ミノーイング・ワールド
最近、仲良くなった児島玲子ちゃんのDVD‥‥って言うか、正しくは、皆川哲さんて言う釣り人のDVDで、それに玲子ちゃんも特別出演してる「ミノーイング・ワールド」なんだけど、それを観た。皆川哲さんが、釣り仲間と、北海道のイトウやサクラマス、宮城県のヤマメ、秋田県のヤマメ、ロシアのシルバーサーモン、シベリアのアムールタイメンなどを釣るんだけど、玲子ちゃんが参加してるのは、秋田県のヤマメとシベリアのアムールタイメンだ。それで、どの魚も、「ミノー」って言う小魚の形をしたルアーを使って釣るから、「ミノーイング・ワールド」ってワケだ。ようするに、色んな種類のルアーがある中の「ミノー」だけを使った釣りのDVDってワケで、他にも、「カルビ」とか「ロース」とか「タン塩」とか色々あるんだけど、このDVDに出てくるのは「ミノー」だけ‥‥って、そりゃあ焼肉だろが!(笑)
‥‥なんて感じで、久しぶりのノリツッコミからスタートしてみたんだけど、「ミノー」だけって言いつつも、北海道の海でサクラマスを釣ってる時には、なかなか釣れなくて、途中でリトル浮気しちゃって、「メタルジグ」って言う金属のルアーも使ってみたりしてる。だけど、結局は、「ミノー」で大物サクラマスを釣り上げちゃうんだから、すごいおじさんだ‥‥って思ったのもトコノマ、続いての宮城県のダムでのヤマメ釣りでは、今度は「スプーン」って言う金属のルアーを使ってる。だけど、ちゃんと、「これはミノーイング・ワールドなんじゃないですか?」なんて言うフォローのナレーションも入ったりしてるソツのなさだ。
で、この皆川哲さんは、玲子ちゃんのDVD、「宮古島ガーラトリップ」で、玲子ちゃんが50キロのGTを釣り上げた時のサポートをしてるから、お互いのDVDに友情出演しあってるって感じで、すごく仲良しみたいだ。それで、どんな人なのかって、玲子ちゃんに聞いてみたら、「もう10年来の付き合いで、2人目のお父さんみたいな人」って言ってた。だから、きっと、すごくステキな人なんだろうな~って思った今日この頃、皆川さん‥‥じゃなくて、皆さん、いかがお過ごしですか?(笑)
‥‥そんなワケで、この皆川哲さんは、とにかく、すごく楽しそうに釣りをするのがステキだ。「え?釣りをしてるのに楽しそうじゃない人なんかいるの?」って思うかも知れないけど、釣り番組ウォッチャーのあたしとしては、「つまんなそうに釣りをする人」や「苦しそうに釣りをする人」が存在することを知ってるのだ。あたしは、楽しそうに釣りをする人とか、楽しそうに楽器を演奏する人を見ると、美味しそうにご飯を食べてる人を見るのと同じで、すごく楽しくなって来る。ようするに、楽しさが伝染してくるってワケだ。だから、つまんなそうに釣りをしてる人とか、苦しそうに楽器を演奏してる人を見るのは、好きじゃないし、なんで楽しいことをしてるのに、つまんなそうな顔してんだろ?‥‥って思っちゃう。
もちろん、一般の人が、お休みの日に、海や川に行って釣りをするんなら、つまんなそうな顔をしてても、苦しそうな顔をしてても、ダッフンだぁ~って顔をしてても、別に、あたしには関係無いし、個人個人の自由だ。だけど、テレビの釣り番組とかDVDとかで、視聴者に見せることを目的として釣りをしてんのに、つまんなそうな顔で釣りをしてる人って、いったい何を考えてんだろう?‥‥って言うか、ディレクターは何を考えてんだろう?
オトトイ放送した「釣りロマンを求めて」が、そのいい例で、せっかく録画しておいて、ワクワクしながら見たってのに、この「つまんなそうに釣りをする人」だったから、見てるこっちもぜんぜん楽しめなかった。何て人か名前は書かないけど、わざわざ北海道まで行って、皆川哲さんと同じに海岸からルアーを投げてサクラマスを狙ってたんだけど、2日も3日も釣りをしたのに、ぜんぜん釣れなかった。釣り番組なんだから、そりゃあ釣れたほうがいいに決まってるけど、相手は「自然」なんだから、釣れない時があるのもジンジャエールだ。そんなこと、こっちだって分かってんだから、釣れたって釣れなくたって楽しそうに釣りをすればいいのに、この人ったら、ぜんぜん釣れなくてアセリ出しちゃって、そのアセリがこっちにまで伝わってくるほどだった。イライラしてんのか、不機嫌なのか、終始、つまんなそうな顔をしてて、その上、周りの地元の人たちが次々に釣り上げちゃうもんだから、しまいにはグチみたいなことまで言い出してた。
それで、不機嫌な男の釣れない釣りなんかをダラダラと放送し続けた挙句に、あたしが何よりも楽しみにしてた、玲子ちゃんのコーナー、「船長と釣りにいこうよ」が無かった! このコーナーは、毎回、必ずやるワケじゃないんだけど、こう言うつまんない釣りの日にこそ、やってくれないと意味がない。このコーナーがあるからこそ、あたしは録画までして見てるのに、何なの、いったい? メチャクチャいっぱい釣れちゃって、いいシーンがたくさん撮れたから、しかたなく玲子ちゃんのコーナーをカットして本編だけにした‥‥ってのなら、まだ納得できるけど、玲子ちゃんのコーナーも無しで、1匹も釣れない釣りをダラダラと流し続ける意図ってナニ? マジで、「なんだ?この番組?」って感じで、プロフィールの一番好きなテレビ番組のとこに「釣りロマンを求めて」って明記してるあたしとしては、今回は、まったく納得できない放送だった。
釣れなくて不機嫌になるのは、プライベートの釣りだけにしてもらいたいもんで、テレビに出る時は、釣れなくたって楽しそうに釣りをしてもらいたい。玲子ちゃんのDVD、「宮古島ガーラトリップ」は、何年も前の、すごくがんばったのに釣れなかった時の映像から始まる。だけど、玲子ちゃんは、釣れなくてアセリながらも、とっても楽しそうに釣りをしてる。そして、最後に、船長のトラ坊さんから、「釣れても釣りだけど、釣れなくても釣りなんだよ」って言われたら、笑顔で「また来ます!」って言ってる。これこそが、「見る人たちを楽しませる釣り」であって、釣り番組ウォッチャーのあたしが求めてるものなのだ。
‥‥そんなワケで、話はクルリンパと戻り、「ミノーイング・ワールド」なんだけど、とにかく楽しそうに釣りをする皆川哲さんは、ナニゲにマギー司郎っぽいしゃべり方のホノボノ系で、マル秘情報によると‥‥って言っても、誰から聞いたのかバレバレだけど(笑)、あたしの大好物のオヤジギャグを連発するらしい。このDVDでは、ちょっとネタバレになっちゃうけど、シベリアのアムール川で、玲子ちゃんが大きなアムールタイメンを初めて釣り上げたら、皆川さんが、「アムールタイメン、初対面!」とかって、まるで用意してたみたいな、これ以上はないってほどのオヤジギャグを炸裂させてくれて、あたしとしては、直球ど真ん中のストライクだった(笑)
だけど、釣り業界のことを知らないあたしは、この皆川哲さんて言う人が、どんな人なのか知らなかった。DVDでは、「ルアーデザイナー」って紹介されてるだけだったので、「ルアーのデザインをする、釣りの上手なおじさん」てふうに思ってた。だけど、釣りはメチャクチャにうまいし、何でも詳しいし、きっとスゴイ人なんだろうって思って、インターネットで検索して、どんな人なのか調べてみた。そしたら、ナナナナナント!「ルアー界の重鎮」て紹介されてる上に、「スカジット・デザインズ」って言う釣具メーカーの代表の人で、すごく偉い人だった。自分で研究したりデザインしたりして、ルアーとか釣り竿とかを作ってるみたいなんだけど、「スカジット・デザインズ」のオフィシャルサイトのカタログを見てみたら、桜の花びらの模様の可愛いスプーン(ルアー)があった。チェーンをつけてブレスレットにしたら可愛い感じで、値段も500円くらいだったから、あたしでも買えそうだ。
それで、あたしは、玲子ちゃんがGTを釣る時に使ってた大きなルアーが、いったい、いくらくらいするのか興味があったので、ついでにそれも調べてみた。玲子ちゃんのピンクのルアーには、横に「Reiko」って名前が書いてあって、形も良く覚えてた。それで、「スカジット・デザインズ」のルアーの中に、「GT用」のページがあったので、そこを見てみたら、おんなじみたいなやつを発見! そして、値段は、5000円もした!‥‥って言っても、大きいルアーはそれくらいするもんだ‥‥と思う。で、他のページも見てたら、「赤とんぼ」って言う釣り竿があって、コンパクトに仕舞える釣り竿で、これがまた、ものすごく可愛いかった。
‥‥そんなワケで、ちょっと話はダッフンするけど、ようやくドライアイも良くなって来たので、ゆうべの深夜、「GyaO」の映画チャンネルで、「恋戦」って言う映画を観た。沖縄を舞台にした香港映画で、大好きなフェイ・ウォンが出てる。あらすじを読んだり、観た人のレビューを読んだりしたら、あんまり面白そうな映画じゃなかったんだけど、とにかく、フェイ・ウォンを見たかったのと、沖縄を見たかったので、ストーリーは気にしないで、映像だけを楽しむことにした。
それで、ぼんやりと観てたら、フェイ・ウォンが泊めてもらうニポン人の家の中に、すごくでっかい魚拓が貼ってあるのが見えた。案内されて、フェイが家に入って来る時に、チラッて見えるだけなんだけど、あたしは、一瞬で、「あっ!GTかも?」って思った。それで、そのあとに、別の角度から映った時にハッキリと分かったんだけど、やっぱり、GTの魚拓だった。大きさは、玲子ちゃんが釣り上げた大物と同じか、ひとまわり小さいくらいだったから、40キロくらいだと思う。
だけど、魚拓になってるってことは、釣り上げてから、自宅に持って帰って来て、魚拓をとってから、食べたってことだと思う。玲子ちゃんたちのGTフィッシングは、キャッチ・アンド・リリースだから、ものすごい苦労をして釣り上げても、記念写真を撮ったりするだけで、すぐに逃がしちゃう。それで、できるだけGTを弱らせないように、船のデッキに置く時には、耐熱シートを広げた上に置いて、ホースとかバケツとかで海水をかけ続けてる。
あたしは、今でこそ、「GTはキャッチ・アンド・リリース」ってのが普通だと思ってるけど、最初にテレビでGTを海に逃がすシーンを見た時には、「あ~もったいない!」って思った。なんでかって言うと、あたしは、お魚料理が好きなんだけど、特に好きなのが、アジだからだ。アジのタタキ、アジの塩焼き、アジのヒラキ、アジフライ、アジの唐揚げ、アジの南蛮漬け、何でも大好きなので、巨大なアジ、GTで、巨大なアジフライを作ったら、どんなにスゴイだろう?‥‥とか、ヒラキにしたら倍の大きさになるから、もっとスゴイだろうな?‥‥とかって思ってた。だから、せっかく苦労して釣り上げたのに、逃がしちゃうのはもったいないって思ったのだ。
それにしても、映画のワンシーンにチョロっと魚拓が映っただけでも、すぐに「あっ!GTかも?」って分かるほど、あたしは、知らないうちに、GTマニアになってた。GTは、沖縄だと、暴れん坊って意味の「ガーラ」って呼ばれてるけど、それなら、松平健が沖縄に行ったら「ガーラ将軍」て呼ばれるのか?‥‥なんてのも折り込みつつ、GTのニポンでの正式名称は「ロウニンアジ」って言う。将軍と浪人じゃ、ずいぶん身分に差があるけど、他にも、この「ロウニンアジ」の仲間で、「ギンガメアジ」とか「カスミアジ」とかがいる。カスミアジは、玲子ちゃんの「宮古島ガーラトリップ」にも登場するけど、GTをひとまわり小さくした感じで、背中がブルーのキレイなお魚だ。だけど、形は、ほとんど同じで、シルエットだけだったら区別がつかないかも知れない。
‥‥そんなワケで、あたしは、これほどのGTマニアになったんだから、死ぬまでに一度くらいGTを釣ってみたいけど、どう考えても、それはムリな話だ‥‥って思ってたら、あたしにも釣れそうなGTを発見した! それは、「メッキアジ」って言って、ロウニンアジやギンガメアジやカスミアジの稚魚の総称だ。稚魚って言っても、30センチくらいあるんだけど、伊豆とか千葉とかの漁港や堤防から、小さいルアーを投げて釣るらしい。写真を見ると、GTをそのまま小さくしたみたいで‥‥って、そりゃ当たり前なんだけど、すごく可愛い。なんだか、GTとメッキアジは、きっこと小さいきっこみたいな感じだから、小さいきっこがメッキアジを釣ったら、きっと、あたしがGTを釣るのと同じくらい大変なんだろうな‥‥なんて思った今日この頃なのだ(笑)
※「ミノーイング・ワールド」のDVDは、玲子ちゃんのサイトでも、スカジット・デザインズのサイトでも販売してるので、興味を持った人はどうぞ♪
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