きっこの月給は?
アメリカでの話だから、ニポンとは多少の誤差があるのかも知れないけど、専業主婦の平均的な労働を賃金に換算してみたら、1年で約13万4000ドル、ニポン円で約1500万円になるっていう試算の結果が出た。これは、小さな子供がいて、その子供の育児と、掃除、洗濯、炊事などをすべて1人でこなしている専業主婦をモデルにしたもので、育児に掛かる時間は保母さんの賃金で計算し、掃除に掛かる時間はハウスクリーニング業の賃金で計算し、洗濯に掛かる時間はクリーニング屋さんの賃金で計算し、炊事に掛かる時間はコックさんの賃金で計算し‥‥って感じで、他にも、車でダンナさんを駅まで送ったりする時間は運転手さんの賃金、庭の手入れをする時間は庭師さんの賃金ってふうに、細かく計算したそうだ。
そうしたところ、専業主婦の1週間の平均労働時間は、約92時間で、サラリーマンの平均就労時間の2倍以上も働いていることが分かった。サラリーマンには休日があるけど、専業主婦にはお休みなんかなくて、毎日13時間以上、1週間ずっと働いてるってワケだ。そして、その労働に対して、正規の賃金を支払うとしたら、1年で約1500万円になるってことで、1ヶ月あたりにすると、約125万円だ。それから、専業主婦じゃなくて、仕事を持ちながら家事もこなしている主婦の場合は、1週間に約50時間を家事のために割いていて、これも同じように試算すると、1年で約8万6000ドル、約980万円になる。
これは、アメリカの雇用情報を提供する「サラリー・ドット・コム社」が、子供を持つ主婦400人を対象にアンケートを実施して、そこから試算したものなので、ある程度の信頼性はある。少なくとも、在日米軍の移転費用が3兆円なんていうデタラメと比べたら、遥かに信用できると思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?
‥‥そんなワケで、最初に書いたように、これはあくまでもアメリカでの話だから、この数字をこのままニポンに当てはめることはできない‥‥って言うか、あたしは、ニポンの主婦400人に聞いたワケじゃないから、想像で言うだけだけど、ニポンの主婦のほうが、アメリカの主婦よりも、1割か2割くらいは多く働いてるよう思うから、1年で1500万円どころか、1800万円くらい払ってもいいと思う。それなのに、年収何百万円かのダンナが、「誰のおかげで飯を食ってると思ってんだ?」なんてノタマッちゃってたとしたら、ザクトライオンで歯でも磨いて出直して来い!‥‥なんてことも言ってみつつ、ま、あたしは主婦じゃないから、文句を言うのはスージー&ザ・バンシーズって感じなんだけど、あたしの生活を賃金に試算してみたら、いったい、どのくらいになるだろう?
たとえば、水槽の黒メダカとクチボソたちには、1日に2回、エサをあげてて、だいたい30秒×2で1分くらいだから、1ヶ月で30分。観賞魚屋さんでバイトするとしたら、きっと時給800円くらいだと思うから、エサの時間だけだったら、1ヶ月で400円だ。でも、その他に、3日に1回、バケツでお水を替えてるし、2ヶ月に1回、水槽の大掃除をするし、タマには遠くの観賞魚屋さんまで、エサや濾過器のフィルターを買いに行ったりしてるから、こう言う時間もぜんぶ足すと、1ヶ月に4時間くらいは、黒メダカとクチボソの世話をしてることになる。だから、時給800円なら、3200円になる。
あと、駐車場の猫たちの世話は、1ヶ月のうちの半分があたしの当番で、朝と晩に30分ずつだから、ザッと計算すると、1ヶ月で14時間になる。それから、時々、キャットフードを買いに行ったりするし、年に何度かだけど、病気やケガ、避妊や去勢の手術とかで、動物病院に連れてく時もあるから、これはアバウトに1ヶ月で2時間てことにして、合計で16時間。それで、猫の世話はお魚よりも大変だから、時給は900円てことにすると、月に14400円てことになる。これはデカイ!
他には、毎日のことって言うと、この「きっこの日記」だ。これは、いつも言ってるように、お仕事の空き時間とかに、ケータイのメールで書いてる。500文字とか1000文字とか、キリのいいとこまで打ったら、自分のパソコンへ送信しておく。それで、空き時間とか休憩時間とかのたびに、チョコチョコと送信しておいて、自宅に戻ってから、何通も届いてるメールをつなぎ合わせて、書き足したり直したりして、日記にアップしてる。だから、自宅での作業時間は1時間くらいだけど、書いてる時間もプラスすると、平均して2時間くらいになる。
だけど、作家の場合は時給じゃないから、2時間でいくらって考えるよりも、何文字でいくらとか、1作品でいくらとか、そう言う感じで計算しなくちゃなんないかも知れない。で、この「きっこの日記」の場合は、毎回が読みきりのエッセイみたいな感じで書いてるから、メチャクチャアバウトだけど、1日2000円くらいは欲しい。ちょっと高く感じるかも知れないけど、2時間で2000円、時給にしたら1000円なんだから、そんなに法外な値段でもないと思う。そうすると、1ヶ月で60000円にもなる。これなら、それこそ、ちょっとしたバイトだ。
あとは、毎日45分から1時間半くらい、平均して1時間はお化粧してるし、夜のスキンケアとか、手足のマッサージとか、ヨーガとか、ストレッチとか、そう言うのをすべて足し算すると、自分の美容のために2時間以上は使ってるし、お化粧に関してはプロがやってんだから(笑)、それなりのギャラをいただくとすると、最低でも1日3000円、1ヶ月で90000円になる。
最後に、お掃除やお洗濯なんかの家事も計算しなきゃなんないけど、これはマトメてやる日もあれば、何にもしない日もあるので、きちんと計算することはできないけど、ものすごくアバウトに、1日1時間半で、月に45時間、時給は900円にして、月に40500円だ。それで、ここまでのぶんを計算すると、208100円、もう20万円を超えてる!
ここまで来たら、もっと何か賃金に換算できるものはないかって考えちゃって、最近、良くやってることを色々と考えてみたんだけど、ここんとこ、良く映画を観てることに気づいた。パソコンテレビの「GyaO」では、「恋戦」と「ロード88」と「いつか、きっと」を観たし、テレビでは「釣りバカ日誌」を観たし、この1週間で、4本も映画を観てる。だから、もしも、あたしが、映画を1本観終わるたびに、「いや~映画ってホントにいいですね~!」って言ってれば、水野晴郎みたく、ギャラが発生してたってワケだ。水野晴郎が、映画1本につき、いくらもらってるのかは分かんないけど、あたしだって、500円くらいは欲しいから、月に10本観ると仮定して、5000円だ。
‥‥そんなワケで、こんなことまで言い出したら、お酒を飲んでるのも「試飲の仕事」になっちゃうし、パチンコを打ってるのも「新台の調査の仕事」になっちゃうし、寝てる時間までもが「ベッドのクッションの耐久性を調べるための仕事」ってことになっちゃって、あたしは、24時間ずっと働いてることになる。そしたら、1ヶ月に720時間も働いてることになって、自給800円なら、ナナナナナント! 1ヶ月で576000円だ!‥‥って、アメリカの専業主婦よりも遥かに少ないじゃん‥‥なんて気づいた今日この頃なのだ(笑)
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