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2006.05.04

ニポンを牛耳るコイズミ一家

Z695年前、すったもんだの末に、コイズミ内閣が誕生した時は、コイズミはヒーローだった。不景気の真只中に登場したコイズミに、多くの国民が期待をした。この時、コイズミが声高に叫んだのは、「国債発行額を30兆円以内に収める!」ってのと、「社会保障制度の根幹である年金制度の抜本的な改革を断行する!」ってのと、「何があっても8月15日に靖国神社へ参拝する!」って言う公約だった。そして、そのために、国民を苦しめることもあるけど、この国を良くするためにガマンしてくれって言った。それが、「痛みをともなう改革」だって言った。だけど、フタを開けてみたら、歴代の総理大臣と何ら変わらないどころか、皆さんご存知の通り、史上最低の無責任男、口先だけの大嘘つき、前代未聞のノーナシ総理だったってワケだ。

1つ目の公約、「国債発行額を30兆円以内に収める」ってのに関しては、公約を守るどころか、正反対のことをした。コイズミが総理に就任してからの3年半で、ナナナナナント! 「206兆円」もの国債を発行しやがったのだ。この呆れ返るほどの莫大な発行額は、歴代の総理大臣の中でも、2位以下を大きく引き離したワースト1の数字だ。コイズミが就任する前の3年間の発行額は「107兆円」だったんだけど、コイズミは、これを「30兆円以内に収める」って公約した。それなのにも関わらず、減らすどころか2倍にしちゃうなんて、無能って言うか、これじゃあペテン師だ。仮に、30兆円以内に収められなかったとしたって、50兆円とか、70兆円とか、せめてそれまでの107兆円以下にしたんならまだ許せるけど、前よりも悪くしたなんて、公約違反もハナハダしい。

アイフルから100万円借りてて、ホニャララ団まがいの恐ろしい取り立てに苦しんでた人に、「オレに任せれば借金を30万円に減らしてやるよ」って、甘い言葉で近づいたコイズミ。そして、その言葉を信じて任せてみたら、武富士からも50万円、アコムからも50万円借りられちゃって、借金が倍になっちゃったってワケだ。ようするに、コイズミは、何のプランも無かったクセに、できもしないことを口先だけで連呼して、国民を騙して、マンマと総理大臣のイスに座ったってことじゃん‥‥なんて思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、2つ目の公約、「社会保障制度の根幹である年金制度の抜本的な改革を断行する!」ってのに至っては、改革どころか、コイズミ自身の年金保険料の未納や厚生年金への違法加入が次から次へとバレちゃって、野党から攻撃されたと思ったのもトコノマ、「人生いろいろ、会社もいろいろ、社員もいろいろ」と来たもんだ。これには、全国民が呆れ果てて、ハレホレ音頭を踊ったことだろう。そして、3つ目の公約、「何があっても8月15日に靖国神社へ参拝する!」ってのも、当然、一度も守ってない。その上、これらの公約を守らなかったことについて、野党から責められると、コイズミ大将軍様は、「この程度の公約を守れなかったことなど大したことじゃない!」って、おいおいおいおい! 公約に、「この程度」も「あの程度」もないんじゃないの?‥‥って言うか、せめて1つくらい守ってから言えよ!

これらの例を見ても分かるように、コイズミにとって、所詮、「公約」なんてものは、選挙に勝つためのパフォーマンスにしか過ぎず、選挙に勝ちさえすれば、あとはやりたい放題ってワケだ。だから、去年の総選挙で、「絶対に消費税は増税しない」とか、「絶対にサラリーマン大増税はしない」とかって公約してたけど、これだって今となっては、絵に描いたモチってワケで、すでに消費税の大増税も、サラリーマン大増税も、目の前に迫ってる。

だから、去年の総選挙の時に、民主党は、コイズミのマネをした低脳パフォーマンスなんかしないで、「自民党が勝ったら、障害者自立支援法案や共謀罪法案など、何度も廃案になってる悪法が復活しちゃう」ってことをキチンとアピールすべきだったのだ。それなのに、自民党もバカなら、民主党はもっとバカだったってワケで、バカ対大バカなら、バカのほうが勝つのは当然だろう。自民党には、ライブドアやヒューザーなどの悪徳企業とベッタリの安倍晋三もいれば、生き恥をさらしまくってる武部ブタもいるし、イラクの場所も知らないクセに自衛隊派遣を推進しまくってた山本一太みたいな大バカもいるんだから、ツッコミどころは満載なのに、それでも勝てない民主党って、まるでギャグマンガみたいだ。所詮は、民主党なんて、自民党の派閥の1つみたいなもんだから、マヌケなのはジンジャエールなんだけどね。

‥‥そんなワケで、障害者や病人、老人や子供など、社会的弱者ばかりを轢き殺しながら暴走し続けるコイズミエキスプレスが、この4年半のコイズミ改革で絞り取ったのが、約2兆9000億円になる。そして、売国奴コイズミの母国、アメリカ様が、在日米軍の移転のために、ニポンに要求してる金額が、3兆円だ。ようするに、コイズミに騙されて、10万人以上の国民が生活苦から自殺をして、それでも絞り取られ続けてきた、全国民の4年半の苦しみが、すべてアメリカ様に上納されるってワケだ。サスガ、ブッシュの忠実なる飼い犬、コイズミ、ちゃんと役目を果たしてるじゃん。

だけど、何をやらせても中途半端で、責任のカケラも持ち合わせてないコイズミは、これほどニポンをメチャクチャにしたクセに、9月の任期切れに向けて、すでにフェードアウト状態に入ってる。ようするに、あとは野とかれ山となれってワケで、このゴールデンウィーク中も、ノンキにアフリカ旅行を満喫しちゃってる。で、バカの留守中に、次なる総理大臣のイスを狙ってる同じ穴のムジナどもが、コイズミ様に忠誠を誓いつつも、プチ批判とかをしてみたりして、コソクなアピール合戦をしてるってワケだ。

たとえば、アメリカからの3兆円の要求に対して、安倍晋三は、「途方もない金額だ」とか言ってみたり、フロッピー麻生は、「根拠が分からない」とか言ってみたり、海の向こうのコイズミ様に聞こえないように、小声でボソッと発言してる。だけど、アメリカ様のゴキゲンをナナメにさせられないから、フロッピー麻生なんか、大慌てで、ライスおばさんに、「できるだけ早期の狂牛肉輸入再開」を勝手に約束しちゃう始末。やっぱり、マンガしか読んでないバカなんかに外交をやらせるのも、考えものだよね。

で、役立たずとは言え、一応は、外務大臣だの官房長官だのの肩書きを持ったマリオネットどもからプチ文句を言われちゃったもんだから、ローレス米国防副次官は、ソッコーで、「この前、3兆円て言ったのは、ちゃんと計算した金額じゃなくて、あくまでも大ザッパなものだ」って言って、お茶を濁した。だけど、相手は、狂牛病のヘタリ牛を20頭も食肉の中に混ぜておきながら、「あれはヘタリ牛じゃなくて、床で滑って転んで骨折したから歩き方がおかしかったのだ!なのだったら、なのなのだ!」なんて言ってる、バカボンのパパみたいなアメリカ人なんだから、3兆円が大ザッパな数字だったら、今度は5兆円て言ってくるかも知れないだろう。そうじゃなかったら、「最初に3兆円て言っておいて、アトから2兆円て言えば、すごく安くなったように感じるだろう作戦」なのかも知れない。

どっちにしても、いくら大ザッパだって言ったって、マサカ、3兆円が3000億円になるワケはなく、沖縄の辺野古に強引に作ろうとしてる殺人滑走路の建設費だけでも1兆円なんだから、グァムへの移転だの何だので、最低でも2兆円以上、国民1人あたり2万円近くのお金をアメリカに巻き上げられるワケだ。そして、われらがコイズミ大将軍様はと言えば、そんなことはどこ吹く風で、アフリカの国に何千億円もバラ撒きながら大名旅行を続けてる上、帰国後にはさっそく、沖縄の稲嶺県知事を丸め込むために、会談をするってノタマッた。それにしても、コイズミって、いったいどこの国の総理大臣なんだろう? 沖縄の人たちの立場に立って、アメリカ側を説得するってのなら理解できるけど、アメリカのゴキゲンをとるために沖縄県知事を説得するって、何だこりゃ?って感じだ。

‥‥そんなワケで、コイズミは、アメリカのゴキゲンをとるために、天文学的な税金を使ってイラクへ自衛隊を派遣し続けたり、何十人ものニポン人を拉致されてる北朝鮮にまで莫大な送金をしてみたり、世界中の色んな国にお金をバラ撒き続けたりしてるワケだけど、そのシワヨセはどこに来てるのか、そして、この4年半のコイズミ改革がもたらしたものは何なのか、それを証明するために、ここで、1通のメールを紹介したい。


お名前:●●●●●
E-mail:xxxxx@xxxxx.ne.jp
コメント:きっこさん、初めまして。●●県に住む●●と申します。毎日のブログ楽しく読ませて頂いています。お忙しい中、きちんと調べて分りやすく今の世の中を教えて下さること、感謝しています。きっこさんの弱い人たちへの限りない愛情を感じ、今回、メールさせて頂きました。私の息子は重い障害を持って生まれました。始めは障害があることが悲しく不安でしたが、息子のおかげでたくさんの優しい方に出会い、普通では体験できないことをさせてもらいました。息子のおかげで自分があると感謝して在宅介護する中、13年間一生懸命生きてくれ、突然のことでしたが、家族だけの在宅介護の限界か、私が夕飯の買い物に30分でしたが外出した時に、痰を詰まらせてしまい、昨年12月亡くなりました。今も息子と一緒に生きている・・そんな気持ちです・・きっこさんもお母さんの介護のご経験があると日記で読ませて頂いて、勝手ですが心通じると思っています。在宅介護の限界を感じながら、家で一緒に暮らせたのは幸せだったと思いますが、この度の小泉政権の弱いものへのダメージは本当に大きく、4月から実際に施行された障害者自立支援法によって、一生懸命に自宅で家族を介護している人たち、障害者自身も、きっこさんが言われた通り、本当に経済的にも体力的にも悲しい窮地に追いやられています。私自身も、自民党色の強い●●県の行政に、何回も何回も足を運び、支援法の廃止を訴えてきましたが、そのたびに「大変だね~頑張ってるね~ご苦労さん」と追い返されてきました。唯一在宅の障害者に保証されていた支援費も「社会で健常者と一緒に暮らしたいなら払いなさい、それが日本の平等だ」と厚生労働省の人が会合で言われ、私のお友達は、「お金がないので、子供と死ぬしかないのかな・・・」と本当に悩み苦しんでいます。私も息子が生きていたら、同じ思いをしたのでしょう。息子が自ら、私に迷惑かけたくないと逝ったのではと思うと、本当に心苦しく、息子の思い、訴えを何か、私にも出来ることはないかと、行政の力を借りずに頑張っている通所施設にボランティアに行くことにしました。長々と書いてすみません。きっこさんに読んで頂き嬉しいです。これからも毎日毎日応援しています。ドライアイお大事にして下さいね。


障害者を家族に持つ人からも、障害者自身からも、たくさんのメールが届いてるけど、この1通が、すべてを代弁してるので、紹介させてもらった。ヨソの国にはお金をバラ撒き続けてるのに、この国の中には、「お金がないので、子供と死ぬしかないのかな・・・」と言ってる人たちが数え切れないほど存在してる。そして、現実に、毎日100人前後の人が生活苦から自殺し続けている。15分に1人、この日記を読んでる間にも、ニポンのどこかで、誰かが自殺してるのだ。政府は、表向きの少子化対策なんかをする前に、生活苦で自殺して行く人たちを何とかするほうが先なんじゃないの? でも、この現実こそが、コイズミ改革がもたらした「格差社会」の実態なんだよね。

実は、この、全国の障害者やその家族を苦しめてる悪法、「障害者自立支援法」と、ほとんど同じ法案が、今から11年前に、アメリカで施行された。それで、どうなったかって言うと、150万人近い障害者が住む場所を失ってホームレスになり、その中から多くの自殺者が出た。また、犯罪者のエジキになった者も多く、逆に、自らが生きるために犯罪を犯してしまい、刑務所に行った障害者も、約30万人もいる。これが、アメリカにおける障害者自立支援法ができてから、5年後のアメリカの実態なのだ。

‥‥そんなワケで、アメリカでも大失敗した前代未聞の悪法、「障害者自立支援法」に続き、今度は、国民の言論を封じ込め、何もしてない人までを逮捕できるトンデモ法、「共謀罪法案」が、ニポン最大の凶悪なホニャララ団、「コイズミ一家」によって、強引に可決されようとしてる。今まで何度も廃案になって来た悪法なのに、コイズミの任期切れが迫ったこんな時期に、ロクに議論もせず、大慌てで可決しようとしてる自民党。この4年半のコイズミ茶番劇場の化けの皮がはがれて来たから、次の総選挙での一党独裁も怪しくなって来て、今のうちに国民の言論を封じ込めようって作戦なんだろうけど、こんな法案を強行採決したら、それこそ、次の総選挙で自民党なんかに投票するバカは、1人もいなくなると思う今日この頃なのだ。


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