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2006.05.01

カエラとかスイカとか

Suika2
趣味のひとつに、「期間限定のお菓子」って公言してハバカラナイあたしなのに、この前、かっぱえびせんの「じんわり唐辛子味」と「やんわりわさび味」のことを書いたら、その時点で、すでに、かっぱえびせんの「エビフライ味」が発売になってたことを知らなかった。あたしは、じゅんこの秘密日記で知って、「おおっ!」って思って、次の日にコンビニに行ったら、かっぱえびせんのタナには「エビフライ味」は無くて、レジの正面の「特別コーナー」みたいなとこにドバッと並んでた。ふだんは、こんなタナは見ないから、前回の時は、並んでたことに気づかなかったんだ。

こんなに遅れてるあたしとしては、とっくに発売されてることを知ってた、パイの実の期間限定の「ピーチパイ」も、まだ買ってなかった。それで、昨日、ようやく買って来て、食べることができたんだけど、最近のパイの実は、少し甘さをオサエメにしてくれてるから、お茶1杯で1箱食べることができた。味は及第点で、いつものことだけど、10点満点で7点てとこだった。だけど、ひとつだけ引っかかったことがあった。今は「春」で、次に来るのは「夏」で、その次に来るのが「秋」だ。何が言いたいのかって言えば、「期間限定」ってのは、その季節のものを使うのが基本なのに、今は「春」で、桃は「秋」の季語だから、俳句的な見解から言うと、正反対の季節のクダモノを期間限定にしてるってワケだ。

これが、「春」と「秋」だからそんなに違和感はないけど、「夏」と「冬」だったとしたら、すごくズレた感じがすると思う。真夏に「コタツに入っておでんと熱燗」とか、真冬に「冷房のきいた部屋でかき氷」とかって感じで、ズレまくりのズレーターに暴行されちゃいそうなイキオイだ‥‥って、あたしゃ日ハムの金村か?(笑)‥‥なんてことも言ってみつつ、ま、俳句では、桃は「秋」の季語だけど、実際には、桃は夏に盛りを迎える。それに、いくら今が「春」だって言ったって、あと数日で「立夏」を迎える。だから、フランクに言えば、大ザッパに言えば、両方合わせてフランク・ザッパに言えば、今の時季に、パイの実の「ピーチパイ」を発売することは、そんなにズレーターじゃないと思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは、パイの実の「ピーチパイ」を食べながら、リトル不思議に思いつつも、こんなふうに納得してみたワケで、言うなれば、「不思議なピーチパイ」 by 竹内まりやってワケだ。だけど、この「竹内まりや」にしても、何で「まりあ」じゃなくて「まりや」なのか、昔から疑問だし、一難去ってまた一難‥‥って言うか、一疑問去ってまた一疑問って感じだ。で、この「不思議なピーチパイ」の作曲とかアレンジとかをしたのが加藤和彦で、加藤和彦と言えばサディスティック・ミカ・バンドで、しばらく前からOAしてる、キリンラガーのCMで、サディスティック・ミカ・バンドが「タイムマシンにお願い」をやってる。加藤和彦、高橋幸宏、高中正義、小原礼って言う、あまりにもゴージャスなオリジナルメンバーも素晴らしいけど、それ以上に素晴らしいのが、木村カエラのボーカルだ。70年代のサイケ調のファッションもサイコーだけど、それより何より、歌がカッコイイ! & 声もイイ! なんか、あたしが、ニポンイチのロックンロール・バンドだと思ってる、シーナ &ザ・ロケッツをホーフツさせるほどのカッコ良さで、ずいぶんと涼しげになっちゃった加藤和彦の頭なんか気にならなかった。

木村カエラは可愛いけど、木村カエラが今までにリリースして来た曲って、ハッキリ言って、楽曲としてはイマイチなのばっかだから、オリジナルを歌うよりも、「タイムマシンにお願い」を歌ってるほうが何百倍も良かった。「タイムマシンにお願い」を歌う木村カエラのカッコ良さは、土屋アンナのカッコ良さにも匹敵するくらいで、ソートー高得点だ。そう言えば、映画の「NANA」って、ぜんぜんマンガのイメージと違う中島美嘉だったから観に行かなかったけど、土屋アンナだったら、絶対に観に行ったのにな‥‥なんてことも言ってみつつ、この前の実写版の「ちびまる子ちゃん」で、まる子が、自分が大人になった時のことを想像するシーンで、はまじと夫婦漫才をやってたけど、はまじ役があるある探検隊のカタワレってのはいいとして、大人になったまる子が木村カエラってのは、あまりにも美化しすぎだと思った。だって、ヘンテコなワンピースを着てるのに、木村カエラがあまりにも可愛すぎるから、フィフティーズの女の子みたいに見えちゃって、ちっともお笑いって感じがしなかったからだ。

大人になって、あんなに美人になれるんなら、はまじと結婚しようが、夫婦漫才をしようが、何でも来い!って感じだ。逆に、大金持ちの花輪くんと結婚できて、ゼイタク三昧の生活を送れたとしたって、自分がミギワさんだったら、絶対にイヤだ。コレって、なんか、うんこ味のカレーか、カレー味のうんこか、みたいだけど、ほとんどの女性が、あたしと同じ考えだと思う。よく、「すごくイイ男で貧乏なのと、ブ男でお金持ちだったら、どっちと結婚する?」とか、「自分の愛してる男性だけど貧乏なのと、嫌いな男だけど大金持ちだったら、どっちと結婚する?」とかってあるけど、これらの場合は、自分が美人になるかブスになるかじゃなくて、相手のことだから、人それぞれだ‥‥って言っても、昔は「お金よりも愛をとる」って答える女性のほうが遥かに多かったんだけど、最近は逆転しちゃって、「恋愛だったら、たとえ貧乏でも好きな人を選ぶけど、結婚するんだったら、愛だけじゃ生活してけないから、愛よりもお金を選ぶ」って答える女性が、過半数を超えちゃった。

ま、イノシシをはじめとしたインチキ起業家どもが、やりたい放題のデタラメを炸裂させて、バカな子供たちに、「がんばれば誰でも若くしてお金持ちになれる」なんて言う幻想を抱かせちゃったもんだから、霊感商法に引っかかるようなレベルの子たちが、「お金さえあれば手に入らないものはない!」だとか、「30才までに六本木ヒルズに住むぞ!」だとか、「オレは支配する側の人間なのだ!」だとかって、オツムのネジが完全にゆるんじゃったんだよな。だから、「愛よりお金」「何よりもお金」なんて女性が増殖しちゃったワケで、こう言うバカ女たちが、東大中退のクズ男に釣られて、ヒルズ族のお持ち帰り要員になっちゃうんだよな‥‥って、これじゃあオトトイの日記の繰り返しになっちゃうから、話をクルリンパと戻す。

で、あたしは、俳句では「秋」の季語になってるけど、実際には「夏」の食べ物の桃の味のお菓子を「春」に食べたんだけど、所詮はお菓子だから、「ま、いっか!」ってことにした。だけど、あたしは、しばらく前に、俳句のお友達からスイカをいただいた。スイカ味のお菓子とかじゃなくて、大きくて丸い本物のスイカだ。あたしは、スイカが大好きだけど、ここ2年くらいマトモに食べてなかったので、大喜びで、母さんと一緒にいただいた。ものすごく甘くて、ミズミズしくて、とっても美味しかった。それで、スイカを食べて感動したあたしは、スイカのことを俳句に詠もうと思った。

だけど、ここでまた、大問題が発生しちゃった。俳句では、スイカも桃と同じで、「秋」の季語なのだ。だから、今は「春」だから、詠むことができない。俳句は、「リトル先取り感覚」ってのが大切なので、「晩春」の今、ちょっと先の「初夏」のことを詠んだりするのは許される。だけど、2つも先の季節、「秋」の季語は、やっぱり使えない。それこそ、真冬に「かき氷」の俳句を詠むのと同じだからだ。でも、あたしは、現実にスイカをいただいたワケだし、現実にスイカを半分に切って冷蔵庫で冷やしたワケだし、現実に冷えたスイカを切って母さんと一緒に食べたワケなのに、この喜びを俳句に詠めないなんて、何が花鳥諷詠だ!‥‥ってワケで、くだらない俳句の決めごとなんかシカトして、スイカを食べた喜びを詠うことにした。


 初西瓜水の重さのずつしりと  きっこ

 包丁の刃のしつとりと初西瓜   〃

 母さんへ種を飛ばして初西瓜   〃


‥‥そんなワケで、あたしは、ただ「西瓜」ってすると「秋」の季語だけど、「初西瓜」ってすることで、「初物」とか「走り物」とかの雰囲気を出して、通常の季節よりもリトル早い時季ってことを表現してみた。こうすれば、晩春の今でも、ナニゲにオッケーっぽい感じがする‥‥って言っても、実際には、やっぱり、句会に出したらNGにされちゃうことウケアイだから、ココに発表してみた今日この頃なのだ(笑)


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