« タッパー並べて映画鑑賞 | トップページ | 盗作画家のイイワケ »

2006.05.31

カタカナ変換パニック

3日前の日記に、アンジェリーナ・ジョリーが赤ちゃんを産んだ話題を書いて、その赤ちゃんの名前が、「シロー・ヌーベル・ジョリー・ピット」だって書いたら、何人かの読者から、「シロー」の部分の読み方が違うってメールが来たので、代表して1通だけ紹介する。


お名前:●●●●
E-mail:xxxxx@xxxxx.ne.jp
コメント:はじめまして、いつも楽しく拝見させていただいております。普段はきっこさんの日記の方ではなくブログのほうなんですけど・・・。沢山のメールが送られて来るそうなので手短に。。。アンジーの娘の名前はシローと発音するのではなく、「シャイロー」です。なんだか「彼からの贈り物」とかという意味があるそうですよ。お忙しいなか、大変だとは思いますが、日本中のきっこさんファンのため、日記頑張ってください。応援しております。


‥‥で、他にも、「シャイロ」だって言うメールも来てる。正確に言うと、「シャイロー」だって言うメールが11通で、「シャイロ」だって言うメールが2通だった。あたしは、インターネットのニュースで、アンジェリーナ・ジョリーが赤ちゃんを産んだって記事を見て、そこに「シロー・ヌーベル・ジョリー・ピット」って書いてあったから、それをそのまま書いただけなので、もう一度、その記事を探して見てみた。それは、「アンジェリーナ・ジョリー、ナミビアで女児出産」て見出しの記事で、ニュースソースは「ピープル誌」で、 ロイターが報じたものを日本語にしたものだった。それで、とりあえず、ニポンの他の媒体の記事も見てみたんだけど、AFPの時事通信も、スポーツニッポンも、サンケイスポーツも、みんな「シロー・ヌーベル・ジョリー・ピット」って書いてあった今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、他にも、読売とか毎日とか、インターネットで見られる新聞記事はぜんぶ見てみたんだけど、この4紙に「シロー・ヌーベル・ジョリー・ピット」って書いてある他は、どこも「赤ちゃんを産んだ」ってことを伝えてるだけで、赤ちゃんの名前まで書いてる記事はなかった。ようするに、ニポンの新聞では、名前を書いてるとこは、ぜんぶ「シロー」になってて、「シャイロー」とか「シャイロ」って書いてるとこは無かった。

それで、あたしは、「シロー」って書いてるAFPの時事通信と、スポーツニッポンと、サンケイスポーツの記事の日付を見てみたんだけど、そしたら、どれも29日付だった。あたしの日記は、日付は27日になってるけど、書いたのは翌日なので、28日ってことになる。それで、あたしが最初に見たロイターの記事を見てみたら、28日付になってた。つまり、ロイターが最初で、あたしはそれを見て日記に書いて、そのあとにAFPの時事通信と、スポーツニッポンと、サンケイスポーツが報じたってワケだ。だから、この3紙は、マサカ、恥も外聞もないゲンダイネットみたいに、あたしの日記を見て記事を書いてるワケはないだろうから、たぶん、あたしと同じに、ロイターを見て記事を書いたんだと思う。

そう考えると、とにかく、一番最初がロイターだってことになるから、そのロイターがニュースソースにしてる「ピープル誌」を見てみるのがテットリ早いってワケで、ここで、頭脳は子供でもベッドでは大人、迷探偵キッコナンの登場だ‥‥って言っても、今日は火曜日なので、本家本元の名探偵コナンが、昨日の月曜日に大活躍しちゃってるから、ナニゲに影が薄くなっちゃうけど、ま、ジンジャエールってことで、行ってみよ~!

‥‥そんなワケで、さっそく、「ピープル誌」の該当記事を探してみたら、27日付の記事で、「Angie & Baby Are Fantastic(アンジーと赤ちゃんは素晴らしい)」ってのがあった。それで、その記事を読んでみたら、赤ちゃんの名前は、「Shiloh Nouvel Jolie-Pitt」って書いてあった。このスペルを見れば、「Shi」を「シ」って発音するか「シャイ」って発音するかは置いといて、「loh」は「ロ」じゃなくて「ロー」だってことが分かる。だから、「Shi」が「シ」であれば「シロー」、「Shi」が「シャイ」であれば「シャイロー」ってワケで、とにかく「シャイロ」って可能性は消えたってワケだ。

それで、念のために、「shiloh」を辞書で引いてみたら、同名の国立軍事公園が見つかった。これは、テネシー州の南西部にある公園で、南北戦争の時の激戦地だったそうだ。それで、この公園の名前の読みは、「シャイロー」だった。発音記号は、「s」をタテに長く伸ばしたみたいな例のヤツと、「a」の上にアクセントの「`」がついてるのと、「i」と、あとは「loh」だったから、「シャ」にアクセントを置いた「シャイロー」ってことになる。

で、「彼からの贈り物」って意味については、ヘブライ語が語源だってことが分かったんだけど、ヘブライ語ってのは、とてもじゃないけど理解不能な記号みたいなヤツだし、英語と逆で右から左に書いてあるし、あたしに分かるワケがない。だけど、ヘブライ語を語源としても、表記は英語なんだから、これは、耳で聞いたヘブライ語を英語で表記したってことになる。ようするに、あたしたちが、英語で「Shiloh」って聞いたのをカタカナで「シャイロー」って書くようなもんだ。だから、この「Shiloh」は、表記の通りに読むべきであり、そうすると、同じスペルの国立軍事公園と、発音も同じだってことになる。

だから、アンジェリーナ・ジョリーの赤ちゃんの名前は、今んとこ、「シロー」でも「シャイロ」でもなくて、「シャイロー・ヌーベル・ジョリー・ピット」って可能性がもっとも高いって結論に達した。それで、なんで「今んとこ」なのかって言うと、今度は「ヌーベル」の部分が、「ヌードル」じゃないかとか、「ノーベル」じゃないかとか、色んなメールが来そうな気がするからだ(笑)‥‥って、そんなこたーいいんだけど、ひとつ気になったのは、「ピープル誌」の記事には書いてなかったんだけど、他のいくつかの海外のニュースサイトを見てみたら、その中のひとつに、「アンジェリーナ・ジョリーは難産で帝王切開をした」って書いてあった。

‥‥そんなワケで、あたしは、根本的な問題として、外国語の名前をカタカナで書くってこと自体にムリがあるんだと思う。たとえば、あたしの好きなバリチェロは、あたしは「バリチェロ」って書いてるけど、スポーツ新聞とか、F1ニュースサイトとか、F1の専門誌とかによって、「バリチェッロ」って書いてるとこもあれば、「バリッチェロ」って書いてるとこもあって、ぜんぜん統一されてない。シューマッハにしたって、あたしは弟と区別するために「シューマッハ兄」って書いてるけど、あたしと同じに「シューマッハ」って書いてるとこと、「シューマッハー」って伸ばしてるとこがある。その上、名前のほうの「ミハエル」に関しては、「ミカエル」とか「ミヒャエル」とか色んな表記があるし、英語読みをして「マイケル」って書いてるとこもある。さらには、英語読みした「マイケル」を「マイコー」って書いちゃって、「いとうまい子」と区別がつかないような個人サイトもある。

オトトイの日記に書いたジャック・ヴィルヌーブも、あたしは「ヴィルヌーブ」って書いてるんだけど、「ビルヌーブ」って書く人もいるし、「ビルヌーヴ」って書く人もいるし、「ヴィルヌーヴ」って書く人もいるし、「ビルニューブ」って書く人もいるし、「ヴィルニューブ」って書く人もいるし、「ヴィルニューヴ」って書く人もいるし、すべての組み合わせを考えてたら、もう、気が遠くなりそうになって来る。で、実際のスペルを見てみると、「Jacques Villeneuve」ってなってる。つまり、「b」を「ビ」って書いて、「v」を「ヴィ」って書くなら、「Villeneuve」は「ヴィルヌーヴ」か「ヴィルニューヴ」のどっちかってことだし、「b」も「v」も両方とも「ビ」って書くんなら、「Villeneuve」は「ビルヌーブ」か「ビルニューブ」のどっちかってことになる。ようするに、真ん中の「neu」の部分を「ヌー」って読むか「ニュー」って読むかは別にして、最初も最後も同じ「v」なんだから、最初と最後が「ビ」と「ヴィ」の組み合わせになるのはおかしいってワケで、「ビ」でも「ヴィ」でもいいから、どっちかに統一しろっ!‥‥てことになる。

あたしの場合は、「ヴィルヌーブ」って書いてるから、「Villeneube」だったら良かったんだけど、「Villeneuve」じゃおかしいってことになる。正直に告白すると、あたしは、ちゃんと正しいスペルを見てから書いたんじゃなくて、何となくイメージだけで書いてみたワケで、そのまま今に至るってワケだ。最初は、「ビルヌーブ」って書こうと思ったんだけど、ナニゲに「ルイヴィトン」が浮かんじゃって、「ルイヴィトン」を「ルイビトン」なんて書いたらバッタモンみたいでカッコ悪いから、それで、「ビルヌーブ」って書くのをやめて「ヴィルヌーブ」にしてみたってワケだ。そんなら、何で最後の「ブ」も「ヴ」にしなかったのかって言うと、「ヴ」を2個も使ったら、なんかイヤミっぽいって言うか、カッコつけすぎっぽい感じがしたから、リトル控えめに、1個だけにしてみたってワケだ。

‥‥そんなワケで、「Villeneuve」のほうだけでも、こんなにヤッカイなのに、あと、名前の「Jacques」のほうの問題もある。これが、駅前留学ノバの生徒にも読めるような「Jack」だったら何の問題も無いのに、よりによって「Jacques」だなんて‥‥よりによって「q」なんかが入ってるなんて‥‥これじゃあ、「ミハエル」のことを「ミヒャエル」なんて書く人にかかっちゃったら、「ジャッキュー」とか書かれちゃいそうなイキオイだ。「ジャッキュー・ヴィルニューヴ」だなんて、なんだかニョロニョロした変な生物みたいで、ゴカイとか青イソメとかの仲間みたいで、海釣りのエサみたいだ。だから、あたしは、「Villeneuve」のほうは表記を変えるかも知れないけど、「Jacques」のほうに関しては、これからも「ジャック」って書いてこうと思う今日この頃なのだ。


★今日も最後まで読んでくれてありがとう♪
★英語もイマイチなのにフランス語なんて分から~ん!って人はクリックお願いしま~す!
   ↓   ↓
人気blogランキング

|

« タッパー並べて映画鑑賞 | トップページ | 盗作画家のイイワケ »