拘留中のイーホームズ藤田社長からの手紙
あれほど世間を騒がせたインチキマンション事件は、国交省の癒着官僚や自民党の癒着議員どもの顔色をうかがいながらの捜査しかできないもんだから、未だに、黒幕のキリギリスは野放し状態だし、事件の最大重要部分にはノータッチ状態だ。サスガ、優秀なるニポンの警察は、やることがシビレちゃう。中でも、開いた口が塞がらなかったのは、どうでもいい関係者たちに対する別件逮捕のお粗末さだ。木村建設の木村盛好社長に関しては、キリギリスの子分として長年悪事を働いて来たんだから、別件逮捕するのはスジが通ってるけど、イーホームズの藤田東吾社長の別件逮捕に関しては、多くの人たちが「あれ?」って思ったハズだ。
まあ、どんなイイワケをしたって、会社の規模を大きく見せるために、架空増資をしたことは事実みたいだし、それが事実なら法律に触れたワケだから、逮捕されても文句は言えない。だけど、イーホームズの藤田社長が別件逮捕されるんなら、このインチキマンション事件に関わった他の検査機関の社長だって、みんな逮捕されなくちゃおかしい。特に、日本ERIに関しては、国交省からの天下り天国で、悪の限りを尽くして来たワケだし、別件だったらいくらでも出て来る。さらには、この4月になってから発覚した札幌のインチキマンション、「デュオーレ山の手」だの、「パークハウス円山桜スクエア」だのって、日本ERIが建築確認をしたマンションが、次々に販売中止に追い込まれてる。これほどのデタラメを続けてる日本ERIが、何のオトガメも無しで、自ら耐震偽装を告発したイーホームズだけが別件逮捕されるのって、絶対に裏に何かあるって、誰でもが思ったことだろう。
で、今日の日記では、ずっと連絡を取り合ってきたイーホームズの社員からのメールと、現在、別件逮捕で拘留中のイーホームズの藤田社長からのメールを公開して、国交省と捜査当局がベッタリと癒着して、自分たちの仲間がたくさんいる日本ERIを守り、イーホームズをスケープゴートにしてる様子をお伝えしようと思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?
‥‥そんなワケで、あたしは、別に、イーホームズの藤田社長の肩を持つワケじゃないけど、今までにすごくたくさんのメールをやり取りして来たので、多少なりとも、どんな人柄か分かってるつもりだ。だから、今回の別件逮捕については、すごく残念に思ってる。インチキマンション事件には関係なくても、法律に触れることをしてたからだ。会社の規模を大きく見せるための架空増資なんて、最近の若い会社ならどこでもやってることだし、六本木ヒルズのエロ部屋で、毎日のように乱交パーティーをやってるようなクズ起業家どもなら、当たり前のようにやってることだけど、法律違反は法律違反であって、やっぱり間違ってる。
だから、この点に関しては、ホントに残念だと思うし、あたしは、藤田社長には裏切られたような気持ちがする。だけど、だからって、耐震偽装を告発した藤田社長が逮捕されて、何倍も悪いことをして来た日本ERIが、国交省からの天下りを何人もかかえてるためにオトガメ無しってのは、あたしは納得できない。で、まずは、イーホームズの社員からのメールを紹介するので、イーホームズの現在の状況を知って欲しいと思う。
送信者: ●●●●
件名: こんばんは、●●です。
日時: 2006年05月XX日
きっこさんこんばんは。●●です。
現在、イーホームズでは、約4万件の書類を特定行政庁ごとに振り分けたり、いろいろな残務整理をしています。
イーホームズは関係者になるべく迷惑のかからないように、5月一杯の指定機関業務の廃止の届出をすでに提出しているところですが、何故かいまだ受理されず、「指定確認検査機関としての指定の取消」についての聴聞会の通知が5月10日にありました。
お互いに不要な手間をかけてまで、国交省は指定取り消しにこだわる理由は何でしょうか。
聴聞期日の平成18年5月19日には、代表取締役 藤田東吾は拘留中であり、出席が不可能であることは明白で、しかも耐震偽装の審査に関わった確認検査員の聴聞会が開かれる最中であり、そのヒアリングの結果で機関の処分を考えると国交省は明言しながら、それが終わらない19日に無理やり聴聞会を入れました。
イーホームズは聴聞会の延期を国交省建築指導課に申し入れましたが、強行に自分の割り当て業務を実行するために、対応も一方的なものです。
なぜそんなに処分の先行にこだわり、急ぐのでしょうか。
見えない力が働いているように思えます。
‥‥そんなワケで、簡単にマトメると、イーホームズ側は、自ら、検査機関としての業務を廃止しますって国交省に申し出た。そして、普通なら、その申し出を国交省が受理するだけで話は終わることなのに、どういうワケか、国交省側は、その申し出をなかなか受理しないどころか、聴聞会をひらくって言い出した。それはそれでいいんだけど、これまたどういうワケか、わざわざ藤田社長が拘留されてて出席できない日を選んだってワケだ。さらには、現在、耐震偽装物件の審査に関わったイーホームズの検査員たちのヒアリングが行なわれてて、当初、国交省側は、「このヒアリングの結果を見てから処分を決める」って約束してたのにも関わらず、このヒアリングが終わらない5月19日に、急きょ、聴聞会をひらくことにしたのだ。ようするに、藤田社長も出席できないし、問題の物件の審査をした検査員たちの状況も分からない状態で、形だけの聴聞会をひらこうとしてるってワケだ。
イーホームズの検査機関としての業務を廃止したいのなら、イーホームズ側からその申請をしてんだから、黙って受理すれば済むことだ。それなのに、その申請を受理しないで延ばし延ばしにした挙句、わざわざ藤田社長が出席できない日を選んで聴聞会をひらくってことは、イーホームズ側に何の発言もさせずに、国交省側のシナリオ通りに進めたいって腹なんだろう。それで、現在、拘留中の藤田社長は、弁護士を通じて、次の嘆願書を北側大臣へ送った。
北側一雄国土交通大臣殿
当社は、貴職指定の確認検査機関として、4年に渡り誠実に業務を果たして参りました。
さて、この度耐震偽装事件において、確認検査業務における見過ごしを原因として、指定の取り消しという重大な不利益処分を検討する上での聴聞の通知を頂きました。
私は、この事件を貴省に通報した告発者として、また会社の創業者として、自らが聴聞に出席し意見を述べたいと思います。
しかし、現在拘留されている身として、この通知に記された5月19日という日時に聴聞会に出席することは難しく、この期日の延長を申し出たくお願い申し上げます。
現在の拘留状況を踏み、2週間程の延長を聞き及び頂けるなら幸いです。
何卒宜しく御取り図りの程、お願い申し上げます。
平成十八年五月十五日
イーホームズ株式会社 代表取締役 藤田 東吾
‥‥そんなワケで、国交省に何も裏がないのなら、この嘆願書は受け入れられて当然だし、逆に、受け入れられなかった場合には、藤田社長が出席できない日に、わざわざ聴聞会をひらくことの不自然さが際立つだろう。だけど、最初から、藤田社長が拘留中だってことは分かってたワケで、その期間を狙って聴聞会の日時を決めたことは明白なんだから、藤田社長自身も、この嘆願書が受け入れられる可能性は低いと考えてる。それで、受け入れられなかった時のために、信頼している社員に対して、次のような手紙を送ったのだ。
5月19日の聴聞会の件、代表者の私が出席するべきことだと思います。
しかし私が出席できずに聴聞が行われる場合には、会社の代表者としてのメッセージとして、次の言葉を代弁して頂きたく思います。
<指定取消処分を行う聴聞の通知に際して>
今回の処分の適正性や衡平性については、やがて歴史が証明することでしょう。
イーホームズは21世紀の住環境の質の向上をヴィジョンに掲げて創業した会社であり、このヴィジョンに賛同したスタッフが集い、皆で努力して会社を育み成長させてきました。
耐震偽装事件において、確認検査の審査業務上に偽装を見抜けず看過したことについては反省しております。
この看過がたとえ他の行政も指定機関も見抜けなかったという不可抗力であったとしても、大臣認定プログラムの構造計算図書について、徒に与えられた資料の要点だけを審査すれば足りるという慣習に甘んじることなく、もっと早い段階から何か問題点はないかということを、国交省と共に究める努力を行っていれば、もっと早くにこの偽装の問題を世に表すことが出来、被害の拡大が防げたのではないかと今では考えます。
結果として、偽装問題を告発し、最も積極的にこの問題解明に取り組んできたイーホームズを取消という重罰に処す以上、国交省においては二度と制度上の誤りや指導不足を行わないことを切に願います。
イーホームズに所属したスタッフは、誠実で優秀な者ばかりであり、今後も業界の発展の為に、各自が各環境において努力し成果を上げていくことを、私は信じております。
以上
前者の嘆願書は、藤田社長から北側大臣宛てのものだし、後者の手紙は、藤田社長からイーホームズの社員に宛てたものだけど、両方とも、イーホームズの責任者の許可をとって、ここに掲載した。その責任者は、次のように言った。
「正義を実行しようとした藤田東吾は、失うもののすべてを賭けて、これらの手紙を弁護士に託しました。ぜひ、きっこさんの日記に掲載して、今、国交省の役人達が何をしようとしているのかを1人でも多くの人へ伝えてください。」
‥‥そんなワケで、ここから先は、頭脳は子供でもベッドでは大人、迷探偵キッコナンの推理になっちゃうけど、イーホームズが、いくら自分のほうから業務廃止の申請をして来たとしても、オイソレとそれを受理しちゃったら、世論としては、「何でイーホームズが業務廃止なのに、悪の限りを尽くして来た日本ERIは業務廃止になんないんだよ!」ってことになっちゃう。だから、国交省は、あえてイーホームズからの申請は受理しないで、藤田社長の出席できない日に形だけの聴聞会をひらいて、一方的な理由だけを述べて、業務廃止の処分をしたいんだと思う。そうすれば、イーホームズの業務廃止は、イーホームズ側からの申請によるものじゃなくて、国交省側が用意した理由によるものだって形になるし、そうなれば、日本ERIに対しては、「その理由には当たらない」ってことで、業務廃止を言い渡さなくて済むワケだ。つまり、国交省は、自分達の仲間が何人もいる日本ERIを守ることができるってワケで、これからも、今までと同じに、自民党の森派議員たちと癒着しながら、悪徳建設会社からの裏金を山分けしつつ、インチキマンションを林立して行こうってスンポーだと思う今日この頃なのだ。
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