には、ゴテイネイに、「情熱」と「熱風」の間には三日月のマーク、「熱風」と「フェルナンド」の間には星のマークまで並べちゃって、バカ丸出しどころか、薄気味悪い変態ジャニーズに対するオベンチャラが全開だった。

ここまでの5戦で、フジテレビがイチ押ししてたスーパーアグリの化けの皮は剥がれちゃったし、ホンダやトヨタもイマイチだから、ここは一丁、王者アロンソを持ち上げて、母国での優勝を大ゲサにアピールして、視聴者をムリヤリに感動させようってのが見え見えのバカ騒ぎ。もう、JAROに通報したくなるほどの誇大演出で、去年のタクマ祭りを思い出しちゃった。それで、何がウザイって、まるで、クチサキ男の古舘伊知郎の霊が憑依したみたいな、塩原恒夫アナのしゃべりだ。


「リミット・オブ・ブルー、大空までも勇気の色で包み込む、今年、生誕125周年を迎えた天才アーティスト、ピカソ以来、スペインに青の時代、再び!音速のデッサンが、これから、アスファルトに刻まれて行きます!」


‥‥って、何だよ? 熱でもあんのか? 誰が書いたのか知らないけど、こんなバカみたいな原稿をまるで北朝鮮のニュースみたいな口調で読み上げ続けてるから、真剣なモータースポーツの中継が、完全にバラエティー番組に成り下がっちゃった今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、塩原恒夫アナの怪進撃は止まらない。アロンソのことをさんざん「ピープルズ・ヒーロー」って呼んだあとに、スタート直前のアロンソとシューマッハ兄の様子をレポしに行ったマッチ棒に対して、こうノタマッたのだ。


「緊張いっぱいのフロントローには、われらのピープルズ・ヒーロー、近藤真彦さんが行っています。近藤さ~ん?」


おい! トッチャンボウヤの近藤マッチ棒なんかが、いつ、「われらのピープルズ・ヒーロー」になったんだよ?そんな話、あたしゃまったく聞いてないぞ! そして、これだけでもシャレになんないのに、さらに、塩原恒夫アナは、スタートに向けて、こんな文章を読み上げたのだ。


「ヨーロッパラウンド連敗で迎えた憂鬱を忘れさせてくれる故郷の香り、太陽の輝き、家族とのシエスタ、幼なじみとのワイングラス、そして、風とのふれあい。そのすべてが戦いのモチベーション! ワールドチャンピオンとして胸を張る、24才ピープルズ・ヒーロー!祖国の5月、真後ろでは37才のラストエンペラー、真紅のオフェンスラインを築いて、速さがあれば年の差なんてと逆転をうかがう。2006年フォーミュラーワン世界選手権、シグナルはマタドールの赤マント~! オ~レッ!」


塩原恒夫アナは、北朝鮮チックなミョ~な抑揚をつけて、この長ゼリフを読み上げ、最後の「オ~レッ!」のとこで、ちょうど全車がスタートした。こう言う時間配分だけは、サスガ、ベテランアナだ。だけど、あたしは、あまりのくだらなさに、全身が脱力しちゃって、ソファーにズルズルと沈んで行った。あたしの周りでは、小さいきっこたちが、ハレホレ音頭を踊ってた。

‥‥そんなワケで、今回のスペインGPは、フジテレビのあまりのヒドサに、日記に書く気が起こらない。「フジテレビのご希望通りに、アロンソが優勝しましたとさ。おわり」って感じで、これ以上は書く気が起こらない。そこまで最悪だった今回の放送ってワケで、あたしは、久しぶりに、フジテレビのF1のサイトを見に行った。そして、フジテレビのF1関係者の中で、唯一、F1のことをちゃんと分かってる川井ちゃんの「F1質問箱」を見てみた。ここは、F1に関する質問に、川井ちゃんが答えてくれるコーナーだ。そしたら、5月11日付けで、2人の人から、「F1のマシンにはバッテリーを搭載してるんですか?」って言う質問があった。そして、それに対する川井ちゃんの答えは、こうだった。


「赤旗は2001年のベルギーGP以降、出たことがありませんね。それはともかく、スタート直後(2周未満で)、事故が起きてしまい再スタートでスペア・カーが使えたというのは2004年までです。現在は、赤旗ラインのところで、残ったクルマは停車しなければならず、そしてレースはグリーン・ライトの点灯とともにセーフティ・カーの先導により再開されます。つまり1周目とかの事故でスタートがやりなおしになることはなく、またスタート後にスペア・カーを使うことは認められていないのです。10番手降格となるのは、予選前にエンジン交換した場合のみです。」


なんじゃ、こりゃ~? 質問と答がトンチンカンじゃん!‥‥なんて思ってたら、何時間かしたら、川井ちゃん自身が気づいたのか、それとも、誰かから指摘されたのか、「もちろん、搭載していますよ、ドライ式の小型バッテリーですが~」って言う、ちゃんとした答に直ってた。

あたしは、川井ちゃんをリスペクトしてるし、こう言う間違いもチャメッケみたいに思えちゃうから、ぜんぜんモーマンタイなんだけど、日記に書く気も起こらないほどヒドイ放送を見たあとだったから、F1に対するフジテレビの姿勢に、さらに疑問を持った。本来なら、局のシカルベキ部署が、シカルベキ原稿チェキをして、それから掲載するのがスジなんじゃないの?

次回は、あたしの大好きなモナコGPなんだけど、今度も、賞味期限の切れた近藤マッチ棒だの、やたらと偉そうにしゃべる片山右京だの、お呼びでないのが勢ぞろいする上に、実況は、竹下陽平アナだ。フジテレビは、毎回毎回、違うアナウンサーに実況をさせて、いったい何のつもりなんだろう? モータースポーツの実況の経験の無いアナに、練習でもさせてるんだろうか? それとも、アミダクジか何かで決めてんだろうか?

‥‥そんなワケで、今回のスペインGPほど最悪なスポーツ中継は、前代未聞だった。前回の西岡孝洋アナと森脇基恭が良かっただけに、塩原恒夫アナと片山右京のヒドサが際だった。これじゃあ、自民党の三バカ、山本一太と杉村太蔵と大仁田厚でも起用したほうが、まだマシ‥‥のわきゃないよな(笑) ま、フジテレビも、これ以上、モータースポーツファンからのブーイングを浴びたくなかったら、今後は、実況はミツユビナマケモノ(伊藤利尋アナ)か西岡孝洋アナ、解説は森脇基恭にするべきだろう‥‥なんて、根本俊太郎CDと渡邊信治Pに言っときたいと思った今日この頃なのだ。


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2006.05.15

母の日

Hukita
今日は、全国的に「母の日」だった。あたしの母さんは4月生まれなので、4月のお誕生日と5月の母の日のプレゼントを合体させて、一度で済ませちゃうことが多いんだけど、これは決して、手抜きしてるワケじゃない。お誕生日のプレゼントの予算が5000円で、母の日のプレゼントの予算が5000円だとしたら、5000円のものを2つプレゼントするよりも、1万円のものを1つプレゼントしたほうが、いいものを選べるからだ。

‥‥とは言っても、オトトシは、ホントにお金が無くて、本をプレゼントすることしかできなかった。それでも、お花の歳時記と、読みたがってた小説の2冊をプレゼントしたら、すごく喜んでくれた。それから、去年は、一世一代の大計画をして、箱根旅行に行った。この違いを見れば分かるように、あたしの場合は、いい時と悪い時の差が大きい。だけど、プレゼントってのは金額じゃなくて、心だから、たとえお花1本でも、母さんは喜んでくれる。それで、今回の母の日は、まずは何よりも、「丸1日、母さんと一緒に過ごす」ってことを決めて、そのために、1ヶ月前からスケジュールを調整した。それから、プレゼントの予算に関しては、何とも言えない状態だったんだけど、とりあえず、何が欲しいか、母さんに聞いてみた。

それは、しばらく前にテレビを見てたら、「母の日のプレゼントで何をもらったら嬉しいか、また、もらって困るものは?」って言うインタビューを放送してて、「毎年、息子がプレゼントをくれるのは嬉しいんだけど、嫌いな色の洋服が多くて、どこにも着て行けない」って答えが多かったからだ。詳しく言うと、「せっかくのプレゼントなんだけど、年寄りくさい色の洋服なので着たくない」って人もいれば、「派手すぎて着れない」って人もいて、一概には言えないんだけど、ようするに、本人の趣味を無視した洋服をプレゼントする子供が多いってワケだ。いくつになっても、女性には自分の趣味があるワケで、子供が勝手に、「もう●●才なんだからジミな色がいいだろう」とか、「お母さんは、このくらいハデな色のほうがいいだろう」なんて決めつけるのは、まったくのナンセンスだと思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは、他のものならともかく、お洋服をプレゼントする場合には、本人にどんなものが欲しいのかを聞くのが一番いいと思った。あたしの場合は、母さんの趣味を良く知ってるし、あたしの選んだものなら、たいていは気に入ってくれることを知ってたけど、それでも、もしかしたら、すごく欲しいものがあるかも知れないって思ったから、今回は聞いてみた。そしたら、「スタイルが良く見えるジーパンが欲しい」って言った。母さんの欲しいものは、だいたいは分かってるつもりだったけど、マサカ、デニムパンツを欲しがってたなんて、あたしは知らなかった。だから、聞いてみて良かったって思った。

皆さんご存知‥‥かどうかは知らないけど、あたしはスカート派で、パンツをはくことは年に数回しかない。それは、貧弱なヒップにコンプレックスがあるからで、パンツをはく時には、MAXのナナさんが愛用してるのと同じ、ヒップパッド入りのショーツをはいてる‥‥なんてことを何万人も読んでる日記に書くのもどうかと思うんだけど、ずっと前にも書いたような気がするし、ま、いっか!ってワケで、ようするに、自分自身がデニムパンツをはくことが少ないし、2本しか持ってない。だから、デニムパンツに関しての知識もあんまり無いから、スタイリストのお友達に連絡して、アドバイスしてもらった。そしたら、そのスタイリストがオススメしてくれた5つのブランドの中に、あたしが持ってるブランドも入ってた。それで、そこのをプレゼントすることにした。

母さんとあたしは、ほとんどサイズが同じなので、こう言う時は便利だ。あたしのサイズで選べば、母さんにピッタリだからだ。それで、原宿のラフォーレにショップがあるから、そこに電話して、在庫を確認してもらって、取り置きしておいてもらったってワケだ。それで、この前、取りに行って来たんだけど、せっかくだから、デニムパンツに合うトップスもプレゼントしたくなっちゃって、すごく可愛いTシャツを見つけたから、それも買った。ベルトまで買う余裕は無かったから、ベルトは、あたしのをあげることにした。

‥‥そんなワケで、今日、午前中に母さんに会いに行って、プレゼントを渡した。サイズもピッタリだし、すごく気に入ってもらえたし、少なくとも、あたしよりは遥かに似合ってて、スタイルも良く見えた。今まで、母さんに着るものをプレゼントするって言っても、入退院を繰り返してたから、パジャマだったり、パジャマの上に羽織るカーデだったり、ヒザ掛けにも使えるパシュミナだったり、そう言うものが多かった。だけど、今回は、何が欲しいか聞いたら、「スタイルが良く見えるジーパンが欲しい」だなんて、母さんが元気になったことが実感できるリクエストで、ホントに嬉しかった。

それで、作ってった五目寿司を食べてから、近くの公園にでもお散歩に行こうと思ったんだけど、ちょうど今、世田谷美術館で、木版画家の吹田文明(ふきたふみあき)の展覧会をやってて、あたしはすごく見たかったので、母さんに聞いてみた。そしたら、母さんも見てみたいって言うので、一緒に行くことにした。それで、家まで車を取りに戻ってから、2人で行って来た。

吹田文明は、1926年(大正15年)に、四国の徳島県阿南市で生まれた。戦後は、小学校の図工の先生として、子供たちに絵や版画を教えながら、その図工の授業の過程で、色んな版画の技法を生み出して、作家としても活躍して行った。キメの粗いラワン材のベニヤ板を使って、木の持つ風合いを生かしたり、水彩絵の具と油絵の具を重ねて、水彩絵の具の持つ透明感と油絵の具の持つ重厚感とのコントラストによって、奥行きのある景を表現したりと、独創的な数々のアイデアで、現代版画の世界に新風を巻き起こして行った。1967年(昭和42年)には、世界最大の現代美術展、「サンパウロ・ビエンナーレ」の版画部門で、棟方志功、浜口陽三に続いて、日本人で3人目の最優秀賞も受賞した。

今回の展覧会は、80才を迎えた吹田文明の、初期から最近までの作品を約200点も展示してて、文字通り集大成のようなものだ。あたしは、写真でしか見たことがなかったから、初めて実物の作品を見て、あまりの素晴らしさに、ビックル‥‥じゃなくて、息を飲んだ。近づいて見ないと、とても版画だなんて信じられないような作品ばかりで、特に、宇宙や銀河、雲などをテーマにした作品は、精密な構図と絶妙なグラデーションによって、見ているうちに作品の中へ吸い込まれて行くような気持ちになった。母さんも、すごく惹かれたみたいで、ひとつひとつの作品の前に、長いこと立ち止まり、じっくりと観賞してた。だから、2人とも、800円の入館料は、確実にモトを取ったと思う(笑)

ちなみに、世田谷美術館では、6月25日まで開催してて、9月2日から10月22日までは、生誕地の徳島県立近代美術館で開催されるので、興味のある人は、ぜひ見に行って欲しい‥‥なんて告知もはさみつつ、長い時間を掛けて作品を鑑賞して、ギャラリーを出たら、吹田文明が子供たちに版画を教えてる昔の映像を流してたので、それも見た。それから、外に出て、ちょっと肌寒かったけど、公園の中をのんびりとお散歩して、カフェでコーヒーを飲みながらおしゃべりしたりして、日曜日の午後を満喫した。

‥‥そんなワケで、今年の母の日は、去年みたいなゼイタクはできなかったけど、一緒に過ごすことができて、とっても楽しかった。どこかへ旅行に行くのも、それはそれで楽しいけど、近場で、こんなふうに母さんと過ごすのは久しぶりだから、たまには、こう言う日曜日もいいなって思った。去年は、この時季に箱根に行ったから、今年は、秋になったら、どこかへ紅葉でも見に連れてってあげられるように、がんばって働こうと思った今日この頃なのだ。

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2006.05.14

武蔵小杉のフウジョウ

Chiharu
あたしが一番好きなFMは、「INTER FM」なんだけど、「TOKYO FM」を聴くことのほうが多い。なんでかって言うと、その答えは明朗会計、80円ポッキリです!‥‥なんてことじゃなくて、単に、受信状態がいいからだ。あたしの場合、ラジオを聴くのは、9割が車の運転中、1割がお風呂に入ってる時って感じなんだけど、あたしの車のチューナーが悪いのか、アンテナが悪いのか、大好きな「INTER FM」は受信状態が良くない‥‥って、ここまで書いて、なんか、同じようなことを前にも書いたような気がして、「日記内を検索」で調べてみたら、2004年12月15日の「玲奈ちゃんにヘキサゴン!」て日記の書き出しが、次のようになってた。

『あたしは、車の中で聴くラジオは、「INTER FM」が一番好きなんだけど、都内だと受信状態が悪い。特に、高層ビルに囲まれてる場所だと、なかなか入らない。でも、お台場や横浜など、周りに障害物の少ない海の近くに行くと、キレイな音で聴くことができる。もしかすると、あたしのカーステのチューナーかアンテナがボロいのかも知れないけど、どんなにゴキゲンな番組でも、途中でザーザーと雑音が入ったりすると、すごくストレスが溜まるので、普段は「TOKYO FM」を聴いている。』

う~ん、1年半も経ってるのに、何の進歩もないあたし‥‥って言うか、都内のどこでも「INTER FM」がキレイに聴こえるチューナーが欲しいなあ‥‥なんてことも思いつつ、この1年半、ずっと惰性で「TOKYO FM」を聴いてるんだよな。とにかく、埼玉の「NACK5」とかが入りにくのはジンジャエールだけど、芝浦の「INTER FM」が入りにくいってのは、すごく悲しい。「INTER FM」は、東京なら「76.1メガマックス」、横浜なら「76.5メガマックス」なんだけど、246で三軒茶屋から桜新町あたりを走ってる時には、横浜用の「76.5メガマックス」のほうが受信状態が良かったりするし、何だか良く分かんない今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、「メガマックス」って何だよ?‥‥ってツッコんだ人のために説明しとくと、いくらあたしでも、「メガヘルツ」くらいは知ってる。「メガマックス」ってのは、安売りの家具屋さんのことじゃなくて、5月10日でデビュー11年目を迎えたニポンイチのスーパーダンスユニット、われらがMAXが、その昔、文化放送でやってた番組の名前だ。だから、MAXファンの間では、FMラジオの周波数を言う時には、「メガヘルツ」の代わりに「メガマックス」って言うのが常識なのだ! なのだったら、なのなのだ!‥‥って、今、思いついただけなんだけどね(笑)

で、何の進歩もないあたしとしては、4月の改編時期を過ぎて、ずっと親しんで来た「TOKYO FM」の番組が、色々と変わっちゃって、未だに把握できてない。「ディアフレンズ」のパーソナリティが、恵俊彰から赤坂さんに代わったことと、そのあとのアンナちゃんの「ハッピーゴーラッキー」の時間も、そのまま赤坂さんが別の番組をやるようになったことと、坂上みきさんの「ビューティフル」が「エンターマックス」になって、時間も15時からになったことと、朝だった柴田玲さんが夕方になったことくらいはザッと分かってるんだけど、詳しい時間とか、番組名とかは、まだ分かんない。あたしの場合は、ワザワザ番組表を見たりしないし、その日その日で聴く時間帯が違うから、覚えるまでに時間が掛かるのだ。

自宅にいて、聴きたい番組があって、その時間を楽しみにしてて聴く場合ならともかく、車に乗って走り出して、ラジオのスイッチを入れると、チューナーは「TOKYO FM」に合わせっぱなしで、惰性で聴いてるだけだから、ある意味、時計代わりみたいなとこもあった。車で発信して、パッとラジオをつけた時に、どの番組をやってるかによって、「あ~だいたい何時ごろなんだな~」って感じだった。だけど、今回の改編で、番組のパーソナリティやタイトルが代わっただけじゃなくて、番組の時間ワクまでが変わっちゃったから、しばらくして把握できるまでは、時計代わりにはならない。

‥‥そんなワケで、番組の時間ワクのことはトモカクとして、あたしが、どうしてもナジメナイのが、13時からの番組をやってる「ちはる」だ。あたしは、ちはるのことは好きでも嫌いでもないんだけど、番組が始まったころは、ちはるにラジオのパーソナリティなんてできるのかな?‥‥って思ってた。だって、ちはるって、ずいぶん前に、テレビのバラエティーとかにリトル出てたくらいしか記憶がないし、別にトークが面白いワケでもなく、何の印象もないからだ。女優でもないみたいだし、歌手でもないみたいだし、お笑いでもないみたいだし、いったい何のジャンルの人なんだろう?

まあ、あたしの場合は、毎日聴いてるワケじゃなくて、多くても週に2回くらいだし、それも、最初から最後まで聴くワケじゃなくて、どっかからどっかまで移動する間に、15分とか30分とか聴いてるだけだから、よほどひどいパーソナリティーじゃない限り、そんなに気にならない。だけど、タマタマあたしが聴いてた時だけがそうなのかも知れないけど、ちはるのトークって、ヤタラと気になる。番組がスタートしたばかりのころなんだけど、ヒップの形がキレイに見えるガードルショーツみたいなのを紹介してた時のこと、その商品を持って来た女性との会話の中で、ちはるは、突然、こう言ったのだ。


「これをはけば、おケツの形が良く見えますね!」


あたしは、自分の耳を疑った‥‥ってのは大ゲサだけど、それまで、上品な感じで話してたのに、突然、「おケツ」なんて言葉が飛び出したから、あたしは、ギョッとしちゃった。でも、これは、この番組で、ちはるが言ったから意外だったワケで、「ダウンタウンDX」で、久本雅美や野沢直子が「おケツ」って言っても、ぜんぜん驚かない。ようするに、こういう言葉を言いそうな人が、言いそうな番組で言えば、別に何とも思わないってことだ。

だけど、この番組は、あたしが聴いた範囲では、とってもオシャレな感じで作られてる。リスナーも、若い奥様とか、ちはるの同世代の女性たちを対象に作られてるような内容だ。そして、ちはるにしても、意識的にオシャレに話してるように感じる。そんな雰囲気の中で、突然、飛び出した「おケツ」って言葉だったから、あたしは、「場違いの驚き」がしたのだ。なんて言うか、育ちの悪い人が、ムリしてお上品に振舞ってたのに、つい「地」が出ちゃった‥‥って感じがした。当然、それまで、その商品の説明をしてた女性も、ちはるの「おケツ」って言葉に、一瞬ギョッとしたみたいで、その雰囲気もこっちに伝わって来たけど、ちはるのほうはぜんぜん気づいてないみたいで、番組はそのまま流れて行った。

ま、こんなことは大したことじゃないし、言葉に対する感性なんて人それぞれだから、この放送を聴いてても、何とも思わなかった人もいるだろう。だけど、この前の月曜日の放送で、ちはるは、ラジオパーソナリティーとして、致命的なことをやっちゃった。この番組では、毎日、色んな街を紹介するコーナーがあるみたいで、その日は、「武蔵小杉」を紹介してた。それで、レポーターの男の子が、実際に武蔵小杉に行って、地元の人たちにインタビューしたりしながら、スタジオのちはるとやり取りしながら、番組は進んで行った。そして、そのコーナーの後半で、ちはるが、リスナーからのメールを何通か紹介したんだけど、その中で、こんなことをノタマッたのだ。


「武蔵小杉は、古くからのフウジョウがあふれた町で~」


おいおいおいおいおーーーーい! 「フウジョウ」って何だよ!「フウジョウ」って!


‥‥そんなワケで、この文章の前後から推測すれば、誰がどう考えたって、これは「風情」なワケで、「フゼイ」も読めないラジオパーソナリティー‥‥って言うか、「フゼイ」も読めないニポン人て、いったい‥‥。あたしは、まるで、フジテレビの女子アナを見てるような気がした。「TOKYO FM」は、お昼の時間帯に、若い奥様たちをターゲットにしたオシャレな番組を作ろうとしてるワケだけど、そこに持って来たのが、「ヒップライン」のことを「おケツの形」って言ってみたり、挙句の果てには「風情」も読めないような「ちはる」じゃあ、ちょっとムリがありすぎるんじゃないの? せめて、これからは、小学生並みの漢字にもすべて振り仮名を振ってから台本を渡すことが義務づけられてるジャニタレと同じように、ちはるに渡す原稿やメールには、すべて振り仮名を振ることを義務づけて欲しいと思う今日この頃なのだ。


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2006.05.13

大人になれば

Sapporo
子供のころには食べられなかったのに、大人になったら食べられるようになった食べ物って、誰にでもいくつかは思い当たると思う。それから、子供のころには大嫌いだったのに、大人になったら食べられるようになったどころか、正反対に、大好きになっちゃった食べ物がある人もいると思う。あたしの場合は、前にもチョコっと書いたけど、レーズンパンがそれだ。小学校の給食で、時々、レーズンパンが出たんだけど、あたしはアレがイヤでイヤで、コッペパンの場合もイヤだったけど、特に食パンのレーズンパンの場合は、最初からレーズンが全面に見えてるから、全身が脱力するほどイヤだった。それで、1個1個、レーズンをほじくり出してから、パンだけを食べてたんだけど、レーズンを取っても、そのまわりにレーズンの色や味が染みてて、すごくイヤだった。

あたしは、ブドウは大好きだったけど、そのまま食べたら美味しいブドウを何でワザワザ干して、まずくするんだろう?‥‥って思ってたし、どうせ干すなら、カラカラになるまで干せばいいのに、何で中途半端にブヨブヨする感じに干すんだろう?‥‥とか、もうヒトコトじゃ言えないけど、とにかく、見た目も、食感も、味も、干しブドウってものの存在理由が、すべて理解できなかった。さらには、そのままで美味しいパンに、何でワザワザ気持ちの悪い干しブドウなんかを入れて、まずくしちゃうんだろう?‥‥って思ってた。

だけど、これは、あたしだけじゃなくて、クラスに5~6人は、あたしと同じにレーズンパンが嫌いな子がいた。それで、あたしの場合は、レーズンさえ取れば何んとかガマンして食べられたんだけど、一番ひどい子なんか、レーズンを取っただけじゃダメで、レーズンの色の染みてる部分のパンもむしりとって、完璧に白いパンだけにしないと、食べることができなかった。

でも、あたしは、大人になったら、レーズンパンが大好きになった。特に、ブドウ同士だからなのか、レーズンパンは赤ワインに合う。レーズンパンだけでもいいんだけど、バターを塗ると、もっと合うようになる。それから、レーズンの入ったバターロールを横にパカッと切って、そこにスライスチーズとブルーベリージャムをはさむのが、最強の組み合わせだ。コレと赤ワインは、ホントに良く合うと思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは、子供のころには理解ではなかった「レーズンバター」ってものも、大人になってお酒を飲むようになったら、大好きなオツマミのひとつになった‥‥とは言っても、レーズンバターが合うのは、ワインとかウイスキーとかブランデーとかで、あたしがメインで飲んでるのは焼酎とニポン酒だから、レーズンバターを買うことは、メッタにない。ずいぶん前に、ニポン酒を飲んでる時に、何かオツマミはないかなって思って冷蔵庫を見たら、いただき物のレーズンバターを発見した。それで、小さなガラスの器に、クラッシュドアイスを敷き詰めて、その上にスライスしたレーズンバターを乗せて、見た目には美味しそうなオツマミができた。だけど、レーズンバターを食べて、それでニポン酒を飲んだら、これがマズイことマズイこと‥‥。

川島なお美みたく、血液だか体だかがワインでできてるような人だったら、四六時中レーズンバターを食べてても問題ないんだろうけど、あたしの場合は、血液が焼酎のお湯割りか、辛口のニポン酒でできてそうなので、いくらレーズンを好きになったって言っても、ニポン酒を飲みながらレーズンパンやレーズンバターを食べるのはキビシイ。だから、赤ワインじゃないにしろ、せめてコーヒーとか紅茶とか牛乳とかが欲しい。でも、子供のころに大嫌いだったレーズンパンが、ただ食べられるようになったってだけじゃなくて、自らお金を払って買うようになるほど好きになったってことは、ものすごい変化だと思う。

他にも、お酒のオツマミ系のものって、子供のころは嫌いでも、大人になってから好きになるパターンが多いみたいだ。たとえば、塩辛関係のものとか。普通のイカの塩辛の他にも、カツオの内蔵を使った「酒盗(しゅとう)」とか、アユの内蔵を使った「うるか」とか、色んなものがある。他にも、やたらとアルコール臭い「ウニの瓶詰め」とか、イカの細切りに何かが和えてあるヤツとか、わさび漬けとか、こう言う系統のヤツって、お父さんのお酒のオツマミって感じだ。

それに、料理する手間が掛からないから、子供が寝たあとに、お父さんとお母さんがチョコっとお酒を飲んだりする時に、冷蔵庫から出して、そのままオツマミにしたりする。それで、子供が、夜中に目が覚めて、トイレに行こうとすると、お父さんとお母さんの声が聞こえて来て、ドアの隙間から明かりがもれてるから、何してんだろうと思って覗きに行くと、2人で楽しそうにしてて、何か美味しそうなものを食べてる。だから、子供的には、なんだか自分だけ仲間はずれにされちゃったみたいな気持ちになって、ちょっと甘えつつ、部屋に入って行く。そうすると、お父さんが、「なんだ、まだ起きてたのか?お前も飲むか?」なんて、笑いながら言って、ビールの泡の部分だけを飲ませてくれたりする。

それで、「苦いよ~」なんて言いながら、ついでにオツマミを食べてみると、これがまたマズイ!‥‥ってのが、酒盗だったり、ウニの瓶詰めだったり、イカの何んとか和えだったりするワケだけど、この時に、「おいしい!」って言ったりすると、「お前は大人になったら酒飲みになるな~!あはははは~!」って、お父さんとお母さんが笑ったりする。なんか、「大人のふりかけ」のCMみたいだけど、似たような思い出のある人も多いと思う。

‥‥そんなワケで、子供のころには、ひとくち舐めて、「なんだこりゃ?」って思ったようなオツマミだったのに、今や大好物になっちゃって、「コレがなくちゃお酒が飲めないよな!」なんて人もいるだろう。あたしの場合は、普通の桃屋の塩辛は、子供のころから好きだったんだけど、酒盗はしょっぱすぎて食べられなかったし、わさび漬けはツンツンしすぎて食べられなかったのに、今は両方とも大好物だ。もちろん、お酒のオツマミとしても好きだけど、ご飯の上に、塩辛とわさび漬けの組み合わせか、酒盗とわさび漬けの組み合わせを乗せて、熱いお茶を注いだお茶漬けが大好きだ。

他にも、子供のころは食べられなかったセロリは、今はそのままシャリシャリとかじって食べるし、子供のころは火を通さないと食べられなかったピーマンは、今はナマで食べるのが一番好きになった。それで、子供のころに苦手だったセロリとかピーマンとかが、大人になって食べられるようになるのって、単に好き嫌いがなくなったってだけじゃなくて、味覚の変化があるんだと思う。子供のころには苦かったビールが、大人になったら飲めるようになるだけじゃなくて、「この苦味がうまいんだよな~!」ってなるワケで、これは、子供のころには「苦味」とか「渋味」とかに対して「美味しい」って感じなかった味覚が、年令とともに変化して、だんだんに美味しく感じるようになるんだと思う。

あたしの場合は、「酸味」も苦手だったみたいで、子供のころは酢の物が食べられなかった。ワカメとキュウリの三杯酢だとか、もずく酢だとか、ナマスだとか、今でこそ大好物だけど、子供のころは、口に入れただけでムセちゃったりした。他にも、酢コンブとか、酢イカとかの駄菓子も苦手で、とにかく、お酢を使ったものが食べられなかった。

‥‥そんなワケで、あたしには、こう言うのとは逆に、子供のころは大好きだったのに、大人になったら、子供のころほどは美味しく感じなくなったものがある。それは、カルビーの「サッポロポテトバーべQ味」だ。あたしは、子供のころは、「歌舞伎揚」「かっぱえびせん」「サッポロポテトバーべQ味」の3種類のお菓子が大好きだったんだけど、「歌舞伎揚」と「かっぱえびせん」に関しては、今でも変わらずに美味しく感じるし、大好きだ。だけど、「サッポロポテトバーべQ味」だけは、子供のころにはあんなに美味しかったのに、今食べると、なんかモノ足りないように感じるのだ。味が薄くなったみたいな、コクが無くなったみたいな、なんて言うか、深みを感じなくなった。

これは、あたしの味覚が変わったのか、それとも、製法や味付けが変わったのか、どっちなのか分かんないけど、どうしてもそう感じる。それで、そんなこと考えてもジンジャエールだし、どうでもいいか‥‥なんて思ったまま何年も過ぎて来て、「歌舞伎揚」や「かっぱえびせん」はちょこちょこ買うけど、「サッポロポテトバーべQ味」はメッタに買わないようになってた。そしたら、この前、ナナナナナント! 期間限定の「サッポロポテトWバーべQ味」ってのを発見した! 手にとって見ると、ジャガイモ君が2人並んでて、味の濃さが2倍になってるって書いてあった。それで、さっそく買って来て、さっそく食べてみたら、これが、子供のころに食べてた「サッポロポテトバーべQ味」とおんなじ味がして、すごく美味しくて、とっても懐かしい気持ちになったのだ!

「サッポロポテトバーべQ味」の味が、昔も今も変わってないのなら、あたしの味覚が弱くなったんだと思うけど、そうすると、「歌舞伎揚」や「かっぱえびせん」など、他のお菓子の味が同じに感じることがおかしいってことになる。だから、これは、あくまでもあたしの推測なんだけど、昔の「サッポロポテトバーべQ味」は味が濃くて、なんかの時に、味を薄くした。だけど、「前よりも味が薄くなった」「前のほうが美味しかった」って声が多くて、それに対応するために、この「WバーべQ味」を期間限定で発売して、様子を見てみることにした‥‥って気がする。

‥‥そんなワケで、味覚とはまったく違う話なんだけど、あたしは、子供のころは虫が持てたのに、今は持てない。虫って言っても、あまりにもエキセントリックなヤツはもともとムリだから、カブトムシとか、セミとか、トンボとか、カナブンとか、そんな程度だし、持ち方も、カブトムシなら胴体を親指と人差し指ではさんで持ったり、トンボなら羽をそろえて持ったりって感じだ。間違っても、カブトムシのお腹を触ってみたり、トンボの胴体を触ってみたりってのは、子供の時でもムリだった。だけど、とにかく、手で持つことができた。

でも、今は、胴体だろうと羽だろうと、ヨホドの覚悟をしないと、持つことができない‥‥って言うか、ここ10年以上、持ったことがないから、持てるかどうか分かんない。ただ、テレビとかで、カブトムシやクワガタを採ってるナインティーナインを見たりすると、「おおっ!」と思って、リトル鳥肌実が演説を始めちゃう。だから、セミの唐揚げをバリバリと食べてる若槻千夏なんかを見た日にゃあ、もう気絶寸前になっちゃう。

子供のころは、たとえ恐る恐るであっても、虫を持つことができた。カナブンくらいなら、腕の上を歩かせて、そこから飛び立つのを見たりしてた。だけど、今は、もしもどこかからカナブンが飛んで来て、腕にとまったりしたら、絶対に「キャーッ!」って悲鳴を上げることは間違いないし、ただのカナブンでもそんな感じだから、それがシロテンハナムグリだったりしたら、もうパニックだ。なんでかって言うと、カナブンなら、まだ1色だからマシだけど、シロテンハナムグリは変なガラがついてるから、不気味さが2倍になっちゃうからだ。だから、カブトムシにしても、ニポンの黒っぽいカブトムシなら、まだマシなんだけど、最近の外国産のワケ分かんない不気味なカブトムシなんか、絶対にダメだ。あんな不気味なものをありがたがって買う人の気持ちも理解できないし、何が気持ち悪いって、エサの「昆虫ゼリー」ってものの存在だ。

「昆虫用ゼリー」なら分かるけど、「昆虫ゼリー」って言うと、なんか、中に昆虫をすり潰した汁が入ってそうじゃん!‥‥って言うか、フルーツゼリーと同じ容器を使うなよ! 子供が冷蔵庫に入れといた「昆虫ゼリー」をお父さんがフルーツゼリーと間違えて食べちゃった‥‥なんて話を聞くたびに、あたしは全身がゾッとしちゃう。「昆虫用ゼリー」を「昆虫ゼリー」って呼ぶのって、猫用のカンヅメを「猫缶」て呼んだり、カンヅメのラベルに猫の写真や絵を使うのと同じことで、これじゃあ、中に猫の肉が入ってるような気持ちになっちゃう。やっぱり、猫用のカンヅメには、マグロとかカツオとかの絵を描くべきだし、ちゃんと「猫用マグロ缶」とか「猫用カツオ缶」とか呼ぶべきだ。

‥‥そんなワケで、子供のころと比べると、「苦味」や「渋味」や「酸味」の中の「旨味」も判断できるようになったぶん、食べられるものも増えたし、美味しいと感じるものも増えたんだけど、それと反対に、子供のころには気軽に触れてたものが、不気味で触れなくなったりして来た。子供のころには、何とも思ってなかった猫缶とかも、気を回しすぎちゃうからか、変な想像をするようになった来た。これも、すべて、大人になったからなんだろうけど、子供のころの感覚が、どんどん消えてくことに、なんとなく淋しさを感じちゃう今日この頃なのだ。

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2006.05.12

ナンミョーギタリストの末路

Omori
元サザンオールスターズのギタリストで、創価学会の熱心な信者だった大森隆志(49)が、大量の覚醒剤とマリファナの所持で、11日、神奈川県警に逮捕された。大森隆志は、覚醒剤を約10グラム、マリファナを約40グラムと、まるで売人並みの量を自宅の寝室に隠し持っていて、尿検査によって「使用」も確定されるだろうから、ご愁傷様のナンミョー様って感じだ。大森隆志は、取り調べに対して、「自分で使うために持っていた。誰から買ったかは言いたくない」なんて、寝ぼけたことをノタマッてるけど、これほどの量を持ってたクセに、こんな寝言が通用するほど、鬼畜の神奈川県警は甘くない。

なんせ、神奈川県警と言えば、大阪府警に次ぐ犯罪集団で、神奈川県警の刑事や警察官が犯した犯罪は、痴漢、強姦、少女売春、万引き、窃盗、暴行、恐喝、詐欺、賭博、ひき逃げ、飲酒運転などから、犯人隠避、 証拠隠滅、公文書偽造、収賄、暴力団との癒着、挙句の果てには、警部補が覚醒剤を使用してた上に、その事実をモミ消しちゃったほどだ。これほどの凶悪な犯罪集団なんだから、そこらのホニャララ団よりもタチが悪い。こんなヤツラの恐ろしい取り調べに対して、いつまでも「誰から買ったかは言いたくない」なんて小学生みたいなセリフが通用するわきゃない。

ま、大森隆志VS神奈川県警ってことは、ナンミョーVSホニャララ団て感じだから、ギャラリーとしては楽しめそうだけど、次から次へとこう言うアホが出てきちゃうと、「マリファナも覚醒剤と同じに悪いものだ」なんて思い込むヤツラが増殖しそうで、いい迷惑だ。覚醒剤なんかが好きな中毒者は、おとなしく覚醒剤だけやってて欲しい‥‥なんてことも言ってみつつ、度重なる覚醒剤で、懲役1年6月の判決を受けた元ドリームズ・カム・トゥルーの西川隆宏も、逮捕された時には金髪にしてたけど、大森隆志も、今回、逮捕された時には、同じような金髪だった。だから、ミュージシャンが覚醒剤中毒になると、金髪にしたくなるもんなんだろうか?‥‥なんて疑問がわいて来た今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、元サザンオールスターズの大森隆志は、池田大作の側近の女性と結婚したほどの熱心なナンミョー信者で、サザンオールスターズのメンバーにも執拗に入信を勧めたり、突然、楽屋でお題目を唱えだすほど、頭がおかしくなってた。大森隆志が在籍してたころのサザンオールスターズのライブでは、客席のあちこちでナンミョーの三色旗が振られたりしてて、このオゾマシイ光景は、DVDでも確認することができる。当時のナンミョーの洗脳本を見ると、笑顔の大森隆志の写真とともに、「サザンオールスターズで僕がギタリストとして活躍できるのは、毎日のお題目を欠かさないからです」なんて、完全にイッちゃってることが書かれてる。

それで、サスガの桑田佳祐も、このままじゃバンドのコケンに関わるってことで、5年前に、大森隆志に脱退してもらったってワケだ。大森隆志は、「新しい音楽をやりたいからサザンオールスターズを脱退します」みたいなことを言ってたけど、そんなのは、あくまでも表向きの理由で、実際には、頭のイカレタ宗教に洗脳されたメンバーが、テイ良くお払い箱にされたってだけのことだ。ようするに、会社のお金を使い込んだ社員に対して、それをオオヤケにすると会社の評判まで下がっちゃうから、警察ザタにしないで、辞表を書かせて、コッソリと辞めさせるのと同じことだ。この時、辞表には、「会社のお金を使い込んだので」なんて書くワケはなく、「一身上の都合で」って書く。この、「一身上の都合で」と同じなのが、「新しい音楽をやりたいから」ってセリフなワケで、マサカ、「ナンミョーの洗脳が解けなくて、メンバーに迷惑をかけたから」なんて言うワケがない。

だけど、所詮は、サザンオールスターズって言う大看板あっての大森隆志だったから、バンドを脱退してからと言うもの、ついて来るファンはナンミョー関係ばかりだし、当然、仕事は激減した。それでも、バンドを組んでライブハウスに出てみたり、元ゴダイゴの浅野孝巳と「PROJECT OA」って言うユニットを組んでみたり、何とか多少はがんばってたみたいだけど、イカレタ宗教なんかに洗脳されて、バンドをクビになった時点で、それは、人生における大きな選択を間違えたってことなのだ。

この場合、正しい道は、ナンミョーの洗脳を振り払い、サザンオールスターズに残るべきだったのだ。そうすれば、覚醒剤なんかに手を出すこともなく、今も、仲のいいメンバーたちに囲まれて、たくさんのファンに応援されて、素晴らしい音楽生活を送ってたことだろう。でも、大森隆志は、サザンオールスターズよりもナンミョーを選択した。そして、その後、池田大作の側近だった奥さんとは離婚したけど、ナンミョーによる呪縛は解けずに、人生は、ライク・ア・ローリングストーンのごとくに転がって行った。やっぱり、頭のイカレタ新興宗教に一度でも洗脳されちゃうと、人間は終わりだね。そして、挙句の果てが、覚醒剤とマリファナの所持で逮捕されて、人生、ジ・エンド。

‥‥そんなワケで、今回の大森隆志の逮捕は、約4ヶ月にも及ぶ内偵捜査によるものだ。大森隆志が、麻薬を使用してるってウワサは、2004年の12月ごろから流れてたけど、そのウワサが確実になったのは、去年の夏あたりだ。目つきが異様になったり、冷房の効いた部屋の中で、ひとりだけ汗をかいてたりと、様子がおかしくなったことを何人かの人間が気づいていた。だけど、あえて、指摘はしなかったみたいだ。

それで、去年の秋には、スタジオの練習にも出て来なくなり、心配した仲間が大森隆志の家を訪ねて行くと、部屋にいる気配はするのに出て来なかったり、電話をしてもずっと出なかったりと、おかしなことが続いてた。それで、大森隆志のことを心配したある人物が、警察に相談したことが、今回の逮捕のキッカケとなった。神奈川県警では、今年の1月から大森隆志の内偵捜査を開始したんだけど、同時期から、大森隆志のホームページの日記も、更新がピタリと止まっている。音楽活動もやめ、ホームページの更新もやめ、部屋にこもって覚醒剤に身を沈めていたんだろう。

‥‥そんなワケで、今回の逮捕は、大森隆志にとって、すごく良かったと思う。このまま逮捕されなかったら、あとわずかで廃人になるか、死んでたとこだから、少なくとも命だけは救われたってことだ。だけど、たった一度使用しただけでも、何万個もの脳細胞が破壊される覚醒剤を何度も使用してたんだから、命は助かったけど、今後、色んな障害が出て来ることは避けられないだろう。素晴らしい音楽の才能を持ってた人間でも、ひとたびイカレタ宗教に洗脳されちゃうと、その末路は、こんなもんなのだ。だから、何の才能もない一般人の場合は、せめてイカレタ宗教にだけは洗脳されないように気をつけて、マトモな人生を送って欲しいと思う今日この頃なのだ。


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2006.05.11

季節はずれの花満開

Kirameki1
今日は、午後から予定してた打ち合わせが、あっと言う間に終わっちゃって、時間がタップリと空いたので、ついでに原宿のラフォーレに寄って、母の日のプレゼントを買うことにした。買うことにしたって言うか、取り置きしておいてもらったものを受け取りに行った。それで、今は、あんまり詳しく書けないけど、母さんに何が欲しいか聞いたら、「スタイルが良く見えるホニャララ」ってリクエストされたので、そのホニャララを取り置きしておいてもらってたってワケだ。で、そのホニャララってのは、ようするにボトムスなんだけど、ショップに行ってみたら、それに合うトップスもプレゼントしたくなっちゃった。それで、お財布と相談しながら、色々と見せてもらって、何んとか予算内に収まるトップスも買うことができた。

それから、ドライアイの保養のために、表参道ヒルズに寄って、ジミー・チュウとか、アルフレッド・バニスターとか、マリコ・オイカワとかを覗いたりしてから、帰って来た。それでも、予定より遥かに早く、まだ明るいうちに地元に戻って来れた。それで、ホントは、早く帰ったなら早く帰ったなりに、やらなきゃなんないことがマウンテンだったんだけど、ここんとこ忙しすぎて、精神的にリトル疲れちゃってたから、リフレッシュも兼ねて、駅前の北朝鮮に軽く経済制裁を加えてから、帰ることにした。

4月の半ばに、安田美沙子の台で大爆発して以来だから、約1ヶ月ぶりの経済制裁なんだけど、ホントのところは、その間にも、出先とかでチョコっと打ったりしてた。でも、そう言うのは、1時間とかの待ち時間を潰すためだったりで、本格的に打ってるワケじゃないし、結果のほうも、ちょっと負けたりトントンだったりって感じでパッとしないから、日記のネタにはなんない。やっぱり、地元のシマで腰を落ち着けて打たないと、本格的な経済制裁にはなんないし、本格的な日記のネタにもなんないと思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは、まずは気になってた台、「ゲゲゲの鬼太郎」を打ってみることにした。昔の鬼太郎は、あんまり良く覚えてないけど、たしか、森の中に鬼太郎の家があって、妖怪ポストに手紙が届くとリトル期待みたいな感じだったと思う。キャラがそんなに大きくなくて、よくあるタイプの台だった。でも、今度の鬼太郎は、画面も大きくて、キャラも大きくて、なんか楽しそうなので、一度打ってみたかった。それで、ケッコー空いてたから、前々日が悪くて、前日が良くて、朝から単発が1回しか出てない上に、400回くらい回してた台を打ってみることにした。

でも、ここで、あたしは、大変なことをしちゃった。ホントに、アホかと思うんだけど、千円札と間違えて、1万円札を機械に入れちゃったのだ!‥‥って言うか、お札のほうを間違えたんじゃなくて、ちゃんと1万円札だってことは認識して、お財布から出したんだけど、両替機に入れて千円札を10枚にするつもりで、台に入れちゃったのだ。なんか、このウッカリはヤバイ‥‥。「ついウッカリ」とか、「疲れがたまってたから」とか、そんなイイワケは通用しないレベルのボケ具合で、いよいよ、あたしも、年齢的な衰えが始まっちゃったのか‥‥って感じの、軽いショックを受けた。

分からない人のために説明しとくと、両替機に1万円札を入れれば、千円札が10枚出て来て、それを1枚ずつ台に入れて打てばいいから、たとえば5000円使ったとこでやめれば、5000円はお財布に残る。だけど、1万円札を直接、台に入れちゃうと、すぐに返却ボタンを押しても、お金は戻って来なくて、代わりに、1万円ぶんのパッキーカードが出て来る。つまり、5000円使ったとこでやめても、お金は1円も残らなくて、あと5000円ぶん使えるパッキーカードしか残らない。だから、あたし的には、パチンコで勝たない限り、明日からの生活にも困っちゃうってワケだ。

‥‥そんなワケで、ショッパナから、「1万円勝って、ようやくスタート地点」って言うハンデを背負っちゃったあたしは、なかばアジのヒラキ直りの精神で打ち始めたワケだけど、その思いとはウラハラに、鬼太郎は回らない。最初の1000円で、10回ちょっとしか回らない。2000円目からは、もうちょっと回るようにはなったんだけど、アップテンポで、ついつい打ち続けちゃう鬼太郎のテーマ曲に乗せられて、お金だけが減って行く。それで、砂かけババアが望遠鏡みたいなのを覗くリーチとか、安倍晋三にソックリな、ぬらりひょんが出て来るリーチとかには何度か発展したんだけど、結局、これと言った山場も手応えも無いまま、ホントに5000円突っ込んじゃった。

それで、これはヤバイってことで、鬼太郎には見切りをつけて、もっと確実な機種に移動することにしたんだけど、鬼太郎の裏側に並んでた「花満開 煌(きらめき)」に目が止まった。「花満開」は、老舗「西陣」の代表機種で、パチンコ年表を見ると、1993年に一代目の「CR花満開」が大ヒットしてから、1998年に二代目、2001年に三代目、2004年に四代目が出て、この「花満開 煌」は五代目になるらしい。だけど、あたしは、三洋の海シリーズをメインに打って来たから、「花満開」には、あんまりナジミがない。前回の「花満開 極」も、2~3回しか打ったことがないし、それも、発表されたばっかの時に、2000円とか3000円だけ、どんなもんか試しに打ってみただけで、ジックリと打ったことは一度もない。

それで、五代目まで出た人気機種だってことと、この列もケッコー空いてたってことと、あと、しばらく前に、西陣の社員の人からメールが来て、「うちの花満開の煌も打ってみてくださいね」って書いてあったことを思い出したので、試しに打ってみることにした。それで、朝から確変が1セットだけ出て、そのあとに280回くらい回して諦めた台があったので、その台に決めて打ち始めてみたら、これが、鬼太郎とは正反対に良く回る台で、とにかく玉が長持ちする。有名な機種だけど、知らない人のために説明しとくと、数字がぜんぶ桜の花びらの集合体でできてて、それがフワッと散ったりして、思いっきり「春」の台なのだ。

だから、もう立夏をすぎた今となっちゃ、リトル季感にズレがあるんだけど、良く回るんだからどうでもいいか!‥‥ってワケで、キレイな画面を楽しみながら打ってたら、2500円目で、ルーレットが回ってる途中で、真ん中に、この台のキャラの女の子の顔が、ボワッとアップで浮かんだ。これは、あとから知ったんだけど、「ほのかちゃん」て言う名前で、前回の「「花満開 極」の時からのキャラらしい。それで、そのすぐあと、今度は数字の「1」が3つ並んだ絵が浮かんで、すぐに消えた。コレって、もしかしたら、大当たり確定予告じゃないの?‥‥って思ったあたしは、ハンドルから手を離して画面を見てたら、「1」が左右に2つ揃ってリーチが掛かり、ほのかちゃんが羽衣を振り回しながら、お琴の「さくらさくら」に合わせて踊り出して、真ん中の数字を1個ずつ消してった。そして、「1」「0」「1」で一瞬止まったんだけど、もう一度動いて、真ん中の「0」を消してくれたら、「1」が3つ揃った! やっぱり、あの浮かび出た数字は、大当たり確定予告だったんだ!

‥‥そんなワケで、タナボタみたいな確変をGET MY LOVE!したあたしは、これで2箱は確定したので、ちょうど1万円くらいになるってワケで、少なくとも負けだけはなくなった。だけど、2回目はノーマルで、ホントにミゴトに1セットで終わっちゃった。ノーマル当たりのラウンド中は、画面の右上のラウンド数表示の下に、桜の花が3個並んでるプレートみたいなのが表示されてる。それで、2、4、6、8、10、12ラウンドの6回、「煌チャンス」ってのがあって、その桜の花のプレートと、「煌」って書いてあるプレートが交互に前になるように回転して、手元のボタンを押して、「煌」のほうで止まると、ノーマルが確変に昇格する。だけど、これが、すごいインチキで、「煌」が手前に来た瞬間にボタンを押すと、もう半回転して、桜の花が前に来て止まるし、桜の花が手前に来た瞬間にボタンを押すと、そこでピタリと止まる。つまり、どんなタイミングでボタンを押しても、桜の花のほうで止まるようになってるみたいだ。

それで、6回もあった「煌チャンス」は、どんなタイミングでボタンを押しても、ぜんぶ桜の花のほうで止まっちゃって、結局、確変には昇格しなかった。その上、時短もムナシクすぎて行き、絵に描いたような1セットで終わっちゃった。あたしの右肩の上には、小さい白きっこが現われて、「ここでやめて手元の2箱を両替すれば1万円くらいになるから、損はしないよ!ここでやめたほうがいいよ!」って囁くし、左肩の上には、小さい黒きっこが現われて、「こんなに回る台なんだから、ここでやめるのはバカだよ!次に座った人が、すぐに確変を引いちゃうかもよ?」なんて囁く。それで、あたしは、しばらく考えた末に、ものすごいアイデアに到達した。それは、この2箱には手をつけずに、カードの残りの2500円ぶんを打って、それで出なかったら、やめにするって作戦だ。これなら、まだ続きを打てる上に、1万円は戻って来るってワケだ。

それで、素晴らしいアイデアを思いついちゃって、精神的に余裕のできたあたしは、缶コーヒーを買って来て、ひと息ついてから、続きを打ち始めた。そしたら、あまりにも出来すぎてるストーリー展開で、時短のあとに40回ちょっと回して、ちょうどカードの残りが無くなったとこで、画面の上の桜の枝が、「さくらさくら」のリズムでシャンシャン鳴り始めたと思ったら、今までは普通の桜の花びらが散ってたのに、ナナナナナント! 金色の花びらが散って来た! それで、真ん中と右側が「1」でリーチになって、左側の数字が「1」で止まるんだけど動き出す‥‥ってパターンになってから、何のリーチにも発展しないで、そのままスンナリと揃っちゃった!

これで、ようやく「浮き」の確変に突入したワケだけど、これまたミゴトに1セットで終わっちゃった‥‥と思ったのもトコノマ、今度は、時短でノーマルを引き直した上に、大当たりのラウンド中に、あれほど当たらなかった「煌チャンス」が、テキトーにボタンを押したら、「煌」で止まって、確変に昇格した! だから、どんなタイミングで押しても、ダメな時はダメ、昇格する時は昇格するってことらしい。それで、続いては、停留マークの桜の花が、満開になった上に、金色になった! これは、画面の左下の停留マークが、ふだんは桜のツボミなんだけど、ボタンが点滅した時に、ポンポンポンて叩くと、三分咲き、五分咲き、満開‥‥みたいな感じでステップアップしてって、開けば開いたほど期待度がアップする。それで、あたしは、最初は、満開が最高なんだと思ってたら、満開になった上に薄いムラサキ色に変わったり、真っ赤になったりってパターンがあることも発見して、満開の真っ赤が一番いいんだと思ってた。

それなのに、今度は、これまでに見たことのない金色になったから、さっきの金色の花びらのこともあって、期待がふくらんだ。だけど、掛かったリーチは、「4」のノーマルリーチで、あたし的には、「煌チャンス」の確率の低さを考えて、「揃うな~!揃うな~!」って感じで画面を見てた。それで、左右が「4」で、真ん中の数字をほのかちゃんが消してくリーチだったんだけど、「4」「3」「4」のとこで止まったから、ホッとしたら、ナナナナナント! ほのかちゃんが両手を動かした。それで、あたしは、「あ~あ‥‥」って思ったら、真ん中の数字が消えて「4」が揃うんじゃなくて、真ん中の「3」を残して、両側の「4」が消えて、次の瞬間、両側に「3」が現われた!

‥‥そんなワケで、ミゴトに確変になっちゃった上に、この次は「7」が揃って、いよいよ連チャンらしくなって来たし、「経済制裁発動!」って感じになって来た。それで、ずいぶん余裕も出て来たので、大当たりの画面を写真に撮っておこうと思って、バッグからケータイを取り出して、右手で打ちながら、左手で画面の写真を撮ってみた。そしたら、隣りのオジサンが、「姉ちゃん、ゴトか?」って聞いて来た。「ゴト」ってのは、「仕事」の「ゴト」で、パチンコではイカサマのことを指す。オジサンは、あたしが、ケータイの電波を使って、台の回路を誤作動させてると思ったらしい(笑)

だけど、ホントかウソか知らないけど、一説には、ケータイの機種によっては、台の回路を誤作動させちゃうものもあるらしい。だから、パチンコをしながらケータイでメールを打ってたりすると、すぐに店員が飛んで来て、「ゲーム中のケータイ操作はご遠慮願います!」とか言われちゃう。それで、あたしは、せっかく連チャンしてて気分がいいのに、怒られるのはイヤだから、「7」が揃ってる画面と、「大当たり」って文字が出てる画面だけを映して、すぐにケータイをしまった。

それで、補足的なことを書いとくと、この「花満開 煌」は、大当たりのラウンド中に、歌が流れる。これが、なんか、中島美嘉の歌みたいな感じで、何度も何度も聴かされたんだけど、まったく印象に残らなかった。まあ、大当たりのたびに聴かされるんだから、あんまり特徴のある歌だと厳しいし、何度も聴いても印象に残らないような歌のほうが、耳障りじゃないことは確かだから、これはナイス選択だろう。去年の「湯けむり紀行」みたいに、大当たりのたびに、ジッタリン・ジンの「にちようび」が流れちゃうと、10連チャン以上はつらくなって来る。

それで、この「花満開 煌」は、画面の左下に曲名とアーティスト名が出てたんだけど、良く見てなかった。だから、この日記を書くにあたってインターネットで調べてみたら、「Clair(クレア)」って人の「結晶」って言う歌だった。「Clair」って、名前は聞いたことあるけど、歌は聴いたことないし、顔も知らないから、何とも言えないけど、とりあえず、パチンコ台に使う曲としては、当たり障りがなくて無難な線だと思った。そんなことよりも、あたしがショックだったのは、大当たりしたあとにボタンを押すと、前回の「花満開 極」の時の歌、「Shooting Star」ってのに変わったらしい。先に知ってたら、コレ、やってみたのに‥‥。

‥‥そんなワケで、他に連チャンして気づいたことは、大当たりのラウンド終了の時に、次も確変なら、金色の文字で「確率変動」って出てたんだけど、9回目からは、「大連続中」とかって文字が出たあとに、「確率変動」って文字が出るようになった。これは、9回目以降は、ずっと出るようになった。で、あたしは、結局、12連チャンで終わっちゃったので、もしかしたら、18回目以降は「スーパー大連続中」って出たかも知れないし、27回目以降は「ウルトラ大連続中」って出たかも知れないけど、今んとこ未確認だ。結局、欲を出しちゃって、最後にちょっと飲まれちゃったので、全部で19000発ちょっとで、両替したら、57500円になった。元手が1万円だから、それほどの大勝とは言えないけど、それでも、鬼太郎に1万円飲まれるよりは、遥かに良かったと思う今日この頃なのだ。

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2006.05.10

無口なカニ祭

Kani1
去年の1月のことだから、もう1年以上も前のことなんだけど、あたしは、その時からずっと、みうらじゅんに苦しめられて来た。みうらじゅんってのは、マンガ家なのか、ミュージシャンなのか、ハニワのコレクターなのか、仏像を見て歩く人なのか、イマイチ良く分かんないけど、20年くらい同じヘアスタイルで、20年くらい同じサングラスを掛けてる、お兄さんみたいなおじさんだ。で、その、みうらじゅんに、あたしが、どんなふうに苦しめられて来たのかって言うと、詳しくは、2005年1月25日の日記、「カニブーム到来」を読んでもらえれば分かるんだけど、過去ログなんか読むのはメンドクサイ!‥‥って人のために、簡単に説明しとく。

当時、あたしは、カニが食べたくて食べたくてジンジャエールだったんだけど、そんなお金があるワケもなく、できるだけカニのことは考えないように生活してた。それなのに、「タモリ倶楽部」を見てたら、タモリが、みうらじゅんの事務所兼自宅に行って、そこで、みうらじゅんは、「変なものコレクション」のひとつとして、駅前とかに置いてある「かに食べ放題北陸ツアー」とかの、カニのパンフレットのタバを見せたのだ。そして、それを広げて、「カニのパンフレットで部屋中が真っ赤に染まると、ああ、冬だなぁ~って思うんですよ。ひゃひゃひゃひゃひゃ!」って笑ったのだ! さらには、その何日かあとの「メレンゲの気持ち」でも、みうらじゅんは、このパンフレットのタバを見せびらかして、あたしを挑発した!

それで、あたしは、カニが食べたくて食べたくて食べたくて食べたくて、もうガマンできなくなったんだけど、やっぱりお金が無いから、カニカマボコを買って来て食べたり、カニパンを買って来て食べたり、パチンコの大海物語でカニを見たりしつつ、それから1年4ヶ月もガマンして来た。正確に言えば、去年の5月に、母さんと箱根に行った時に、カニの入った茶碗蒸しが出たり、どこかで食べた仕出し弁当に、カニクリームコロッケが入ってたり、そう言うことはあったけど、あたしが食べたかったのは、あくまでも、カニのパンフレットの表紙の写真みたいな、1匹丸ごとのカニだった。つまり、あたしは、みうらじゅんのセイで、1年4ヶ月も苦しんで来た今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは、ずっとカニが食べたかったって言っても、この1年4ヶ月、ずっと同じレベルで食べたかったワケじゃない。みうらじゅんも、「ああ、冬だなぁ~って思うんですよ。ひゃひゃひゃひゃひゃ!」って言ってるように、あたしの体内の「カニ食べたいメーター」の針は、冬場には9とか10とかを指すんだけど、暖かくなって来るに従ってだんだん下がって来て、真夏になれば3とか4とかになる。だから、1月、2月がピークで、だんだん下がって来て、今は7くらいの感じだった。

そんな先週、ナナナナナント! お仕事でお世話になってる人から、カニが送られて来た! それも、カニの詰め合わせだ! こっちから何か送るんなら分かるけど、ふだん、お世話になってる人から、カニまでお世話になっちゃったってワケだ。それで、さっそく発泡スチロールの箱を開けてみると、ズワイガニが2匹と、タラバガニが1匹入ってた。ホントは、カニって、1パイ、2ハイ、3バイって数えるみたいだけど、そんな単位は使い慣れてないので、1匹、2匹、3匹で行くけど、夢にまで見たカニが、3匹も入ってた!‥‥って言うか、厳密に言えば、カニが2匹とヤドカリが1匹だ。「カニブーム到来」にも書いてあるけど、色んなカニの種類がある中で、タラバガニとハナサキガニは、カニ科じゃなくてヤドカリ科に分類されてるのだ。

こう言うのって、タマにある。たとえば、「サンゴは植物じゃなくて動物」ってのとか、あとは、危険なガケの岩に生えてる「岩茸(イワタケ)」って言うキクラゲみたいなキノコがある。ロープを伝ってガケを降りてって、命がけで採るから、すごく貴重で高価な珍味になってるけど、コレって、ホントはキノコじゃなくて、地衣(ちい)類って言う菌類の一種なのだ。簡単に説明すると、キノコは単体の生物だけど、イワタケの場合は、「藻(も)」と「菌」の共生植物なのだ。菌は空気中から得た水分を藻に供給して、藻は光合成で得た栄養素を菌に供給して、2つの生物が助け合って生きてるってワケだ‥‥なんてプチ情報も折り込みつつ、あたしは、さっそく、夢だった「カニ祭」を開催することにした。

「カニ祭」って言っても、ただ、カニを食べるだけだし、昔から「カニを食べると無口になる」って言われてるように、「祭」って呼ぶには静かすぎて盛り上がりには欠けると思うけど、とにかく、冷蔵庫からとっておきの「スーパードライ」を2本出して、いつものスーパーで「のどごし生」を4本買って、チャリで母さんのとこに向かった。母さんもあたしもカニは大好きだし、母さんもあたしもずいぶん丸ごとのカニなんて食べてないから、2人ともワクワクだった。

ちなみに、ズワイガニの漁期って、11月6日から3月末までって決まってるから、このカニは、少なくとも1ヶ月以上前に水揚げされたもので、生きてるうちに大きなお鍋で茹でられて、そのまま冷凍されて、あたしに食べられるために、巨大な冷凍室の中でじっとしてたってワケだ。そして、ついに、あたしに食べられる日がやって来たってワケだ。よ~し! そこまで言うんなら、期待に応えてシッカリと食べてやろうじゃないか!‥‥って、別に、誰も何も言ってないんだけど、イキゴミとしては、こんな感じだった。

‥‥そんなワケで、あたしは、母さんと、ズワイガニを1匹ずつ食べた。足にはプリプリの身がタップリと詰まってたし、胴体には身もカニミソもタップリ詰まってたし、ものすごく美味しかった。ただ、丸ごとのカニなんて食べたのは何年ぶりかなので、箱に入ってた「カニの美味しい食べた方ガイドブック」の説明を見ながら、久しぶりに胴体をガバッと外したら、中が、ナニゲにエイリアンの幼虫の時みたいで、ナニゲに昆虫チックで、不気味な感じがした。

だから、あたしは、頭の中に浮かんだエイリアンの幼虫とか、カブトムシを裏から見たとこの絵とかを掻き消して、ガンダムとかを思い浮かべた。生き物だと思うから、想像が昆虫系に流れちゃうのであって、ロボットだと思えば、何も恐くない‥‥って言うか、ガンダムはロボットじゃなくてモビルスーツだから、ガバッと外した胴体の一番上のとこの気持ち悪い部分は、アムロってワケだ(笑)

それで、あたしは、ガイドブックの説明通りに、カニを分解したワケだけど、この説明書は、カニの種類によって、それぞれの分解の手順が、写真つきで親切に書いてあった。ここまで親切なら、表紙に「永久保存版」て書いてあったのもうなづけるってもんだ。で、あたしは、このガイドブックのオカゲで、カニのお腹の下のとこの、キャタピラみたいな、お店を閉店する時のシャッターみたいな部分を「ふんどし」って呼ぶことを知ったし、エラのことを「ガニ」って呼ぶことも知った。


「ボイルズワイガニのさばき方」

1 「足を切り離します。」
まず軍手などをはめ、足の付け根にハサミを入れ、切り離します。

2 「ふんどし・甲羅を外します。」
ふんどし(腹部の三角の部分)を切り取ります。腹部を押さえ、甲羅に親指をかけ、カニミソがこぼれないように気を付けて甲羅を外します。

3 「ガニを切り取ります。」
足の付け根にある「ガニ」と呼ばれるエラ(灰色のビラビラしたもの)は食べられませんので、ハサミで切り離します。

4 「抱き身を切ります。」
抱き身に付いている目、口などを切り取り、半分になるように切ります。足の切り口に対して縦になるように、更に半分に切ります。

5 「足に切れ目を入れます。」
細い部分は裏側に1本切れ目を入れます。太い部分は、表側に2本の切れ目を入れます。

6 「殻を剥きます。」
太い部分の殻を、足先から剥がします。身が取れないように気を付けてください。

7 「カニ爪を半分に切ります。」
カニ爪の部分は、表側に2本の切れ目を入れ、上側に殻を折り取ります。殻が固いので気を付けてください。

8 「盛り付けて出来上がり。」
後は盛り付けて、お好みでお召し上がりください。お好みでレモンやカニ酢などを添えて。ミソを食べた後の甲羅に日本酒を入れてコンロを温めると、美味しい甲羅酒が楽しめます。


‥‥そんなワケで、あたしは、甲羅酒は飲まなかったけど、食べ終わったカラを大きなお鍋に入れて、お水を入れて、コトコトと煮込んで、カニのダシをとった。それで、そのダシを使って、カニ雑炊を作った。これがまた美味しくて、母さんと2人でお腹がパンパンになった。さらに、次の日には、あたしのアイデアで、このカニのダシを使って、サッポロ一番の塩ラーメンを作ってみた。沸騰させたカニのダシで麺を茹でて、そこに粉スープを入れた。それで、ドンブリに移してから、長ネギと、ノリと、紅ショウガと、白ゴマをトッピングした。そしたら、これがまたまた美味しくて、ちゃんとカニ味の塩ラーメンになって、母さんにも好評だった。これで、1年4ヶ月にも及ぶ、あたしの夢だった「カニ祭」は終焉を迎えたワケだけど、フリーザーには、まだ、「タラバガニ」がある。だから、近いうちに、母さんと、今度は「ヤドカリ祭」を開催しようと思う今日この頃なのだ(笑)

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お知らせです。

5月9日付の日記内で紹介した読者からのメール内の「横浜マリノスのゴールキーパー」は、川口と言う選手ではありません。このメールに書いてある名前も、他の2人に確認した名前も、別の選手です。「川口選手なんですか?」というようなメールが、今朝までにたくさん届きましたので、一応、お知らせしておきます。

「横浜マリノスの選手が20人くらい参加していた」ということは、3人の参加女性の他に、該当ホテルからの証言も取れていますし、100%事実です。また、このハレンチな宴会を企画した者の名前、セッティングした者の名前、手伝った者の名前もすべて把握しています。

それから、「●●選手というのは誰ですか?」というようなメールを送って来られても、いっさいお答えすることはできません。そんなメールに答えられるのなら、最初から実名で書いています。ただし、警察などから正式に情報提供の要請があれば、すべて実名をお知らせします。

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2006.05.08

菊川怜と青田典子の愛人逮捕!

Nishi
「山口組系後藤組長逮捕 菱和クリエイト社長らも」(共同通信)

東京都渋谷区のビルをめぐり不正な登記をしたとして、警視庁組織犯罪対策4課は8日、電磁的公正証書原本不実記録・同供用容疑で指定暴力団山口組系後藤組組長の後藤忠正容疑者(63)=静岡県富士宮市=と、東証2部上場のマンション販売「菱和ライフクリエイト」社長西岡進容疑者(52)=東京都港区六本木=ら10人を逮捕した。
同ビルをめぐっては暴力団が関与するトラブルが相次ぎ、今年3月にはこのビルの不法占拠者対策を担当していた不動産会社顧問の野崎和興さん=当時(58)=が殺害される事件が起きており、同課が関連を調べる。
後藤容疑者は容疑を否認。西岡容疑者は「よく分かりません」と供述しているという。
ほかに逮捕されたのは菱和ライフクリエイト社員2人、同関連会社役員と、後藤組関連企業の元社長で後藤容疑者の長男正人容疑者(36)=東京都世田谷区北沢=ら。


‥‥そんなワケで、菱和ライフクリエイトの西岡進って言えば、菊川怜や青田典子を愛人にしてたことでオナジミのエロオヤジなので、今ごろ、青田典子も、「オ~!ジ~ザス!」って叫んでることだろう‥‥って言うか、菊川怜は、このニュースを今週の「バンキシャ!」で報道するんだろうか? するわきゃないよな(笑)


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ヨーロッパGP

F1の第5戦、ヨーロッパGPは、まるで前回のサンマリノGPの続きのようで、素晴らしいレースだった‥‥って、まずは感想から書いちゃうけど、昔の良かった時代の放送に戻ったみたいで、レース自体も素晴らしかったし、放送も楽しめた。細かい部分では、まだまだ色々と不満もあるけど、それでも、去年までの異常に過熱したタクマ祭りのバカ放送や、今季の第3戦までの過剰なジャパン連呼に脱力してたあたしとしては、前回からの落ちついた放送は、ホントに嬉しい。

特に、実況の西岡孝洋アナが良かったし、解説が片山右京から森脇基恭に代わったことも良かった。ミツユビナマケモノ(伊藤利尋アナ)も、悪くはないんだけど、F1を好きすぎちゃって、自分がコーフンして噛み噛みになっちゃったり、寝不足で実況する時はボロボロだし、波がありすぎる。それに比べて、西岡孝洋アナは、ヨケイな知識が無いぶん、ペラペラしゃべられてもウザくない。「ヨーロッパGP」のことを「ヨーロップGP」って言っちゃっても、ナニゴトも無かったかのように進めるとこも、観戦に忙しくていちいちツッコミを入れてるヒマのないあたしにとって、すごく助かった。

フジテレビの局アナが、民放イチの噛み噛み王者なのは今に始まったことじゃないし、女子アナに至っては、小学生レベルの漢字も読めないんだから、今さらフジテレビにちゃんとした放送なんか期待してないけど、画面から目を離せないF1で、実況アナが噛むたびにそこで立ち止まって引っかかってると、気になって観戦に集中できない。だから、この西岡孝洋アナみたいに、噛んでも自己スルーしてくれると、こっちは助かる。ようするに、あたしが求めてるのは、素晴らしい実況や解説じゃなくて、あたしの観戦のジャマをしない実況であり、解説なのだ‥‥なんて思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、まずは、スターティンググリッドをダダッと書いとくので、興味の無い人は飛ばしてちゃぶだい。


1.アロンソ(ルノー)
2.シューマッハ兄(フェラーリ)
3.マッサ(フェラーリ)
4.バリチェロ(ホンダ)
5.ライコネン(マクラーレン)
6.バトン(ホンダ)
7.トゥルーリ(トヨタ)
8.モントーヤ(マクラーレン)
9.ヴィルヌーブ(ザウバー)
10.シューマッハ弟(トヨタ)
11.フィジケラ(ルノー)
12.クルサード(レッドブル)
13.ハイドフェルド(ザウバー)
14.リウッツィ(トロロッソ)
15.クリエン(レッドブル)
16.アルバース(ミッドランド)
17.スピード(トロロッソ)
18.モンテイロ(ミッドランド)
19.ウェバー(ウィリアムズ)
20.佐藤琢磨(スーパーアグリ)
21.モンタニー(スーパーアグリ)
22.ロズベルグ(ウィリアムズ)


ヴィルヌーブが、予選での走行に問題があったとして、1グリッド降格させられたり、他にも、ロズベルグの降格とか、トゥルーリのマシンの不具合とか、色々とあるんだけど、そんなことまで書いてたら、マジで恋する5000文字 by 広末涼子を超えちゃうから、その変はサクッとショートカットして、トットと決勝をスタートさせたいんだけど、その前に、今回のヨーロッパGPが行なわれたサーキット、ドイツの「ニュルブルクリンク」について、簡単に説明したいと思う。

フィジケラのことを「フィジコ」って呼ぶようなF1ファンは、このニュルブルクリンクのことを「ニュル」って呼ぶんだけど、あたしは「ニュル」なんて背中とかワキ腹とかがくすぐったくなっちゃうから、ちゃんと「ニュルブルクリンク」って呼ぶ。で、このサーキットを作ったのは、ナナナナナント! あの、ヒトラーなのだ‥‥って言うか、作ったのは一般市民なんだけど、作らせたのがヒトラーなのだ。第一次世界大戦に負けたドイツは、失業者があふれちゃって、その失業者たちに仕事を与えるために、ヒトラーが、巨大サーキットの建設を命じたってワケだ。このニュルブルクリンクには、20キロ以上もある巨大な北コースと、5キロちょっとの南コースがあるんだけど、F1は、当然、南コースで行なわれる。もうちょっと詳しく書くと、1周5.148キロのコースを60周して行なわれる。

それで、このニュルブルクリンクは、ホンダにとっては特別なサーキットで、今から42年前の1964年8月2日に、ホンダのF1は、このサーキットでデビューしたのだ。あたしは生まれてるワケないし、テレビで放送したのかどうかも知らないけど、写真とかなら見たことがある。あの、チクワにタイヤをつけたみたいな、ハマキ型のF1だ。でも、この時のレースは、20キロ以上もある北コースのほうで行なわれた。だから、正確には「同じサーキット」じゃないんだけど、それにしても、40年以上を経た今も、遥かに進化したホンダのマシンが、同じニュルブルクリンクを疾走してるってことに、ホンダが嫌いなあたしでも、リトル感慨を覚える。

‥‥そんなワケで、やっとのことでスタートしたヨーロッパGPの決勝戦なんだけど、せっかく4番グリッドの好位置からスタートしたバリチェロは、ハレホレしてるうちに、ライコネン(マクラーレン)や、チームメイトのバトンにまで抜かれ、あっと言う間に順位を下げた。前回もそうだけど、ホンダのマシンの能力不足は、ケッコー痛い。バリチェロは、高性能のマシンを力でねじ伏せるようなドライブが持ち味だから、能力不足のマシンをいたわりながらのドライブには、まだ慣れてないみたいだ。

1コーナーへの突っ込みで、バリチェロをパスしたバトンとライコネンを比べると、バトンが天才的なライン取りで前に出たのに対して、ライコネンは左右にマシンを振りながら隙間を探して、左サイドから一気にインにつけるって言う、余裕のパワーを見せてた。これは、マクラーレンだからできるワザで、ホンダのマシンじゃムリな話だ。だから、バリチェロがルノーやマクラーレンに乗ってれば、少なくとも、この2台にパスされることはなかっただろう。

で、後方のダンゴ集団では、スピンしたリウッツィ(トロロッソ)にクルサード(レッドブル)が突っ込んで、仲間同士でアイタタタタ!‥‥って感じ。それで、リウッツィは、リアタイヤがパンクしたまま走ってたんだけど、ピットに戻る前に、10コーナーの真ん中でストップしちゃった。このオカゲで、セーフティーカーが入って、トップのアロンソと2番手のシューマッハ兄との差が無くなり、ラッキー!クッキー!八代亜紀!ってことになった。

最初の川井ちゃんの話だと、アロンソは軽いから14周目くらいに1回目のピットストップをする3ストップ作戦、それに対して、1秒近く遅かったフェラーリは2ストップ作戦だろう‥‥みたいなことを言ってたから、その通りだとしたら、アロンソが1回目のピットストップをしてる間に、シューマッハ兄とマッサがどこまで差を広げられるかってことが勝負の分かれ目になる。だから、このセーフティーカー導入は、スタートからがんばったアロンソの努力を水の泡にしちゃうワケで、あたし的にはワクワクでドキドキの前ぶれだった。

それなのに、ああそれなのに、それなのに‥‥って、俳句っぽく嘆いちゃうけど、14周どころか、15周しても、16周しても、アロンソはピットに入らない。何だよ、川井ちゃん! あたしは、川井ちゃんが鈴木保奈美と結婚する前も、鈴木保奈美と結婚してからも、鈴木保奈美と離婚したあとも、鈴木保奈美がとんねるずのブリジストンと再婚したあとも、ずっと川井ちゃんの言うことを信じて来たのに、こんなところで裏切られちゃった‥‥なんてことも言ってみつつ、アロンソは、思ったよりもガソリンを積んでたみたいで、17周目でようやくピットに入った。で、同時にマッサも入ったから、こりゃあマッサはマズイ状態だし、シューマッハ兄も厳しくなっちゃった。

アロンソは、ピットに入る前の一番軽い状態でも、あんまりラップが上がんなかったから、何か問題でも起こってんのかな?って思ってたんだけど、ピットでフロントウイングを調整して下げてたから、オーバーステア気味なのを腕力で押さえつけて走ってたみたいだ。これで、ますますルノーが有利になって、フェラーリが不利になった‥‥って言うか、ここまで来る前に、ウェバー(ウィリアムズ)がコースアウトしてリタイアしたり、後方でも素晴らしいバトルが展開されたりしてるんだけど、その変もすべてサクサクッとカットしつつ、レースは進む。

で、1周遅れでピットに入ったシューマッハ兄は、7秒9のまあまあのタイムでピットを出たんだけど、やっぱりアロンソに抑えられちゃって、順位に変動なしってワケで、すべては次のピットにかかって来た。ホントは、バリチェロのピット作業とかもレポしたいのに、CMが明けたら7周ぶんもカットされてて、ほとんどのマシンの1回目のピット作業を放送してくれなかったから、ジンジャエールだ。

‥‥そんなワケで、色んなこともありつつ、バリチェロがどこで何をやってんのかも分からないまま、レースは中盤に入り、ハッと気づいたら、ピットロードの出口の先で、バトンのマシンが止まってる。そして、すぐあとに、今度はスーパーアグリの井出らっきょに代わったモンタニーのマシンが止まって、燃え出した。このあと、タクマもリタイアしちゃったから、ホンダのエンジンを積んだ4台のマシンのうち、3台がオッペケペーになっちゃって、完走できたのはバリチェロだけってことだ。う~ん、ホンダっていったい‥‥。

そーこーしてるうちに、トップのアロンソが、残り22周で2回目のピットストップをしたんだけど、これが、8秒8もかかっちゃった。それで、コースに戻ったアロンソは、必死で飛ばした。2番手のシューマッハ兄も、32秒台前半のファステストラップを叩き出して、久しぶりに観る王者の走りだ。この辺で、あたしのコーフンは、ジョジョの奇妙な‥‥って、これはもういいか! とにかく、ジョジョに熱くなって来て、手に持ってた「のどごし生」の缶が、知らないうちにへこんでた。シューマッハ兄の目の前にアロンソはいないし、アロンソのミラーにはシューマッハ兄が映ってないんだけど、お互いが見えない両者のバトルに、あたしのF1カップの胸は熱くなった。

そして、この新旧王者対決の勝敗を決定づけるのは、シューマッハ兄の2回目のピットストップのタイムだ。8秒以内で作業できれば、シューマッハ兄はアロンソの前に出られる。それで、残り19周でピットに飛び込んだフェラーリは、まるで芸術のようなピット作業によって、ナナナナナント! 6秒8でピットを出た。やった~!あたしは、あまりにもコーフンしちゃって、「のどごし生」の缶を持ってたほうの手でガッツポーズをしちゃって、中身が飛び散ったんだけど、そんことは気にしてらんない。そして、最終コーナーを立ち上がるアロンソを尻目に、真っ赤なフェラーリが、大きく差をつけてコースへと飛び出した。

ああ~! このコーフン! これぞモータースポーツのダイゴミだ! ゴダイゴだ! ガンダーラだ! モンキーマジックだ! タケカワユキヒデだ!ミッキー吉野だ!あとは分かんない!(笑)‥‥ってことで、あたしは、シューマッハ兄は好きじゃないけど、前回と今回の走りは、あまりにもシビレちゃった。前回のサンマリノGPでのポール・トゥ・ウィンも素晴らしかったけど、今回は、フロントローからスタートして、アロンソを抑えての優勝だから、こんなに素晴らしいことはない。あたしの場合は、好きなドライバーはホンダのバリチェロだけど、ホンダのマシンはヘボイし、ホンダチームはだらしなさすぎるから嫌いで、マシンとしてもチームとしても一番好きなのはフェラーリだ。あとは、マシンのカラーリングだけだと、マクラーレンのガンメタ×赤ってのが好きだけど、メルセデスやBMWは好きじゃない。

だから、阪神ファンが、阪神だけを応援して、阪神に関することはすべて肯定するってのとは違って、あたしの場合は、バリチェロを応援しつつも、フェラーリも応援してるし、マクラーレンも応援してるし、ルノーだって応援してる。ようするに、みんながんばって、素晴らしいレースを繰り広げてもらいたいってことだから、たとえ嫌いなトヨタだって、素晴らしいパフォーマンスを見せてくれれば、「すごい!」って思ってコーフンしちゃう。

‥‥そんなワケで、優勝はシューマッハ兄(フェラーリ)、2位はアロンソ(ルノー)、3位は初表彰台のマッサ(フェラーリ)、4位はライコネン(マクラーレン)、5位はバリチェロ(ホンダ)、6位はフィジケラ(ルノー)、7位は最後尾からスタートしたルーキーのロズベルグ(ウィリアムズ)、8位はヴィルヌーブ(ザウバー)で、ここまでがポイントを獲得。あとは、トゥルーリ(トヨタ)、ハイドフェルド(ザウバー)、スピード(トロロッソ)、モンテイロ(ミッドランド)、アルバース(ミッドランド)までの13台が完走して、残りの9台はリタイアっていうサバイバルレースだった。素晴らしいパフォーマンスを魅せ、母国ドイツで今季2勝目をあげ、両手の人差し指を天に突き上げたシューマッハ兄は、サイコーにカッコ良かった。そして、マシンを降りて、シューマッハ兄と固い握手をして、お互いの健闘を讃え合ったアロンソも、ホントにカッコ良かった。どっかのチンピラボクサーと違って、試合中はどんなに熱くバトルしても、試合が終わったらライバル同士がリスペクトしあう、これこそがスポーツマンシップなんだって、改めて感動した今日この頃なのだ。


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2006.05.06

亀ちゃんとエビちゃん

今日、夜の7時すぎにテレビをつけたら、だんご3兄弟‥‥じゃなくて、マルちゃん四兄弟‥‥じゃなくて、亀田3兄弟のボクシングが始まったとこだった。色んなバラエティーとかで、チンピラみたいなカッコで威勢のいいタンカをきってるとこは見たことがあるけど、ボクシングの試合は見たことなかったから、ホントにそんなに強いのかどうか、ちょっと見てみることにした。それで、最初は、弟のほうの試合だったんだけど、頭を低くしてもぐり込んで来た相手に対して、右のグローブで後頭部を押さえつけて、相手の背中のほうから、ワキ腹をガンガン殴って、ダウンさせた。

あたしは、ボクシングのことは良く知らないけど、必ず正面から打たなくちゃいけなくて、横からとか後ろから打つのは反則だってことや、片方の手で押さえつけて打つのも反則だってことくらいは知ってる。だから、「あらららら~反則じゃん!」なんて思ったのもトコノマ、何だか知らないけど、レフェリーは反則をとるどころか、そこで試合をストップさせちゃって、亀田弟のTKO勝ちだって! なんだこりゃ? 挙句の果てには、リングの上で歌まで歌いだしたもんだから、あたしは、あまりにもバカバカしくなって、チャンネルを替えちゃった。そのあとには、亀田兄のほうの試合があったみたいだけど、こんな子供騙しの八百長なんか、バカらしくて見てらんない。

あたしは、ボクシングだったら、ユーリ・アルバチャコフとか、大橋秀行とかみたいな、テクニックとスピードと根性がそろってるボクサーが好きだから、ガキのケンカみたいなのは見たくない。どんな格闘技でも、相手をリスペクトして、試合が終わったら抱き合ったり、握手したりするのがスポーツマンシップであって、倒した相手にガンを飛ばすなんて、コンビニの前にタムロッてるガキどもと変わらないと思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、知らない人のために説明しとくと、ロシアにはプロボクシングがない。だから、ユーリ・アルバチャコフは、わざわざニポンに来て、ニポンの協栄ジムに所属して、ニポンの選手として試合をしてた。それで、ニポンの選手として試合をするのに、「アルバチャコフ」って名前がニポン人には覚えにくいってことで、協栄ジムから出た世界王者、海老原博幸にあやかって、「ユーリ海老原」って名前にしてた時期がある。本人はイヤがったんだけど、会長さんがつけたらしい。

それで、何で本人はイヤがったのかって言うと、ロシア語で「エビ」ってのは、「女性の性器」のことだからだ。大昔に、ボボ・ブラジルって言うプロレスラーがいて、この「ボボ」ってのが、九州のほうの方言で「女性の性器」のことだったから、九州で試合をする時はたいへんだったなんて話を聞くけど、「ユーリ海老原」ってのは、これとは反対で、試合を見てるニポン人たちには普通の名前なのに、試合をしてる本人のほうが、イヤでイヤでたまんない名前だったのだ。

他にも、ニッサンのワンボックスカーで、「キャラバン」と「ホーミー」ってのがある。同じ形なんだけど、販売店の違いで、名前だけが違う兄弟車だ。それで、ずいぶん前のことだけど、何人かでブラブラしてた時に、その中に、沖縄から東京に来たばかりの男の子がひとりいた。それで、道路のワキに停まってたニッサンのホーミーを見つけて、「東京の車はすごい名前だね!」って言うから、何のことなのか聞いてみたら、沖縄の言葉では、「セックス」のことを「ホーミ」って言うって教えてくれた。だから、歌で、「Hold me tight」とか「Hold me touch me」とかって歌詞は、「ホ~ミ~タ~イ」とか「ホ~ミ~タッチミ~」とかって聞こえるから、沖縄の人にとっては、たいへんなことらしい。

で、逆に沖縄では、東京での「女性の性器」の呼び名は使わないから、「漫湖(まんこ)」って言うものすごい湖がある。そして、この湖のあるところは、「漫湖公園」て言う公園になってる。それで、この湖の名前だけでもブットビなのに、りっちゃんの通ってた学校が、この湖の近くだったから、学校の校歌が、「漫湖のほとりにそびえ立つ~」とかって歌詞だったらしい。何がそびえ立ってんじゃい?って聞かれても、それはもちろん「校舎」なんだろうけど、あまりにもデンジャーすぎる校歌だ。だけど、校庭に全校生徒が並んで、この校歌を歌ってたんだよね‥‥って言うか、りっちゃん、MAXのメンバーとしてデビューしてからも、この校歌をテレビで歌ってたし(笑)

ちなみに、この話は前にも書いたことがあるんだけど、この湖は、ヘドロみたいなので汚れてて、これじゃあいけない!って思った地元の人たちが、何年か前に、「漫湖をきれいに!」ってスローガンのもと、クリーン作戦を始めたのだ。だから、色んな場所に、「漫湖をきれいに!」って貼り紙がしてあったそうだ。まあ、漢字で書いてあるからいいけど、言葉に出して読まれちゃった日にゃあ、東京からの観光客はたいへんなことになっちゃって、思わず、「いんぶビーチ」に泳ぎに行っちゃうことウケアイだ。

‥‥そんなワケで、話はクルリンパと戻って、ボクサーのユーリ海老原だけど、どうしても自分の名前の中に「女性の性器」が入ってることがイヤでイヤでたまんなくて、会長さんに何度も頼み込んで、とうとう「ユーリ・アルバチャコフ」って名前に戻してもらった。それで、ちょっとでもニポン人ぽくするために、「勇利アルバチャコフ」ってアテ字にした。

だけど、そのものズバリの「エビ」じゃなくて、「エビハラ」って名前だったんだから、名前の一部に入ってるだけなのに、それでもこんなにイヤがったのは、どうしてだろう?って思ったんだけど、その答えは簡単に分かった。ニポンの場合なら、同じ「女性の性器」でも、東京での呼び名、大阪での呼び名、九州での呼び名、沖縄での呼び名、それぞれが違う。他にも、地方によって、色んな呼び名があると思う。だから、「ボボ・ブラジル」って言っても、恥ずかしがるのは九州の人だけで、東京のあたしはぜんぜん恥ずかしくもないし、他の地方の人も同じだろう。つまり、一部の地域の人だけが恥ずかしい言葉で、それ以外の多くの人たちは恥ずかしくないってことになる。

だけど、ロシアにおける「エビ」ってのは、全国的に「女性の性器」のことなワケで、ロシア人だったら誰にでも通じるワケで、ボルシチだとかピロシキだとかと同じように、すごくメジャーな「女性の性器」なのだ。だから、ロシアからニポンに来て、がんばってボクシングをしてたユーリ・アルバチャコフとしては、母国ロシアを背負って来てるくらいの意気込みなのに、そのリングネームが「女性の性器」じゃあ、母国で応援してくれてる人たちに顔向けができないって感じだったんだと思う。

‥‥そんなワケで、ものすごく強くて、ものすごくカッコイイ試合を見せてくれたユーリ・アルバチャコフは、無事に名前も元通りになったし、もうとっくに引退してんだから、今さらトヤカク言うこともない。だけど、あたしが、ひとつだけ心配してるのは、あの、死ぬほどまずいマックの「エビバーガー」は、ロシアの人たちから見たら「女性器バーガー」ってワケだし、それを宣伝してる「エビちゃん」は、ロシアの人たちから見たら「女性器ちゃん」ってワケだし、「エビちゃん!エビちゃん!」て騒いでる女の子たちは、ロシアの人たちから見たら「女性器ちゃん!女性器ちゃん!」て騒いでるワケだ。だから、騒ぐのは自由だけど、一度、周囲を見回して、ロシアの人がいないかどうか確かめてから、大声で、「エビちゃん!エビちゃん!」て騒いで欲しいと思う今日この頃なのだ(笑)


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2006.05.05

きっこの月給は?

アメリカでの話だから、ニポンとは多少の誤差があるのかも知れないけど、専業主婦の平均的な労働を賃金に換算してみたら、1年で約13万4000ドル、ニポン円で約1500万円になるっていう試算の結果が出た。これは、小さな子供がいて、その子供の育児と、掃除、洗濯、炊事などをすべて1人でこなしている専業主婦をモデルにしたもので、育児に掛かる時間は保母さんの賃金で計算し、掃除に掛かる時間はハウスクリーニング業の賃金で計算し、洗濯に掛かる時間はクリーニング屋さんの賃金で計算し、炊事に掛かる時間はコックさんの賃金で計算し‥‥って感じで、他にも、車でダンナさんを駅まで送ったりする時間は運転手さんの賃金、庭の手入れをする時間は庭師さんの賃金ってふうに、細かく計算したそうだ。

そうしたところ、専業主婦の1週間の平均労働時間は、約92時間で、サラリーマンの平均就労時間の2倍以上も働いていることが分かった。サラリーマンには休日があるけど、専業主婦にはお休みなんかなくて、毎日13時間以上、1週間ずっと働いてるってワケだ。そして、その労働に対して、正規の賃金を支払うとしたら、1年で約1500万円になるってことで、1ヶ月あたりにすると、約125万円だ。それから、専業主婦じゃなくて、仕事を持ちながら家事もこなしている主婦の場合は、1週間に約50時間を家事のために割いていて、これも同じように試算すると、1年で約8万6000ドル、約980万円になる。

これは、アメリカの雇用情報を提供する「サラリー・ドット・コム社」が、子供を持つ主婦400人を対象にアンケートを実施して、そこから試算したものなので、ある程度の信頼性はある。少なくとも、在日米軍の移転費用が3兆円なんていうデタラメと比べたら、遥かに信用できると思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、最初に書いたように、これはあくまでもアメリカでの話だから、この数字をこのままニポンに当てはめることはできない‥‥って言うか、あたしは、ニポンの主婦400人に聞いたワケじゃないから、想像で言うだけだけど、ニポンの主婦のほうが、アメリカの主婦よりも、1割か2割くらいは多く働いてるよう思うから、1年で1500万円どころか、1800万円くらい払ってもいいと思う。それなのに、年収何百万円かのダンナが、「誰のおかげで飯を食ってると思ってんだ?」なんてノタマッちゃってたとしたら、ザクトライオンで歯でも磨いて出直して来い!‥‥なんてことも言ってみつつ、ま、あたしは主婦じゃないから、文句を言うのはスージー&ザ・バンシーズって感じなんだけど、あたしの生活を賃金に試算してみたら、いったい、どのくらいになるだろう?

たとえば、水槽の黒メダカとクチボソたちには、1日に2回、エサをあげてて、だいたい30秒×2で1分くらいだから、1ヶ月で30分。観賞魚屋さんでバイトするとしたら、きっと時給800円くらいだと思うから、エサの時間だけだったら、1ヶ月で400円だ。でも、その他に、3日に1回、バケツでお水を替えてるし、2ヶ月に1回、水槽の大掃除をするし、タマには遠くの観賞魚屋さんまで、エサや濾過器のフィルターを買いに行ったりしてるから、こう言う時間もぜんぶ足すと、1ヶ月に4時間くらいは、黒メダカとクチボソの世話をしてることになる。だから、時給800円なら、3200円になる。

あと、駐車場の猫たちの世話は、1ヶ月のうちの半分があたしの当番で、朝と晩に30分ずつだから、ザッと計算すると、1ヶ月で14時間になる。それから、時々、キャットフードを買いに行ったりするし、年に何度かだけど、病気やケガ、避妊や去勢の手術とかで、動物病院に連れてく時もあるから、これはアバウトに1ヶ月で2時間てことにして、合計で16時間。それで、猫の世話はお魚よりも大変だから、時給は900円てことにすると、月に14400円てことになる。これはデカイ!

他には、毎日のことって言うと、この「きっこの日記」だ。これは、いつも言ってるように、お仕事の空き時間とかに、ケータイのメールで書いてる。500文字とか1000文字とか、キリのいいとこまで打ったら、自分のパソコンへ送信しておく。それで、空き時間とか休憩時間とかのたびに、チョコチョコと送信しておいて、自宅に戻ってから、何通も届いてるメールをつなぎ合わせて、書き足したり直したりして、日記にアップしてる。だから、自宅での作業時間は1時間くらいだけど、書いてる時間もプラスすると、平均して2時間くらいになる。

だけど、作家の場合は時給じゃないから、2時間でいくらって考えるよりも、何文字でいくらとか、1作品でいくらとか、そう言う感じで計算しなくちゃなんないかも知れない。で、この「きっこの日記」の場合は、毎回が読みきりのエッセイみたいな感じで書いてるから、メチャクチャアバウトだけど、1日2000円くらいは欲しい。ちょっと高く感じるかも知れないけど、2時間で2000円、時給にしたら1000円なんだから、そんなに法外な値段でもないと思う。そうすると、1ヶ月で60000円にもなる。これなら、それこそ、ちょっとしたバイトだ。

あとは、毎日45分から1時間半くらい、平均して1時間はお化粧してるし、夜のスキンケアとか、手足のマッサージとか、ヨーガとか、ストレッチとか、そう言うのをすべて足し算すると、自分の美容のために2時間以上は使ってるし、お化粧に関してはプロがやってんだから(笑)、それなりのギャラをいただくとすると、最低でも1日3000円、1ヶ月で90000円になる。

最後に、お掃除やお洗濯なんかの家事も計算しなきゃなんないけど、これはマトメてやる日もあれば、何にもしない日もあるので、きちんと計算することはできないけど、ものすごくアバウトに、1日1時間半で、月に45時間、時給は900円にして、月に40500円だ。それで、ここまでのぶんを計算すると、208100円、もう20万円を超えてる!

ここまで来たら、もっと何か賃金に換算できるものはないかって考えちゃって、最近、良くやってることを色々と考えてみたんだけど、ここんとこ、良く映画を観てることに気づいた。パソコンテレビの「GyaO」では、「恋戦」と「ロード88」と「いつか、きっと」を観たし、テレビでは「釣りバカ日誌」を観たし、この1週間で、4本も映画を観てる。だから、もしも、あたしが、映画を1本観終わるたびに、「いや~映画ってホントにいいですね~!」って言ってれば、水野晴郎みたく、ギャラが発生してたってワケだ。水野晴郎が、映画1本につき、いくらもらってるのかは分かんないけど、あたしだって、500円くらいは欲しいから、月に10本観ると仮定して、5000円だ。

‥‥そんなワケで、こんなことまで言い出したら、お酒を飲んでるのも「試飲の仕事」になっちゃうし、パチンコを打ってるのも「新台の調査の仕事」になっちゃうし、寝てる時間までもが「ベッドのクッションの耐久性を調べるための仕事」ってことになっちゃって、あたしは、24時間ずっと働いてることになる。そしたら、1ヶ月に720時間も働いてることになって、自給800円なら、ナナナナナント! 1ヶ月で576000円だ!‥‥って、アメリカの専業主婦よりも遥かに少ないじゃん‥‥なんて気づいた今日この頃なのだ(笑)


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2006.05.04

ニポンを牛耳るコイズミ一家

Z695年前、すったもんだの末に、コイズミ内閣が誕生した時は、コイズミはヒーローだった。不景気の真只中に登場したコイズミに、多くの国民が期待をした。この時、コイズミが声高に叫んだのは、「国債発行額を30兆円以内に収める!」ってのと、「社会保障制度の根幹である年金制度の抜本的な改革を断行する!」ってのと、「何があっても8月15日に靖国神社へ参拝する!」って言う公約だった。そして、そのために、国民を苦しめることもあるけど、この国を良くするためにガマンしてくれって言った。それが、「痛みをともなう改革」だって言った。だけど、フタを開けてみたら、歴代の総理大臣と何ら変わらないどころか、皆さんご存知の通り、史上最低の無責任男、口先だけの大嘘つき、前代未聞のノーナシ総理だったってワケだ。

1つ目の公約、「国債発行額を30兆円以内に収める」ってのに関しては、公約を守るどころか、正反対のことをした。コイズミが総理に就任してからの3年半で、ナナナナナント! 「206兆円」もの国債を発行しやがったのだ。この呆れ返るほどの莫大な発行額は、歴代の総理大臣の中でも、2位以下を大きく引き離したワースト1の数字だ。コイズミが就任する前の3年間の発行額は「107兆円」だったんだけど、コイズミは、これを「30兆円以内に収める」って公約した。それなのにも関わらず、減らすどころか2倍にしちゃうなんて、無能って言うか、これじゃあペテン師だ。仮に、30兆円以内に収められなかったとしたって、50兆円とか、70兆円とか、せめてそれまでの107兆円以下にしたんならまだ許せるけど、前よりも悪くしたなんて、公約違反もハナハダしい。

アイフルから100万円借りてて、ホニャララ団まがいの恐ろしい取り立てに苦しんでた人に、「オレに任せれば借金を30万円に減らしてやるよ」って、甘い言葉で近づいたコイズミ。そして、その言葉を信じて任せてみたら、武富士からも50万円、アコムからも50万円借りられちゃって、借金が倍になっちゃったってワケだ。ようするに、コイズミは、何のプランも無かったクセに、できもしないことを口先だけで連呼して、国民を騙して、マンマと総理大臣のイスに座ったってことじゃん‥‥なんて思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、2つ目の公約、「社会保障制度の根幹である年金制度の抜本的な改革を断行する!」ってのに至っては、改革どころか、コイズミ自身の年金保険料の未納や厚生年金への違法加入が次から次へとバレちゃって、野党から攻撃されたと思ったのもトコノマ、「人生いろいろ、会社もいろいろ、社員もいろいろ」と来たもんだ。これには、全国民が呆れ果てて、ハレホレ音頭を踊ったことだろう。そして、3つ目の公約、「何があっても8月15日に靖国神社へ参拝する!」ってのも、当然、一度も守ってない。その上、これらの公約を守らなかったことについて、野党から責められると、コイズミ大将軍様は、「この程度の公約を守れなかったことなど大したことじゃない!」って、おいおいおいおい! 公約に、「この程度」も「あの程度」もないんじゃないの?‥‥って言うか、せめて1つくらい守ってから言えよ!

これらの例を見ても分かるように、コイズミにとって、所詮、「公約」なんてものは、選挙に勝つためのパフォーマンスにしか過ぎず、選挙に勝ちさえすれば、あとはやりたい放題ってワケだ。だから、去年の総選挙で、「絶対に消費税は増税しない」とか、「絶対にサラリーマン大増税はしない」とかって公約してたけど、これだって今となっては、絵に描いたモチってワケで、すでに消費税の大増税も、サラリーマン大増税も、目の前に迫ってる。

だから、去年の総選挙の時に、民主党は、コイズミのマネをした低脳パフォーマンスなんかしないで、「自民党が勝ったら、障害者自立支援法案や共謀罪法案など、何度も廃案になってる悪法が復活しちゃう」ってことをキチンとアピールすべきだったのだ。それなのに、自民党もバカなら、民主党はもっとバカだったってワケで、バカ対大バカなら、バカのほうが勝つのは当然だろう。自民党には、ライブドアやヒューザーなどの悪徳企業とベッタリの安倍晋三もいれば、生き恥をさらしまくってる武部ブタもいるし、イラクの場所も知らないクセに自衛隊派遣を推進しまくってた山本一太みたいな大バカもいるんだから、ツッコミどころは満載なのに、それでも勝てない民主党って、まるでギャグマンガみたいだ。所詮は、民主党なんて、自民党の派閥の1つみたいなもんだから、マヌケなのはジンジャエールなんだけどね。

‥‥そんなワケで、障害者や病人、老人や子供など、社会的弱者ばかりを轢き殺しながら暴走し続けるコイズミエキスプレスが、この4年半のコイズミ改革で絞り取ったのが、約2兆9000億円になる。そして、売国奴コイズミの母国、アメリカ様が、在日米軍の移転のために、ニポンに要求してる金額が、3兆円だ。ようするに、コイズミに騙されて、10万人以上の国民が生活苦から自殺をして、それでも絞り取られ続けてきた、全国民の4年半の苦しみが、すべてアメリカ様に上納されるってワケだ。サスガ、ブッシュの忠実なる飼い犬、コイズミ、ちゃんと役目を果たしてるじゃん。

だけど、何をやらせても中途半端で、責任のカケラも持ち合わせてないコイズミは、これほどニポンをメチャクチャにしたクセに、9月の任期切れに向けて、すでにフェードアウト状態に入ってる。ようするに、あとは野とかれ山となれってワケで、このゴールデンウィーク中も、ノンキにアフリカ旅行を満喫しちゃってる。で、バカの留守中に、次なる総理大臣のイスを狙ってる同じ穴のムジナどもが、コイズミ様に忠誠を誓いつつも、プチ批判とかをしてみたりして、コソクなアピール合戦をしてるってワケだ。

たとえば、アメリカからの3兆円の要求に対して、安倍晋三は、「途方もない金額だ」とか言ってみたり、フロッピー麻生は、「根拠が分からない」とか言ってみたり、海の向こうのコイズミ様に聞こえないように、小声でボソッと発言してる。だけど、アメリカ様のゴキゲンをナナメにさせられないから、フロッピー麻生なんか、大慌てで、ライスおばさんに、「できるだけ早期の狂牛肉輸入再開」を勝手に約束しちゃう始末。やっぱり、マンガしか読んでないバカなんかに外交をやらせるのも、考えものだよね。

で、役立たずとは言え、一応は、外務大臣だの官房長官だのの肩書きを持ったマリオネットどもからプチ文句を言われちゃったもんだから、ローレス米国防副次官は、ソッコーで、「この前、3兆円て言ったのは、ちゃんと計算した金額じゃなくて、あくまでも大ザッパなものだ」って言って、お茶を濁した。だけど、相手は、狂牛病のヘタリ牛を20頭も食肉の中に混ぜておきながら、「あれはヘタリ牛じゃなくて、床で滑って転んで骨折したから歩き方がおかしかったのだ!なのだったら、なのなのだ!」なんて言ってる、バカボンのパパみたいなアメリカ人なんだから、3兆円が大ザッパな数字だったら、今度は5兆円て言ってくるかも知れないだろう。そうじゃなかったら、「最初に3兆円て言っておいて、アトから2兆円て言えば、すごく安くなったように感じるだろう作戦」なのかも知れない。

どっちにしても、いくら大ザッパだって言ったって、マサカ、3兆円が3000億円になるワケはなく、沖縄の辺野古に強引に作ろうとしてる殺人滑走路の建設費だけでも1兆円なんだから、グァムへの移転だの何だので、最低でも2兆円以上、国民1人あたり2万円近くのお金をアメリカに巻き上げられるワケだ。そして、われらがコイズミ大将軍様はと言えば、そんなことはどこ吹く風で、アフリカの国に何千億円もバラ撒きながら大名旅行を続けてる上、帰国後にはさっそく、沖縄の稲嶺県知事を丸め込むために、会談をするってノタマッた。それにしても、コイズミって、いったいどこの国の総理大臣なんだろう? 沖縄の人たちの立場に立って、アメリカ側を説得するってのなら理解できるけど、アメリカのゴキゲンをとるために沖縄県知事を説得するって、何だこりゃ?って感じだ。

‥‥そんなワケで、コイズミは、アメリカのゴキゲンをとるために、天文学的な税金を使ってイラクへ自衛隊を派遣し続けたり、何十人ものニポン人を拉致されてる北朝鮮にまで莫大な送金をしてみたり、世界中の色んな国にお金をバラ撒き続けたりしてるワケだけど、そのシワヨセはどこに来てるのか、そして、この4年半のコイズミ改革がもたらしたものは何なのか、それを証明するために、ここで、1通のメールを紹介したい。


お名前:●●●●●
E-mail:xxxxx@xxxxx.ne.jp
コメント:きっこさん、初めまして。●●県に住む●●と申します。毎日のブログ楽しく読ませて頂いています。お忙しい中、きちんと調べて分りやすく今の世の中を教えて下さること、感謝しています。きっこさんの弱い人たちへの限りない愛情を感じ、今回、メールさせて頂きました。私の息子は重い障害を持って生まれました。始めは障害があることが悲しく不安でしたが、息子のおかげでたくさんの優しい方に出会い、普通では体験できないことをさせてもらいました。息子のおかげで自分があると感謝して在宅介護する中、13年間一生懸命生きてくれ、突然のことでしたが、家族だけの在宅介護の限界か、私が夕飯の買い物に30分でしたが外出した時に、痰を詰まらせてしまい、昨年12月亡くなりました。今も息子と一緒に生きている・・そんな気持ちです・・きっこさんもお母さんの介護のご経験があると日記で読ませて頂いて、勝手ですが心通じると思っています。在宅介護の限界を感じながら、家で一緒に暮らせたのは幸せだったと思いますが、この度の小泉政権の弱いものへのダメージは本当に大きく、4月から実際に施行された障害者自立支援法によって、一生懸命に自宅で家族を介護している人たち、障害者自身も、きっこさんが言われた通り、本当に経済的にも体力的にも悲しい窮地に追いやられています。私自身も、自民党色の強い●●県の行政に、何回も何回も足を運び、支援法の廃止を訴えてきましたが、そのたびに「大変だね~頑張ってるね~ご苦労さん」と追い返されてきました。唯一在宅の障害者に保証されていた支援費も「社会で健常者と一緒に暮らしたいなら払いなさい、それが日本の平等だ」と厚生労働省の人が会合で言われ、私のお友達は、「お金がないので、子供と死ぬしかないのかな・・・」と本当に悩み苦しんでいます。私も息子が生きていたら、同じ思いをしたのでしょう。息子が自ら、私に迷惑かけたくないと逝ったのではと思うと、本当に心苦しく、息子の思い、訴えを何か、私にも出来ることはないかと、行政の力を借りずに頑張っている通所施設にボランティアに行くことにしました。長々と書いてすみません。きっこさんに読んで頂き嬉しいです。これからも毎日毎日応援しています。ドライアイお大事にして下さいね。


障害者を家族に持つ人からも、障害者自身からも、たくさんのメールが届いてるけど、この1通が、すべてを代弁してるので、紹介させてもらった。ヨソの国にはお金をバラ撒き続けてるのに、この国の中には、「お金がないので、子供と死ぬしかないのかな・・・」と言ってる人たちが数え切れないほど存在してる。そして、現実に、毎日100人前後の人が生活苦から自殺し続けている。15分に1人、この日記を読んでる間にも、ニポンのどこかで、誰かが自殺してるのだ。政府は、表向きの少子化対策なんかをする前に、生活苦で自殺して行く人たちを何とかするほうが先なんじゃないの? でも、この現実こそが、コイズミ改革がもたらした「格差社会」の実態なんだよね。

実は、この、全国の障害者やその家族を苦しめてる悪法、「障害者自立支援法」と、ほとんど同じ法案が、今から11年前に、アメリカで施行された。それで、どうなったかって言うと、150万人近い障害者が住む場所を失ってホームレスになり、その中から多くの自殺者が出た。また、犯罪者のエジキになった者も多く、逆に、自らが生きるために犯罪を犯してしまい、刑務所に行った障害者も、約30万人もいる。これが、アメリカにおける障害者自立支援法ができてから、5年後のアメリカの実態なのだ。

‥‥そんなワケで、アメリカでも大失敗した前代未聞の悪法、「障害者自立支援法」に続き、今度は、国民の言論を封じ込め、何もしてない人までを逮捕できるトンデモ法、「共謀罪法案」が、ニポン最大の凶悪なホニャララ団、「コイズミ一家」によって、強引に可決されようとしてる。今まで何度も廃案になって来た悪法なのに、コイズミの任期切れが迫ったこんな時期に、ロクに議論もせず、大慌てで可決しようとしてる自民党。この4年半のコイズミ茶番劇場の化けの皮がはがれて来たから、次の総選挙での一党独裁も怪しくなって来て、今のうちに国民の言論を封じ込めようって作戦なんだろうけど、こんな法案を強行採決したら、それこそ、次の総選挙で自民党なんかに投票するバカは、1人もいなくなると思う今日この頃なのだ。


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2006.05.03

最近、読み始めた人へ。

ここは、「きっこの日記」のバックアップ用ミラーサイトで、「きっこの日記」の1~2日遅れの記事を掲載しています。そのため、文中の日付なども、1~2日遅れています。

最新の日記は、まず「きっこの日記」にアップしたあと、翌日以降の日付で、この「きっこのブログ」へコピーしていますので、ご了承ください。

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2006.05.02

ミノーイング・ワールド

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最近、仲良くなった児島玲子ちゃんのDVD‥‥って言うか、正しくは、皆川哲さんて言う釣り人のDVDで、それに玲子ちゃんも特別出演してる「ミノーイング・ワールド」なんだけど、それを観た。皆川哲さんが、釣り仲間と、北海道のイトウやサクラマス、宮城県のヤマメ、秋田県のヤマメ、ロシアのシルバーサーモン、シベリアのアムールタイメンなどを釣るんだけど、玲子ちゃんが参加してるのは、秋田県のヤマメとシベリアのアムールタイメンだ。それで、どの魚も、「ミノー」って言う小魚の形をしたルアーを使って釣るから、「ミノーイング・ワールド」ってワケだ。ようするに、色んな種類のルアーがある中の「ミノー」だけを使った釣りのDVDってワケで、他にも、「カルビ」とか「ロース」とか「タン塩」とか色々あるんだけど、このDVDに出てくるのは「ミノー」だけ‥‥って、そりゃあ焼肉だろが!(笑)

‥‥なんて感じで、久しぶりのノリツッコミからスタートしてみたんだけど、「ミノー」だけって言いつつも、北海道の海でサクラマスを釣ってる時には、なかなか釣れなくて、途中でリトル浮気しちゃって、「メタルジグ」って言う金属のルアーも使ってみたりしてる。だけど、結局は、「ミノー」で大物サクラマスを釣り上げちゃうんだから、すごいおじさんだ‥‥って思ったのもトコノマ、続いての宮城県のダムでのヤマメ釣りでは、今度は「スプーン」って言う金属のルアーを使ってる。だけど、ちゃんと、「これはミノーイング・ワールドなんじゃないですか?」なんて言うフォローのナレーションも入ったりしてるソツのなさだ。

で、この皆川哲さんは、玲子ちゃんのDVD、「宮古島ガーラトリップ」で、玲子ちゃんが50キロのGTを釣り上げた時のサポートをしてるから、お互いのDVDに友情出演しあってるって感じで、すごく仲良しみたいだ。それで、どんな人なのかって、玲子ちゃんに聞いてみたら、「もう10年来の付き合いで、2人目のお父さんみたいな人」って言ってた。だから、きっと、すごくステキな人なんだろうな~って思った今日この頃、皆川さん‥‥じゃなくて、皆さん、いかがお過ごしですか?(笑)


‥‥そんなワケで、この皆川哲さんは、とにかく、すごく楽しそうに釣りをするのがステキだ。「え?釣りをしてるのに楽しそうじゃない人なんかいるの?」って思うかも知れないけど、釣り番組ウォッチャーのあたしとしては、「つまんなそうに釣りをする人」や「苦しそうに釣りをする人」が存在することを知ってるのだ。あたしは、楽しそうに釣りをする人とか、楽しそうに楽器を演奏する人を見ると、美味しそうにご飯を食べてる人を見るのと同じで、すごく楽しくなって来る。ようするに、楽しさが伝染してくるってワケだ。だから、つまんなそうに釣りをしてる人とか、苦しそうに楽器を演奏してる人を見るのは、好きじゃないし、なんで楽しいことをしてるのに、つまんなそうな顔してんだろ?‥‥って思っちゃう。

もちろん、一般の人が、お休みの日に、海や川に行って釣りをするんなら、つまんなそうな顔をしてても、苦しそうな顔をしてても、ダッフンだぁ~って顔をしてても、別に、あたしには関係無いし、個人個人の自由だ。だけど、テレビの釣り番組とかDVDとかで、視聴者に見せることを目的として釣りをしてんのに、つまんなそうな顔で釣りをしてる人って、いったい何を考えてんだろう?‥‥って言うか、ディレクターは何を考えてんだろう?

オトトイ放送した「釣りロマンを求めて」が、そのいい例で、せっかく録画しておいて、ワクワクしながら見たってのに、この「つまんなそうに釣りをする人」だったから、見てるこっちもぜんぜん楽しめなかった。何て人か名前は書かないけど、わざわざ北海道まで行って、皆川哲さんと同じに海岸からルアーを投げてサクラマスを狙ってたんだけど、2日も3日も釣りをしたのに、ぜんぜん釣れなかった。釣り番組なんだから、そりゃあ釣れたほうがいいに決まってるけど、相手は「自然」なんだから、釣れない時があるのもジンジャエールだ。そんなこと、こっちだって分かってんだから、釣れたって釣れなくたって楽しそうに釣りをすればいいのに、この人ったら、ぜんぜん釣れなくてアセリ出しちゃって、そのアセリがこっちにまで伝わってくるほどだった。イライラしてんのか、不機嫌なのか、終始、つまんなそうな顔をしてて、その上、周りの地元の人たちが次々に釣り上げちゃうもんだから、しまいにはグチみたいなことまで言い出してた。

それで、不機嫌な男の釣れない釣りなんかをダラダラと放送し続けた挙句に、あたしが何よりも楽しみにしてた、玲子ちゃんのコーナー、「船長と釣りにいこうよ」が無かった! このコーナーは、毎回、必ずやるワケじゃないんだけど、こう言うつまんない釣りの日にこそ、やってくれないと意味がない。このコーナーがあるからこそ、あたしは録画までして見てるのに、何なの、いったい? メチャクチャいっぱい釣れちゃって、いいシーンがたくさん撮れたから、しかたなく玲子ちゃんのコーナーをカットして本編だけにした‥‥ってのなら、まだ納得できるけど、玲子ちゃんのコーナーも無しで、1匹も釣れない釣りをダラダラと流し続ける意図ってナニ? マジで、「なんだ?この番組?」って感じで、プロフィールの一番好きなテレビ番組のとこに「釣りロマンを求めて」って明記してるあたしとしては、今回は、まったく納得できない放送だった。

釣れなくて不機嫌になるのは、プライベートの釣りだけにしてもらいたいもんで、テレビに出る時は、釣れなくたって楽しそうに釣りをしてもらいたい。玲子ちゃんのDVD、「宮古島ガーラトリップ」は、何年も前の、すごくがんばったのに釣れなかった時の映像から始まる。だけど、玲子ちゃんは、釣れなくてアセリながらも、とっても楽しそうに釣りをしてる。そして、最後に、船長のトラ坊さんから、「釣れても釣りだけど、釣れなくても釣りなんだよ」って言われたら、笑顔で「また来ます!」って言ってる。これこそが、「見る人たちを楽しませる釣り」であって、釣り番組ウォッチャーのあたしが求めてるものなのだ。

‥‥そんなワケで、話はクルリンパと戻り、「ミノーイング・ワールド」なんだけど、とにかく楽しそうに釣りをする皆川哲さんは、ナニゲにマギー司郎っぽいしゃべり方のホノボノ系で、マル秘情報によると‥‥って言っても、誰から聞いたのかバレバレだけど(笑)、あたしの大好物のオヤジギャグを連発するらしい。このDVDでは、ちょっとネタバレになっちゃうけど、シベリアのアムール川で、玲子ちゃんが大きなアムールタイメンを初めて釣り上げたら、皆川さんが、「アムールタイメン、初対面!」とかって、まるで用意してたみたいな、これ以上はないってほどのオヤジギャグを炸裂させてくれて、あたしとしては、直球ど真ん中のストライクだった(笑)

だけど、釣り業界のことを知らないあたしは、この皆川哲さんて言う人が、どんな人なのか知らなかった。DVDでは、「ルアーデザイナー」って紹介されてるだけだったので、「ルアーのデザインをする、釣りの上手なおじさん」てふうに思ってた。だけど、釣りはメチャクチャにうまいし、何でも詳しいし、きっとスゴイ人なんだろうって思って、インターネットで検索して、どんな人なのか調べてみた。そしたら、ナナナナナント!「ルアー界の重鎮」て紹介されてる上に、「スカジット・デザインズ」って言う釣具メーカーの代表の人で、すごく偉い人だった。自分で研究したりデザインしたりして、ルアーとか釣り竿とかを作ってるみたいなんだけど、「スカジット・デザインズ」のオフィシャルサイトのカタログを見てみたら、桜の花びらの模様の可愛いスプーン(ルアー)があった。チェーンをつけてブレスレットにしたら可愛い感じで、値段も500円くらいだったから、あたしでも買えそうだ。

それで、あたしは、玲子ちゃんがGTを釣る時に使ってた大きなルアーが、いったい、いくらくらいするのか興味があったので、ついでにそれも調べてみた。玲子ちゃんのピンクのルアーには、横に「Reiko」って名前が書いてあって、形も良く覚えてた。それで、「スカジット・デザインズ」のルアーの中に、「GT用」のページがあったので、そこを見てみたら、おんなじみたいなやつを発見! そして、値段は、5000円もした!‥‥って言っても、大きいルアーはそれくらいするもんだ‥‥と思う。で、他のページも見てたら、「赤とんぼ」って言う釣り竿があって、コンパクトに仕舞える釣り竿で、これがまた、ものすごく可愛いかった。

‥‥そんなワケで、ちょっと話はダッフンするけど、ようやくドライアイも良くなって来たので、ゆうべの深夜、「GyaO」の映画チャンネルで、「恋戦」って言う映画を観た。沖縄を舞台にした香港映画で、大好きなフェイ・ウォンが出てる。あらすじを読んだり、観た人のレビューを読んだりしたら、あんまり面白そうな映画じゃなかったんだけど、とにかく、フェイ・ウォンを見たかったのと、沖縄を見たかったので、ストーリーは気にしないで、映像だけを楽しむことにした。

それで、ぼんやりと観てたら、フェイ・ウォンが泊めてもらうニポン人の家の中に、すごくでっかい魚拓が貼ってあるのが見えた。案内されて、フェイが家に入って来る時に、チラッて見えるだけなんだけど、あたしは、一瞬で、「あっ!GTかも?」って思った。それで、そのあとに、別の角度から映った時にハッキリと分かったんだけど、やっぱり、GTの魚拓だった。大きさは、玲子ちゃんが釣り上げた大物と同じか、ひとまわり小さいくらいだったから、40キロくらいだと思う。

だけど、魚拓になってるってことは、釣り上げてから、自宅に持って帰って来て、魚拓をとってから、食べたってことだと思う。玲子ちゃんたちのGTフィッシングは、キャッチ・アンド・リリースだから、ものすごい苦労をして釣り上げても、記念写真を撮ったりするだけで、すぐに逃がしちゃう。それで、できるだけGTを弱らせないように、船のデッキに置く時には、耐熱シートを広げた上に置いて、ホースとかバケツとかで海水をかけ続けてる。

あたしは、今でこそ、「GTはキャッチ・アンド・リリース」ってのが普通だと思ってるけど、最初にテレビでGTを海に逃がすシーンを見た時には、「あ~もったいない!」って思った。なんでかって言うと、あたしは、お魚料理が好きなんだけど、特に好きなのが、アジだからだ。アジのタタキ、アジの塩焼き、アジのヒラキ、アジフライ、アジの唐揚げ、アジの南蛮漬け、何でも大好きなので、巨大なアジ、GTで、巨大なアジフライを作ったら、どんなにスゴイだろう?‥‥とか、ヒラキにしたら倍の大きさになるから、もっとスゴイだろうな?‥‥とかって思ってた。だから、せっかく苦労して釣り上げたのに、逃がしちゃうのはもったいないって思ったのだ。

それにしても、映画のワンシーンにチョロっと魚拓が映っただけでも、すぐに「あっ!GTかも?」って分かるほど、あたしは、知らないうちに、GTマニアになってた。GTは、沖縄だと、暴れん坊って意味の「ガーラ」って呼ばれてるけど、それなら、松平健が沖縄に行ったら「ガーラ将軍」て呼ばれるのか?‥‥なんてのも折り込みつつ、GTのニポンでの正式名称は「ロウニンアジ」って言う。将軍と浪人じゃ、ずいぶん身分に差があるけど、他にも、この「ロウニンアジ」の仲間で、「ギンガメアジ」とか「カスミアジ」とかがいる。カスミアジは、玲子ちゃんの「宮古島ガーラトリップ」にも登場するけど、GTをひとまわり小さくした感じで、背中がブルーのキレイなお魚だ。だけど、形は、ほとんど同じで、シルエットだけだったら区別がつかないかも知れない。

‥‥そんなワケで、あたしは、これほどのGTマニアになったんだから、死ぬまでに一度くらいGTを釣ってみたいけど、どう考えても、それはムリな話だ‥‥って思ってたら、あたしにも釣れそうなGTを発見した! それは、「メッキアジ」って言って、ロウニンアジやギンガメアジやカスミアジの稚魚の総称だ。稚魚って言っても、30センチくらいあるんだけど、伊豆とか千葉とかの漁港や堤防から、小さいルアーを投げて釣るらしい。写真を見ると、GTをそのまま小さくしたみたいで‥‥って、そりゃ当たり前なんだけど、すごく可愛い。なんだか、GTとメッキアジは、きっこと小さいきっこみたいな感じだから、小さいきっこがメッキアジを釣ったら、きっと、あたしがGTを釣るのと同じくらい大変なんだろうな‥‥なんて思った今日この頃なのだ(笑)


※「ミノーイング・ワールド」のDVDは、玲子ちゃんのサイトでも、スカジット・デザインズのサイトでも販売してるので、興味を持った人はどうぞ♪

 ★児島玲子オフィシャルサイト★

 ★スカジット・デザインズ★


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2006.05.01

カエラとかスイカとか

Suika2
趣味のひとつに、「期間限定のお菓子」って公言してハバカラナイあたしなのに、この前、かっぱえびせんの「じんわり唐辛子味」と「やんわりわさび味」のことを書いたら、その時点で、すでに、かっぱえびせんの「エビフライ味」が発売になってたことを知らなかった。あたしは、じゅんこの秘密日記で知って、「おおっ!」って思って、次の日にコンビニに行ったら、かっぱえびせんのタナには「エビフライ味」は無くて、レジの正面の「特別コーナー」みたいなとこにドバッと並んでた。ふだんは、こんなタナは見ないから、前回の時は、並んでたことに気づかなかったんだ。

こんなに遅れてるあたしとしては、とっくに発売されてることを知ってた、パイの実の期間限定の「ピーチパイ」も、まだ買ってなかった。それで、昨日、ようやく買って来て、食べることができたんだけど、最近のパイの実は、少し甘さをオサエメにしてくれてるから、お茶1杯で1箱食べることができた。味は及第点で、いつものことだけど、10点満点で7点てとこだった。だけど、ひとつだけ引っかかったことがあった。今は「春」で、次に来るのは「夏」で、その次に来るのが「秋」だ。何が言いたいのかって言えば、「期間限定」ってのは、その季節のものを使うのが基本なのに、今は「春」で、桃は「秋」の季語だから、俳句的な見解から言うと、正反対の季節のクダモノを期間限定にしてるってワケだ。

これが、「春」と「秋」だからそんなに違和感はないけど、「夏」と「冬」だったとしたら、すごくズレた感じがすると思う。真夏に「コタツに入っておでんと熱燗」とか、真冬に「冷房のきいた部屋でかき氷」とかって感じで、ズレまくりのズレーターに暴行されちゃいそうなイキオイだ‥‥って、あたしゃ日ハムの金村か?(笑)‥‥なんてことも言ってみつつ、ま、俳句では、桃は「秋」の季語だけど、実際には、桃は夏に盛りを迎える。それに、いくら今が「春」だって言ったって、あと数日で「立夏」を迎える。だから、フランクに言えば、大ザッパに言えば、両方合わせてフランク・ザッパに言えば、今の時季に、パイの実の「ピーチパイ」を発売することは、そんなにズレーターじゃないと思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは、パイの実の「ピーチパイ」を食べながら、リトル不思議に思いつつも、こんなふうに納得してみたワケで、言うなれば、「不思議なピーチパイ」 by 竹内まりやってワケだ。だけど、この「竹内まりや」にしても、何で「まりあ」じゃなくて「まりや」なのか、昔から疑問だし、一難去ってまた一難‥‥って言うか、一疑問去ってまた一疑問って感じだ。で、この「不思議なピーチパイ」の作曲とかアレンジとかをしたのが加藤和彦で、加藤和彦と言えばサディスティック・ミカ・バンドで、しばらく前からOAしてる、キリンラガーのCMで、サディスティック・ミカ・バンドが「タイムマシンにお願い」をやってる。加藤和彦、高橋幸宏、高中正義、小原礼って言う、あまりにもゴージャスなオリジナルメンバーも素晴らしいけど、それ以上に素晴らしいのが、木村カエラのボーカルだ。70年代のサイケ調のファッションもサイコーだけど、それより何より、歌がカッコイイ! & 声もイイ! なんか、あたしが、ニポンイチのロックンロール・バンドだと思ってる、シーナ &ザ・ロケッツをホーフツさせるほどのカッコ良さで、ずいぶんと涼しげになっちゃった加藤和彦の頭なんか気にならなかった。

木村カエラは可愛いけど、木村カエラが今までにリリースして来た曲って、ハッキリ言って、楽曲としてはイマイチなのばっかだから、オリジナルを歌うよりも、「タイムマシンにお願い」を歌ってるほうが何百倍も良かった。「タイムマシンにお願い」を歌う木村カエラのカッコ良さは、土屋アンナのカッコ良さにも匹敵するくらいで、ソートー高得点だ。そう言えば、映画の「NANA」って、ぜんぜんマンガのイメージと違う中島美嘉だったから観に行かなかったけど、土屋アンナだったら、絶対に観に行ったのにな‥‥なんてことも言ってみつつ、この前の実写版の「ちびまる子ちゃん」で、まる子が、自分が大人になった時のことを想像するシーンで、はまじと夫婦漫才をやってたけど、はまじ役があるある探検隊のカタワレってのはいいとして、大人になったまる子が木村カエラってのは、あまりにも美化しすぎだと思った。だって、ヘンテコなワンピースを着てるのに、木村カエラがあまりにも可愛すぎるから、フィフティーズの女の子みたいに見えちゃって、ちっともお笑いって感じがしなかったからだ。

大人になって、あんなに美人になれるんなら、はまじと結婚しようが、夫婦漫才をしようが、何でも来い!って感じだ。逆に、大金持ちの花輪くんと結婚できて、ゼイタク三昧の生活を送れたとしたって、自分がミギワさんだったら、絶対にイヤだ。コレって、なんか、うんこ味のカレーか、カレー味のうんこか、みたいだけど、ほとんどの女性が、あたしと同じ考えだと思う。よく、「すごくイイ男で貧乏なのと、ブ男でお金持ちだったら、どっちと結婚する?」とか、「自分の愛してる男性だけど貧乏なのと、嫌いな男だけど大金持ちだったら、どっちと結婚する?」とかってあるけど、これらの場合は、自分が美人になるかブスになるかじゃなくて、相手のことだから、人それぞれだ‥‥って言っても、昔は「お金よりも愛をとる」って答える女性のほうが遥かに多かったんだけど、最近は逆転しちゃって、「恋愛だったら、たとえ貧乏でも好きな人を選ぶけど、結婚するんだったら、愛だけじゃ生活してけないから、愛よりもお金を選ぶ」って答える女性が、過半数を超えちゃった。

ま、イノシシをはじめとしたインチキ起業家どもが、やりたい放題のデタラメを炸裂させて、バカな子供たちに、「がんばれば誰でも若くしてお金持ちになれる」なんて言う幻想を抱かせちゃったもんだから、霊感商法に引っかかるようなレベルの子たちが、「お金さえあれば手に入らないものはない!」だとか、「30才までに六本木ヒルズに住むぞ!」だとか、「オレは支配する側の人間なのだ!」だとかって、オツムのネジが完全にゆるんじゃったんだよな。だから、「愛よりお金」「何よりもお金」なんて女性が増殖しちゃったワケで、こう言うバカ女たちが、東大中退のクズ男に釣られて、ヒルズ族のお持ち帰り要員になっちゃうんだよな‥‥って、これじゃあオトトイの日記の繰り返しになっちゃうから、話をクルリンパと戻す。

で、あたしは、俳句では「秋」の季語になってるけど、実際には「夏」の食べ物の桃の味のお菓子を「春」に食べたんだけど、所詮はお菓子だから、「ま、いっか!」ってことにした。だけど、あたしは、しばらく前に、俳句のお友達からスイカをいただいた。スイカ味のお菓子とかじゃなくて、大きくて丸い本物のスイカだ。あたしは、スイカが大好きだけど、ここ2年くらいマトモに食べてなかったので、大喜びで、母さんと一緒にいただいた。ものすごく甘くて、ミズミズしくて、とっても美味しかった。それで、スイカを食べて感動したあたしは、スイカのことを俳句に詠もうと思った。

だけど、ここでまた、大問題が発生しちゃった。俳句では、スイカも桃と同じで、「秋」の季語なのだ。だから、今は「春」だから、詠むことができない。俳句は、「リトル先取り感覚」ってのが大切なので、「晩春」の今、ちょっと先の「初夏」のことを詠んだりするのは許される。だけど、2つも先の季節、「秋」の季語は、やっぱり使えない。それこそ、真冬に「かき氷」の俳句を詠むのと同じだからだ。でも、あたしは、現実にスイカをいただいたワケだし、現実にスイカを半分に切って冷蔵庫で冷やしたワケだし、現実に冷えたスイカを切って母さんと一緒に食べたワケなのに、この喜びを俳句に詠めないなんて、何が花鳥諷詠だ!‥‥ってワケで、くだらない俳句の決めごとなんかシカトして、スイカを食べた喜びを詠うことにした。


 初西瓜水の重さのずつしりと  きっこ

 包丁の刃のしつとりと初西瓜   〃

 母さんへ種を飛ばして初西瓜   〃


‥‥そんなワケで、あたしは、ただ「西瓜」ってすると「秋」の季語だけど、「初西瓜」ってすることで、「初物」とか「走り物」とかの雰囲気を出して、通常の季節よりもリトル早い時季ってことを表現してみた。こうすれば、晩春の今でも、ナニゲにオッケーっぽい感じがする‥‥って言っても、実際には、やっぱり、句会に出したらNGにされちゃうことウケアイだから、ココに発表してみた今日この頃なのだ(笑)


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